JP2005321162A - 計算機システム用空調設備及びその温度制御方法 - Google Patents

計算機システム用空調設備及びその温度制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005321162A
JP2005321162A JP2004140680A JP2004140680A JP2005321162A JP 2005321162 A JP2005321162 A JP 2005321162A JP 2004140680 A JP2004140680 A JP 2004140680A JP 2004140680 A JP2004140680 A JP 2004140680A JP 2005321162 A JP2005321162 A JP 2005321162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
set temperature
temperature
air conditioning
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004140680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4406316B2 (ja
Inventor
Hideki Aoki
秀貴 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004140680A priority Critical patent/JP4406316B2/ja
Publication of JP2005321162A publication Critical patent/JP2005321162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4406316B2 publication Critical patent/JP4406316B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】計算機システムの正常な動作を保証する冷却を実現した上で、消費電力を低減する計算機システム用の空調設備及びその温度制御方法を提供すること。
【解決手段】計算機11〜13のジョブの実行状況を収集するジョブ実行状況収集部21と、同計算機のジョブの予約状況を収集するジョブ予約状況収集部22と、ジョブ実行状況収集部からのジョブ実行状況情報とジョブ予約状況収集部からのジョブ予約状況情報を用いて設定温度を決定する設定温度決定ユニット20と、空調の空気を出力する空調機本体34とを備え、空調制御部33が室内の温度が上記設定温度となる空調空気を出力するように空調機本体を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、計算機システムを配置した部屋の空調設備及びその温度制御方法に係り、特に、空調設備の消費電力を低減する技術に関する。
計算機には動作保証温度範囲が規定されており、計算機の周囲温度をその動作保証温度範囲内に収めることで、その計算機の正常な動作が保証される。計算機の周囲温度を動作保証温度範囲内に収めるため、空調設備を備えた計算機室に計算機が設置される。
一般的な、部屋の温度を制御する空調設備の例が例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の従来の技術に開示されている空調設備は、部屋の目標設定温度を入力するためのリモコンと、室内温度を検出する温度センサと、室内から吸込んだ空気を加熱又は冷却して室内に吹き出すことで室内温度を調整可能な加熱・冷却ユニットと、温度センサにより検出した室内温度と目標設定温度との差に基づいて加熱・冷却ユニットを働かせて室内温度を目標設定温度に制御する制御部とを備えて構成される。
特開2003−254581号公報
図9は、上記空調設備を配置してなる計算機室の構成を示すブロック図である。計算機室は、複数の計算機211ないし213を備えた計算機システム210と、計算機システム210を冷却するための複数の空調設備230及び240を有する。空調設備230及び240はそれぞれ、設定温度記憶部231及び241、温度検出部(温度センサ)232及び242、空調能力制御部233及び243、空調機本体(加熱・冷却ユニット)233及び234を有する。
計算機211ないし213には、例えば20℃ないし25℃といった動作保証温度範囲が規定される。計算機211ないし213の周囲温度を、計算機211ないし213の動作保証温度範囲である20℃乃至25℃に収めるため、設定温度記憶部231及び241には、温度変動に対するマージンを考えて例えば22℃という温度が設定される。空調能力制御部233は、温度検出部232で検出される温度が、設定温度記憶部231に設定された温度に近付くよう、空調機本体234の空調出力を制御する。また、空調能力制御部243は、温度検出部242で検出される温度が、設定温度記憶部241に設定された温度に近付くよう、空調機本体244の空調出力を制御する。このようにして、計算機211ないし213の周囲温度を動作保証温度範囲内に収められる。
即ち、空調設定温度記憶部に、計算機の動作保証温度範囲(例えば20℃ないし25℃)内のある温度(例えば22℃)に設定することで、計算機の周囲温度が一定になるような制御が行なわれる。しかし、従来技術における計算機の動作保証温度範囲とは、計算機でユーザプログラムなどのジョブを実行することで計算機の発熱量が最も大きくなった状態であっても、正常に動作することを保証するものであった。しかし、一般に計算機は、動作中であってもジョブを実行していない待機状態であれば発熱量は小さく、周囲温度が動作保証温度範囲より高くとも(例えば30℃)、正常な動作が可能である。このような待機状態にある計算機の周囲温度は、温度変動によるマージンを考慮しても例えば27℃に冷却すれば十分であるが、従来技術では常に動作保証温度範囲内の22℃まで冷却していたため、空調設備による消費電力を増大させていた。
本発明の目的は、計算機システムの正常な動作を保証する冷却を実現した上で、消費電力を低減する計算機システム用の空調設備及びその温度制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空調設備は、少なくとも1個の計算機のジョブの実行状況を収集するジョブ実行状況収集部と、上記少なくとも1個の計算機のジョブの予約状況を収集するジョブ予約状況収集部と、上記ジョブ実行状況収集部からのジョブ実行状況情報と上記ジョブ予約状況収集部からのジョブ予約状況情報を用いて設定温度を決定する設定温度決定ユニットと、空調の空気を出力する空調機本体と、検出された室内の温度が上記設定温度となる空調空気を出力するように上記空調機本体を制御する空調制御部とを具備することを特徴とする。計算機のジョブの実行状況とジョブの予約状況との両者の情報に基づく温度制御が行なわれるので、従来のように設定温度をジョブの実行のみを対象にして固定することなく、計算機システムの正常な動作を保証する冷却を実現した上で、設定温度を柔軟に決定することが可能になる。
本発明によれば、空調設備の消費電力を低く抑えることが可能になる。
以下、本発明に係る空調設備及びその温度制御方法を図面に示した実施の形態を参照して更に詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態を実施する計算機室である。図1に示される計算機室は、計算機システム10、空調設備30及び40、及び、設定温度決定ユニット20を有する。
計算機システム10は、3台の計算機11〜13からなる。計算機11〜13には、ジョブ実行中の動作保証温度範囲と、電源は投入されているがジョブを実行していないジョブ非実行中の動作保証温度範囲とが規定されている。ジョブ実行中の動作保証温度範囲としては20℃〜25℃が規定されており、ジョブを実行しているときには、周囲温度を20℃〜25℃にすることで正常に動作することが保証されている。また、ジョブ非実行中の動作保証温度範囲としては20℃〜35℃が規定されており、ジョブを実行していないときには、周囲温度を20℃〜35℃にすることで、パワーセーブが動作する等、オペレーティングシステムによる最低限のサービスを正常に行なえることが保証されている。なお、上記の温度範囲は一例であって、本発明はこの温度範囲に限定されない。
このように、本実施形態では、ジョブ非実行時の動作保証温度範囲の上限値がジョブ実行時の動作保証温度範囲の上限値よりも高く設定される。
空調設備30は、設定温度記憶部31、温度検出部32、空調能力制御部33、空調機本体34からなり、計算機11〜13との位置関係から、主に計算機11及び12を冷却する。空調能力制御部33は、温度検出部32によって検出される温度が、設定温度記憶部31で記憶している設定温度に近付くよう、空調機本体34の空調出力を制御する。
空調設備40は、設定温度記憶部41、温度検出部42、空調能力制御部43、空調機本体44からなり、計算機11〜13との位置関係から、主に計算機12及び13を冷却する。空調能力制御部43は、温度検出部42によって検出される温度が、設定温度記憶部41に記憶している設定温度に近付くよう、空調機本体44の空調出力を制御する。
設定温度決定ユニット20は、ジョブ実行状況収集部21、ジョブ予約状況収集部22、空調省電力設定記憶部23、設定温度テーブル24、及び、設定温度算出部25からなる。ジョブ実行状況収集部21及びジョブ予約状況収集部22は、信号線14を介して計算機11〜13と接続されている。また、設定温度算出部25は、信号線15を介して設定温度記憶部31及び41と接続されており、設定温度記憶部31及び41に記憶する設定温度をそれぞれ設定することができる。
ジョブ実行状況収集部21は、計算機11〜13で現在実行されているジョブの有無即ちジョブ実行状況を収集する。また、ジョブ予約状況収集部22は、ある定められた時間t1(第2の時間)以内に計算機11〜13で実行する予定となっているジョブの有無即ちジョブの予約状況を収集する。ジョブの予約として、例えば、定期的に行なうセキュリティチェック等がある。
ここで、ジョブの予約を収集する時間間隔をt2(第3の時間)とする。また、温度設定記憶部31又は41で記憶する設定温度を下げたときに、空調能力制御部33又は43により空調機本体34又は44の空調出力を変化させることで、温度検出部32又は42で検出される温度がその新しい設定温度になることを保証できる時間をt3(第1の時間)とする。更に、t3<t1−t2とする。そのようにすると、時間t1以内にジョブ有が初めて収集された時点で空調出力を変化させることにより、室内を時間t3以内に目標の温度にすることができる。
空調省電力設定記憶部23は、空調設備30及び40を省電力で動かすかどうかという、空調省電力設定を記憶する。空調省電力設定がYesであれば空調設備30及び40を省電力で運用する設定となり、空調省電力設定がNoであれば空調設備30及び40を省電力で運用しない設定となる。空調省電力設定記憶部23への設定は、外部から任意のタイミングで行なうことができる。
空調省電力設定がYesとなるとき、設定温度算出部25が動作し、ジョブ実行状況収集部21が収集したジョブ実行状況の情報及びジョブ予約状況収集部22が収集したジョブの予約状況の情報を使った設定温度の算出及び決定が行なわれる。このとき、ジョブ実行状況及びジョブ予約状況の組み合わせ毎に目標温度が予め定められていると、設定温度の算出及び決定に要する時間の短縮が可能になる。
図2及び図3は、設定温度テーブル24の一構成例を示す図である。図2は設定温度テーブル24の半分であり、図3は設定温度テーブル24の残り半分である。設定温度テーブル24には、計算機11〜計算機13におけるジョブ実行状況及びジョブ予約状況の全ての組み合わせについて、設定温度記憶部31及び41にそれぞれ設定すべき設定温度即ち目標温度が書き込まれている。
図2及び図3で設定温度記憶部31に設定すべき設定温度として、もし計算機11又は12のジョブ実行状況が「あり」であれば、ジョブ実行中の計算機11又は12を冷却するのに十分な22℃が定められる。また、もし計算機11及び12のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機11又は12のジョブ予約状況が「あり」であれば、計算機11又は12における時間t1以内のジョブ実行に備え、即ち時間t3が確保されるように24℃が定められる。そして、もし計算機11及び12のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機11及び12のジョブ予約状況も「なし」であれば、設定温度は、ジョブを実行していないときの計算機11及び12を冷却するのに十分な27℃が定められ、空調設備30の消費電力が抑えられる。
また、図2及び図3で設定温度記憶部41に設定すべき設定温度は、もし計算機12又は13のジョブ実行状況が「あり」であれば、ジョブ実行中の計算機12又は13を冷却するのに十分な22℃が定められる。また、もし計算機12及び13のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機12又は13のジョブ予約状況が「あり」であれば、計算機12又は13における時間t1以内のジョブ実行に備え、即ち時間t3が確保されるように24℃が定められる。そして、もし計算機12及び13のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機12及び13のジョブ予約状況も「なし」であれば、設定温度は、ジョブを実行していないときの計算機12及び13を冷却するのに十分な27℃が定められ、空調設備40の消費電力が抑えられる。
次に、図4のフローチャートを用いて、設定温度決定手段20により設定温度記憶部31及び41に記憶する設定温度を設定する処理の流れを説明する。まずステップ100で、設定温度算出部25が、空調省電力設定記憶部23で記憶している空調省電力設定を読み出す。続くステップ101で、読み出した空調省電力設定がYesであるかNoであるかを判定し、Noであればステップ107に、Yesであればステップ102に移行する。
ステップ101でNoと判定された場合は、空調設備30及び40を省電力で運用しないモードとなり、ステップ107で設定温度記憶部31及び41を22℃に設定した後、ステップ106に移行する。
一方、ステップ101でYesと判定された場合は、空調設備30及び40を省電力で運用するモードとなる。ステップ102では、ジョブ実行状況収集部21により、計算機11〜13のジョブ実行状況を収集する。続くステップ103では、ジョブ予約状況収集部22により、計算機11〜13のジョブ予約状況を収集する。続くステップ104で設定温度テーブル24を検索し、ステップ102及びステップ103で読み出した計算機11〜13のジョブ実行状況及びジョブ予約状況に対応するエントリの、設定温度記憶部31及び41にそれぞれ設定すべき設定温度を読み出す。そしてステップ105で、設定温度記憶部31及び41を、ステップ104で読み出した設定温度に設定した後、ステップ106に移行する。この温度設定により、空調能力制御部33又は43が空調機本体34又は44の空調出力を変化させ、温度検出部32又は42で検出される温度がその新しい設定温度になる。
ステップ106では時間t2の一定時間だけ待った後、ステップ100に戻る。
以上により、空調省電力設定記憶部23で空調省電力設定がNoとなっていれば、計算機11ないし13のジョブ実行状況及びジョブ予約状況にかかわらず、設定温度記憶部31及び41を22℃とするため、空調設備30及び40による消費電力は、従来の技術に基づく空調設備の消費電力と同じままとなる。
しかし、空調省電力設定記憶部23で空調省電力設定がYesとなっていれば、計算機12で実行中のジョブがなく、かつ、計算機11又は13で実行中のジョブがないときに、設定温度記憶部31又は41のいずれかは、22℃よりも高い24℃又は27℃に設定される。そのため、計算機11〜13の正常な動作を保障する冷却を実現した上で、空調設備30又は40による消費電力を、従来の技術に基づく空調設備の消費電力よりも低く抑えることができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態を実施する計算機室である。図5に示される計算機室は、計算機システム310、空調設備330及び340、及び、設定温度決定ユニット320を有する。
計算機システム310は、3台の計算機311〜313からなる。計算機311〜313には、動作保証温度範囲として20℃〜25℃が規定されている。また、第1の実施形態の場合と異なり、本実施形態では、ジョブ実行の有無にかかわらず、周囲温度を20℃〜25℃にすることで正常に動作することが保証されている。
空調設備330は、設定温度記憶部331、温度検出部332、空調能力制御部333、空調機本体334からなり、計算機311〜313との位置関係から、主に計算機311及び312を冷却する。空調能力制御部333は、温度検出部332によって検出される温度が、設定温度記憶部331で記憶している設定温度に近付くよう、空調機本体334の空調出力を制御する。
空調設備340は、設定温度記憶部341、温度検出部342、空調能力制御部343、空調機本体344からなり、計算機311〜313との位置関係から、主に計算機312及び313を冷却する。空調能力制御部343は、温度検出部342によって検出される温度が、設定温度記憶部341に記憶している設定温度に近付くよう、空調機本体344の空調出力を制御する。
設定温度決定手段320は、ジョブ実行状況収集部321、ジョブ予約状況収集部322、空調省電力設定記憶部323、設定温度テーブル324、及び、設定温度算出部325からなる。ジョブ実行状況収集部321及びジョブ予約状況収集部322は、信号線314を介して計算機311ないし313と接続されている。また、設定温度算出部325は、信号線315を介して設定温度記憶部331及び341と接続されており、設定温度記憶部331及び341に記憶する設定温度をそれぞれ設定することができる。
ジョブ実行状況収集部321は、計算機311〜313で現在実行されているジョブの有無(ジョブ実行状況)を収集する。また、ジョブ予約状況収集部322は、ある定められた時間t1以内に計算機311〜313で実行する予定となっているジョブの有無(ジョブ予約状況)を収集する。ここで、時間t1、t2及びt3への定義は、第1の実施形態の場合と同様である。即ち、ジョブの有無を収集する時間間隔をt2とする。また、温度設定記憶部331又は341で記憶する設定温度を下げたときに、空調能力制御部333又は343により空調機本体334又は344の空調出力を変化させることで、温度検出部332又は342で検出される温度がその新しい設定温度になることを保証できる時間をt3とする。更に、t3<t1−t2とする。そのようにすると、時間t1以内にジョブ有が初めて収集された時点で空調出力を変化させることにより、室内を時間t3以内に目標の温度にすることができる。
空調省電力設定記憶部323は、空調設備330及び340を省電力で動かすかどうかという、空調省電力設定を記憶する。空調省電力設定がYesであれば空調設備330及び340を省電力で運用する設定となり、空調省電力設定がNoであれば空調設備330及び340を省電力で運用しない設定となる。この空調省電力設定記憶部への設定は、外部から任意のタイミングで行なうことができる。
図6及び図7は、設定温度テーブル324の一構成例を示す図である。図6は設定温度テーブル324の半分であり、図7は設定温度テーブル324の残り半分である。設定温度テーブル324には、計算機311〜計算機313におけるジョブ実行状況及びジョブ予約状況のすべての組み合わせについて、設定温度記憶部331及び341にそれぞれ設定すべき設定温度が書き込まれている。
図6及び図7で設定温度記憶部331に設定すべき設定温度として、もし計算機311又は312のジョブ実行状況が「あり」であれば、計算機311及び312の動作保証温度範囲の上限に対してマージンを大きく取った、22℃が定められる。また、もし計算機311及び312のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機311又は312のジョブ予約状況が「あり」であれば、計算機311又は312における時間t1以内のジョブ実行に備え、即ち時間t3が確保されるように23℃が定められる。そして、もし計算機311及び312のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機311及び312のジョブ予約状況も「なし」であれば、設定温度は、計算機311及び312の動作保証温度範囲の上限に対するマージンを小さくした24℃と定められ、空調設備330の消費電力が抑えられる。
また、図6及び図7で設定温度記憶部341に設定すべき設定温度は、もし計算機312又は313のジョブ実行状況が「あり」であれば、計算機312及び313の動作保証温度範囲の上限に対してマージンを大きく取った、22℃が定められる。また、もし計算機312及び313のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機312又は313のジョブ予約状況が「あり」であれば、計算機312又は313における時間t1以内のジョブ実行に備え、即ち時間t3が確保されるように23℃としている。そして、もし計算機312及び313のジョブ実行状況が「なし」であり、かつ、計算機312及び313のジョブ予約状況も「なし」であれば、設定温度は、計算機312及び313の動作保証温度範囲の上限に対するマージンを小さくした24℃に定められ、空調設備340の消費電力が抑えられる。
次に、図8のフローチャートを用いて、設定温度決定手段320により設定温度記憶部331及び341に記憶する設定温度を設定する処理の流れを説明する。まずステップ400で、設定温度算出部325が、空調省電力設定記憶部323で記憶している空調省電力設定を読み出す。続くステップ401で、読み出した空調省電力設定がYesであるかNoであるかを判定し、Noであればステップ407に、Yesであればステップ402に移行する。
ステップ401でNoと判定された場合は、空調設備330及び340を省電力で運用しないモードとなり、ステップ407で設定温度記憶部331及び341を22℃に設定した後、ステップ406に移行する。
一方、ステップ401でYesと判定された場合は、空調設備330及び340を省電力で運用するモードとなる。ステップ402では、ジョブ実行状況収集部321により、計算機311〜313のジョブ実行状況を収集する。続くステップ403では、ジョブ予約状況収集部322により、計算機311〜313のジョブ予約状況を収集する。続くステップ404で設定温度テーブル324を検索し、ステップ402及びステップ403で読み出した計算機311ないし313のジョブ実行状況及びジョブ予約状況に対応するエントリの、設定温度記憶部331及び341にそれぞれ設定すべき設定温度を読み出す。そしてステップ405で、設定温度記憶部331及び341を、ステップ404で読み出した設定温度に設定した後、ステップ406に移行する。この温度設定により、空調能力制御部333又は343が空調機本体234又は344の空調出力を変化させ、温度検出部332又は342で検出される温度がその新しい設定温度になる。
ステップ406では時間t2の一定時間だけ待った後、ステップ400に戻る。
以上により、空調省電力設定記憶部323で空調省電力設定がNoとなっていれば、計算機311ないし313のジョブ実行状況及びジョブ予約状況にかかわらず、設定温度記憶部331及び341を22℃とするため、空調設備330及び340による消費電力は、従来の技術に基づく空調設備の消費電力と同じままとなる。
しかし、空調省電力設定記憶部323で空調省電力設定がYesとなっていれば、計算機312で実行中のジョブがなく、かつ、計算機311又は313で実行中のジョブがないときに、設定温度記憶部331又は341のいずれかは、22℃よりも高い23℃又は24℃に設定される。そのため、計算機311ないし313の正常な動作を保障する冷却を実現した上で、空調設備330又は340による消費電力を、従来の技術に基づく空調設備の消費電力よりも低く抑えることができる。
第1の実施例による計算機室の構成を示すブロック図。 第1の実施例における設定温度テーブルの一構成例の半分を示す図。 第1の実施例における設定温度テーブルの一構成例の、図2以外の半分を示す図。 第1の実施例における設定温度決定手段の処理の流れを説明するフローチャート。 第2の実施例による計算機室の構成を示すブロック図。 第2の実施例における設定温度テーブルの一構成例の半分を示す図。 第2の実施例における設定温度テーブルの一構成例の、図6以外の半分を示す図。 第2の実施例における設定温度決定手段の処理の流れを説明するフローチャート。 従来の技術による計算機室の構成を示すブロック図。
符号の説明
10…計算機システム、11〜13…計算機、14,15…信号線、20…設定温度決定ユニット、21…ジョブ実行状況収集部、22…ジョブ予約状況収集部、23…空調省電力設定記憶部、24…設定温度テーブル、25…設定温度算出部、30,40…空調設備、31,41…設定温度記憶部、32,42…温度検出部、33,43…空調能力制御部、34,44…空調機本体。

Claims (5)

  1. 少なくとも1個の計算機のジョブの実行状況を収集するジョブ実行状況収集部と、
    上記少なくとも1個の計算機のジョブの予約状況を収集するジョブ予約状況収集部と、
    上記ジョブ実行状況収集部が出力するジョブ実行状況情報と上記ジョブ予約状況収集部が出力するジョブ予約状況情報を用いて設定温度を決定する設定温度決定ユニットと、
    空調の空気を出力する空調機本体と、
    検出された室内の温度が上記設定温度となるように上記空調機本体を制御する空調制御部とを具備することを特徴とする空調設備。
  2. 上記少なくとも1個の計算機のジョブ実行状況及びジョブ予約状況の組み合せ毎に定められた目標温度が書き込まれた設定温度テーブルを更に具備し、
    上記設定温度決定ユニットは、上記ジョブ実行状況情報と上記ジョブ予約状況情報とを上記設定温度テーブルに参照させて上記設定温度を決定することを特徴とする請求項1に記載の空調設備。
  3. 前記設定温度が現在の設定温度より低い温度に設定されたときに、低い温度に設定された前記設定温度まで冷却することを保証することができる第1の時間に対して、上記ジョブ予約状況収集部は上記ジョブ予約状況情報を前記第1の時間以上の第2の時間以内に収集し、
    上記第2の時間が上記ジョブ予約状況情報を収集する時間間隔である第3の時間に上記第1の時間を加えた時間より大きいことを特徴とする請求項1に記載の空調設備。
  4. 少なくとも1個の計算機のジョブの実行状況を収集するステップと、
    上記少なくとも1個の計算機のジョブの予約状況を収集するステップと、
    収集した上記ジョブの実行状況の情報と上記ジョブの予約状況の情報を用いて設定温度を決定するステップと、
    検出された室内の温度が上記設定温度となるように空調設備を制御するステップとを具備することを特徴とする温度制御方法。
  5. 上記設定温度を決定するステップは、上記少なくとも1個の計算機のジョブ実行状況及びジョブ予約状況の組み合せ毎に定められた目標温度が書き込まれた設定温度テーブルに上記ジョブの実行状況の情報と上記ジョブの予約状況の情報とを参照させて上記設定温度を決定することを特徴とする請求項4に記載の温度制御方法。
JP2004140680A 2004-05-11 2004-05-11 計算機システム用空調設備及びその温度制御方法 Expired - Fee Related JP4406316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004140680A JP4406316B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 計算機システム用空調設備及びその温度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004140680A JP4406316B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 計算機システム用空調設備及びその温度制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005321162A true JP2005321162A (ja) 2005-11-17
JP4406316B2 JP4406316B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=35468575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004140680A Expired - Fee Related JP4406316B2 (ja) 2004-05-11 2004-05-11 計算機システム用空調設備及びその温度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4406316B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148572A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Toshiba Corp 電子機器、温度制御装置および温度制御方法
JP2009293847A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Toshiba Corp 空調制御システムおよびこれに利用する空調機制御装置、空調制御監視方法
JP2010049540A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Nec Corp データセンタ施設、サーバルームおよび省エネルギー化手法
WO2010032501A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社日立製作所 情報処理システムの運用管理方法
JP2010108115A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Hitachi Ltd 管理サーバ装置によるストレージ装置及び空調装置の制御方法及びストレージシステム
JP2010133626A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Ntt Facilities Inc 空調設備とict機器の連係制御方法
JP2012021711A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Fujitsu Ltd 空調管理システム及び空調管理方法
CN102455035A (zh) * 2010-11-03 2012-05-16 中华电信股份有限公司 机房空调调控系统
WO2014155705A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 富士通株式会社 冷却制御システム、冷却制御装置及び冷却制御方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148572A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Toshiba Corp 電子機器、温度制御装置および温度制御方法
JP2009293847A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Toshiba Corp 空調制御システムおよびこれに利用する空調機制御装置、空調制御監視方法
JP2010049540A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Nec Corp データセンタ施設、サーバルームおよび省エネルギー化手法
WO2010032501A1 (ja) * 2008-09-17 2010-03-25 株式会社日立製作所 情報処理システムの運用管理方法
US8145927B2 (en) 2008-09-17 2012-03-27 Hitachi, Ltd. Operation management method of information processing system
JP2010108115A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Hitachi Ltd 管理サーバ装置によるストレージ装置及び空調装置の制御方法及びストレージシステム
JP2010133626A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Ntt Facilities Inc 空調設備とict機器の連係制御方法
JP2012021711A (ja) * 2010-07-15 2012-02-02 Fujitsu Ltd 空調管理システム及び空調管理方法
CN102455035A (zh) * 2010-11-03 2012-05-16 中华电信股份有限公司 机房空调调控系统
WO2014155705A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 富士通株式会社 冷却制御システム、冷却制御装置及び冷却制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4406316B2 (ja) 2010-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103453614B (zh) 空调控制装置和空调控制方法
US8321057B2 (en) Infrastructure for adaptive environmental control for equipment in a bounded area
JP5436692B2 (ja) 空調制御装置、空調制御方法及びプログラム
KR101282506B1 (ko) 설정값 관리 방법 및 장치
JP2009299933A (ja) 空調制御装置
US20220307716A1 (en) Control device, air conditioner and cotrol method thereof
KR100993543B1 (ko) 설정값 관리방법 및 장치
JP2007078221A (ja) 空調制御システム
JP4406316B2 (ja) 計算機システム用空調設備及びその温度制御方法
AU2020223640B2 (en) Air-conditioning control apparatus, air-conditioning control method, and air-conditioning control program
JP2009145033A (ja) 空調システムで所在環境の快適性を制御する方法
JP5421319B2 (ja) 連動制御装置
JP2017166816A (ja) 空調エネルギー管理システム、方法、およびプログラム
JP2014240729A (ja) 空調エネルギー管理システム、方法、およびプログラム
JP2006308157A (ja) 空気調和機
KR20070121961A (ko) 에어컨 스케줄 자동 생성시스템
JPH11304225A (ja) 空調機および室内空調制御システム
JP5221981B2 (ja) 空調制御システム
JP2003161493A (ja) 空気調和システム制御方法およびその装置
JPH11248210A (ja) 換気装置の運転方法
WO2019198129A1 (ja) 制御システム、空気調和機およびサーバ
KR20190087877A (ko) 공기 조화기의 스마트 운전을 제어하는 서버
JP2015156767A (ja) 電力デマンド制御装置および方法
WO2021234943A1 (ja) 制御装置及び制御方法
JP7204047B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070328

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091013

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4406316

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees