JPH0548307Y2 - - Google Patents
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- JPH0548307Y2 JPH0548307Y2 JP1987020857U JP2085787U JPH0548307Y2 JP H0548307 Y2 JPH0548307 Y2 JP H0548307Y2 JP 1987020857 U JP1987020857 U JP 1987020857U JP 2085787 U JP2085787 U JP 2085787U JP H0548307 Y2 JPH0548307 Y2 JP H0548307Y2
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- tape
- leaf spring
- magnetic
- cassette
- opening
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
- LYKJEJVAXSGWAJ-UHFFFAOYSA-N compactone Natural products CC1(C)CCCC2(C)C1CC(=O)C3(O)CC(C)(CCC23)C=C LYKJEJVAXSGWAJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
- G11B23/08707—Details
- G11B23/08757—Guiding means
- G11B23/08771—Pressure pads
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は周辺壁を有するハウジング部を備え、
このハウジング部の周辺壁の一つには、磁気テー
プ装置に設けられた磁気ヘツドを挿通するための
開口部が形成されており、更にカセツト内で前記
開口部を横切つて磁気テープを案内するためのテ
ープ案内素子を備え、前記開口部の近傍で磁気テ
ープの背に衝合する加圧素子とこの加圧素子を中
央近くに配置した細長い主要部を有してほぼU字
状を呈する板ばねとからなるテープ加圧部材を備
え、前記磁気ヘツドが前記開口部を通つて挿入さ
れると前記板ばねは前記テープ及び磁気ヘツドに
対して加圧素子22を押圧し、前記板ばねは前記
開口部から離れた側で主要部の端近くでハウジン
グ部内に設けられた2個の支持素子に対して衝合
している如き磁気テープカセツトにおいて、前記
板ばねは2個の細長い隆起部を備え、隆起部の頂
部は前記主要部の長手方向軸線とほぼ平行に延在
しており、前記板ばねはこの隆起部の頂部の位置
で前記支持素子に対して衝合していることを特徴
とする磁気テープカセツト用のテープ加圧部材に
関するものである。
このハウジング部の周辺壁の一つには、磁気テー
プ装置に設けられた磁気ヘツドを挿通するための
開口部が形成されており、更にカセツト内で前記
開口部を横切つて磁気テープを案内するためのテ
ープ案内素子を備え、前記開口部の近傍で磁気テ
ープの背に衝合する加圧素子とこの加圧素子を中
央近くに配置した細長い主要部を有してほぼU字
状を呈する板ばねとからなるテープ加圧部材を備
え、前記磁気ヘツドが前記開口部を通つて挿入さ
れると前記板ばねは前記テープ及び磁気ヘツドに
対して加圧素子22を押圧し、前記板ばねは前記
開口部から離れた側で主要部の端近くでハウジン
グ部内に設けられた2個の支持素子に対して衝合
している如き磁気テープカセツトにおいて、前記
板ばねは2個の細長い隆起部を備え、隆起部の頂
部は前記主要部の長手方向軸線とほぼ平行に延在
しており、前記板ばねはこの隆起部の頂部の位置
で前記支持素子に対して衝合していることを特徴
とする磁気テープカセツト用のテープ加圧部材に
関するものである。
上記カセツトは米国特許明細書第4392169号
(PHN9244)より既知であると共に、一般的に
「コンパクトカセツト」と呼ばれている。既知の
カセツトにおいて、平坦な主要部の両端近くにあ
る板ばねは、周辺壁内で開口部の両側に設けられ
たカセツト主壁の一方に立つている複数の直立ピ
ンに対して作用する。作動中に開口部内へ突出し
た磁気テープヘツドのヘツド面は、このヘツド面
を通過して移動する磁気テープと適切に接触す
る。開口部と対向する加圧素子のフロント面は、
カセツトが作用していない時に前記周辺壁と少な
くともほぼ平行に延在する。加圧素子はフエルト
又はゴムのような圧縮可能な弾性材からなつてい
るので、磁気ヘツドが前記周辺壁に対して僅かに
傾いている場合、加圧素子は、この傾斜状態に対
して僅かに適応することができる。しかしなが
ら、磁気ヘツドの傾斜角が一定値を越えた場合及
び/又は加圧素子の弾性が古くなつて劣化した場
合に、この加圧素子はこれの全表面領域にわたり
磁気ヘツドのヘツド面に対して磁気テープを均一
に押圧することがもはやできなくなり、その結
果、テープ半部の一方は、磁気ヘツドと十分に接
触することができない。このことは、テープ半部
内に納められたシグナルトラツクの録音及び/又
は再生を劣化させる。この問題点は、テープが録
音及び/又は再生のために相反する二方向にヘツ
ドを通過移動する場合及びテープ送り方向が変わ
つたときにヘツドを180°回転する場合の「リバー
ス」タイプの磁気テープ装置において特に発生す
ることが判明した。このようにヘツドが傾斜する
ことは、ヘツドの比較的複雑な取付け方法の結果
として実際上しばしば起こることであり、ヘツド
ダクトの2つの空隙が終わるヘツド面の部分で
は、ヘツドの両機能(記録、再生)位置において
磁気テープと十分な接触をしない。
(PHN9244)より既知であると共に、一般的に
「コンパクトカセツト」と呼ばれている。既知の
カセツトにおいて、平坦な主要部の両端近くにあ
る板ばねは、周辺壁内で開口部の両側に設けられ
たカセツト主壁の一方に立つている複数の直立ピ
ンに対して作用する。作動中に開口部内へ突出し
た磁気テープヘツドのヘツド面は、このヘツド面
を通過して移動する磁気テープと適切に接触す
る。開口部と対向する加圧素子のフロント面は、
カセツトが作用していない時に前記周辺壁と少な
くともほぼ平行に延在する。加圧素子はフエルト
又はゴムのような圧縮可能な弾性材からなつてい
るので、磁気ヘツドが前記周辺壁に対して僅かに
傾いている場合、加圧素子は、この傾斜状態に対
して僅かに適応することができる。しかしなが
ら、磁気ヘツドの傾斜角が一定値を越えた場合及
び/又は加圧素子の弾性が古くなつて劣化した場
合に、この加圧素子はこれの全表面領域にわたり
磁気ヘツドのヘツド面に対して磁気テープを均一
に押圧することがもはやできなくなり、その結
果、テープ半部の一方は、磁気ヘツドと十分に接
触することができない。このことは、テープ半部
内に納められたシグナルトラツクの録音及び/又
は再生を劣化させる。この問題点は、テープが録
音及び/又は再生のために相反する二方向にヘツ
ドを通過移動する場合及びテープ送り方向が変わ
つたときにヘツドを180°回転する場合の「リバー
ス」タイプの磁気テープ装置において特に発生す
ることが判明した。このようにヘツドが傾斜する
ことは、ヘツドの比較的複雑な取付け方法の結果
として実際上しばしば起こることであり、ヘツド
ダクトの2つの空隙が終わるヘツド面の部分で
は、ヘツドの両機能(記録、再生)位置において
磁気テープと十分な接触をしない。
米国特許明細書第4293885号より、凸状の隆起
部を有する磁気テープカセツト内でテープ加圧部
材用の板ばねを備えたものが開示されており、前
記隆起部はカセツト内に設けたピンと衝合して板
ばねを傾斜させ、傾斜した磁気ヘツドの位置に板
ばねの傾斜位置を適合することができる。しかし
ながら、前記凸状の隆起部は、ピンに対して板ば
ねの正確な位置決めを必要とし、この既知のカセ
ツトを製造するに際して高い精度を維持しなけれ
ばならない。したがつて、このカセツトの構造は
比較的コストがかかるので、比較的低コストで高
品質に生産されるコンパクトカセツトの使用に適
していない。
部を有する磁気テープカセツト内でテープ加圧部
材用の板ばねを備えたものが開示されており、前
記隆起部はカセツト内に設けたピンと衝合して板
ばねを傾斜させ、傾斜した磁気ヘツドの位置に板
ばねの傾斜位置を適合することができる。しかし
ながら、前記凸状の隆起部は、ピンに対して板ば
ねの正確な位置決めを必要とし、この既知のカセ
ツトを製造するに際して高い精度を維持しなけれ
ばならない。したがつて、このカセツトの構造は
比較的コストがかかるので、比較的低コストで高
品質に生産されるコンパクトカセツトの使用に適
していない。
本考案の目的は、本文冒頭に記載したタイプの
磁気テープカセツトを提供することにあり、特
に、大量生産に適し、磁気ヘツドの位置に効果的
に適合することのできるテープ加圧部材を有する
コンパクトカセツトを提供することにある。
磁気テープカセツトを提供することにあり、特
に、大量生産に適し、磁気ヘツドの位置に効果的
に適合することのできるテープ加圧部材を有する
コンパクトカセツトを提供することにある。
上記目的に対して本考案は、前記板ばねが2個
の細長い隆起部を備え、隆起部の頂部は前記主要
部の長手方向軸線とほぼ平行に延在しており、前
記板ばねはこの隆起部の頂部の位置で前記支持素
子に対して衝合していることを特徴とする。
の細長い隆起部を備え、隆起部の頂部は前記主要
部の長手方向軸線とほぼ平行に延在しており、前
記板ばねはこの隆起部の頂部の位置で前記支持素
子に対して衝合していることを特徴とする。
テープ加圧部材の細長い隆起部は支持素子と衝
合し、例えば支持素子の間隔に公差があり板ばね
の主要部が変位する時でも、隆起部を有する板ば
ねは支持素子と常時衝合する。またテープに対す
る磁気ヘツドの変位及び主要部のたわみが、主要
部の両端を支持素子の位置で変位させられた後で
も、前記隆起部は支持素子に寄りかかり続ける。
このことは、主要部に関する各隆起部の頂部高さ
が全長に渡つて一定であるため、支持素子全体に
わたつて変位する場合加圧素子がカセツトの主要
壁と垂直な軸線のまわりで回動することはなく、
U字状を呈する板ばねの脚部が支持素子間で固定
させられることもない、という利点を有する。前
記隆起部はコンパクトカセツトに用いられる規格
化された板ばねに簡単にしかも安価に形成させる
ことができると共に、このようなカセツトを組立
てるほぼ全自動の組立機械の適応を必要としな
い。
合し、例えば支持素子の間隔に公差があり板ばね
の主要部が変位する時でも、隆起部を有する板ば
ねは支持素子と常時衝合する。またテープに対す
る磁気ヘツドの変位及び主要部のたわみが、主要
部の両端を支持素子の位置で変位させられた後で
も、前記隆起部は支持素子に寄りかかり続ける。
このことは、主要部に関する各隆起部の頂部高さ
が全長に渡つて一定であるため、支持素子全体に
わたつて変位する場合加圧素子がカセツトの主要
壁と垂直な軸線のまわりで回動することはなく、
U字状を呈する板ばねの脚部が支持素子間で固定
させられることもない、という利点を有する。前
記隆起部はコンパクトカセツトに用いられる規格
化された板ばねに簡単にしかも安価に形成させる
ことができると共に、このようなカセツトを組立
てるほぼ全自動の組立機械の適応を必要としな
い。
好適には、本考案に係るカセツト内で使用する
ためのテープ加圧部材は前記隆起部が前記所要部
の両端から前記主要部の中心の方へ延在すること
を特徴としている。したがつて隆起部はU字状を
呈する板ばねの脚部から延在し、この脚部は主要
部と隣接して設けられている。支持素子に近接し
て載置されたこれら脚部は、支持素子にわたつて
板ばねの移動を制限するので、位置が極端に変位
した場合でも主要部は支持素子に対して隆起部を
有した状態で維持することができる。
ためのテープ加圧部材は前記隆起部が前記所要部
の両端から前記主要部の中心の方へ延在すること
を特徴としている。したがつて隆起部はU字状を
呈する板ばねの脚部から延在し、この脚部は主要
部と隣接して設けられている。支持素子に近接し
て載置されたこれら脚部は、支持素子にわたつて
板ばねの移動を制限するので、位置が極端に変位
した場合でも主要部は支持素子に対して隆起部を
有した状態で維持することができる。
テープ加圧部材の他の好適実施例は、前記隆起
部が前記主要部の断面においてほぼV字状に形成
されたことを特徴とする。V字状にした結果、板
ばねが一種のナイフ縁の支点を構成し、この支点
は磁気ヘツドの位置に対して板ばねの位置決めの
有効な適応を確実にすることができる。
部が前記主要部の断面においてほぼV字状に形成
されたことを特徴とする。V字状にした結果、板
ばねが一種のナイフ縁の支点を構成し、この支点
は磁気ヘツドの位置に対して板ばねの位置決めの
有効な適応を確実にすることができる。
本考案に係る一実施例を図面に基づいて以下詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図に示されているタイプの磁気テープカセ
ツトは、一般的に「コンパクトカセツト」と呼ば
れている。このようなカセツトは米国特許明細書
第3394899号(PH18.748)に詳述されている。こ
のカセツトはハウジング部1,2を備えると共
に、磁気テープ8のある長さを巻いている2個の
リールハブ3,4を備える。カセツトの内側にお
いて、磁気テープ8はリールハブ3,4に巻かれ
たテープロールから2個の案内ローラ5,6を渡
して案内されており、前記磁気テープ8の一部
は、以下フロント部として示されるカセツトの周
辺部7と平行に延在する。フロント部7におい
て、複数の開口部が形成されており、この開口部
のうちの中央開口部7aは、磁気テープ装置の磁
気ヘツドを、2個のハウジングハーフ1,2を有
するカセツトハウジング内へ挿入するためのもの
である。テープを送つている間、案内ローラ5,
6のフロント部7と平行に延在する磁気テープ8
の一部は、ハウジング部2の底部上でフロント部
7の近傍に配列されたテープ案内素子9〜14に
よつて案内される。第1図に示すように、ハウジ
ング部2の底部には中央開口部7aの後方に2個
のピン15,16が支持されており、フロント部
7と比較して前記ピン15,16は僅かな間隔で
配置されていると共に、ハウジング部2に設けら
れた直立壁17の直前に配置されている。U字状
に形成された遮蔽素子18を直立壁17とピン1
5,16との間に配置されると共に脚部18a,
18bを備え、この脚部は、フロント部7の前方
に延在すると共に、お互いに離れているピン1
5,16の両側と隣接する。脚部18a,18b
の遊端に矩形の凹所を形成し、この凹所を通つて
テープ加圧部材19が延在する。このテープ加圧
部材19はまた第2〜4図に詳細に示されてい
る。したがつて、脚部18a,18b内にある凹
所の水平側部は、テープ加圧部材19の主要部2
0の両縁部を支持する。この主要部20は略U字
状を呈する板ばね21の一部を形成し、この板ば
ね21上に載置された加圧素子22は主要部20
の中央付近でクランプされている。加圧素子22
はフエルト又はゴムのような圧縮可能な弾性材か
らなる。組立てられた状態において、板ばね21
の脚部23,24の近くで前記主要部20はテー
プ案内素子11と12との間に配置されると共
に、このテープ案内素子11,12の後方に配置
された支持素子25,26に近接して配置されて
いる。また、これら支持素子25,26はハウジ
ング部2の底部に配置されていると共に、それぞ
れに直立前縁部25a,26aを有し、これら直
立前縁部は、第4図に示すように、少なくとも大
部分がハウジング部2の底部とほぼ垂直に延在す
る。前記脚部23,24は、お互いに離間した支
持素子25と26の側部と隣接する。したがつ
て、組立てられた状態において、テープ加圧部材
19は直立前縁部25a,26aとテープ案内素
子11,12の接近辺との間に幾分の隙間をもつ
て配置されており、前記直立前縁部とテープ案内
素子の接近辺との間の隙間は、テープ加圧部材1
9が第4図に示すような位置へ回動できるような
距離である。この目的に対して、前記主要部20
にはこれの両端近くに細長い隆起部20a,20
bが設けられており、これら隆起部の頂部は断面
において略V字状に形成されていると共に、主要
部20の長手方向軸線とほぼ平行に延在する。前
記隆起部20a,20bは、脚部23,24から
主要部20の中心の方へそれぞれ延在すると共
に、主要部の長手方向の軸線の方向に板ばね21
を変位させた後でも、隆起部20a,20bの頂
部が直立縁部25a,26aのそれぞれに対して
いつも衝合するような長さを有している。したが
つて、板ばね21の製造及び支持素子25,26
の位置決めに際して、特に高精度は必要としな
い。磁気ヘツド27が中央開口部7aを挿通して
延在する場合、第4図に示すように、磁気テープ
8は加圧素子22によつて磁気ヘツド27のヘツ
ド面に対して押圧され、その結果、板ばね21の
主要部20は僅かにたわむが、隆起部20a,2
0bは直立前縁部25a,26aのそれぞれに対
して載置されたままである。第4図は、テープ加
圧部材19が各隆起部20a,20bの頂部を中
心にして傾斜することができることを示してい
る。これは、ハウジング部2の底部に対して僅か
に傾斜している磁気ヘツドが中央開口部7aを挿
通した場合に起こり得る。磁気ヘツドが上記のよ
うに傾斜させられた位置にある場合でさえ、テー
プ加圧部材19は、加圧素子が少なくともほぼ全
幅にわたつて前記磁気ヘツドに対して均一にテー
プ8を押圧することを保証する。この点に関し
て、磁気ヘツド27が挿入された場合はいつで
も、前記加圧素子22の位置は磁気ヘツド27の
位置と適合するという利点がある。したがつて、
本考案に係る磁気テープカセツトは、自己調節機
能を有するテープ加圧部材を備え、磁気ヘツド2
7の磁気面が録音及び/又は再生中にテープ8と
適切に接触することを保証する。本考案に係るカ
セツトの更に有利な点は、板ばね21を標準的な
板ばねとして構成し、この板ばねに普通に用いら
れる変形と比較し2個の付加的な隆起部20a,
20bを形成することができることにある。これ
は、テープ加圧部材19を多くの余分なコストが
かかることなく大量に製造することができる一方
で更にカセツトを組立てるために用いられる機械
を改良する必要がない。
ツトは、一般的に「コンパクトカセツト」と呼ば
れている。このようなカセツトは米国特許明細書
第3394899号(PH18.748)に詳述されている。こ
のカセツトはハウジング部1,2を備えると共
に、磁気テープ8のある長さを巻いている2個の
リールハブ3,4を備える。カセツトの内側にお
いて、磁気テープ8はリールハブ3,4に巻かれ
たテープロールから2個の案内ローラ5,6を渡
して案内されており、前記磁気テープ8の一部
は、以下フロント部として示されるカセツトの周
辺部7と平行に延在する。フロント部7におい
て、複数の開口部が形成されており、この開口部
のうちの中央開口部7aは、磁気テープ装置の磁
気ヘツドを、2個のハウジングハーフ1,2を有
するカセツトハウジング内へ挿入するためのもの
である。テープを送つている間、案内ローラ5,
6のフロント部7と平行に延在する磁気テープ8
の一部は、ハウジング部2の底部上でフロント部
7の近傍に配列されたテープ案内素子9〜14に
よつて案内される。第1図に示すように、ハウジ
ング部2の底部には中央開口部7aの後方に2個
のピン15,16が支持されており、フロント部
7と比較して前記ピン15,16は僅かな間隔で
配置されていると共に、ハウジング部2に設けら
れた直立壁17の直前に配置されている。U字状
に形成された遮蔽素子18を直立壁17とピン1
5,16との間に配置されると共に脚部18a,
18bを備え、この脚部は、フロント部7の前方
に延在すると共に、お互いに離れているピン1
5,16の両側と隣接する。脚部18a,18b
の遊端に矩形の凹所を形成し、この凹所を通つて
テープ加圧部材19が延在する。このテープ加圧
部材19はまた第2〜4図に詳細に示されてい
る。したがつて、脚部18a,18b内にある凹
所の水平側部は、テープ加圧部材19の主要部2
0の両縁部を支持する。この主要部20は略U字
状を呈する板ばね21の一部を形成し、この板ば
ね21上に載置された加圧素子22は主要部20
の中央付近でクランプされている。加圧素子22
はフエルト又はゴムのような圧縮可能な弾性材か
らなる。組立てられた状態において、板ばね21
の脚部23,24の近くで前記主要部20はテー
プ案内素子11と12との間に配置されると共
に、このテープ案内素子11,12の後方に配置
された支持素子25,26に近接して配置されて
いる。また、これら支持素子25,26はハウジ
ング部2の底部に配置されていると共に、それぞ
れに直立前縁部25a,26aを有し、これら直
立前縁部は、第4図に示すように、少なくとも大
部分がハウジング部2の底部とほぼ垂直に延在す
る。前記脚部23,24は、お互いに離間した支
持素子25と26の側部と隣接する。したがつ
て、組立てられた状態において、テープ加圧部材
19は直立前縁部25a,26aとテープ案内素
子11,12の接近辺との間に幾分の隙間をもつ
て配置されており、前記直立前縁部とテープ案内
素子の接近辺との間の隙間は、テープ加圧部材1
9が第4図に示すような位置へ回動できるような
距離である。この目的に対して、前記主要部20
にはこれの両端近くに細長い隆起部20a,20
bが設けられており、これら隆起部の頂部は断面
において略V字状に形成されていると共に、主要
部20の長手方向軸線とほぼ平行に延在する。前
記隆起部20a,20bは、脚部23,24から
主要部20の中心の方へそれぞれ延在すると共
に、主要部の長手方向の軸線の方向に板ばね21
を変位させた後でも、隆起部20a,20bの頂
部が直立縁部25a,26aのそれぞれに対して
いつも衝合するような長さを有している。したが
つて、板ばね21の製造及び支持素子25,26
の位置決めに際して、特に高精度は必要としな
い。磁気ヘツド27が中央開口部7aを挿通して
延在する場合、第4図に示すように、磁気テープ
8は加圧素子22によつて磁気ヘツド27のヘツ
ド面に対して押圧され、その結果、板ばね21の
主要部20は僅かにたわむが、隆起部20a,2
0bは直立前縁部25a,26aのそれぞれに対
して載置されたままである。第4図は、テープ加
圧部材19が各隆起部20a,20bの頂部を中
心にして傾斜することができることを示してい
る。これは、ハウジング部2の底部に対して僅か
に傾斜している磁気ヘツドが中央開口部7aを挿
通した場合に起こり得る。磁気ヘツドが上記のよ
うに傾斜させられた位置にある場合でさえ、テー
プ加圧部材19は、加圧素子が少なくともほぼ全
幅にわたつて前記磁気ヘツドに対して均一にテー
プ8を押圧することを保証する。この点に関し
て、磁気ヘツド27が挿入された場合はいつで
も、前記加圧素子22の位置は磁気ヘツド27の
位置と適合するという利点がある。したがつて、
本考案に係る磁気テープカセツトは、自己調節機
能を有するテープ加圧部材を備え、磁気ヘツド2
7の磁気面が録音及び/又は再生中にテープ8と
適切に接触することを保証する。本考案に係るカ
セツトの更に有利な点は、板ばね21を標準的な
板ばねとして構成し、この板ばねに普通に用いら
れる変形と比較し2個の付加的な隆起部20a,
20bを形成することができることにある。これ
は、テープ加圧部材19を多くの余分なコストが
かかることなく大量に製造することができる一方
で更にカセツトを組立てるために用いられる機械
を改良する必要がない。
第1図は本考案に係る磁気テープカセツトの分
解斜視図、第2図は第1図に示されたカセツトに
使用されるテープ加圧部材の拡大平面図、第3図
は第2図の矢印の方向より見た正面図、第4図
は第3図の−線に沿う断面図である。 7……周辺壁、7a……開口部、8……磁気テ
ープ、9〜14……テープ案内素子、19……テ
ープ加圧部材、20……主要部、20a,20b
……隆起部、21……板ばね、22……加圧素
子、23,24……脚部、25,26……支持素
子、27……磁気ヘツド。
解斜視図、第2図は第1図に示されたカセツトに
使用されるテープ加圧部材の拡大平面図、第3図
は第2図の矢印の方向より見た正面図、第4図
は第3図の−線に沿う断面図である。 7……周辺壁、7a……開口部、8……磁気テ
ープ、9〜14……テープ案内素子、19……テ
ープ加圧部材、20……主要部、20a,20b
……隆起部、21……板ばね、22……加圧素
子、23,24……脚部、25,26……支持素
子、27……磁気ヘツド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 周辺壁を有するハウジング部を備え、このハウ
ジング部の周辺壁の一つに、磁気テープ装置に設
けられた磁気ヘツドを挿通するための開口部が形
成されており、更にカセツト内で前記開口部を横
切つて磁気テープを案内するためのテープ案内素
子を備え、前記開口部の近傍で磁気テープの背に
衝合する加圧素子とこの加圧素子を中央近くに配
置した細長い主要部を有してほぼU字状を呈する
板ばねとからなるテープ加圧部材を備え、前記磁
気ヘツドが前記開口部を通つて挿入されると前記
板ばねは前記テープ及び磁気ヘツドに対して加圧
素子を押圧し、前記板ばねは前記開口部から離れ
た側で主要部の端近くでハウジング部内に設けら
れた2個の支持素子に対して衝合している如き磁
気テープカセツトにおいて、 前記板ばねは、主要部の中心の方へ延在し且つ
前記主要部の断面においてほぼV字状に形成され
た2個の細長い隆起部を備え、この隆起部の頂部
は前記主要部の長手方向軸線とほぼ平行に延在し
ており、前記板ばねは前記隆起部の頂部の位置で
前記支持素子に対して衝合していることを特徴と
する磁気カセツトテープ用のテープ加圧部材。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8600423A NL8600423A (nl) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | Magneetbandcassette, alsmede bandaandrukorgaan toepasbaar in een dergelijke cassette. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62138375U JPS62138375U (ja) | 1987-09-01 |
JPH0548307Y2 true JPH0548307Y2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
ID=19847602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987020857U Expired - Lifetime JPH0548307Y2 (ja) | 1986-02-20 | 1987-02-17 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4860967A (ja) |
JP (1) | JPH0548307Y2 (ja) |
DE (1) | DE8701672U1 (ja) |
ES (1) | ES1004414Y (ja) |
FR (1) | FR2594587B3 (ja) |
IT (1) | IT209936Z2 (ja) |
NL (1) | NL8600423A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8901592A (nl) * | 1989-06-23 | 1991-01-16 | Philips Nv | Systeem omvattende een magneetbandcassette en een magneetbandcassette-apparaat alsmede een magneetbandcassette en een magneetbandcassette-apparaat geschikt voor toepassing in een dergelijk systeem. |
DE9110977U1 (ja) * | 1991-09-05 | 1993-01-14 | Dunker, Petra Christa Gretel, 4030 Ratingen, De | |
AT398651B (de) * | 1993-02-17 | 1995-01-25 | Philips Nv | Kassette zum aufnehmen eines magnetbandes mit einem andruckteilträger und einem bandführungsteilträger sowie andruckteilträger für eine solche kassette und bandführungsteilträger für eine solche kassette |
JPH07141823A (ja) * | 1993-06-16 | 1995-06-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気テープカセットの組立方法及びカセット |
USD425049S (en) * | 1998-04-07 | 2000-05-16 | Kidco, Inc. | Video-cassette recorder lock |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496583U (ja) * | 1972-04-19 | 1974-01-21 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4087845A (en) * | 1975-07-29 | 1978-05-02 | Olympus Optical Co., Ltd. | Tape pad support assembly for use in magnetic tape cassettes |
US4573095A (en) * | 1978-04-06 | 1986-02-25 | A.T.B. S.P.A. | Magnetic tape backing leaf spring assembly particularly for compact cassettes |
US4293885A (en) * | 1979-10-16 | 1981-10-06 | Hideo Shirako | Pad spring for a tape cassette |
-
1986
- 1986-02-20 NL NL8600423A patent/NL8600423A/nl not_active Application Discontinuation
- 1986-07-23 FR FR8610689A patent/FR2594587B3/fr not_active Expired
-
1987
- 1987-02-04 DE DE8701672U patent/DE8701672U1/de not_active Expired
- 1987-02-04 US US07/142,081 patent/US4860967A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-02-17 IT IT8720866U patent/IT209936Z2/it active
- 1987-02-17 ES ES19878700521U patent/ES1004414Y/es not_active Expired
- 1987-02-17 JP JP1987020857U patent/JPH0548307Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496583U (ja) * | 1972-04-19 | 1974-01-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES1004414Y (es) | 1989-04-01 |
NL8600423A (nl) | 1987-09-16 |
FR2594587B3 (fr) | 1988-02-05 |
DE8701672U1 (ja) | 1987-06-19 |
IT8720866V0 (it) | 1987-02-17 |
ES1004414U (es) | 1988-10-01 |
FR2594587A3 (fr) | 1987-08-21 |
US4860967A (en) | 1989-08-29 |
IT209936Z2 (it) | 1988-11-14 |
JPS62138375U (ja) | 1987-09-01 |
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