JP2604879Y2 - 水冷蓄熱式飲料冷却装置 - Google Patents

水冷蓄熱式飲料冷却装置

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JP2604879Y2 JP1992071903U JP7190392U JP2604879Y2 JP 2604879 Y2 JP2604879 Y2 JP 2604879Y2 JP 1992071903 U JP1992071903 U JP 1992071903U JP 7190392 U JP7190392 U JP 7190392U JP 2604879 Y2 JP2604879 Y2 JP 2604879Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷凍装置の蒸発コイル
が冷却タンクに、そして凝縮器が機械室に配置され、凝
縮器で凝縮された冷媒が蒸発コイルで蒸発して冷却タン
ク中の水が冷却され、冷却された水により飲用水が間接
的に冷却されるようになっている水冷蓄熱式飲料冷却装
置に関し、特に冷凍機の圧縮機、フアン等を駆動するモ
ータと、攪拌機駆動用のモータ等の制御に特徴を有する
水冷蓄熱式飲料冷却装置に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍装置を備えた水冷蓄熱式飲料冷却装
置は、例えば実開昭57ー188081号、実公昭平5
8ー33509号公報に示されているように、冷凍装置
と冷却タンクとから概略構成されている。そして冷凍装
置の蒸発コイルは、冷却タンク内に水没した状態で設け
られている。したがって、冷凍装置を運転すると、冷却
タンク内の水が冷却される。一方、冷却タンク内には飲
用冷却コイルも水没した状態で設けられているので、飲
用冷却コイル中に飲用水を流すと、飲用水は冷却タンク
内の水により間接的に冷却される。ところで、冷凍装置
の圧縮機等を駆動するモータ、冷却タンク内の水を攪拌
するモータ等は、適宜制御されるのが望ましい。そこで
特公昭60ー37381号に示されているように、冷却
タンク内の氷センサが氷で覆われると、圧縮機のモータ
と、冷却タンク内の水を攪拌するモータとを停止し、氷
が解けて、氷センサが露出すると、起動するようにした
水冷蓄熱式飲料冷却装置が提案されている。一方、実開
平1ー106985号公報によって、上記のような構造
の飲料自動販売機において、硬貨投入後の販売開始に基
ずく信号により冷却タンク内の水を攪拌するモータを所
定時間運転する販売機も提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】冷凍機が作動していな
いときに、攪拌装置を駆動して冷却タンク内の水を攪拌
すると、外部からの熱の侵入を助長することになり、冷
却タンク内の水温を上昇させ、エネルギの損失になると
共に、攪拌するモータの耐用年数を短くすることにもな
るが、特公昭60ー37381号に示されているよう
に、圧縮機のモータと、冷却タンク内の水を攪拌するモ
ータとを上記のように制御すると、このような問題はあ
る程度解決される。しかしながら、攪拌モータを停止し
て出水すると、飲料水が充分に冷却されないという問題
がある。
【0004】一方、実開平1−106985号公報に示
されているように、硬貨投入後の販売開始に基ずく信号
により冷却タンク内の水を撹拌するモータを駆動する
と、冷却された飲料水は得られるが、販売した後も所定
時間駆動される恐れがあり、すなわち出水とは関係なく
所定時間駆動されるので、前述したような冷却タンク内
の水温の上昇、エネルギの損失等の問題が残り、撹拌す
るモータの耐用年数を短くする問題も残る。さらに不必
要に撹拌用のモータを駆動すると、騒音の原因にもな
る。また、実開昭50−20257号に示されている蓄
冷式冷水機は、冷凍サイクルを運転しているときは圧縮
機、フアンモータ等の冷凍機と、冷却タンク中の水を撹
拌する撹拌用のモータは共に作動しているが、このとき
出水すると、撹拌用のモータは一瞬停止して再起動する
ようになっているので、撹拌用のモータの寿命に悪影響
を与える恐れがある。したがって、本考案は、飲料水が
充分に冷却されると共に、エネルギの損失が少なく、
却タンク内の水を撹拌する撹拌手段の寿命が長く、不必
要に騒音を出さない水冷蓄熱式飲料冷却装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、冷却タンク内に蒸発部、飲料冷却部、冷
却タンク中の水を撹拌する撹拌手段、蒸発部でできた氷
を検知する氷検知手段を備えるとともに、圧縮機と、出
水指示部と、出水部とを備え、前記蒸発部で前記冷却タ
ンク内の水を冷却し、この冷却した水により、前記飲料
冷却部を介して飲料を間接的に冷却する冷却装置におい
て、前記氷検知手段は第1リレー手段を備え、この接点
を第1接点とし、前記出水指示部は第2リレー手段を備
え、この接点を第2接点とし、前記攪拌手段は、並列に
設けられている前記第1接点と第2接点を介して電源に
接続されるように構成される。
【0006】
【作用】冷却タンク中に水を入れ、冷凍機をオンする。
当初は、冷却タンク中に氷は形成されていないので、氷
検知手段は氷を検知しない。したがって、氷検知手段は
第1接点を閉鎖する。これにより撹拌手段は駆動され
る。蒸発部により冷却タンク中の水は、冷却され、そし
て攪拌手段により撹拌される。出水指示部の指示がある
と、第2接点を閉鎖する。これにより、冷却タンク中の
は継続して撹拌される。時間の経過と共に、氷が形成
され、氷検知手段がこれを検知すると、第1接点を開放
する。これにより、撹拌手段は停止する。出水指示部の
指示があると、第2接点を閉鎖し、冷却タンク中の水は
撹拌手段により撹拌される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の1実施例を説明する。本実施
例に係わる水冷蓄熱式飲料冷却装置1は、図1に示され
ているように、断面が略方形をしたキャビネット2を備
えている。そしてこのキャビネット2は上下に分割さ
れ、上方が冷却室3、下方が機械室4となっている。冷
却室3の上方にはシンクタンク28が載置され、機械室
4の前方には排気ダクト41が設けられている。また冷
却室3と機械室4の前方には扉7が設けられ、内部が点
検できるようになっている。さらに、機械室4の後壁に
は、冷凍装置と熱交換するための空気を取り入れる吸気
孔5、5、…が、また前壁には排気ダクト41に連通し
た排気孔6、6、…がそれぞれ形成されている。
【0008】冷却室3には、周壁および底壁が断熱材1
1で囲まれている冷却タンク10が載置されている。冷
却タンク10の上方の縁寄りにはオーバフローパイプ1
2が、また下方の底壁寄りにはフレキシブルな給排ホー
ス13がそれそれ取り付けられている。そしてオーバフ
ローパイプ12の下端は、後述する蒸発皿40の上方に
臨んでいる。給排ホース13はフレキシブルであるの
で、図に示されているように、上方に移動して冷却タン
ク10に給水することができ、また鎖線で示されている
ように、下方に降ろして冷却タンク10から排水するこ
ともできる。
【0009】冷却タンク10の内部には、飲料水冷却コ
イル20が設けられ、そしてこの飲料水冷却コイル20
の内側に、コイル固定板50に支持された蒸発コイル2
1が同心的に設けられている。このように飲料水冷却コ
イル20の巻き径は、蒸発コイル21の巻き径より大き
いので、飲料水は長い飲料水冷却コイル20中を流れる
ことになり、消費量が多く連続的に出水しても充分冷却
される。コイル固定板50は、図2にも示されているよ
うに、一対の板材51、51から構成され、これらの板
材51、51の側縁は、遮蔽筒52の縦溝53、53に
それぞれ嵌るようになっている。板材51、51の他方
の側縁は、図1に示されているように、最上段には1個
の蒸発コイル21が嵌る程度の切欠54、54が形成さ
れ、これらの切欠54、54の下方には3個程度の蒸発
コイル21が嵌る比較的大きな切欠55、55が所定の
間隔をおいて複数段に形成されている。
【0010】冷却タンク10の上縁の所定位置には位置
決めされた状態で、タンク蓋60が着脱自在に設けら
れ、このタンク蓋60の上面に攪拌用のモータ61が取
り付けられている。またタンク蓋60の下面には、遮蔽
筒52の上方端が固定され、攪拌用の駆動軸62は、軸
受65により軸支されている。そして遮蔽筒52の中を
下方に延び、その下端にインペラ63が固定されてい
る。したがって、タンク蓋60を移動すると、これに取
り付けられている攪拌用のモータ61、攪拌用の駆動軸
62、インペラ63および遮蔽筒52も同時に移動す
る。
【0011】図には正確には示されていないが、冷却室
3の上方には給水管22が設けられている。この給水管
22の一方の端部は、例えば水道管に取り付けられ、他
方はタンク蓋60を貫通して、飲料水冷却コイル20の
上方部に接続されている。飲料水冷却コイル20の下方
部には出水管23が接続されている。この出水管23
は、冷却タンク10内を立ち上がり、タンク蓋60を貫
通して冷却室3に出ている。なお、出水管23は冷却室
3において3方継ぎ手により分岐した分岐管23’を備
えている。したがって、この分岐管23’からも冷却水
を取り出すことができる。出水管23は、冷却室3から
さらに立ち上がり、その終端部に電子カラン24が設け
られている。電子カラン24は、冷却室3の上部に設け
られているシンクタンク28の上方空間に開口してい
る。
【0012】機械室4には、冷凍装置の一部を構成して
いるフアンモータ30、凝縮器31、圧縮機32等が設
けられている。そして機械室4に配置されている凝縮器
31と、冷却タンク10内に配置されている蒸発コイル
21は、冷却タンク10の底壁を貫通している冷媒管路
33、34で接続されている。なお、冷媒管路33、3
4は、冷却タンク10の底壁を貫通させることなく、タ
ンク蓋60の方へ迂回させることもできる。フアンモー
タ30は、キャビネット2の後壁寄りに、また凝縮器3
1、圧縮機32は、前壁寄りに配置され、凝縮器31で
冷媒と熱交換し昇温した排気は前方の排気孔6、6、…
から排気ダクト41に排気されるようになっている。
【0013】キャビネット2の前方で、且つ冷却タンク
10よりも下方に蒸発皿40が設けられている。蒸発皿
40は、フランジ部42を有し、このフランジ部42
で、排気ダクト41の上縁に支持され、本体部分は排気
ダクト41の中に位置している。蒸発皿40の底43
は、斜めに形成され、排気の流れ抵抗が小さくなるよう
に考慮されている。このように、蒸発皿40の本体部分
は排気ダクト41の中に位置しているので、大きさ、深
さ等に制限を受けるようなことはない。なお、蒸発皿4
0は、熱良導体例えばアルミニウムあるいはその合金で
製作し、その内外面に熱交換率を高めるためにフインを
一体的に設けることもできる。
【0014】ここで、水冷蓄熱式飲料冷却装置1の組立
方の概略を説明する。冷凍装置と蒸発コイル21とを組
み込むが、蒸発コイル21は、図1に示されているよう
に、板材51、51の最上段の切欠54、54には1個
の蒸発コイル21を嵌め、その下方段の切欠55、55
には、2個宛嵌める。そうすると、蒸発コイル21は略
等間隔に保持される。冷却タンク10に飲料水冷却コイ
ル20を組み込む。そしてタンク蓋60を冷却タンク1
0に上方から被せる。そうすると、遮蔽筒52も同時に
移動して、その縦溝53、53に板材51、51の側縁
が嵌る。したがって、飲料水冷却コイル20は、遮蔽筒
52に同心的に支持されることになる。飲料水冷却コイ
ル20に給水管22と、出水管23等を接続して組立を
終わる。
【0015】このように、飲料水冷却コイル20の上方
部は、一対の板材51、51の切欠54、54に支持さ
れているので、上下および左右方向の動きが規制され、
また下方段の飲料水冷却コイル20は、左右方向の動き
が規制される。しかも飲料水冷却コイル20は、略等間
隔に支持される。したがって、蒸発コイル21は、飲料
水冷却コイル20に対して同心状に常に保持され、蒸発
コイル21が飲料水冷却コイル20に近接あるいは接触
して、氷層が飲料水冷却コイル20を覆って、飲料水冷
却コイル20中の水を凍結するようなことはない。また
駆動軸62が、遮蔽筒52内に設けられているので、蒸
発コイル21の氷層が成長しても駆動軸62がロックさ
れるようなことはない。さらには、蒸発コイル21の中
心径の加工誤差がコイル固定板50の板材51、51で
吸収される効果もある。またコイル固定板50の板材5
1、51は、遮蔽筒52の縦溝53、53に挿入される
ようになっているので、組立が容易であると共に、取り
外しも簡単にでき、したがって、冷却タンク10の清掃
も容易にできる。
【0016】冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ3
0、攪拌機用のモータ61等は、制御装置で制御される
が、この制御装置をワイヤード回路で実施した例が、図
3に示されている。すなわち、圧縮機32とフアンモー
タ30は並列に接続され、そして氷検知用電極基盤リレ
ー70のa接点71でオン・オフ制御されるようになっ
ている。また攪拌機用のモータ61は、氷検知用電極基
盤リレー70のa接点72または電子カラン24のリレ
ー75のa接点73でオン・オフ制御される。なお、図
3中の符号76は、電子カラン24の出水用スイッチ
を、そして77はウオータバルブをそれぞれ示してい
る。氷検知用電極S1、S2は、図1に示されているよ
うに、所定の間隔をおいて、例えば蒸発コイル21の近
傍に配置され、これらの電極S1、S2が水に浸されて
いる状態では導通し、氷で覆われると氷の電気抵抗は水
の抵抗に比較して大きいので、今度はオフされる。この
ようにして、氷の状態により氷検知用電極基盤リレー7
0はオン・オフするようになっている。
【0017】次に上記実施例の作用を主として図3、4
を用いて説明する。給排ホース13を図1に示されてい
るように、上方に移動して冷却タンク10に給水する。
そして冷凍装置を運転する。当初は、冷却タンク10に
は氷が形成されていないので、氷検知用電極S1、S2
は導通し、そのa接点71、72はオンする。したがっ
て、冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ30および攪
拌機用のモータ61は起動し、冷媒が凝縮器31と飲料
水冷却コイル20との間を循環して、冷却タンク10の
水は冷却される。それと同時に攪拌用のインペラ63の
回転により、冷却タンク10中の水は攪拌される。冷却
がT1時間行われ、氷検知用電極S1、S2が蓄氷が完
了したことを検知すると(a点)、氷検知用電極基盤リ
レー70は導通されなくなるので、そのa接点71、7
2はオフし、冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ30
および攪拌機用のモータ61は停止する。
【0018】停止すると、外部から冷却タンク10に熱
が侵入するので、水温は徐々に上昇する。b1点まで上
昇して氷が解けると、氷検知用電極基盤リレー70は導
通して、そのa接点71、72がオンするので、冷凍装
置の圧縮機32、フアンモータ30および撹拌機用のモ
ータ61は再び起動する。冷凍装置の圧縮機32、フア
ンモータ30および撹拌機用のモータ61が再起動する
前に、電子カラン24の出水用スイッチ76をオンする
と、ウオータバルブ77が開く。給水管22からは、例
えば水道水が供給され、この水道水は飲料水冷却コイル
20中に所定圧で印加されているので、ウオータバルブ
77が開くと冷却された飲用水が出る。ウオータバルブ
77が開くと同時に、リレー75が作動して、そのa接
点73がオンする。したがって、撹拌機用のモータ61
のみがT6時間だけ回転して撹拌用のインペラ63が駆
動される。この駆動により、冷却タンク10中の水は、
飲料水冷却コイル20に効率的に接触して熱交換され、
充分冷却された水が電子カラン24から出る。この電子
カラン24を操作するときに、圧縮機32とフアンモー
タ30と撹拌用のモータ61とが作動していても、撹拌
用のモータ61は、並列的に設けられている氷検知用電
極基盤リレー70のa接点72と電子カランのリレー7
0のa接点73とに対して直列に設けられているので、
撹拌用のモータ61はそのまま作動する。水が電子カラ
ン24から出ていると、冷凍装置が作動していても冷却
タンク10の水温は上昇するが、T2時間で出水を止め
ると、水温は低下し始め蓄氷が進む。T3時間で蓄氷が
完了すると、前述したように、氷検知用電極基盤リレー
70が作動して、冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ
30および撹拌機用のモータ61は停止する。
【0019】冷凍装置が停止すると、外部から冷却タン
ク10に熱が侵入するので、水温は再び徐々に上昇す
る。b2点まで上昇して氷が解けると、氷検知用電極基
盤リレー70は導通して、そのa接点71、72がオン
するので、冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ30お
よび攪拌機用のモータ61は再び起動する。以下、同様
にして冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ30および
攪拌機用のモータ61は、同期してオン・オフ制御され
る。なお、電子カラン24の出水用スイッチ76をオン
すると、冷凍装置の圧縮機32、フアンモータ30が停
止していても、攪拌機用のモータ61が起動することは
明らかである。
【0020】上記のようにして、冷却タンク10中の水
が冷却されると、冷却タンク10の内壁、タンク蓋60
の内側表面等の温度も当然下がる。一方、タンク蓋60
の内側と、冷却タンク10の内壁と、水面とで形成され
る空間には、大気が侵入する。大気は、冷却タンク10
の上縁とタンク蓋60との間の隙間、給水管22や出水
管23は、タンク蓋60を貫通しているので、貫通して
いる部分の隙間等を通って冷却タンク10内の空間に侵
入する。大気は水蒸気を含んでいるので、この水蒸気が
温度の下がったタンク蓋60の内側表面、冷却タンク1
0の水面より上方の内壁面等に結露する。結露すると、
やがて水滴となり、冷却タンク10に滴下する。冷却タ
ンク10の水位が上昇し、上昇した水はオーバフロー水
となり、オーバフローパイプ12から蒸発皿40に排水
される。
【0021】ところで、冷凍装置を運転すると、フアン
モータ30も起動する。そうすると、空気がキャビネッ
ト2の後壁の吸気孔5、5、…から吸引され、そして凝
縮器31から熱を奪い高温となって排気孔6、6、…か
ら排気ダクト41に排気される。昇温した排気は、蒸発
皿40に接してオーバフロー水と熱交換され、温度が下
がる。そしてダクト41の出口44から例えば室内に出
る。蒸発皿40のオーバフロー水は、排気熱により加温
され蒸発が促進される。また、オーバフロー水の蒸発
に、機械室の排熱が有効に利用されているので、オーバ
フロー水の処理装置が複雑化することもない。また冷却
タンクからのオーバフロー水は、温度が低いので、機械
室の排熱の温度が下がる。
【0022】
【考案の効果】以上のように、本考案によると、水冷蓄
熱式飲料冷却装置は、氷検知手段は第1リレー手段を備
え、この接点を第1接点とし、出水指示部は第2リレー
手段を備え、この接点を第2接点とし、攪拌手段は並列
に設けられている第1接点と第2接点を介して電源に接
続されているので、攪拌手段により飲料水は充分に冷却
され、攪拌手段は不必要なときは停止し、したがって攪
拌手段の寿命は長く、妄りに騒音を出すようなこともな
い。特に、本考案によると、攪拌手段は並列に設けられ
ている第1接点と第2接点を介して電源に接続されてい
るので、例えば蒸発部と攪拌手段とが共に作動している
ときに出水しても、攪拌手段は瞬時も停止することなく
作動を継続する。したがって、攪拌手段はオン、オフす
る電気的衝撃を受けることが少なく、寿命を損なうこと
がないという、本考案特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の1実施例を示す断面図である。
【図2】 コイル固定板が遮蔽筒に嵌った状態を示す平
面図である。
【図3】 制御装置の例を示す回路図である。
【図4】 本実施例の作動を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
10 冷却タンク 30 フアンモータ 32 圧縮器 61 攪拌用のモータ 70 氷検知用電極基盤リレー 71、72 氷検知用
電極基盤リレーのa接点 75 電子カランのリレー 73 リレー75のa
接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却タンク内に蒸発部、飲料冷却部、冷
    却タンク中の水を撹拌する撹拌手段、蒸発部でできた氷
    を検知する氷検知手段を備えるとともに、圧縮機と、出
    水指示部と、出水部とを備え、 前記蒸発部で前記冷却タンク内の水を冷却し、この冷却
    した水により、前記飲料冷却部を介して飲料を間接的に
    冷却する冷却装置において、 前記氷検知手段は第1リレー手段を備え、この接点を第
    1接点とし、 前記出水指示部は第2リレー手段を備え、この接点を第
    2接点とし、 前記攪拌手段は、並列に設けられている前記第1接点と
    第2接点を介して電源に接続されていることを特徴とす
    る水冷蓄熱式飲料冷却装置。
JP1992071903U 1992-09-22 1992-09-22 水冷蓄熱式飲料冷却装置 Expired - Lifetime JP2604879Y2 (ja)

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