JPH0633584Y2 - 磁気ヘッド支持機構 - Google Patents

磁気ヘッド支持機構

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JPH0633584Y2
JPH0633584Y2 JP11983788U JP11983788U JPH0633584Y2 JP H0633584 Y2 JPH0633584 Y2 JP H0633584Y2 JP 11983788 U JP11983788 U JP 11983788U JP 11983788 U JP11983788 U JP 11983788U JP H0633584 Y2 JPH0633584 Y2 JP H0633584Y2
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magnetic head
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暉 遠山
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば磁気カードリーダに使用可能な磁気ヘ
ッド支持機構に関する。
〔従来技術〕
従来磁気カードリーダでは、記録媒体であるカードに曲
がりなどがあったりした場合、ヘッドがカードの記録媒
体に均一に接することができなくなり、正しい記録再生
を行なうことができない。また、かかる場合に、カード
の曲がりを無理に矯正しながらヘッドへの正しい接触状
態を得ようとすると、きわめて大きなパッド圧力を必要
とし、これに伴い大出力のカード駆動源と強靱なヘッド
フレーム構造を必要とし、実用的でない欠点がある。
又、近年例えばキャッシュカードシステムにおいて、各
種用途の拡大ないしは混入により、単一トラック専用機
よりも複数チャンネルのカードリーダが望まれるように
なってきた。かかる要望に応じるために、磁気ヘッドが
複数チャンネルに形成する必要があるが、多数チャンネ
ルのヘッドを単体のものとして形成すると、上記欠点が
更に増幅される欠点がある。そこで、各チャンネルごと
に別体にヘッドを形成し、個々のトラックごとにヘッド
を摺接させるようにしたものが例えば特開昭53−39725
号公報で提案されている。
しかし、かかる従来の技術によれば、個々のヘッドがカ
ード面に対し垂直の方向に移動することは出来ても、そ
れ以外の運動は出来ないから、カードの湾曲した面など
には完全に追随することは出来ない。また、一つのヘッ
ドブロックによって多数チャンネルのヘッドを保持して
いるため、保持機構が大型化する欠点がある。
本出願人は上記欠点を解決するために第7図のように、
各チャンネルの磁気ヘッド5が個々にカードに対し垂直
方向に上下動できるばかりでなく、カード面に対し垂直
な面内において揺動できるようにして、カード面に対す
る追従性をよくした複数チャンネルの磁気ヘッドの保持
機構を特開昭58−122615号公報で提案した。しかし、こ
の保持機構では磁気ヘッド5毎に平板状のヘッド取付板
18を固着し、かつヘッド取付板毎に並設された突起3、
4でヘッド取付板を水平に保持しているので、カードの
曲がり等によりローリングすると、ヘッド取付板の揺動
支点位置が磁気ヘッドのギャップ部5bより高いので、ギ
ャップ部5bが第8図の2点鎖線のように大きく振れ易
く、トラックずれが起こり易い欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点に鑑み、磁気ヘッドがローリングして
もトラックがずれない磁気ヘッド支持機構を提案するこ
とである。
〔考案の構成〕
本考案は、磁気ヘッドを支持板に取り付け、該支持板を
カード走行方向に離れた少なくとも2点の支点で揺動自
在に支持することにより上記ヘッドをカード面に追従さ
せるようにしたヘッド支持機構において、上記2つの支
点と上記ヘッドのギャップ部とが一直線上に配置された
ことにある。
〔実施例〕
以下、図示の実施例で本考案を説明する。磁気ヘッド支
持機構を3チャンネルの磁気ヘッドを搭載したカードリ
ーダで説明すると、磁気ヘッド支持機構は第1図でヘ字
形に屈曲された3本の支持板1がカード通路を形成する
フレーム2に固植された夫々2本3組の保持突起3、4
の2支点で揺動自在に支持されている。支持板1に固着
された磁気ヘッド5の一側部には、内方に向かって末広
がりの形の切欠5aが形成されており、この切欠5aには支
持板1の一端部が挿入されたあと樹脂10が流し込まれる
ことにより、ヘッド5の側方に延び出た形で支持板1が
固着されている。
上記支持板1には第2図のようにヘッド5の中間位置に
おいて各支持板1の長手方向の孔1aが、また、他端部に
おいて小さな丸孔1bが穿設されており、長孔1aは上記保
持突起3先端側のピン部3aによって貫通され、また、丸
孔1bは上記保持突起4先端側のピン部4aによって貫通さ
れている。各保持突起3、4はその基端側の部分3b、4b
が円錐形に形成され、この円錐形の部分3b、4bに支持板
1が当たるようになっているから、支持板1及びヘッド
5は記録媒体たるカードの面に対し直角をなす垂直面内
において揺動することが出来ると共に、保持突起3のピ
ン部3aから嵌まる孔1aは長孔になっているため、支持板
1及びヘッド5は上記カード面に対し直角をなす水平方
向内において揺動することも出来る。更に、保持突起
3、4のピン部3a、4aは支持板1の板厚よりも長くなっ
ていて、このピン部に沿って支持板1が上下動すること
が出来る。従つて、各磁気ヘッド5は個々にカード面に
忠実に追従することが出来るようになっている。
更に保持突起3、4の円錐形の部分3b、4bに当たる支持
板1の裏面に沿った一直線αの延長上に磁気ヘッド5の
ギャップ部5bが位置するように支持板1がヘ字形に形成
されている。
各ヘッド5の製法は特に限定されないが、例えば、第2
図のように当初は一個の左半部のコアホルダー11と、同
じく当初は一個の右半部のコアホルダー12とを相対向さ
せてつき合わせて一体化し、3個の窓孔に、予め巻線が
施されたコアの前端部を嵌合させ、次に残った空間に樹
脂を充填固化し、しかるのち、各ヘッド素子ごとに切断
して薄板状に独立のヘッドとするというような製法を用
いてもよい。
支持板1の後方には第1図、第3図のように補助部材6
がガイド棒13と取付ネジ14とによって適宜の不動部、例
えばフレーム2に固定されており、支持板1と並行な補
助部材6の縁部に形成された折曲部6aには板バネ7がね
じ15によって固着されている。板ばね7の先端側の半部
は3つの腕部7aに分けられて、各腕部の先端部7bは円弧
状に形成されると共に、この円弧状先端部には更に半球
状の絞り出し突起7cが形成されている。
このように形成され、かつ取り付けられた板ばね7は上
記絞り出し突起7cが夫々上記各支持板1にその背後から
押し当てられ、もつて、支持板1が保持突起3、4によ
って安定に保持されると共に、支持板1が板ばね7の絞
り出し突起7cにより点接触的に押圧されることにより、
支持板1の上記の各動き、ひいてはヘッド5のカード面
に対する忠実な追従を許容するようになっている。
前記フレーム2の下側には今一つのフレーム8が平行に
設けられており、これらフレーム2、8間がカード通路
となっている。ヘッド5の前端面はフレーム2の窓孔2a
からカード通路に突出し、フレーム8のヘッド5と対向
する位置に設けられた窓孔8aからはパッドローラ16の外
側の一部が突出し、カード通路を通るカードをパッドロ
ーラ16がヘッド5に押し当てるようになつている。
上記のように磁気ヘッド支持機構が構成されると、第4
図のように磁気ヘッド5が2点鎖線のようにローリング
されてもギャップ部5bの振れが少ないから、トラックず
れが起こり難く、正しい記録再生が行なわれる。
前記補助部材6の上側の折曲部6bには第5図に示されて
いるように、左右に鈎部6c、6cを有していて、各ヘッド
5の端子板17に電気的に固着されたリード線18を上記鈎
部6c、6cに掛け止めることが出来るようになっている。
なお、板ばね7の絞り出し突起7cはヘッド5に対し適切
な押圧力を与えるため、支持板1の幅方向の中心線上に
押し当てるようにすることが好ましいが、ヘッド5の揺
動運動等に支障を来さない範囲であれば、上記中心線か
ら多少外れた位置に押し当てるようにしても差し支えな
い。
ヘッド5に対する支持板1の固着手段は、第6図に示さ
れているようなものでも差し支えない。即ち、各ヘッド
5の一面側に、支持板9の基部9aをスポット溶接によっ
て直接固着し、ヘ字形の腕部9bに形成された長孔9cと丸
孔9dを上記保持突起3、4に嵌めるのである。そのほ
か、ヘッド5に対する支持板1、9の固着手段は特に限
定されるものではない。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成されたから、各磁気ヘッドが
個々に3次元的に動きうるようにしたことと、ローリン
グしてもギャップ部を中心に左右に揺動されるようにし
たから、カードの凹凸に対して各ヘッドが高精度にかつ
個々に追従することができ、正確な記録再生を行なうこ
とが出来る。また、複数トラックの磁気ヘッドを保持す
るのに、特別のヘッドブロックの類を用いる必要がない
から、小型化される等実用上優れた効果を奏する磁気ヘ
ッド支持機構を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、第1図はカードリーダ
に磁気ヘッド支持機構が組み込まれた要部断面側面図、
第2図は磁気ヘッドのギャップ部側の平面図、第3図は
磁気ヘッド支持機構の背面図、第4図は磁気ヘッドがロ
ーリングされた時の状態説明図、第5図は磁気ヘッド支
持機構の一部を示す背面図、第6図は磁気ヘッド支持機
構の他の実施例分解斜視図、第7図は従来のカードリー
ダに磁気ヘッド支持機構が組み込まれた要部断面側面
図、第8図は同磁気ヘッドがローリングされた時の状態
説明図である。 1、9…支持板、5…磁気ヘッド、5b…ギャップ部、
3、4…支点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドを支持板に取り付け、該支持板
    をカード走行方向に離れた少なくとも2点の支点で揺動
    自在に支持することにより上記ヘッドをカード面に追従
    させるようにしたヘッド支持機構において、上記2つの
    支点と上記ヘッドのギャップ部とが一直線上に配置され
    た事を特徴とする磁気ヘッド支持機構。
JP11983788U 1988-09-14 1988-09-14 磁気ヘッド支持機構 Expired - Fee Related JPH0633584Y2 (ja)

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JPH0242268U JPH0242268U (ja) 1990-03-23
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