JPH0633354B2 - 複合色のじゅらく調壁面を呈する壁材組成物及びその製法 - Google Patents
複合色のじゅらく調壁面を呈する壁材組成物及びその製法Info
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- JPH0633354B2 JPH0633354B2 JP18627989A JP18627989A JPH0633354B2 JP H0633354 B2 JPH0633354 B2 JP H0633354B2 JP 18627989 A JP18627989 A JP 18627989A JP 18627989 A JP18627989 A JP 18627989A JP H0633354 B2 JPH0633354 B2 JP H0633354B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はじゅらく調壁面を呈する壁材組成物及びその
製法に関するものであり、新規な左官材料を提供するも
のである。
製法に関するものであり、新規な左官材料を提供するも
のである。
従来の技術 砂、砕石、ガラスビーズ等からなる無機質粒状骨材の表
面に、色土あるいは顔料と無機質充填剤及び寸莎、粉砕
パルプ等の短繊維を水溶性糊料によって被着し、水練り
時のこれら基材を均一に分散させるじゅらく壁の製法
が、特公昭48-42941号、同49-15465号公報等に開示され
ている。
面に、色土あるいは顔料と無機質充填剤及び寸莎、粉砕
パルプ等の短繊維を水溶性糊料によって被着し、水練り
時のこれら基材を均一に分散させるじゅらく壁の製法
が、特公昭48-42941号、同49-15465号公報等に開示され
ている。
また特公昭58-48592号公報には、無機質粒状骨材の表面
を着色したのち、これに合成樹脂エマルジョンを用いて
骨材と色違いのパール顔料を展着した金属様光沢を有す
る壁材の製法が提案されている。
を着色したのち、これに合成樹脂エマルジョンを用いて
骨材と色違いのパール顔料を展着した金属様光沢を有す
る壁材の製法が提案されている。
さらに、特公昭62-59153号公報には、粒状骨材の表面に
CMCを用いて色土及び短繊維を展着した造粒体を形成
するに当り、色土の色彩を変えて異なる色の造粒体をつ
くり、これら造粒体を混合して所定の色相の壁材を製造
する方法が記載されている。
CMCを用いて色土及び短繊維を展着した造粒体を形成
するに当り、色土の色彩を変えて異なる色の造粒体をつ
くり、これら造粒体を混合して所定の色相の壁材を製造
する方法が記載されている。
発明が解決しようとする課題 従来のじゅらく調壁面を呈する壁材は、水溶性糊料を用
いて粒状骨材の表面に多量の顔料、無機質充填剤、短繊
維を展着し、水練りした際に粒状骨材と各基材を分離さ
せ、壁面に鏝塗りした際に粒状骨材の表面が顔料、無機
質充填剤、及び短繊維によって陰蔽されるので、壁仕上
げ面は単一色を呈していた。
いて粒状骨材の表面に多量の顔料、無機質充填剤、短繊
維を展着し、水練りした際に粒状骨材と各基材を分離さ
せ、壁面に鏝塗りした際に粒状骨材の表面が顔料、無機
質充填剤、及び短繊維によって陰蔽されるので、壁仕上
げ面は単一色を呈していた。
無機質粒状骨材の表面に合成樹脂エマルジョンを用いて
顔料等を展着した壁材は、水練りの際に粒状骨材の表面
に顔料等が遊離せず、鏝塗りの際にこれが球状の粒子と
なって壁面に塗着するため、壁下地を陰蔽するために壁
材の塗布を増加させる必要があり、且つ壁面の凹凸が大
きくなってソフト感に富む仕上げ面を形成し難いもので
あった。
顔料等を展着した壁材は、水練りの際に粒状骨材の表面
に顔料等が遊離せず、鏝塗りの際にこれが球状の粒子と
なって壁面に塗着するため、壁下地を陰蔽するために壁
材の塗布を増加させる必要があり、且つ壁面の凹凸が大
きくなってソフト感に富む仕上げ面を形成し難いもので
あった。
また粒状骨材の表面にCMC等の水溶性糊料を用いて無
機質充填剤等を展着した色違いの数種の造粒体を形成
し、色調の異なる造粒体を混合した壁材は、粒状骨材の
表面に展着した色違いの無機質充填剤等が遊離し、これ
らが互いに交り合って一定の色相となるので、鏝塗りあ
るいは吹付塗装された壁面は単一色に仕上げられるもの
であった。
機質充填剤等を展着した色違いの数種の造粒体を形成
し、色調の異なる造粒体を混合した壁材は、粒状骨材の
表面に展着した色違いの無機質充填剤等が遊離し、これ
らが互いに交り合って一定の色相となるので、鏝塗りあ
るいは吹付塗装された壁面は単一色に仕上げられるもの
であった。
本発明の目的とするところは、壁仕上げ面に複合色を表
出し、華やかさと和風壁特有の質感を兼ね備えたじゅら
く調壁面を呈する壁材を提供することにある。
出し、華やかさと和風壁特有の質感を兼ね備えたじゅら
く調壁面を呈する壁材を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者等はこのような事情に鑑み数多くの試験を行っ
た結果、粒径10〜100メッシュの無機質粒状骨材の表面
に顔料あるいは顔料と無機質充填剤を合成樹脂エマルジ
ョンによって被着し、前記着色粒状物の表面に前記顔料
等と色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊維を水溶性糊
料によって展着することによって、所期の目的を達成し
うることを認めた。
た結果、粒径10〜100メッシュの無機質粒状骨材の表面
に顔料あるいは顔料と無機質充填剤を合成樹脂エマルジ
ョンによって被着し、前記着色粒状物の表面に前記顔料
等と色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊維を水溶性糊
料によって展着することによって、所期の目的を達成し
うることを認めた。
本発明の実施においては、従来のじゅらく壁に比べて、
無機質粒状骨材に対する無機質充填剤及び短繊維の配合
量を低減させる必要があり、無機質粒状骨材の表面に被
着する顔料あるいは顔料と無機質充填剤の配合量を粒状
骨材に対して10重量%以下とし、着色粒状物の表面に展
着する顔料、無機質充填剤及び短繊維の配合量を粒状骨
材に対して15重量%以下の範囲に規制すべきである。
無機質粒状骨材に対する無機質充填剤及び短繊維の配合
量を低減させる必要があり、無機質粒状骨材の表面に被
着する顔料あるいは顔料と無機質充填剤の配合量を粒状
骨材に対して10重量%以下とし、着色粒状物の表面に展
着する顔料、無機質充填剤及び短繊維の配合量を粒状骨
材に対して15重量%以下の範囲に規制すべきである。
本発明の実施に適する無機質粒状骨材は10〜100メッシ
ュ、好ましくは28〜48メッシュのものであり、その代表
的なものは砂、寒水石、ガラスビーズ等である。
ュ、好ましくは28〜48メッシュのものであり、その代表
的なものは砂、寒水石、ガラスビーズ等である。
本発明の使用に適する無機質充填剤は粒度80メッシュ以
下のものであり、その代表的なものとしては天然産色
土、天然産土と顔料を混合したもの、炭酸カルシュウ
ム、クレー、タルク、マイカ等である。
下のものであり、その代表的なものとしては天然産色
土、天然産土と顔料を混合したもの、炭酸カルシュウ
ム、クレー、タルク、マイカ等である。
本発明壁材組成物を製造するには、第一工程において無
機質粒状骨材、顔料、合成樹脂エマルジョン及び必要に
応じて無機質充填剤を加えて撹拌混合し、無機質粒状物
の表面に顔料等が被着した着色粒状物を形成する。
機質粒状骨材、顔料、合成樹脂エマルジョン及び必要に
応じて無機質充填剤を加えて撹拌混合し、無機質粒状物
の表面に顔料等が被着した着色粒状物を形成する。
この工程においては、顔料あるいは顔料と無機質充填剤
は、粒状骨材に対して10重量%以下、好ましくは1〜4
重量%の範囲とし、合成樹脂エマルジョンとしては、酢
酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルアクリル樹脂エ
マルジョン、酢酸ビニルエチレン樹脂エマルジョン、酢
酸ビニルベオバ樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマル
ジョン、エポキシ樹脂エマルジョン等が適している。
は、粒状骨材に対して10重量%以下、好ましくは1〜4
重量%の範囲とし、合成樹脂エマルジョンとしては、酢
酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニルアクリル樹脂エ
マルジョン、酢酸ビニルエチレン樹脂エマルジョン、酢
酸ビニルベオバ樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマル
ジョン、エポキシ樹脂エマルジョン等が適している。
次いで第二工程において前記着色粒状物に前記顔料等と
色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊維並びに水溶性糊
料を加え、これらを少量の水と共に撹拌混合して着色造
粒体を形成する。
色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊維並びに水溶性糊
料を加え、これらを少量の水と共に撹拌混合して着色造
粒体を形成する。
この工程においては、顔料、無機質充填剤及び短繊維を
粒状骨材に対して15重量%以下、好ましくは4〜10重量
%の範囲で添加し、短繊維としては粉砕パルプ、寸莎
等、水溶性糊料としてCMC、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等をそれぞれ使用し、着色粒状
物及びこれら各基材を撹拌混合しながら、少量の水(粒
状骨材に対して1〜3重量%)を加える。
粒状骨材に対して15重量%以下、好ましくは4〜10重量
%の範囲で添加し、短繊維としては粉砕パルプ、寸莎
等、水溶性糊料としてCMC、メチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等をそれぞれ使用し、着色粒状
物及びこれら各基材を撹拌混合しながら、少量の水(粒
状骨材に対して1〜3重量%)を加える。
前記着色造粒体を乾燥する工程の処理条件は、特に限定
されないが通常70〜120℃の温度で30分ないし2時間行
えば良い。
されないが通常70〜120℃の温度で30分ないし2時間行
えば良い。
本発明壁材組成物の製造に当っては、高速流動式混合機
を用い、第1工程及び第2工程を同じ混合機によって処
理する方法が、工業的規模の実施に有利である。
を用い、第1工程及び第2工程を同じ混合機によって処
理する方法が、工業的規模の実施に有利である。
しかしながら、本発明の製法を実施する際には、第1工
程において造った着色粒状物を一旦混合機から取り出し
て強制あるいは自然乾燥し、粒状骨材の表面に顔料ある
いは顔料と無機質充填剤を強固に被着させたのち、この
着色粒状物を第2工程の混合機に供給すれば、処理は複
雑になるが水練り時における着色粒状物の崩壊を低減さ
せることができる。
程において造った着色粒状物を一旦混合機から取り出し
て強制あるいは自然乾燥し、粒状骨材の表面に顔料ある
いは顔料と無機質充填剤を強固に被着させたのち、この
着色粒状物を第2工程の混合機に供給すれば、処理は複
雑になるが水練り時における着色粒状物の崩壊を低減さ
せることができる。
作 用 本発明壁材組成物は、粒径10〜100メッシュの無機質粒
状骨材の表面に顔料あるいは顔料と無機質充填剤を合成
樹脂エマルジョンによって被着し、前記着色粒状物の表
面に前記顔料等と色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊
維を水溶性糊料によって展着しているので、これを水練
りすると水溶性糊料によって展着した顔料、無機質充填
剤及び短繊維が着色粒状物から遊離するが、合成樹脂エ
マルジョンによって粒状骨材の表面に接着された顔料等
は水に溶けないため、この水練り物を壁面に塗布する
と、遊離した顔料、無機質充填剤及び短繊維が壁下地の
吸水作用によって、着色粒状物の周囲及び着色粒状物と
壁下地の間に沈着し、着色粒状物の一部が露呈して、複
合色のじゅらく調壁面が形成される。
状骨材の表面に顔料あるいは顔料と無機質充填剤を合成
樹脂エマルジョンによって被着し、前記着色粒状物の表
面に前記顔料等と色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊
維を水溶性糊料によって展着しているので、これを水練
りすると水溶性糊料によって展着した顔料、無機質充填
剤及び短繊維が着色粒状物から遊離するが、合成樹脂エ
マルジョンによって粒状骨材の表面に接着された顔料等
は水に溶けないため、この水練り物を壁面に塗布する
と、遊離した顔料、無機質充填剤及び短繊維が壁下地の
吸水作用によって、着色粒状物の周囲及び着色粒状物と
壁下地の間に沈着し、着色粒状物の一部が露呈して、複
合色のじゅらく調壁面が形成される。
本発明において、無機質粒状骨材の表面に被着する顔料
あるいは顔料と無機質充填剤の配合量を粒状骨材に対し
て10重量%以下とし、着色粒状物の表面に展着する顔
料、無機質充填剤及び短繊維の配合量を粒状骨材に対し
て15重量%以下とすれば、着色粒状物の露出部分と着色
粒状物の無機質充填剤、短繊維等の水によって遊離した
色違いの基材によって陰蔽される部分が均整のとれた状
態になり、美観を高めることができる。
あるいは顔料と無機質充填剤の配合量を粒状骨材に対し
て10重量%以下とし、着色粒状物の表面に展着する顔
料、無機質充填剤及び短繊維の配合量を粒状骨材に対し
て15重量%以下とすれば、着色粒状物の露出部分と着色
粒状物の無機質充填剤、短繊維等の水によって遊離した
色違いの基材によって陰蔽される部分が均整のとれた状
態になり、美観を高めることができる。
実施例1 平均粒径30メッシュの珪砂5kg、タルク300g、黄色顔
料〔商品名:TAROX LL-XLO,チタン工業(株)製〕30g及
びアクリル系エマルジョン樹脂〔商品名:モドゾールGD
-11,カネボーNSC(株)製〕をヘンシェル型高速流動
式混合機に投入し、撹拌混合して表面が黄色の着色粒状
物を形成し、次いでこの混合機にCMC50g、タルク20
0g、クレー300g、緑色顔料〔商品名:CB-554 GreenS
(改),越谷化成工業(株)製〕20g粉砕パルプ150g及
び水200mlを入れて数分間撹拌混合し、熱風乾燥機を用
いてこれを約100℃の温度で90分間乾燥して着色造粒体
を得た。
料〔商品名:TAROX LL-XLO,チタン工業(株)製〕30g及
びアクリル系エマルジョン樹脂〔商品名:モドゾールGD
-11,カネボーNSC(株)製〕をヘンシェル型高速流動
式混合機に投入し、撹拌混合して表面が黄色の着色粒状
物を形成し、次いでこの混合機にCMC50g、タルク20
0g、クレー300g、緑色顔料〔商品名:CB-554 GreenS
(改),越谷化成工業(株)製〕20g粉砕パルプ150g及
び水200mlを入れて数分間撹拌混合し、熱風乾燥機を用
いてこれを約100℃の温度で90分間乾燥して着色造粒体
を得た。
前記壁材組成物にCMC70g及び水3を加え、均一な
ペースト状になるまで混練して、プラスターボードから
なる壁面に鏝塗りしたところ、鏝伸びは良好であり、そ
の乾燥された壁面は黄色と緑色の複合色を呈し、色彩美
とじゅらく壁特有の質感を兼ね備えるものであった。
ペースト状になるまで混練して、プラスターボードから
なる壁面に鏝塗りしたところ、鏝伸びは良好であり、そ
の乾燥された壁面は黄色と緑色の複合色を呈し、色彩美
とじゅらく壁特有の質感を兼ね備えるものであった。
実施例2 平均粒径30メッシュの寒水石5kg、タルク300g、赤色
顔料〔商品名:TAROX R-516-L,チタン工業(株)製〕30
g及びエチレン系エマルジョン樹脂〔商品名:ポリゾー
ルEVA P-3E,昭和高分子(株)製〕150gを実施例1で用
いた高速流動式混合機に入れて撹拌混合し、次いでこの
混合機にCMC20g、メチルセルロース20g、天然産色
土〔青色〕200g、粉砕パルプ100g及び水200mlを添加
して、数分間撹拌を行い、これを熱風乾燥機によって前
記と同様に乾燥して、着色造粒体を得た。
顔料〔商品名:TAROX R-516-L,チタン工業(株)製〕30
g及びエチレン系エマルジョン樹脂〔商品名:ポリゾー
ルEVA P-3E,昭和高分子(株)製〕150gを実施例1で用
いた高速流動式混合機に入れて撹拌混合し、次いでこの
混合機にCMC20g、メチルセルロース20g、天然産色
土〔青色〕200g、粉砕パルプ100g及び水200mlを添加
して、数分間撹拌を行い、これを熱風乾燥機によって前
記と同様に乾燥して、着色造粒体を得た。
前記壁材組成物にCMC70g及び水3を加え均一に撹
拌したのち、中塗り土からなる壁面に鏝塗りしたとこ
ろ、作業性は良好であり乾燥された壁面は赤色と青色の
複合色からなるじゅらく調壁を生じた。
拌したのち、中塗り土からなる壁面に鏝塗りしたとこ
ろ、作業性は良好であり乾燥された壁面は赤色と青色の
複合色からなるじゅらく調壁を生じた。
実施例3 実施例1において、珪砂とタルク、黄色顔料〔商品名:
TAROX LL-XLO,チタン工業(株)製〕及びアクリル系エマ
ルジョン樹脂を撹拌混合して形成された着色粒状物を混
合機から取り出し、これを熱風乾燥機により約70℃の温
度で30分間乾燥させたのち、この着色粒状物を再び混合
機に戻し、CMC、タルク、クレー、緑色顔料〔商品
名:CB-554 GreenS(改),越谷化成工業(株)製〕、粉
砕パルプ及び水と共に撹拌混合し、約100℃の温度で60
分間乾燥して着色造粒体からなる壁材を得た。
TAROX LL-XLO,チタン工業(株)製〕及びアクリル系エマ
ルジョン樹脂を撹拌混合して形成された着色粒状物を混
合機から取り出し、これを熱風乾燥機により約70℃の温
度で30分間乾燥させたのち、この着色粒状物を再び混合
機に戻し、CMC、タルク、クレー、緑色顔料〔商品
名:CB-554 GreenS(改),越谷化成工業(株)製〕、粉
砕パルプ及び水と共に撹拌混合し、約100℃の温度で60
分間乾燥して着色造粒体からなる壁材を得た。
前記壁材組成物を実施例1と同じ条件で水練りし、プラ
スターボードの壁面に鏝塗りしたところ、黄色と緑色の
複合色からなる壁仕上げ面は、実施例1に比べてさらに
鮮やかな色彩を有するものであった。
スターボードの壁面に鏝塗りしたところ、黄色と緑色の
複合色からなる壁仕上げ面は、実施例1に比べてさらに
鮮やかな色彩を有するものであった。
発明の効果 この発明によれば、壁仕上げ面に複合色を表出すること
ができ、華やかさと和風壁特有の質感を兼ね備えた雰囲
気を醸し出すことができる。
ができ、華やかさと和風壁特有の質感を兼ね備えた雰囲
気を醸し出すことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】粒径10〜100メッシュの無機質粒状骨材の
表面に顔料あるいは顔料と無機質充填剤を合成樹脂エマ
ルジョンによって被着し、前記着色粒状物の表面に前記
顔料等と色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊維を水溶
性糊料によって展着したことを特徴とする複合色のじゅ
らく調壁面を呈する壁材組成物。 - 【請求項2】無機質粒状骨材の表面に被着する顔料ある
いは顔料と無機質充填剤の配合量を粒状骨材に対して10
重量%以下とし、着色粒状物の表面に展着する顔料、無
機質充填剤及び短繊維の配合量を粒状骨材に対して15重
量%以下としたことを特徴とする請求項(1)に記載の壁
材組成物。 - 【請求項3】粒径10〜100メッシュの無機質粒状骨材、
顔料、合成樹脂エマルジョン及び必要に応じて無機質充
填剤を撹拌混合し、無機質粒状物の表面に顔料等が被着
した着色粒状物を形成する第一工程、前記着色粒状物に
前記顔料等と色違いの顔料、無機質充填剤及び短繊維並
びに水溶性糊料を加え、これらを少量の水と共に撹拌混
合して着色造粒体を形成する第二工程及び前記着色造粒
体を加熱乾燥する第三工程からなる複合色のじゅらく調
壁面を呈する壁材組成物の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18627989A JPH0633354B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 複合色のじゅらく調壁面を呈する壁材組成物及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18627989A JPH0633354B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 複合色のじゅらく調壁面を呈する壁材組成物及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0350273A JPH0350273A (ja) | 1991-03-04 |
JPH0633354B2 true JPH0633354B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=16185521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18627989A Expired - Lifetime JPH0633354B2 (ja) | 1989-07-18 | 1989-07-18 | 複合色のじゅらく調壁面を呈する壁材組成物及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633354B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10541389B2 (en) | 2015-11-02 | 2020-01-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Battery, battery pack, electronic device, electric vehicle, electric storage device and electric power system |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010000356A (ko) * | 2000-09-21 | 2001-01-05 | 홍승익 | 칼라 퍼티 제조방법 |
WO2005005566A2 (en) * | 2003-07-14 | 2005-01-20 | Superseal Ltd. | Hydrophobic composites and particulates and applications thereof |
-
1989
- 1989-07-18 JP JP18627989A patent/JPH0633354B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10541389B2 (en) | 2015-11-02 | 2020-01-21 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Battery, battery pack, electronic device, electric vehicle, electric storage device and electric power system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350273A (ja) | 1991-03-04 |
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