JPH06332863A - 印字装置付き電子機器 - Google Patents

印字装置付き電子機器

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JPH06332863A
JPH06332863A JP5139992A JP13999293A JPH06332863A JP H06332863 A JPH06332863 A JP H06332863A JP 5139992 A JP5139992 A JP 5139992A JP 13999293 A JP13999293 A JP 13999293A JP H06332863 A JPH06332863 A JP H06332863A
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JP
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key
printing
speed
count value
motor
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JP5139992A
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English (en)
Inventor
Shigeru Toyomura
繁 豊村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字処理動作の途中において、ユーザによる
キー操作速度に応じた印字速度に随時変更可能な印字装
置付き電子機器を提供する。 【構成】 印字装置4による印字処理実行中にキーボー
ド部1から入力されたキーに対応するキーコード情報を
キーバッファレジスタ23aに格納し、このキーバッフ
ァレジスタ23aに格納されているキーコード情報量に
基づいて印字装置4の印字速度を出力制御部26により
可変制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子式卓上計算
機のような印字装置付き電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】印字装置付き電子機器の一例として電子
式卓上計算機(以下、電卓という。)を例にして説明す
ると、この電卓は機種に応じた所定の印字速度の印字装
置を備え、この印字装置はキー操作、特に加算「+」,
減算「−」,乗算「×」,除算「÷」および等号「=」
等のファンクションキーの操作に追従して印字を行うよ
うに構成されている。
【0003】そして、例えば銀行や会社、事務所等で使
用される本格的事務所用(以下、業務用という。)電卓
には、印字速度が3.8l/sや5.0l/sの比較的
高速の印字装置が搭載され、他方、普及型の電卓には、
印字速度が2.0l/sや3.0l/sの比較的低速の
印字装置が搭載されている。
【0004】したがって、銀行事務のように高速印字処
理を望むユーザは印字速度が、例えば5.0l/sの高
速印字装置が搭載された機種を購入し、高速印字処理を
必要としない一般ユーザは、印字速度が、例えば2.0
l/sの低速印字装置が搭載された機種を購入すること
が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印字装置付き電子機器には、機種ごとに異なる印字
速度の印字装置が搭載されているので、次のような問題
がある。
【0006】一般的に印字装置の印字速度と印字の際に
発生する騒音とは比例関係にあり、印字速度が速くなる
ほど印字の際に発生する騒音が大きくなる。
【0007】また、印字速度と電力消費量も同様に比例
関係にあり、印字速度が速くなるほど、電力消費量が多
くなる。
【0008】したがって、このように機種ごとに異なる
印字速度の印字装置が搭載され、且つ印字速度が一定速
度に固定されていると、銀行や会社、事務所等で使用さ
れる業務用電卓の場合、ユーザがキーを遅く操作したと
きにも常に高速印字を行うので、印字の際に発生する騒
音が大きく、また電力消費量も多くなるという問題点が
ある。
【0009】他方、普及型の電卓の場合には、ユーザが
キー操作に慣れてキー操作速度が速くなると、低速の印
字装置ではユーザのキー操作に追従することができなく
なるという問題点がある。
【0010】そこで、上記問題点を解決するために、本
出願人は先に、ユーザによるキー操作速度に応じた印字
速度で印字することが可能な印字装置付き電子機器を提
案した(特願平4−18477号および特願平4−17
3906号)。
【0011】しかし、上記提案物件にあっては、印字処
理を行う前にキー入力速度に対応した印字速度を決定し
ているため、印字処理中に多くのキー入力があった場合
には、即座に対応できないという問題点が残されてい
た。
【0012】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、印字処理中において、ユーザによるキー操作速
度に応じた印字速度に随時変更することが可能な印字装
置付き電子機器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る印字装置付き電子機器は、キーボ
ードを介して入力したデータを演算する演算手段と、こ
の演算手段により演算された結果を印字する印字装置と
を有する印字装置付き電子機器において、前記印字装置
による印字処理実行中に前記キーボードから入力された
キーに対応するキーコード情報を格納するキー入力バッ
ファ手段と、このキー入力バッファ手段に格納されてい
るキーコード情報量に基づいて前記印字装置の印字速度
を可変制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、前記印字装置の印字速度制御を、ス
テッピングモータの回転速度の調整で行ったり、DCモ
ータのチョッパ制御にて行うことが好ましい。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、印字処
理実行中、キー入力バッファ手段に格納されているキー
コード情報量に基づいて印字装置の印字速度を制御する
ようにしたので、ユーザによるキー操作速度に応じた印
字速度に随時変更することができる。
【0016】また、前記印字速度制御は、ステッピング
モータの回転速度の調整で行ったり、DCモータのチョ
ッパ制御にて行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】(第1実施例)まず、本発明の第1実施例
を、図1〜図4に基づき説明する。図1は、本発明の第
1実施例に係る印字装置付き電子機器の制御回路の概略
構成を示すブロック図であり、本実施例は電卓に適用し
たものである。
【0019】同図に示すように、本実施例の電卓は、キ
ーボード部1と、演算手段としての中央演算処理部(マ
イクロプロセッサ)2と、計算結果等を表示するための
表示装置3と、計算結果等を可変印字速度で印字可能な
印字装置4とから大略構成されている。そして、本実施
例の電卓全体は中央演算処理部2により制御される。
【0020】キーボード部1は、ユーザが数値データを
入力するための数値キーと、加算「+」、減算「−」、
乗算「×」、除算「÷」および等号「=」を含む四則計
算キーと、クリアキー「C」、メモリキー「M+」等の
印字を行うように設定されたファンクションキーとを備
えている。
【0021】中央演算処理部2は、主としてキーボード
部1からのキー入力に対応した演算を実行する演算部2
1と、この演算部21で実行する制御プログラムが予め
格納された固定記憶部(ROM;リードオンリメモリ)
22と、RAM(ランダムアクセスメモリ)により構成
され且つ入力データや計算結果等を格納するためのメモ
リユニット部23と、例えば5ms毎にタイミングパル
スを発生し且つ演算部21に割込み処理を行わせるため
のタイマー部24と、キーボード部1に対してキー信号
を出力してキー操作信号を検出する入力制御部25とを
備えている。
【0022】そして、演算部21は加算回路や8ビット
のアキュムレータAccを有しており、固定記憶部22に
予め格納された制御プログラムに基づいて、入力制御部
25と、タイマー部24と、メモリユニット部23とを
制御し、キーボード部1の数値キーおよびファンクショ
ンキー等の操作に応じた演算を行う。
【0023】メモリユニット部(MU)23は、キーボ
ード部1から入力されたキーにそれぞれ対応するキーコ
ード情報を、キー操作された順に格納するキー入力バッ
ファ手段としてのキーバッファレジスタ(K・B)23
aと、入力された数値データや演算データを格納するた
めのAR/BRレジスタ23bと、制御に必要とするカ
ウント情報(K・C/N/n)等を格納するためのキー
バッファカウンタ23cとを備えている。
【0024】また、中央演算処理部2は、演算部21に
よる演算結果を演算部21の制御により表示装置3と印
字装置4とに出力する制御手段としての出力制御部26
を有している。
【0025】ここで、印字装置としては種々の方式のも
のが知られている。例えば、2色用印字リボンを備え、
印字用ハンマを一斉に駆動することにより印字を行うパ
ラレル印字方式や、数ドット分の発熱素子が縦一列に配
列されたサーマルヘッドをモータ駆動により左右に移動
させてサーマル紙に印字を行うサーマル印字方式や、発
熱素子を発熱させてバブルによりインクを吐出するバブ
ルジェットヘッドをモータにより左右に移動させて印字
を行うシリアルバブルジェット方式の印字装置等が公知
である。
【0026】本実施例では、図1に示すように数ドット
分の発熱素子41が縦一列に配列されたサーマルヘッド
をステッピングモータ42により左右に移動させてサー
マル紙に印字を行うサーマル印字方式の印字装置4が用
いられている。
【0027】この印字装置4では、ドライバ回路43が
サーマルレジスタ27を介して出力制御部26に接続さ
れており、またドライバ回路44がモータレジスタ28
を介して出力制御部26に接続されている。
【0028】印字装置4の発熱素子41は、ドライバ回
路43により印字データに応じて選択的に通電されて発
熱し、またステッピングモータ42はドライバ回路44
により回転駆動してサーマルヘッドを左右に移動させ
る。そして、この印字装置4の印字速度はステッピング
モータ42の駆動速度により決定され、中央演算処理部
2の制御命令に基づいて出力制御部26からモータ駆動
用のモータレジスタ28に駆動信号を出力することによ
り制御される。
【0029】また、発熱素子41は中央演算処理部2の
制御命令に基づいて出力制御部26からサーマルレジス
タ27に、印字に必要とする通電用信号を出力すること
により選択的に発熱する。
【0030】次に、図2〜図5を参照して本実施例の動
作、特に演算部21の動作を説明する。
【0031】図2は本実施例に係る電卓の印字速度制御
手順を示すメインフローチャートである。先ず、図示し
ない電源がオンされると、ステップS2−1でメモリユ
ニット部(MU)23の記憶内容が「0」にクリアされ
る。次に、ステップS2−2でタイマー部24のタイマ
ー(TM)値が5msに設定された後、ステップS2−
3でタイマー割込み動作がオンとなる。これにより、前
記ステップS2−2で設定されたタイマー値5ms毎に
図3に示す割込み処理が実行され、キーが押下されてい
ると、該押下されているキーコード情報をキーバッファ
レジスタ23aに格納する処理を実行する。この処理は
後に詳細に説明する。
【0032】次いで、ステップS2−4でキーバッファ
レジスタ(KB)23aにキーコード情報が格納されて
いるか否か(KB=0?)の判別を、該キーコード情報
が格納されるまで行う。これは、キーが操作されない
間、この処理を繰り返し、キーが操作されるのを待機し
ている状態である。前記ステップS2−4において、キ
ーが操作されキーバッファレジスタ23aにキーコード
情報が格納されると、次のステップS2−5に進む。こ
のステップS2−5ではキーバッファレジスタ23aに
格納されているキーコード情報を演算部21のアキュム
レータAccに呼び出す。
【0033】次に、ステップS2−6にてキーバッファ
カウンタ(KC)23cのカウント値から「1」を減算
する。これはキーコード情報をキーバッファレジスタ2
3aに格納すると、キーバッファカウンタ23cのカウ
ント値に「1」が加算される。そして、キーコード情報
をキーバッファレジスタ23aから呼び出すと、キーバ
ッファカウンタ23cのカウント値から「1」が減算さ
れる。これにより、キーバッファカウンタ23cのカウ
ント値を調べることによって、キーバッファレジスタ2
3a内に格納されているキーコード情報の数を知ること
ができる。
【0034】次いで、ステップS2−7に進んで、アキ
ュムレータAccに呼び出されたキーコード情報が数値
(N)キーか、その他の演算キーか否かを判別する。ア
キュムレータAcc内のキーコード情報が数値キーであれ
ば、ステップS2−8に進んで、操作された数値キーに
対応する置数処理が実行される。
【0035】次に、ステップS2−9に進んで表示処理
が実行され、置数処理を行った結果を表示装置3に表示
した後、前記ステップS2−4に戻り、キーが操作され
るのを待機する。
【0036】一方、前記ステップS2−7で、数値キー
以外の演算キーが操作され、キーバッファレジスタ23
aにキーコード情報が格納されると、ステップS2−1
0に進みキーコード情報に対応した演算処理、例えば
「+」キーであれば加算処理、「−」キーであれば減算
処理等が実行される。
【0037】次いで、ステップS2−11でタイマー割
込み動作をオフにしてタイマー割込みによるキーの取り
込みを禁止する。これは、次の印字処理ルーチンである
ステップS2−12の印字処理の方が優先度が高いの
で、印字処理ルーチンの中でキーの取り込みを行うこと
を禁止する。このステップS2−12の印字処理ルーチ
ンでは、図4及び図5に示す処理が実行されて印字動作
が行われるもので、この処理については後に詳細に説明
する。
【0038】印字処理が終了すると、ステップS2−1
3でタイマー割込み動作をオンにして再び5ms毎の割
込みによるキーの取り込みを解除する。次に、ステップ
S2−14で演算結果内容を表示装置3に表示する処理
を実行した後、前記ステップS2−4に戻り、キー操作
待機状態となる。このようにして、キー操作されたキー
に対応した処理が実行される。
【0039】図3はサブルーチンプログラムであるキー
の割込みプログラムを示し、同図において、タイマー
(TM)割込みがかかっても、キー(Key)読み込み
がコールされてもステップS3−1のステップから処理
が実行される。
【0040】先ず、ステップS3−1ではキーが操作さ
れているか否か、また操作されているキーがまだ取り込
んでいない最初のキーか否かを判定し、キーが操作され
ていないか、または既にキーを取り込んでいる場合は、
ステップS3−6でリターン(RTN)命令が実行され
本サブルーチン処理が終了する。
【0041】もし、前記ステップS3−1で、まだ取り
込んでいない最初のキーが操作されている場合には、ス
テップS3−2に進んで操作されているキーコードをキ
ーバッファレジスタ(KB)23aに格納する。
【0042】次いで、ステップS3−3でキーバッファ
カウンタ(KC)23cのカウント値に「1」を加算す
る。このようにキーコードをキーバッファレジスタ23
aに1つ格納する毎に前記カウント値に「1」を加算す
る処理を行い、メインプログラムの中でキーコードを1
つ読み出す毎に前記カウント値から「1」を減算する処
理を行うことにより、キーバッファレジスタ23aに格
納されているキーコードの数と等しいカウント値とな
り、このカウント値を調べることによって、キーバッフ
ァレジスタ23aに格納されているキーコードの数を知
ることができる。
【0043】次いで、ステップS3−4に進んでキーバ
ッファカウンタ23cのカウント値が10か否かを判定
し、キーバッファの容量の上限である10であれば、ス
テップS3−5に進んでエラー処理を行なった後、ステ
ップS3−6のリターン処理を実行して本処理動作を終
了する。また、前記ステップS3−4でキーバッファカ
ウンタ23cのカウント値が10未満であれば、前記ス
テップS3−6でリターン処理が実行され、本処理動作
を終了する。
【0044】以上のようにして、5ms時間毎の割込み
動作により、キーの取り込み処理が実行されてキーが取
り込まれ、キーバッファカウンタ23cにキーコードが
格納される。これは上述した図2のメインプログラムで
説明したように、印字処理中以外は全て実行される。
【0045】図4及び図5は印字処理サブルーチンを示
し、両図に従って印字処理プログラムを説明する。先
ず、図2に示すメインプログラムのステップS2−12
でこの印字処理プログラムがコールされると、図4のス
テップS4−1でモータ(Mo)相をセットして印字装
置4のステッピングモータ42を、モータスタート位置
(初期位置)にセットするために駆動する。
【0046】次いで、ステップS4−2で印字桁数をカ
ウントするためのカウンタNのカウント値を「0」にク
リアする。そして、ステップS4−3で印字すべきデー
タが格納されているARレジスタ23bのデータのN桁
目のデータをアキュムレータAccに呼び出す。今、カウ
ンタNのカウント値は前記ステップS4−2において
「0」にクリアされているので、0桁目の記号桁のデー
タが読み出される。
【0047】次いで、ステップS4−4に進んでカウン
タnのカウント値をクリアする。印字を行うフォントは
縦7ドット×横5ドットであり、文字間スペースを2ド
ットにして印字を行うため、トータル7列の印字で1文
字を構成している。カウンタnはその7列をカウントす
るためのカウンタである。
【0048】次に、ステップS4−5でアキュムレータ
Accに呼び出された印字データのn列のフォントデータ
を読み出す処理が実行され、ステップS4−6でn列目
のドットが印字される。
【0049】そして、ステップS4−7でキーバッファ
カウンタ(K・C)23cのカウント値が「2」以下か
否かを判定する。カウント値が「2」以下、すなわちキ
ーバッファレジスタ23aに格納されているキーコード
が「2」キー以下の場合には、ステップS4−8に進ん
で10msの時間待機する。
【0050】その後、ステップS4−12でキー読み込
みサブルーチンをコールしてキーが操作されていれば、
キーの取り込みを行う。このキーの取り込みが終了する
と、図5のステップS4−13でステッピングモータ相
を1ステップ進めて、ヘッドの位置を次のドットの位置
へ移動させる。次のステップS4−14でカウンタnの
カウント値に「1」を加算した後、ステップS4−15
で1文字を構成している7列の印字が終了したか否かの
判定を行い、7列の印字が終了するまでステップS4−
7からステップS4−15までの処理が前回と同様に実
行される。このようにして7列の印字が行われると、ス
テップS4−16に進んで再度、キーの読み込み動作が
実行され、次のステップS4−17で桁カウンタNのカ
ウント値に「1」を加算する。
【0051】次いで、ステップS4−18でこの桁カウ
ンタNのカウント値が「12」になるまで、要するに、
印字桁数の桁分、再び前記図4のステップS4−3から
繰り返し実行され、ARレジスタ23b内に格納されて
いるデータに対応した数値、または記号情報が印字され
る。このようにして、12桁分の印字が終了すると、図
5のステップS4−19に進んで1桁分の紙送り処理が
実行された後、ステップS4−20でリターン処理を実
行して本処理動作を終了する。
【0052】上記のように、前記図4のステップS4−
7でキーバッファカウンタ23cのカウント値が「2」
以下であれば、前記ステップS4−8に進んで10ms
の時間待機してからステッピングモータ42を駆動する
ので、12桁相当分印字して紙送りを実行するために約
100ステップ必要とし、約1秒間かかる。従って、こ
の場合の印字速度は1.0l/sとなる。
【0053】もし、前記図4のステップS4−7でキー
バッファカウンタ23cのカウント値が「2」以上であ
れば、ステップS4−9に進んでキーバッファカウンタ
23cのカウント値が「5」以下か否かを判定する。カ
ウント値が「5」以下であればステップS4−10に進
んで3.3ms時間待機してからモータ相を切り替え
る。これを12桁分続けると、約100ステップ必要と
し、約330msの時間がかかり、印字速度は3.0l
/sとなる。
【0054】また、前記図4のステップS4−9でキー
バッファカウンタ23cのカウウント値が「5」以上で
あれば、ステップS4−11に進んで2.0ms時間待
機してモータ相を進める。したがって、この処理を12
桁分続けると、約200msの時間が必要で、印字速度
は5.0l/sとなる。
【0055】このように、印字処理中にキーが押されな
いと、その時のキーバッファカウンタ23cのカウント
値に相当する一定の印字速度で印字が行われるが、印字
処理中にキー操作が行われ、キー読み込みルーチンでキ
ーが読み込まれ、キーバッファ内にキーが数多く格納さ
れてくると、前記図4のステップS4−7及びステップ
S4−9で印字処理中においても、キーバッファカウン
タ23cのカウント値を判定し、印字速度を高めて印字
処理を行うことが可能となる。
【0056】尚、前記図4のステップS4−10及びス
テップS4−11の処理を実行した後は、いずれも前記
図5のステップS4−13に進む。
【0057】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を、図6〜図8に基づき説明する。
【0058】図6は本発明の第2実施例に係る印字装置
付き電子機器における制御回路の概略構成を示すブロッ
ク図である。なお、図6において、上述した第1実施例
と同一部分には、図1と同一符号を付して説明する。
【0059】図6において、図1との相違点はヘッドを
駆動するモータが図1ではステッピングモータであった
が、本実施例はDCモータを使用してソフトウェア処理
によるチョッパ制御で印字速度を制御するようにしたも
のである。
【0060】図6に示すように、印字装置4はDCモー
タ45と、このDCモータ45を駆動するためのモータ
駆動回路46と、DCモータ45の回転駆動に応じたタ
イミングパルスを出力する位置検出部47が装備されて
いる。なお、このタイミングパルスは印字ドット位置に
対応している。
【0061】また、中央演算処理部2は、モータ駆動回
路46を駆動するための駆動信号を出力するための出力
端子(MR5)29と、位置検出部47からの検出信号
を受け取る入力端子(TP)30とを備えている。
【0062】図7及び図8は図6におけるDCモータ4
5を用いた印字装置での印字速度制御手順を示すフロー
チャートである。基本動作は図2に示すメインプログラ
ムと同じであるが、このメインプログラムのステップS
2−12の印字処理が図7及び図8に示す処理となる。
【0063】先ず、図7のステップS6−1で出力端子
(MR5)29を「1」にセットする。すると、その出
力信号がモータ駆動回路46で増幅されてDCモータ4
5を駆動する。次いで、ステップS6−2でタイミング
パルス間隔時間をカウントするためのカウンタTMpの
カウント値を「0」にクリアして、該カウンタTMpの
カウント動作をスタートさせる。
【0064】そして、ステップS6−3で桁カウンタN
のカウント値を「0」にリセットした後、ステップS6
−4で印字を行うデータが格納されているARレジスタ
23bのN桁のデータをアキュムレータAccに呼び出
す。次いで、ステップS6−5で列カウンタnのカウン
ト値を「0」にクリアした後、ステップS6−6でアキ
ュムレータAccに格納されているデータのn列に対応す
るフォントを固定記憶部22から読み出す。
【0065】次いで、ステップS6−7で位置検出部4
7からのタイミングパルス(TP)が「1」か否かを判
定して、該タイミングパルスが発せられるのを待機す
る。このタイミングパルスが発せられると(即ち、TP
=1になると)、ステップS6−8に進んでn列目のド
ット列を印字する。次に、ステップS6−9でキーバッ
ファカウンタ(K・C)23cのカウント値が「2」以
下か否かを判定し、該カウント値が「2」以下であれ
ば、、ステップS6−10に進んでタイミングパルスパ
ルスのカウンタTMpのカウント値(タイミングパルス
間隔時間)が10ms以下か否かを判定する。
【0066】このタイミングパルス間隔時間が10ms
以上であれば、モータ速度が設定値より遅いのでステッ
プS6−14に進んで、キー読み込みルーチンをコール
してキー読み込み処理を実行した後、図8のステップS
6−16で出力端子29を「1」にセットしDCモータ
45をオン(駆動)状態にした後、後述する図8のステ
ップS6−18に進む。これにより、DCモータ45の
回転速度が上昇する。
【0067】一方、前記タイミングパルス間隔時間が1
0ms以下であれば、図7のステップS6−15に進ん
でキー読み込みを実行した後、次の図8のステップS6
−17で出力端子29を「0」にセットしてDCモータ
45をオフにした後、後述する図8のステップS6−1
8に進む。これにより、DCモータ45への通電は行わ
れず、その後、DCモータ45は慣性で回転することに
より、その回転速度は下降する。
【0068】図8のステップS6−18では、タイミン
グパルスのカウンタTMpのカウント値を「0」にリセ
ットすると共に、そのカウント動作を再スタートさせ、
次のタイミングパルスが出力するまでの時間を測定す
る。そして、図8のステップS6−19でカウンタnの
カウント値に「1」を加算して、次のステップS6−2
0でカウンタnのカウント値が「7」か否かを判定し、
1桁分の印字が終了したか否かを確認する。
【0069】前記カウント値が「7」未満であれば、前
記図7のステップS6−6に戻り、該ステップS6−6
〜ステップS6−9を実行する。そして、ステップS6
−9でキーバッファカウンタ23cのカウント値が前回
と同じ「2」以下であれば、再び前記ステップS6−1
0でタイミングパルスのカウンタTMpを判定する。こ
のタイミングパルス間隔時間が10ms以下であれば、
DCモータ45の回転速度が設定値より速くなっている
ので、ステップS6−15でキー読み込みのサブルーチ
ンをコールして、もしキーが操作されていれば、キー取
り込み処理を行う。該キー取り込み処理が終了すると、
図8のステップS6−17でDCモータ45の駆動を停
止させる。
【0070】また、前記図7のステップS6−10でタ
イミングパルスのカウンタTMpのカウント値であるタ
イミングパルス間隔時間が10msを越えていれば、ス
テップS6−14でキー読み込みサブルーチンを実行し
た後、図8のステップS6−16でDCモータ45をオ
ンにする。
【0071】これは、前記図7のステップS6−10で
DCモータ45の回転速度が設定値より遅くなっている
ので、DCモータ45を通電状態にして加速するためで
ある。このような処理を繰り返すことにより、キーバッ
ファカウンタ23cのカウント値が「2」以下の場合、
タイミングパルス間隔時間はDCモータ45のオン,オ
フ駆動が繰り返されることにより、ほぼ10msの時間
に調節することができる。
【0072】タイミングパルス間隔時間が10msであ
れば、1行印字を行うために84個のタイミングパルス
が発生し、ほぼ840msの時間となり、それに紙送り
時間を加えると、ほぼ1行を印字するのに1秒を要し、
印字速度は1.0l/sとなる。
【0073】一方、前記図7のステップS6−9でキー
バッファカウンタ23cのカウント値が「2」以上であ
れば、ステップS6−11に進んで前記キーバッファカ
ウンタ23cのカウント値が「5」以下か否かを判定す
る。前記カウント値が「5」以下であればステップS6
−12でタイミングパルスのカウンタTMpのカウント
値であるタイミングパルス間隔時間が3.3ms以下か
否かを判定し、3.3ms以下であれば、DCモータ4
5の回転速度が設定値である3.3msよりも速いの
で、前記図8のステップS6−17でDCモータ45を
オフ状態にする。
【0074】また、前記図7のステップS6−12で前
記タイミングパルス間隔時間が3.3ms以上であれ
ば、DCモータ45の回転速度は前記設定値より遅いた
め、前記図8のステップS6−16でモータを駆動状態
にする。上記のような処理を繰り返すことにより、キー
バッファカウンタ23cのカウント値が「2」以上で
「5」以下であれば、タイミングパルス間隔時間が設定
値である3.3msに調節され、1行印字を行うために
紙送り時間を含めると、約330ms(約100個のタ
イミングパルス相当分)となり、印字速度約3.0l/
sでの印字が可能となる。
【0075】また、前記図7のステップS6−11でキ
ーバッファカウンタ23cのカウント値が「5」より大
きい場合は、、ステップS6−13に進んでタイミング
パルス間隔時間が2.0ms以下か否かを判定し、2.
0ms以下であれば、DCモータ45の回転速度が設定
値より速いため、前記図8のステップS6−17でDC
モータ45をオフにする。また、前記タイミングパルス
間隔時間が2.0ms以上であれば、DCモータ45の
回転速度が遅いため、ステップS6−16でモータをオ
ン状態にする。
【0076】一方、前記図8のステップS6−20でカ
ウンタnのカウント値が「7」になると、ステップS6
−21でキー読み込みルーチンをコールしてキー読み込
み処理を実行した後、ステップS6−22でカウンタN
のカウント値に「1」を加算する。次いで、ステップS
6−23でカウンタNのカウント値が「12」か否かを
判定し、「12」でなければ前記図7のステップS6−
6に戻る。また、前記カウント値が「12」であれば、
図8のステップS6−24に進んで紙送り処理を実行し
た後、次のステップS6−24で出力端子29を「0」
にセットしてDCモータ45をオフにした後、ステップ
S6−24でリターン命令を実行した後、本処理動作を
終了する。
【0077】尚、前記図8のステップS6−18〜ステ
ップS6−22までの処理は、カウンタnのカウント値
が0〜6まで、カウンタNのカウント値が0〜11まで
84個のタイミングパルス分繰り返され、1行印字を行
うために紙送り時間を含めると、約100個のタイミン
グパルス相当分必要として、約200msかかる。従っ
て、この場合は印字速度5.0l/sでの印字が実現可
能となる。
【0078】以上のようにして、キーバッファカウンタ
23cに格納されているキーの数に基づいて印字速度
1.0l/s,3.0l/s,5.0l/s等での印字
を行うものの、本プログラムではキーバッファカウンタ
23cのカウント値が「2」以下の印字速度1.0l/
sで印字を行っている最中に新たなキー入力が行われる
と、図7のステップS6−15,またはステップS6−
14及び図8のステップS6−21でキーが取り込まれ
てキーバッファレジスタ23aに格納される。
【0079】そして、キーバッファカウンタ23cのカ
ウント値が「2」より大きくなれば、今度は3.0l/
sの印字速度で印字が行われ、またキーバッファカウン
タ23cのカウント値が「5」より大きくなれば、5.
0l/sの印字速度で印字が行われる。
【0080】このようにして、印字処理中にもキーを取
り込み、キーバッファカウンタ23cに格納されている
キーの数に対応した印字速度で印字することが可能とな
る。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る印字
装置付き電子機器によれば、印字処理動作の途中におい
て、キーの取り込み処理を行い、キー入力バッファ手段
に格納されたキーコードの情報量に応じて印字装置の印
字速度が可変制御されるので、ユーザのキー操作速度に
応じた印字速度で印字することができ、印字騒音の低
減、電力消費の節約、および操作性の向上を達成するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る印字装置付き電子機
器の制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】同電子機器に係る印字速度制御手順を示すメイ
ンフローチャートである。
【図3】図2におけるキー割り込みサブルーチンプログ
ラムを示すフローチャートである。
【図4】図2における印字処理サブルーチンプログラム
を示すフローチャートである。
【図5】図2における印字処理サブルーチンプログラム
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例に係る印字装置付き電子機
器の制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図7】同電子機器に係る印字速度制御手順を示すサブ
ルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図8】同電子機器に係る印字速度制御手順を示すサブ
ルーチンプログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キーボード部 2 中央演算処理部(演算手段) 3 表示装置 4 印字装置 21 演算部 22 固定記憶部 23 メモリユニット部 23a キーバッファレジスタ(キー入力バッファ手
段) 23c キーバッファカウンタ 26 出力制御部(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードを介して入力したデータを演
    算する演算手段と、この演算手段により演算された結果
    を印字する印字装置とを有する印字装置付き電子機器に
    おいて、前記印字装置による印字処理実行中に前記キー
    ボードから入力されたキーに対応するキーコード情報を
    格納するキー入力バッファ手段と、このキー入力バッフ
    ァ手段に格納されているキーコード情報量に基づいて前
    記印字装置の印字速度を可変制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする印字装置付き電子機器。
  2. 【請求項2】 前記印字装置は、その印字速度制御をス
    テッピングモータの回転速度の調整で行うことを特徴と
    する請求項1記載の印字装置付き電子機器。
  3. 【請求項3】 前記印字装置は、その印字速度制御をD
    Cモータのチョッパ制御にて行うことを特徴とする請求
    項1記載の印字装置付き電子機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5885011A (en) * 1994-09-09 1999-03-23 Canon Electronic Business Machines (H.K.) Co., Ltd. Electronic apparatus with printer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5885011A (en) * 1994-09-09 1999-03-23 Canon Electronic Business Machines (H.K.) Co., Ltd. Electronic apparatus with printer

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