JPH11132530A - 室別空調制御装置 - Google Patents

室別空調制御装置

Info

Publication number
JPH11132530A
JPH11132530A JP9293863A JP29386397A JPH11132530A JP H11132530 A JPH11132530 A JP H11132530A JP 9293863 A JP9293863 A JP 9293863A JP 29386397 A JP29386397 A JP 29386397A JP H11132530 A JPH11132530 A JP H11132530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
set temperature
air
absent
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9293863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3598769B2 (ja
Inventor
Yuji Inoue
雄二 井上
Ikuo Akamine
育雄 赤嶺
Yasuto Mukai
靖人 向井
Masaaki Sato
正章 佐藤
Takehiko Shida
武彦 志田
Ryuta Ito
隆太 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29386397A priority Critical patent/JP3598769B2/ja
Publication of JPH11132530A publication Critical patent/JPH11132530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3598769B2 publication Critical patent/JP3598769B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内の各室における在不在状態の変化に応
じて、各室および各時間において快適性が要求されるか
省エネ性が要求されるかを判定、予測し、快適性と省エ
ネ性を両立する室別空調制御装置を提供するものであ
る。 【解決手段】 各室毎に人の在不在を検出する各人検出
手段2と、各室毎の室内環境を検出する各室内環境検出
手段3と、室外の環境を検出する室外環境検出手段4
と、空調使用者が室別に在室時の設定温度を入力する在
室設定温度入力手段5と、前記各人検出手段2の出力で
在室検出の各室の設定温度を前記在室設定温度入力手段
5で入力された各在室設定温度に設定し、不在検出の各
室の設定温度を一部室不在の場合は在室の前記各室内環
境検出手段3の出力を基に所定の不在室設定温度に設定
し、全室不在の場合で前記室外環境検出手段4の出力を
基に所定の不在室設定温度に設定する制御手段7とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の各室の空
調環境を個別に制御する室別空調制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種の室別空調制御装置は、住宅
や小規模オフィス等の建物において各室を個別に空調制
御できるようになっており、不在時の運転によるエネル
ギーロスを低減するためには、運転を停止または運転設
定を変更する必要がある。また、これら操作を自動化す
るため、各室毎に人の在不在を検出するセンサを設け、
在室する室の空調設定温度は快適性を優先した所定値に
設定し、不在の室の空調設定温度は在室の室より低負荷
側の所定値に自動的にコントロールする制御装置が発明
されている。さらに、短期間の不在や滞在において空調
動作の変動をなくし空調の安全性を確保するため、不在
および在への状態変化した後所定時間経過してから空調
設定温度の変更するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、居住者が不在室に入室する以前に滞在し
ていた環境に関係なく不在時の空調設定温度が一律に設
定されることになる。これにより、入室前の滞在環境が
異なると入室後の空調環境が同じであっても快適性が異
なるため、不在室に入室した時の快適性が損なわれた
り、逆に快適過ぎて本来の不在時の省エネ効果が得られ
ないという課題を有していた。
【0004】また、不在時の空調設定温度を一律に設定
すると、それが在室時の快適な設定に近い場合長時間不
在の室では不在時のエネルギーロスが大きく、逆にそれ
がより低負荷の設定の場合在室時間が長く快適性が優先
される室では入室後すぐに十分な快適性が得られないと
いう課題を有していた。
【0005】また、不在から在室または在室から不在へ
の状態変化にも関わらずその後一律所定時間経過するま
では空調設定温度を変更しないため、その所定時間内に
おいて在室から不在に変化した場合では在室時の快適な
設定が維持されその間にエネルギーロスが生じる。逆に
不在から在室に変化した場合では不在時の低負荷側の設
定が維持されその間に十分な快適性が得られないという
課題を有していた。また、前記一律所定時間経過した
後、空調設定温度を低負荷側に設定変更した直後に在室
が発生する場合に入室時の快適性が損なわれたり、快適
側に設定変更した直後に不在が発生する場合にエネルギ
ーロスが生じるという課題を有していた。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、建物内の各室の在不在状態の変化を検出
し、室外からの入室および室間移動が生じるタイミング
やそれら移動に伴う滞在環境の変化を予め想定して各室
の空調環境の設定を行うことにより、快適性が要求され
る室および時間帯では常に必要十分な快適環境が実現で
き、省エネ性が要求される室および時間帯では快適性が
損なわれない範囲でより省エネ化を図ることができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、各室毎に人の在不在を検出する各人検出手
段と、各室毎の室内環境を検出する各室内環境検出手段
と、室外の環境を検出する室外環境検出手段と、空調使
用者が室別に在室時の設定温度を入力する在室設定温度
入力手段と、前記各人検出手段の出力による各室の在不
在状態により在室が検出された各室の空調設定温度を前
記在室設定温度入力手段で入力された各在室設定温度に
設定し、不在が検出された各室の空調設定温度を、一部
室不在の場合では在室が検出された室の前記各室内環境
検出手段の出力を基に所定の不在室設定温度に設定し、
全室不在の場合では前記室外環境検出手段の出力を基に
所定の不在室設定温度に設定する制御手段とを備える。
【0008】また、各室毎に人の在不在を検出する各人
検出手段と、空調使用者が室別に在室時の設定温度を入
力する在室設定温度入力手段と、日時を出力する日時出
力手段と、前記日時出力手段と各室の人検出手段の出力
により日時毎の各室の在不在状態を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段で過去に記憶されたデータを基に各室
の将来の在不在状態を予測する予測手段と、前記在室設
定温度入力手段の入力と前記予測手段の出力を基に各在
室および各不在室の空調設定温度を設定する制御手段と
を備える。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、制御手
段により、各人検出手段の出力において在室が検出され
た各室の空調設定温度は、在室設定温度入力手段で室毎
に入力された在室時に快適な在室設定温度に設定され
る。また、一部室不在が検出された場合の不在の各室の
空調設定温度は、他の在室からの入室を想定し在室が検
出された室の各室内環境検出手段の出力を基に在室設定
温度より低負荷の所定の設定温度に設定される。全室不
在が検出された場合の不在の各室の空調設定温度は、室
外から入室を想定し室外環境検出手段の出力を基に在室
時の設定温度より低負荷の所定の設定温度に設定され
る。
【0010】これによって、在室においては、空調使用
者が要求する快適環境が得られる。また、不在室におい
ては、不在室へ室外からの入室の可能性があるか、他の
在室から入室の可能性があるかが判別され、それぞれの
場合に応じて、不在室の空調設定温度を入室時の快適性
が損なわれない範囲でより低負荷側に設定され、不在室
の空調での必要以上のエネルギー消費を抑えることがで
きる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
室別空調制御装置において、各人検出手段の出力が全室
不在の場合、制御手段により、室外からの不在の室への
人の移動を想定し、前記不在の室の空調設定温度は、前
記室外環境検出手段で検出される外気温が冷房時は高い
程、暖房時は低い程低負荷側になるように設定される。
【0012】これにより、室外での滞在環境に関わらず
室外から不在の室へ入室した時の快適性が損なわれるこ
となく、かつ不在室の空調によるエネルギー消費を最小
限に抑えることができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
室別空調制御装置において、各人検出手段の出力が一部
室不在の場合、制御手段により、在室の室から不在の室
への人の移動を想定し、前記不在の室の空調設定温度
は、冷房時は各室内環境検出手段の出力による各室の室
温の中の最低室温よりも低負荷側に設定される。また、
暖房時は在室する各室の室温の中の最高室温よりも低負
荷側に設定される。
【0014】これにより、最も快適な在室の室から不在
の室へ入室した場合でも入室時の快適性が損なわれるこ
となく、かつ不在室の空調によるエネルギー消費を最小
限に抑えることができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、まず、記憶手段
により、日時出力手段で検出され出力される日時毎に各
室の人検出手段から出力される各室の在不在状態が記憶
され、予測手段により、前記記憶手段で過去に記憶され
たデータを基に各室における将来の在不在状態が予測さ
れる。次に、制御手段により、前記予測手段からの出力
と在室設定温度入力手段で入力された在室時の設定温度
とを基に、各在室および各不在室の空調設定温度が設定
される。
【0016】これにより、近い将来不在が予測される在
室の空調設定温度を予め快適性が損なわれない範囲で低
負荷側に設定しエネルギー消費を抑えることができる。
【0017】また、近い将来在室が予測される不在室の
空調設定温度を予め快適側に設定し不在室に入室した時
の快適性を維持することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
室別空調制御装置において、まず、予測手段により、各
人検出手段により全室不在が検出された場合、その後各
室に入室が発生する時刻の予測が行われる。
【0019】次に、制御手段により、前記各室毎の予測
入室時刻の中で最も早い予測入室時刻の所定時間前の時
刻以前では、不在の各室の空調設定温度を在室設定温度
入力手段で入力された在室設定温度よりも低負荷側に設
定される。また、前記最も早い予測入室時刻の所定時間
前の時刻以降では、前記最も早い予測入室時刻から所定
時間内の予測入室時刻が得られた各不在室の空調設定温
度を前記不在室設定温度から前記在室設定温度よりに設
定変更される。
【0020】これによって、入室の可能性が高い時刻以
前はより低負荷側の設定にして不在室の空調によるエネ
ルギー消費を最小限に抑えることができ、入室の可能性
が高い時刻になると低負荷側の設定から快適よりの設定
に変更し入室時の快適性が損なわれないようにすること
ができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項4記載の
室別空調制御装置において、まず、予測手段により、不
在から在に変化した室の滞在時間が予測される。
【0022】次に、制御手段により、不在から在に変化
した室の空調設定温度は、前記予測された滞在時間が所
定時間以内の場合、不在から在に変化した後も不在時に
設定された低負荷側の設定温度に維持される。また、前
記予測された滞在時間が前記所定時間を超える場合、不
在から在に変化した時前記不在時の低負荷側の設定温度
から在室設定温度入力手段で入力された在室時の快適設
定温度に設定変更される。
【0023】これにより、短期間の滞在が予測され低負
荷側の設定温度が許容される室においてはエネルギー消
費を抑えることができる。また、長期間の滞在が予測さ
れ快適性が優先される室では入室後すぐに十分な快適性
を得ることができる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
室別空調制御装置において、制御手段により、予測手段
で予測された滞在時間が所定時間以内の在室の空調設定
温度は、滞在時間が前記所定時間に達した時、前記在室
の低負荷側の設定温度を在室時の設定温度に戻される。
【0025】これにより、予測以上に滞在時間が延長さ
れた時でも低負荷側の設定温度が許容できなくなる前に
自動的に在室時の設定温度に戻され快適性を維持するこ
とができる。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項4記載の
室別空調制御装置において、まず、予測手段により、在
から不在に変化した室の不在時間が予測される。
【0027】次に、制御手段により、在から不在に変化
した室の空調設定温度は、前記予測された不在時間が所
定時間以内の場合、在から不在に変化した後も在室時に
在室設定温度入力手段で入力された快適設定温度に維持
される。また、前記予測された不在時間が前記所定時間
を超える場合、在から不在に変化した時前記在室時の快
適設定温度から不在時の低負荷側の設定温度に設定変更
される。
【0028】これにより、短期間の不在が予測される室
では、短期間で室に戻ってきたときに不快感を生じるこ
とがなく快適性を維持することができる。また、長期間
の不在が予測される室では、不在になった直後から設定
温度が低負荷側に設定され、不在室の空調によるエネル
ギーロスをより少なくすることができる。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
室別空調制御装置において、制御手段により、予測手段
で予測された不在時間が所定時間以内の不在室の空調設
定温度は、不在時間が前記所定時間に達した時、前記不
在室の快適設定温度を不在時の低負荷側の設定温度に戻
される。
【0030】これにより、予測以上に不在時間が延長さ
れた時でも自動的に低負荷側に設定温度に変更されるた
めエネルギーロスを最小限に防ぐことができる。
【0031】請求項10に記載の発明は、請求項4記載
の室別空調制御装置において、まず、予測手段により、
各不在室における不在開始後の各時刻での入室確率が予
測される。次に、制御手段により、前記各不在室の空調
設定温度は前記入室確率が低い時刻程より低負荷側に設
定される。
【0032】これにより、入室確率がより低い不在時間
帯での空調によるエネルギーロスをより少なくすること
ができる。
【0033】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0034】(実施例1)図1において、本発明に基づ
く室別空調制御装置の実施例1のブロック構成図を示
す。
【0035】室別空調制御装置1には、各室毎に設置さ
れた人の赤外線等により人が在室しているか不在かを検
出する人検出手段2と、各室毎に設置された室内環境と
して室温等を検出する室内環境検出手段3と、室外環境
として外気温等を検出する室外環境検出手段4と、空調
使用者が室別に在室時の設定温度を入力する在室設定温
度入力手段5と、各室の人検出手段2と各室の室内環境
検出手段3および室外環境検出手段4と各室の在室設定
温度入力手段5の出力を基に各室の温度等の空調設定値
を決定し、各室の室内環境検出手段3の出力による室温
が前記決定された各室の空調設定値に一致するように各
室に設置された空調機6の運転を制御する制御手段7と
を備えている。
【0036】この構成によって、在室については、空調
使用者が希望する快適環境に設定される。不在室につい
ては、不在室への入室時の快適性が不在室に入室する前
の滞在環境によって異なることを考慮し、まず、各室の
在不在状態より不在室へ室外からの入室の可能性がある
か、他の在室から入室の可能性があるかが判別される。
そして、それぞれの場合での入室前の滞在環境に応じ
て、不在室の空調設定温度を入室時の快適性が損なわれ
ない範囲でより低負荷側になるように設定する。
【0037】よって、不在室では、不在室への入室前の
滞在環境に関わらず入室時の快適性が損なわれず、か
つ、入室する前の不在室の空調によるエネルギーロスを
最小限に抑えることができる。
【0038】図2は本実施例の制御動作を示すフローチ
ャートである。まず、各室の人検出手段により各室の在
不在状況を検出し(S1)、全室不在か在室と不在が両
方あるか全室在室かを判断する(S2)。
【0039】全室不在の場合、室外環境検出手段で外気
温Toを検出し(S3)、制御手段は、室外からの入室
を想定し、不在の各室の空調設定温度Ts0(n)を外
気温の関数f1(To)により決定されるTa0にセッ
トし(S4)、各不在室の室温がTa0となるように各
不在室の空調機の運転周波数F(n)を制御する(S
5)。Ta0は冷房時は外気温が高い程、暖房時は外気
温が低い程より低負荷側に設定される値であり、室外か
ら不在室への入室時の快適性が損なわれない範囲でエネ
ルギー消費を最小限に抑えることができる。
【0040】S6では、再度各室の在不在状況を検出し
入室が発生したかどうかを判断する。引き続き全室不在
の場合はS3に戻り、入室発生の場合は、その在室の空
調設定温度Ts1(k)を在室設定温度入力手段で入力
設定された在室時の設定温度Ti(k)にセットし(S
7)、入室発生した在室の室温がセットされた空調設定
温度になるようにその室の空調機の運転周波数F(k)
を制御する(S8)。
【0041】次に、S2において在室と不在が両方ある
場合、室内環境検出手段で各室の室温Ta(n)を検出
し(S9)、制御手段は、最も快適な設定温度が設定さ
れた室から不在室へ入室した時の快適性を最小限維持で
きるように、不在の各室の空調設定温度Ts0(m)を
冷房時は各在室の室温の中で最小の室温Ta(min)
より所定温度幅ΔTc高く、暖房時は各在室の室温の中
で最大の室温Ta(max)より所定温度幅ΔTh低く
低負荷側にセットし(S10)、在室の各室の空調設定
温度Ts1(1)は在室設定温度入力手段で各室毎に入
力設定された在室時の設定温度Ti(1)にセットする
(S11)。
【0042】制御手段は、在室および不在の各室の室温
がセットされた各空調設定温度になるように各室の空調
機の運転周波数F(n)を制御する(S12)。
【0043】これにより、在室から不在室への入室時の
快適性が損なわれない範囲でエネルギー消費を最小限に
抑えることができる。
【0044】また、全室在室の場合は、在室の各室の空
調設定温度Ts1(n)は在室設定温度入力手段で各室
毎に入力設定された在室時の設定温度Ti(n)にセッ
トされる(S13)。制御手段は、在室の各室の室温が
セットされた各空調設定温度になるように各室の空調機
の運転周波数F(n)を出力し制御する(S14)。
【0045】上記S1〜S14の動作が繰り返されるこ
とにより、在室については常に快適な環境が維持でき、
不在室については、不在室へ入室する前の滞在環境に関
わらず不在室へ入室した時の快適性が損なわれず、か
つ、入室する前の不在室の空調によるエネルギーロスを
最小限に抑えることができる。
【0046】(実施例2)各室毎に人の在不在を検出す
る各人検出手段と、空調使用者が室別に在室時の設定温
度を入力する在室設定温度入力手段と、日時を検出して
出力する日時出力手段と、前記日時出力手段と各室の人
検出手段の出力により日時毎の各室の在不在状態を記憶
する記憶手段と、前記記憶手段で過去に記憶されたデー
タを基に各室の将来の在不在状態を予測する予測手段
と、前記在室設定温度入力手段の入力と前記予測手段の
出力を基に各在室および各不在室の空調設定温度を設定
する制御手段とを備える。
【0047】図3において、本発明に基づく室別空調制
御装置の実施例2のブロック構成図を示す。
【0048】室別空調制御装置1には、各室毎に設置さ
れた人の赤外線により人が在室しているか不在かを検出
する人検出手段2と、空調使用者が室別に在室時の設定
温度を入力する在室設定温度入力手段5と、日時および
時刻を出力する日時出力手段8と、日時出力手段8と各
室の人検出手段2の出力により日時毎の各室の在不在状
態を記憶する記憶手段9と、記憶手段9で過去に記憶さ
れたデータを基に、各室の将来の在不在状態を予測する
予測手段10と、在室設定温度入力手段5の入力と予測
手段10の出力を基に各在室および各不在室の空調設定
温度を設定し、各室の室内環境検出手段3の出力による
室内環境が各室の空調設定値に一致するように各室に設
置された空調機6の運転を制御する制御手段7とを備え
ている。
【0049】この構成によって、近い将来不在が予測さ
れる在室については、空調設定温度を予め快適性が損な
われない範囲で低負荷側に設定し、エネルギー消費を抑
えることができる。また、近い将来在室が予測される不
在室については、空調設定温度を予め快適側に設定し、
不在室に入室した時の快適性を維持することができる。
【0050】図4は、本実施例の全室不在時の制御動作
による入室時刻が予測された不在室の設定温度の経時変
化図(暖房時)である。
【0051】まず、時刻ta0において各室の人検出手
段2により全室不在が検出されると、予測手段10は、
記憶手段9における日時毎の各室の在不在状態の組み合
わせデータから時刻ta0を中心に±Δta0の時間帯
で過去に全室不在が発生したデータを抽出する。抽出さ
れたデータを基に各室の入室時刻の平均値を各室毎の入
室時刻の予測値として算出する。
【0052】各室の予測入室時刻の中で最も早い入室時
刻ta1から所定時間Δta1の間に入室時刻が予測さ
れた室の設定温度を、ta1より時間Δta2前に全室
不在時の設定温度Ts0から温度幅ΔTs0だけ快適方
向にシフトする。
【0053】これによって、室外から入室が発生する可
能性の高い不在室の空調設定温度を、予測される入室時
刻に合わせて低負荷側から快適よりに設定するため、入
室が近づく以前は設定温度が低負荷側に設定されエネル
ギーロスを抑えることができ、入室が近づくと快適より
に設定されて入室時に快適性が損なわれることがない。
【0054】図5は、本実施例の制御動作による滞在時
間が予測された在室の暖房時における設定温度の経時変
化を示す図である。
【0055】まず、時刻tb0において人検出手段2に
より室Bで不在から在への変化が検出されると、予測手
段10は、記憶手段9における日時毎の各室の在不在状
態の組み合わせデータから、時刻tb0を中心に±Δt
b0の時間帯で過去に同じ在不在状態の組み合わせの変
化が発生した時のその後の室Bの在が不在に変化するま
での滞在時間をデータとして抽出する。
【0056】抽出されたデータを基に室Bの滞在時間の
平均値Δtb1を室Bの滞在時間の予測値として算出す
る。制御手段7は、予測滞在時間が所定時間Δtb2以
内の場合(図5(a))、室Bの設定温度を不在時の低
負荷側の設定温度Ts0(B)のまま維持する。
【0057】また、予測滞在時間が所定時間Δtb2を
超える場合(図5(b))、室Bの設定温度を在室設定
温度入力手段5により入力された設定温度Ts1(B)
に変更する。
【0058】これによって、短期間の滞在が予測され低
負荷側の設定温度が許容される室においてはエネルギー
消費を抑えることができる。また、長期間の滞在が予測
され快適性が優先される室では入室後すぐに十分な快適
性を得ることができる。
【0059】また、図5(a)に示すように、予測滞在
時間が所定時間Δtb2未満の場合に、滞在時間がΔt
b2に達した時、室Bの設定温度を在室設定温度入力手
段5により入力された設定温度Ts1(B)に変更す
る。
【0060】これによって、予測以上に滞在時間が延長
された時でも低負荷側の設定温度が許容できなくなる前
に自動的に在室時の設定温度に戻され快適性を維持する
ことができる。
【0061】図6は、本実施例の制御動作による不在時
間が予測された不在室の暖房時における設定温度の経時
変化を示す図である。
【0062】まず、時刻tc0において人検出手段2に
より室Cで在室から不在への変化が検出されると、予測
手段10は、記憶手段9における日時毎の各室の在不在
状態の組み合わせデータから、時刻tc0を中心に±Δ
tc0の時間帯で過去に同じ在不在状態の組み合わせの
変化が発生した時のその後の室Cの不在が在に変化する
までの不在時間をデータとして抽出する。
【0063】抽出されたデータを基に室Cの不在時間の
平均値Δtc1を室Cの不在時間の予測値として算出す
る。制御手段7は、予測不在時間が所定時間Δtc2未
満の場合(図6(a))、室Cの設定温度を在室設定温
度入力手段5により入力された設定温度Ts1(C)の
まま維持する。
【0064】また、予測不在時間が所定時間Δtc2以
上の場合(図6(b))、室Cの設定温度を不在時の低
負荷側の設定温度Ts0(C)に変更する。
【0065】これによって、短期間の不在が予測される
室では、短期間で室に戻ってきたときに不快感を生じる
ことがなく快適性を維持することができる。
【0066】また、長期間の不在が予測される室では、
不在になった直後から設定温度が低負荷側に設定され、
不在室の空調によるエネルギーロスをより少なくするこ
とができる。
【0067】また、図6(a)に示すように、予測不在
時間が所定時間Δtc2未満の場合に、不在時間がΔt
c2に達した時、室Bの設定温度を不在時の低負荷側の
設定温度Ts0(C)に変更する。
【0068】これによって、予測以上に不在時間が延長
された時でもすぐに低負荷側の設定温度に戻されエネル
ギーロスを最小限に抑えることができる。
【0069】図7は、本実施例において制御動作による
入室確率が予測された不在室の暖房時における設定温度
の経時変化を示す図である。
【0070】時刻td0において人検出手段2により室
Dで在室から不在への変化が検出されると、予測手段1
0は、記憶手段7における日時毎の各室の在不在状態の
組み合わせデータから、時刻td0を中心に±Δtd0
の時間帯で同じ在不在状態の組み合わせの変化が発生し
たデータにおいて室Dでのその後の時間経過による在不
在の時間変化データを抽出する。
【0071】抽出された在不在の時間変化データを基に
時刻td0以降の時刻t毎の入室確率P(t)を算出式
(入室確率=時刻tでの在室データ数/抽出データ数)
により算出し室Dの入室確率の予測値する。
【0072】制御手段7は、在室時の設定温度Ts1
(D)を不在室Dにおける予測入室確率P(t)が所定
の入室確率P1以上の時間帯では不在時の低負荷側の設
定温度Ts0(D)に設定し、予測入室確率P(t)が
所定の入室確率P1未満の時間帯ではTs0(D)をさ
らに温度幅ΔTd低負荷側に設定変更する。
【0073】これによって、入室確率がより低い不在時
間帯での省エネルギー効果をより高めることができる。
【0074】なお、上記実施例において、人の赤外線に
より人が在室しているか不在かを検出する人検出手段2
の代わりに、出入口に照射するビームの遮断等により入
退室を検出し、室内の人の在不在を判定してもよく、所
定の室内の在不在を検出できる既存のセンサ技術を用い
ても同様の効果を得ることができる。
【0075】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1に記載の発明は、制御手段により、各人検出手段の出
力において在室が検出された各室の空調設定温度は、在
室設定温度入力手段で室毎に入力された在室時に快適な
在室設定温度に設定される。
【0076】また、全室不在が検出された場合の不在の
各室の空調設定温度は、室外から入室を想定し室外環境
検出手段の出力を基に在室時の設定温度より低負荷の所
定の設定温度に設定される。一部室不在が検出された場
合の不在の各室の空調設定温度は、他の在室からの入室
を想定し在室が検出された室の各室内環境検出手段の出
力を基に在室設定温度より低負荷の所定の設定温度に設
定される。
【0077】これによって、在室においては、空調使用
者が要求する快適環境が得られる。不在室においては、
不在室へ室外からの入室の可能性があるか、他の在室か
ら入室の可能性があるかが判別され、それぞれの場合に
応じて、不在室の空調設定温度を入室時の快適性が損な
われない範囲でより低負荷側に設定されるため、不在室
の空調によるエネルギー消費を最小限に抑えることがで
きるという効果を奏する。
【0078】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
室別空調制御装置において、各人検出手段の出力が全室
不在の場合、室外からの室内の不在室への人室を想定
し、前記不在室の空調設定温度を、冷房時は外気温が高
い程、暖房時は外気温が低い程低負荷側になるように設
定するものである。
【0079】これによって、室外からの不在室へ入室し
た時の快適性を損なわない範囲で不在室のエネルギー消
費を最小限に抑えることができるという効果を奏する。
【0080】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
室別空調制御装置において、各人検出手段の出力が一部
室不在の場合、室内の在室から不在室への入室を想定
し、前記不在室の空調設定温度を、冷房時は在室する各
室の室温の中の最低室温よりも低負荷側に設定し、暖房
時は在室する各室の室温の中の最高室温よりも低負荷側
に設定するものである。
【0081】これによって、室内の在室から不在室へ入
室した時の快適性を損なわない範囲で不在室のエネルギ
ー消費を最小限に抑えることができるという効果を奏す
る。
【0082】請求項4に記載の発明は、まず、記憶手段
により、日時出力手段で検出され出力される日時毎に各
室の人検出手段から出力される各室の在不在状態が記憶
され、予測手段により前記記憶手段で過去に記憶された
データを基に各室における将来の在不在状態が予測され
る。
【0083】次に、制御手段により、前記予測手段から
の出力と在室設定温度入力手段で入力された在室時の設
定温度とを基に、各在室および各不在室の空調設定温度
が設定される。
【0084】これにより、近い将来不在が予測される在
室の空調設定温度を予め快適性が損なわれない範囲で低
負荷側に設定しエネルギー消費を抑えることができる。
また、近い将来在室が予測される不在室の空調設定温度
を予め快適側に設定し不在室に入室した時の快適性を維
持することができる。
【0085】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
室別空調制御装置において、予測手段により、全室不在
時において各不在室がその後在室に変化する時刻を予測
する。
【0086】そして、初めに在室発生が予測される時刻
から所定時間内に不在から在室に変化する不在室の空調
設定温度を、在室設定温度入力手段で入力された在室時
の設定温度より低負荷側に設定した後、予測された入室
時刻の前に低負荷側の設定温度からより在室時の快適設
定温度に近い設定に変更するものである。
【0087】これによって、入室が近づく以前は設定温
度が低負荷側の設定ため不在室の空調によるエネルギー
ロスを抑えることができ、入室が近づくと快適よりに設
定されて入室時の快適性を向上させることができるとい
う効果を奏する。
【0088】請求項6に記載の発明は、請求項4記載の
室別空調制御装置において、予測手段により、不在から
在に変化した室でのその後の滞在時間が予測する。
【0089】そして、予測された滞在時間が所定時間以
内の場合、その在室の空調設定温度を在室設定温度入力
手段で入力された在室時の快適設定温度より低負荷側に
設定する。また、予測された滞在時間が前記所定時間を
超える場合は在室時の快適側の入力設定にする。
【0090】これによって、短期間の滞在が予測され低
負荷側の設定温度が許容される室においてはエネルギー
消費を抑えることができる。また、長期間の滞在が予測
され快適性が優先される室では入室後すぐに十分な快適
性を得ることができるという効果を奏する。
【0091】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
室別空調制御装置において、予測された滞在時間が所定
時間以内の室の滞在時間が前記所定時間に達した時、前
記在室の低負荷側の設定温度を在室時の快適設定温度に
戻すものである。
【0092】これによって、予測以上に滞在時間が延長
された時でも低負荷側の設定温度が許容できなくなる前
に自動的に在室時の設定温度に戻され快適性を維持する
ことができるという効果を奏する。
【0093】請求項8に記載の発明は、請求項4記載の
室別空調制御装置において、予測手段により在から不在
に変化した不在室でのその後の不在時間を予測する。そ
して、予測された不在時間が所定時間以内の場合はその
不在室の設定温度を在室設定温度入力手段で入力された
在室時の快適設定温度に設定する。
【0094】また、予測された不在時間が前記所定時間
を超える場合はその不在室の設定温度を在室時の快適設
定温度よりも低負荷の設定にするものである。
【0095】これによって、短期間の不在が予測される
室では、短期間で室に戻ってきたときに不快感を生じる
ことがなく快適性を維持することができる。また、長期
間の不在が予測される室では、不在になった直後から設
定温度が低負荷側に設定され、不在室の空調によるエネ
ルギーロスをより少なくすることができるという効果を
奏する。
【0096】請求項9に記載の発明は、請求項8記載の
室別空調制御装置において、制御手段により、予測され
た不在時間が所定時間以内の室の不在時間が前記所定時
間に達した時、前記不在室の快適設定温度を不在時の低
負荷側の設定温度に戻すものである。
【0097】これにより、予測以上に不在時間が延長さ
れた時でも自動的に低負荷側に設定温度に変更されるた
め不在室の空調によるエネルギーロスを最小限に防ぐこ
とができるという効果を奏する。
【0098】請求項10に記載の発明は、請求項4記載
の室別空調制御装置において、予測手段により、不在室
における在から不在に変化した後の時刻毎の入室確率を
予測し、前記不在室の設定温度を前記入室確率が低い時
間帯程より低負荷側にするものである。
【0099】これによって、不在室における入室確率が
より低い不在時間帯での空調によるエネルギーロスを低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す室別空調制御装置のブ
ロック構成図
【図2】同一実施例の制御動作を示すフローチャート
【図3】本発明の他の実施例を示す室別空調制御装置の
ブロック構成図
【図4】同一実施例の制御動作を示す入室時刻が予測さ
れた不在室の設定温度の経時変化図
【図5】(a)は同一実施例の制御動作を示す滞在時間
が所定時間未満と予測された在室の設定温度の経時変化
図 (b)は同一実施例の制御動作を示す滞在時間が所定時
間以上と予測された在室の設定温度の経時変化図
【図6】(a)は同一実施例の制御動作を示す不在時間
が所定時間未満と予測された不在室の設定温度の経時変
化図 (b)は同一実施例の制御動作を示す不在時間が所定時
間以上と予測された不在室の設定温度の経時変化図
【図7】同一実施例の制御動作を示す入室確率が予測さ
れた不在室の設定温度の経時変化図
【符号の説明】
1 室別空調制御装置 2 人検出手段 3 室内環境検出手段 4 室外環境検出手段 5 在室設定温度入力手段 6 空調機 7 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正章 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 志田 武彦 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆太 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各室毎に人の在不在を検出する各人検出
    手段と、各室毎の室内環境を検出する各室内環境検出手
    段と、室外の環境を検出する室外環境検出手段と、空調
    使用者が室別に在室時の空調設定温度を入力する在室設
    定温度入力手段と、前記各人検出手段の出力による各室
    の在不在状態により、在室が検出された各室の空調設定
    温度を前記在室設定温度入力手段で入力された各空調設
    定温度に設定し、不在が検出された各室の空調設定温度
    を、一部室不在の場合では在室が検出された室の前記各
    室内環境検出手段の出力を基に所定の不在室設定温度に
    設定し、全室不在の場合では前記室外環境検出手段の出
    力を基に所定の不在室設定温度に設定する制御手段とを
    備えたことを特徴とする室別空調制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の室別空調制御装置におい
    て、制御手段は、全室不在時の不在室設定温度を、在室
    設定温度より暖房時は低く、冷房時は高く設定し、かつ
    暖房時は前記室外環境検出手段で検出された外気温が低
    い程低く設定し、冷房時は前記室外環境検出手段で検出
    された外気温が高い程高く設定することを特徴とする室
    別空調制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の室別空調制御装置におい
    て、制御手段は、一部室不在時の不在室設定温度を、暖
    房時は前記各室内環境検出手段で検出された各在室の室
    温の最高室温よりも低く設定し、冷房時は前記各室内環
    境検出手段で検出された各在室の室温の最低室温よりも
    高く設定することを特徴とする室別空調制御装置。
  4. 【請求項4】 各室毎に人の在不在を検出する各人検出
    手段と、空調使用者が室別に在室時の設定温度を入力す
    る在室設定温度入力手段と、日時を検出して出力する日
    時出力手段と、前記日時出力手段と各室の人検出手段の
    出力により日時毎の各室の在不在状態を記憶する記憶手
    段と、前記記憶手段で過去に記憶されたデータを基に各
    室の将来の在不在状態を予測する予測手段と、前記在室
    設定温度入力手段の入力と前記予測手段の出力を基に各
    在室および各不在室の空調設定温度を設定する制御手段
    とを備えたことを特徴とする室別空調制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の室別空調制御装置におい
    て、予測手段は、各人検出手段により全室不在が検出さ
    れた時その後各室に入室が発生する時刻の予測値を算出
    し、制御手段は、前記予測入室時刻の中で最も早い時刻
    より所定時間前の時刻までは、全不在室の空調設定温度
    を在室設定温度入力手段で入力された在室設定温度より
    も暖房時は低く、冷房時は高く所定の不在室設定温度に
    設定し、前記最も早い予測入室時刻より所定時間前の時
    刻以降では、前記最も早い予測入室時刻から所定時間内
    の予測入室時刻が得られた各不在室の空調設定温度を暖
    房時は前記不在室設定温度より高くかつ前記在室設定温
    度より低い所定の設定温度に変更し、冷房時は前記不在
    室設定温度より低くかつ前記在室設定温度により高い所
    定の設定温度に変更することを特徴とする室別空調制御
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の室別空調制御装置におい
    て、予測手段は、各人検出手段により不在から在へ出力
    が変化した室について前記記憶手段で過去に記憶された
    データを基に前記不在から在に変化した室の滞在時間の
    予測値を算出し、制御手段は、前記不在から在への変化
    以前の不在室の空調設定温度を前記在室設定温度入力手
    段で入力された前記在室設定温度よりも暖房時は低く、
    冷房時は高い所定の不在室設定温度に設定し、前記不在
    から在への変化以降の在室の空調設定温度を、前記予測
    滞在時間が所定時間以内の場合は前記不在室設定温度の
    まま設定を変更せず、前記予測滞在時間が所定時間を超
    える場合は前記在室設定温度に設定を変更することを特
    徴とする室別空調制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の室別空調制御装置におい
    て、制御手段は、予測滞在時間が所定時間以内と予測さ
    れた在室の滞在時間が前記所定時間に達した時、前記在
    室の空調設定温度を不在室設定温度から在室設定温度に
    設定を変更することを特徴とする室別空調制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の室別空調制御装置におい
    て、予測手段は、前記各人検出手段により在から不在へ
    出力が変化した室について前記記憶手段で過去に記憶さ
    れたデータを基に前記在から不在に変化した室の不在時
    間の予測値を算出し、制御手段は、前記在から不在への
    変化以前の在室の空調設定温度を前記在室設定温度入力
    手段で入力された前記在室設定温度に設定し、前記在か
    ら不在への変化以降の不在室の空調設定温度を、前記予
    測不在時間が所定時間以内の場合は前記在室設定温度の
    まま設定を変更せず、前記予測不在時間が所定時間を超
    える場合は前記在室設定温度よりも暖房時は低い、冷房
    時は高い所定の不在室設定温度に設定を変更することを
    特徴とする室別空調制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の室別空調制御装置におい
    て、制御手段は、予測不在時間が所定時間以内と予測さ
    れた不在室の不在時間が前記所定時間に達した時、前記
    不在室の空調設定温度を在室設定温度から不在室設定温
    度に設定を変更することを特徴とする室別空調制御装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の室別空調制御装置にお
    いて、予測手段は、前記各人検出手段により在から不在
    に変化した各不在室について前記記憶手段で過去に記憶
    されたデータを基に不在開始後の各時刻での入室確率の
    予測値を算出する予測手段と、前記不在開始以前での在
    室の空調設定温度を前記在室設定温度入力手段で入力さ
    れた前記在室設定温度に設定し、前記不在開始以降での
    前記不在室の空調設定温度を前記在室設定温度よりも暖
    房時は低く、冷房時は高く設定し、かつ前記予測入室確
    率が低い程暖房時は低く、冷房時は高く設定することを
    特徴とする室別空調制御装置。
JP29386397A 1997-10-27 1997-10-27 室別空調制御装置 Expired - Fee Related JP3598769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29386397A JP3598769B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 室別空調制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29386397A JP3598769B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 室別空調制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11132530A true JPH11132530A (ja) 1999-05-21
JP3598769B2 JP3598769B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=17800137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29386397A Expired - Fee Related JP3598769B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 室別空調制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3598769B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182986A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sharp Corp 空気調和機
WO2002029749A1 (fr) * 2000-09-26 2002-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur et procede de detection d'etat d'un objet, appareils electriques domestiques, adaptateur pour reseau et media
JP2010054086A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Electric Works Co Ltd トイレ室温度調節装置
JP2010271009A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Denso Wave Inc セントラル空調システム
JP2012026594A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Daikin Industries Ltd 空調制御装置
JP2012220114A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム及び空気調和方法
EP2543934A2 (en) 2011-07-06 2013-01-09 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
CN102927660A (zh) * 2012-11-30 2013-02-13 四川长虹电器股份有限公司 基于自适应温控技术的智能空调控制方法及系统
JP5555873B2 (ja) * 2011-05-30 2014-07-23 株式会社ユビテック 省エネルギー装置及び省エネルギーシステム
JP2014186005A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 不在予測装置、不在予測方法、及びそのプログラム
WO2015068277A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2015175565A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 シャープ株式会社 空気調和機および空気調和システム
KR20150115389A (ko) * 2014-04-04 2015-10-14 삼성전자주식회사 Hvac 시스템의 에너지를 제어하기 위한 방법 및 장치
JP2019039598A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置
WO2019102630A1 (ja) * 2017-11-21 2019-05-31 シャープ株式会社 空気調和システム
CN115654695A (zh) * 2022-11-14 2023-01-31 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调节能控制方法、空调控制设备和空调系统
WO2023095653A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機及び空気調和システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02254246A (ja) * 1989-03-27 1990-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の制御装置
JPH05306848A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Matsushita Seiko Co Ltd 熱回収型マルチエアコン
JPH06180139A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の制御装置と画像処理装置の応用機器
JPH07158927A (ja) * 1993-12-01 1995-06-20 Toshiba Corp 人体活動予測装置およびその機能を有する空気調和機
JPH0861741A (ja) * 1994-08-23 1996-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 在室予測装置及びそれを用いた応用機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02254246A (ja) * 1989-03-27 1990-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の制御装置
JPH05306848A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Matsushita Seiko Co Ltd 熱回収型マルチエアコン
JPH06180139A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の制御装置と画像処理装置の応用機器
JPH07158927A (ja) * 1993-12-01 1995-06-20 Toshiba Corp 人体活動予測装置およびその機能を有する空気調和機
JPH0861741A (ja) * 1994-08-23 1996-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 在室予測装置及びそれを用いた応用機器

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182986A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Sharp Corp 空気調和機
WO2002029749A1 (fr) * 2000-09-26 2002-04-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur et procede de detection d'etat d'un objet, appareils electriques domestiques, adaptateur pour reseau et media
US6754561B2 (en) 2000-09-26 2004-06-22 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Object state sensing apparatus, object state sensing method, home electronic appliance, network adapter and medium
KR100804919B1 (ko) 2000-09-26 2008-02-20 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 대상물상태 검지장치, 대상물상태 검지방법, 가전기기,네트워크 어댑터 및 매체
JP4755804B2 (ja) * 2000-09-26 2011-08-24 パナソニック株式会社 対象物状態検知装置、対象物状態検知方法、家電機器、ネットワークアダプタ、及び記録媒体
JP2010054086A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Electric Works Co Ltd トイレ室温度調節装置
JP2010271009A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Denso Wave Inc セントラル空調システム
JP2012026594A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Daikin Industries Ltd 空調制御装置
JP2012220114A (ja) * 2011-04-11 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 空気調和システム及び空気調和方法
JP5555873B2 (ja) * 2011-05-30 2014-07-23 株式会社ユビテック 省エネルギー装置及び省エネルギーシステム
JPWO2012165359A1 (ja) * 2011-05-30 2015-02-23 株式会社ユビテック 省エネルギー装置及び省エネルギーシステム
EP2543934A3 (en) * 2011-07-06 2017-11-08 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
US10088193B2 (en) 2011-07-06 2018-10-02 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus including a controller that controls opening degrees of expansion valves based on detection results of human detection devices
EP2543934A2 (en) 2011-07-06 2013-01-09 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
CN102927660A (zh) * 2012-11-30 2013-02-13 四川长虹电器股份有限公司 基于自适应温控技术的智能空调控制方法及系统
JP2014186005A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 不在予測装置、不在予測方法、及びそのプログラム
WO2015068277A1 (ja) * 2013-11-08 2015-05-14 三菱電機株式会社 空気調和装置
US10088211B2 (en) 2013-11-08 2018-10-02 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
JP6009098B2 (ja) * 2013-11-08 2016-10-19 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2015175565A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 シャープ株式会社 空気調和機および空気調和システム
KR20150115389A (ko) * 2014-04-04 2015-10-14 삼성전자주식회사 Hvac 시스템의 에너지를 제어하기 위한 방법 및 장치
JP2019039598A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置
WO2019102630A1 (ja) * 2017-11-21 2019-05-31 シャープ株式会社 空気調和システム
WO2023095653A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機及び空気調和システム
JP2023079837A (ja) * 2021-11-29 2023-06-08 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機及び空気調和システム
CN115654695A (zh) * 2022-11-14 2023-01-31 青岛海尔空调器有限总公司 一种空调节能控制方法、空调控制设备和空调系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP3598769B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11132530A (ja) 室別空調制御装置
CN103453614B (zh) 空调控制装置和空调控制方法
US8141373B2 (en) Adaptive intelligent circulation control methods and systems
CN110701759B (zh) 运行控制方法、运行控制装置、空调器和存储介质
US8219252B2 (en) Central air-conditioning system
US20140216078A1 (en) Reduced energy heat pump defrost for unoccupied space
JP2015055443A (ja) 空気調和機
JP5109732B2 (ja) 空調制御システム
KR20080101686A (ko) 설정값 관리방법 및 장치
CN110701754B (zh) 运行控制方法、装置、空调器和计算机可读存储介质
CN105444335A (zh) 空调器的控制方法、空调器的控制装置和空调器
JPH07158927A (ja) 人体活動予測装置およびその機能を有する空気調和機
JP2006275460A (ja) 空気調和装置及び空気調和方法
CN110887180B (zh) 一种空调控制方法、装置、存储介质及空调
JP2000171075A (ja) 空調機の制御装置
CN110567103A (zh) 空调的控制方法、装置和空调
JP3300468B2 (ja) デマンド制御装置
JPH02254246A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2005061716A (ja) 空調機の温度制御装置
JP5348098B2 (ja) 全館空調システム
EP1418476B1 (en) Adaptive control system for a user-adjustable system in a vehicle
JP2000035242A (ja) 空調システム制御装置
US10372097B2 (en) Adaptive adjustment of motion sensitivity of a motion sensor
KR102430586B1 (ko) 시트 온도 제어시스템 및 제어방법
JPH0783479A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040906

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100924

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110924

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120924

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees