JP2002096803A - 巻おしぼり包装装置 - Google Patents

巻おしぼり包装装置

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JP2002096803A
JP2002096803A JP2000286957A JP2000286957A JP2002096803A JP 2002096803 A JP2002096803 A JP 2002096803A JP 2000286957 A JP2000286957 A JP 2000286957A JP 2000286957 A JP2000286957 A JP 2000286957A JP 2002096803 A JP2002096803 A JP 2002096803A
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towels
towel
roll
conveyor
box
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JP2000286957A
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Akinori Nokoya
明徳 鋸屋
Masaaki Takagi
正明 高木
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BIRIIFU HANAZONO KK
Original Assignee
BIRIIFU HANAZONO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数本の巻おしぼりをケースに収納したおし
ぼり収納パックを製造する際に、巻おしぼりの巻きの緩
みを軽減しつつ整然と収納する。 【解決手段】 巻おしぼりSを搬送するコンベア10の
上方に、対向する面が同一方向に走行するコンベア60
を設け、そのコンベア60には所定間隔離間して立設し
たストッパ61が取り付けられている。コンベア60の
走行速度V2はコンベア10の走行速度V1よりも遅
く、そのため、ストッパ61間に挟まれた巻おしぼりS
1〜S6は進行するに伴い、前方のストッパ611の規
制を受けて玉突き状に追い付く。そして、コンベア60
の終端ではn本の巻おしぼりがほぼ密着した横整列状態
に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻おしぼりを複数
本ずつまとめて箱詰め包装するための巻おしぼり包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】おしぼりは、喫茶店やレストラン等の飲
食店のほか、乗客サービスの一環として、飛行機や一部
の電車などでも提供されており、欠かせないものとなっ
ているが、従来、加温したおしぼりを短時間で多数供給
することは非常に困難であった。このような問題を解決
するために、本出願人は、特願平9−19746号(特
開平10−194369号公報参照)において、多数の
巻おしぼりを収納したおしぼり収納パックを提案してい
る。
【0003】図11は、このおしぼり収納パックの縦断
面図である。電子レンジで加熱可能な材料から成る、上
面が開口した収納ケース70内に複数本の加湿した巻お
しぼり72を収納し、その上面開口をフィルム材71で
シールして収納ケース70を密閉する。使用時には、フ
ィルム材71を剥がし、収納ケース70のまま電子レン
ジの庫内に収納してマイクロ波加熱すれば、短時間で多
数の温かい巻おしぼりを提供することが可能となる。
【0004】上述のようなおしぼり収納パックを製造す
るには、従来より行われている巻おしぼりを製造する工
程のあとに、巻おしぼりを所定本数ずつ水平方向に整列
させるとともに、これを垂直方向に所定段数だけ積重さ
せた状態で整然と収納ケース70内に収納する、箱詰め
工程が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】巻おしぼりの箱詰め工
程において特に配慮すべきことは、見た目よく整然と収
納するのは勿論のこと、巻おしぼりの巻きが緩まないよ
うにすることである。すなわち、巻おしぼりは1枚の布
地又は紙材などを巻き込んで形成したものであるため、
コンベア等による搬送の過程などで緩みが生じ易い。巻
おしぼりは、使用者が使用する時点で適度な巻きの強さ
を有していることが望まれる。そのため、巻きの緩みの
発生の少ない包装装置が要望されている。また、製造上
のコスト削減のためには、箱詰めに要する時間ができる
だけ短くて済むことが必要であり、好ましくは、巻おし
ぼりの製造工程を律速しない程度の箱詰め速度が得られ
るとよい。
【0006】本発明はこのような課題に鑑みて成された
もので、その第1の目的とするところは、複数本の巻お
しぼりを箱詰めする過程で巻おしぼりの巻きが緩むこと
なく整然と収納することができる巻おしぼり包装装置を
提供することにある。また、本発明の第2の目的とする
ところは、コンベアの搬送速度を上げて生産効率を向上
させることができる巻おしぼり包装装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る第1の巻おしぼり包装装置は、
複数本の巻おしぼりを水平方向及び垂直方向に接触して
配列した状態で、上面が開口した箱体内に収容する巻お
しぼり包装装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
段と、 c)横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段により
搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に積
重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
箱体内に収納する箱詰め手段と、を備え、前記横整列手
段は、 a1)前記コンベアの走行方向に所定間隔離間し、且つ
それぞれ独立に巻おしぼりの進行前方に進出・退却自在
に配設された複数の可動ストッパと、 a2)該可動ストッパよりも更に走行前方に設けられた
固定ストッパと、を含み、前記複数の可動ストッパによ
る巻おしぼりの進行阻止により、nを複数に分割した所
定本数ずつの巻おしぼりを一旦個別に横整列させ、その
あと、該可動ストッパによる進行阻止を解除して個別の
横整列状態でコンベア上を進行させ、前記固定ストッパ
においてn本の巻おしぼりの横整列を行うようにしたこ
とを特徴としている。
【0008】また、上記課題を解決するために成された
本発明に係る第2の巻おしぼり包装装置は、複数本の巻
おしぼりを水平方向及び垂直方向に接触して配列した状
態で、上面が開口した箱体内に収容する巻おしぼり包装
装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
段と、 c)横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段により
搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に積
重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
箱体内に収納する箱詰め手段と、を備え、前記横整列手
段は、 a1)前記コンベアの上方にあって該コンベアの搬送面
と相対する面が同一方向に走行する走行手段と、 a2)該走行手段の走行方向に所定間隔離間して設けら
れた複数の走行ストッパと、を含み、前記走行手段の走
行速度を前記コンベアの走行速度に対して所定分だけ遅
くすることにより、前記複数の走行ストッパによって巻
おしぼりの進行を遅滞させ、その進行の過程で巻おしぼ
りが前方を進行する巻おしぼりに追いつくようにしてn
本の巻おしぼりの横整列を行うことを特徴としている。
【0009】また、上記課題を解決するために成された
本発明に係る第3の巻おしぼり包装装置は、複数本の巻
おしぼりを水平方向及び垂直方向に接触して配列した状
態で、上面が開口した箱体内に収容する巻おしぼり包装
装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
段と、 c)前記コンベアの走行方向の左右両側にそれぞれ設置
され、横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段によ
り搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に
積重させてm段の縦整列状態とする第1及び第2の縦整
列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
箱体内に収納する箱詰め手段と、を備え、前記搬出手段
は、 b1)前記コンベアの走行方向に延伸する押動体と、 b2)該押動体を前記コンベアの走行方向と略直交する
一軸上で両方向に移動させる駆動手段と、を含み、前記
横整列手段によりコンベア上の所定位置にn本の巻おし
ぼりが横整列したタイミングで、前記駆動手段は前記押
動体を移動させ、該押動体により横整列状態にある巻お
しぼりを一端面側から押し出すようにし、且つ第1及び
第2の縦整列手段でのm段の縦整列が終了する毎に、押
動体の移動方向を反転させることを特徴としている。
【0010】また、上記課題を解決するために成された
本発明に係る第4の巻おしぼり包装装置は、複数本の巻
おしぼりを水平方向及び垂直方向に接触して配列した状
態で、上面が開口した箱体内に収容する巻おしぼり包装
装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
段と、 c)横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段により
搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に積
重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
箱体内に収納する箱詰め手段と、を備え、前記縦整列手
段は、 c1)横整列状態にあるn本の巻おしぼりを一時的に載
上させて保持する仮保持体を縦方向に複数段有して成る
上下動自在の仮受け手段と、 c2)該仮受け手段の仮保持体を内包可能に下面が開放
した箱状体であり、巻おしぼりの両端に対面する壁面が
内側に移動自在に形成され、更に、前記仮保持体を内包
した状態でそれを水平方向に抜去可能に構成された保持
箱体と、を含み、前記仮保持体にn本の巻おしぼりを載
上させる毎に仮受け手段は一段ずつ上昇し、m段の仮保
持体上に巻おしぼりを載上させるとともに該仮保持体を
前記保持箱体に内包し、該保持箱体の両壁面を内側に押
圧して各巻おしぼりを壁面間に挟持した状態で、前記仮
保持体を水平方向に抜去して縦整列を行うことを特徴と
している。
【0011】
【発明の実施の形態、及び効果】上記第1〜第4の巻お
しぼり包装装置では、1本毎に所定間隔離間してコンベ
ア上に供給された巻おしぼりは、コンベア上で横整列手
段によってn本の横整列状態にされるわけであるが、特
に、第1及び第2の巻おしぼり包装装置では、この横整
列動作の過程での巻きの緩みや絡みなどが発生しないよ
うに考慮されている。
【0012】第1の巻おしぼり包装装置では、n本の巻
おしぼりの横整列状態を固定ストッパの位置で形成する
以前に、複数の可動ストッパのそれぞれで巻おしぼりの
進行を一時的に阻止することによって、n本を複数に分
割した、例えば、p本(p<n)及びn−p本の巻おし
ぼりの横整列状態を形成する。そのあと、それら可動ス
トッパを後退させて、巻おしぼりを個別の横整列状態で
コンベア上を進行させる。固定ストッパに達した巻おし
ぼりの進行は阻止され、それによって個別の横整列状態
の巻おしぼりの間の間隙は消滅し、n本の巻おしぼりが
横整列状態になる。
【0013】この第1の巻おしぼり包装装置の構成によ
れば、巻おしぼりは一旦少ない本数の横整列状態に形成
されたあと、1つのかたまりに形成されるので、巻おし
ぼりが固定ストッパの後方で前後から多数の巻おしぼり
に挟まれた状態で長く留まることを回避できる。そのた
め、固定ストッパのみで順番に巻おしぼりを制止してい
ってn本の横整列状態を形成する場合に比べて、巻おし
ぼりに掛かる負荷が小さく、巻きが緩みにくい。また、
他の巻おしぼりと接触する機会が少なくなるので、絡み
付きも生じにくい。
【0014】また、第2の巻おしぼり包装装置では、コ
ンベアの上に載っている巻おしぼりから見れば、コンベ
アの走行速度と走行手段の走行速度との差に相当する速
度で走行ストッパが前方から到来し、この走行ストッパ
に制止されてコンベア上を後退させられる。コンベア上
の後方には次の巻おしぼりが存在するから、先の巻おし
ぼりは後方のおしぼりに接触し、その後方のおしぼりの
移動も制限する、というように順次、後方の巻おしぼり
は玉突き状に制止される。そして、n本の巻おしぼりが
或るストッパの後方で横整列状態になったあとに、走行
手段の終端に達して走行ストッパから解放される。
【0015】上記速度差はコンベアの走行速度に比べる
と遙かに小さく、走行ストッパにより制止されてコンベ
ア上を後退するときに巻おしぼりに掛かる摩擦力は、静
止状態にあるストッパにより制止された場合と比較して
非常に小さくて済む。そのため、この巻おしぼり包装装
置によれば、巻おしぼりがコンベア上で転がったり踊っ
たりしにくく、巻き緩みが生じにくい。また、コンベア
の走行速度を上げても、巻おしぼりの巻きが緩みにく
い。したがって、従来の装置に比べて、コンベアの走行
速度を上げて、包装を効率よく行うことができ、生産性
が大きく向上する。
【0016】また、本発明に係る第3の巻おしぼり包装
装置では、コンベア上の所定位置で横整列状態に配列さ
れたn本の巻おしぼりは、駆動手段により駆動される押
動体の移動に伴い、一端面側から押されて他端面側へと
ほぼ一体に押し出される。巻おしぼりがn本の横整列状
態に配列される毎に押動体は同一方向へ移動され、一方
向へ巻おしぼりを押し出す。このようにして押し出され
た巻おしぼりは、第1又は第2の縦整列手段により積重
される。第1又は第2の縦整列手段において所定のm段
数の積重が終了すると、駆動手段は押動体の移動方向を
変更する。したがって、次にコンベア上の所定位置で横
整列状態に配列されたn本の巻おしぼりは、先の押出し
方向とは反対方向に押し出される。このようにして、例
えば第2の縦整列手段により巻おしぼりが積重されてい
る間に、先に第1の縦整列手段により積重された横n
本、縦m段の巻おしぼりは箱詰め手段により箱体内に箱
詰めされる。
【0017】このように、縦整列手段を2つ用意してコ
ンベアの両側に配置すると共に、搬出手段は横整列位置
からそのまま巻おしぼりの長手方向に巻おしぼりを押し
出す構成としたので、箱詰め作業が横整列作業や縦整列
作業を律速することなく、きわめて効率的に、つまり高
速度で巻おしぼりの包装を行うことができる。
【0018】また、本発明に係る第4の巻おしぼり包装
装置では、搬出手段によりコンベアから搬出されたn本
の巻おしぼりは、適宜の搬送手段(例えばローラコンベ
ア、ベルトコンベア等)を介して、仮受け手段の仮保持
体に横整列状態をほぼ維持したまま載上される。1段分
の巻おしぼりが収納されると、次に、その下段の仮保持
体に巻おしぼりを載上することが可能なように仮受け手
段は上昇する。このように、巻おしぼりが仮保持体上に
載る毎に仮受け手段は段階的に上昇する。m段分の巻お
しぼりが蓄積されたとき、仮保持体全体はその上部に配
設された保持箱体に内包される。そのあと、保持箱体の
両壁面を内側に押圧して各巻おしぼりを壁面間に挟持
し、仮保持体を水平方向に抜去する。各巻おしぼりは壁
面間に挟持されているので、下面を保持する仮保持体が
抜去されても、ほぼそのままの積重状態を維持する。
【0019】この構成によれば、巻おしぼりの巻きの緩
みや絡みを生じることなく、縦整列状態を形成すること
ができる。また、上下方向に昇降する仮受け手段を用い
ることにより、装置が横方向に大きくならずに済み、設
置場所の省スペース化が図れる。
【0020】なお、本発明に係る第3及び第4の巻おし
ぼり包装装置は、巻おしぼりのみならず、各種の円柱状
物体の箱詰め包装に適用し得る。特に、円柱状物体の両
端面に対して両側から押圧する力には強く、側周面に対
して直交又は斜め方向に押圧する力に対しては弱く折れ
曲がり易いような物体を包装するのに好適である。具体
的には、煙草、葉巻等の包装に適する。また、ここでい
う円柱状物体とは中空体、すなわち円筒状物体でもよ
く、本発明に係る包装装置はガラス管などにも適する。
このような円柱状物体の箱詰め包装に本発明に係る包装
装置を適用すれば、円柱状物体を折り曲げたりして破損
や品質の劣化を生じることなく、きわめて効率的に、つ
まり短時間で多量の箱詰め包装を達成することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例である巻おしぼ
り包装装置を図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本実施例の巻おしぼり包装装置を
構成する各手段の概略的な平面配置を示す上面図であ
る。図示しないが、この巻おしぼり包装装置の前段(図
1では左方)には巻おしぼり製造装置が設置されてお
り、巻おしぼり製造装置で製造された巻おしぼりSは、
略一定間隔Lを保って1本ずつベルトコンベア10上に
供給される。巻おしぼり製造装置は、一般に、ロール状
に巻回されたシートを引き出して所定長さ毎に切断する
切断手段と、切断された1枚の細長いシートを傾斜面に
沿って転動させながら巻き込む巻込み手段と、巻込みの
前、途中又は後に巻おしぼりに湿り気を付与する給水手
段と、を備える。
【0023】図1に示す通り、本巻おしぼり包装装置
は、ベルトコンベア10に供給された巻おしぼりSをn
本(本例ではn=6)毎に区切って隣接同士が接触する
ように整列させる横整列手段Aと、ベルトコンベア10
の終端手前の横整列位置(巻おしぼり一時待機位置)に
おいて、n本の巻おしぼりをベルトコンベア10の両側
に振り分けて押し出す振分け手段Bと、ベルトコンベア
10の左右にそれぞれ配置され、横整列したn本の巻お
しぼりを垂直方向にm段(本例ではm=5)積み上げる
第1、第2積重手段C1、C2と、横n本、縦m本に整
列された状態のまま、この巻おしぼりを所定の収納ケー
ス70内に収容する箱詰め手段Dと、巻おしぼりが収容
された収納ケース63の上面開口にフィルム材を封着す
る封着手段Eと、から構成されている。
【0024】ここで、積重手段C1、C2のみが2つ設
けられているのは、箱詰め手段Dによる箱詰め作業に時
間を要するからである。すなわち、第1積重手段C1で
巻おしぼりの積重作業を行っている間に、箱詰め手段D
では、他方の第2積重手段C2でその直前に積重された
巻おしぼりを収納ケース70に収容する作業を実行す
る。この収容作業が終了する時点の前後には、第1積重
手段C1による巻おしぼりの積重作業が終了しているの
で、箱詰め手段Dは、第1積重手段C1で積重された巻
おしぼりを収納ケース70に収容する作業に取り掛か
る。このときには、第2積重手段C2による巻おしぼり
の積重作業を実行する。したがって、振分け手段Bは、
1ケース分の包装毎に、つまりn×m本(本例では30
本)毎に、n本の巻おしぼりを左右(図1では上下)交
互に振り分けて押し出す。
【0025】次いで、この巻おしぼり包装装置の各手段
毎の詳細な構成及び動作を説明する。
【0026】まず、横整列手段Aの構成及び動作を説明
する。図2は、横整列手段Aの構成を示す略側面図であ
る。同図に示すように、ベルトコンベア10の上方に
は、矢印M1で示す走行方向に所定間隔離間して、第
1、第2なる2つの昇降式の可動ストッパ11、12が
設けられており、更にベルトコンベア10の終端手前に
は固定ストッパ13が設けられている。ストッパ11、
12、13は何れも走行方向の正面に阻止壁を有すると
とも該阻止壁と一体に上壁を備え、この上壁により巻お
しぼりの迫り上がりを防止している。第1、第2可動ス
トッパ11、12は、それぞれ独立したエアシリンダ1
1a、11bにより所定のタイミングで上下に進出・後
退される。
【0027】図4は、横整列手段Aの動作を説明するた
めの略側面図である。この図では、ベルトコンベア10
とストッパ11、12、13のみを記載し、他の部分は
省略している。図4(a)に示すように、巻おしぼりS
1…が略一定間隔Lでベルトコンベア10に載って矢印
M1の方向に走行するとき、所定のタイミングで、第1
可動ストッパ11がベルトコンベア10にごく近接する
位置まで下降する(図4(a)中の矢印M2方向)。こ
れにより、図4(b)に示すように、第1可動ストッパ
11の阻止壁111後方に位置する巻おしぼりS1の走
行が阻止される。
【0028】続いて、第1可動ストッパ11の阻止壁1
11と第2可動ストッパ12の阻止壁121直下との間
に巻おしぼりS1を含めて3本の巻おしぼりS1〜S3
が入ったタイミングで、第2可動ストッパ12をベルト
コンベア10にごく近接する位置まで下降させる(図4
(b)中の矢印M3)。これにより、図4(c)に示す
ように、第2可動ストッパ11の阻止壁121はその後
方に位置する巻おしぼりS4の走行を阻止し、その後続
の巻おしぼりS5、S6も順次前方の巻おしぼりS4に
追いつく。この巻おしぼりS4から2本後方の巻おしぼ
りS6が巻おしぼりS5に接触したタイミングで、第
1、第2可動ストッパ11、12は共に引き上げられ
(図4(c)中の矢印M4)、走行阻止は解除される。
これにより、図4(d)に示すように、第1、第2可動
ストッパ11、12に対応してそれぞれ3本ずつの巻お
しぼりS1、S2、S3及びS4、S5、S6が横整列
した状態で、ベルトコンベア10に載って搬送される。
このとき、この6本の巻おしぼりS1〜S6のうちの最
後尾の巻おしぼりS6とその後方の巻おしぼりS7との
離間距離はほぼLである。
【0029】図4(e)に示すように、先行する3本の
巻おしぼりS1〜S3のうちの先頭の巻おしぼりS1が
固定ストッパ13の阻止壁131に当接すると、まずそ
の3本の巻おしぼりS1〜S3の走行が阻止され、更に
すぐに後続の3本の巻おしぼりS4〜S6が追いつき、
図4(f)に示すように、6本の巻おしぼりS1〜S6
が固定ストッパ13の阻止壁131後方に横整列する。
なお、このように固定ストッパ13により6本の巻おし
ぼりS1〜S6が横整列されるまでの期間に、この後方
の巻おしぼりS7…は上述したように第1、第2可動ス
トッパ11、12により走行が阻止されるため、巻おし
ぼりS6とその後方の巻おしぼりS7との離間距離は約
5×Lまで広がる。したがって、図2に示すように、こ
の個所に振分け手段Bを設置するスペースを確保するこ
とができる。
【0030】このように、本実施例の巻おしぼり包装装
置では、始めから多数本(ここでは6本)の巻おしぼり
を一度に横整列させずに、3本ずつ分けて一旦横整列さ
せ、そのあと、その3本ずつにかたまった巻おしぼりを
1つにかためるようにしている。始めから多本数の巻お
しぼりを一度に整列させようとすると、ベルトコンベア
10上で巻おしぼりの移動を阻止している期間が長くな
るのみならず、前後方向から隣接する巻おしぼりに挟み
込まれた状態でベルトコンベア10のみが走行する期間
が長くなるため、巻きが緩んだり緩んだ布地が他の巻お
しぼりに巻き込まれて絡み易くなる。これに対し、本実
施例のように構成すれば、前後方向から隣接するおしぼ
りに挟み込まれた状態でベルトコンベア10のみが走行
する期間を減少させることができるので、巻おしぼりの
巻きの緩みや絡みを少なくすることができる。
【0031】次に、振分け手段Bの構成及び動作を説明
する。図3は、図2中のa−a切断線の断面図である。
振分け手段Bは、角部が円弧状に形成された略正三角形
状のケーシング20と、該ケーシング20の内部にあっ
てその各頂点付近にそれぞれ備えられたスプロケット2
1と、該スプロケット21に巻き掛けられたチェーン2
2と、チェーン22に固定され、ケーシング20の周囲
に沿って摺動する3本の押出しロッド23と、を含んで
いる。スプロケット21は図示しないモータにより左右
両方向に回転可能であって、この回転に伴ってケーシン
グ20の最下辺を水平方向に摺動する押出しロッド23
は、ちょうどベルトコンベア10と固定ストッパ13の
上壁132との間隙を通過するように構成されている。
また、ベルトコンベア10上の振分け位置(つまり、固
定ストッパ13の阻止壁131後方位置)から、該ベル
トコンベア10に対し略垂直方向に左右に延伸して、後
記積重手段C1、C2の構成要素を兼ねる第1、第2ロ
ーラコンベア251、252が設けられており、該ロー
ラコンベア251、252とベルトコンベア10との間
には案内板241、242が配設されている。
【0032】上述したように整列した6本の巻おしぼり
S1〜S6は、その先端の巻おしぼりS1が固定ストッ
パ13の阻止壁131に当接した位置、つまり振分け位
置で停止する。この当接が検知されると、スプロケット
21は所定方向に回転駆動される。その回転方向に応じ
て、押出しロッド23がベルトコンベア10の走行方向
と略直交する方向に、ベルトコンベア10上面と固定ス
トッパ13の上壁132との間の間隙を通過する。図3
の場合、押出しロッド23は矢印M5の方向に通過し、
一時的な待機状態にある6本の巻おしぼりは、ほぼ同時
にベルトコンベア10の左側方に押し出され、図3中の
矢印M6に示すように、案内板241を介して第1ロー
ラコンベア251上に移る。
【0033】スプロケット21の回転方向は、左右何れ
の積重手段C1、C2が後述するような積重動作を実行
しているかに依存する。すなわち、或る1個の収納ケー
スに収納すべき本数(本例では30本)の巻おしぼりが
溜まるまでは、スプロケット21の回転方向は同一方向
に維持され、所定段数の巻おしぼりが積重されると、ス
プロケット21の回転方向は逆転され、ベルトコンベア
10を挟んで反対方向のローラコンベアへと巻おしぼり
を押し出すようになる。ローラコンベア上に載った巻お
しぼりは、図示しない横規制板により広がりや曲がりが
修正されつつ走行し、次の積重手段C1(又はC2)に
達する。
【0034】次に、積重手段C1、C2の構成及び動作
を説明する。なお、第1積重手段C1と第2積重手段C
2は同一であるので、ここでは第1積重手段C1につい
てのみ述べる。
【0035】図5は積重手段C1の主要部の斜視図、図
6は積重手段C1がローラコンベア251に装着された
状態を示す斜視図である。積重手段C1は、ローラコン
ベア251の終端手前に設置された昇降部30と、積重
動作時には該昇降部30の上部又は昇降部30を内包す
る位置にあり、積重動作終了後には巻おしぼりを内部に
収容したまま箱詰め手段Dまで搬送する保持箱体40
と、を含む。
【0036】図5(a)に示すように、昇降部30は、
垂直に立設されたコの字状の取付板31に、略水平な2
本のガイドフォーク(仮保持体)32を垂直方向に複数
段突設した構成を有する。この昇降部30全体は、上下
方向(図5(a)中の矢印M7の方向)に移動自在とな
っている。各段のガイドフォーク32の高さ方向の間隙
はちょうど巻おしぼりSが収納可能な寸法になってお
り、左右のガイドフォーク32の間隔及びガイドフォー
ク32の幅は、巻おしぼりSが安定して載置される寸法
に考慮されている。図6に示すように、昇降部30はロ
ーラコンベア251と重なる位置に設置されているが、
ガイドフォーク32との干渉を避けるべく、ローラコン
ベア251のローラはガイドフォーク32の上下動位置
には存在しない構成となっている。
【0037】図5(b)に示すように、保持箱体40
は、下面全体が開口するとともに、前面板41及び後面
板42(図5(b)では隠れて見えない)が上記ガイド
フォーク32との干渉を避けるために櫛形状に形成され
ている。両側板は側上板43と側下板44とから成り、
両者は蝶動自在に接続されている。側上板43の上縁端
は水平軸45を中心に回動自在であり、側下板44の下
縁端は内側に折れ曲がった内折れ部46に形成されてい
る。また、側上板43、側下板44の当接縁端の外側に
取り付けられたエアシリンダにより、側上板43、側下
板44はそれぞれ内側に(図5(b)中の矢印M8方向
に)所定圧力で押圧されてく字状に屈曲するようになっ
ている。更に、この保持箱体40全体は上から懸垂さ
れ、上下動自在、且つ水平方向に移動可能である。
【0038】昇降部30の各ガイドフォーク32上に何
も載っていない状態では、図6に示すように、上から2
段目のガイドフォーク322がローラコンベア251と
略同一水平面上又はやや低い位置になるように昇降部3
0の上下方向の位置が設定されている。このとき、保持
箱体40は昇降部30の上方で待機した状態にあり、保
持箱体40の側下板44の下縁端とローラコンベア25
1上面との間には、巻おしぼりが通過可能な間隙が形成
されている。
【0039】図6中に矢印M6で示すように、ローラコ
ンベア251上を整列状態で6本の巻おしぼりが搬送さ
れてくると、そのローラコンベア251の走行方向と略
直交して6本の巻おしぼりはガイドフォーク322の上
に掛かり、巻おしぼりの一端面(進行方向の先頭端面)
がローラコンベア251の終端のストッパ261に当接
する位置まで進むと、巻おしぼりはちょうどガイドフォ
ーク322上に安定して載った状態となる。そのあと、
昇降部30はガイドフォーク1段分だけ上昇し、1段下
のガイドフォーク323がローラコンベア251と略同
じ高さまで迫り上がって待機する。その状態で、次の6
本の巻おしぼりがローラコンベア251上を搬送されて
きてガイドフォーク323の上に載る。このように横整
列状態にある6本の巻おしぼりがガイドフォーク32上
に載る毎に、1段ずつ昇降部30は上昇する。そして、
既にガイドフォーク32上に載っている巻おしぼりは順
次、保持箱体40の内部に入っていく。
【0040】図7は、全ての段のガイドフォーク32に
巻おしぼりが収納された状態での略断面図である。この
ように所定段数(5段)の巻おしぼりが保持箱体40内
に収納されると、上述した如く、エアシリンダにより両
側上板43、側下板44は所定圧力で内側に押圧され
る。これにより、保持箱体40内の巻おしぼりSの両端
面は両側上板43、側下板44で押圧される。その状態
で保持箱体40は図7中の矢印M9で示す方向、つまり
昇降部30の取付板31と反対方向に後退する。巻おし
ぼりSは両側から挟み込まれて保持された状態で保持箱
体40と一体に後退するから、上下に隣接した巻おしぼ
りSの間からガイドフォーク32が抜去され、巻おしぼ
りSは下面の支持を受けずに完全に両端面のみで保持さ
れた状態となる。この状態を示すのが図8である。巻お
しぼりSは本数が多いため全体として適度な剛性力を有
しており、折れ曲がることなく挟持される。この状態の
まま保持箱体40は箱詰め位置まで移送される。
【0041】次に、箱詰め手段Dの動作を図1及び図9
により説明する。図1に示すように、ケース搬送用のベ
ルトコンベア50上を搬送されたきた空の収納ケース7
0は、図示しないケース移送機構により、1個ずつ箱詰
め用コンベア51上の箱詰め位置に載置されそこに待機
する。上述したように内部に巻おしぼりSを挟持した保
持箱体40は、箱詰め位置に待機している収納ケース7
0の直上まで移動し、図9(a)に示すように、両側下
板44の下縁端が収納ケース70上端にごく近接する位
置まで降下したあと、両側上板43、側下板44の押圧
を解除し、水平軸45を中心に自由に回動できるように
する。そして、保持箱体40の天面から押込み板47が
垂直に降下してくる。これにより、巻おしぼりSは保持
箱体40内から落下して収納ケース70の中に収納さ
れ、更に、図9(b)に示すように、最上部の巻おしぼ
りが収納ケース70の上端より下にくる位置まで押し込
まれる。
【0042】そのあと、押込み板47は上方に引き上げ
られ、保持箱体40は昇降部30上方の所定位置まで戻
って待機状態となる。一方、所定本数の巻おしぼりSが
整然と収納された収納ケース73は、図示しない移送機
構により箱詰めコンベア51上から封着用コンベア52
へと移送される。封着用コンベア52は、1個の収納ケ
ースがちょうど収容される大きさの容器が並べられた構
成であり、この容器内に収納ケース73が収容される
と、該収納ケース73上縁の鍔部が容器の上端縁部の上
に位置するようになっている。この状態で封着手段Eま
で搬送され、封着手段Eにより繰り出されたフィルム材
が収納ケース73の上面開口に熱溶着される。
【0043】以上のようにして、本実施例の巻おしぼり
包装装置では、所定本数の巻おしぼりを収納ケース内に
整然と収納し、その収納ケース上にフィルムを溶着した
状態の製品を次々と製造することができる。
【0044】次いで、本発明に係る第2の実施例による
巻おしぼり包装装置について説明する。この実施例の装
置では、横整列手段Aの構成及び動作が実施例1と相違
しているので、それについてのみ説明する。本例による
横整列手段Aは上記例のものよりも、更に巻きの緩みを
軽減することを意図している。
【0045】図10は、この実施例による横整列手段A
の構成を示す略側面図である。但し、この図では振分け
手段Bの記載は省略している。巻おしぼりSを搬送する
ベルトコンベア10の上方には、ベルトコンベア10の
上面と対向する面が同一方向に走行するストッパ移動コ
ンベア60が設けられ、そのコンベア60には所定間隔
毎にフィン状の周回ストッパ61が突出して設けられて
いる。周回ストッパ61の隣接間隔dは、ベルトコンベ
ア10に供給される巻おしぼりの間隔Lと横整列させる
本数nに応じて決まっており、例えば、横整列本数nが
6である場合にはほぼ5×L<d<6×Lである。ま
た、ベルトコンベア10の終端手前には上記例と同様に
固定ストッパ13が設けられている。
【0046】ベルトコンベア10は図示せぬ駆動機構に
より速度V1で走行する。これに対し、ストッパ移動コ
ンベア60は、速度V1よりも遅い所定速度V2で走行
する。すなわち、両者には速度差ΔV(=V1−V2)
が存在するから、例えば図10中で、周回ストッパ61
1が通過した直後にベルトコンベア10に乗った巻おし
ぼりS1から見ると、周回ストッパ611は前方からΔ
Vの速度で迫ってくることになる。そして、巻おしぼり
S1がその周回ストッパ611に追いつくと、巻おしぼ
りS1の進行はその周回ストッパ611で制限されるか
ら、巻おしぼりS1も速度V2で進むことになる。その
後方の巻おしぼりS2は速度V1で進んでいるが、やが
て前方の巻おしぼりS1に追いつき、その巻おしぼりS
1に接触して同様に速度の制限を受ける。
【0047】このように、ベルトコンベア10上で後方
にある巻おしぼりが次々に前方の巻おしぼりに玉突き衝
突的に追いつき、ストッパ移動コンベア60の終端に達
するときには、図10に示したように周回ストッパ61
の後方に6本の巻おしぼりが連続的に整列した状態とな
る。逆に言えば、ベルトコンベア10の長さ(巻おしぼ
りの走行長)、巻おしぼりの供給間隔L、及びベルトコ
ンベア10の走行速度V1に応じて、ストッパ移動コン
ベア60の走行速度V2を適宜に調節するにより、巻お
しぼりが固定ストッパ13に達する手前で6本の巻おし
ぼりが横整列するようにすることができる。
【0048】この実施例の構成によれば、移動の制限を
受けた(これは上記実施例1では、可動ストッパ11、
12により移動を阻止されたことに相当する)各巻おし
ぼりは、静止したベルトコンベア10上を速度ΔVで後
方に進むのと同じことになる。一方、上記実施例1の装
置であれば、ベルトコンベア10の走行方向に静止した
可動ストッパ11、12により移動を阻止された各巻お
しぼりは、静止したベルトコンベア10上を速度V1で
後方に進むのと同じことになる。上述のように速度ΔV
はV1とV2の差であるから、ΔVはV1に比べて遙か
に小さくすることができる。したがって、その分だけ巻
おしぼりに対するベルトコンベア10の摩擦力も小さく
なり、巻きが緩んだり絡み合ったりすることを避けるこ
とができる。
【0049】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変形や修正を行なえることは明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である巻おしぼり包装装置
を構成する各手段の概略的な平面配置を示す上面図。
【図2】 本巻おしぼり包装装置の主要構成要素である
横整列手段Aの構成を示す略側面図。
【図3】 本巻おしぼり包装装置の主要構成要素である
振分け手段Bの構成を示す図。
【図4】 横整列動作を説明するための略側面図。
【図5】 本巻おしぼり包装装置の主要構成要素である
積重手段C1の主要部の斜視図。
【図6】 積重手段C1がローラコンベア251に装着
された状態を示す斜視図。
【図7】 昇降部30の全ての段のガイドフォーク32
に巻おしぼりが収納された状態での略断面図。
【図8】 保持箱体40内部に巻おしぼりが挟持された
状態を示す図。
【図9】 箱詰め手段Dによる箱詰め動作を説明するた
めの略図。
【図10】 本発明の他の実施例である巻おしぼり包装
装置の横整列手段Aの構成を示す略側面図。
【図11】 本発明の巻おしぼり包装装置で製造される
おしぼり収納パックの一例を示す略断面図。
【符号の説明】
A…横整列手段 B…振分け手段 C1、C2…積重手段 D…箱詰め手段 E…封着手段 10…ベルトコンベア 11、12…可動ストッパ 13…固定ストッパ 20…ケーシング 21…スプロケット 22…チェーン 23…押出しロッド 241、242…案内板 251、252…ローラコンベア 261…ストッパ 30…昇降部 31…取付板 32、322、323…ガイドフォーク 40…保持箱体 41…前面板 42…後面板 43…側上板 44…側下板 45…水平軸 46…内折れ部 47…押込み板 60…ストッパ移動コンベア 61、611…周回ストッパ 70…収納ケース 71…フィルム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D034 AE02 3E003 AA01 AB02 BA03 BB03 BB05 BC02 CA02 CA04 CB06 DA02 DA03 3E037 AA05 BA02 3E054 AA05 CA08 DB17 EA02 FA04 FA07 FE02 GA03 GB01 GB02 GC03 3E068 AA22 AB02 AC02 BB09 CC04 CD01 EE02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の巻おしぼりを水平方向及び垂直
    方向に接触して配列した状態で、上面が開口した箱体内
    に収容する巻おしぼり包装装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
    直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
    進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
    に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
    りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
    段と、 c)横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段により
    搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に積
    重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
    の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
    の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
    箱体内に収納する箱詰め手段と、 を備え、前記横整列手段は、 a1)前記コンベアの走行方向に所定間隔離間し、且つ
    それぞれ独立に巻おしぼりの進行前方に進出・退却自在
    に配設された複数の可動ストッパと、 a2)該可動ストッパよりも更に走行前方に設けられた
    固定ストッパと、を含み、前記複数の可動ストッパによ
    る巻おしぼりの進行阻止により、nを複数に分割した所
    定本数ずつの巻おしぼりを一旦個別に横整列させ、その
    あと、該可動ストッパによる進行阻止を解除して個別の
    横整列状態でコンベア上を進行させ、前記固定ストッパ
    においてn本の巻おしぼりの横整列を行うようにしたこ
    とを特徴とする巻おしぼり包装装置。
  2. 【請求項2】 複数本の巻おしぼりを水平方向及び垂直
    方向に接触して配列した状態で、上面が開口した箱体内
    に収容する巻おしぼり包装装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
    直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
    進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
    に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
    りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
    段と、 c)横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段により
    搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に積
    重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
    の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
    の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
    箱体内に収納する箱詰め手段と、を備え、前記横整列手
    段は、 a1)前記コンベアの上方にあって該コンベアの搬送面
    と相対する面が同一方向に走行する走行手段と、 a2)該走行手段の走行方向に所定間隔離間して設けら
    れた複数の走行ストッパと、 を含み、前記走行手段の走行速度を前記コンベアの走行
    速度に対して所定分だけ遅くすることにより、前記複数
    の走行ストッパによって巻おしぼりの進行を遅滞させ、
    その進行の過程で巻おしぼりが前方を進行する巻おしぼ
    りに追いつくようにしてn本の巻おしぼりの横整列を行
    うことを特徴とする巻おしぼり包装装置。
  3. 【請求項3】 複数本の巻おしぼりを水平方向及び垂直
    方向に接触して配列した状態で、上面が開口した箱体内
    に収容する巻おしぼり包装装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
    直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
    進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
    に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
    りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
    段と、 c)前記コンベアの走行方向の左右両側にそれぞれ設置
    され、横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段によ
    り搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に
    積重させてm段の縦整列状態とする第1及び第2の縦整
    列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
    の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
    の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
    箱体内に収納する箱詰め手段と、 を備え、前記搬出手段は、 b1)前記コンベアの走行方向に延伸する押動体と、 b2)該押動体を前記コンベアの走行方向と略直交する
    一軸上で両方向に移動させる駆動手段と、 を含み、前記横整列手段によりコンベア上の所定位置に
    n本の巻おしぼりが横整列したタイミングで、前記駆動
    手段は前記押動体を移動させ、該押動体により横整列状
    態にある巻おしぼりを一端面側から押し出すようにし、
    且つ第1及び第2の縦整列手段でのm段の縦整列が終了
    する毎に、該押動体の移動方向を反転させることを特徴
    とする巻おしぼり包装装置。
  4. 【請求項4】 複数本の巻おしぼりを水平方向及び垂直
    方向に接触して配列した状態で、上面が開口した箱体内
    に収容する巻おしぼり包装装置であって、 a)1本ずつ供給される巻おしぼりをその長手方向と略
    直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
    進行を規制することによってn本の巻おしぼりを径方向
    に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら巻おしぼ
    りをその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
    段と、 c)横整列状態にある巻おしぼりが前記搬出手段により
    搬出される毎に、それら巻おしぼりを順に垂直方向に積
    重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
    の前記箱体の上方にそれら巻おしぼりを搬送し、該箱体
    の上部から略垂直に巻おしぼりを落下又は降下させて該
    箱体内に収納する箱詰め手段と、 を備え、前記縦整列手段は、 c1)横整列状態にあるn本の巻おしぼりを一時的に載
    上させて保持する仮保持体を縦方向に複数段有して成る
    上下動自在の仮受け手段と、 c2)該仮受け手段の仮保持体を内包可能に下面が開放
    した箱状体であり、巻おしぼりの両端に対面する壁面が
    内側に移動自在に形成され、更に、前記仮保持体を内包
    した状態でそれを水平方向に抜去可能に構成された保持
    箱体と、 を含み、前記仮保持体にn本の巻おしぼりを載上させる
    毎に前記仮受け手段は一段ずつ上昇し、m段の仮保持体
    上に巻おしぼりを載上させるとともに該仮保持体を前記
    保持箱体に内包し、該保持箱体の両壁面を内側に押圧し
    て各巻おしぼりを壁面間に挟持した状態で、前記仮保持
    体を水平方向に抜去して縦整列を行うことを特徴とする
    巻おしぼり包装装置。
  5. 【請求項5】 複数本の円柱状物体を水平方向及び垂直
    方向に接触して配列した状態で、上面が開口した箱体内
    に収容する包装装置であって、 a)1本ずつ供給される円柱状物体をその長手方向と略
    直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
    進行を規制することによってn本の円柱状物体を径方向
    に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら円柱状物
    体をその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
    段と、 c)前記コンベアの走行方向の左右両側にそれぞれ設置
    され、横整列状態にある円柱状物体が前記搬出手段によ
    り搬出される毎に、それら円柱状物体を順に垂直方向に
    積重させてm段の縦整列状態とする第1及び第2の縦整
    列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
    の前記箱体の上方にそれら円柱状物体を搬送し、該箱体
    の上部から略垂直に円柱状物体を落下又は降下させて該
    箱体内に収納する箱詰め手段と、 を備え、前記搬出手段は、 b1)前記コンベアの走行方向に延伸する押動体と、 b2)該押動体を前記コンベアの走行方向と略直交する
    一軸上で両方向に移動させる駆動手段と、 を含み、前記横整列手段によりコンベア上の所定位置に
    n本の円柱状物体が横整列したタイミングで、前記駆動
    手段は前記押動体を移動させ、該押動体により横整列状
    態にある円柱状物体を一端面側から押し出すようにし、
    且つ第1及び第2の縦整列手段でのm段の縦整列が終了
    する毎に、該押動体の移動方向を反転させることを特徴
    とする円柱状物体の包装装置。
  6. 【請求項6】 複数本の円柱状物体を水平方向及び垂直
    方向に接触して配列した状態で、上面が開口した箱体内
    に収容する包装装置であって、 a)1本ずつ供給される円柱状物体をその長手方向と略
    直交する方向にコンベアにより搬送しつつ、その途中で
    進行を規制することによってn本の円柱状物体を径方向
    に隣接して水平に列置する横整列手段と、 b)該横整列状態をほぼ維持したまま、それら円柱状物
    体をその長手方向に前記コンベア上から搬出する搬出手
    段と、 c)横整列状態にある円柱状物体が前記搬出手段により
    搬出される毎に、それら円柱状物体を順に垂直方向に積
    重させてm段の縦整列状態とする縦整列手段と、 d)その横整列及び縦整列状態をほぼ維持したまま、空
    の前記箱体の上方にそれら円柱状物体を搬送し、該箱体
    の上部から略垂直に円柱状物体を落下又は降下させて該
    箱体内に収納する箱詰め手段と、 を備え、前記縦整列手段は、 c1)横整列状態にあるn本の円柱状物体を一時的に載
    上させて保持する仮保持体を縦方向に複数段有して成る
    上下動自在の仮受け手段と、 c2)該仮受け手段の仮保持体を内包可能に下面が開放
    した箱状体であり、円柱状物体の両端に対面する壁面が
    内側に移動自在に形成され、更に、前記仮保持体を内包
    した状態でそれを水平方向に抜去可能に構成された保持
    箱体と、 を含み、前記仮保持体にn本の円柱状物体を載上させる
    毎に仮受け手段は一段ずつ上昇し、m段の仮保持体上に
    円柱状物体を載上させるとともに該仮保持体を前記保持
    箱体に内包し、該保持箱体の両壁面を内側に押圧して各
    円柱状物体を壁面間に挟持した状態で、前記仮保持体を
    水平方向に抜去して縦整列を行うことを特徴とする円柱
    状物体の包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007525386A (ja) * 2004-02-27 2007-09-06 スタンダード−ナップ・インコーポレーテッド 包装装置
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