JPH1129257A - 棒状に巻き取られた布製品等の製造方法及び巻き取り装置,包装装置 - Google Patents

棒状に巻き取られた布製品等の製造方法及び巻き取り装置,包装装置

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JPH1129257A
JPH1129257A JP20212597A JP20212597A JPH1129257A JP H1129257 A JPH1129257 A JP H1129257A JP 20212597 A JP20212597 A JP 20212597A JP 20212597 A JP20212597 A JP 20212597A JP H1129257 A JPH1129257 A JP H1129257A
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cloth
product
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裕 鈴木
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HAKKO SHOKAI KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/006Winding articles into rolls
    • B65H29/008Winding single articles into single rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00Folding thin material
    • B65H45/02Folding limp material without application of pressure to define or form crease lines
    • B65H45/04Folding sheets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 おしぼりなどの布製品等を簡単に端部を揃え
て綺麗に棒状に巻き取ることができ,しかも棒状に巻き
取った布製品等の長さを一定にさせる手段を提供する。 【解決手段】 四角形状をなす布製品等aの両側部a1
を折り線a2同士が平行になるように折り畳み,その折
り畳んだ布製品等aの先端a3を開始端とし,折り畳ん
だ布製品等aの両側部a1を内側にして巻き込むことに
より,布製品等aを棒状に巻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば飲食店や乗
り物内などで提供されるおしぼりや,病院,介護施設な
どにおいて広く使用されているタオル等に代表される棒
状に巻き取られた布製品等を製造する方法に関し,更
に,布製品等の巻き取り装置と包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】濡れたおしぼりなどの布製品等を棒状に
巻いたものは,例えば複数枚のおしぼりなどを広げた状
態で重ねているのに比べて簡単に一枚ずつ手に取ること
ができるので取り扱いが便利であり,また,巻いてある
ために乾燥しにくいといった利点もある。このため,濡
れた状態で棒状に巻かれた布製品等は,飲食店や病院,
老人ホームなどの看護施設などといった各種方面におい
て広く利用されている。また最近では,コンピュータや
ワードプロセッサといった事務機器などの清掃用として
もそのような布製品等が使用されるようになってきてい
る。特に濡れたおしぼりなどの布製品等は,乾燥を防ぐ
ために,例えばビニールなどといった通気性のないフィ
ルムで包装されているのが一般的である。
【0003】従来,布製品等を棒状に巻き取る工程は図
11に示すようにして行われている。即ち,先ず四角形
状の布製品等aを真ん中で折り返して二つ折りの状態に
する。次に,この二つ折りにした布製品等aの先端a2
を開始端として巻き込むことにより,布製品等aを棒状
に巻き取る。更に,こうして棒状に巻き取った布製品等
aを例えばビニールなどといった通気性のないフィルム
で包装している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,このような方
法で布製品等aを巻き取るためには,最初に布製品等a
を正確に真ん中で折り返すことが必要である。もしも図
12に示すように真ん中からずれた位置で布製品等aを
折り返してそのまま巻き取った場合は,図13に示すよ
うに,棒状に巻き取かれた布製品等aの端部a5が不揃
いになってしまい,綺麗に巻き取ることができない。更
に,このように真ん中からずれた位置で折り返した布製
品等aを巻き取った場合,棒状に巻き取かれた布製品等
aの長さが一定にならないため,どうしても大きめに包
装しなければならずビニールなどで包装する際にきわめ
て不便であり,余裕のある大きめのフィルムを用いなけ
ればならない。一方,個々の布製品等aについて正確に
真ん中で二つ折りにしなくてはならないとすると,作業
が著しく煩雑になり,大量の布製品等を処理することが
できなくなる。
【0005】従って本発明の目的は,おしぼりなどの布
製品等を簡単に端部を揃えて綺麗に棒状に巻き取ること
ができ,しかも棒状に巻き取った布製品等の長さを一定
にさせる手段を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに,請求項1の発明は,四角形状をなす布製品等の両
側部を折り線同士が平行になるように折り畳む工程と,
その折り畳んだ布製品等の先端を開始端とし,前記折り
畳んだ布製品等の両側部を内側にして巻き込むことによ
り,布製品等を棒状に巻き取る工程とを備えることを特
徴とする棒状に巻き取られた布製品等の製造方法であ
る。この請求項1の製造方法において,請求項2に記載
したように,更に,棒状に巻き取った布製品等を包装す
る工程を備えていても良い。
【0007】請求項3の発明は,四角形状をなす布製品
等を搬送する搬送手段と,該搬送手段で搬送される布製
品等の上方において搬送手段の搬送方向と平行に配置さ
れた布製品等のほぼ半分程度の幅を有するガイド手段
と,前記搬送手段で搬送される布製品等の両側部を突き
上げて,前記ガイド手段に合わせて布製品等の両側部を
上方に折り返すための突き上げ手段と,前記搬送手段で
搬送される布製品等に接触し,搬送手段の搬送に伴って
布製品等を先端から巻き込むための巻き取り手段とを備
えることを特徴とする布製品等の巻き取り装置である。
この請求項3の巻き取り装置において,請求項4に記載
したように,前記ガイド手段は,布製品等のほぼ半分程
度の間隔をあけて平行に配置された一対のガイドロッド
とすることができる。また,請求項5に記載したよう
に,前記突き上げ手段は,布製品等の両側部を突き上げ
るための昇降自在なプッシャを備えていても良い。ま
た,請求項6に記載したように,前記プッシャが,垂直
よりも布製品等の中心側に傾斜した方向に上昇すること
が好ましい。また,請求項7に記載したように,前記巻
き取り手段は,前記搬送手段と所定の隙間をあけて配置
された摩擦部材であっても良い。更に,請求項8に記載
したように,棒状に巻き取った布製品等を包装する包装
手段を備えていても良い。
【0008】請求項9の発明は,棒状に巻き取られた布
製品等をフィルムで包装する装置であって,布製品等の
両側部からフィルムを供給する一対のフィルム供給手段
と,それらフィルム供給手段から供給されたフィルム同
士の間に挿入させた布製品等の周囲においてフィルム同
士を接着させる接着手段とを備え,かつ,布製品等をフ
ィルム同士の間に挿入する際に前記フィルム供給手段の
一方から相対的に早くフィルムを供給することにより,
フィルム同士の間で布製品等を回転させることを特徴と
する布製品等の包装装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を図面を基にして説明する。本発明では図1に示すよ
うに,先ず,例えばおしぼりのごとき四角形状をなす布
製品等aの左右両側部a1,a1を上方に折り返し,折り
線a2同士が平行になるように折り畳む。次に,この折
り畳んだ布製品等aの両側部a1を内側に巻き込むよう
に,布製品等aの先端a3から図1中の矢印Xの方向に
順次巻き込んでいくことにより,布製品等aを棒状に巻
き取る。こうして製造された棒状の布製品等aは,最初
に折り線a2同士が平行になるように折り畳まれている
ので,綺麗に端部a5が揃った状態となり,長さも実質
的に折り線a2同士の幅に等しく一定となる。
【0010】図2は,図1で説明した工程に従って布製
品等aの折り畳みを自動的に行う折り畳み装置1の構成
を概略的に示す説明図である。この実施の形態にかかる
折り畳み装置1は,フレーム10の上方に固定されたベ
ルトコンベア11と搬送ロール12を備えている。図3
に示すように,ベルトコンベア11は図中時計回転方向
に回転駆動される駆動ローラ13と従動ローラ14に3
本の無端ベルト15を互いに隙間を持って平行な姿勢で
巻回した構成を備えている。図示の例では,ベルトコン
ベア11の始端部にてこれら3本の無端ベルト15の上
を跨ぐように布製品等aが置かれるようになっている。
そして,駆動ローラ13の回転に従って無端ベルト15
は図中時計回転方向に周動し,布製品等aを終端部に向
けて搬送する。
【0011】このベルトコンベア11の始端部に隣接し
て,周面に粘着材が塗布された回転自在な粘着ロール2
0が配置されている。ベルトコンベア11の始端部に布
製品等aを供給する際には,図2中の一点鎖線a’で示
されるように,布製品等aを粘着ロール20にかけるよ
うに供給することによって,ベルトコンベア11で布製
品等aを搬送しながら,布製品等aの裏面に付着した毛
髪やほこりなどを粘着ロール20の周面に付着させて取
り除くことができるようになっている。
【0012】また,ベルトコンベア11のほぼ中央上方
にも,粘着ロール20と同様の,周面に粘着材が塗布さ
れた回転自在な粘着ロール21が配置されている。そし
て,布製品等aをベルトコンベア11で搬送しながら,
布製品等aの表面に付着した毛髪やほこりなどを粘着ロ
ール21の周面に付着させて取り除くことができるよう
になっている。
【0013】図3に示すように,ベルトコンベア11の
始端部の左右両側には,ベルトコンベア11上から外側
にはみ出た布製品等aの左右両側部a1,a1を下方に垂
れ下がらないように支持するための支持部材23がそれ
ぞれ配置されている。
【0014】図2に示すように,ベルトコンベア11に
よって搬送される布製品等aを上下から挟むようにし
て,上方にガイド25が配置され,下方にプッシャ30
が配置されている。図4に示すように,ガイド25は,
ベルトコンベア11の搬送方向と平行に配置された一対
のガイドロッド26を有している。これらガイドロッド
26はフレーム10に固定された支柱27で水平に支持
され,ガイドロッド26とベルトコンベア11の上面と
の間には所定の間隔が形成されており,ベルトコンベア
11によって搬送された布製品等aがこれらガイドロッ
ド26とベルトコンベア11の間に入るようになってい
る。また,ガイドロッド26同士は布製品等aの左右の
幅のほぼ半分程度の間隔をもって互いに平行に配置され
ている。
【0015】プッシャ30は,図3に示すようにベルト
コンベア11の左右両側に配置された一対のプッシャ本
体31と,これらプッシャ本体31を突き上げるための
シリンダ32で構成されている。図3に示すようにシリ
ンダ32が短縮している状態では,プッシャ本体31の
上面はベルトコンベア11の始端部の左右両側に配置さ
れた支持部材23とほぼ同じ高さを有しており,これに
より,ベルトコンベア11の搬送に伴って,ベルトコン
ベア11上から外側にはみ出た布製品等aの左右両側部
a1,a1が支持部材23の上面からプッシャ本体31の
上面に順次受け渡されるようになっている。従って,ベ
ルトコンベア11の搬送に伴って布製品等aがガイドロ
ッド26とベルトコンベア11の間に入った際には,図
4に示すように,ベルトコンベア11上から外側にはみ
出た布製品等aの左右両側部a1,a1がプッシャ本体3
1の上面に支持された状態となる。
【0016】図5に示すように,ベルトコンベア11の
左右両側に配置されたプッシャ30は,ベルトコンベア
11上の布製品等aに対して垂直よりも中心側に傾斜し
て設けられている。そして先に説明したように,布製品
等aをガイドロッド26とベルトコンベア11の間に位
置させ,ベルトコンベア11上から外側にはみ出た布製
品等aの左右両側部a1,a1をプッシャ本体31の上面
に支持させた状態でシリンダ32が伸張稼働することに
より,布製品等aの左右両側部a1,a1は勢い良く上方
に突き上げられ,こうして,ガイドロッド26の位置を
折り線a2として布製品等aの左右両側部a1,a1を内
側に折り返すことができる。
【0017】なお図2に示すように,布製品等aがガイ
ドロッド26とベルトコンベア11の間に位置したこと
を検出するためのセンサ33が,プッシャ30に隣接し
て配置されている。このセンサ33によってベルトコン
ベア11で搬送される布製品等aの後端の通過を検出す
るとシリンダ32が伸張稼働し,布製品等aの左右両側
部a1,a1が内側に折り返される。
【0018】図2に示すように,ベルトコンベア11の
終端部上方には,こうして折り返された布製品等aの左
右両側部a1,a1を上から押さえつけるための押圧ロー
ル35が配置されている。また,ベルトコンベア11の
終端部と搬送ロール12の間には,ベルトコンベア11
によって搬送されてきた布製品等aを搬送ロール12の
周面に受け渡すための受け渡し部材36が配置されてい
る。
【0019】図6は搬送ロール12を説明するための拡
大図である。搬送ロール12は図示しない駆動機構によ
り図中時計回転方向に回転される。そして,ベルトコン
ベア11で搬送され受け渡し部材36を介して受け渡さ
れた布製品等aを搬送ロール12の回転に従って時計回
転方向に搬送するようになっている。
【0020】この搬送ロール12の周面と所定の隙間を
あけて摩擦部材40が配置されている。摩擦部材40と
搬送ロール12の周面との間隔は,摩擦部材40の入り
口部41では相対的に狭く,出口部42では相対的に広
くなっている。摩擦部材40の入り口部41は,受け渡
し部材36のすぐ近傍に位置しており,ベルトコンベア
11及び受け渡し部材36を介して搬送ロール12に受
け渡された布製品等aは,その先端a3から搬送ロール
12と摩擦部材40の間に挿入されるようになってい
る。そして,このように布製品等aの先端a3が搬送ロ
ール12と摩擦部材40の間に挿入される際に,布製品
等aの先端a3が摩擦部材40に接触して上方に巻き上
げられ,これにより,布製品等aは搬送ロール12の回
転に従って時計回転方向に搬送されると共に,搬送ロー
ル12と摩擦部材40の間で反時計回転方向に転動す
る。こうして,布製品等aは搬送ロール12と摩擦部材
40の間で反時計回転方向に転動しながら搬送ロール1
2の回転に従って時計回転方向に搬送される間に棒状に
巻き取られる構成になっている。なお,このように布製
品等aを反時計回転方向に転動させて棒状に巻き取るこ
とによって,布製品等aは中心から外方に向かって時計
回転方向に螺旋状に巻かれた状態となる。
【0021】摩擦部材40の出口部42は,搬送ロール
12の最下部近傍に位置しており,これにより,搬送ロ
ール12と摩擦部材40の間で棒状に巻き取られた布製
品等aは,摩擦部材40の出口部42を通過した後,下
方に落下する。
【0022】搬送ロール12の最下部下方には,こうし
て落下してきた棒状に巻き取られた布製品等aを包装す
るためのフィルム50が,一対の支持ロール51,51
の間で支持されている。また,このように棒状に巻き取
られた布製品等aがフィルム50上に落下することを検
出するセンサ52が搬送ロール12の最下部下方に配置
されている。
【0023】図7に示すように,フィルム50は,左右
の供給ロール55,56から繰り出されたフィルム50
同士を支持ロール51,51の間で加熱溶着させて一本
につなげた構成になっている。これら供給ロール55,
56同士は,スプロケット57,58に巻回された無端
チェーン59の周動によって間欠的に同期回転し,後述
するように所定量のフィルム50が所定のタイミングで
繰り出されるようになっている。
【0024】供給ロール55から繰り出されたフィルム
50は,固定ロール60と移動ロール61に巻回されて
いる。これら固定ロール60と移動ロール61はいずれ
も回転自在であるが,固定ロール60の位置は不変であ
る。一方,移動ロール61は固定ロール60に対して接
近した位置と固定ロール60から離れた位置との間を移
動する構成になっている。即ち,棒状に巻き取られた布
製品等aが搬送ロール12の最下部下方にて落下してセ
ンサ52がそれを検知すると,移動ロール61が固定ロ
ール60に対して接近するように移動し,棒状に巻き取
られた布製品等aを包装するのに十分な量のフィルム5
0が支持ロール51,51の間に供給される。これによ
り,図7において一点鎖線50’で示したように,布製
品等aの自重によってフィルム50が支持ロール51,
51の間で垂れ下がった状態となり,布製品等aをフィ
ルム50によって包み込むようになっている。なおこの
ように布製品等aをフィルム50によって包み込む場合
は,図8に示すように,移動ロール61の移動に従って
布製品等aの左側からのみフィルム50が供給されるの
で,布製品等aはフィルム50を押し下げながら先に搬
送ロール12と摩擦部材40の間で棒状に巻かれた際と
同じ反時計回転方向に回転することとなる。このため,
棒状に巻かれた状態を乱すことなくフィルム50内に布
製品等aを包み込むことができるようになる。
【0025】また図2に示すように,支持ロール51,
51の下方には,こうしてフィルム50によって布製品
等aを包み込んだ状態でフィルム50を加熱溶着して切
断するためのヒータブロック65と,ヒータ押さえ66
が対向して配置されている。図9に示すように,ヒータ
ブロック65の前面には,コの字を下に伏せたように下
方が開放された門型の形状をした第1のヒータ67と,
この第1のヒータ67の上方に水平に配置された第2の
ヒータ68と,これら第1のヒータ67と第2のヒータ
68の間に水平に配置されたカッター69が設けられて
いる。
【0026】そして,図示しない駆動機構の稼働によっ
てこのヒータブロック65をヒータ押さえ66に押しつ
けることによって,フィルム50は次のように加熱溶着
され,切断される。即ち図10(a)に示すように,先
ず棒状に巻き取られた布製品等aが落下してくる前の状
態においては,左右の供給ロール55,56から繰り出
されたフィルム50同士の先端は,前回の工程にて第2
のヒータ68によって加熱溶着された第2の溶着部70
で接続された状態になっている。
【0027】次に図10(b)に示すように,フィルム
50上に棒状に巻き取られた布製品等aが供給される。
そして,布製品等aの自重によってフィルム50が支持
ロール51,51の間で垂れ下がった状態となり,布製
品等aはフィルム50によって包み込まれて,ヒータブ
ロック65とヒータ押さえ66の間に位置した状態とな
る。
【0028】次にヒータブロック65がヒータ押さえ6
6に向かって押しつけられる。これにより,図10
(c)に示すように,ヒータブロック65の前面に設け
られた第1のヒータ67によって,フィルム50内に包
み込まれている布製品等aの左右両側と上方を囲む第1
の溶着部71が加熱溶着され,布製品等aはフィルム5
0内に密封された状態となる。また同時に,第1の溶着
部71の上方において第2のヒータ68によって新たな
第2の溶着部70’を加熱溶着し,左右の供給ロール5
5,56から繰り出されたフィルム50同士の先端を接
続する。更に,カッター69によって,これら第1の溶
着部71と新たな第2の溶着部70’の間においてフィ
ルム50を切断するように構成されている。
【0029】また,図2に示すように,折り畳み装置1
の下方には,このようにして棒状に巻き取られてフィル
ム50で包装された布製品等aを貯めておくためのスト
ック容器80が設けられている。
【0030】さて,以上のように構成された折り畳み装
置1において,ベルトコンベア11の始端部に四角形状
の布製品等aが広がった状態で置かれ,布製品等aを終
端部に向けて搬送する。なお,このようにベルトコンベ
ア11の始端部に布製品等aを供給する際には,図2中
の一点鎖線a’で示したように,布製品等aを粘着ロー
ル20にかけるように供給することによって,ベルトコ
ンベア11で布製品等aを搬送しながら,布製品等aの
裏面に付着した毛髪などを取り除くことができる。ま
た,ベルトコンベア11での搬送中に,布製品等aの表
面に付着した毛髪などは粘着ロール21によって取り除
かれる。
【0031】次に,布製品等aはベルトコンベア11で
によりガイドロッド26の下方にまで搬送される。この
ように布製品等aがガイドロッド26の下方に搬送され
る際には,プッシャ30のシリンダ32が短縮していて
プッシャ本体31の上面はベルトコンベア11の始端部
の左右両側に配置された支持部材23とほぼ同じ高さに
なっている。これにより,ベルトコンベア11の搬送に
伴って,ベルトコンベア11上から外側にはみ出た布製
品等aの左右両側部a1,a1が支持部材23の上面から
プッシャ本体31の上面に順次受け渡され,布製品等a
の左右両側部a1,a1がプッシャ本体31の上面に支持
された状態となる。
【0032】すると,センサ33によってベルトコンベ
ア11で搬送される布製品等aの後端の通過が検出され
ることによりシリンダ32が伸張稼働する。これによ
り,ベルトコンベア11上から外側にはみ出た布製品等
aの左右両側部a1,a1はプッシャ本体31の上昇によ
って勢い良く上方に突き上げられ,こうして,ガイドロ
ッド26の位置を折り線a2として布製品等aの左右両
側部a1,a1が内側に折り返される。
【0033】こうして,左右両側部a1,a1を内側に折
り返された布製品等aは,ベルトコンベア11で更に搬
送され,ベルトコンベア11の終端部にて押圧ロール3
5で上方から押圧されて,布製品等aの左右両側部a
1,a1が上から押さえつけられる。その後,布製品等a
は受け渡し部材36を経て搬送ロール12の周面に受け
渡される。
【0034】こうして受け渡し部材36を介して搬送ロ
ール12に受け渡された布製品等aは,その先端a3か
ら搬送ロール12と摩擦部材40の間に挿入され,その
際に,布製品等aの先端a3が摩擦部材40に接触して
上方に巻き上げられ,これにより,布製品等aは搬送ロ
ール12の回転に従って時計回転方向に搬送されると共
に,搬送ロール12と摩擦部材40の間で反時計回転方
向に転動しながら搬送ロール12の回転に従って時計回
転方向に搬送されていく。この搬送ロール12と摩擦部
材40の間で搬送される間に,布製品等aは先に折り畳
んだ布製品等aの両側部a1を内側に巻き込むように,
先端a3を中心にして棒状に巻き取られる。そして,棒
状に巻き取られた布製品等aは,摩擦部材40の出口部
42を通過した後,搬送ロール12の最下部下方に落下
し,支持ロール51,51の間に支持されたフィルム5
0上に落下する。
【0035】すると,センサ52が布製品等aの落下を
検出することにより,移動ロール61が固定ロール60
に対して接近するように移動し,支持ロール51,51
の間にフィルム50が供給される。これにより,布製品
等aは反時計回転方向に回転して棒状に巻かれた状態を
乱すことなくフィルム50によって包み込まれる。
【0036】次にヒータブロック65がヒータ押さえ6
6に向かって押しつけられる。これにより,布製品等a
はフィルム50内に密封された状態となる。また同時
に,左右の供給ロール55,56から繰り出されたフィ
ルム50同士の先端が接続されると共に,布製品等aを
密封した上方においてフィルム50が切断される。こう
して棒状に巻き取られてフィルム50で包装された布製
品等aは下方に落下し,ストック容器80内に貯められ
る。
【0037】その後,移動ロール61が固定ロール60
から離れるように移動し,同時に,左右の供給ロール5
5,56から所定量のフィルム50が繰り出される。か
くして,以下同様の工程を繰り返すことによって,棒状
に巻き取られてフィルム50で包装された布製品等aが
順次ストック容器80内に貯められていく。
【0038】従って,この折り畳み装置1によれば,広
がった状態で置かれた布製品等aの両側部をガイドロッ
ド26に合わせて内側に折り畳んでいるので,布製品等
aの折り線同士を布製品等aのほぼ半分の幅で平行にす
ることができる。このため,棒状に巻き取った際に,布
製品等aの端部を揃えることができ,しかも棒状に巻き
取った布製品等aの長さが一定になるので,フィルム5
0の幅も必要以上に大きくする必要はない。なお,本発
明の実施の形態をおしぼりなどに代表される布製品等a
について説明したが,本発明は布製品に限らず,同様の
紙製品などにも適用できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば,おしぼりなどの布製品
等を簡単に端部を揃えて綺麗に棒状に巻き取ることがで
き,しかも棒状に巻き取った布製品等の長さを一定にさ
せることができるようになる。なお,布製品等を回転さ
せながら包装することにより,棒状に巻かれた状態を乱
すことなく布製品等を包み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる布製品等を棒状に
巻き取る工程の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる折り畳み装置の構
成を概略的に示す説明図である。
【図3】ベルトコンベアの斜視図である。
【図4】ガイドの斜視図である。
【図5】プッシャの正面図である。
【図6】搬送ロールを説明するための拡大図である。
【図7】布製品等を包装するフィルムの説明図である。
【図8】フィルムによって布製品等を包装する状態の説
明図である。
【図9】ヒータブロックの斜視図である。
【図10】布製品等を包装するフィルムを加熱溶着させ
る状態の説明図である。
【図11】布製品等を棒状に巻き取る従来の工程の説明
図である。
【図12】真ん中からずれた位置で布製品等を折り返し
た状態の説明図である。
【図13】端部が不揃いの状態で棒状に巻き取かれた布
製品等の説明図である。
【符号の説明】
a 布製品等 a1 両側部 a2 折り線 a3 先端 11 ベルトコンベア 12 搬送ロール 25 ガイド 30 プッシャ 26 ガイドロッド 40 摩擦部材 50 フィルム 65 ヒータブロック 66 ヒータ押さえ 80 ストック容器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状をなす布製品等の両側部を折り
    線同士が平行になるように折り畳む工程と,その折り畳
    んだ布製品等の先端を開始端とし,前記折り畳んだ布製
    品等の両側部を内側にして巻き込むことにより,布製品
    等を棒状に巻き取る工程とを備えることを特徴とする棒
    状に巻き取られた布製品等の製造方法。
  2. 【請求項2】 更に,棒状に巻き取った布製品等を包装
    する工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の棒状に巻き取られた布製品等の製造方法。
  3. 【請求項3】 四角形状をなす布製品等を搬送する搬送
    手段と,該搬送手段で搬送される布製品等の上方におい
    て搬送手段の搬送方向と平行に配置された布製品等のほ
    ぼ半分程度の幅を有するガイド手段と,前記搬送手段で
    搬送される布製品等の両側部を突き上げて,前記ガイド
    手段に合わせて布製品等の両側部を上方に折り返すため
    の突き上げ手段と,前記搬送手段で搬送される布製品等
    に接触し,搬送手段の搬送に伴って布製品等を先端から
    巻き込むための巻き取り手段とを備えることを特徴とす
    る布製品等の巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段は,布製品等のほぼ半分
    程度の間隔をあけて平行に配置された一対のガイドロッ
    ドであることを特徴とする請求項3に記載の布製品等の
    巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 前記突き上げ手段は,布製品等の両側部
    を突き上げるための昇降自在なプッシャを備えているこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の布製品等の巻き
    取り装置。
  6. 【請求項6】 前記プッシャが,垂直よりも布製品等の
    中心側に傾斜した方向に上昇することを特徴とする請求
    項5に記載の布製品等の巻き取り装置。
  7. 【請求項7】 前記巻き取り手段は,前記搬送手段と所
    定の隙間をあけて配置された摩擦部材であることを特徴
    とする請求項3,4,5又は6のいずれかに記載の布製
    品等の巻き取り装置。
  8. 【請求項8】 更に,棒状に巻き取った布製品等を包装
    する包装手段を備えていることを特徴とする請求項3,
    4,5,6又は7のいずれかに記載の布製品等の巻き取
    り装置。
  9. 【請求項9】 棒状に巻き取られた布製品等をフィルム
    で包装する装置であって,布製品等の両側部からフィル
    ムを供給する一対のフィルム供給手段と,それらフィル
    ム供給手段から供給されたフィルム同士の間に挿入させ
    た布製品等の周囲においてフィルム同士を接着させる接
    着手段とを備え,かつ,布製品等をフィルム同士の間に
    挿入する際に前記フィルム供給手段の一方から相対的に
    早くフィルムを供給することにより,フィルム同士の間
    で布製品等を回転させることを特徴とする布製品等の包
    装装置。
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