JPH06336224A - 円筒状物の包装方法及び装置 - Google Patents

円筒状物の包装方法及び装置

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JPH06336224A
JPH06336224A JP15144293A JP15144293A JPH06336224A JP H06336224 A JPH06336224 A JP H06336224A JP 15144293 A JP15144293 A JP 15144293A JP 15144293 A JP15144293 A JP 15144293A JP H06336224 A JPH06336224 A JP H06336224A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状物(ロール状物)の包装にあたり、不
規則に供給される寸法の異なるロール状物に対応して装
置内の関連する諸元を自動的に設定替えして一連の包装
作業を円滑に遂行する。 【構成】 円筒状物(ロール状物)を移送し、胴巻き包
装、次いで端面包装を行うにあたり、包材巻戻し・展開
・供給装置3に巾の異なる包材原反ロール巻を装着し得
るよう通常の装置とは別に原反巻出し装置を追設すると
共に、包装装置入口にロール状物8の寸法を測定する装
置、又はロール状物自身に付した寸法の数値記号読み取
り装置を配設し、該測定値、又は読み取り値に基づく信
号を受けて、何れかの原反巻戻し装置を選択し、これに
適合した包材巻戻し長さ、および切断包材片移送距離を
自動的に設定替えすると共にロール状物寸法に関係のあ
る構成機能装置をロール状物の寸法に適合するよう自動
的に設定替えせしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒状物の包装装置に関
し、更に詳しくは、不規則に送り込まれてくる寸法の異
なる円筒状物に対応して包装装置の諸元を自動的に設定
替えして一連の包装作業を遂行する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】円筒状物を包装する装置として図1に示
すように被包装円筒状物(ロール状物)8を受け取り、
包装装置内を貫通して配設された移送コンベアー2上に
該ロール状物8を載置するロール状物受取・供給装置1
と、これに続き、移送コンベアー2上を移送されるロー
ル状物8に対し、所要大きさの包材により胴巻き包装を
行なう、原反ロール巻より包材を巻戻し、所要大きさに
切断展開してロール状物8に供給する原反ロール巻戻し
・展開・供給装置3を含む胴巻き包装装置4と、胴巻き
包装された前記ロール状物8′に対し、その端面を包装
処理する端面包装装置5と、包装の完了した前記ロール
状物8″を排出する装置6の各機能装置が互いに関連し
て配置構成された装置は従来公知である。
【0003】そして、この装置は、ロール状物のの包装
を行なうにあたり、仕掛けロール状物の寸法を変更する
場合には、該ロール状物の寸法変更の度毎に上記の相関
連する装置をロール状物の寸法に適合するよう設定変更
がなされており、場合によっては包材原反ロールの仕掛
け変えが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近時、生産
ロール状物の小ロット化によって装置の設定変更の頻度
が多くなり、上述の如きその都度の設定変更では稼動率
の低下を招いていた。更に最近の傾向として複数台の巻
取機に一台の包装装置を配設し、適宜有機的にロール状
物の運搬手段を講じて巻取・包装ラインの自動化、CI
M化の要求が昂って来た。この場合には必然的に不規則
に寸法の異なるロールが包装装置に送り込まれるので、
前述の従来のような包装装置の設定替え、包材原反ロー
ルの仕掛け替えでは対処できなくなり、巻取・包装ライ
ンの自動化の隘路になっていた。
【0005】本発明は上述の如き実状に対処し、特に不
規則に供給される寸法の異なるロール状物に対応し、包
材を選択,供給する手段を見出すことにより包装装置の
諸元の自動的設定替えを可能ならしめ、寸法の異なるロ
ール状物の不規則供給に対しても包装作業を円滑かつ自
動的に遂行せしめることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は先ず、ロール状物を受け取り、包装装置内
を貫通して配設された移送コンベアーに該ロール状物を
供給するロール状物受取・供給装置と、該装置に続き、
移送されるロール状物に対し所要大きさの包材により胴
巻き包装を行なう胴巻き包装装置と、胴巻き包装装置に
付随して隣接配置され、原反ロール巻より包材を巻戻
し、所要長さに切断し、展開して前記胴巻き包装装置の
ロール状物に対し包材を供給する原反ロール巻戻し・展
開・供給装置と、胴巻き包装された前記ロール状物に対
し、その端面を包装処理する端面包装装置と、包装の完
了した前記ロール状物を排出する装置よりなるロール状
物の包装装置を用いて該包装装置にロール状物を供給
し、これに胴巻き包装、次いで端面包装を行なうにあた
り、胴巻き包装に供給する包材片の原反ロール巻とし
て、寸法の異なる2種以上の原反ロール巻を配置し、ロ
ール状物の寸法検出にもとづき、これに対応する原反ロ
ール巻を選択し、該選択された原反ロール巻に対応する
巻戻し長さ及び切断包材片移送距離を自動的に設定替え
して切断包材片を胴巻き包装部に供給せしめた。
【0007】また、その包装装置の具体的構成として前
記一連のロール状物包装装置においてその包材巻戻し・
展開・供給装置に寸法の異なる包材原反ロールを装着し
得る別の原反巻戻し装置を追設し、かつ包材原反ロール
巻戻し長さ計測装置と、所要長さに切断した包材片の移
送長さ測定装置を付設せしめると共に、包装装置入口に
ロール状物の寸法検出装置を配設し、該検出装置にもと
づく信号により原反巻戻し装置を選択し、かつ、その巻
戻し長さ及び切断包材移送距離を自動的に設定替え可能
ならしめると共に、端面包装装置における胴巻き余剰部
折畳み装置の芯高さとロール高さを一致するよう自動的
に設定替え可能なるように構成せしめた。
【0008】
【作用】上記本発明によりロール状物を包装するときは
ロール状物受取供給装置にロール状物を供給すると、移
送コンベアー上に載せられて順次移送され、先ず、胴巻
き包装装置において胴巻き包装され、次いでこの胴巻き
包装されたロール状物は引続き、次の端面包装装置にお
いてロール状物の胴巻き包装時の開放した端面が包装さ
れてロール状包装物として送り出されるが、上記の胴巻
き包装部において、胴巻き包装にあたり包材原反ロール
巻の巻戻しを開始し、起動初期のスリップ等による不確
実期間が過ぎ、ピンチローラ装置の周速と包材巻戻し速
度が等しくなって後、包材先端検知装置が該部で通過す
る包材先端を検知し、該信号を受けて巻戻し長さ測定装
置が検尺を開始し、プリセットカウンタのセット値に達
すると、ピンチローラ装置を停止させる。停止後、包材
は惰走し、結果的に正しい長さの包材が巻き戻される。
【0009】そして、切断包材片の移送についても同様
に、移送開始初期の不確実期間を排除し、切断包材片の
移送速度と移送コンベアーの速度が一致した後、その先
端で検知装置で検知し、測定装置で長さを検尺後、移送
コンベアーを停める。切断包材片は若干惰走して停止
し、結果的に切断包材片を正しい距離移送する。
【0010】そこで、不規則に包装装置に送り込まれる
ロールの直径の変化が広汎に及ぶとき、包装装置入口に
おけるロール状物の直径測定値又はロール状物直径寸法
記号読み取り値に基づいて複数設けられた原反巻戻し装
置のうちの対応する装置を選択的に作動させ、前記作動
に従ってロール状物の寸法に適応した切断包材片をロー
ル状物に移送供給し、ロール状物の寸法測定値に応じて
原反ロール巻の巻戻し長さ、切断包材移送距離を自動的
に設定替えすることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面にもとづいて本発明の具体的
な実施態様を説明する。
【0012】図1は前述した従来の円筒状物包装装置の
構成を示す1例であり、図2は同装置の平面概要図で、
上記装置の構成は同じく本発明の基本的な構成をなして
いる。即ち、前部よりロール状物8を受け取り、包装装
置内を貫通して配設された移送コンベアー2に該ロール
状物8を供給するロール状物受取・供給装置1と、該装
置1に続き、移送されるロール状物8に対し所要大きさ
の包材により胴巻き包装を行なう胴巻き包装装置4と、
胴巻き包装装置4に付随して隣接配置され、原反ロール
巻7より包材を巻戻し、所要の長さに切断し、展開して
前記胴巻き包装装置4のロール状物8に対し包材を供給
する原反ロール巻戻し・展開・供給装置3と、胴巻き包
装された前記ロール状物8′に対し、その端面を包装処
理する端面包装装置5と、包装の完了した前記ロール状
物8″を排出する装置6の各装置よりなっており、適宜
ハンドリング装置でロール状物8を前工程よりロール状
物受取・供給装置1に受取り、後方へ送り込み、ロール
状物移送コンベアー2に等間隔に配設されたロール状物
受皿2′へ該ロール状物8を送り出してロール状物移送
コンベアー2を上記受皿2′の配設ピッチづつ間歇的に
前進させ、ロール状物8を包装ラインセンターX−Xに
沿って移送させつつその間に間歇的にロール状物8を胴
巻き包装装置4により胴巻き包装し、更にその下流位置
で端面包装装置5により端面包装して排出装置6より排
出してゆくようになっている。
【0013】そして、前記ロール状物移送コンベアー2
の移送経路において、ロール状物受取・供給装置1に続
き、胴巻き包装装置4が設けられている。即ち、前記の
ロール状物移送コンベアー2の移送経路上方に該コンベ
アー2を跨いで包材原反ロール巻戻し・展開・供給装置
3の包材展開・移送装置3′が、また移送経路側方に包
材原反ロール巻の巻戻し装置3″が配設されており、包
材展開・移送装置3′と前記ロール状物受取・供給装置
1との中間位置に上記胴巻き包装装置4が配設されてい
る。
【0014】しかして、上記装置胴巻き包装装置4には
図1に示す如き、公知の包絡ベルト装置4′で包材片を
ガイドしてロール状物8を巻き包む装置が用いられてお
り、図3に示すように包材の原反ロール巻7で包装ライ
ンに直交して長さLだけ包材展開・移送装置3′上に巻
戻し展開した後、切断装置9で切断し、これを距離Cだ
け該展開・移送装置3′上に移送する一方、移送コンベ
アー2により胴巻き包装装置へ運ばれて来たロール状物
8を回転自在に把持して持ち上げ、包絡ベルト装置4′
でガイドしてロール状物8を包絡し、該ベルト4′でロ
ール状物8を回転させながら前記切断した包材片7′を
ロール状物8側へ送り込み、図4に示すような形態に胴
巻き包装とする。
【0015】この胴巻き包装したロール状物8′は、包
装後、図示なき昇降機構により移送コンベアー2上へ降
下され、該コンベアー2の間歇送りでその後、端面包装
装置5の位置まで運ばれて既知の端面包装と同様に胴巻
き包装済みのロール状物8′の両端部を包装する。
【0016】以上のような基本的な構成に対し、本発明
はその特徴として更に寸法の異なるロール状物が不規則
に送り込まれてくるとき、これに対応して自動的に諸元
を設定替えし得るようにした構成が付加される。
【0017】ロール状物受取・供給装置1、ロール状物
移送コンベアー2は単なるロール状物のハンドリング装
置であり、ロール状物の寸法変更による設定替えは特に
必要ない。また、胴巻き包装装置4もロール包絡ベルト
装置4′を利用した公知の包装装置でロール状物の寸法
に変化があっても特に設定変更の必要はない。
【0018】従って上記各装置については従前の機構が
略、使用可能であり、本発明においても微細な変更はあ
るとしても、略そのまま使用されるが、上記各装置のう
ち、包材原反ロール巻戻し・展開・供給装置3及び端面
包装装置5においてはロール状物8のロール寸法に応じ
て自動的に設定替え可能な構造が付加される。
【0019】そこで、以下、これら設定替えを要する装
置について詳述する。
【0020】先ず、原反ロール巻戻し・展開・供給装置
3は図2,図3に示し、かつ前述したように巾Wを有す
る原反ロール巻7とロール状物8の巾方向に長さLだけ
巻戻し、展開し、切断装置9で図中の点線で示す位置で
切断し、その切断包材片7′を包装ラインセンタに位置
する如く距離Cだけ移送し、鎖線で示す位置まで運んだ
後、移送方向を直角に変えてロール状物8へ向かって供
給し、胴巻き包装を行なうものである。従って原反ロー
ル巻7の巾Wはロール状物8の周長に図4に示す胴巻き
重ね代dを加算した値となる。即ちロール状物8の直径
をDとすると、
【0021】
【数1】W=πD+d
【0022】となるのでロール状物の直径の変更に対し
ては、胴巻き重ね代dの多寡で対応することが出来るこ
とになる。
【0023】一般に胴巻き重ね代はd=(0.2 〜1)π
d、即ち2重巻きが限度で、この範囲を超えると、次工
程の端面包装が難しくなり、別の巾の原反ロールが適用
される。つぎに、原反ロール巻7の巻き戻し長さLはロ
ール状物8の巾Bに、図4に示す端面包装用胴巻き余剰
部aを両端に加算した長さになる。即ち、
【0024】
【数2】L=B+2a
【0025】ここで余剰部長さaは一般にロール状物8
の直径Dの1/2 とされるので、
【0026】
【数3】L=B+D となる。
【0027】一方、長さLに切断された切断包材片7′
を包装ラインセンターまで移送する距離Cは切断位置9
と包装ラインセンターX−Xまでの距離をAとすると、
【0028】
【数4】
【0029】図5に上記の計算式に従って原反ロール巻
7を巻戻し、切断移送する装置の実施例を示す。図に於
いて包材の原反ロール巻7をピンチローラ装置10で巻
き戻し、移送コンベアー11上に長さLだけ展開し、切
断装置9で切断し、その切断包材片を再び移送コンベア
ー11で距離Cだけ移送するが、このとき夫々の測定装
置が設けられており、12はピンチローラ装置の巻戻し
長さ計測装置、13は移送コンベアーの送り長さ測定装
置即ち、切断した包材片の移送長さ測定装置である。こ
れら測定装置は例えば回転エンコーダ等公知の機器が適
用される。
【0030】そして、引続き、上記装置に於ける巻戻し
長さL、移送距離Cの制御方法について述べると、包装
装置入口に図示しないが公知のロール状物の直径、巾測
定装置が設けられていて、これによる直径、巾の測定値
或いはロール状物に付した寸法記号、例えばバーコード
等の読み取り値を演算器に入力し、前記計算式のL及び
Cを演算プリセットカウンタにセットしておく一方、原
反ロール巻戻し開始と同時に巻戻し長さ計測装置12で
該長さを計測しプリセット長さLに達すると原反巻戻し
装置を停止する。停止後切断装置9で所要長さに切断
し、移送コンベアーを起動して切断包材片を移送する
が、その移送長さを移送長さ測定装置13で計測し、プ
リセット長さCに達すると、移送コンベアー11を停止
する。
【0031】かくして包装装置入口でロール状物搬入の
都度直径、巾を測定し、測定値に対応して原反ロールの
巻戻し長さ、切断片移送距離を自動的に設定替えするこ
とが出来る。
【0032】以上が巻戻し長さL、および切断包材片移
送距離C設定の基本的な態様であるが、包材を移送コン
ベアー11で移送する場合、起動時はスリップ等に起因
する遅れを生じ、停止時は惰走による停止おくれを生ず
る。かかる誤差を補正し正しい巻戻し長さL、および切
断包材片移送距離Cを設定する方式の装置を図6に示
す。
【0033】図中、14は包材先端検出装置、15は別
の包材先端検出装置で何れも光電管スイッチ等公知の機
器が用いられている。そして、包材先端検出装置14は
切断装置9から包材巻戻し展開方向へ向かってl1 の距
離に、一方、もう1つの装置15は包装ラインセンター
X−Xから包材移送方向に向かってl2 の距離に設置す
る。l3 は停止後の包材惰走長さ、X1 は包材巻戻し長
さに対するプリセットカウンタのセット値、X2 は切断
包材片移送距離に対するセット値で、次のようなセット
をする。
【0034】
【数5】
【0035】つぎに、上記セットによるその作動につい
て説明すると、包材原反ロール巻7の巻戻しを開始し、
起動初期のスリップ等による不確実期間が過ぎ、ピンチ
ローラ装置10の周速と包材巻戻し速度が等しくなって
後、包材先端検知装置14が該部を通過する包材先端を
検知し、該信号を受けて巻戻し長さ計測装置12が検尺
を開始し、プリセットカウンタのセット値X1 に達する
と、ピンチローラ装置10を停める。停止後、包材は長
さl3 惰走し、結果的に正しく長さL包材が巻き戻され
る。
【0036】切断包材片7′の移送についても同様に、
移送開始初期の不確実期間を排除し、切断片の移送速度
と移送コンベアー11の速度が一致した後、その先端を
前記別の検知装置15で検知し送り長さ測定装置13で
長さX2 検尺後、移送コンベアー11を停める。切断片
は長さl3 惰走して停止、結果的に切断片を正しく距離
C移送する。
【0037】つぎに不規則に包装装置に送り込まれるロ
ール状物の直径の変化が広範囲に及ぶ場合に対応して包
材原反ロール巻戻し展開、供給装置3を2台以上適用す
ることが必要であるが、その1例を2台について図7に
示す。即ち、包材ラインセンターX−Xに対し左右対称
に巾の異なる原反ロール巻7,7aを配設し、包装装置
入口に於けるロール直径測定値或いはロール直径寸法記
号読み取り値に基づき、何れかの装置を選択的に作動さ
せるようにしている。この選択的作動機構は既知の手段
が用いられ、特記すべきものはない。なお、左右対称の
各部については同一部分は(′)をもって区別した。
【0038】次に、上記包材原反ロール巻戻し・展開・
供給装置3と共に、ロール状物の寸法変化に従って設定
替えが要求される端面包装装置5について説明する。
【0039】図1に示すように胴巻き包装されたロール
8′はロール状物移送コンベアー2で端面包装装置5へ
送り込まれる。端面包装装置は図8に示すとおり、胴巻
き余剰部折畳み装置16,16′でロール状物8′を中
央に挟んで対峙した位置で支持台17,17′上に固着
し、支持台17,17′の基部は床板18上のレール1
9,19′に摺動自在に係合しており、電動機20で駆
動せれる送りねじ21によって摺動可能となっている。
【0040】送りねじ21は中央部を境に右ねじ21
R、左ねじ21Lになっており、従って支持台17,1
7′は電動機20の駆動により対向的に移動する。そし
てその移動位置を送りねじ21の一端に装着した回転エ
ンコーダ22で検出し、前記の包装装置入口で検出した
巾寸法値或いは巾寸法信号読み取り値と比較し、電動機
20を正転或いは逆転して支持台17,17′を中央へ
向かって接近或いは離遠する方向に動かしロール状物
8′の巾Bに対応、適合した位置に設置するようになっ
ている。
【0041】また端面包装装置5は上記のロール巾に対
応した設定のほかに、更に胴巻き余剰部折畳み装置16
の芯高さhとロールの高さh′が一致するよう設定する
必要がある。
【0042】即ち、図9においてロール状物移送コンベ
アー2で端面包装装置5へ送り込まれたロール8の上方
にロール直径対応設定装置23を機枠Fに固着する。該
装置23は垂直昇降案内孔24内を昇降するラック25
の下端にセンサ26を固着し、図示を省略したラックピ
ニオン及びその駆動電動機によりセンサ26がロール状
物8のセンタ上方を昇降する如く駆動し、前記の包装装
置入口で検出したロール状物の直径寸法値或いは直径寸
法記号読み取り値に対応した高さ26′にセンサ26を
設定する。一方ロール状物移送コンベアー2のロール状
物載置用受皿27(2′)は中央部に該ロール状物持ち
上げ装置、図示例では流体圧シリンダ28の上端に固着
したロール状物持ち上げ皿29が貫通昇降出来る孔があ
り、ロール状物持ち上げ装置28を操縦することにより
ロール状物持ち上げ皿29を上昇させロール状物を持ち
上げるが、ロール状物はセンサ26に接当し、該センサ
26の信号によりロール状物持ち上げ装置28を停止
し、ロール状物持ち上げ皿29を図示の如く上部位置2
9′の位置に停め、その上に載置されたロール状物の高
さh′を胴巻き余剰部折畳み装置16の芯高さhと一致
させる如く構成されている。
【0043】なお、以上の説明は本発明包装装置の基本
的態様であり、目的を逸脱しない限りにおいて適宜、改
変が許されることは勿論である。
【0044】また、上記の装置に関連し、ロール状物の
巾、直径に対応して設定替えを要する機能要素装置、例
えばロール端面シール装置などについても上記説明に準
じた手段、装置を適用し、ロール状物の寸法に対応した
自動設定替えを行ない得ることは云うまでもない。
【0045】かくして、上述の装置を用いることにより
不規則に送り込まれて来た寸法の異なる円筒状物に対し
ても自動設定替えにより一連の包装作業を円滑に遂行す
ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のように円筒状物の包装に
おいて、寸法の異なるロール状物の寸法に対応し包材原
反ロール巻戻し・展開・供給ならびに端面包装を自動的
に設定替えせしめるように構成したものであり、従来仕
掛りロール状物の寸法変更の度毎に関連する装置を設定
変更しなければならなかったが、本発明ではこれが自動
的に設定替えされるようになっているため、その度毎の
変更は必要なく、従って従来困難であった円筒状物の包
装の自動化を促進することができる顕著な効果を有して
いる。
【0047】しかも、寸法の異なるロール状物が不規則
に供給されても、その寸法を検出し、原反巻戻し装置を
自動的に選択して設定替えさせるため複数台の巻取機に
1台の包装装置を配設して円筒状物を包装する場合に好
適であり、近時に要求される巻取・包装ラインの自動化
に頗る有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装装置の基本的構成例を示す側
面概要図である。
【図2】上記図1における要部平面図である。
【図3】本発明における包材原反ロール巻戻し・展開・
供給装置の概要を示す斜視図である。
【図4】胴巻き包装したロール状物を示す斜視図であ
る。
【図5】原反ロール巻戻し・切断の態様を示す概要図で
ある。
【図6】包材原反ロールの巻戻し作動説明図である。
【図7】左右対称に原反ロール巻戻し装置を配置した包
材原反ロールの巻戻し態様説明図である。
【図8】本発明における端面包装装置の構成例を示す正
面図である。
【図9】上記端面包装装置の側面概要図である。
【符号の説明】
1 ロール状物受取・供給装置 2 ロール状物移送コンベアー 3 包材原反巻戻し・展開・供給装置 4 胴巻き包装装置 5 端面包装装置 6 包装完了ロール状物排出装置 7 原反ロール巻 8 被包装円筒状物(ロール状物) 9 切断装置 10 ピンチロール装置 11 切断包材片移送コンベアー 12 原反ロール巻戻し長さ計測装置 13 切断包材片移送長さ測定装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装装置に被包装円筒状物(以下、ロー
    ル状物という)を供給し、これに胴巻き包装、次いで端
    面包装を行なうにあたり、胴巻き包装に供給する包材片
    の原反ロール巻として、寸法の異なる2種以上の原反ロ
    ール巻を配置し、ロール状物の寸法検出にもとづき、こ
    れに対応する原反ロール巻を選択し、該選択された原ロ
    ール巻に対応する巻戻し長さ及び切断包材片移送距離を
    自動的に設定替えして切断包材片を胴巻き包装部に供給
    せしめることを特徴とする円筒状物の包装方法。
  2. 【請求項2】 ロール状物を受け取り、包装装置内を貫
    通して配設された移送コンベアーに該ロール状物を供給
    するロール状物受取・供給装置と、該装置に続き、移送
    されるロール状物に対し所要大きさの包材により胴巻き
    包装を行なう胴巻き包装装置と、胴巻き包装装置に付随
    して隣接配置され、原反ロール巻より包材を巻戻し、所
    要長さに切断し、展開して前記胴巻き包装装置のロール
    状物に対し包材を供給する原反ロール巻戻し・展開・供
    給装置と、胴巻き包装された前記ロール状物に対し、そ
    の端面を包装処理する端面包装装置と、包装の完了した
    前記ロール状物を排出する装置よりなるロール状物の包
    装装置において、前記包材巻戻し・展開・供給装置に寸
    法の異なる包材原反ロールを装着し得る別の原反巻戻し
    装置を追設し、かつ包材原反ロール巻戻し長さ計測装置
    と、所要長さに切断した包材片の移送長さ測定装置を付
    設せしめると共に、包装装置入口にロール状物の寸法検
    出装置を配設し、該検出装置にもとづく信号により原反
    巻戻し装置を選択し、かつ、その巻戻し長さ及び切断包
    材移送距離を自動的に設定替え可能ならしめると共に、
    端面包装装置における胴巻き余剰部折畳み装置の芯高さ
    とロール高さを一致するよう自動的に設定替え可能なら
    しめてなることを特徴とする円筒状物の包装装置。
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