JPH11248210A - 換気装置の運転方法 - Google Patents

換気装置の運転方法

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JPH11248210A
JPH11248210A JP10053129A JP5312998A JPH11248210A JP H11248210 A JPH11248210 A JP H11248210A JP 10053129 A JP10053129 A JP 10053129A JP 5312998 A JP5312998 A JP 5312998A JP H11248210 A JPH11248210 A JP H11248210A
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JP
Japan
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ventilation
concentration
mode
target room
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Pending
Application number
JP10053129A
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English (en)
Inventor
Shigeki Onishi
茂樹 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気によって発生する空気調和機の負荷を軽
減することができ、かつ内外温度差が大きい場合の外気
流入による対象室内温熱環境の悪化を抑えることができ
る換気運転を可能とする。 【解決手段】 通常は換気優先モードとして対象室内の
CO2 濃度が第1の基準値となるように換気機能部1を
制御し、運転モード切替スイッチ4により環境優先モー
ドに手動変更することで、対象室内のCO2 濃度が第1
の基準値よりも高い値に設定された第2の基準値となる
ように換気機能部1を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば多人数が収
容される学校の教室等に設置される換気装置の運転方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の換気装置の運転方法とし
て例えば特開昭64−38546号公報に示されている
ものを挙げることができる。この従来の換気装置は、外
気導入機能を備えた空気調和機に適用されたもので、空
調運転を実施しながら、空調が行われている対象室内の
CO2 濃度を基準値(例えば1000ppm)に保つよ
う換気する機能を持っている。またこの従来例では、外
気導入量を調整する換気機能部の負荷変動の頻度を減少
させるためにCO2 濃度の基準値に不感帯となる幅(1
000ppm〜900ppm)を持たせたものも開示さ
れているが、このような不感帯の設定は、機器の寿命を
のばすこと、或いは騒音低減効果などを目的として、制
御の分野ではごく一般的に行われている技術であり、基
本的な考え方はCO2 濃度が特定(単一)の基準値にな
るように制御するものである。したがって、換気機能部
の運転はこの不感帯内で揺れ動くように推移する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の換
気装置の運転方法においては、CO2 濃度の基準値が基
本的に単一のみ設定され、CO2 濃度が前記単一の基準
値となるように換気機能部が運転制御されようになって
いるため、換気によって発生する空気調和機の負荷を軽
減したり、内外温度差が大きい場合の外気流入による対
象室内温熱環境の悪化を防ぐような効果は望めないとい
う難点があった。
【0004】本発明の技術的課題は、換気によって発生
する空気調和機の負荷を軽減することができ、かつ内外
温度差が大きい場合の外気流入による対象室内温熱環境
の悪化を抑えることができる換気運転を可能とすること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
換気装置の運転方法は、通常は換気優先モードとして対
象室内のCO2 濃度が第1の基準値となるように換気機
能部を制御し、運転モード切替スイッチにより環境優先
モードに手動変更することで、対象室内のCO2 濃度が
第1の基準値よりも高い値に設定された第2の基準値と
なるように換気機能部を制御することを特徴としてい
る。
【0006】また、本発明の請求項2に係る換気装置の
運転方法は、通常は換気優先モードとして対象室内のC
2 濃度が第1の基準値となるように換気機能部を制御
し、外気温度と対象室内温度の差が所定値を超え、換気
優先モードによる運転では対象室内の温熱環境が損なわ
れると判断されると、運転モードを環境優先モードに自
動変更し、対象室内のCO2 濃度が第1の基準値よりも
高い値に設定された第2の基準値となるように換気機能
部を制御することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】実施形態1.以下、図示実施形態
により本発明を説明する。図1は本発明の請求項1に係
る換気装置の運転方法を説明するためのシステム概要構
成図、図2はその動作の説明図である。
【0008】図1において、1は室内外への空気の流れ
を発生させる換気機能部、2は換気機能部1の運転すべ
き能力を演算する能力演算部、3は例えば多人数が収容
される学校の教室など、換気対象となる室内のCO2
度を検知するCO2 濃度センサ、4は運転モード切替ス
イッチである。
【0009】次に、これを更に詳述しながらこの第1実
施形態の換気装置を運転する方法について説明する。能
力演算部2には、2つの運転モード、すなわち換気優先
モードと環境優先モードのデータが予め格納され、通
常、つまり電源投入直後の初期状態では換気優先モード
にて換気機能部1を運転制御するように設定されている
とともに、運転モード切替スイッチ4が1回押される
と、運転モードを切り替えて環境優先モードにて換気機
能部1を運転制御するように設定され、この状態から更
に運転モード切替スイッチ4が1回押されると、運転モ
ードを換気優先モードに戻すように設定されている。
【0010】換気優先モードでは、例えばビル管理法で
定められているオフィス・ビル等のCO2 濃度基準であ
る1000ppmを基準値(以下、これを第1の基準値
という)として、CO2 濃度センサ3で対象室内のCO
2 濃度を検知しながら、対象室内のCO2 濃度が前記第
1の基準値となるように換気機能部1を運転制御する。
【0011】環境優先モードでは、例えば学校衛生法で
定められているCO2 濃度基準である1500ppmを
基準値(以下、これを第2の基準値という)として、C
2濃度センサ3で対象室内のCO2 濃度を検知しなが
ら、対象室内のCO2 濃度が前記第2の基準値となるよ
うに換気機能部1を運転制御する。この環境優先モード
への変更は、使用者による運転モード切替スイッチ4の
押下により手動にて行われる。すなわち、外気温度と対
象室内温度の差が大きく、換気によって室内温熱環境が
損なわれるような状態になったと使用者が判断して、運
転モード切替スイッチ4を1回押下すれば、その時点
(図2中のT1 点)から運転モードが切り替わり、環境
優先モードでの運転となり、第2の基準値(1500p
pm)に基づく運転制御が行われる。
【0012】このように、CO2 濃度の基準値を2つに
して、運転モードの切り替えで基準値を変更して換気機
能部1を運転制御できるようにすることで、対象室内の
温熱環境が損なわれる度合を低く抑えることができる。
つまり、本実施形態のようにCO2 濃度の基準値を10
00ppmから1500ppmに変更すれば、必要換気
量が約45%減少し、それだけ室内の温熱環境が損なわ
れる度合が低くなる。
【0013】実施形態2.図3は本発明の請求項2に係
る換気装置の運転方法を説明するためのシステム概要構
成図であり、図中、前述の第1実施形態(図1)のもの
と同一機能部には同一符号を付し説明を省略する。
【0014】図3において、5は対象室内の温度を検知
する室内温度センサ、6は外気温度を検知する外気温度
センサ、7はこれら温度センサ5,6が検知した温度を
比較する比較器、8は比較器で比較した室内外温度差の
値が所定値(例えば10℃)を超えたか否かをみて、所
定値を超えた場合、換気優先モードによる運転では室内
温熱環境が損なわれると判定する室内温熱環境判定部、
9は室内温熱環境判定部8にて室内温熱環境が損なわれ
ることが知らせられると、モード切換指令を出力する運
転モード設定部、2Aは換気機能部1の運転すべき能力
を演算する能力演算部であり、2つの運転モード、すな
わち換気優先モードと環境優先モードのデータが予め格
納され、通常は換気優先モードにて換気機能部1を運転
制御するように設定されているとともに、運転モード設
定部9からモード切換指令が入力すると、運転制御の基
準となる対象室内CO2 濃度の基準値を、通常設定モー
ド(=換気優先モード)の基準値である第1基準値(1
000ppm)から環境優先モードの基準値である第2
基準値(1500ppm)に変更して換気機能部1を運
転制御するように設定されている。またモード切換指令
の入力がなくなればリセットされ、運転モードを換気優
先モードに戻す機能を持っている。
【0015】したがって、この第2実施形態の換気装置
の運転方法によれば、室内外温度差が10℃以上になれ
ば、自動的に換気優先モードから環境優先モードに運転
モードが切り替わり、この状態から室内外温度差が10
℃以下になれば、自動的に通常の換気優先モードとな
る。このため、対象室内の温熱環境が損なわれる度合を
低く抑えることができるとともに、使用者が常に環境を
意識して運転モードを切り替える必要はなく、また個人
によって異なる体感温度差により、対象室内の換気に伴
う温度変動が大きくなるのを防ぐことができる。
【0016】なお、本発明は換気装置が単独で使用され
る場合はもとより、外気導入機能を備えた空気調和機へ
の適用も可能である。いずれの場合も、換気装置の運転
制御に関しては同一の技術思想に含まれるものであるこ
とは言うまでもない。
【0017】また、本発明は2つの設定基準値を有し、
CO2 濃度がいずれか一方の基準値となるように換気装
置の運転モードの切り換えを手動あるいは自動で行わせ
るところに特徴を有しているが、各基準値のそれぞれに
幅を持たせて不感帯を設定してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、通常は換気優先モードとして対象室内のCO2
度が第1の基準値となるように換気機能部を制御し、運
転モード切替スイッチにより環境優先モードに手動変更
することで、対象室内のCO2濃度が第1の基準値より
も高い値に設定された第2の基準値となるように換気機
能部を制御するようにしたので、対象室内の温熱環境が
損なわれる度合を低く抑えることができる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、通常は換
気優先モードとして対象室内のCO2 濃度が第1の基準
値となるように換気機能部を制御し、外気温度と対象室
内温度の差が所定値を超え、換気優先モードによる運転
では対象室内の温熱環境が損なわれると判断されると、
運転モードを環境優先モードに自動変更し、対象室内の
CO2 濃度が第1の基準値よりも高い値に設定された第
2の基準値となるように換気機能部を制御するようにし
たので、対象室内の温熱環境が損なわれる度合を低く抑
えることができ、かつ使用者が常に環境を意識して運転
モードを切り替える必要はなく、また個人によって異な
る体感温度差により、対象室内の換気に伴う温度変動が
大きくなるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る換気装置の運転
方法を説明するためのシステム概要構成図である。
【図2】 第1実施形態に係る換気装置の運転方法の動
作の説明図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る換気装置の運転
方法を説明するためのシステム概要構成図である。
【符号の説明】
1 換気機能部、2,2A 能力演算部、3 CO2
度センサ、4 運転モード切替スイッチ、5 室内温度
センサ、6 外気温度センサ、7 比較器、8室内温熱
環境判定部、9 運転モード設定部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常は換気優先モードとして対象室内の
    CO2 濃度が第1の基準値となるように換気機能部を制
    御し、 運転モード切替スイッチにより環境優先モードに手動変
    更することで、対象室内のCO2 濃度が第1の基準値よ
    りも高い値に設定された第2の基準値となるように換気
    機能部を制御することを特徴とする換気装置の運転方
    法。
  2. 【請求項2】 通常は換気優先モードとして対象室内の
    CO2 濃度が第1の基準値となるように換気機能部を制
    御し、 外気温度と対象室内温度の差が所定値を超え、換気優先
    モードによる運転では対象室内の温熱環境が損なわれる
    と判断されると、運転モードを環境優先モードに自動変
    更し、対象室内のCO2 濃度が第1の基準値よりも高い
    値に設定された第2の基準値となるように換気機能部を
    制御することを特徴とする換気装置の運転方法。
JP10053129A 1998-03-05 1998-03-05 換気装置の運転方法 Pending JPH11248210A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005201557A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
CN100432561C (zh) * 2004-07-08 2008-11-12 乐金电子(天津)电器有限公司 换气系统风量控制方法
JP2012159244A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toshiba Corp 空調制御システム、空調制御装置、および空調制御方法
CN112944560A (zh) * 2021-02-05 2021-06-11 青岛海尔空调电子有限公司 新风换气系统及其冬季夜间的换气控制方法、控制装置

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