JPH06336291A - 飲料供給装置 - Google Patents
飲料供給装置Info
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- JPH06336291A JPH06336291A JP15144793A JP15144793A JPH06336291A JP H06336291 A JPH06336291 A JP H06336291A JP 15144793 A JP15144793 A JP 15144793A JP 15144793 A JP15144793 A JP 15144793A JP H06336291 A JPH06336291 A JP H06336291A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 撹拌機を凝縮器冷却ファンのモータにより駆
動する場合に、凝縮器の空冷不足による冷却装置の停止
を解消できる飲料供給装置を提供する。 【構成】 冷却水を貯溜し、冷却装置12によって冷却
される水槽7内に飲料冷却パイプ17を配設し、飲料冷
却パイプ17内を通過させて飲料を抽出する。冷却装置
12を構成する凝縮器9の冷却ファン11を駆動するモ
ータ11Mを水槽7外に設ける。磁石を有し、且つ、そ
の回転軸24がモータ11Mの回転軸15と同一軸芯上
に位置するように配設された撹拌機26を水槽7内に回
転自在に設ける。モータ11Mの回転軸15に、水槽7
外に位置して撹拌機26の磁石と磁気的に結合する動力
伝達磁石盤28を設ける。モータ11Mを間欠運転する
と共に、冷却装置12の運転開始から所定期間はモータ
11Mを連続運転する。
動する場合に、凝縮器の空冷不足による冷却装置の停止
を解消できる飲料供給装置を提供する。 【構成】 冷却水を貯溜し、冷却装置12によって冷却
される水槽7内に飲料冷却パイプ17を配設し、飲料冷
却パイプ17内を通過させて飲料を抽出する。冷却装置
12を構成する凝縮器9の冷却ファン11を駆動するモ
ータ11Mを水槽7外に設ける。磁石を有し、且つ、そ
の回転軸24がモータ11Mの回転軸15と同一軸芯上
に位置するように配設された撹拌機26を水槽7内に回
転自在に設ける。モータ11Mの回転軸15に、水槽7
外に位置して撹拌機26の磁石と磁気的に結合する動力
伝達磁石盤28を設ける。モータ11Mを間欠運転する
と共に、冷却装置12の運転開始から所定期間はモータ
11Mを連続運転する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は飲料タンク内の飲料を冷
却して抽出する飲料供給装置に関するものである。
却して抽出する飲料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりビール等の飲料を冷却して供給
する飲料供給装置は、例えば実開昭63−190880
号公報(F25D11/00)に示されるように、水槽
内に冷却水を貯溜し、そこを冷却装置の蒸発パイプによ
って冷却してその周囲に氷を生成すると共に、係る水槽
内には飲料冷却パイプをコイル状に配設し、この飲料冷
却パイプ内を通してビール等を抽出することにより、ビ
ールを瞬間的に冷却供給する構成とされている。また、
飲料冷却パイプ内を通過するビールと水槽内の冷却水と
の熱交換を効率的に行わせるために、水槽内には撹拌翼
を設けて冷却水を撹拌するようにしていた。
する飲料供給装置は、例えば実開昭63−190880
号公報(F25D11/00)に示されるように、水槽
内に冷却水を貯溜し、そこを冷却装置の蒸発パイプによ
って冷却してその周囲に氷を生成すると共に、係る水槽
内には飲料冷却パイプをコイル状に配設し、この飲料冷
却パイプ内を通してビール等を抽出することにより、ビ
ールを瞬間的に冷却供給する構成とされている。また、
飲料冷却パイプ内を通過するビールと水槽内の冷却水と
の熱交換を効率的に行わせるために、水槽内には撹拌翼
を設けて冷却水を撹拌するようにしていた。
【0003】ここで、飲料冷却パイプの交換等のために
飲料冷却パイプを水槽外に取り出さなければならない場
合があるが、前記公報の如き構造であると飲料冷却パイ
プを取り外す際に撹拌翼及び撹拌モータが邪魔となるた
めこれらも同時に分解しなければならず、保守作業が煩
雑なものとなっていた。また、撹拌モータが水槽の開口
部にあり、水槽の冷却水からの冷却作用を強く受けてそ
の表面に結露が生じるため、どうしても漏電故障が多く
なる問題もあった。
飲料冷却パイプを水槽外に取り出さなければならない場
合があるが、前記公報の如き構造であると飲料冷却パイ
プを取り外す際に撹拌翼及び撹拌モータが邪魔となるた
めこれらも同時に分解しなければならず、保守作業が煩
雑なものとなっていた。また、撹拌モータが水槽の開口
部にあり、水槽の冷却水からの冷却作用を強く受けてそ
の表面に結露が生じるため、どうしても漏電故障が多く
なる問題もあった。
【0004】そこで、出願人は先に出願した特願平4−
290209号に示す如く、水槽内に磁石を有した撹拌
機を回転自在に設け、水槽外に凝縮器冷却ファンのモー
タを設けると共に、撹拌機の回転軸とモータの回転軸が
同一軸芯上に位置するように配置し、且つ、モータの回
転軸には水槽外に位置する動力伝達磁石盤を取り付けた
飲料供給装置を開発した。係る飲料供給装置によれば、
動力伝達磁石盤が撹拌機の磁石と磁気的に結合し、モー
タの回転により撹拌機が回転して水槽内の冷却水を撹拌
できると共に、モータを水槽外下方に配置できるので、
上述の如き不都合を解消できる。特に、凝縮器冷却ファ
ンのモータを兼用できので、部品点数の削減も図れる。
290209号に示す如く、水槽内に磁石を有した撹拌
機を回転自在に設け、水槽外に凝縮器冷却ファンのモー
タを設けると共に、撹拌機の回転軸とモータの回転軸が
同一軸芯上に位置するように配置し、且つ、モータの回
転軸には水槽外に位置する動力伝達磁石盤を取り付けた
飲料供給装置を開発した。係る飲料供給装置によれば、
動力伝達磁石盤が撹拌機の磁石と磁気的に結合し、モー
タの回転により撹拌機が回転して水槽内の冷却水を撹拌
できると共に、モータを水槽外下方に配置できるので、
上述の如き不都合を解消できる。特に、凝縮器冷却ファ
ンのモータを兼用できので、部品点数の削減も図れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、係る構成の
撹拌機は氷の衝突や振動等の原因により停止されてしま
う場合があり、係る場合は動力伝達磁石盤との磁気的結
合が解かれて以後停止したままとなってしまう。そのた
め、前記モータを一定期間運転した後、短く停止させる
間欠運転を行い、停止期間中に動力伝達磁石盤と撹拌機
の磁石とを再び磁気的に結合させる制御を行う必要があ
る。
撹拌機は氷の衝突や振動等の原因により停止されてしま
う場合があり、係る場合は動力伝達磁石盤との磁気的結
合が解かれて以後停止したままとなってしまう。そのた
め、前記モータを一定期間運転した後、短く停止させる
間欠運転を行い、停止期間中に動力伝達磁石盤と撹拌機
の磁石とを再び磁気的に結合させる制御を行う必要があ
る。
【0006】しかしながら、モータは凝縮器冷却ファン
の駆動も兼ねているため、冷却装置の始動時に係る間欠
運転を行うと、凝縮器の空冷が不足してしまい、凝縮器
内の凝縮圧力が異常に上昇して冷却装置が停止されてし
まう問題があった。
の駆動も兼ねているため、冷却装置の始動時に係る間欠
運転を行うと、凝縮器の空冷が不足してしまい、凝縮器
内の凝縮圧力が異常に上昇して冷却装置が停止されてし
まう問題があった。
【0007】また、撹拌機による撹拌は飲料冷却パイプ
内を通過するビールと水槽内の冷却水との熱交換を効率
的に行わせるために行われるものであり、抽出しないと
きには殆ど必要なく、逆に熱リークによる冷却効率の悪
化を招来する問題がある。
内を通過するビールと水槽内の冷却水との熱交換を効率
的に行わせるために行われるものであり、抽出しないと
きには殆ど必要なく、逆に熱リークによる冷却効率の悪
化を招来する問題がある。
【0008】本発明は係る従来の技術的課題を解決する
ために成されたものであり、撹拌機を凝縮器冷却ファン
のモータにより駆動する場合に、凝縮器の空冷不足によ
る冷却装置の停止を解消することができる飲料供給装置
を提供することを目的とする。
ために成されたものであり、撹拌機を凝縮器冷却ファン
のモータにより駆動する場合に、凝縮器の空冷不足によ
る冷却装置の停止を解消することができる飲料供給装置
を提供することを目的とする。
【0009】本発明のもう一つの目的は、水槽内の冷却
水の撹拌を必要最小限として飲料供給装置の冷却効率を
向上させることにある。
水の撹拌を必要最小限として飲料供給装置の冷却効率を
向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
飲料供給装置1は、冷却水を貯溜し、冷却装置12によ
って冷却される水槽7内に飲料冷却パイプ17を配設
し、飲料タンクに貯溜された飲料を、飲料冷却パイプ1
7内を通過させて抽出するものであって、冷却装置12
を構成する凝縮器9と、水槽7外に位置して凝縮器9の
冷却ファン11を駆動するモータ11Mと、磁石を有し
て水槽7内に回転自在に設けられ、且つ、その回転軸2
4がモータ11Mの回転軸15と同一軸芯上に位置する
ように配設された撹拌機26と、モータ11Mの回転軸
15に取り付けられ、水槽7外に位置して撹拌機26の
磁石と磁気的に結合する動力伝達磁石盤28と、モータ
11Mの運転を制御する制御装置(マイクロコンピュー
タ)51とを具備しており、制御装置(マイクロコンピ
ュータ)51は、モータ11Mを間欠運転すると共に、
冷却装置12の運転開始から所定期間はモータ11Mを
連続運転するものである。
飲料供給装置1は、冷却水を貯溜し、冷却装置12によ
って冷却される水槽7内に飲料冷却パイプ17を配設
し、飲料タンクに貯溜された飲料を、飲料冷却パイプ1
7内を通過させて抽出するものであって、冷却装置12
を構成する凝縮器9と、水槽7外に位置して凝縮器9の
冷却ファン11を駆動するモータ11Mと、磁石を有し
て水槽7内に回転自在に設けられ、且つ、その回転軸2
4がモータ11Mの回転軸15と同一軸芯上に位置する
ように配設された撹拌機26と、モータ11Mの回転軸
15に取り付けられ、水槽7外に位置して撹拌機26の
磁石と磁気的に結合する動力伝達磁石盤28と、モータ
11Mの運転を制御する制御装置(マイクロコンピュー
タ)51とを具備しており、制御装置(マイクロコンピ
ュータ)51は、モータ11Mを間欠運転すると共に、
冷却装置12の運転開始から所定期間はモータ11Mを
連続運転するものである。
【0011】また、請求項2の発明の飲料供給装置1
は、冷却水を貯溜し、冷却装置12によって冷却される
水槽7内に飲料冷却パイプ17を配設し、飲料タンクに
貯溜された飲料を、飲料冷却パイプ17内を通過させて
抽出するものであって、冷却水を撹拌する撹拌機26
と、この撹拌機26を駆動するためのモータ11Mと、
このモータ11Mの運転を制御する制御装置(マイクロ
コンピュータ)51とを具備しており、制御装置(マイ
クロコンピュータ)51は、通常モータ11を低速で回
転させ、若しくは停止させると共に、飲料抽出時にはモ
ータ11Mの回転数を上昇させるものである。
は、冷却水を貯溜し、冷却装置12によって冷却される
水槽7内に飲料冷却パイプ17を配設し、飲料タンクに
貯溜された飲料を、飲料冷却パイプ17内を通過させて
抽出するものであって、冷却水を撹拌する撹拌機26
と、この撹拌機26を駆動するためのモータ11Mと、
このモータ11Mの運転を制御する制御装置(マイクロ
コンピュータ)51とを具備しており、制御装置(マイ
クロコンピュータ)51は、通常モータ11を低速で回
転させ、若しくは停止させると共に、飲料抽出時にはモ
ータ11Mの回転数を上昇させるものである。
【0012】更に、請求項3の発明の飲料供給装置1は
上記において、制御装置(マイクロコンピュータ)51
は、飲料抽出の停止から遅延してモータ11Mの回転数
を減少させ、若しくは停止させることを特徴とする。
上記において、制御装置(マイクロコンピュータ)51
は、飲料抽出の停止から遅延してモータ11Mの回転数
を減少させ、若しくは停止させることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明の飲料供給装置1によれば、撹
拌機26の磁石とモータ11Mの回転軸15に取り付け
られた動力伝達磁石盤28とが磁気的に結合するので、
撹拌機26はモータ11Mにより回転駆動されて水槽7
内の冷却水を撹拌する。このとき、撹拌機26は水槽7
内にあり、モータ11Mも水槽7外方に存在するため、
飲料冷却パイプ17を水槽7より取り出す際に邪魔にな
らず、モータ11Mも水槽7内の冷却水から冷却され難
い。また、撹拌機26を駆動するモータ11Mとしては
凝縮器冷却ファン11を駆動するものを兼用しているの
で、部品点数の削減を図れる。
拌機26の磁石とモータ11Mの回転軸15に取り付け
られた動力伝達磁石盤28とが磁気的に結合するので、
撹拌機26はモータ11Mにより回転駆動されて水槽7
内の冷却水を撹拌する。このとき、撹拌機26は水槽7
内にあり、モータ11Mも水槽7外方に存在するため、
飲料冷却パイプ17を水槽7より取り出す際に邪魔にな
らず、モータ11Mも水槽7内の冷却水から冷却され難
い。また、撹拌機26を駆動するモータ11Mとしては
凝縮器冷却ファン11を駆動するものを兼用しているの
で、部品点数の削減を図れる。
【0014】特に、制御装置(マイクロコンピュータ)
51は、モータ11Mを間欠運転するので、撹拌機26
と動力伝達磁石盤28の磁気的結合が解かれた場合に
も、停止期間中に再度結合させることができると共に、
冷却装置12の運転開始から所定期間はモータ11Mを
連続運転するので、凝縮器9の空冷も確実に行うことが
でき、凝縮圧力の上昇により冷却装置12が停止してし
まうことを未然に防止することができる。
51は、モータ11Mを間欠運転するので、撹拌機26
と動力伝達磁石盤28の磁気的結合が解かれた場合に
も、停止期間中に再度結合させることができると共に、
冷却装置12の運転開始から所定期間はモータ11Mを
連続運転するので、凝縮器9の空冷も確実に行うことが
でき、凝縮圧力の上昇により冷却装置12が停止してし
まうことを未然に防止することができる。
【0015】また、請求項2の発明の飲料供給装置1に
よれば、制御装置(マイクロコンピュータ)51が通常
モータ11Mを低速で回転させ、若しくは停止させるの
で、水槽7内の冷却水の撹拌による熱リークを抑制する
ことができる。一方、飲料抽出時にはモータ11Mの回
転数を上昇させるので、飲料冷却パイプ17を通過する
飲料と冷却水の熱交換を効率的に行わせ、より冷たくて
美味しい飲料を提供することができるようになる。
よれば、制御装置(マイクロコンピュータ)51が通常
モータ11Mを低速で回転させ、若しくは停止させるの
で、水槽7内の冷却水の撹拌による熱リークを抑制する
ことができる。一方、飲料抽出時にはモータ11Mの回
転数を上昇させるので、飲料冷却パイプ17を通過する
飲料と冷却水の熱交換を効率的に行わせ、より冷たくて
美味しい飲料を提供することができるようになる。
【0016】更に、請求項3の発明の飲料供給装置1に
よれば上記において、制御装置(マイクロコンピュー
タ)51は、飲料抽出の停止から遅延してモータ11M
の回転数を減少させ、若しくは停止させるので、飲料抽
出時の頻繁な回転数変化を防止し、それによってモータ
11Mの長寿命化を図ることができる。
よれば上記において、制御装置(マイクロコンピュー
タ)51は、飲料抽出の停止から遅延してモータ11M
の回転数を減少させ、若しくは停止させるので、飲料抽
出時の頻繁な回転数変化を防止し、それによってモータ
11Mの長寿命化を図ることができる。
【0017】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の飲料供給装置1の内部構成を示す飲
料供給装置1の縦断側面図、図2は飲料供給装置1の斜
視図、図3は飲料供給装置1の電気回路のブロック図で
ある。本発明の飲料供給装置1のケース5内には、冷却
水を貯溜したステンレス鋼板製の水槽7と、この水槽7
の下方に圧縮機8、凝縮器9及び凝縮器冷却ファン11
等から成る冷却装置12が設けられている。前記水槽7
は上方に開口しており、その周囲には断熱壁13が設け
られて断熱される。また、断熱壁13の底面には切欠部
14が構成されており、この部分において水槽7の底壁
7A下面は外部に露出すると共に、後述する如く撹拌モ
ータを兼ねる前記凝縮器冷却ファン11のモータ11M
は、この切欠部14の下方に位置している。そして、モ
ータ11Mの回転軸15は上下方向に突出しており、こ
の回転軸15の下端に前記凝縮器冷却ファン11は取り
付けられている。
る。図1は本発明の飲料供給装置1の内部構成を示す飲
料供給装置1の縦断側面図、図2は飲料供給装置1の斜
視図、図3は飲料供給装置1の電気回路のブロック図で
ある。本発明の飲料供給装置1のケース5内には、冷却
水を貯溜したステンレス鋼板製の水槽7と、この水槽7
の下方に圧縮機8、凝縮器9及び凝縮器冷却ファン11
等から成る冷却装置12が設けられている。前記水槽7
は上方に開口しており、その周囲には断熱壁13が設け
られて断熱される。また、断熱壁13の底面には切欠部
14が構成されており、この部分において水槽7の底壁
7A下面は外部に露出すると共に、後述する如く撹拌モ
ータを兼ねる前記凝縮器冷却ファン11のモータ11M
は、この切欠部14の下方に位置している。そして、モ
ータ11Mの回転軸15は上下方向に突出しており、こ
の回転軸15の下端に前記凝縮器冷却ファン11は取り
付けられている。
【0018】前記圧縮機8及び凝縮器9と共に冷却装置
12の冷凍サイクルを構成する蒸発器としての蒸発パイ
プ16は、水槽7内にコイル状に挿入されており、水槽
7内の冷却水に没してそれを冷却する。一方、水槽7内
にはコイル状の飲料冷却パイプ17が上方から挿入配設
されており、冷却水内に没している。飲料を抽出するコ
ック4及び図示しない飲料タンク(ビールタンク)から
の飲料パイプが接続される接続口6はケース5前面の上
下にそれぞれ設けられており、飲料冷却パイプ17は水
槽7上方においてコック4からのパイプ18に継手21
にて接続されている。尚、このパイプ18には飲料の抽
出を検出する抽出センサー41が取り付けられている。
12の冷凍サイクルを構成する蒸発器としての蒸発パイ
プ16は、水槽7内にコイル状に挿入されており、水槽
7内の冷却水に没してそれを冷却する。一方、水槽7内
にはコイル状の飲料冷却パイプ17が上方から挿入配設
されており、冷却水内に没している。飲料を抽出するコ
ック4及び図示しない飲料タンク(ビールタンク)から
の飲料パイプが接続される接続口6はケース5前面の上
下にそれぞれ設けられており、飲料冷却パイプ17は水
槽7上方においてコック4からのパイプ18に継手21
にて接続されている。尚、このパイプ18には飲料の抽
出を検出する抽出センサー41が取り付けられている。
【0019】一方、接続口6には飲料が通過するパイプ
19と洗浄水が通過するパイプ42が接続されて両パイ
プ19、42は三方弁43に連結されている。そして、
この三方弁43の出口に接続されたパイプ44は継手2
2にて飲料冷却パイプ17に接続されると共に、図示し
ない飲料タンクから引き出された飲料パイプは接続口6
に接続される。また、蒸発パイプ16の内方には氷セン
サー46が設けられている。この氷センサー46は二つ
の電極から成り、両電極間の抵抗値の変化から蒸発パイ
プ16周囲の氷層Iの検出を行う。即ち、電極間が水の
場合はその抵抗値は低く、氷の場合は高くなるので、係
る抵抗値変化により氷層Iの生成を検出するものであ
る。
19と洗浄水が通過するパイプ42が接続されて両パイ
プ19、42は三方弁43に連結されている。そして、
この三方弁43の出口に接続されたパイプ44は継手2
2にて飲料冷却パイプ17に接続されると共に、図示し
ない飲料タンクから引き出された飲料パイプは接続口6
に接続される。また、蒸発パイプ16の内方には氷セン
サー46が設けられている。この氷センサー46は二つ
の電極から成り、両電極間の抵抗値の変化から蒸発パイ
プ16周囲の氷層Iの検出を行う。即ち、電極間が水の
場合はその抵抗値は低く、氷の場合は高くなるので、係
る抵抗値変化により氷層Iの生成を検出するものであ
る。
【0020】水槽7の底壁7A上面には切欠部14の上
方に位置して回転軸24が立設されており、この回転軸
24には回転自在に撹拌機26が取り付けられる。前記
回転軸24はモータ11Mの回転軸15と同一軸芯上に
位置すると共に、撹拌機26の上面には複数の凸部が設
けられ、更に撹拌機26には図示しない永久磁石が取り
付けられる。一方、モータ11Mから上方に突出した回
転軸15の上端には動力伝達磁石盤28が取り付けられ
ており、切欠部14内において水槽7の底壁7A下側に
位置している。また、底壁7Aを挟んで撹拌機26と動
力伝達磁石盤28は対向しており、撹拌機26の図示し
ない永久磁石は動力伝達磁石盤28と磁気的に結合する
ことにより、撹拌機26と動力伝達磁石盤28とは同方
向に同期して回転するようになる。この動力伝達磁石盤
28はモータ11Mの回転軸15によって回転されるた
め、これによってモータ11Mは撹拌機26を駆動する
ためのモータを兼ねることになる。
方に位置して回転軸24が立設されており、この回転軸
24には回転自在に撹拌機26が取り付けられる。前記
回転軸24はモータ11Mの回転軸15と同一軸芯上に
位置すると共に、撹拌機26の上面には複数の凸部が設
けられ、更に撹拌機26には図示しない永久磁石が取り
付けられる。一方、モータ11Mから上方に突出した回
転軸15の上端には動力伝達磁石盤28が取り付けられ
ており、切欠部14内において水槽7の底壁7A下側に
位置している。また、底壁7Aを挟んで撹拌機26と動
力伝達磁石盤28は対向しており、撹拌機26の図示し
ない永久磁石は動力伝達磁石盤28と磁気的に結合する
ことにより、撹拌機26と動力伝達磁石盤28とは同方
向に同期して回転するようになる。この動力伝達磁石盤
28はモータ11Mの回転軸15によって回転されるた
め、これによってモータ11Mは撹拌機26を駆動する
ためのモータを兼ねることになる。
【0021】また、水槽7の底壁7A上面には撹拌機2
6を中心として放射状に延在する四枚のガイド板31が
取り付けられており、前記蒸発パイプ16及び飲料冷却
パイプ17の下端部のパイプはそれぞれ各ガイド板31
の上縁に保持されている。
6を中心として放射状に延在する四枚のガイド板31が
取り付けられており、前記蒸発パイプ16及び飲料冷却
パイプ17の下端部のパイプはそれぞれ各ガイド板31
の上縁に保持されている。
【0022】次に、図3において制御装置としての汎用
のマイクロコンピュータ51には、前記氷センサー46
及び抽出センサー41の出力が入力されており、マイク
ロコンピュータ51の出力には、インバータ52及び前
記冷却装置12の圧縮機8が接続されている。そして、
前記インバータ52にはモータ11Mが接続されてい
る。このインバータ52は周波数変換装置であり、マイ
クロコンピュータ51からの信号によりモータ11Mの
回転数を停止から速度大(全速運転)までの範囲で調整
するものである。
のマイクロコンピュータ51には、前記氷センサー46
及び抽出センサー41の出力が入力されており、マイク
ロコンピュータ51の出力には、インバータ52及び前
記冷却装置12の圧縮機8が接続されている。そして、
前記インバータ52にはモータ11Mが接続されてい
る。このインバータ52は周波数変換装置であり、マイ
クロコンピュータ51からの信号によりモータ11Mの
回転数を停止から速度大(全速運転)までの範囲で調整
するものである。
【0023】以上の構成で、次に図4及び図5を用いて
本発明の飲料供給装置1の動作を説明する。飲料供給装
置1が据え付けられて電源が投入されると、マイクロコ
ンピュータ51は冷却装置12の圧縮機8を起動して運
転を開始する。この圧縮機8から吐出された高温高圧の
冷媒は凝縮器9にて凝縮され、図示しない膨張弁にて減
圧された後、蒸発パイプ16に流入して蒸発し、そのと
きに生じる吸熱作用によって水槽7内の冷却水を冷却す
る。この冷却によって蒸発パイプ16外周に氷層Iが生
成され、氷センサー46の電極間が氷となると、前述の
如く電極間の抵抗値が高くなるので、マイクロコンピュ
ータ51は圧縮機8を停止する。その後、電極間の氷が
融解すると前述の如く電極間の抵抗値が低くなるので、
マイクロコンピュータ51は圧縮機8を起動する。係る
制御によって蒸発パイプ16の周囲には一定の厚みの氷
層Iが生成されるので、飲料冷却パイプ17はこの氷層
Iの潜熱で冷却されることになる。
本発明の飲料供給装置1の動作を説明する。飲料供給装
置1が据え付けられて電源が投入されると、マイクロコ
ンピュータ51は冷却装置12の圧縮機8を起動して運
転を開始する。この圧縮機8から吐出された高温高圧の
冷媒は凝縮器9にて凝縮され、図示しない膨張弁にて減
圧された後、蒸発パイプ16に流入して蒸発し、そのと
きに生じる吸熱作用によって水槽7内の冷却水を冷却す
る。この冷却によって蒸発パイプ16外周に氷層Iが生
成され、氷センサー46の電極間が氷となると、前述の
如く電極間の抵抗値が高くなるので、マイクロコンピュ
ータ51は圧縮機8を停止する。その後、電極間の氷が
融解すると前述の如く電極間の抵抗値が低くなるので、
マイクロコンピュータ51は圧縮機8を起動する。係る
制御によって蒸発パイプ16の周囲には一定の厚みの氷
層Iが生成されるので、飲料冷却パイプ17はこの氷層
Iの潜熱で冷却されることになる。
【0024】次に、図4及び図5に基づいてマイクロコ
ンピュータ51によるモータ11Mの運転制御を説明す
る。図4及び図5のフローチャートはマイクロコンピュ
ータ51のモータ11Mの制御用プログラムを示してお
り、電源投入と同時に全てをリセット(若しくはクリ
ヤ)してステップS1にてマイクロコンピュータ51が
機能として有する撹拌カウンタをカウントする。次に、
ステップS2にて撹拌停止フラグ(FLG)がセット
(1)されているか否か判断するが、ここではリセット
されているからステップS8に進み撹拌カウンタのカウ
ントが初期動作時間である例えば3時間に達しているか
否か判断する。ここでは起動直後であるからステップS
7に進み、マイクロコンピュータ51はインバータ52
によりモータ11Mを起動(ON)して、例えは高回転
数の速度大で運転する。
ンピュータ51によるモータ11Mの運転制御を説明す
る。図4及び図5のフローチャートはマイクロコンピュ
ータ51のモータ11Mの制御用プログラムを示してお
り、電源投入と同時に全てをリセット(若しくはクリ
ヤ)してステップS1にてマイクロコンピュータ51が
機能として有する撹拌カウンタをカウントする。次に、
ステップS2にて撹拌停止フラグ(FLG)がセット
(1)されているか否か判断するが、ここではリセット
されているからステップS8に進み撹拌カウンタのカウ
ントが初期動作時間である例えば3時間に達しているか
否か判断する。ここでは起動直後であるからステップS
7に進み、マイクロコンピュータ51はインバータ52
によりモータ11Mを起動(ON)して、例えは高回転
数の速度大で運転する。
【0025】このようにして圧縮機8と同時に凝縮器冷
却ファン11のモータ11Mも起動され、凝縮器9を冷
却すると共に、回転軸15の回転に伴い動力伝達磁石盤
28が回転して撹拌機26を回転させる。この撹拌機2
6の回転により水槽7底部の冷却水は水平面上にて渦状
に回転すると共に、ガイド板31に衝突することにより
上方に指向され、これによって水槽7内には周壁内面を
回転しながら上昇し、水槽7の中央部を降下する水流が
生成されることになる。これによって水槽7内の略全域
の冷却水が万遍なく冷却されるようになると共に、飲料
冷却パイプ17と冷却水との熱交換も円滑に行われるよ
うになり、飲料冷却パイプ17の冷却効果が向上する。
却ファン11のモータ11Mも起動され、凝縮器9を冷
却すると共に、回転軸15の回転に伴い動力伝達磁石盤
28が回転して撹拌機26を回転させる。この撹拌機2
6の回転により水槽7底部の冷却水は水平面上にて渦状
に回転すると共に、ガイド板31に衝突することにより
上方に指向され、これによって水槽7内には周壁内面を
回転しながら上昇し、水槽7の中央部を降下する水流が
生成されることになる。これによって水槽7内の略全域
の冷却水が万遍なく冷却されるようになると共に、飲料
冷却パイプ17と冷却水との熱交換も円滑に行われるよ
うになり、飲料冷却パイプ17の冷却効果が向上する。
【0026】そして、マイクロコンピュータ51は撹拌
カウンタのカウントが前記3時間に達するまではステッ
プS1、ステップS2、ステップS8及びステップS7
を繰り返してモータ11Mを連続運転する。従って、飲
料供給装置1の据え付け後の圧縮機8の運転開始から3
時間経過するまでは凝縮器冷却ファン11を連続して回
転させ、凝縮器9を強力に空冷するので、係る始動時の
凝縮圧力の異常上昇が防止される。ここで、凝縮器9内
の凝縮圧力が異常に上昇すると、図示しない圧力スイッ
チによって圧縮機8は停止されるが、本発明では前述の
如く凝縮圧力の異常上昇が防止されるので、係る不都合
は未然に解消される。また、このことにより圧縮機8と
して最小限の能力のものを使用できるようにもなる。
カウンタのカウントが前記3時間に達するまではステッ
プS1、ステップS2、ステップS8及びステップS7
を繰り返してモータ11Mを連続運転する。従って、飲
料供給装置1の据え付け後の圧縮機8の運転開始から3
時間経過するまでは凝縮器冷却ファン11を連続して回
転させ、凝縮器9を強力に空冷するので、係る始動時の
凝縮圧力の異常上昇が防止される。ここで、凝縮器9内
の凝縮圧力が異常に上昇すると、図示しない圧力スイッ
チによって圧縮機8は停止されるが、本発明では前述の
如く凝縮圧力の異常上昇が防止されるので、係る不都合
は未然に解消される。また、このことにより圧縮機8と
して最小限の能力のものを使用できるようにもなる。
【0027】尚、係る連続運転中に氷塊の衝突等によっ
て撹拌機26と動力伝達磁石盤28の磁気的結合が解か
れてしまう場合も考えられるが、据え付け直後であり、
通常は最初の冷却(略3時間)が終了するまで飲料の抽
出は行われないので問題はない。
て撹拌機26と動力伝達磁石盤28の磁気的結合が解か
れてしまう場合も考えられるが、据え付け直後であり、
通常は最初の冷却(略3時間)が終了するまで飲料の抽
出は行われないので問題はない。
【0028】その後、撹拌カウンタのカウントが初期動
作時間である3時間となると、ステップS8からステッ
プS9に進んで撹拌カウンタをクリヤすると共に、ステ
ップS10に進んで撹拌停止フラグをセット(1)す
る。そして、ステップS1に戻って撹拌カウンタをカウ
ントすると共に、ステップS2から今度はステップS3
に進んで撹拌カウンタのカウントが例えば1時間等の停
止時間に達しているか判断する。ここではクリヤしたば
かりであるからステップS5に進んで撹拌カウンタが例
えば1時間10秒等の起動時間に達しているか否か判断
し、ここでも否であるからステップS1に戻る。
作時間である3時間となると、ステップS8からステッ
プS9に進んで撹拌カウンタをクリヤすると共に、ステ
ップS10に進んで撹拌停止フラグをセット(1)す
る。そして、ステップS1に戻って撹拌カウンタをカウ
ントすると共に、ステップS2から今度はステップS3
に進んで撹拌カウンタのカウントが例えば1時間等の停
止時間に達しているか判断する。ここではクリヤしたば
かりであるからステップS5に進んで撹拌カウンタが例
えば1時間10秒等の起動時間に達しているか否か判断
し、ここでも否であるからステップS1に戻る。
【0029】以後、これを繰り返してモータ11Mを運
転し続け、1時間が経過するとステップS3からステッ
プS4に進んでモータ11Mを停止(OFF)する。こ
れによって、撹拌機26は停止し、10秒経過すると撹
拌カウンタのカウントが1時間10秒となるので、ステ
ップS5からステップS6に進んで撹拌カウンタをクリ
ヤし、ステップS7でインバータ52によりモータ11
Mを再起動し、今度は例えば低回転数の速度小にて運転
する。
転し続け、1時間が経過するとステップS3からステッ
プS4に進んでモータ11Mを停止(OFF)する。こ
れによって、撹拌機26は停止し、10秒経過すると撹
拌カウンタのカウントが1時間10秒となるので、ステ
ップS5からステップS6に進んで撹拌カウンタをクリ
ヤし、ステップS7でインバータ52によりモータ11
Mを再起動し、今度は例えば低回転数の速度小にて運転
する。
【0030】以後はこれを繰り返すことにより、マイク
ロコンピュータ51はモータ11Mを1時間運転し、1
0秒間停止する間欠運転を行うので、前述の如く回転中
になんらかの原因により撹拌機26と動力伝達磁石盤2
8との磁気的結合が解かれてしまい、撹拌機26が停止
してしまった場合にも、この停止期間(10秒)中に再
び磁気的に結合することができるようになり、撹拌機2
6の停止による飲料冷却パイプ17の冷却不良の発生を
解消することができる。
ロコンピュータ51はモータ11Mを1時間運転し、1
0秒間停止する間欠運転を行うので、前述の如く回転中
になんらかの原因により撹拌機26と動力伝達磁石盤2
8との磁気的結合が解かれてしまい、撹拌機26が停止
してしまった場合にも、この停止期間(10秒)中に再
び磁気的に結合することができるようになり、撹拌機2
6の停止による飲料冷却パイプ17の冷却不良の発生を
解消することができる。
【0031】このようにして初期動作時間(3時間)が
経過した後コック4を開くと、図示しない炭酸ガスボン
ベからの加圧によって飲料タンク内のビールは飲料パイ
プ内に押出され、接続口6からパイプ19、三方弁43
及びパイプ44を経て飲料冷却パイプ17内に流入し、
そこを通過してパイプ18を経てコック4から抽出され
る。抽出されるビールは飲料冷却パイプ17内を通過す
る過程でその壁面から瞬間的に冷却され、飲み頃の低温
となってコック4から抽出される。
経過した後コック4を開くと、図示しない炭酸ガスボン
ベからの加圧によって飲料タンク内のビールは飲料パイ
プ内に押出され、接続口6からパイプ19、三方弁43
及びパイプ44を経て飲料冷却パイプ17内に流入し、
そこを通過してパイプ18を経てコック4から抽出され
る。抽出されるビールは飲料冷却パイプ17内を通過す
る過程でその壁面から瞬間的に冷却され、飲み頃の低温
となってコック4から抽出される。
【0032】係る飲料の抽出が行われると抽出センサー
41により検出され、その旨マイクロコンピュータ51
に出力される。マイクロコンピュータ51は図5のステ
ップS11で飲料(ビール)の抽出を監視しており、抽
出が行われるとマイクロコンピュータ51はステップS
11からステップS15に進んでそれが機能として有す
る抽出カウンタをクリヤすると共に、ステップS16で
インバータ52によりモータ11Mの速度を大として撹
拌機26を高速回転させる。
41により検出され、その旨マイクロコンピュータ51
に出力される。マイクロコンピュータ51は図5のステ
ップS11で飲料(ビール)の抽出を監視しており、抽
出が行われるとマイクロコンピュータ51はステップS
11からステップS15に進んでそれが機能として有す
る抽出カウンタをクリヤすると共に、ステップS16で
インバータ52によりモータ11Mの速度を大として撹
拌機26を高速回転させる。
【0033】そして、抽出が行われている間はモータ1
1Mを速度大で運転し続け、抽出が停止されるとステッ
プS11からステップS12に進んで抽出カウンタをカ
ウントし、ステップS13で抽出カウンタのカウントが
例えば10秒等の遅延時間に達しているか否か判断す
る。抽出終了後10秒経過していなければステップS1
6に進んで前記速度大の状態を維持する。そして、抽出
終了から10秒経過するとステップS13からステップ
S14に進んでマイクロコンピュータ51はインバータ
52によりモータ11Mを速度小での低速運転に切り換
え、撹拌機26を低速回転させる。尚、図5の制御は図
4における初期動作時間(3時間)が経過した後に行わ
れるものとする。
1Mを速度大で運転し続け、抽出が停止されるとステッ
プS11からステップS12に進んで抽出カウンタをカ
ウントし、ステップS13で抽出カウンタのカウントが
例えば10秒等の遅延時間に達しているか否か判断す
る。抽出終了後10秒経過していなければステップS1
6に進んで前記速度大の状態を維持する。そして、抽出
終了から10秒経過するとステップS13からステップ
S14に進んでマイクロコンピュータ51はインバータ
52によりモータ11Mを速度小での低速運転に切り換
え、撹拌機26を低速回転させる。尚、図5の制御は図
4における初期動作時間(3時間)が経過した後に行わ
れるものとする。
【0034】このように、マイクロコンピュータ51は
飲料の抽出が行われていない通常状態ではインバータ5
2によりモータ11Mを速度小にて運転し、撹拌機26
を低速で運転するので、撹拌による水槽7からの熱リー
クを最小限に抑えることができると共に、抽出中はモー
タ11Mの回転数を上昇させて速度大にて運転し、撹拌
機26を高速回転させて冷却水を強力に撹拌するので、
飲料冷却パイプ17内を通過する飲料と冷却水との熱交
換が円滑に行われるようになり、飲料の冷却効率が向上
する。
飲料の抽出が行われていない通常状態ではインバータ5
2によりモータ11Mを速度小にて運転し、撹拌機26
を低速で運転するので、撹拌による水槽7からの熱リー
クを最小限に抑えることができると共に、抽出中はモー
タ11Mの回転数を上昇させて速度大にて運転し、撹拌
機26を高速回転させて冷却水を強力に撹拌するので、
飲料冷却パイプ17内を通過する飲料と冷却水との熱交
換が円滑に行われるようになり、飲料の冷却効率が向上
する。
【0035】また、マイクロコンピュータ51は飲料抽
出の終了後、10秒間遅延してモータ11Mの速度の低
下させるので、コック4により飲料の抽出が断続的に行
われた場合にも頻繁にモータ11Mの速度切り換えが行
われることがなくなる。従って、モータ11Mの経年劣
化を最小限に抑え、長寿命化を図ることが可能となる。
出の終了後、10秒間遅延してモータ11Mの速度の低
下させるので、コック4により飲料の抽出が断続的に行
われた場合にも頻繁にモータ11Mの速度切り換えが行
われることがなくなる。従って、モータ11Mの経年劣
化を最小限に抑え、長寿命化を図ることが可能となる。
【0036】更に、以上の構造により飲料冷却パイプ1
7を継手21、22にてパイプ18、44から取り外
し、飲料冷却パイプ17を持ち上げて水槽7外に取り出
す場合にも、水槽7上部には従来の如く撹拌機や取付板
が存在しないので、それらを分解して取り外す必要も無
く、従って、飲料冷却パイプ17の保守作業を円滑に行
えるようになる。更にまた、撹拌機26を駆動するモー
タ11Mが水槽7の下方にあることにより、モータ11
Mは水槽7内の冷却水から冷却され難く、従って、従来
の如き結露による漏電故障等も発生し難い。特に、凝縮
器冷却ファン11を駆動するモータ11Mを撹拌機26
駆動用のモータとして兼用しているので、部品点数が削
減されると共に、省エネルギーとなる。
7を継手21、22にてパイプ18、44から取り外
し、飲料冷却パイプ17を持ち上げて水槽7外に取り出
す場合にも、水槽7上部には従来の如く撹拌機や取付板
が存在しないので、それらを分解して取り外す必要も無
く、従って、飲料冷却パイプ17の保守作業を円滑に行
えるようになる。更にまた、撹拌機26を駆動するモー
タ11Mが水槽7の下方にあることにより、モータ11
Mは水槽7内の冷却水から冷却され難く、従って、従来
の如き結露による漏電故障等も発生し難い。特に、凝縮
器冷却ファン11を駆動するモータ11Mを撹拌機26
駆動用のモータとして兼用しているので、部品点数が削
減されると共に、省エネルギーとなる。
【0037】尚、実施例ではステップS14においてモ
ータ11Mの速度を小としたが、撹拌機26を駆動する
ために別体のモータを準備した場合には、ステップS1
4にて係るモータを停止させても差し支えない。また、
実施例ではビールを抽出する飲料供給装置について本発
明を適用したが、それに限らず、ジュース等種々の飲料
を抽出する飲料供給装置について本発明は有効である。
ータ11Mの速度を小としたが、撹拌機26を駆動する
ために別体のモータを準備した場合には、ステップS1
4にて係るモータを停止させても差し支えない。また、
実施例ではビールを抽出する飲料供給装置について本発
明を適用したが、それに限らず、ジュース等種々の飲料
を抽出する飲料供給装置について本発明は有効である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、撹拌機は水槽内に設けられ、モータは水槽外に存在
するため、飲料冷却パイプを水槽より取り出す際に邪魔
にならず、モータも水槽内の冷却水から冷却され難い。
従って、飲料冷却パイプの保守作業を極めて円滑に行え
るようになると共に、モータへの結露による故障の発生
を抑制することができるようになる。また、撹拌機を駆
動するモータとしては凝縮器冷却ファンを駆動するもの
を兼用しているので、部品点数の削減と消費電力の低減
を図ることができるようになる。
ば、撹拌機は水槽内に設けられ、モータは水槽外に存在
するため、飲料冷却パイプを水槽より取り出す際に邪魔
にならず、モータも水槽内の冷却水から冷却され難い。
従って、飲料冷却パイプの保守作業を極めて円滑に行え
るようになると共に、モータへの結露による故障の発生
を抑制することができるようになる。また、撹拌機を駆
動するモータとしては凝縮器冷却ファンを駆動するもの
を兼用しているので、部品点数の削減と消費電力の低減
を図ることができるようになる。
【0039】特に、制御装置は、モータを間欠運転する
ので、撹拌機と動力伝達磁石盤の磁気的結合が解かれた
場合にも、停止期間中に再度結合させることができると
共に、冷却装置の運転開始から所定期間はモータを連続
運転するので、凝縮器の空冷も確実に行うことができ、
凝縮圧力の上昇により冷却装置が停止してしまう等の不
都合の発生を未然に防止することができるものである。
ので、撹拌機と動力伝達磁石盤の磁気的結合が解かれた
場合にも、停止期間中に再度結合させることができると
共に、冷却装置の運転開始から所定期間はモータを連続
運転するので、凝縮器の空冷も確実に行うことができ、
凝縮圧力の上昇により冷却装置が停止してしまう等の不
都合の発生を未然に防止することができるものである。
【0040】また、請求項2の発明によれば、制御装置
が通常モータを低速で回転させ、若しくは停止させるの
で、水槽内の冷却水の撹拌による熱リークを抑制するこ
とができ、それによって冷却効率の向上を図ることがで
きる。一方、飲料抽出時にはモータの回転数を上昇さ
せ、撹拌機を高速で回転させるので、飲料冷却パイプを
通過する飲料と冷却水の熱交換を効率的に行わせ、より
冷たくて美味しい飲料を提供することができるようにな
るものである。
が通常モータを低速で回転させ、若しくは停止させるの
で、水槽内の冷却水の撹拌による熱リークを抑制するこ
とができ、それによって冷却効率の向上を図ることがで
きる。一方、飲料抽出時にはモータの回転数を上昇さ
せ、撹拌機を高速で回転させるので、飲料冷却パイプを
通過する飲料と冷却水の熱交換を効率的に行わせ、より
冷たくて美味しい飲料を提供することができるようにな
るものである。
【0041】更に、請求項3の発明によれば上記におい
て、制御装置は、飲料抽出の停止から遅延してモータの
回転数を減少させ、若しくは停止させるので、飲料抽出
時の頻繁な速度変化を防止し、それによってモータの長
寿命化を図ることができるものである。
て、制御装置は、飲料抽出の停止から遅延してモータの
回転数を減少させ、若しくは停止させるので、飲料抽出
時の頻繁な速度変化を防止し、それによってモータの長
寿命化を図ることができるものである。
【図1】本発明の飲料供給装置の縦断側面図である。
【図2】本発明の飲料供給装置の斜視図である。
【図3】本発明の飲料供給装置の電気回路のブロック図
である。
である。
【図4】マイクロコンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】同じくマイクロコンピュータのプログラムを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
1 飲料供給装置 7 水槽 11M モータ 12 冷却装置 15 回転軸 16 蒸発パイプ 17 飲料冷却パイプ 26 撹拌機 28 動力伝達磁石盤 51 マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 和人 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 冷却水を貯溜し、冷却装置によって冷却
される水槽内に飲料冷却パイプを配設し、飲料タンクに
貯溜された飲料を、前記飲料冷却パイプ内を通過させて
抽出する飲料供給装置において、前記冷却装置を構成す
る凝縮器と、前記水槽外に位置して前記凝縮器の冷却フ
ァンを駆動するモータと、磁石を有して前記水槽内に回
転自在に設けられ、且つ、その回転軸が前記モータの回
転軸と同一軸芯上に位置するように配設された撹拌機
と、前記モータの回転軸に取り付けられ、前記水槽外に
位置して前記撹拌機の磁石と磁気的に結合する動力伝達
磁石盤と、前記モータの運転を制御する制御装置とを具
備し、該制御装置は、前記モータを間欠運転すると共
に、前記冷却装置の運転開始から所定期間は前記モータ
を連続運転することを特徴とする飲料供給装置。 - 【請求項2】 冷却水を貯溜し、冷却装置によって冷却
される水槽内に飲料冷却パイプを配設し、飲料タンクに
貯溜された飲料を、前記飲料冷却パイプ内を通過させて
抽出する飲料供給装置において、前記冷却水を撹拌する
撹拌機と、該撹拌機を駆動するためのモータと、該モー
タの運転を制御する制御装置とを具備し、該制御装置
は、通常前記モータを低速で回転させ、若しくは停止さ
せると共に、飲料抽出時には前記モータの回転数を上昇
させることを特徴とする飲料供給装置。 - 【請求項3】 制御装置は、飲料抽出の停止から遅延し
てモータの回転数を減少させ、若しくは停止させること
を特徴とする請求項2の飲料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15144793A JPH06336291A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 飲料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15144793A JPH06336291A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 飲料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06336291A true JPH06336291A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15518802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15144793A Pending JPH06336291A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 飲料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06336291A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336980A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料冷却装置 |
JP2009219745A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
JP2012500761A (ja) * | 2008-08-25 | 2012-01-12 | ランサー・パートナーシップ・リミテッド | 飲料ディスペンサーの冷却流体バスの撹拌を制御する方法及び装置 |
JP2012086883A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Nittoku:Kk | ディスペンサーの運転方法 |
JP2013119400A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料冷却装置 |
JP2016035367A (ja) * | 2014-08-04 | 2016-03-17 | ホシザキ電機株式会社 | 飲料冷却装置 |
KR20190127133A (ko) * | 2018-05-03 | 2019-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 정수기의 제어 방법 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP15144793A patent/JPH06336291A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336980A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料冷却装置 |
JP2009219745A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 飲料ディスペンサ |
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EP2326590A4 (en) * | 2008-08-25 | 2013-08-28 | Lancer Corp | METHOD AND APPARATUS FOR MONITORING A COOLING LIQUID BATH FOR A BEVERAGE DISPENSER |
JP2012086883A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Nittoku:Kk | ディスペンサーの運転方法 |
JP2013119400A (ja) * | 2011-12-06 | 2013-06-17 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 飲料冷却装置 |
JP2016035367A (ja) * | 2014-08-04 | 2016-03-17 | ホシザキ電機株式会社 | 飲料冷却装置 |
KR20190127133A (ko) * | 2018-05-03 | 2019-11-13 | 엘지전자 주식회사 | 정수기의 제어 방법 |
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