JP5348098B2 - 全館空調システム - Google Patents
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まず、最初は、ドアから最も遠いセンシングエリアEnを担っているn番目の分割エリア用人検知センサと、n−1番目の分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力している(図10(a)参照)。そしてn−1番目のセンシングエリアEn−1の人がドア方向へ移動すると、順次n−2番目、n−3番目の分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力する。又、n番目の分割エリア用人検知センサは人検知信号を継続して出力したままである。
そして、人が、ドアに最も近いセンシングエリアE1に進入すると、1番目の分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力すると共に、ドアエリア用人検知センサも人検知信号を出力する(図10(d)参照)。これをもってドア到達判断手段は、人のドアへの到達を判断する。
上述から分かるように、移動判断手段、残存者有無判断手段、ドア到達判断手段、退出判断手段は、それぞれ各人検知センサの出力状況に対応して判断するから、移動判断手段は、確実に人のドア方向への移動を判断でき、又、残存者有無判断手段は確実に人の残存者有りを判断でき、又、ドア到達判断手段は確実に人のドアへの到達を判断でき、さらに退出判断手段は確実に部屋に残存者があることを判断できる。
又、前記退出判断手段により人の退出が判断され且つ前記ドア開閉予測時間が満了すれば、つまり、人が退出してドアが閉鎖されたと判断されれば、運転を元の通常空調運転に戻すことができる。
全館空調システム1は、空調ユニット3と、給気ダクト4〜7と、回収ダクト8〜11と、コントローラ12(図2参照)と、エリア用人検知センサユニット13と、ドアエリア用人検知センサ14と、制御装置15(図3参照)とを有して構成されている。
さて、前記制御装置15が実行する空調温度制御について説明すると共に、移動判断手段、残存者有無判断手段、出入口到達判断手段、退出判断手段、制御手段の機能についても、図5を参照して説明する。
通常空調運転は、図7に示すように、前記空調ユニット3の運転能力が所定運転能力である通常運転能力[3℃/時](暖房時に1時間で3℃上げ得、冷房時に1時間で3℃下げ得る運転能力)に設定され、前記温度設定スイッチ26による設定温度Tsと前記温度センサ28による検出温度Taとに基づいて当該空調ユニット3の運転をオンオフ制御する運転モードである。この場合、上記設定温度Tsを中心温度として例えばプラスマイナス1℃の温度範囲で温度制御範囲(以下通常温度制御範囲Tshという)を設定しており、暖房時においては、この通常温度制御範囲Tshの上限温度である通常管理オフ温度Tsoff(図7参照)で空調ユニット3の運転がオフされ、下限温度である通常管理オン温度Tson(図7参照)で空調ユニット3がオンされる。この結果、空調温度が平均して上記設定温度Tsに制御される。なお、冷房時には通常温度制御範囲Tshの下限温度である通常管理オフ温度Tsoffとなり、上限温度が通常管理オン温度Tsonとなる。
そして次のステップT4では、空調ユニット3を起動し、通常運転能力で冷風又は温風を給気ダクト4〜7を通して各部屋A〜Dに供給し、ステップT5で、上述した通常空調運転を開始する。すなわち、この通常空調運転においては、コントローラ12の温度センサ28の検出温度が前記通常温度制御範囲Tshの通常管理オフ温度Tsoff(図7参照)となったときに空調ユニット3をオフし、検出温度が前記通常温度制御範囲Tshの通常管理オン温度Tson(図7参照)となったときに空調ユニット3をオンすることを行い、もって、コントローラ12が設置された部屋Aの温度制御(通常温度制御)を行う。このとき、この通常温度制御によって他の部屋B〜Dも同様に温度制御されることになる。
ここで人の移動判断及び残存者有無判断、出入口到達判断、退出判断について理解を容易にするために、人の移動、残存、出入口到達、退出に関連した前記各センサ13−1〜13−5、14の出力変化状況について説明する。
上述から理解できるように、分割エリア用人検知センサ13−1〜13−5による人検知信号K1〜K5において、これら人検知信号の出力状態の変化がK5→K4、もしくは、K4→K3、K3→K2、K2→K1であれば、つまり、ドアAdに最も近いセンシングエリアE1を担う分割エリア用人検知センサ13−1以外の任意の分割エリア用人検知センサ13−5〜13−2の少なくとも一つが人検知信号を出力している状態から当該人検知信号の出力が無くなり且つ当該任意の分割エリア用人検知センサの次に前記ドアに遠いセンシングエリアを担う分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力する状況となれば、人が移動したと判断できる。
さらにステップR3では、移動者の移動所要時間をカウントするための移動所要時間タイマ(これは制御装置15のソフトタイマによって構成されている)を起動する。この移動所要時間はドアAdに最も遠いセンシングエリアE5からドアAdまで移動するのにかかる平均的な時間を想定して定められている。
なお、前記ステップR9で「YES」であれば、ステップR11で通常空調運転に戻して前記ステップR7に移行する。つまり、ステップR9で、部屋Aの温度が強化用温度制御範囲Tkhの強化管理オフ温度Tkoff(冷房中であれば下限温度、暖房中であれば上限温度)に到達していれば、十分な空調強化がなされたと判断して、ステップR11で空調運転を退出対応空調強化運転から通常空調運転に戻す。
前記ステップR3で移動所要時間タイマを設定し、ステップR12で、当該移動所要時間タイマが満了したか否かを判断する趣旨は、次にある。すなわち、人の移動が検出された場合でも、実際には人が退出しないこともある。この場合は、前記移動所要時間タイマが所定時間である移動所要時間をカウントし満了したことをもって人が退出しないと判断するものである。この判断がなされたときには(ステップR12の「YES」)、退出対応空調強化運転を停止して通常空調運転に戻すから、いつまでも無意味に退出対応空調強化運転が実行されるということはない。
又、制御装置15におけるドア到達判断手段が、人の移動が判断された後に、ドアAdに最も近い分割エリア用人検知センサ13−1が人検知信号K13を出力し且つドアエリア用人検知センサ14も人検知信号K14を出力したことをもって、人が出入口Aeに到達したと判断するから、人のドアAdへの到達を確実に判断できる。
又、本実施形態によれば、人の移動が有っても実際には人が退出しないような場合には、人の退出がないまま所定時間(移動所要時間)が経過することで、退出対応空調強化運転を停止するから、いつまでも無意味に退出対応空調強化運転が実行されるということはない。
Claims (1)
- 運転能力が可変な空調ユニットと、
この空調ユニットと家屋の複数の部屋とを夫々接続し冷風又は温風を前記各部屋に供給するダクトと、
前記複数の部屋のいずれかに設置され、ユーザーによる温度設定入力が可能な温度設定手段と部屋の温度を検出する温度センサとを有するコントローラと、
前記温度設定手段による設定温度と前記温度センサによる検出温度とに基づいて前記空調ユニットの運転をオンオフ制御する制御手段と、を備え、一つの前記空調ユニットで前記複数の部屋を空調する全館空調システムであって、
夫々赤外線マトリクスセンサから構成され、前記複数の部屋のうち任意の部屋に、当該部屋の出入口を開閉するドアが存在する壁から該ドアと反対側の壁方向に複数に分割されたセンシングエリアを個別にセンシングするように設けられ、自身が担うセンシングエリアで人の検出が可能で人を検出したときに人検知信号を出力する複数の分割エリア用人検知センサと、
焦電型赤外線センサから構成され、自身のセンシングエリアが前記ドアに最も近い分割エリア用人検知センサのセンシングエリアよりもさらにドア寄りの狭い範囲とされ、当該センシングエリアで人を検出するドアエリア用人検知センサと、
前記複数の分割エリア用人検知センサのうち任意の分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力している状態からこの後当該人検知信号の出力が無くなり且つ当該任意の分割エリア用人検知センサの次に前記ドアに遠いセンシングエリアを担う分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力したことをもって、人が前記ドア方向へ移動したことを判断する移動判断手段と、
前記移動判断手段により移動が判断されたときにおいて、いずれかの分割エリア用人検知センサが継続して人検知信号を出力していることをもって、移動者以外に人が残存していることを判断する残存者有無判断手段と、
前記移動判断手段により人の移動が判断された以後に、前記ドアに最も近い分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力し且つドアエリア用人検知センサも人検知信号を出力したことをもって、人が出入口に到達したと判断する出入口到達判断手段と、
前記ドアに最も近い分割エリア用人検知センサが人検知信号を出力し且つドアエリア用人検知センサも人検知信号を出力している状態から、ドアエリア用人検知センサの人検知信号の出力が停止し、その後当該ドアに最も近い分割エリア用人検知センサが人検知信号の出力を停止し且つドアエリア用人検知センサが人検知信号を出力したことをもって、前記ドアからの人の退出を判断する退出判断手段と、を設け、
前記制御手段は、空調運転として、前記空調ユニットの運転能力が所定能力に設定された状態で前記温度設定手段による設定温度と前記温度センサによる検出温度とに基づいて当該空調ユニットの運転をオンオフ制御する通常空調運転と、前記設定温度を空調強化方向へ変更し且つ前記空調ユニットの運転能力を空調強化方向へ変更して、前記変更された設定温度と温度センサの検出温度とに基づいて空調ユニットの運転をオンオフ制御する退出対応空調強化運転との実行が可能であり、
さらに、前記通常空調運転の実行中に前記移動判断手段により人のドア方向への移動が有ると判断され、且つ残存者有無判断手段により移動者以外に人が残存していると判断されたときには、その時点で、前記通常空調運転に代えて前記退出対応空調強化運転を開始し、前記出入口到達判断手段により人の出入口への到達が判断されたときに予め設定されたドア開閉予測時間についてカウントを開始し、
前記退出判断手段により人の退出が判断され且つ前記ドア開閉予測時間が満了したとき、又は人の退出が判断されないまま前記退出対応空調強化運転開始から所定時間が経過したとき、空調運転を当該退出対応空調強化運転から前記通常空調運転に戻すことを特徴とする全館空調システム。
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