JP6425641B2 - 換気装置、熱交換換気装置、換気システムおよび熱交換換気システム - Google Patents

換気装置、熱交換換気装置、換気システムおよび熱交換換気システム Download PDF

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Description

本発明は、外気と室内空気との換気を行う換気装置、熱交換換気装置、換気システムおよび熱交換換気システムに関する。
従来、夏期の夜間などに、室内よりも温度の低い外気を室内に導入して、室内を冷房する外気冷房運転が行われる場合がある。たとえば、外気を建物内に取り入れる換気装置と、外気温度を検出する温度検出手段と、所定単位時間当たりの外気温度の変化量に基づき換気装置の運転を開始する制御手段を備えたナイトパージ装置が、特許文献1に開示されている。
また、換気装置の設置形態としては、本体装置が建物内部の天井等に設置され、屋外に面した給排気口とはダクトを介して接続されている場合がある。特にビル等の大型の建物での換気装置設備では、ダクトが長くなることが多い。このような場合、換気装置における外気温度の検出は、本体の温度検出手段まで外気を取り込んで行われる。しかしながら、換気装置の送風機が停止している状態では温度検出手段まで外気が届かないので、定期的に送風機を動作させるセンシング運転が必要である。
特開2000−88298号公報
しかしながら、上記従来技術では、一定周期毎、たとえば15分毎に外気温度を計測するセンシング運転を行っているため、たとえば、外気温度がナイトパージ運転条件を満たしていない場合は15分後に再度センシング運転が行われる。このため、前回のセンシング運転の直後にナイトパージ運転条件が満たされても、最大で15分近くの間はナイトパージ運転を行うことができず、適切なタイミングで外気冷房運転を実施できない、という問題があった。また、ナイトパージ運転条件が当分の間、満たされないような温度環境下においても15分間隔でセンシング運転を行うため、送風機の駆動に無駄な電力を消費してしまいエネルギーの無駄が生じると、いう問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、適切なタイミングで外気冷房運転を実施可能であり省エネルギー性の向上が図れる換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる換気装置は、屋外側給気口と室内側給気口とを結ぶ給気風路と、室内側排気口と屋外側排気口とを結ぶ排気風路とが内部に形成された筐体と、給気風路に設けられた給気側送風装置と、排気風路に設けられた排気側送風装置と、給気側送風装置および排気側送風装置を制御する制御部と、制御部における制御に用いられる情報を記憶する記憶部と、室内温度を検出する室内温度読取装置と、外気温度を検出する外気温度読取装置と、を備える換気装置である。制御部は、換気装置の換気運転の停止時に、給気側送風装置を駆動させて外気温度読取装置で一定時間毎に検出された複数回の過去の外気温度の検出結果から何時に外気温度がどう変化するかを推測して、記憶部に記憶された第1の温度条件が示す温度に外気温度が低下する予測低下時刻を予測し、予測低下時刻であって外気温度読取装置で外気温度を最後に検出した時刻から一定時間が経過する時刻と異なる時刻において給気側送風装置と排気側送風装置とを駆動させて、外気温度読取装置で検出された外気温度と、室内温度読取装置で検出された室内温度とが記憶部に記憶された第2の温度条件を満たすと判定した場合に、給気側送風装置を運転させて外気冷房運転を実行させること、を特徴とする。
本発明によれば、適切なタイミングで外気冷房運転を実施可能であり省エネルギー性の向上が図れる換気装置を得ることができる、という効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置の概略構成を示す図であって、熱交換換気を行う状態を示す図 図1に示す熱交換換気装置が普通換気を行う状態を示す図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置が部屋の天井裏に設置された状態を示す図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置における駆動制御装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置におけるスイッチにより記憶部に情報を設定する場合の設定処理の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置における外気冷房運転について制御部が行う制御内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置の外気温度読取装置が検出した外気温度と外気温度を検出した時刻との関係を時系列に示した特性図 本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置の外気温度読取装置が検出した外気温度と外気温度を検出した時刻との関係を時系列に示した他の特性図 本発明の実施の形態1にかかる換気装置の概略構成を示す図であって、普通換気を行う状態を示す図 本発明の実施の形態2において熱交換換気装置の制御部が行う制御内容を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態にかかる換気装置、熱交換換気装置、換気システムおよび熱交換換気システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる換気装置である熱交換換気装置1の概略構成を示す図であって、熱交換換気を行う状態を示す図である。図2は、図1に示す熱交換換気装置1が普通換気を行う状態を示す図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置1が部屋の天井裏に設置された状態を示す図である。本実施の形態1にかかる熱交換換気装置1は、筐体1a、熱交換装置2、給気側送風装置3、排気側送風装置4、外気温度読取装置5、室内温度読取装置6、風路切換装置7および駆動制御装置23を備える。
本実施の形態1では、熱交換換気装置1は、部屋15の天井裏16に設置された空気調和装置17と、通信線19によって接続されている。運転または停止などの熱交換換気装置1および空気調和装置17の制御に関する情報が、通信線19を介して熱交換換気装置1と空気調和装置17との間で送受信される。熱交換換気装置1にはリモコン8が、通信線19によって接続されている。リモコン8を操作することにより、リモコン8から熱交換換気装置1の運転モードを設定できる。空気調和装置17にはリモコン18が、通信線19によって接続されている。リモコン18を操作することにより、リモコン18から空気調和装置17の運転モードを設定できる。また、空気調和装置17には、室外機22が、通信線19によって接続されている。
筐体1aには、外気を取り込む屋外側給気口11と、外気を室内に給気する室内側給気口10とが形成されている。筐体1aの内部には、屋外側給気口11と室内側給気口10とを結ぶ給気風路13が形成されている。筐体1aには、室内空気を取り込む室内側排気口12と、室内空気を屋外に排気する屋外側排気口9とが形成されている。筐体1aの内部には、室内側排気口12と屋外側排気口9とを結ぶ排気風路14が形成されている。また、室内側給気口10および室内側排気口12は、図示しないダクトを介して換気対象空間である部屋15の室内空間に連通されている。屋外側給気口11および屋外側排気口9は、図示しないダクトを介して屋外に連通されている。
熱交換装置2は、筐体1aの内部に収容され、給気風路13と排気風路14との交差する部分に配置されている。熱交換装置2には、給気風路13と連通する給気通路2aと、排気風路14と連通する排気通路2bとが、それぞれ独立して形成されている。熱交換装置2は、給気風路13および給気通路2aを通過する外気と、排気風路14および排気通路2bを通過する室内空気との間で熱交換をさせる。
給気側送風装置3は、給気風路13に設けられている。給気側送風装置3は、運転時に屋外側給気口11から室内側給気口10に向かって空気を流動させる。排気側送風装置4は、排気風路14に設けられている。排気側送風装置4は、運転時に室内側排気口12から屋外側排気口9に向かって空気を流動させる。また、給気側送風装置3と排気側送風装置4とは、風量ノッチを設定することができ、たとえば2ノッチであれば強と弱とされる。
外気温度読取装置5は、給気風路13内に設けられている。外気温度読取装置5は、給気風路13における熱交換装置2よりも上流側に配置されて、外気温度を検出する。室内温度読取装置6は、排気風路14内に設けられている。室内温度読取装置6は、排気風路14における熱交換装置2よりも上流側に配置されて、室内温度を検出する。外気温度読取装置5および室内温度読取装置6で検出された温度の情報は、駆動制御装置23に送信される。なお、外気温度読取装置5は、給気風路13内に設けられる場合に限られない。外気温度読取装置5は、外気温度を検出できる位置に設けられればよく、たとえば屋外に設けられてもよい。また、室内温度読取装置6は、排気風路14内に設けられる場合に限られない。室内温度読取装置6は、室内温度を検出できる位置に設けられればよく、たとえば室内に設けられてもよい。
風路切換装置7は、筐体1a内における排気風路14を、排気通路2bを含む風路と、排気通路2bを含まないバイパス風路21とに切り替える開閉ダンパーにより構成されている。風路切換装置7は、排気風路14内の熱交換装置2よりも上流側に設けられている。風路切換装置7は、熱交換換気装置1による換気において、外気と室内空気との熱交換が行われる熱交換換気と、外気と室内空気との熱交換が行われない普通換気とを選択的に切り換える。
より具体的には、熱交換換気装置1に普通換気を行わせる場合、熱交換装置2の排気通路2bを塞ぐ位置である閉塞位置に風路切換装置7が移動する。風路切換装置7が熱交換装置2の排気通路2bを塞ぐと、図2に示すように、室内側排気口12と屋外側排気口9とが、熱交換装置2を介さないバイパス風路21によって連通される。このように、普通換気では、室内空気が熱交換装置2を通らずに屋外に排気されるので、熱交換が行われずに外気が室内に供給されるようになる。なお、外気冷房運転は、バイパス風路21を使用した換気運転により行われる。
一方、熱交換換気装置1に熱交換換気を行わせる場合、熱交換装置2の排気通路2bを塞がない位置である開放位置に風路切換装置7が移動する。これにより、図1に示すように、室内側排気口12と屋外側排気口9とが、熱交換装置2を介して連通されるので、熱交換装置2において熱交換された外気が室内に供給されるようになる。
駆動制御装置23は、熱交換換気装置1内の各装置を制御する。図4は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置1における駆動制御装置23の概略構成を示すブロック図である。駆動制御装置23は、通信線19を介して取得される情報に基づいて、熱交換換気装置1内の各装置を制御する。駆動制御装置23は、スイッチ24、記憶部25、制御部26および内部クロック27を有する。
スイッチ24は、記憶部25に記憶される情報を設定するためのものである。スイッチ24に使用可能なスイッチの一例としては、たとえばディップスイッチが挙げられる。なお、記憶部25に記憶される情報の設定は、リモコン8からも行うことができる。
記憶部25は、熱交換換気装置1の制御に必要となる様々な情報を記憶するためのものである。図5は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置1におけるスイッチ24により記憶部25に情報を設定する場合の設定処理の一例を示すフローチャートである。記憶部25に対する情報の設定処理においては、まずステップS10において熱交換換気装置1に外気冷房運転の実行を許可するかまたは拒否するかを設定する。なお、外気冷房運転については後に詳説する。
つぎに、外気冷房運転の運転を行う対象時間についての情報である運転対象時刻情報の設定を行う。すなわち、ステップS20において、運転対象開始時刻情報#Sの設定を行う。つぎに、ステップS30において、運転対象終了時刻情報#Eの設定を行う。運転対象開始時刻情報#Sは、熱交換換気装置1が自動で外気冷房運転の運転を行う対象時間帯の開始時刻を示す情報である。運転対象終了時刻情報#Eは、熱交換換気装置1が自動で外気冷房運転の運転を行う対象時間帯の終了時刻を示す情報である。たとえば、対象時間帯が午前0時から午前7時である場合は、運転対象開始時刻情報#Sは午前0時とされ、運転対象終了時刻情報#Eは午前7時とされる。なお、対象時間帯はこれに限定されない。
つぎに、ステップS40において、外気冷房運転開始温度情報Tsの設定を行う。外気冷房運転開始温度情報Tsは、外気冷房運転を開始するか否かを判定する基準となる第1の温度条件であり、外気温度の閾値情報である。外気冷房運転開始温度情報Tsは、記憶部25に設定されている。
つぎに、ステップS50において、外気冷房運転風量Anを設定する。外気冷房運転風量Anは、外気冷房運転時の熱交換換気装置1の換気風量ノッチを示す。素早く室内を冷却したい場合には、外気冷房運転風量Anは最大風量ノッチに設定される。また、消費電力を最小に抑制したい場合には、外気冷房運転風量Anは最小風量ノッチに設定される。たとえば、最大風量ノッチを強、最小風量ノッチを弱とする。以上の手順で、外気冷房運転に関する情報の設定が完了する。なお、外気冷房運転風量Anは最大風量ノッチと最小風量ノッチの2ノッチとしたが、送風装置の能力により多ノッチとしてもよい。たとえば、強設定、弱設定、微弱設定の3ノッチから選択的に設定できるように構成してもよい。また、特強設定、強設定、弱設定、微弱設定の4ノッチから選択できるように構成してもよい。
また、上記の例の他、記憶部25には、後述する既定の待機時間である待機時間Ta、および待機時間Tc、外気冷房運転を開始するか否かを判定する第1の基準となる第1の温度条件、外気冷房運転を開始するか否かを判定する第2の基準となる第2の温度条件、などの情報が予め記憶される。このように、記憶部25には、外気冷房運転の許可または拒否を示す情報、外気冷房運転の運転対象時間帯の情報、外気冷房運転開始温度情報Ts、外気冷房運転風量An、待機時間Ta、待機時間Tc、第1の温度条件、第2の温度条件など、外気冷房運転の制御に用いられる情報が予め記憶される。
制御部26は、記憶部25に記憶された情報、外気温度読取装置5および室内温度読取装置6から送信される室内温度および外気温度の情報、空気調和装置17から送信される運転または停止を示す情報に基づいて熱交換換気装置1内の各部を制御して、熱交換換気装置1に外気冷房運転を行わせる。
内部クロック27は、現在の時刻である現在時刻情報を順次出力する。内部クロック27は、制御部26の機能の一部とされていてもよい。
また、制御部26は、たとえば、図6に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図6は、本発明の実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。制御部26は、たとえば、図6に示すプロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して上記機能を実現してもよい。また、制御部26の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。また、内部クロック27を、同様にプロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現されるように構成してもよい。また、内部クロック27を実現するためのプロセッサおよびメモリは、制御部26を実現するプロセッサおよびメモリと同一であってもよいし、別のプロセッサおよびメモリであってもよい。また、記憶部25は、メモリ102が用いられてもよく、別のメモリが用いられてもよい。
以下、制御部26による熱交換換気装置1の外気冷房運転の制御について、フローチャートを用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置1における外気冷房運転について制御部26が行う制御内容を示すフローチャートである。以下では、熱交換換気装置1の夜間の換気運転の停止時における外気冷房運転について説明する。なお、ここでは、空気調和装置17は運転していないものとする。
まず、制御部26は、内部クロック27から出力される現在時刻情報を取得し、現在の時刻が外気冷房運転の運転を行う対象時間帯である午前0時になったことを判定する。ステップS110において、制御部26は、記憶部25における外気冷房運転の実行についての設定が、外気冷房運転の実行が許可される設定となっているか否かの判定を行う。記憶部25において外気冷房運転の実行が拒否される設定となっている場合には、すなわちステップS110においてNoの場合は、制御部26は、外気冷房運転を行う制御を実施せず、外気冷房運転の制御処理を終了する。
一方、記憶部25において外気冷房運転の実行が許可される設定となっている場合には、すなわちステップS110においてYesの場合は、制御部26は、ステップS120において、1回目のセンシング運転を行う。すなわち、制御部26は、外気温度読取装置5により外気温度を検出するために、予め設定された外気冷房運転風量Anで一定時間だけ、たとえば5分間だけ給気側送風装置3と排気側送風装置4とを駆動させる。外気温度読取装置5による温度読取時は、風路切換装置7を開放位置に位置させて、熱交換換気装置1を熱交換換気にて運転させる。そして、外気温度読取装置5は、外気温度を検出する。
そして、制御部26は、1回目のセンシング運転で外気温度を検出した時刻の情報である時刻T1と、時刻T1において検出した外気温度の情報である外気温度#out1とを記憶部25に記憶させて、これらのデータを保持する。ここでの時刻T1は、午前0:00である。ここで、温度を読取るための熱交換換気での換気運転のことをセンシング運転と呼ぶ。制御部26は、5分間のセンシング運転の後、換気運転を停止させる。
つぎに、ステップS130において、制御部26は、内部クロック27から出力される現在時刻情報を取得し、あらかじめ設定された既定の待機時間である待機時間Taが時刻T1から経過したか否かを判定する。待機時間Taは、たとえば1時間とされる。待機時間Taである1時間が経過したと判定されない場合、すなわちステップS130においてNoの場合は、制御部26は、ステップS130を繰り返す。
一方、待機時間Taである1時間が経過したと判定された場合、すなわちステップS130においてYesの場合は、制御部26は、ステップS140において、2回目のセンシング運転を行う。すなわち、制御部26は、予め設定された外気冷房運転風量Anで一定時間だけ、たとえば5分間だけ給気側送風装置3と排気側送風装置4とを駆動させる。外気温度読取装置5による温度読取時は、風路切換装置7を開放位置に位置させて、熱交換換気装置1を熱交換換気にて運転させる。そして、外気温度読取装置5は、外気温度を検出する。
そして、制御部26は、外気温度を検出した時刻の情報である時刻T2と、時刻T2において検出した外気温度の情報である外気温度#out2とを記憶部25に記憶させて、これらのデータを保持する。ここでの時刻T2は、午前1:00である。制御部26は、5分間のセンシング運転の後、換気運転を停止させる。
つぎに、ステップS150において、制御部26は、内部クロック27から出力される現在時刻情報を取得し、待機時間Taが時刻T2から経過したか否かを判定する。待機時間Taである1時間が経過したと判定されない場合、すなわちステップS150においてNoの場合は、制御部26は、ステップS150を繰り返す。
一方、待機時間Taである1時間が経過したと判定された場合、すなわちステップS150においてYesの場合は、制御部26は、ステップS160において、3回目のセンシング運転を行う。すなわち、制御部26は、予め設定された外気冷房運転風量Anで一定時間だけ、たとえば5分間だけ給気側送風装置3と排気側送風装置4とを駆動させる。外気温度読取装置5による温度読取時は、風路切換装置7を開放位置に位置させて、熱交換換気装置1を熱交換換気にて運転させる。そして、外気温度読取装置5は、外気温度を検出する。
そして、制御部26は、外気温度を検出した時刻の情報である時刻T3と、時刻T3において検出した外気温度の情報である外気温度#out3とを記憶部25に記憶させて、これらのデータを保持する。ここでの時刻T3は、午前2:00である。制御部26は、5分間のセンシング運転の後、換気運転を停止させる。
つぎに、ステップS170において、制御部26は、ステップS120、ステップS140、ステップS160において検出した外気温度#out1、外気温度#out2、外気温度#out3および時刻T1、時刻T2、時刻T3のデータに基づいて、外気温度の変動傾向の近似計算を行い、この後、何時に外気温度がどう変化するかを推測する。外気温度の変動傾向は、何時に外気温度がどのような温度となって変化するかを示す。
図8は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置1の外気温度読取装置5が検出した外気温度と外気温度を検出した時刻との関係を時系列に示した特性図である。図8においては、縦軸は外気温度読取装置5が検出した外気温度を示し、横軸は外気温度を検出した時刻を示している。図8においては、ステップS120、ステップS140、ステップS160において検出した外気温度#out1、外気温度#out2、外気温度#out3を黒丸で示している。また、図8においては、外気冷房運転を開始するか否かを判定する第1の基準となる、外気温度の閾値情報である外気冷房運転開始温度情報Tsを示している。
制御部26は、午前0:00、午前1:00、午前2:00と、午前0:00から1時間毎に検出された、連続した3点の過去の外気温度の検出結果に基づいて、今後の外気温度の変動傾向の近似計算を行う。外気温度の変動傾向の近似計算は、外気温度#out1、外気温度#out2、外気温度#out3を用いて、たとえば最小二乗法近似、直線近似または2次関数近似などの多項式曲線近似などの方法を用いることができる。図8においては、外気温度#out1、外気温度#out2、外気温度#out3を用いた近似した近似曲線を実線で示しており、午前2:00の後に延ばした近似曲線を中太の点線で示している。すなわち、図8において中太の点線で示された近似曲線の延長部分が、今後の外気温度の変動傾向の推測部分である。
なお、ここでは、午前0:00におけるセンシング運転を含めてセンシング運転を3回行って外気温度の検出をしているが、たとえば図9に示すように、午前0:00におけるセンシング運転を含めてセンシング運転を4回行って、連続した4点の過去の外気温度の検出結果に基づいて、今後の外気温度の変動傾向の近似計算を行ってもよい。図9は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換換気装置1の外気温度読取装置5が検出した外気温度と外気温度を検出した時刻との関係を時系列に示した他の特性図である。
つぎに、ステップS180において、制御部26は、推測した外気温度の変動傾向の結果から、外気温度が外気冷房運転開始温度情報Tsに到達する予測低下時刻Tbを予測する。すなわち、制御部26は、推測した外気温度の変動傾向の結果と、外気冷房運転開始温度情報Tsとに基づいて、予測低下時刻Tbを予測する。ここでの予測低下時刻Tbは、午前2:45である。
つぎに、ステップS190において、制御部26は、内部クロック27から出力される現在時刻情報を取得し、現在の時刻が予測低下時刻Tbに到達したか否かを判定する。予測低下時刻Tbに到達していないと判定された場合、すなわちステップS190においてNoの場合は、制御部26は、ステップS190を繰り返す。
一方、予測低下時刻Tbに到達したと判定された場合、すなわちステップS190においてYesの場合は、制御部26は、ステップS200において、4回目のセンシング運転を行う。すなわち、制御部26は、予め設定された外気冷房運転風量Anで一定時間だけ、たとえば5分間だけ給気側送風装置3と排気側送風装置4とを駆動させる。外気温度読取装置5と室内温度読取装置6とによる温度読取時は、風路切換装置7を開放位置に位置させて、熱交換換気装置1を熱交換換気にて運転させる。そして、外気温度読取装置5は、外気温度を検出する。また、室内温度読取装置6は、室内温度を検出する。
ここで、ステップS190において予測した予測低下時刻Tbが、前回の外気温度の検出時点、すなわち3回目のセンシング運転の時点から30分後であれば、制御部26は、30分後に4回目のセンシング運転を行う。これにより、1時間おきにセンシング運転を実施する場合に比べて、4回目のセンシング運転を実施する時刻を早くする。すなわち、制御部26は、過去の外気温度を最後に検出した時刻から待機時間Taである一定時間の1時間が経過した時にセンシング運転を行う場合に比べて、4回目のセンシング運転を実施する時刻を早くする。すなわち、制御部26は、通常4回目のセンシング運転を行う時刻である、過去の外気温度を最後に検出した時刻から待機時間Taである一定時間の1時間が経過した時刻から繰り上げて、4回目のセンシング運転を行い、外気冷房開始時間を早める方向の制御を行う。
また、ステップS190において予測した予測低下時刻Tbが、前回の外気温度の検出時点、すなわち3回目のセンシング運転の時点から2時間後であれば、制御部26は、2時間後に4回目のセンシング運転を行う。これにより、1時間おきにセンシング運転を実施する場合に比べて、4回目のセンシング運転を実施する時刻を遅くする。すなわち、制御部26は、過去の外気温度を最後に検出した時刻から待機時間Taである一定時間の1時間が経過した時にセンシング運転を行う場合に比べて、4回目のセンシング運転を実施する時刻を遅くする。すなわち、制御部26は、外気冷房開始時間を遅くする方向の制御を行う。これにより、1時間おきにセンシング運転を実施する場合に比べて、センシング運転が1回分省略される。
そして、制御部26は、外気温度を検出した時刻の情報である時刻T4と、予測低下時刻Tbにおいて検出した外気温度の情報である外気温度#out4と、予測低下時刻Tbにおいて検出した室内温度の情報である室内温度#in4とを記憶部25に記憶させて、これらのデータを保持する。なお、時刻T4は、予測低下時刻Tbと同じ時刻である。
つぎに、ステップS210において、制御部26は、予測低下時刻Tbに外気温度読取装置5で検出された外気温度#out4と予測低下時刻Tbに室内温度読取装置6で検出された室内温度#in4とが、記憶部25に記憶されている外気冷房運転の開始条件を満足するか否か判定する。外気冷房運転の開始条件は、外気冷房運転を開始するか否かを判定する第2の基準となる第2の温度条件である。具体的には、外気冷房運転の開始条件は、外気冷房運転を開始させるために外気温度#out4と室内温度#in4とが満たす条件であり、一例として「室内温度−外気温度>5℃」の条件が挙げられる。第2の温度条件は、記憶部25に設定されている。制御部26は、外気温度#out4と室内温度#in4とに基づいて演算を行って、外気温度#out4と室内温度#in4とが第2の温度条件を満たすか否かを判定する。
外気温度#out4と室内温度#in4とが第2の温度条件を満たす場合、すなわちステップS210においてYesの場合は、ステップS220において制御部26は、予め記憶部25に設定された外気冷房運転風量Anで給気側送風装置3と排気側送風装置4を駆動させるとともに、風路切換装置7を閉塞位置に移動させて、熱交換装置2を介さないバイパス風路21を用いて外気冷房運転を実行させる。たとえば、4回目のセンシング運転において室内温度が30℃、外気温度が23℃であった場合、室内温度の30℃は外気温度の23℃よりも7℃高いため、第2の温度条件を満たすこととなる。なお、室内の気密度が高い場合には、少なくとも給気側送風装置3を駆動させれば、外気冷房運転を実行させることが可能である。
一方、外気温度#out4と室内温度#in4とが外気冷房運転の開始条件を満たさない場合、すなわちステップS210においてNoの場合は、ステップS230において制御部26は、内部クロック27から出力される現在時刻情報を取得し、あらかじめ記憶部25に設定された既定の待機時間である待機時間Tcが時刻T4から経過したか否かを判定する。待機時間Tcは、たとえば時刻T4と時刻T3との時間差よりも短い時間である10分とされる。待機時間Tcである10分が経過したと判定されない場合、すなわちステップS230においてNoの場合は、制御部26は、ステップS230を繰り返す。
また、待機時間Tcである10分が経過したと判定された場合、すなわちステップS230においてYesの場合は、制御部26は、ステップS220に移行して外気冷房運転を実行させる。ここで、熱交換換気装置1においては、上述したように過去の実際の検出値である外気温度#out1、外気温度#out2、外気温度#out3を用いて予測低下時刻Tbを予測して、予測低下時刻Tbにおいて4回目のセンシング運転を実施している。このため、第2の温度条件が満たされるタイミングは予測低下時刻Tbから大きくずれることがない。したがって、待機時間Tcは短い時間とすることができる。また、待機時間Tcは、予め外気温度の低下の仕方の統計に基づいて設定することにより、より短い時間とすることができる。
上述した外気冷房運転の制御においては、制御部26が、過去のセンシング運転において外気温度を最後に検出した時刻からセンシング運転のインターバルである待機時間Taの1時間が経過する時刻よりも早い時刻に4回目のセンシング運転を実施させる。このため、熱交換換気装置1は、待機時間Taの経過を待たずに前回のセンシング運転の後の早い時間に外気冷房運転の開始条件が満たされる場合でも、外気冷房運転の開始条件を満たすか否かの判定遅れを防止することができる。これにより、熱交換換気装置1は、外気冷房運転の開始条件が満たされた時点でタイムリーに外気冷房運転を開始できるため、より快適な室内温度を速やかに実現できるという効果が得られる。
また、上述した外気冷房運転の制御においては、制御部26が、過去の外気温度を最後に検出した時刻からセンシング運転のインターバルである待機時間Taの1時間を経過する時刻よりも遅い時刻に4回目のセンシング運転を実施させる。このため、熱交換換気装置1は、センシング運転のインターバルである待機時間Taの1時間よりも長い時間の経過後でも当分の間、外気冷房運転の開始条件が満たされない場合でも、不要なセンシング運転である給気側送風装置3の運転を既定のインターバルで定期的に実行する必要がない。これにより、熱交換換気装置1は、送風機の駆動に無駄な電力を消費することが防止でき、省エネルギー効果が得られる。
すなわち、熱交換換気装置1は、外気冷房運転を開始するか否かを判定する第1の基準である、外気冷房運転開始温度情報Tsに外気温度が到達する予測低下時刻Tbを予測し、予測低下時刻Tbにおいてセンシング運転を実行するため、適切なタイミングでセンシング運転を実行でき、タイムリーに外気冷房運転を開始でき、また、省エネルギー効果が得られる。
そして、図3に示した熱交換換気システムにおいては、適切なタイミングでセンシング運転を実行でき、タイムリーに外気冷房運転を開始でき、また、省エネルギー効果が得られる熱交換換気システムが構成される。
また、上記においては、熱交換機能を有する熱交換換気装置1を例に説明したが、熱交換換気装置だけでなく、普通換気のみを行う換気装置においても、上記と同様の制御を行うことにより熱交換換気装置1と同様の効果が得られる。図10は、本発明の実施の形態1にかかる換気装置40の概略構成を示す図であって、普通換気を行う状態を示す図である。なお、図10においては、熱交換換気装置1と同じ構成については同じ符号を付している。
換気装置40が熱交換換気装置1と異なる点は、熱交換装置2と風路切換装置7とを備えない点である。すなわち、換気装置40は、給気風路13および給気通路2aを通過する外気と、排気風路14および排気通路2bを通過する室内空気との間で熱交換をさせない、普通換気のみを行う。この換気装置40においても、センシング運転時に普通換気を行うこと以外は図7のフローチャートを参照して説明した制御を行うことにより、熱交換換気装置1と同様に適切なタイミングでセンシング運転を実行でき、タイムリーに外気冷房運転を開始でき、また、省エネルギー効果が得られる。
そして、図3に示した熱交換換気システムにおいて、熱交換換気装置1の代わりに換気装置40を用いることにより、適切なタイミングでセンシング運転を実行でき、タイムリーに外気冷房運転を開始でき、また、省エネルギー効果が得られる換気システムが構成される。
また、熱交換換気装置1においては、センシング運転時の熱交換換気による室内空気の冷却により室内の温度を低下させることができ、外気冷房運転の冷房負荷の軽減の効果に加えて、上述した作用による省エネルギー効果が加わることになるため、好ましい。
また、上記の待機時間Taおよび待機時間Tcを、使用環境およびユーザーの好みに応じて任意に設定できるようにすることで、更に利便性と省エネルギー性の向上を図ることができる。
なお、「ナイトパージ運転」は文字通り夜間に室内の高い温度の空気をパージして冷房負荷を軽減する運転を意味し、「外気冷房運転」は低温である外気を取り込んで冷房効果を得る運転を意味している。特許文献1ではナイトパージ運転と外気冷房運転とを別のものとして説明している。本実施の形態1における外気冷房運転は、外気温度と室内温度との条件に基づいて外気により室内温度を低下させて冷房負荷を軽減させるための換気運転であって、ナイトパージ運転と動作的にはほぼ同じである。したがって、本実施の形態1における外気冷房運転は、特許文献1ではナイトパージ運転と同義としている。
また、上記においては、風路切換装置7が、筐体1a内における排気風路14を、排気通路2bを含む風路と、排気通路2bを含まないバイパス風路21とに切り替える場合について示した。風路切換装置7は、熱交換換気装置1による換気において、外気と室内空気との熱交換が行われる熱交換換気と、外気と室内空気との熱交換が行われない普通換気とを選択的に切り換えられればよい。したがって、風路切換装置7は、筐体1a内における給気風路13を、給気通路2aを含む風路と、給気通路2aを含まないバイパス風路とに切り換える構成とされてもよい。
風路切換装置7が熱交換装置2の給気通路2aを塞ぐと、屋外側給気口11と室内側給気口10とが熱交換装置2を介さないバイパス風路によって連通される。この場合も、普通換気では、外気が熱交換装置2を通らずに屋内に給気されるので、熱交換が行われずに外気が室内に供給されるようになる。したがって、風路切換装置7は、給気風路13および排気風路14の少なくとも一方を、熱交換装置2を介さないバイパス風路に切り換えられればよい。
上述したように、本実施の形態1にかかる熱交換換気装置1は、外気温度読取装置5で一定時間毎に検出された連続した複数回の過去の外気温度の検出結果から、記憶部25に記憶された第1の温度条件が示す温度に外気温度が低下する予測低下時刻Tbを予測する。そして、熱交換換気装置1は、予測低下時刻Tbに再度センシング運転を実施して得られた外気温度と室内温度とが第2の温度条件を満たすと判定した場合に、排気風路14をバイパス風路21に切り換えさせるとともに、給気側送風装置3を運転させて外気冷房運転を実行させる。
すなわち、熱交換換気装置1は、熱交換換気装置1の停止時に、温度環境によって外気冷房運転に復帰させるために行うセンシング運転の周期が可変とされている。このため、熱交換換気装置1は、外気の温度環境によって外気冷房運転の開始のタイミングを調整することが可能であり、タイムリーに外気冷房運転に移行できるとともに、無駄なセンシング運転を行うことがないため、省エネルギー性が向上する。
したがって、本実施の形態1にかかる熱交換換気装置1によれば、適切なタイミングで外気冷房運転を実施可能であり省エネルギー性の向上が図れる換気装置を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では熱交換換気装置1が自動で外気冷房運転の運転を行う対象時間帯に空気調和装置17が運転している場合に、外気冷房運転を開始とともに空気調和装置17を停止させる場合について説明する。図3に示したように、熱交換換気装置1は部屋の天井裏に設置された空気調和装置17と通信線によって接続されて熱交換換気ユニットを構成する。実施の形態2においては、熱交換換気装置1は、第2の温度条件が成立したとき、外気冷房運転を開始するとともに、空気調和装置17の運転の停止を指示する停止指示信号を空気調和装置17に送信する。空気調和装置17は、停止指示信号を受信すると、該停止指示信号に基づいて冷房運転を停止させる。
図11は、本発明の実施の形態2において熱交換換気装置1の制御部26が行う制御内容を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいては、図7のフローチャートに対して、ステップS240が追加されている。ステップS240は、第2の温度条件が成立したとき、制御部26が空気調和装置17の運転の停止を指示する停止指示信号を空気調和装置17に送信するステップである。
実施の形態2では、制御部26が停止指示信号を空気調和装置17に送信して空気調和装置17の冷房運転を停止させることにより、実施の形態1において説明した無駄なセンシング運転をなくすことによる省エネルギー効果、適切なタイミングで外気冷房運転を開始して快適な室内温度を実現する効果に加え、外気冷房運転により不要となる空気調和装置の運転を停止することによる省エネルギー効果が得られる。したがって、実施の形態2によれば、省エネルギー効果の高い熱交換換気ユニットを実現することができる。
また、図3に示した熱交換換気システムにおいて熱交換換気装置1の代わりに換気装置40を用いた換気装置ユニットに上記の制御を適用することにより、省エネルギー効果の高い換気ユニットを実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 熱交換換気装置、1a 筐体、2 熱交換装置、2a 給気通路、2b 排気通路、3 給気側送風装置、4 排気側送風装置、5 外気温度読取装置、6 室内温度読取装置、7 風路切換装置、8 リモコン、9 屋外側排気口、10 室内側給気口、11 屋外側給気口、12 室内側排気口、13 給気風路、14 排気風路、15 部屋、16 天井裏、17 空気調和装置、18 リモコン、19 通信線、21 バイパス風路、22 室外機、23 駆動制御装置、24 スイッチ、25 記憶部、26 制御部、27 内部クロック、101 プロセッサ、102 メモリ、T1,T2,T3 時刻、Ta 待機時間、Tb 予測低下時刻、Ts 外気冷房運転開始温度情報。

Claims (10)

  1. 屋外側給気口と室内側給気口とを結ぶ給気風路と、室内側排気口と屋外側排気口とを結ぶ排気風路とが内部に形成された筐体と、
    前記給気風路に設けられた給気側送風装置と、
    前記排気風路に設けられた排気側送風装置と、
    前記給気側送風装置および前記排気側送風装置を制御する制御部と、
    前記制御部における制御に用いられる情報を記憶する記憶部と、
    室内温度を検出する室内温度読取装置と、
    外気温度を検出する外気温度読取装置と、
    を備える換気装置であって
    前記制御部は、
    前記換気装置の換気運転の停止時に、前記給気側送風装置を駆動させて前記外気温度読取装置で一定時間毎に検出された複数回の過去の外気温度の検出結果から何時に外気温度がどう変化するかを推測して、前記記憶部に記憶された第1の温度条件が示す温度に外気温度が低下する予測低下時刻を予測し、
    前記予測低下時刻であって前記外気温度読取装置で外気温度を最後に検出した時刻から前記一定時間が経過する時刻と異なる時刻において前記給気側送風装置と前記排気側送風装置とを駆動させて、前記外気温度読取装置で検出された外気温度と、前記室内温度読取装置で検出された室内温度とが前記記憶部に記憶された第2の温度条件を満たすと判定した場合に、前記給気側送風装置を運転させて外気冷房運転を実行させること、
    を特徴とする換気装置。
  2. 前記制御部は、連続した前記複数回の過去の外気温度の検出結果を近似した結果と、前記第1の温度条件が示す温度とに基づいて、前記予測低下時刻を予測すること、
    を特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記制御部は、前記外気温度読取装置において最後に前記過去の外気温度を検出した時刻から前記一定時間が経過した時刻よりも前記予測低下時刻が遅い場合に、前記予測低下時刻まで前記外気温度の検出を行わせないこと、
    を特徴とする請求項1または2に記載の換気装置。
  4. 前記制御部は、前記外気温度読取装置において最後に前記過去の外気温度を検出した時刻から前記一定時間が経過した時刻よりも前記予測低下時刻が早い場合に、前記一定時間が経過した時刻から繰り上げて前記外気冷房運転を実行させること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の換気装置。
  5. 屋外側給気口と室内側給気口とを結ぶ給気風路と、室内側排気口と屋外側排気口とを結ぶ排気風路とが内部に形成された筐体と、
    前記筐体の内部に収容され、前記給気風路を通過する空気と前記排気風路を通過する空気との間で熱交換させる熱交換装置と、
    前記給気風路および前記排気風路の少なくとも一方を、前記熱交換装置を介さないバイパス風路に切り換える風路切換装置と、
    前記給気風路に設けられた給気側送風装置と、
    前記排気風路に設けられた排気側送風装置と、
    前記風路切換装置、前記給気側送風装置および前記排気側送風装置を制御する制御部と、
    前記制御部における制御に用いられる情報を記憶する記憶部と、
    室内温度を検出する室内温度読取装置と、
    外気温度を検出する外気温度読取装置と、
    を備える熱交換換気装置であって
    前記制御部は、
    前記熱交換換気装置の換気運転の停止時に、前記給気側送風装置を駆動させて前記外気温度読取装置で一定時間毎に検出された複数回の過去の外気温度の検出結果から、何時に外気温度がどう変化するかを推測して、前記記憶部に記憶された第1の温度条件が示す温度に外気温度が低下する予測低下時刻を予測し、
    前記予測低下時刻であって前記外気温度読取装置で外気温度を最後に検出した時刻から前記一定時間が経過する時刻と異なる時刻において前記給気側送風装置と前記排気側送風装置とを駆動させて、前記外気温度読取装置で検出された外気温度と、前記室内温度読取装置で検出された室内温度とが前記記憶部に記憶された第2の温度条件を満たすと判定した場合に、前記給気風路および前記排気風路の少なくとも一方を前記バイパス風路に切り換えさせるとともに、前記給気側送風装置を運転させて外気冷房運転を実行させること、
    を特徴とする熱交換換気装置。
  6. 前記制御部は、連続した前記複数回の過去の外気温度の検出結果を近似した結果と、前記第1の温度条件が示す温度とに基づいて、前記予測低下時刻を予測すること、
    を特徴とする請求項5に記載の熱交換換気装置。
  7. 前記制御部は、前記外気温度読取装置において最後に前記過去の外気温度を検出した時刻から前記一定時間が経過した時刻よりも前記予測低下時刻が遅い場合に、前記予測低下時刻まで前記外気温度の検出を行わせないこと、
    を特徴とする請求項5または6に記載の熱交換換気装置。
  8. 前記制御部は、前記外気温度読取装置において最後に前記過去の外気温度を検出した時刻から前記一定時間が経過した時刻よりも前記予測低下時刻が早い場合に、前記一定時間が経過した時刻から繰り上げて前記外気冷房運転を実行させること、
    を特徴とする請求項5または6に記載の熱交換換気装置。
  9. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の換気装置と、
    前記換気装置の換気対象空間の空気調和動作を行う空気調和装置と、
    を備え、
    前記制御部は、前記空気調和装置が運転中において、前記予測低下時刻において前記外気温度読取装置で検出された外気温度と、前記予測低下時刻において前記室内温度読取装置で検出された室内温度とが前記記憶部に記憶された第2の温度条件を満たすと判定した場合に、前記外気冷房運転を実行させるとともに、前記空気調和装置の運転の停止を指示する停止指示信号を前記空気調和装置に送信し、
    前記空気調和装置は、前記停止指示信号に基づいて運転を停止すること、
    を特徴とする換気システム。
  10. 請求項5から請求項8のいずれか1つに記載の熱交換換気装置と、
    前記熱交換換気装置の換気対象空間の空気調和動作を行う空気調和装置と、
    を備え、
    前記制御部は、前記空気調和装置が運転中において、前記予測低下時刻において前記外気温度読取装置で検出された外気温度と、前記予測低下時刻において前記室内温度読取装置で検出された室内温度とが前記記憶部に記憶された第2の温度条件を満たすと判定した場合に、前記外気冷房運転を実行させるとともに、前記空気調和装置の運転の停止を指示する停止指示信号を前記空気調和装置に送信し、
    前記空気調和装置は、前記停止指示信号に基づいて運転を停止すること、
    を特徴とする熱交換換気システム。
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