JPH08151541A - 御影石調模様形成塗料 - Google Patents

御影石調模様形成塗料

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JPH08151541A
JPH08151541A JP31604194A JP31604194A JPH08151541A JP H08151541 A JPH08151541 A JP H08151541A JP 31604194 A JP31604194 A JP 31604194A JP 31604194 A JP31604194 A JP 31604194A JP H08151541 A JPH08151541 A JP H08151541A
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granite
coating
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paint
pigment
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JP31604194A
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Naoki Chiba
尚樹 千葉
Fumiya Sakurai
史也 桜井
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Fujikura Kasei Co Ltd
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Fujikura Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築や土木関連の内外壁を塗装仕上げをする
に際し、天然石である御影石特有のキラメキ感のある割
り肌状の御影石調模様を形成する塗料の提供。 【構成】 分散媒および該分散媒に溶解しない状態で分
散せしめた着色分散粒子とからなる多彩模様塗料であっ
て、該着色分散粒子の他に、透明性を損なわない合成樹
脂皮膜で表面被覆されてなる板上方向の平均直径が1〜
10mmの鱗片状顔料を含有せしめてなることを特徴と
する御影石調模様形成塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築や土木関連の内外
壁を御影石調に模様塗装仕上げするのに有用な塗料に関
し、さらに詳しくは少ない塗布量であっても下地基材に
対する隠ぺい力の優れた、天然石である御影石特有のキ
ラメキ感のある割り肌状の御影石調模様を形成すること
のできる塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の御影石調模様を形成する方法とし
て、直径0.1〜3mm程度の天然石材粒または人工的
に着色された石材粒を水系型塗料や有機溶剤型塗料中に
分散含有せしめた模様形成用塗料を塗装することによ
り、御影石調模様を形成する方法が代表的なものとして
知られている。しかしながら、この方法では、御影石調
模様が得られるものの、上記石材粒が粉砕により製造さ
れるため形状が不定形であることから、得られた御影石
調模様塗膜表面に出やすく、塗膜表面にでた石材粒の凹
凸により、表面がざらついた感じとなり、天然石である
御影石特有のキラメキ感のある割り肌状の外観が得られ
ないという問題があった。また粉砕による石材粒を使う
ため、塗料の下地基材に対する隠ぺい力も乏しく、その
ために厚塗り塗装をする必要があり、塗料の使用量のア
ップによるコスト高という問題や、前もって凹凸模様等
が形成された、例えば、窯業系サイディング材に塗装す
る場合には、基材の凹凸模様が隠ぺいされてしまい、基
材の持つ凹凸感を生かすことができず仕上がり外観に乏
しく、また石材粒による模様の輪郭がはっきりしている
ためコントラストがきつく、天然石である御影石調模様
は形成できないという問題があった。
【0003】そこで本出願人が、先に出願した特公昭5
8−55991号公報には、一行程の塗装で立体感に富
んだ色調の塗膜外観が得られる多彩模様塗料について開
示されている。しかしながらこの方法は、分散媒および
該分散媒に溶解しない状態で分散せしめた着色分散粒子
とからなる多彩模様塗料において、着色分散粒子の他
に、透明または半透明の液状の粒子を、該分散媒に溶解
しない状態で分散せしめたものであり、従来の多彩模様
塗料における平面的色調模様に深みを与えて立体感に富
んだ色調模様が得られるという長所を有してはいるもの
の、天然石である御影石特有の、部分的にキラメキ感の
ある割り肌状の質感を表現することはできないという欠
点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】天然石である御影石に
は、その基本色調により、白御影石、黒御影石、赤御影
石、青御影石等と称される数々の御影石がある。かかる
御影石の模様は部分的に異なる色調がそれぞれ鱗状、も
しくは斑紋状に反復点在しており、また透明、半透明あ
るいは不透明部分が相互に接触しながらつながり複雑な
模様を形成している。従来の塗料で御影石調模様を形成
するには、前記のような問題点があり、天然石である御
影石調模様のある塗膜を形成するのは困難であった。本
発明は、このような現状に鑑み、前記問題点を解消すべ
く鋭意検討を行った結果、分散媒および該分散媒に溶解
しない状態で分散せしめた着色分散粒子とからなる多彩
模様塗料において、透明性を損なわない合成樹脂皮膜で
表面被覆されてなる板上方向の平均直径が1〜10mm
の鱗片状顔料を含有せしめてなる多彩模様塗料が、外観
上でも天然石である御影石特有の部分的にキラメキ感の
ある割り肌状の模様塗膜を形成することを見いだし、本
発明に到ったものである。従って、本発明の目的は、天
然石である御影石特有の部分的にキラメキ感のある割り
肌状の複雑な模様を形成しうる御影石調模様形成塗料を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材に直接も
しくは下塗り塗装後、分散媒および該分散媒に溶解しな
い状態で分散せしめた着色分散粒子とからなる多彩模様
塗料において、前記、着色分散粒子の他に、透明性を損
なわない合成樹脂皮膜で表面被覆されてなる板上方向の
平均直径が1〜10mmの鱗片状顔料を含有せしめてな
る多彩模様塗料が、上記、欠陥を解消することを見いだ
し、本発明を完成するに到ったものである。以下、本発
明の御影石調模様形成塗料についてさらに具体的に説明
する。
【0006】本発明の方法を適用する基材は、特に制限
されないが、一般には建築物の内外壁、橋梁および道路
などに使用されている、例えば、石材、コンクリート、
セメントモルタル、スレート、ALC,木材、ガラス、
プラスチックおよび金属などが挙げられる。本発明にお
いて、透明性を損なわない合成樹脂皮膜が形成された鱗
片状顔料を含有した本発明の御影石調模様形成塗料は、
これらの基材に直接塗装してもさしつかえないが、下塗
り塗料をあらかじめ塗装しておいてもよい。
【0007】本発明において、鱗片状顔料の表面を被覆
する合成樹脂皮膜は、長期耐候性に優れた塗料用樹脂が
好ましく、例えば、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、
アクリルシリコン樹脂およびフッソ樹脂などがあげら
れ、更に必要に応じてメラミン樹脂やポリイソシネート
樹脂などの硬化剤も使用できる。該合成樹脂皮膜は、上
記、塗料用樹脂を、有機溶剤溶液、水溶液またはエマル
ションとした中に鱗片状顔料を均一に混合分散させ、次
いでスプレードライ法などで乾燥することによって形成
できる。しかし、好ましい方法は、親水性コロイド形成
物質と、該コロイド形成物質を不溶化させる不溶化剤の
反応を利用して、鱗片状顔料の表面にゲル化した合成樹
脂皮膜を形成する方法がある。
【0008】上記ゲル化した合成樹脂皮膜の形成方法の
一例を述べれば、合成樹脂エマルション中に、親水性コ
ロイド形成物質および該鱗片状顔料を混合攪拌して、鱗
片状顔料含有水性分散体を得る。一方、合成樹脂エマル
ション中に、親水性コロイド形成物質を不溶化させる不
溶化剤、例えば、含水ケイ酸マグネシウム、ホウ砂、重
ホウ酸アンモニウムなどを混合攪拌してエマルション分
散体を調製し、これに上記の鱗片状顔料含有水性分散体
を混合分散せしめると、鱗片状顔料の表面で親水性コロ
イド形成物質と不溶化剤のゲル化反応が進行し、同時に
エマルション粒子で被覆された鱗片状顔料が得られる。
【0009】上記、ゲル化反応において用いられ得る親
水性コロイド形成性物質の具体例としては、(1)メチ
ルセルロース及びセルロースの他のアルキルエーテル、
カルボキシメチルセルロースのようなセルロースのカル
ボキシアルキルエーテル及びそれらの塩類、ヒドロキシ
エチルセルロースのようなセルロースのヒドロキシアル
キルエーテルといったセルロース誘導体。(2)カゼイ
ン、ツェイン、及び他の植物及び動物由来の蛋白質。
(3)でんぷん、ペクチンのような炭水化物。(4)ト
ラガカントゴム、アラビアゴム、ロカストビーンゴム、
アルギン、アイルランドモス等の天然ゴム。(5)ポリ
ビニルアルコール、酸化ポリエチレン、ポリアクリル酸
及びその塩類、マレイン酸無水物とスチレンのようなビ
ニル化合物との共重合体及びそれらの塩類等の合成重合
体。(6)親水性粘土のような無機材料。などであり、
該コロイド形成性物質に対する不溶化剤の具体例として
は(1)第二スズ酸、乳酸チタン、ナトリウムペンタク
ロロフェノール、しょ糖、グリセリン及びグリコールの
ようなポリヒドロキシ化合物及び長鎖四級塩等の有機化
合物。(2)酸性あるいは塩基性材料、水溶性塩類、特
に多価陽イオンを供与する無機化合物。例えば、有用な
塩類として、ホウ砂、硫酸アルミニウム、塩化カリウム
及び塩化カルシウムなどである。なお、上記の一例にお
いて不溶化剤含有エマルション分散体に合成樹脂エマル
ションを共存せしめた例を示したが、該合成樹脂エマル
ションは必須成分ではない。
【0010】上記一例で記した方法で鱗片状顔料の表面
を、透明性を損なわない合成樹脂塗料で被覆することに
より、塗料中での分散安定性が向上するという効果があ
る。更に、従来の技術のように、鱗片状顔料の表面を合
成樹脂で被覆することなく各種塗料に分散するだけでは
スプレー塗装する場合には、塗膜表面に鱗片状顔料が出
易くなり、表面が荒れた状態になってしまうという問題
があったが、鱗片状顔料の表面を合成樹脂で被覆するこ
とにより、上記問題が解消されスプレー塗装された塗膜
表面が滑らかになり、天然石の御影石特有のキラメキ感
のある割り肌状の外観を呈するようになるという効果が
ある。
【0011】本発明において用いる鱗片状顔料が、雲母
片、プラスチックフィルム片、ガラスフレークから選択
される少なくとも1種であり、該鱗片状顔料の粒径は、
塗料中での安定性、模様の認識のしやすさ、塗装作業性
等から、板上方向の平均直径が1〜10mm、特に2〜
6mmが好ましい。1mmより小さくなると御影石調
のキラメキ感に乏しく割り肌状が表現出来ず意匠性が劣
り、一方10mmより大きくなると塗膜面の表面状態の
ザラツキが激しく、また塗装作業性が低下し、均一に塗
装出来なくなるので好ましくない。本発明において、合
成樹脂皮膜を被覆した鱗片状顔料を含有せしめてなる御
影石調模様形成塗料は、合成樹脂エマルション塗料中
に、鱗片状顔料を混合分散することにより製造すること
が出来る。該合成樹脂エマルション塗料としては、例え
ば、アクリル樹脂系、スチレン−アクリル樹脂系、アク
リル酢酸ビニル系、酢酸ビニル系、アクリル−シリコン
樹脂系およびアクリル−フッソ樹脂系等から選ばれた1
種以上を水に分散してなる水性エマルションが挙げられ
る。さらに該合成樹脂エマルション塗料として、従来よ
り公知の水性分散媒中にこの分散媒に溶解しない状態
で、いくつかの異なった色調の液状ないし固体粒子を独
立して分散せしめたものであっても良いのは勿論であ
る。
【0012】本発明で使用する合成樹脂皮膜で被覆され
た鱗片状顔料を含有せしめてなる御影石調模様形成塗料
において、上記、合成樹脂エマルション塗料と合成樹脂
皮膜被覆鱗片状顔料との構成比率は目的に応じて任意に
選択でき、特に制限されないが、例えば、液状樹脂の固
形分100重量部あたり、合成樹脂皮膜被覆鱗片状顔料
は5〜60重量部、特に10〜30重量部の範囲が好ま
しい。5重量部より少なくなると御影石特有のキラメキ
感が減少し、意匠性が低下する恐れがあり、一方60重
量部より多くなると塗料の流動性が悪くなり塗装作業性
が低下することがあるので好ましくない。本発明の御影
石調模様形成塗料には、さらに、着色顔料、体質顔料、
増粘剤、沈降防止剤、防腐剤、消泡剤および造膜助剤な
どを必要に応じて適宜配合できる。
【0013】本発明の御影石調模様形成塗料組成物は、
基材に直接塗装しても良いが、下塗り塗料を塗装し、該
下塗り塗膜が乾燥硬化してから、または、未硬化の状態
で、塗装しても良い。該御影石調模様形成塗料組成物の
塗装は、例えば、スプレー塗装、ローラー塗装、刷毛塗
り塗装あるいはコテ塗り塗装などで行うことが望まし
い。該液状組成物の塗布量は、目的に応じて任意に選択
できるが、0.3〜2.0Kg/m2が好ましい。0.
3Kg/m2以下の塗布量では、基材下地を完全に隠ぺ
いできないという面で好ましくなく、また2.0Kg/
2以上になると、既に基材下地に凹凸等の模様を施し
てある場合、下地の模様を生かすことができなくなり意
匠性が劣ってしまうという面や、塗料の使用量の増大に
伴うコスト高という面で好ましくない。以上のように、
本発明の御影石調模様形成塗料によって形成された塗膜
は、天然石である御影石調と同様の部分的にキラメキ感
のある割り肌状の模様塗膜を形成することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例により具
体的に説明するが、以下は1例であって本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例
および比較例における各成分の配合量は特に断わりのな
い限り重量基準である。
【0015】実施例1 組成物A(ベースエマルション分散体) 合成樹脂アクリルエマルションとして旭化成工業(株)
社製「ポリトロンA−65」20部、含水ケイ酸マグネ
シウム4%水中分散液25部、重ホウ酸アンモニウム5
%水溶液5部、カルボキシメチルセルロース1%水溶液
25部、テキサノール(イーストマンケミカル社製)2
部、水23部の配合物を混合攪拌し、均一なベースエマ
ルション分散体を得た。 組成物B(雲母片分散体) ポリトロンA−65を35部、非イオン性グアルゴム誘
導体1.5%水溶液「アクアロン社製、商品名:ガラク
タゾル」28部、テキサノール2部、ノプコ8034
「サンノプコ社製、消泡剤」0.2部、雲母片(平均直
径2〜4mm)10部、水25部の配合物を混合攪拌
し、雲母片含有水性分散体を得た。 組成物C(白色分散体) ポリトロンA−65を25部、ガラクタゾルを28部、
テキサノール2部、ノプコ8034を0.2部、酸化チ
タン10部、炭酸カルシウム10部、水25部を混合攪
拌し、水性白色分散体を得た。 組成物D(黒色分散体) 組成物Cで、酸化チタンを黒色酸化鉄に変えただけで、
他は同じ方法で水性黒色分散体を得た。 組成物E(グレー色分散体) 組成物Cで、酸化チタンを7部に減らし、黒色酸化鉄を
3部加えた。他は同様の方法で水性グレー色分散体を得
た。
【0016】上記、組成物A〜Eの各水性分散体を、組
成物A/組成物B=1/1の割合で混合攪拌することに
より、合成樹脂皮膜で表面被覆された雲母片含有鱗片状
顔料分散粒子(F)を得た。以下同様にして、組成物A
/組成物C=1/1で白色エマルション分散粒子
(G)、組成物A/組成物D=1/1で黒色エマルショ
ン分散粒子(H)、組成物A/組成物E=1/1でグレ
ー色エマルション分散粒子(I)の各々の分散粒子を得
た。
【0017】御影石調模様形成塗料の製造例:上記で得
られた各エマルション分散粒子のF〜IをF/G/H/
I=50/35/10/5の配合比で混合攪拌し、得ら
れた塗料組成物を、口金口径8mmのモルタルリシンガ
ンを使用し、白色セメント板に塗布量1.5Kg/m2
で吹き付け塗装を行ったところ、仕上がり外観は天然石
である白御影石と同様の部分的にキラメキ感のある割り
肌状の平滑な模様塗膜が得られた。
【0018】実施例2 実施例1の御影石調模様塗料の製造例で示した、各エマ
ルション分散粒子F〜Iの各々の配合比をF/G/H/
I=50/5/10/35に変え、実施例1と同様に吹
き付け塗装を行ったところ、仕上がり外観は天然石であ
る黒御影石調の自然感のある模様塗膜が得られた。
【0019】実施例3 凹凸模様を形成した窯業系サイディング材に、白色のア
クリルエマルション塗料を0.1Kg/m2で下塗り塗
装を行った後、実施例1で示した製造例の塗料を、塗布
量1.0Kg/m2になるよう同様の方法で塗装したと
ころ、仕上がり外観は基材の凹凸模様が失われることな
く、更に、天然石である御影石のキラメキ感のある割り
肌状の白御影石調の模様塗膜が得られた。
【0020】実施例4 平滑な石綿スレート板に、実施例1で示した製造例の塗
料を左官の金ゴテで、塗布量1.5Kg/m2になるよ
う塗装したところ。仕上がり外観は、平滑な自然感のあ
る白御影石調塗膜となった。
【0021】実施例5 組成物Bで、雲母片を平均直径1〜3mm5部、4〜6
mm5部としたほかは同様にして、水性雲母片分散体を
得、実施例1の配合比で得られた塗料組成物を吹き付け
塗装を行ったところ、仕上がり外観はより自然感のある
御影石調塗膜が得られた。
【0022】比較例1 実施例1の組成物B(雲母片分散体)で、雲母片を除い
た配合で混合攪拌して水性分散体(J)を調製し、J/
G/H/I=45/35/10/5の配合比で混合攪拌
し、エマルション分散体(K)を得た。(K)と組成物
Bで使用した雲母片を95/5の配合比で混合攪拌し、
得られた塗料組成物を実施例1と同様に吹き付け塗装を
行ったところ、雲母片は塗膜表面に露出しやすくなりザ
ラついた感じとなり、天然石である白御影石調のキラメ
キ感のある割り肌状の模様塗膜は得られなかった。
【0023】比較例2 組成物Bで、雲母片を平均直径0.2〜1.0mmの大
きさのものに変えたほかは同様にして水性雲母片分散体
を得、実施例1での配合比で得られた塗料組成物を吹き
付け塗装を行ったところ仕上がり外観は、一応、多彩模
様は形成できるが、キラメキが乏しく、天然石である御
影石の割り肌状感のある塗膜は形成されなかった。
【0024】
【発明の効果】本発明の御影石調模様形成塗料は、分散
媒および該分散媒に溶解しない状態で分散せしめた着色
分散粒子とからなる多彩模様塗料において、粒子表面を
合成樹脂皮膜で形成させてなる板上方向1〜10mmの
鱗片状顔料を含有せしめることにより、天然石である御
影石特有の、キラメキ感のある割り肌状の自然感のある
塗膜を表現することが可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散媒および該分散媒に溶解しない状態
    で分散せしめた着色分散粒子とからなる多彩模様塗料で
    あって、該着色分散粒子の他に、透明性を損なわない合
    成樹脂皮膜で表面被覆されてなる板上方向の平均直径が
    1〜10mmの鱗片状顔料を含有せしめてなることを特
    徴とする御影石調模様形成塗料。
  2. 【請求項2】 鱗片状顔料が、雲母片、プラスチックフ
    ィルム片、ガラスフレークから選択される少なくとも1
    種である請求項1記載の御影石調模様形成塗料。
JP31604194A 1994-11-28 1994-11-28 御影石調模様形成塗料 Pending JPH08151541A (ja)

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