JP2000177712A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2000177712A
JP2000177712A JP10359040A JP35904098A JP2000177712A JP 2000177712 A JP2000177712 A JP 2000177712A JP 10359040 A JP10359040 A JP 10359040A JP 35904098 A JP35904098 A JP 35904098A JP 2000177712 A JP2000177712 A JP 2000177712A
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film
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packaging
roll
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Kazushi Mano
一志 真野
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の包装装置の課題は、包装用フィルムロ
ールの終了を正確に且つ容易に経済的な手段で知ること
ができるようにすることである。 【解決手段】物品の搬入に応じてフィルムロールから繰
出したフィルムで物品を包装を行なう包装装置におい
て、フィルムロールの初期フィルム量を入力する手段
と、搬入される物品を包装する際に使用するフィルムの
量を計算する手段と、順次搬入される物品毎に計算した
使用フィルム量を各物品の包装毎に加算して累計する手
段と、入力されたフィルムロールの初期フィルム量と累
計された包装に使用するフィルムの量との差を物品を包
装する毎に計算し、その差が零に近付いた時にこれを知
らせる情報を出力する演算手段と、この演算手段から出
力される情報により表示を行なう表示体とを具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムロールから
フィルムを繰出して物品を覆い包装を行なう包装装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスーパにおいて商品および
この商品を入れたトレイからなる物品をストレッチ性を
有するフィルムにより包装する包装装置として、フィル
ムロール(フィルムをロール状に巻回してなるもの)か
らフィルムを繰出し、繰出したフィルムを引出し用掴み
体で掴んで物品を覆う位置まで引出し、次いで引出した
フィルムを引伸し用掴み体で幅方向に引伸し、この状態
で物品を上昇させてフィルムに押し当て、さらに引伸し
用掴み体でフィルムを幅方向から物品の底面部下側に折
り込み、次いで引出し用掴み体で物品を排出方向に押し
て移動させながらフィルムを長さ方向から物品の底面部
下側に折り込んでカッタでフィルムを切断し、さらに物
品を覆うフィルムの折り込まれた周縁部を加熱して溶着
した後、物品を外部へ排出するものがある。
【0003】この種の包装装置は、フィルムロールから
フィルムを繰出して物品を包装するものであるから、は
じめに所定量フィルムが巻回されたフィルムロールを装
置本体にセットし、物品を順次包装して行くに従いフィ
ルムロールからフィルムを繰出して使用し、フィルムロ
ールで巻回されたフィルムが無くなり終了した場合に
は、新たなフィルムロールを装置本体にセットする。そ
こで、従来の包装装置では、セットしたフィルムロール
から繰出されるフィルムが移動する経路に、フィルムが
有るか、無いかを検出するセンサを設け、このセンサが
フィルムの経路にフィルムの無いことを検出することに
よって、セットしたフィルムロールに巻回されたフィル
ムが全て使用されて終了したことを判断するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の包装
装置には次に述べる問題がある。すなわち、従来の包装
装置においては、前述したようにフィルムロールで巻回
されているフィルム残っているか、否かを知るために、
センサによりフィルムの経路におけるフィルムの有無を
検出する方法を採用している。しかし、この方法である
と、フィルムロールに巻回されているフィルムが無くな
って終了したことを検出する場合だけでなく、フィルム
ロールから繰り出されたフィルムが何らかの不具合によ
りフィルム経路から外れた場合には、センサがフィルム
経路にフィルムに無いことを検出することによって、フ
ィルムロールにまだ充分フィルムが残って状態でも、フ
ィルムロールにおけるフィルムが終了したと判断するこ
とになる。すなわち、セットしたフィルムロールのフィ
ルムの残量の多少にかかわらずフィルムが無くなったと
して誤って判断することになる。この場合には、その都
度包装装置の駆動を停止してセットしてあるフィルムロ
ールを交換するためにフィルムロールの状態を検査する
ことになり、包装装置の運転を管理する面および包装稼
働率の面で大変不利である。
【0005】また、このような従来の方法では、フィル
ムの存在を検出するためにセンサなどの専用部品を用い
る必要があり、その専用部品を用意するための費用が必
要となる。
【0006】さらに、従来の方法では、ロールフィルム
におけるフィルムが全く無くなってはじめてそのフィル
ムの終了が判るので、ロールフィルムにおけるフィルム
が全く終了して無くなる前の段階でそのフィルムの終了
が近付いたことを知るには、ロールフィルムにおけるフ
ィルムの状態を目視して確認するという大変煩わしい方
法を必要とする、従って、従来よりこの包装装置に対し
ては、包装用フィルムロールの終了を正確に且つ経済的
な手段で知ることができ、また包装用フィルムロールの
終了時期近付いたことを容易に知ることができることが
要望されている。
【0007】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、包装用フィルムロールの終了を容易且つ経済的な手
段で正確に知ることができ、従来から要望されていた課
題を解決した包装装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
包装装置は、物品を搬入し、この物品の搬入に応じてフ
ィルムロールから繰出したフィルムを物品を覆う位置ま
で引出して物品を覆って包装を行なう包装装置におい
て、前記フィルムロールの初期に巻回されたフィルム量
を入力する手段と、順次搬入される物品毎にその物品を
包装するために使用するフィルムの量を演算する手段
と、この手段で演算した包装に使用するフィルムの量を
各物品を包装する毎に加算して累計する手段と、前記フ
ィルムロールの初期フィルム量と各物品の包装毎に累計
された使用フィルム量との差を求め、その差が所定の値
になった時に表示を行なう手段とを具備することを特徴
とする。
【0009】この発明の構成によれば、物品の包装に使
用するフィルムの量を算出してフィルムロールの初期フ
ィルム量との差を求めて、表示体がフィルムロールの残
量が零に近付いたことを表示するので、フィルムロール
の終了を正確に且つ経済的な手段で知ることができ、ま
たフィルムロールの終了時期を目視確認によらず知るこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は包装装置を示す外観図、
図2(a)ないし(e)は包装装置の動作を示す説明図
である。この実施の形態の包装装置は例えば商品を入れ
たトレイをフィルムで包装するものである。
【0011】包装装置の構成について図1を参照して説
明する。図中11は装置本体で、この装置本体1の内部
には図2に示し且つ後述する包装機構12が設けられて
おり、装置本体11の正面部に形成された搬入口11a
には包装すべきトレイを包装機構12へ搬入する搬入コ
ンベア13が設けられている。装置本体11の上前面部
には駆動装置として必要な操作を行なうための操作ボタ
ン群を設けた操作パネル18が設けられており、また装
置本体11の上部は透明カバー19で覆われている。装
置本体11の内部の包装機構12と側面部に形成された
排出口11bとの間にはヒータ用ベルトコンベア14が
設けられている。ヒータ用ベルトコンベア14の内部に
は図示しない電気ヒータが設けられている。なお、図2
(a)に示すようにヒータ用ベルトコンベア14に対し
て物品排出方向上流側には排出ローラ15が設けられて
いる。また、装置本体11におけるヒータ用ベルトコン
ベア14の下側の箇所には、フィルムFをロール状に巻
回したロールFaが回転自在に支持され、このロールF
aから引き出されたフィルムFを支持する支持ローラ1
6と、図2(a)に示すように引き出されたフィルムF
を包装機構12に入る前に幅方向両側に折畳む折畳み機
構17が設けられている。
【0012】包装機構12について図2を参照して説明
する。図中21はフィルムFを引き出す方向に沿って移
動する移動体、22はこの移動体21に設けられた引出
し用掴み体、23は移動体21に設けられた押し体であ
る。24は引出し用掴み体22により引出されたフィル
ムFの幅方向両側に夫々配置されフィルム幅方向に沿っ
て移動する引伸し用掴み体、25は引出されたフィルム
Fの下側で昇降する昇降体である。
【0013】次に排出ローラ15およびヒータ用ベルト
コンベア14について説明する。図2に示すように排出
ローラ15はフィルムFの幅方向に沿って水平に位置す
るもので、フィルムFの排出方向に間隔を存して配置さ
れて装置本体11に回転自在に支持されており、夫々図
示しない回転駆動機構により回転される。ヒータ用ベル
トコンベア14は、フィルムFの幅方向に沿って水平に
位置し、フィルムFの排出方向に間隔を存して配置され
て装置本体11に回転自在に支持された一対のプーリ3
1と、このプーリ31に支持された無端ベルト32とか
らなるもので、プーリ31は図示しない回転駆動機構に
より回転される。ヒータ用ベルトコンベア14の無端ベ
ルト32の内部には図示しない電気ヒータが設けられて
いる。
【0014】このように構成した包装装置の動作につい
て説明する。図2(c)に示すように図示しない商品を
載せたトレイAを搬入コンベア13により包装機構12
の下側の物品を覆う位置まで搬入する。フィルムロール
FaからフィルムFを繰出して支持ローラ16に支持し
て折畳み機構17で幅方向に折り畳む。ここで、例えば
フィルムロールFaから支持ローラ16を介してに折畳
み機構17野フィルム引だし方向下流端までがフィルム
経路となる。図2(a)に示すように包装機構12にお
ける移動体21を待機位置から折畳み機構17近傍まで
移動して引出し用掴み体22によりフィルムFの先端を
掴み、その後移動体21を再び待機位置まで移動させて
フィルムFを物品を覆う位置まで引き出す。次いで、図
2(b)に示すように各引伸し用掴み体24が待機位置
から物品を覆う位置まで移動してフィルムFの両側部を
掴み、その後図2(c)に示すように引出し用掴み体2
2を再び待機位置まで移動してフィルムFを幅方向に引
き伸す。次いで、図2(c)に示すように昇降体25を
下降位置から上昇して搬入された物品Aを上昇させて物
品を覆う位置にあるフィルムFの下面に押し当てる。次
いで、図2(d)に示すように各引出し用掴み体22を
待機位置から物品を覆う位置まで移動させてフィルムF
を物品Aの底面部下側に折込む。
【0015】次いで、図2(e)に示すように移動体2
1を折畳み機構17すなわち排出ローラ15近傍まで移
動し、押し体23によりトレイAを排出方向へ押して排
出ローラ15に載るまで移動させるとともに、フィルム
Fを長さ方向から物品Aの底面部下側に折込んで、既に
幅方向に折込んであるフィルムFの部分と重ねる。これ
によりフィルムFで物品A全体を覆う。排出ローラ15
の下側に設けた図示しないカッタにより物品Aを覆うフ
ィルムFの排出方向下流端部を折り畳み機構17側で待
機しているフィルムFの排出方向上流端部から切離す。
【0016】排出ローラ15は回転駆動機構により矢印
方向に回転され、ヒータ用ベルトコンベア15は回転駆
動機構によりプーリ31が回転されて無端ベルト32が
矢印方向に回転される。排出ローラ15の回転によりこ
のローラ15に載っている物品Aを排出方向に移動す
る。物品Aは回転する排出ローラ15により移動されて
ヒータ用ベルトコンベア15の無端ベルト32に載り移
動されて装置本体11の排出口11bから外側へ排出さ
れる。
【0017】次に本発明の特徴であるフィルムローラF
aにおけるフィルムの終了に近付く時期を検出すること
について図3ないし図5を参照して説明する。フィルム
ローラFaの終了に近付く時期を検出するための構成に
ついて図3を参照して説明する。図3において41は供
給スイッチ、42はセンサ、43はフィルムロールFa
の初期フィルム量入力部、44は使用フィルム量設定
部、45は制御回路、46は表示体である。供給スイッ
チ41は図1に示すように搬入コンベア13のトレイ搬
入端部に設けられ、トレイAを搬入コンベア13で装置
本体11の内部へ搬入する際にトレイAに押されて動作
されて信号を制御回路45へ出力する。センサ45は供
給スイッチ41と同じく搬入コンベア13のトレイ搬入
端部に水平センサおよび垂直センサを組合せて設けら
れ、搬入されるトレイAの水平方向および垂直方向の寸
法を測定して測定信号を制御回路45に出力する。フィ
ルムロールFaの初期フィルム量入力部43は、装置本
体11にセットするフィルムロールFaにおいてはじめ
から巻回されているフィルムFの初期量(全長)を制御
回路45に入力するものであり、フィルムロールFaの
種類に応じて初期フィルムFの巻回量が異なるために作
業者が手動操作で入力設定できるように例えば装置本体
11の操作パネル18にキーとして設けられている。使
用フィルム量設定部44は装置本体11に装備される電
気回路の一部としてROMとして設けられ、複数段階、
例えば毎に9段階の使用フィルム量がデータとして記憶
されている。
【0018】制御回路45は、トレイAが順次搬入され
る毎に供給スイッチ41およびセンサ42から出力され
る情報を受けてトレイAの包装に必要な使用フィルム量
を算出して使用フィルム量設定部44から対応する使用
フィルム量を取出し、さらにトレイAが順次搬入される
毎に各トレイAの包装に必要な使用フィルム量を加算し
て累計するようになっている。また、制御回路45はフ
ィルムロールFaの初期フィルム量入力部43から入力
されたロールフィルムFaの初期フィルム量と、各トレ
イを包装する毎に累計された使用フィルム量との差を算
出し、この差が零に近付いたある値になった時に表示信
号を出力するものである。表示体46は制御回路45か
ら表示信号により前記の差を光学的に表示するもので、
例えば装置本体11の操作パネル17にディスプレイと
して設けられている。
【0019】ここで、フィルムロールFaの初期フィル
ム量入力部43によってフィルムロールのフィルム初期
量を入力する手段を構成し、供給スイッチ41、センサ
42、使用フィルム量設定部44および制御回路45に
よって順次搬入される物品毎にその物品を包装する際に
使用するフィルムの量を計算する手段を構成し、制御回
路45によって順次搬入される物品毎に計算した包装に
使用するフィルムの量を各物品の包装毎に加算して累計
する手段を構成し、同じく制御回路45によって入力さ
れたフィルムロールFaの初期フィルム量と各トレイA
の包装毎に加算して累計された包装に使用するフィルム
量との差をトレイを包装する毎に算出し、その差が零に
近付いた所定の値になった時にこれを知らせる情報を出
力する演算手段を構成し、表示体46によりこの演算手
段から出力される情報により表示を行なう表示体を構成
する。
【0020】フィルムローラFaにおけるフィルム巻回
量が零に近付く状態を検出する動作について図4および
図5を参照して説明する。図4および図5は前記動作を
示すフローチャートである。
【0021】まず、包装装置において包装を行なうに先
立ち、装置本体11の操作パネル18に設けたモードス
イッチを操作して(図4:S1)、包装モード(図4:
S2)に入る前に入力モードにして(図4:S3)、装
置本体11にセットしたフィルムロールFaにはじめに
巻回されているフィルムFの量(初期フィルム量)を初
期フィルム入力部43によって入力して制御回路45に
記憶させておく(図4:S4)。そして、各トレイAを
搬入して包装動作を行なう毎にその包装を行なう前に、
制御回路45において各トレイAの包装毎に順次加算し
て累計して記憶されている累積使用フィルム量(C)
と、フィルムロールFaの初期フィルム量(D)を夫々
取出し(図5:S11、S12)、フィルムロールFa
の初期フィルム量(D)から累積使用フィルム量(C)
を差し引いた差を求める(図5:S13)。この差が予
め設定した零に近い適宜な長さ、例えば20m(フィル
ムロールFaのフィルム終端より20mほど手前)にな
った時に(図5:S14)、制御回路45は表示体46
に表示信号を出力する。表示体46はこの信号を受けて
表示を行なう(図5:S15)。この表示は例えばフィ
ルム終端が近いことを表す「WARNING」である。
作業者はこの表示体46の表示を見てフィルムロールF
aにおけるフィルム終端が近いことを知ることができ
る。
【0022】このようにしてトレイA(物品)の包装を
行なう前にフィルムロールFaのフィルム量を入力し、
順次搬入されるトレイA(物品)の包装を行なう毎に使
用するフィルムの量を夫々計算して、算出したフィルム
量を順次加算して累計し、入力されたフィルムロールの
初期フィルム量と累計した使用フィルム量との差をトレ
イA(物品)を包装する毎に計算し、その差が零に近付
いた時にこれを知らせる情報に基づいて表示体46によ
り表示を行なう。
【0023】そして、トレイAをフィルムFで包装する
際には必要とするフィルムFの量を算出して累計する。
すなわち、包装すべき物品であるトレイAを搬入コンベ
ア13により包装騎虎12へ搬入する際にトレイAが搬
入コンベア13に設けた供給スイッチ41を動作し(図
5:S16)、供給スイッチ41は制御回路45に動作
信号を出力する。また、搬入コンベア13に設けたセン
サ42は搬入されるトレイAおよびこのトレイAに載せ
られた商品の大きさを計測して、計測信号を制御回路4
5に出力する。制御回路45は供給スイッチ41と搬入
コンベア13からに信号を受けて、包装しようとするト
レイAの大きさに応じて包装に必要なフィルム量を算出
し、使用フィルム量設定部44にて予め設定されている
複数段階のフィルム量のなかから必要な大きさのフィル
ム量を選択する(図5:S17)。制御回路45は算出
したフィルム量に基づいて駆動指令を出力してフィルム
ロールFaから所定量のフィルムFを繰出し待機させ
る。この時、制御回路45では、各トレイAの包装を行
なう毎に、算出したトレイAの包装に必要なフィルム量
を使用フィルム量として順次加算して累積して記憶して
いく(図5:S18)。そして、包装機構12および搬
出コンベア14の駆動によりトレイAをフィルムFで包
装する(図5:S19)。
【0024】この方法であると、フィルムロールFaか
ら繰り出されたフィルムFが何らかの不具合によりフィ
ルム経路(例えばフィルムロールFaから折畳み機構1
7でのフィルム繰出し方向下流端までの経路)から外れ
ている無い場合でも、従来のようにフィルムロールにま
だ充分フィルムFが残って状態にもかかわらず誤ってフ
ィルムロールFaにおけるフィルムFが終了したと判断
することがない。従って、フィルムロールFaにおける
フィルムFが終了していないにもかかわらず、包装装置
の駆動を停止してセットしてあるフィルムロールFaを
交換するためにフィルムロールFaの状態を検査すると
いった無駄な作業を行なう必要がない。また、フィルム
の有り、無しを検出するためにフィルム経路にセンサな
どの専用部品を設ける必要がなく、専用部品を用意する
ための費用が不要である。なお、供給スイッチ41とセ
ンサ42は従来より包装装置において物品の大きさを知
り装置を駆動するために設けられている。さらに、ロー
ルフィルムFaにおけるフィルムFの状態を目視により
確認するといった煩わしい作業を必要とすることなく、
ロールフィルムFaにおけるフィルムFが全く無くなる
前の段階でそのフィルムFの終了が近付いたことを知る
ことができる。
【0025】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。例えば包
装すべき物品はトレイに限定されず、広く種々のものを
対象にできる。
【0026】
【発明の効果】本発明の包装装置によれば、フィルムロ
ールのフィルムの残り状態を正確に知ることができ、フ
ィルムロールにフィルムが残って状態にもかかわらず誤
ってフィルムロールのフィルムが終了したと判断するこ
とがなく、またフィルムロールのフィルムの残り状態を
知るために専用の部品を設ける必要がなく、さらにロー
ルフィルムのフィルムの状態を目視により確認するとい
った煩わしい作業を必要とすることなく、ロールフィル
ムのフィルムが全く無くなる前の段階でそのフィルムの
終了が近付いたことを知ることができる。従って、本発
明では包装用フィルムロールの終了を正確に且つ容易に
経済的な手段で知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における包装装置を示す
斜視図。
【図2】同実施の形態の包装装置の包装動作を示す図。
【図3】同実施の形態の包装装置におけるフィルムロー
ルの状態を知るための構成を示す図。
【図4】同実施の形態の包装装置におけるフィルムロー
ルの状態を知る動作を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態の包装装置におけるフィルムロー
ルの状態を知る動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…装置本体、 12…包装機構、 13…搬入コンベア、 14…ヒータ用ベルトコンベア(第2の搬送機構)、 41…供給スイッチ、 42…センサ、 43…フィルムロール初期フィルム量入力部、 44…使用フィルム量設定部、 45…制御回路、 46…表示体、、 A…トレイ、 F…フィルム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を搬入し、この物品の搬入に応じて
    フィルムロールから繰出したフィルムを物品を覆う位置
    まで引出して物品を覆って包装を行なう包装装置におい
    て、 前記フィルムロールの初期に巻回されたフィルム量を入
    力する手段と、順次搬入される物品毎にその物品を包装
    するために使用するフィルムの量を演算する手段と、こ
    の手段で演算した包装に使用するフィルムの量を各物品
    を包装する毎に加算して累計する手段と、前記フィルム
    ロールの初期フィルム量と各物品の包装毎に累計された
    使用フィルム量との差を求めて、その差が所定の値にな
    った時に表示を行なう手段とを具備することを特徴とす
    る包装装置。
JP10359040A 1998-12-17 1998-12-17 包装装置 Pending JP2000177712A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020144875A1 (ja) * 2019-01-10 2020-07-16 オムロン株式会社 計測制御装置、該計測制御装置が搭載された包装装置、及び計測制御方法

Cited By (3)

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WO2020144875A1 (ja) * 2019-01-10 2020-07-16 オムロン株式会社 計測制御装置、該計測制御装置が搭載された包装装置、及び計測制御方法
JP2020111356A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 オムロン株式会社 計測制御装置、該計測制御装置が搭載された包装装置、及び計測制御方法
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