JPH0633236A - 基体保持装置 - Google Patents

基体保持装置

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JPH0633236A
JPH0633236A JP21092492A JP21092492A JPH0633236A JP H0633236 A JPH0633236 A JP H0633236A JP 21092492 A JP21092492 A JP 21092492A JP 21092492 A JP21092492 A JP 21092492A JP H0633236 A JPH0633236 A JP H0633236A
Authority
JP
Japan
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substrate
elastic body
cooling
holder
base body
Prior art date
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Pending
Application number
JP21092492A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mikami
隆司 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基体と弾性体との密着性を改善し、基体の冷
却効率を向上する。 【構成】 冷却用ホルダ1に弾性体4を介して基体5を
保持した基体保持装置において、弾性体4の少なくとも
基体3と接する面に複数の凸部5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンビームスパッタ
リング装置,イオン蒸着薄膜形成装置,イオンビームミ
リング装置などを用いたプロセスにおいて、基体の冷却
を効率よく行うようにした基体保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基体を冷却用ホルダに保持するに
際し、冷却用ホルダの保持平面に直接基体を取り付けた
り、図8に示すように、冷却用ホルダ1に円板状のラバ
ーなどの弾性体2を介して基体3を重合し、基体3の周
縁部に環状の押え体を当てがい、複数本のボルトにより
基体3をホルダ1に取り付け、弾性体2により基体3と
ホルダ1間の熱伝導の向上をはかっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記基体を直接
ホルダに取り付けた場合、取り付けの際のボルトによる
締め付けやプロセス中の熱等により基体の中央部が浮き
上り、その基体の変形により基体とホルダとの接合が充
分でなく、基体の全面を充分に冷却することができな
い。また、図8に示すように、ホルダ1と基体3との間
に円板状の弾性体2を介在させた場合、弾性体2を介在
させない場合より熱伝導はよくなるが、基体3の中央部
付近の接触圧が低く、前記変形に対して冷却効率が充分
でないという問題点がある。本発明は、前記の点に留意
し、基体と弾性体との密着性を改善し、基体の冷却効率
を向上させた基体保持装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の基体保持装置は、冷却用ホルダと基体との
間に介在した弾性体の少なくとも基体と接する面に複数
の凸部を形成したものである。
【0005】
【作用】前記のように構成された本発明の基体保持装置
は、冷却用ホルダと基体との間に弾性体が介在し、その
弾性体の少なくとも基体と接する面に複数の凸部が形成
されているため、基体の取り付け時の締め付けやプロセ
ス中の熱等により基体に変形が生じても、その基体の変
形に応じて弾性体の凸部が変形し、基体の全面と弾性体
との間に常に充分な密着性が保たれ、基体全面を均一に
冷却でき、冷却効率が向上する。
【0006】
【実施例】1実施例について図1及び図2を参照して説
明する。それらの図において、4は冷却用ホルダ1と基
体3との間に介在した弾性体であり、シリコンラバー,
ゴム等からなる。5は弾性体4の基体3と接する面に形
成された複数の凸部、6は凸部5と凸部5との間に形成
された微小の空間であり、基体3の取り付けの際のボル
トによる締め付けやプロセス中の熱等による基体3の変
形に応じ、各凸部5が変形し、基体3と弾性体4との間
の密着性が保たれ、冷却効率が向上する。
【0007】図3は他の例の弾性体4を示し、弾性体4
の両面に複数の凸部5を形成したものである。なお、弾
性体4の材質は、真空中でガス放出が少なく、使用温度
で可変性をもつものであれば、特に制限されない。
【0008】つぎに、密着度合の実験結果を図4ないし
図7について説明する。図4に示す形状のSUSを基体
7として用い、弾性体4として図5に示すものを用い、
図6に示すように、ホルダ8に弾性体4を接着し、その
弾性体4上に、圧力の加わった部分が着色される圧力測
定用シート9と基体7を重ね、基体7の周縁部に環状の
押え体10を重合し、6本のボルト11により基体7を
ホルダ8に押し付けた。
【0009】その結果、図7のAに示すように、基体7
の中心近く迄圧力測定用シート9に着色が認められ、弾
性体4による密着度合の効果が確認できた。一方、図6
の弾性体4に代え、図8の基体との接面が平面な弾性体
2を用い、同様の実験を行った結果、図7のBに示すよ
うに、ボルト11の周辺のみに着色が認められ、密着度
合の低いことが確認された。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明の基
体保持装置は、冷却用ホルダ1と基体3との間に介在し
た弾性体4の少なくとも基体3と接する面に複数の凸部
5が形成されているため、基体3の取り付け時の締め付
けやプロセス中の熱等により基体3に変形が生じても、
その基体3の変形に応じて弾性体4の凸部5が変形し、
基体3の全面と弾性体4との間に常に充分な密着性を得
ることができ、基体3全面を均一に冷却でき、冷却効率
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の切断側面図である。
【図2】A,Bは図1の弾性体の正面図,切断側面図で
ある。
【図3】A,Bは本発明の弾性体の他の例の正面図,切
断側面図である。
【図4】A,Bは実験時の基体の正面図,切断側面図で
ある。
【図5】A,B,Cは実験時の弾性体の正面図,一部の
拡大図,一部の切断側面図である。
【図6】実験時の一部の切断側面図である。
【図7】A,Bは実験結果図である。
【図8】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 冷却用ホルダ 3 基体 4 弾性体 5 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用ホルダに弾性体を介して基体を保
    持した基体保持装置において、前記弾性体の少なくとも
    前記基体と接する面に複数の凸部を形成した基体保持装
    置。
JP21092492A 1992-07-14 1992-07-14 基体保持装置 Pending JPH0633236A (ja)

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JPH0633236A true JPH0633236A (ja) 1994-02-08

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ID=16597334

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511856A (ja) * 1999-10-01 2003-03-25 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド 表面構造およびその製造方法,ならびに表面構造を組み込む,静電ウエハクランプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511856A (ja) * 1999-10-01 2003-03-25 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド 表面構造およびその製造方法,ならびに表面構造を組み込む,静電ウエハクランプ
JP4854056B2 (ja) * 1999-10-01 2012-01-11 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド 冷却装置及びクランピング装置

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