JPH06335164A - デマンド制御装置 - Google Patents

デマンド制御装置

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JPH06335164A
JPH06335164A JP5118644A JP11864493A JPH06335164A JP H06335164 A JPH06335164 A JP H06335164A JP 5118644 A JP5118644 A JP 5118644A JP 11864493 A JP11864493 A JP 11864493A JP H06335164 A JPH06335164 A JP H06335164A
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demand
air conditioner
people
control device
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Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Toshiyasu Higuma
利康 樋熊
Kazuhiko Nanjo
和彦 南条
Akinori Tsukimori
昭典 月森
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の空調機器を含む負荷が接続され、その
総使用電力が設定された電力を超過しそうになった場合
に使用電力を制限するデマンド制御装置において、快適
感を損なわずにかつ迅速に負荷制御を行うことができる
デマンド制御装置を提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 空調機器の設置場所の人数を検出する人数検
出装置と、上記各空調機器の使用電力を検出する使用電
力検出装置とを有することを特徴とするデマンド制御装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、快適性を損なわずに
負荷制御を行うデマンド制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は特開昭62−37018号公報
に示された従来のデマンド制御装置を示す構成図であ
る。図において、1はデマンド制御装置、2、3はデマ
ンド制御の対象となる空調機器、4、5は空調機器2、
3が設置されている部屋、6、7は空調機器2、3が設
置されている部屋の温度を検出する温度検出器、8、9
は空調機器2、3が設置されている部屋の湿度を検出す
る湿度検出器、10は負荷全体の電力量を検出する電力
量計である。
【0003】次に動作について説明する。デマンド制御
装置1は、電力量計10より電力量を入力し、残り時間
内での使用可能電力を演算する。演算の結果、現在電力
が使用可能電力をオーバしていたら、あらかじめ登録し
ておいて空調機器2、3を優先順位に従い現在電力が使
用可能電力内になるまで遮断制御を行う。この場合の制
御優先順位は温度検出器6、7および湿度検出器8、9
で検出された現在温湿度と各部屋4、5で設定した目標
温湿度の比較演算により行われる。すなわち、より安定
状態にある部屋の優先順位を下げてデマンド制御を行っ
ている。
【0004】図18は、従来のデマンド制御装置におけ
る優先順位の決定方法のフローチャートである。ステッ
プ1801で季節を判定し夏なら、ステップ1802で
目標値と現在値の差分を求め、0以上であればステップ
1803で温度差の大きい方から順位をつける。ステッ
プ1802で差分が負であれば、ステップ1806で温
度差の小さい方から順位をつける。また、ステップ18
01で季節が冬と判定されれば、ステップ1805へ進
み、現在値と目標値との差分を求める。差分が0以上な
らステップ1803へ進み、負ならステップ1806へ
進む。最後にステップ1804ではステップ1803と
ステップ1806で決定した順位の合成を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデマンド制御装
置では、部屋の使用状況、例えば在室人数などに関わり
なくその部屋の安定状態でのみデマンド制御の優先順位
を決定しているため、一部屋に大勢の人が集まるような
部屋でデマンド制御を行うと多くの人が不快を感じると
いう問題点があった。
【0006】さらに、従来のデマンド制御装置で決定さ
れる各部屋の優先順位は、上記のようにステップ数が多
いため制御対象が多くなると優先順位決定に時間がかか
る。また、従来のデマンド制御装置では、現在電力が使
用可能電力内におさまるまで順次負荷を遮断するフィー
ドバック制御がなされているため時間がかかるなど状況
に即したデマンド制御を行うことができなかった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、複数の空調機器を含む負荷が
接続され、その総使用電力が設定された電力を超過しそ
うになった場合に使用電力を制限するデマンド制御装置
において、快適感を損なわずにかつ迅速に負荷制御を行
うことができるデマンド制御装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のデマンド制御
装置は、複数の空調機器を含む負荷が接続され、その総
使用電力が設定された電力を超過しそうになった場合に
使用電力を制限するデマンド制御装置において、上記空
調機器の設置場所の人数を検出する人数検出装置と、上
記各空調機器の使用電力を検出する使用電力検出装置と
を有することを特徴とするものである。
【0009】請求項2のデマンド制御装置は、人数検出
装置と使用電力検出装置を空調機器に有することを特徴
とするものである。
【0010】請求項3のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、人数検出装置から検出される人数情報
と空調機器から検出される運転情報から上記各空調機器
に対してデマンド制御量の重み付けを決定する優先順位
決定手段を有することを特徴とするものである。
【0011】請求項4のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、人数検出装置で検出される人数情報か
ら各空調機器に対するデマンド制御実行時間の重み付け
を決定する優先順位決定手段を有することを特徴とする
ものである。
【0012】請求項5のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、人数検出装置で検出される人数情報と
空調機器から検出される運転情報から上記各空調機器に
対してデマンド制御対象を決定する手段を有することを
特徴とするものである。
【0013】請求項6のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、使用電力検出装置で検出される使用電
力情報からデマンド制御の優先順位を決定する優先順位
決定手段を有することを特徴とするものである。
【0014】請求項7のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、使用電力検出装置で検出される使用電
力情報と人数検出装置で検出される人数情報から各空調
機器に対してデマンド制御実行時間を決定する手段を有
することを特徴とするものである。
【0015】
【作用】請求項1のデマンド制御装置では、人数検出装
置がデマンド制御対象となる空調機器が設置されている
場所の人数を検出し、さらに使用電力検出装置が各空調
機器の使用電力を検出し、デマンド制御装置へ出力す
る。デマンド制御装置がこれら人数、使用電力を基に空
調機器に対する制御優先順位を決定する。そして、デマ
ンド制御装置は、全負荷の使用電力が使用可能電力内に
おさまるように優先順位に従い空調機器へ制御指令を出
力する。
【0016】請求項2のデマンド制御装置では、各空調
機器に人数検出装置と使用電力検出装置が接続され、そ
れぞれ検出した情報が空調機器に入力される。空調機器
は入力された情報をデマンド制御装置へ出力する。デマ
ンド制御装置は、この入力した人数、使用電力情報を基
に空調機器に対する制御優先順位を決定する。そして、
デマンド制御装置は、全負荷の使用電力が使用可能電力
内におさまるように優先順位に従い空調機器へ制御指令
を出力する。
【0017】請求項3のデマンド制御装置では、人数検
出装置が空調機器の設置されている場所の人数を検出
し、デマンド制御装置に出力する。また、空調機器は冷
房・暖房等の現在の運転情報を検出し、デマンド制御装
置へ出力する。デマンド制御装置は、入力したこれら人
数情報、運転情報から各空調機器に対するデマンド制御
量の重み付けを決定する。この場合、人数の多い部屋ほ
ど制御量を少なくして、快適性を損なわないように重み
付けを行う。そして、デマンド制御装置では、全負荷の
使用電力が使用可能電力内におさまるようにデマンド制
御量の重み付けに従い空調機器へ制御指令を出力する。
【0018】請求項4のデマンド制御装置では、人数検
出装置が空調機器の設置されている場所の人数を検出
し、デマンド制御装置に出力する。デマンド制御装置は
入力した人数情報を基に各空調機器に対するデマンド制
御実行時間の重み付けを決定する。この場合、人数の多
い部屋ほどデマンド制御実行時間を短くして、快適性を
損なわないように重み付けを行う。そして、デマンド制
御装置では、全負荷の使用電力が使用可能電力内におさ
まるようにデマンド制御時間の重み付けに従い空調機器
へ制御指令を出力する。
【0019】請求項5のデマンド制御装置では、人数検
出装置が制御対象となる空調機器が設置されている場所
の人数を検出し、デマンド制御装置に出力する。また、
空調機器は冷房・暖房等の現在の運転情報を検出し、デ
マンド制御装置へ出力する。デマンド制御装置は、この
入力した人数、使用電力情報を基に各空調機器に対する
デマンド制御対象を決定する。この場合、快適性をそこ
なわないように、冷房時は冷房負荷が少ない小人数の部
屋を、暖房時は暖房負荷が少ない大人数の部屋を制御対
象に決定する。そしてデマンド制御装置では、全負荷の
使用電力が使用可能電力内におさまるようにデマンド制
御対象空調機器へ制御指令を出力する。
【0020】請求項6のデマンド制御装置では、使用電
力検出装置が各空調機器の使用電力を検出し、デマンド
制御装置へ出力する。デマンド制御装置は、入力した使
用電力情報の大小のみで各空調機器に対するデマンド制
御の優先順位を決定する。そして、デマンド制御装置で
は、全負荷の使用電力が使用可能電力内におさまるよう
にデマンド制御の優先順位に従い空調機器へ制御指令を
出力する。
【0021】請求項7のデマンド制御装置では、人数検
出装置がデマンド制御対象となる空調機器が設置されて
いる場所の人数を検出し、使用電力検出装置が各空調機
器の使用電力を検出し、それぞれデマンド制御装置へ出
力する。デマンド制御装置は、フィードバック制御をか
けなくて済むように、入力した人数情報と使用電力情報
を基に各空調機器に対するデマンド制御実行時間を決定
する。この場合、第4実施例と同様人数の多い部屋ほど
デマンド制御実施時間が短くなるように重み付けを行い
決定する。そして、このデマンド制御実行時間に従い空
調機器へ制御指令を出力する。
【0022】
【実施例】実施例1.図1が本発明の実施例1の構成図
を示す。デマンド制御装置1で、デマンド制御対象空調
機器2、3と空調機器2、3の設置される部屋4、5の
人数を検出する人数検出装置11、12と空調機器2、
3の使用電力を検出する使用電力検出装置13、14が
接続されている。また、デマンド予測演算を行うために
全負荷の総使用電力量を検出する電力量計10が接続さ
れている。
【0023】また、実施例1は図2に示すような構成で
も実施することができる。図において、デマンド制御装
置1にデマンド制御対象空調機器2、3および電力量計
10が接続されている。空調機器2、3には設置される
部屋4、5の人数を検出する人数検出装置11、12と
空調機器2、3の使用電力を検出する使用電力検出装置
13、14が接続されている。
【0024】図3が実施例1のデマンド制御のフローチ
ャートである。実施例1では人数情報と空調機器の運転
モードから各空調機器に対するデマンド制御量の重み付
けを決定するが、説明を簡単にするためデマンド制御量
が空調機器の設定温度の場合について説明する。デマン
ド制御量は空調機器の使用電力を制限できる方法であれ
ばよく、運転/停止、送風能力変更、インバータ容量変
更、運転モード変更などでも同様の効果が得られる。
【0025】図3において、デマンド時限が開始された
ら、ステップ301ではデマンド制御が実行中であるか
を判断し、実行中でなければステップ303へ進み、現
在の各空調機器の設定温度を初期値として保存してお
く。これは、デマンド制御終了時にすべての空調機器の
設定温度をもとに戻すために記憶しておくステップであ
る。ステップ301でデマンド制御実行中と判断すれ
ば、ステップ302へ進み、人数検出タイミングである
かを判断する。ここでは、人数検出タイミングを5分と
する。ここで5分が経過していれば、ステップ304へ
進み、各部屋の人数検出装置からの人数情報を検出す
る。続いて、ステップ305では、各空調機器から現在
の運転モードが冷房か暖房かの運転情報を検出する。続
いて、ステップ306では、各空調機器に対するデマン
ド制御量の重み付けを行うが、ここでは各空調機器の設
定温度の変化量ΔTを演算する。設定温度変化量ΔTの
演算方法は図4に示すように行われる。
【0026】図4は部屋の在室人数と空調機器の運転モ
ードから設定温度変化量を演算する方法の概念図であ
る。横軸が在室人数N、縦軸が設定温度変化量ΔTを表
し、図中には冷房時、暖房時のそれぞれの状態での設定
温度変化量決定線がある。冷房時は設定温度をプラス
に、暖房時はマイナスに変化させることにより、空調機
器の使用電力を制限する。例えば、冷房時に在室人数が
N1[人]であった場合には、設定温度変化量はΔT1
[℃]のように決定され、在室人数によるデマンド制御
量の重み付けを行う。以下の説明を簡略化するために、
暖房時における在室人数が1人、2人、3人、4人の場
合の設定温度変化量はそれぞれ−2.0℃、−1.5
℃、−1.0℃、−0.5℃とする。
【0027】図3に戻り、ステップ302で5分が経過
していなければ、ステップ307へ進み、電力量検出タ
イミングであるかを判断する。ここでは、電力量検出タ
イミングを10秒とする。ここで10秒が経過していな
ければ10秒が経過するまで待ち、ステップ308へ進
み、電力量計10より総電力量を検出する。次にステッ
プ309へ進み、デマンド予測演算を行う。ここでは、
デマンド時限終了時の予測デマンド値とあらかじめ設定
してある目標デマンドとの差から超過電力を演算する。
【0028】ステップ310では、ステップ309で演
算した超過電力ならプラスで空調機器への制御が必要と
判断してステップ311へ進み、各空調機器の設定温度
をステップ306で演算した設定温度変化量だけ変化さ
せる。また、ステップ310で超過電力がマイナスな
ら、空調機器への制御は必要でないと判断しステップ3
12へ進み、現在の設定温度がステップ303で保存し
た初期値まで戻っているかを判断する。これは、デマン
ド制御が実行中かの判断と等価である。ステップ312
で現在の設定温度が初期値でないと判断したなら、ステ
ップ313へ進み、各空調機器の設定温度をステップ3
06で演算した設定温度変化量だけ戻す。このように常
に超過電力が0となるように空調機器の設定温度を変化
させる。また、ステップ312でデマンド制御が実行中
でなければ、ステップ314へ進む。
【0029】ステップ314では、デマンド時限が終了
かを判断する。終了であれば、ステップ315へ進み、
各空調機器の設定温度を初期値に戻して終了する。ま
た、ステップ314で終了でなければ、ステップ301
から繰り返す。
【0030】ステップ310からステップ313までの
設定温度の変化方法について図5を用いて詳細に説明す
る。図において、横軸が部屋を表しこの場合4部屋があ
る。それぞれの部屋には部屋1から4人、3人、2人、
1人が在室しているものとする。また、縦軸が各部屋の
空調機器の設定温度を表している、初期状態では部屋1
から24℃、27℃、23℃、26℃の設定になってい
る。また、各空調機器の運転モードは暖房とする。この
ような状態にある場合、各空調機器の設定温度変化量Δ
Tはステップ306より、部屋1より−0.5℃、−
1.0℃、−1.5℃、−2.0℃となる。ステップ3
10で空調機器の制御が必要と判断されると、図中矢
印のように各空調機器の設定温度を変化量分だけ変化さ
せる。さらにステップ310で制御が必要と判断される
と図中矢印のように設定温度を変化させる。そして、
超過電力がマイナスになるとデマンド制御不要となり、
図中矢印のように変化量ΔTだけ設定温度を戻す。さ
らに、ステップ310で制御不要と判断されれば図中
矢印のように設定温度を戻す。これで、設定温度が初期
値に戻ったのでステップ312でデマンド制御は実行中
でないと判断し、超過電力がマイナスであってもこれ以
上は設定温度を戻さない。図からもわかるように人数の
多い部屋ほど設定温度の変化が少なく、快適性を損なわ
ないデマンド制御が行われているのがわかる。
【0031】実施例2.実施例2として示されるデマン
ド制御装置は実施例1と同一構成である。図6が実施例
2のデマンド制御のフローチャートである。実施例2で
は人数情報から各空調機器に対するデマンド制御時間の
重み付けを決定するが、説明を簡単にするためデマンド
制御時間内の制御方法は空調機器を停止する場合につい
て説明する。デマンド制御時間内の制御方法は空調機器
の使用電力を制限できる方法であればよく、設定温度変
更、送風能力変更、インバータ能力変更、運転モード変
更などでも同様の効果が得られる。
【0032】図6において、デマンド時限が開始された
ら、ステップ601で人数検出タイミングかを判断す
る。人数検出タイミングを5分とすると、5分経過して
いれば、ステップ602に進み、各部屋の人数検出装置
から人数を検出する。つぎに、ステップ603で検出し
た人数より各空調機器のデマンド制御時間の重み付けを
行う。ここでは、ある一定時間(この場合60秒とす
る)に空調機器を停止する時間の変化量Δtを演算す
る。
【0033】図7はステップ603で行うデマンド制御
時間の重み付け演算の方法を示した概念図である。横軸
が在室人数N、縦軸がデマンド制御実行時間の変化量Δ
tを表し、図中実線がデマンド制御実行時間変化量決定
線がある。例えば、在室人数がN2[人]であった場合
には、デマンド制御実行時間変化量はΔt2のように決
定され、在室人数によるデマンド制御実行時間の重み付
けを行う。以下の説明を簡略化するために、在室人数が
1人、2人、3人、4人の場合のデマンド制御実行時間
はそれぞれ30秒停止、20秒停止、15秒停止、10
秒停止とする。
【0034】図6に戻り、ステップ601で5分経過し
ていない場合は、ステップ604へ進み、電力量検出タ
イミングであるかを判断する。ここでは、電力量検出タ
イミングを10秒とする。ここで10秒が経過していな
ければ10秒が経過するまで待ち、ステップ605へ進
み、電力量計10より総電力量を検出する。次にステッ
プ606へ進み、デマンド予測演算を行う。ここでは、
デマンド時限終了時の予測デマンド値とあらかじめ設定
してある目標デマンドとの差から超過電力を演算する。
【0035】ステップ607で空調機器制御の必要性を
判断し、必要であればステップ608でデマンド制御実
行時間を増加し、空調機器の停止時間を増加する。この
場合、各空調機器ともステップ603で演算した時間を
変化量とし加算していく。そして、ステップ609では
ステップ603で演算した各部屋毎の時間で空調機器へ
制御指令を出力する。
【0036】また、ステップ607で空調機器制御の必
要でない場合は、ステップ610へ進み、デマンド実行
中であればステップ611でデマンド制御実行時間を減
少させ、空調機器の停止時間を減少する。この場合も、
ステップ603で演算した各部屋毎の時間を変化量とす
る。続いて、ステップ612では制御実行時間が0にな
ったかを判断し、0ならこれ以降はデマンド制御行わな
いようにステップ613でデマンド制御を解除し、0以
外ならステップ609へ進み、空調機器へ制御指令を出
力する。
【0037】ステップ614ではデマンド時限が終了す
るかを判断する。終了であればステップ615へ進み、
デマンド制御を解除する。また、ステップ614で終了
でなければ、ステップ601から繰り返す。
【0038】図8はステップ607からステップ613
までの動作を表した説明図である。図は横軸が時間で、
部屋1から4までの運転動作のタイムチャートを表して
いる。空調機器は全部運転していたが、ステップ607
で制御が必要と判断され、区間[1]の60秒間はステ
ップ603で演算されたデマンド制御実施時間に従い停
止する。さらに、60秒後に制御が必要と判断される
と、使用電力を制限するためにデマンド制御実行時間を
増加し停止時間を増やす。区間[2]では時間を2倍、
区間[3]では3倍のように増加させることにより、使
用電力を制限する。そして、ステップ607で制御の必
要がないと判断されるとステップ611で時間を減少さ
せる。そして時間が0になる区間[N+1]でデマンド
制御を解除する。これ以降は、時間が0になったのでス
テップ610でデマンド制御は実行中でないと判断し、
超過電力がマイナスであってもこれ以上は時間を減少さ
せない。図からもわかるように人数の多い部屋ほどデマ
ンド制御時間が少なく、快適性を損なわないデマンド制
御が行われているのがわかる。
【0039】実施例3.実施例3として示されるデマン
ド制御装置は実施例1と同一構成である。図9が実施例
3のデマンド制御のフローチャートである。実施例3で
は人数情報からデマンド制御対象の空調機器を決定す
る。説明を簡単にするため制御方法は空調機器を停止す
る場合について説明する。制御方法は空調機器の使用電
力を制限できる方法であればよく、設定温度変更、送風
能力変更、インバータ能力変更、運転モード変更などで
も同様の効果が得られる。
【0040】図9において、デマンド時限が開始された
ら、ステップ901では人数からデマンド制御の対象、
非対象を決定するためのしきい値を初期設定する。ここ
では初期設定値は冷房時にNs=4[人]、暖房時にN
w=2[人]とする。デマンド制御により空調機器を停
止しても室内の温度変化が少ないように、冷房時は冷房
負荷の少ない小人数の部屋をデマンド制御の対象とする
ため0〜Ns[人]の部屋を、暖房時は暖房負荷の少な
い大人数の部屋をデマンド制御の対象とするためNw
[人]以上の部屋をデマンド制御の対象とする。
【0041】つづいて、ステップ902では人数検出タ
イミングであるかを判断する。ここでは、人数検出タイ
ミングを5分とする。ここで5分が経過していれば、ス
テップ903へ進み、各部屋の人数検出装置からの人数
情報を検出する。続いて、ステップ904では、各空調
機器から現在の運転モードが冷房か暖房かの運転情報を
検出する。つぎに、ステップ902で5分が経過してい
なければ、ステップ905へ進み、電力量検出タイミン
グであるかを判断する。ここでは、電力量検出タイミン
グを10秒とする。ここで10秒が経過していなければ
10秒が経過するまで待ち、ステップ906へ進み、電
力量計10より総電力量を検出する。次にステップ90
7へ進み、デマンド予測演算を行う。ここでは、デマン
ド時限終了時の予測デマンド値とあらかじめ設定してあ
る目標デマンドとの差から超過電力を演算する。
【0042】ステップ908で超過電力がプラスになり
空調機器制御が必要と判断したら、ステップ909で対
象空調機器が増加するようにしきい値を変更する。ここ
では、Nsはプラス1し、Nwはマイナス1すことによ
り、停止する空調機器を増やし使用電力の低減を行う。
続いてステップ910ではしきい値Ns、Nwよりデマ
ンド制御の対象となる空調機器を決定し、ステップ91
1で対象空調機器に対して停止の制御指令を出力する。
【0043】また、ステップ908で超過電力がマイナ
スなら、ステップ912でデマンド制御実行中であるか
を判断し、デマンド制御実行中ならしきい値を対象空調
機器が減少するように変更する。続いて、ステップ91
4ではしきい値が初期設定値に戻っているかを判断し、
戻っていなければステップ910へ進み、デマンド制御
を実行する。ステップ914でしきい値が初期設定値に
戻っていれば、これ以降デマンド制御を行う必要がない
のでステップ915でデマンド制御対象空調機器を運転
しデマンド制御を解除する。また、ステップ912でデ
マンド制御実行中でなければそのままステップ916へ
進む。
【0044】ステップ916ではデマンド時限が終了す
るかを判断する。終了であればステップ917へ進み、
デマンド制御を解除する。また、ステップ916で終了
でなければステップ902から繰り返す。
【0045】図10は、ステップ909およびステップ
913のしきい値変更の動作を表した説明図である。図
は冷房、暖房それぞれの運転モードにおけるしきい値の
変化の様子を示している。冷房時を例にとって説明する
と、初期状態ではNs=2[人]である。ステップ90
8でさらに使用電力の制限が必要と判断されると図中
、のようにNsをプラス1し、停止する空調機器数
を増加させる。また、ステップ908で使用電力の制限
が必要でないと判断されると図中、のようにNsを
マイナス1し、停止する空調機器数を減少させる。
【0046】図11は、ステップ910のデマンド制御
対象機器決定の動作を表した説明図である。部屋1から
4の在室人数をそれぞれ4、3、2、1[人]とする。
表中、○がデマンド制御対象の部屋、×がデマンド制御
非対象の部屋を表している。しきい値は初期状態でNs
=2[人]のため、制御対象は部屋3と4の空調機器で
ある。図10で実行後はNs=3[人]となり、制御
対象に部屋2の空調機器も含まれる。さらに、図10で
実行後はNs=4[人]となり、制御対象に部屋1の
空調機器も含まれる。また、図10で、がそれぞれ
実行されると、しきい値が減少するため制御対象から部
屋1、部屋2が削除される。図からもわかるように人数
の多い部屋ほどデマンド制御の対象になるのが遅く、快
適性を損なわないデマンド制御が行われているのがわか
る。
【0047】実施例4.実施例4として示されるデマン
ド制御装置は実施例1と同一構成である。図12が実施
例4のデマンド制御装置のフローチャートである。実施
例4では各空調機器の使用電力量のみからデマンド制御
の優先順位を決定するが、説明を簡単にするためデマン
ド制御の方法は空調機器を停止する場合について説明す
る。デマンド制御の方法は、空調機器の使用電力を制限
できる方法であればよく、設定温度変更、送風能力変
更、インバータ能力変更、運転モード変更などでも同様
の効果が得られる。
【0048】図12において、デマンド制御時限が開始
されたら、ステップ1201で各部屋の空調機器の使用
電力を検出する。つぎにステップ1202では、検出し
た各使用電力よりデマンド制御の優先順位を決定する。
空調機器の使用電力は部屋が安定状態、すなわち現在温
度が設定温度に近い状態、ほど少ない。したがって、こ
こでは、使用電力の小さい空調機器から優先順位を低く
する。図13がステップ1202の優先順位の決定例で
ある。
【0049】つぎに、ステップ1203へ進み、電力量
検出タイミングであるかを判断する。ここでは、電力量
検出タイミングを10秒とする。ここで10秒が経過し
ていなければ10秒が経過するまで待ち、ステップ12
04へ進み、電力量計10より総電力量を検出する。次
にステップ1205へ進み、デマンド予測演算を行う。
ここでは、デマンド時限終了時の予測デマンド値とあら
かじめ設定してある目標デマンドとの差から超過電力を
演算する。
【0050】ステップ1206で、超過電力がプラスと
なり空調機器の制御が必要と判断すると、ステップ12
07ではステップ1202で決定した優先順位の低い空
調機器から停止する。また、ステップ1206で空調機
器の制御が必要でないと判断すると、ステップ1208
でデマンド制御実行中の空調機器を運転できるかを判断
し、運転可能であれば優先順位の高い空調機器より運転
を再開する。また、ステップ1208で運転不可能と判
断したら、ステップ1210へ進む。
【0051】図14はステップ1206からステップ1
209までの動作を表した説明図である。図は図13に
示すような優先順位の部屋1から5までの空調機器の運
転動作のタイムチャートを表している。空調機器はすべ
て運転していたが、ステップ1206で空調機器制御が
必要と判断すると、まず優先順位1の部屋3の空調機器
を停止し、さらに空調機器制御が必要であれば優先順位
の低い部屋1、4、5、2の順に停止を行う。また、ス
テップ1206で空調機器制御が必要でなければステッ
プ1208へ進み、運転再開可能であれば優先順位の高
い部屋2、5、4、1、3の順に運転を再開する。
【0052】ステップ1210では、デマンド時限終了
かを判断し、終了ならデマンド実行中の空調機器を運転
する。また、終了でなければステップ1203から繰り
返し実行する。
【0053】実施例5.実施例5として示されるデマン
ド制御装置は実施例1と同一構成である。図15が実施
例5のデマンド制御のフローチャートである。実施例5
では人数情報から各空調機器に対するデマンド制御時間
の重み付けを決定し、さらに各空調機器の使用電力か
ら、超過電力がマイナスになるように決定した重み付け
のままデマンド制御実行時間を決定する。説明を簡単に
するためにデマンド制御の方法は空調機器を停止する場
合について説明するが、デマンド制御の方法は空調機器
の使用電力を制限できる方法であればよく、設定温度変
更、送風能力変更、インバータ能力変更、運転モード変
更などでも同様の効果が得られる。
【0054】図15において、デマンド時限が開始され
たら、ステップ1501で人数検出タイミングかを判断
する。人数検出タイミングを5分とすると、5分経過し
ていれば、ステップ1502に進み、各部屋の人数検出
装置から人数を検出する。つぎに、ステップ1503で
検出した人数より各空調機器のデマンド制御時間の重み
付けを行う。ここでは、ある一定時間(この場合60秒
とする)に空調機器を停止する時間の変化量Δtを演算
する。デマンド制御時間の重み付け演算方法の概念は図
7に示した通りである。
【0055】つづいて、ステップ1504へ進み、電力
量検出タイミングであるかを判断する。ここでは、電力
量検出タイミングを10秒とする。ここで10秒が経過
していなければ10秒が経過するまで待ち、ステップ1
505へ進み、電力量計10で総電力量を検出する。次
にステップ1506へ進み、デマンド予測演算を行う。
【0056】ステップ1507では、空調機器の制御が
必要かを判断し、空調機器への制御が必要ならばステッ
プ1508へ進み、デマンド制御時間の演算を行う。
【0057】図16はステップ1508のデマンド制御
時間の演算方法を示すフローチャートである。ここで
は、制御レベルLを導入し、デマンド制御時間Tdは制
御レベルLとステップ1503で演算した各空調機器の
制御実行時間変化量Δtの積で決定する。ある部屋の制
御実行時間変化量Δtが10秒の場合、デマンド制御時
間は(10×L)秒で決定する。制御レベルLは、はじ
めは0であり、デマンド制御の必要がでた場合に増加
し、デマンド制御の必要がなくなれば減少させる。アル
ゴリズムの概要は、制御レベルをLとすると、ある一定
時間、ここでは60秒とする、の間に空調機器が停止す
る時間(デマンド制御時間)がわかり、使用電力が演算
できるので、レベルをLからL1に変化させた場合の減
少電力が演算できる。この減少電力がステップ1506
で演算した超過電力以上になるようにL1を決定する。
【0058】フローチャートに従い、動作を説明する。
ステップ1601では、現在の制御レベルLでの総電力
PLを演算する。つぎにステップ1602で、制御レベ
ルを決定するための比較レベルL1を導入し、L1を現
在制御レベルに設定する。つづいて、ステップ1603
では、デマンド制御が必要かを判断し、必要であればス
テップ1604へ進む。ステップ1604では、使用電
力を削減するために制御レベルL1を+1アップする。
つぎにステップ1605では、制御レベルL1での使用
電力PL1を演算する。ステップ1606では、現在レ
ベルの使用電力PLと比較レベルの使用電力PL1の比
較を行い、ステップ1506で演算した超過電力以上で
あればステップ1607でつぎの制御レベルをL1と決
定する。また、ステップ1606で超過電力より小さけ
れば超過電力より大きくなるまで比較レベルL1をアッ
プしていく。また、ステップ1603でデマンド制御が
必要でなければ、ステップ1608へ進み、使用電力に
余裕があるので制御レベルL1を−1ダウンする。つぎ
にステップ1609では、比較レベルL1での使用電力
PL1を演算する。ステップ1610では、比較レベル
の使用電力PL1と現在レベルの使用電力PLとの比較
を行い、ステップ1506で演算した超過電力より小さ
ければステップ1611でつぎの制御レベルをL1+1
とする。また、ステップ1610で超過電力以上であれ
ば超過電力以上になるまで比較レベルL1をダウンして
いく。ステップ1612では、ステップ1607、また
はステップ1611で決定したつぎの制御レベルでのデ
マンド制御時間を演算する。このデマンド制御時間に従
った空調機器制御を行えば、フィードバック制御なしに
負荷制御を行うことができる。
【0059】図15に戻り、ステップ1509ではステ
ップ1508で演算したデマンド制御時間が0であるか
を判断し、0でなければステップ1510に進み決定し
たデマンド制御時間に従い各空調機器に対して制御指令
を送信する。ステップ1509でデマンド制御時間が0
であればステップ1512でデマンド制御を解除する。
【0060】ステップ1507で、空調機器制御の必要
がない場合は、ステップ1511へ進み、デマンド制御
実行中であるかを判断する。実行中であれば、デマンド
制御を軽減するためにステップ1508へ進みデマンド
制御実行時間の演算を行う。また、ステップ1511で
デマンド制御実行中でなければステップ1513へ進
む。
【0061】ステップ1513では、デマンド時限終了
かを判断し、終了ならステップ1514でデマンド実行
中の空調機器を運転する。また、終了でなければステッ
プ1501から繰り返し実行する。
【0062】
【発明の効果】請求項1のデマンド制御装置は、複数の
空調機器を含む負荷が接続され、その総使用電力が設定
された電力を超過しそうになった場合に使用電力を制限
するデマンド制御装置において、上記空調機器の設置場
所の人数を検出する人数検出装置と、上記各空調機器の
使用電力を検出する使用電力検出装置とを有する構成に
したので、各部屋の在室人数を考慮しながら制御を行う
ことにより快適性を損なわず負荷制御を行うデマンド制
御装置を提供することができる。また、各空調機器の使
用電力を監視しながら制御を行うことにより迅速に負荷
制御を行うデマンド制御装置を提供することができる。
【0063】請求項2のデマンド制御装置は、請求項1
において、人数検出装置と使用電力検出装置を空調機器
に有する構成にしたので、デマンド制御装置の構成要素
を少なくすることができ、省配線、省工事が実現でき
る。
【0064】請求項3のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、人数検出装置から検出される人数情報
と空調機器から検出される運転情報から上記各空調機器
に対してデマンド制御量の重み付けを決定する優先順位
決定手段を有する構成にしたので、デマンド制御装置
は、入力したこれら人数情報、運転情報から各空調機器
に対するデマンド制御量の重み付けを決定し、人数の多
い部屋ほど制御量を少なくして、快適性を損なわないよ
うに重み付けを行い、デマンド制御装置では、全負荷の
使用電力が使用可能電力内におさまるようにデマンド制
御量の重み付けに従い空調機器へ制御指令を出力するデ
マンド制御装置を提供できる。
【0065】請求項4のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、人数検出装置で検出される人数情報か
ら各空調機器に対するデマンド制御実行時間の重み付け
を決定する優先順位決定手段を有する構成にしたので、
デマンド制御装置は入力した人数情報を基に各空調機器
に対するデマンド制御実行時間の重み付けを決定し、人
数の多い部屋ほどデマンド制御実行時間を短くして、快
適性を損なわないように重み付けを行い、デマンド制御
装置では、全負荷の使用電力が使用可能電力内におさま
るようにデマンド制御時間の重み付けに従い空調機器へ
制御指令を出力するデマンド制御装置を提供できる。
【0066】請求項5のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、人数検出装置で検出される人数情報と
空調機器から検出される運転情報から上記各空調機器に
対してデマンド制御対象を決定する優先順位決定手段を
有する構成にしたので、デマンド制御装置は、入力した
人数、使用電力情報を基に各空調機器に対するデマンド
制御対象を決定し、快適性をそこなわないように、冷房
時は冷房負荷が少ない小人数の部屋を、暖房時は暖房負
荷が少ない大人数の部屋を制御対象に決定し、デマンド
制御装置では、全負荷の使用電力が使用可能電力内にお
さまるようにデマンド制御対象空調機器へ制御指令を出
力するデマンド制御装置を提供できる。
【0067】請求項6のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、使用電力検出装置で検出される使用電
力情報からデマンド制御の優先順位を決定する優先順位
決定手段を有する構成にしたので、デマンド制御装置
は、入力した使用電力情報の大小のみで各空調機器に対
するデマンド制御の優先順位を決定し、デマンド制御装
置では、全負荷の使用電力が使用可能電力内におさまる
ようにデマンド制御の優先順位に従い空調機器へ制御指
令を出力するデマンド制御装置を提供できる。
【0068】請求項7のデマンド制御装置は、請求項
1、2において、使用電力検出装置で検出される使用電
力情報と人数検出装置で検出される人数情報から各空調
機器に対してデマンド制御実行時間を決定する手段を有
する構成にしたので、デマンド制御装置はフィードバッ
ク制御をかけなくて済むように、入力した人数情報と使
用電力情報を基に各空調機器に対するデマンド制御実行
時間を決定し、人数の多い部屋ほどデマンド制御実行時
間が短くなるように重み付けを行い決定し、このデマン
ド制御実行時間に従い空調機器へ制御指令を出力するデ
マンド制御装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1から実施例5におけるデマンド制御装
置を示す構成図である。
【図2】実施例1から実施例5におけるデマンド制御装
置を示す構成図である。
【図3】実施例1におけるデマンド制御のフローチャー
ト図である。
【図4】実施例1におけるデマンド制御量の重み付けを
決定する概念図である。
【図5】実施例1におけるデマンド制御の空調機器の動
作を表す説明図である。
【図6】実施例2におけるデマンド制御のフローチャー
ト図である。
【図7】実施例2におけるデマンド制御時間の重み付け
を決定する概念図である。
【図8】実施例2におけるデマンド制御の空調機器の動
作を表す説明図である。
【図9】実施例3おけるデマンド制御のフローチャート
図である。
【図10】実施例3におけるデマンド制御対象機器を決
定する概念図である。
【図11】実施例3におけるデマンド制御対象機器決定
動作を表す説明図である。
【図12】実施例4におけるデマンド制御のフローチャ
ート図である。
【図13】実施例4におけるデマンド制御の優先順位決
定の説明図である。
【図14】実施例4におけるデマンド制御の空調機器の
動作を表す説明図である。
【図15】実施例5におけるデマンド制御のフローチャ
ート図である。
【図16】実施例5におけるデマンド制御時間決定のフ
ローチャート図である。
【図17】従来のデマンド制御装置を示す構成図であ
る。
【図18】従来のデマンド制御装置における優先順位決
定のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 デマンド制御装置 2,3 空調機器 4,5 部屋 6,7 温度検出器 8,9 湿度検出器 10 電力量計 11,12 人数検出装置 13,14 使用電力検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月森 昭典 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の空調機器を含む負荷が接続され、
    その総使用電力が設定された電力を超過しそうになった
    場合に使用電力を制限するデマンド制御装置において、
    上記空調機器の設置場所の人数を検出する人数検出装置
    と、上記各空調機器の使用電力を検出する使用電力検出
    装置と、を有することを特徴とするデマンド制御装置。
  2. 【請求項2】 人数検出装置と使用電力検出装置を空調
    機器に有することを特徴とする請求項1記載のデマンド
    制御装置。
  3. 【請求項3】 人数検出装置から検出される人数情報と
    空調機器から検出される運転情報から上記各空調機器に
    対してデマンド制御量の重み付けを決定する優先順位決
    定手段を有することを特徴とする請求項1および2記載
    のデマンド制御装置。
  4. 【請求項4】 人数検出装置で検出される人数情報から
    各空調機器に対するデマンド制御実行時間の重み付けを
    決定する優先順位決定手段を有することを特徴とする請
    求項1および2記載のデマンド制御装置。
  5. 【請求項5】 人数検出装置で検出される人数情報と空
    調機器から検出される運転情報から上記各空調機器に対
    してデマンド制御対象を決定する優先順位決定手段を有
    することを特徴とする請求項1および2記載のデマンド
    制御装置。
  6. 【請求項6】 使用電力検出装置で検出される使用電力
    情報からデマンド制御の優先順位を決定する優先順位決
    定手段を有することを特徴とする請求項1および2記載
    のデマンド制御装置。
  7. 【請求項7】 使用電力検出装置で検出される使用電力
    情報と人数検出装置で検出される人数情報から各空調機
    器に対してデマンド制御実行時間を決定する手段を有す
    ることを特徴とする請求項1および2記載のデマンド制
    御装置。
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