JP3348483B2 - 巻取ロール搬送装置 - Google Patents

巻取ロール搬送装置

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JP3348483B2
JP3348483B2 JP25012693A JP25012693A JP3348483B2 JP 3348483 B2 JP3348483 B2 JP 3348483B2 JP 25012693 A JP25012693 A JP 25012693A JP 25012693 A JP25012693 A JP 25012693A JP 3348483 B2 JP3348483 B2 JP 3348483B2
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▲ひろし▼ 片岡
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株式会社片岡機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻取ロールをシート分
割巻取機から取り出して搬送する巻取ロール搬送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート分割巻取機には帯状シート
スリッターにより所要幅で複数条に分割しながら前後
の巻取位置へ振分けてロール状に巻取るものがあり、こ
のシート分割巻取機で巻取ってできた巻取ロールを搬送
するための巻取ロール搬送装置としては、複数の巻取ロ
ールを直列に載せることができる搬出用コンベヤを備え
るものがある。この搬出用コンベヤは、シート分割巻取
機の巻取位置沿いに用意され、巻取アームから巻取ロー
ルを一斉に受け取って機側へ運ぶ。この巻取ロール搬送
装置では、普通、搬送中に巻取ロールの損傷を防ぐため
に、巻取ロールを巻取腕から受取るとき各巻取ロール毎
に荷台を搬出用コンベヤ上に準備し、この荷台に巻取ロ
ールを載せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シート分割
巻取機では、一回の巻取運転で多数の巻取ロールが得ら
れ、巻取ロールの幅も多様に変わり得る。幅の多様に異
なる巻取ロールを個々の荷台に載せてコンベヤで運ぶ場
合、搬送中の巻取ロールの安定性を維持するには、巻取
ロール幅に応じた長さの荷台を数種類準備するのが望ま
しい。しかし、そのようにすると荷台の準備、保管、回
収等の取扱いが複雑になって手間がかる。
【0004】本発明は、上述のような問題点に鑑み、荷
台の準備に手間がかからず、シート分割巻取機から巻取
ロールを能率良く取り出して搬送することができる巻
ロール搬送装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
本発明の巻取ロール搬送装置は、帯状シートをスリッ
ターにより所要幅で複数条に分割し前後の巻取位置へ振
分けて巻取腕の先端部でロール状に巻取るシート分割巻
取機で巻取った巻取ロールを上記巻取腕から受取って上
シート分割巻取機の機側へ運ぶ搬出用コンベヤと、上
搬出用コンベヤから巻取ロールを受け取る機側コンベ
ヤとを備える巻取ロール搬送装置であって、上記機側コ
ンベヤ及び上記搬出用コンベヤを逆方向にも搬送駆動で
きるようにしたことと、上記巻取ロールを載せるための
実質的に同じ大きさの互換性のある多数の荷台を貯め、
かつその貯めた荷台を上記機側コンベヤへ送り出すこと
ができる荷台供給装置と、入力されたスリッターによる
分割位置、巻取ロール夫々の幅、巻取ロール個々の巻取
位置に関するデータに基づき、上記搬出用コンベヤが受
取る上記巻取ロールの支持に必要な荷台の個数を、上記
各巻取ロール毎に一定の基準値と巻取ロールの幅とを比
較して巻取ロールの幅が基準値以下の場合は1個とし、
巻取ロールの幅が基準値を越えると複数個として演算す
ると共に、上記巻取ロール毎の荷台夫々の目的位置を演
算し、上記演算した必要な荷台の個数だけ荷台を送り出
すよう上記荷台供給装置を制御し、上記機側コンベヤ上
に送り出された荷台を夫々上記演算した目的位置につけ
るよう上記機側コンベヤ及び上記搬出用コンベヤの搬送
動作を制御する荷台供給制御装置とを備えることを特徴
とする。
【0006】また、機側コンベヤ上に巻取ロールがある
場合でも搬出用コンベヤ上に荷台を供給できるようにす
るための本発明の巻取ロール搬送装置は、帯状シートを
スリッターにより所要幅で複数条に分割し前後の巻取位
置へ振分けて夫々巻取腕の先端部でロール状に巻取る
ート分割巻取機で巻取った巻取ロールを上記巻取腕から
受取って上記シート分割巻取機の機側へ運ぶ搬出用コン
ベヤと、上記搬出用コンベヤから巻取ロールを受け取る
機側コンベヤとを備える巻取ロール搬送装置であって、
上記巻取ロールを載せるための実質的に同じ大きさの互
換性のある多数の荷台を貯め、かつその貯めた荷台を一
つずつ上記搬出用コンベヤの、上記搬送コンベヤとは反
対側の端部へ送り出すことができる荷台供給装置と、入
力されたスリッターによる分割位置、巻取ロール夫々の
幅、巻取ロール個々の巻取位置に関するデータに基づ
き、上記搬出用コンベヤが受取る上記巻取ロールの支持
に必要な荷台の個数を、上記各巻取ロール毎に巻取ロー
ルの幅と設定された基準値とを比較して巻取ロールの幅
が基準値以下の場合は1個とし、巻取ロールの幅が基準
値を越えると複数個として演算すると共に、上記荷台夫
々の目的位置を演算し、上記演算した必要な荷台の個数
だけ荷台を送り出すよう上記荷台供給装置を制御し、上
記搬出用コンベヤ上に送り出された荷台を上記演算した
目的位置につけるよう上記搬出用コンベヤの搬送動作を
制御する荷台供給制御装置とを備えることを特徴とす
る。
【0007】また、本発明では、搬出用コンベヤから受
取った巻取ロールを小さい相互間隔で支持できるように
するために、上記機側コンベヤは、上記搬出用コンベヤ
が巻取ロールを機側へ搬送しているとき、巻取ロールの
相互間隔が必要な間隔になるよう間欠的に作動すること
が望ましい。
【0008】
【実施例】図1ないし図8により本発明の実施例1を説
明する。図1は実施例1の概略平面図、図2はシート分
割巻取機の概略側面図である。巻取ロールRはシート分
割巻取機1において帯状シート2をスリッター3で複数
条に分割しながら前後の巻取位置に交互に振り分け、巻
取腕4の先端部でロール状に巻き取ることによって作ら
れる。そして、巻き取りが完了した各巻取ロールRは巻
取腕4から取り外され、本発明の巻取ロール搬送装置に
よってシート分割巻取機1の下流にある、図示しない計
量装置、包装装置等の装置へ搬送される。
【0009】巻取ロール搬送装置はシート分割巻取機1
の前後の巻取位置沿いに、巻取ロールRの幅方向つまり
中心軸線方向に平行に伸びた搬出用コンベヤ5と、シー
ト分割巻取機1の機側に搬出用コンベヤ5と直列に設け
た機側コンベヤ6と、機側コンベヤ6の交差方向に伸び
た搬送コンベヤ7とを備える。
【0010】搬出用コンベヤ5は、その上に載せ置いた
荷台P上に、巻き上がった巻取ロールRを各巻取腕4か
ら一斉に受け取り、受け取った巻取ロールRをその幅方
向に運んでシート分割巻取機1の機側に搬出することが
できる。
【0011】機側コンベヤ6は、巻取ロールを荷台Pに
載せた状態で搬出用コンベヤ5から受け取り、その状態
で搬送コンベヤ7へ渡すことができる。この実施例で
は、機側コンベヤ6は、搬出用コンベヤ5に隣り合う中
間コンベヤ8と、搬送コンベヤ7に交差した交差コンベ
ヤ9からなる。また、搬出用コンベヤ5、中間コンベヤ
8、交差コンベヤ9はそれぞれベルトコンベヤであり、
搬送コンベヤ7はチェーンコンベヤである。また、搬出
用コンベヤ5、交差コンベヤ9及び中間コンベヤ8は、
空荷の荷台Pを巻取ロール受取位置へ運ぶために、逆方
向にも搬送駆動できるようになっている。
【0012】交差コンベヤ9は、搬送コンベヤ7との交
差点において、図3に示すように搬送用の無端ベルト1
0を搬送コンベヤ7の無端チェーン11の下方に回避さ
せている。また、巻取ロールRを荷台Pに載せた状態で
搬送コンベヤ7上に降ろして渡したり、搬送コンベヤ7
上の荷台Pを持ち上げて受け取ったりすることができる
ように、昇降機構12上に支持してあり、昇降駆動装置
13に駆動されて昇降可能である。
【0013】図1に示すシート分割巻取機1は帯状シー
ト3を4条の製品シートに分割して4個の巻取ロールR
を巻き取っているが、シート分割巻取機1は、帯状シー
トの分割数及び分割幅を多様に変えることができる。し
たがって、一回の巻取運転で多数の巻取ロールが得ら
れ、巻取ロールの幅も多様に変わり得る。そこで、本発
明の巻取ロール搬送装置では、幅の多様に異なる巻取ロ
ールを個々の荷台に載せてコンベヤで運ぶために、1
類の荷台Pを多数用意してある。つまり、各荷台Pの大
きさを実質的に同じとし、それぞれの荷台Pに互換性を
持たせてある。そして、巻取ロールRを、その幅に応じ
た個数の荷台Pに載せて搬送する。即ち、巻取ロールR
の幅が一定値以下だと1個の荷台Pで支持し、一定値を
越えると2個の荷台Pで支持する。
【0014】図2に示すように、荷台Pは、その上に載
せた巻取ロールが転げ落ちるのを防ぐための凹部をその
上面にもつ。なお、荷台Pに載せた巻取ロールの転落を
防止するために、凹部に代えて荷台の両縁部に突起を設
けたり、並列に設けたローラに載せるようにしたりして
もよい。また、各荷台Pには、各巻取ロールRに関する
情報を巻取ロールRと共に搬送し、情報の取扱いに手間
がかからないようにするために、荷台Pの下面中央部
に、非接触でデータの書き込み読み出しが可能な市販の
データキャリアMが取り付けてある。荷台Pの下面中央
部にデータキャリアMを設けると、荷台Pの前後が入れ
換わっても支障がないので荷台Pの取り扱いが複雑にな
らない。なお、巻取ロールの幅の変化範囲が更に広い場
合には、一つの巻取ロールを3個以上の荷台Pで支持す
るようにしてもよい。
【0015】また、シート分割巻取機では一度に多数の
巻取ロールを巻き上げることができるが、それを次の処
理装置に一斉に供給しても、処理待ちのために処理装置
の近くに貯めておく必要が生じる。そこで、図1におい
て搬送コンベヤ7は、機側コンベヤ6から受け取った巻
取ロールRをその半径方向つまり、巻取ロールRの中心
軸線に交差する方向に搬送する。巻取ロールRの半径は
一般に巻取ロール幅に比べて小さく余り変化しないの
で、このようにすれば短い搬送路でも搬送コンベヤ7上
に多数の巻取ロールRを載せておくことができる。
【0016】また、搬送コンベヤ7は、巻取ロールRを
支持する荷台Pの数が変わっても支障を生じないよう
に、搬送時に循環駆動される4条の搬送用の無端チェー
ン11を荷台Pの長さより短い間隔で並列に備えてい
る。そして、巻取ロール幅が小さいとき巻取ロールRを
載せた1個の荷台Pを内側2条の無端チェーン11で支
持し、巻取ロール幅が大きいとき巻取ロールRを載せた
2個の荷台Pを両側各一対の無端チェーン11により支
持する。
【0017】シート分割巻取機1で巻き上げられた巻取
ロールRが全て荷台P上に降ろされると、搬出用コンベ
ヤ5は巻取ロールRを荷台Pと共に搬送して機側コンベ
ヤ6へ次々と送り出す。このとき、機側コンベヤ6で
は、巻取ロールRを円滑に受け取るために、中間コンベ
ヤ8が搬出用コンベヤ5と同じ方向に同じ速度で搬送駆
動される。そして、中間コンベヤ8は、巻取ロールRを
受け取ってその巻取ロール幅、及び次の巻取ロールRと
の必要な間隔だけ搬送すると搬送を停止し、受け取った
巻取ロールRと次の巻取ロールRとの間隔が必要な間隔
になると搬送を再開する。そして、このように間欠的に
搬送駆動を繰り返し、受け取った巻取ロールRの相互間
隔を小さくする。
【0018】全ての巻取ロールRが搬出用コンベヤ5か
ら機側コンベヤ6に送り出されると、シート分割巻取機
1では次の巻取運転開始の準備作業を進めることができ
る。一方、機側コンベヤ6は、受け取った巻取ロールR
を荷台Pに載せた状態で搬送コンベヤ7へ逐次送り出
す。巻取ロールに関する情報は中間コンベヤに設けたデ
ータ書き込み装置14により荷台PのデータキャリアM
に書き込まれる。送り出された巻取ロールRは、荷台P
に載せられた状態で搬送コンベヤ7に渡され、搬送コン
ベヤ7により下流へ搬送される。
【0019】荷台19の準備は、作業者の負担を軽くす
るために、搬出用コンベヤ5上に荷台Pを載せて巻取ロ
ール受取位置へ搬入することにより行う。また、荷台P
を貯めておき、必要なときに供給できるようにするため
に荷台供給装置15用いる。
【0020】図4は荷台供給装置の概略側面図である。
荷台供給装置15は、荷台返送用コンベヤ16により返
送される空荷となった荷台Pを荷台返送用コンベヤ16
から受け取って貯蔵しておく貯蔵部17と、貯蔵部17
に貯えた荷台Pを適時に1個ずつ送り出すことができる
ストッパー装置18と、送り出された荷台Pを搬送コン
ベヤ7まで搬送する搬送機構19を備えている。
【0021】貯蔵部17は図4の実施例ではコンベヤ1
7であり、設置スペースを節約するために搬送コンベヤ
7の下方に設けてある。コンベヤ17は矢印Aの方向に
駆動される無端チェーン20を備える。この無端チェー
ン20は図3に示すように一対あり、各無端チェーン2
0には、図5に示すように荷台Pを支持するための、コ
ンベヤ17の搬送方向にスリップ回転可能な多数のロー
ラ21が、所定のピッチで取り付けられている。そし
て、ストッパー装置18が荷台Pの搬送を阻止しないと
きは、荷台Pの搬送抵抗が小さいためローラ21がスリ
ップ回転することがなく、荷台Pはローラ21と共に移
動する。しかしストッパー装置18が荷台Pの搬送を阻
止すると搬送抵抗が大きくなり、ローラ21がスリップ
回転する。そして、ローラ21は停止した荷台Pの下面
を転がりながら無端チェーン20と共に移動する。した
がって、荷台返送用コンベヤ16からコンベヤ17に渡
された荷台Pは、コンベヤ17によりストッパー装置1
8に向けて送られ、先頭から順次、ストッパー装置18
により搬送を阻止され、間隔を詰めてコンベヤ17上に
貯えられる。
【0022】なお、貯蔵部として、図4に示すコンベヤ
17の代わりに、たとえば、並列に設けた多数の軸に、
フリーローラと駆動用のローラを同軸に取り付けてお
き、前記軸に固着した他のローラを駆動ベルトに接触さ
せて軸を回転駆動することにより、スリップ可能にフリ
ーローラを回転させ、このフリーローラ上に搬送物を載
せて搬送するようにした公知のコンベヤ、通称アキュマ
フロー等を用いることができる。
【0023】ストッパー装置18は、貯蔵部17から荷
台Pを一つずつ送り出すことができるようにするため
に、図5に示すように、コンベヤ17上の先頭の荷台P
に係合する棒状の第1ストッパー22と、2番目の荷台
Pに係合する棒状の第2ストッパー23と、荷台Pを押
し出して送り出しを助ける揺動板24とを備えている。
第1ストッパー22の端部は、支点軸25を中心に揺動
可能な腕26の先端に固着してあり、第2ストッパー2
3り端部は、支点軸27を中心に揺動可能な腕28の先
端に固着してある。また、揺動板24は軸28を中心に
揺動することができる。腕26と腕28とは連接棒29
でつながれているので連動する。腕26は流体圧シリン
ダ30により揺動駆動されて揺動し、それによって第1
ストッパー22及び第2ストッパー23は、それぞれ図
5に実線で示す位置と鎖線で示す位置につくことができ
る。それゆえ、第1ストッパー22が先頭の荷台Pの移
動を阻止しているとき、第2ストッパー23は上昇して
2番目の荷台Pに係合せず、第1ストッパー22が上昇
して先頭の荷台Pを解放したとき、第2ストッパー23
は2番目の荷台Pに係合して2番目の荷台Pが送り出さ
れるのを阻止することができる。腕22が実線で示す位
置から鎖線で示す位置に揺動する間に、揺動板24は実
線で示す位置から鎖線で示す位置につくことができるよ
う、軸25の回転が軸28に図示しない伝動装置を介し
て伝達されるようになっている。
【0024】第1ストッパー22を上昇させると、先頭
の荷台Pは解放され、鎖線で示す位置に揺動した揺動板
24に押されるとともに、コンベヤ17の搬送力を受け
て送り出される。先頭の荷台Pが送り出されると、第1
ストッパー22が下降し、第2ストッパー23が上昇す
る。また、そのとき揺動板24は実線で示す位置につ
く。そうすると2番目の荷台Pは解放されて後続の荷台
Pと共に前進し、第1ストッパー22に到達して移動を
阻止される。そして、コンベヤ17上の荷台Pはこの状
態で次に第1ストッパー22が上昇するまで待機する。
【0025】搬送機構19は公知の垂直スラットコンベ
ヤ、又は垂直スラットコンベヤのスラットをベルト片に
換えたものからなる。そして、ストッパー装置18に同
期して作動し、コンベヤ17から送り出された荷台Pを
一個ずつスラット又はベルト片上31に載せて持ち上
げ、搬送駆動中の搬送コンベヤ7上へ送り出すことがで
きるようになっている。
【0026】図4に示す荷台供給装置によれば、貯蔵部
17は、受け取った荷台Pの間隔を詰めて貯めておき、
必要な時期にストッパー装置18を作動させて荷台Pを
送り出すことができるので、未回収により稼働しない荷
台が減り、巻取ロール搬送装置において予め用意してお
く荷台の総数を少なくすることができる。そして、荷台
の回収時、空荷になった荷台を任意の時期に荷台返送用
コンベヤに載せればよいので、荷台の回収作業が簡素化
すると共に、シート分割巻取機において一度に多数の荷
台を必要としても、これに対処できる。しかも、小さな
スペースに多数の荷台を貯えることができ、省スペース
化が可能である。また、搬送コンベヤ7を用いて荷台を
供給するので搬出用コンベヤ5へ荷台を送るためのコン
ベヤを別に設ける必要がない。
【0027】荷台供給装置15より荷台Pを供給された
搬送コンベヤ7は、荷台Pを機側コンベヤ6上へ自動的
に搬送することができるようになっている。そして、機
側コンベヤ6上へ搬送された荷台Pは、巻取ロールRが
完成すると直ちに巻取ロール受取位置へ供給できるよう
に機側コンベヤ6上で待機する。
【0028】図6は交差コンベヤ9の側面を示す。この
実施例によれば交差コンベヤ9の無端ベルト10の長手
方向沿いに設けた下流側フレーム32の上部は、荷台P
の姿勢を修正するためのストッパー部材33になってい
る。交差コンベヤ9は、図3に示す下降位置から、昇降
駆動装置13としてのデュアル工程シリンダにより駆動
されて上昇し、図6に鎖線で示す上昇位置と、図6に実
線で示す中間位置とにつくことができる。中間位置まで
上昇した交差コンベヤ9のストッパー部材33は、搬送
コンベヤ7上の荷台Pの通路に突出する。このとき上流
側のフレーム34の上端は、荷台Pを通過させるために
無端チェーン11の上面より低くなるようにしてある。
また、交差コンベヤ9は荷台Pを搬送コンベヤ7から受
け取るとき上昇して中間位置につくようになっている。
そして、搬送コンベヤ7は、荷台Pが交差コンベヤ9上
まで来てストッパー部材33に当たると一定時間を経過
した後、搬送を停止する。それゆえ、搬送コンベヤ7に
より運ばれてきた荷台Pはストッパー部材33で搬送を
阻止され、ストッパー部材33に押し付けられる。それ
によって、荷台Pはストッパー部材33に沿って一定の
姿勢をとり、その姿勢が修正される。搬送コンベヤ7の
搬送が停止すると、交差コンベヤ9は上昇位置につき、
荷台Pを無端ベルト10に載せて搬送コンベヤ7から持
ち上げ、その後、中間コンベヤ8へ向けて搬送する。
【0029】図1において中間コンベヤ8は、交差コン
ベヤ9から荷台Pを受け取るとき、荷台Pが交差コンベ
ヤ9の、中間コンベヤ8側の端部に来るまで搬送を停め
て待機し、交差コンベヤ9から荷台Pが送り出されるた
びに搬送駆動を開始する。そして、受け取った荷台Pを
その長さ及び所定の荷台相互間隔に相当する距離だけ搬
送して搬送駆動を停める。そして、このように間欠的に
作動することにより、交差コンベヤ9から受け取った荷
台Pの相互間隔を小さくすることができる。
【0030】巻取ロールRが完成すると、機側コンベヤ
6は荷台Pを搬出用コンベヤ5へ送り出す。それと同時
に搬出用コンベヤ5は、機側コンベヤ6から送り出され
た荷台Pを巻取ロール受取位置へ向けて搬送する。そし
て、機側コンベヤ6は、当該機側コンベヤ6から送り出
された荷台Pが遠い方の巻取ロール受取位置から順次、
各巻取ロール受取位置の相互間隔に等しい間隔になるよ
うに搬送駆動と駆動停止を繰り返し、荷台Pを間欠的に
送り出す。即ち、機側コンベヤ6は搬出用コンベヤ5へ
の荷台供給機構として働く。そして、搬出用コンベヤ5
は、機側コンベヤ6から最初に送り出された荷台Pが最
も遠い巻取ロール受取位置に到達すると搬送駆動を停止
する。
【0031】図7に巻取ロール搬出時における機側コン
ベヤの制御装置の一実施例を示す。図7において制御装
置35は、市販のプログラマブルシーケンスコントロー
ラを利用して構成されており、搬出用コンベヤ5の出口
付近に設けた巻取ロール検出装置36から検出信号を、
また、搬出用コンベヤ5、中間コンベヤ8による搬送距
離を個々に検出するための検出装置37、38から検出
信号をそれぞれ受け取り、中間コンベヤ8搬送駆動用の
モータ39を制御する。巻取ロール検出装置36は光電
スイッチ、検出装置37、38は搬送駆動用のモータ3
9、40の各出力軸の所定の回転角ごとに、それぞれパ
ルス信号を出すパルス発生器である。
【0032】制御装置35は、巻取ロール検出装置36
より検出信号を受けるとモータ39を起動すると共に、
検出装置37からのパルス信号の計数を開始する。そし
て、この計数を巻取ロールR1が巻取ロール検出装置3
6を通過して巻取ロール検出信号が入力されなくなるま
で続け、それによって、検出装置36を通過する巻取ロ
ールR1の幅w1を検出する。また、巻取ロール検出装
置36により検出信号を受けると、中間コンベヤ8によ
る搬送距離の検出装置39からのパルス信号の計数を開
始し、中間コンベヤ8による搬送距離を時々刻々求め
る。そして、中間コンベヤ8の搬送距離が、検出した巻
取ロールR1の幅w1と予め設定された巻取ロール相互
の隙間dとを加えた値になると、モータ39の回転駆動
を停める。そして、次の巻取ロールR3が巻取ロール検
出装置36に達して検出信号が出されると、巻取ロール
R1とモータ39を起動し、巻取ロールR1の受取時と
同様に、巻取ロールR3がその幅w3と隙間dの長さだ
け搬送されるとモータ39の回転駆動を停める。
【0033】図8に、巻取ロール受取位置へ荷台Pを自
動的に供給するための荷台供給制御装置の一実施例を示
す。図8にはシート分割巻取機により4個の巻取ロール
を巻き上げる場合を例示してある。荷台供給制御装置4
1は、各分割巻取サイクル毎の分割巻取仕様に関するデ
ータを入力する入力装置42と、そのデータに基づき必
要な荷台の数及び各荷台の目的位置を求める中央処理装
置43と、中央処理装置43で求められた必要な荷台P
の数に基づき、その数だけ荷台Pを荷台供給装置15か
ら送り出すようにストッパー装置19を制御するストッ
パー制御部44と、求められた目的位置に荷台Pを位置
づけるために中間コンベヤ8、搬出用コンベヤ5の動作
を制御するコンベヤ制御部45から構成されている。
【0034】図8に示す実施例の場合、シート分割巻取
機は分割巻取仕様の変更時、スリッター3による分割位
置等を自動的に制御するために、制御用コンピュータ4
6を備えており、この制御用コンピュータ46には巻取
ロールの分割幅や巻取長さ等に関する情報を記憶してい
るので、荷台供給制御装置41は、制御用コンピュータ
46から分割巻取仕様に関するデータを、データ通信回
線を経て入力装置42に受け、そのデータを入力装置4
2から中央処理装置43に入力することができる。
【0035】中央処理装置43は巻取ロールR1、R
2、R3、R4のそれぞれの幅、スリッター3による分
割位置、及び巻取ロール個々の巻取位置に関するデータ
を制御用コンピュータ46より受け取り、そのデータに
基づき巻取ロールR1、R2、R3、R4の位置及び、
それぞれの支持に必要な荷台Pの個数を、一定の基準値
と巻取ロール幅とを比較して求める。なお、シート分割
巻取機の前側の巻取位置と後ろ側の巻取位置の荷台の供
給と巻取ロールの搬出は同様なので、後ろ側の巻取位置
については説明を省略する。図8には、巻取ロールR1
の幅w1が基準値以下であるため、一つの荷台P1で巻
取ロールR1を支え、また巻取ロールR3の幅w3が基
準値を越えるため、二つの荷台P2、P3で巻取ロール
R3を支える場合が例示してある。
【0036】巻取ロールR1、R2、R3を載せる荷台
の数が求められると、各荷台P1、P2、P3の巻取ロ
ール受取位置つまり各荷台の目的位置を求める。巻取ロ
ールR1は荷台P1に載せるので、荷台P1は巻取ロー
ルR1と同じ位置につける。巻取ロールR3は二つの荷
台P2、P3に載せるので、荷台P2、P3は巻取ロー
ルR3の中心から等距離に振り分けられるように位置付
ける。このとき、巻取ロールR3を載せる荷台P2とP
3の間隔d1は、図3に示す搬送コンベヤ7の4条の無
端チェーンの両側各一対の間隔bに等しくする。荷台P
2と荷台P1の間隔d2はw1とw3の和からd1を差
し引いた値の2分の1にw2を加えた値に等しくなり、
検出装置49の検出位置から荷台P1の目的位置までの
距離l1は、検出装置49の検出位置から左端のスリッ
ト位置までの距離aとw1に2分の1を加えた値に等し
くなる。また、検出装置49の検出位置から荷台P2、
P3の距離l2、l3は、それぞれl1とd2との和、
l2とd1の和となり、荷台P3の搬送距離lは、l3
に荷台P3の長さの2分の1とを加え合わせた値に等し
くなる。
【0037】ストッパー制御部44は荷台供給時、流体
圧シリンダ30に指令して、ストッパー装置18を作動
させ荷台Pを送り出させる。そして、ストッパー装置1
8から送り出された荷台Pを検出装置47で検出する
と、流体圧シリンダ30に指令し荷台Pの送り出しを阻
止する。この動作は、検出装置47の検出信号を計数回
路により計数し、その計数値が中央処理装置43から指
令された数に達するまで繰り返す。こうすることにより
必要な数の荷台P1、P2、P3が荷台供給装置15か
ら送り出される。その後、送り出された荷台P1、P
2、P3は中間コンベヤ8上に鎖線で示すように小さな
相互間隔で準備される。
【0038】コンベヤ制御部45は、搬出用コンベヤ5
による荷台の搬送距離を、検出装置37からのパルス信
号をその計数回路で計数することにより時々刻々検出す
ることができる。また、中間コンベヤ8の出口付近に設
けた光電スイッチからなる検出装置48により荷台P
2、P3を検出することができる。そして、スタート信
号を受けたとき中間コンベヤ8の搬送駆動用のモータ3
9を回転駆動させるとともに、搬出用コンベヤ5の搬送
駆動用のモータ40を回転駆動させる。
【0039】そうすると、先頭の荷台P3が搬出用コン
ベヤ5側へ送り出されると同時に、中間コンベヤ8によ
り荷台P2、P3も搬送され、その後、荷台P2が中間
コンベヤ8の出口付近に移動し、検出装置48に検出さ
れる。また、送り出された荷台P3は、搬出用コンベヤ
5により受取位置に向けて搬送され、送出された直後に
検出装置49により検出される。
【0040】その後、コンベヤ制御部45は、荷台P
2、P1が検出装置48に検出されるたびにモータ39
の駆動を停止し、荷台P3、P2がそれぞれ、図8中に
鎖線で示したP3の位置からd1、d2だけ搬送された
ことを、検出装置37からのパルス信号に基づき検出す
るたびにモータ39の回転駆動を再開する。そして、荷
台P3が検出装置49により検出されてから、その搬送
距離がlに等しくなるとモータ40の駆動を停止し、ま
た、最後の荷台P1が送り出されるとモータ39の駆動
を停止する。これで各荷台P3、P2、P1は、それぞ
れ巻取ロール受取位置につく。なお、中間コンベヤ8の
搬送開始と同時に搬出用コンベヤ5による搬送距離の検
出を開始し、検出装置49を設けない場合や、中間コン
ベヤの搬送距離を検出する場合も有り得る。また、荷台
の搬送距離の検出方法や、荷台の目的位置の求め方も多
様に変化し得る。
【0041】図9及び図10により巻取ロール搬送装置
の実施例2を示す。この実施例では荷台Pは、搬出用コ
ンベヤ5の、搬送コンベヤ7側とは反対側の端部に設け
た荷台供給装置15から供給される。図10において荷
台供給装置15は、垂直方向に伸びた案内部材17a沿
いに倒れないよう荷台Pを積み重ねて貯めておく貯蔵部
17と、荷台Pを下端から一つずつ搬出用コンベヤ5上
へ降ろして解放するストッパー装置18とからなる。ス
トッパー装置18は昇降かつ水平に進退可能な一対のフ
ォーク51を有している。
【0042】このフォーク51は、垂直案内機構52上
に設けた昇降駆動される水平案内機構53によりスライ
ド可能に支持してあり、図示しない駆動装置により水平
方向に進退駆動される。そして、荷台Pに設けた穴又は
係合部材に係合して荷台Pを支え、図9に実線で示すよ
うに最下端の荷台Pを搬出用コンベヤ5上方に浮かせて
待機することができるようになっている。そして、荷台
Pを搬出用コンベヤ5に供給するとき、その待機位置か
ら下降して最下端の荷台Pを搬出用コンベヤ5上に降ろ
し、その後、鎖線で示す位置まで貯蔵部17から後退す
る。そして、その状態で下から2番目の荷台Pの高さま
で上昇し、その位置から前進して下から2番目の荷台P
に係合する。その後、図10の実線で示す位置まで上昇
して荷台Pを持ち上げ、その状態で待機する。これで、
搬出用コンベヤ5上に載せられた荷台Pは搬送可能とな
る。この実施例では荷台を積み上げて貯めておくので荷
台供給装置15の設置面積は少なくて済む。また、機側
コンベヤ6上に巻取ロールがある場合でも荷台を供給す
ることができる。なお、ストッパー装置18は、荷台を
1個ずつ貯蔵部17から送り出すことができればその機
構は問わない。また、搬出用コンベヤ5の延長線上に設
けたコンベヤ上に荷台を降ろすようにしたものでもよ
い。
【0043】図9において搬出用コンベヤ5は、荷台供
給時、矢印Bで示す方向に搬送駆動される。そして、巻
取ロール受取位置の間隔をd1、d2とすると、最初の
荷台P1を受け取ってから、その荷台P1をd1だけ搬
送したとき、搬送を停止して荷台供給装置15から2番
目の荷台P2を受け取る。更に、2番目の荷台P2を受
け取ってから、その荷台P2をd2だけ搬送したとき、
搬送を停止して3番目の荷台P3を受け取る。そして、
更に搬送を続け、最初の荷台P1を受け取ってから計数
した搬送距離が、d1とd2和に、荷台供給装置15と
それに一番近い巻取ロールR3の受取位置までの距離d
3を加え合わせた値に等しくなったとき搬送を停止す
る。そうすると、搬出用コンベヤ5上の各荷台P1、P
2、P3はそれぞれ巻取ロールR1、R3の受取位置に
つく。
【0044】以上、少数の実施例により本発明を説明し
たが、その実施態様は発明の要旨を変えることなく多様
に変化し得る。たとえば、上述の実施例では、機側コン
ベヤ中の交差コンベヤはベルトコンベヤであり、搬送コ
ンベヤはチェーンコンベヤであるが、交差コンベヤを昇
降可能なチェーンコンベヤとし、搬送コンベヤを、図3
に示す交差コンベヤのように無端チェーンとの交差部分
において、無端チェーンの下方に回避するように張った
ベルトを有するベルトコンベヤとすることができる。ま
た、上述の実施例では機側コンベヤ、搬出用コンベヤは
ベルトコンベヤであるが、ローラコンベヤに代えてもよ
い。また、図1に示す搬送コンベヤは前後の機側コンベ
ヤに交差する共通のチェーンコンベヤであり、図示しな
い一つの搬送駆動用のモータにより駆動されるので、構
造が非常に簡素であるが、これに限らず、機側コンベヤ
との交差点のみチェーンコンベヤとし、他はベルトコン
ベヤ、又はローラコンベヤとしてもよい。
【0045】また、図2において搬出用コンベヤ5は、
巻取腕4に支持された巻取ロールRの下方に位置し、鎖
線で示す退避位置から巻取腕4に支持された巻取ロール
Rの下側に移動して巻取ロールを受け取り、巻取腕4
が、解放された巻取ロールRから退避した後、搬出を開
始するが、図11に示すようにシート分割巻取機1の巻
取位置の手前側に搬出用コンベヤ5を設けてもよい。図
11において、シート分割巻取機1は帯状シート幅方向
に平行な軸54を中心に揺動可能な巻取腕4の先端部に
巻取ロールRを支持して巻き取りを行い、巻取ロールを
巻き上げると鎖線で示すように巻取腕4を手前に傾け
て、搬出用コンベヤ5上に準備した荷台P上に巻取ロー
ルRを解放する。また、図11に示す搬出用コンベヤ5
は、従来の搬出台車55上に設けてあり、巻取ロールR
を受け取ると搬出台車55と共にシート分割巻取機1の
機側へ移動して機側コンベヤに接続されるようにして
る。
【0046】また、シート分割巻取機は、巻取ロールを
巻取腕の下端部に支持して巻き上げ、巻取腕の下方に配
置した搬出用コンベヤ上に巻取ロールを解放するもので
もよい。そして、搬出用コンベヤは、シート分割巻取機
の構造に合わせて、巻取ロールを受け取るために昇降可
能なものや、巻取位置沿いに固設されるものを採用し得
る。
【0047】搬送コンベヤは、並列に配置した二つのシ
ート分割巻取機の間に共通に設けてもよい。また、上述
の実施例では、巻取ロールを半径方向に運ぶが、これに
限らず巻取ロールを中心軸線方向に搬送するものを用い
ることができる。搬送コンベヤが巻取ロールをその中心
軸線方向に搬送する場合、機側コンベヤは、搬出用コン
ベヤより中心軸線方向に運び出された巻取ロールを受け
取って、交差方向に設けた搬送コンベヤに巻取ロールを
中心軸線方向に送り出すので、図3に示す交差コンベヤ
の代わりに、垂直な軸線を中心に回転可能な回転台上に
設けたベルトコンベヤ若しくはチェーンコンベヤ又はロ
ーラコンベヤ等を備えることができる。そして、その場
合、回転台上のベルトコンベヤは若しくはチェーンコン
ベヤ又はローラコンベヤ等は、搬出用コンベヤから巻取
ロールを荷台と共に受け取るために搬出用コンベヤと直
列になり、搬出用コンベヤから巻取ロールを受け取った
後、上記回転台と共に回転して搬送コンベヤに連絡し、
巻取ロールをその中心軸線方向に送り出す。
【0048】機側コンベヤは、図1に示す中間コンベヤ
と交差コンベヤに代え、図11に示すような移動可能な
コンベヤを備えたものでもよい。そして、このコンベヤ
は、搬出用コンベヤに接続される位置と、搬送コンベヤ
に接続される位置とに移動可能にしておく。その場合、
搬送コンベヤ及び搬出用コンベヤそれぞれの長手方向軸
線の交差点にターンテーブルを設けておき、搬出用コン
ベヤから送り出された巻取ロールを上記コンベヤ上に受
け取った後、上記コンベヤをターンテーブル上に移動
し、ターンテーブルの回転により上記コンベヤを搬送コ
ンベヤの先端に接続して巻取ロールを搬送コンベヤに渡
すようにしてもよい。また、図1に示す中間コンベヤ及
び交差コンベヤに代えて図11に示すような機側に移動
可能な搬出用コンベヤを備え、その搬出用コンベヤを上
述のターンテーブルに載せて回転させ、搬出用コンベヤ
から搬送コンベヤへ直接的に巻取ロールを渡すように
し、図1に示す中間コンベヤ及び交差コンベヤを無くす
ようにしてもよい。
【0049】荷台は、その形状を問わないしデータキャ
リアを有するとは限らない。また、図9に示す荷台供給
装置15代え、たとえば実施例1に説明したような荷
台の昇降機構を備えたものを採用してもよい。
【0050】図1において荷台Pは、搬送コンベヤ7に
荷台供給装置15の昇降機構19から供給されるが、交
差コンベヤ9の、搬出用コンベヤ5と反対側の一端に荷
台を供給する荷台供給装置をそれぞれ設け、前後の巻取
位置の搬出用コンベヤに同時に荷台Pを供給するように
すると能率的である。そして、実施例1における中間コ
ンベヤ8と交差コンベヤ9とからなる機側コンベヤに代
えて、実施例1の交差コンベヤと同様な構造の交差コン
ベヤを機側コンベヤとして備えてもよい。また、図1、
図9に示す機側コンベヤ6、又は搬出用コンベヤ5に隣
り合わせに設けたコンベヤより荷台を供給する場合にお
いて、巻取ロール受取位置の相互間隔が、荷台供給装置
15からの荷台Pの送り出し間隔より小さくなったり、
大きくなったりする場合には、巻取ロール受取位置の間
隔と荷台供給装置からの荷台の送り出し間隔とを比較
し、巻取ロール受取位置の相互間隔より荷台供給装置か
ら供給される荷台の相互間隔が大きいときは、機側コン
ベヤの駆動を一時的に停め、荷台供給装置から受け取る
荷台の相互間隔を小さくするようにすればよい。
【0051】また、荷台供給装置は、搬出用コンベヤ上
方や、搬出用コンベヤの延長線上から荷台を供給するも
のに限らず、搬出用コンベヤの交差方向に荷台を移載す
るものでもよい。また、荷台を巻取ロール受取位置へ供
給するために、搬出用コンベヤを台車上に設けたものを
用い、この搬出用コンベヤ上に荷台を、各巻取ロール受
取位置に対応する間隔でシート分割巻取機の機側におい
て予め載せておき、巻取ロール解放直前に、巻取ロール
を解放する位置に台車と共に搬出用コンベヤを移動さ
せ、搬出用コンベヤ上に載せた荷台を各巻取ロール受取
位置につけるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、シート分割巻取機で作
られる巻取ロールの幅や巻取位置が多様に変わっても、
実質的に同じ大きさの互換性のある荷台を自動的に巻取
ロール受取位置に供給し、巻取ロールをその幅に応じて
一つ又は複数の荷台に載せて短時間で搬出することがで
きるので、手間がかからず搬送能率が上がり、シート分
割巻取機の稼動率を上げることができる。また搬送中の
巻取ロールの安定性を維持し、しかも搬送のための占有
空間を増大させることがなく、更に荷台の保管、回収等
の取扱いも簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る概略平面図である。
【図2】本発明の実施例1に係るシート分割巻取機の概
略側面図である。
【図3】本発明の実施例1に係る交差コンベヤの概略正
面図である。
【図4】本発明の実施例1に係る荷台供給装置の概略側
面図である。
【図5】本発明の実施例1に係るストッパー装置の概略
側面図である。
【図6】本発明の実施例1に係る交差コンベヤの概略側
面図である。
【図7】巻取ロール搬出時における中間コンベヤの制御
装置の一実施例に係る説明図である。
【図8】荷台供給制御装置の一実施例に係る説明図であ
る。
【図9】本発明の実施例2に係る概略平面図である。
【図10】本発明の実施例2に係る荷台供給装置の概略
側面図である。
【図11】シート分割巻取機の他の実施例に係る説明図
である。
【符号の説明】
R 巻取ロール P 荷台 1 シート分割巻取機 5 搬出用コンベヤ 6 機側コンベヤ 7 搬送コンベヤ 8 中間コンベヤ 9 交差コンベヤ 11 無端チェーン 15 荷台供給装置 16 荷台返送用コンベヤ 17 貯蔵部 18 ストッパー装置41 荷台供給制御装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状シートをスリッターにより所要幅で
    複数条に分割し前後の巻取位置へ振分けて夫々巻取腕の
    先端部でロール状に巻取るシート分割巻取機で巻取った
    巻取ロールを上記巻取腕から受取って上記シート分割巻
    取機の機側へ運ぶ搬出用コンベヤと、上記搬出用コンベ
    ヤから巻取ロールを受け取る機側コンベヤとを備える巻
    取ロール搬送装置であって、上記機側コンベヤ及び上記
    搬出用コンベヤを逆方向にも搬送駆動できるようにした
    ことと、上記巻取ロールを載せるための実質的に同じ大
    きさの互換性のある多数の荷台を貯め、かつその貯めた
    荷台を上記機側コンベヤへ送り出すことができる荷台供
    給装置と、入力されたスリッターによる分割位置、巻取
    ロール夫々の幅、巻取ロール個々の巻取位置に関するデ
    ータに基づき、上記搬出用コンベヤが受取る上記巻取ロ
    ールの支持に必要な荷台の個数を、上記各巻取ロール毎
    に一定の基準値と巻取ロールの幅とを比較して巻取ロー
    ルの幅が基準値以下の場合は1個とし、巻取ロールの幅
    が基準値を越えると複数個として演算すると共に、上記
    巻取ロール毎の荷台夫々の目的位置を演算し、上記演算
    した必要な荷台の個数だけ荷台を送り出すよう上記荷台
    供給装置を制御し、上記機側コンベヤ上に送り出された
    荷台を夫々上記演算した目的位置につけるよう上記機側
    コンベヤ及び上記搬出用コンベヤの搬送動作を制御する
    荷台供給制御装置とを備えることを特徴とする巻取ロー
    ル搬送装置。
  2. 【請求項2】 帯状シートをスリッターにより所要幅で
    複数条に分割し前後の巻取位置へ振分けて夫々巻取腕の
    先端部でロール状に巻取るシート分割巻取機で巻取った
    巻取ロールを上記巻取腕から受取って上記シート分割巻
    取機の機側へ運ぶ搬出用コンベヤと、上記搬出用コンベ
    ヤから巻取ロールを受け取る機側コンベヤとを備える巻
    取ロール搬送装置であって、上記巻取ロールを載せるた
    めの実質的に同じ大きさの互換性のある多数の荷台を貯
    め、かつその貯めた荷台を一つずつ上記搬出用コンベヤ
    の、上記搬送コンベヤとは反対側の端部へ送り出すこと
    ができる荷台供給装置と、入力されたスリッターによる
    分割位置、巻取ロール夫 々の幅、巻取ロール個々の巻取
    位置に関するデータに基づき、上記搬出用コンベヤが受
    取る上記巻取ロールの支持に必要な荷台の個数を、上記
    各巻取ロール毎に巻取ロールの幅と設定された基準値と
    を比較して巻取ロールの幅が基準値以下の場合は1個と
    し、巻取ロールの幅が基準値を越えると複数個として演
    算すると共に、上記荷台夫々の目的位置を演算し、上記
    演算した必要な荷台の個数だけ荷台を送り出すよう上記
    荷台供給装置を制御し、上記搬出用コンベヤ上に送り出
    された荷台を上記演算した目的位置につけるよう上記搬
    出用コンベヤの搬送動作を制御する荷台供給制御装置
    を備えることを特徴とする巻取ロール搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記機側コンベヤは、上記搬出用コンベ
    ヤが巻取ロールを機側へ搬送しているとき、巻取ロール
    の相互間隔が必要な間隔になるよう間欠的に作動する請
    求項1又は請求項2記載の巻取ロール搬送装置。
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