JPH04289168A - 薄膜形成用基板保持具 - Google Patents

薄膜形成用基板保持具

Info

Publication number
JPH04289168A
JPH04289168A JP7844691A JP7844691A JPH04289168A JP H04289168 A JPH04289168 A JP H04289168A JP 7844691 A JP7844691 A JP 7844691A JP 7844691 A JP7844691 A JP 7844691A JP H04289168 A JPH04289168 A JP H04289168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
holder
thin film
peripheral edge
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7844691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Ogawa
敏夫 小川
Kazuhiro Inoue
和裕 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7844691A priority Critical patent/JPH04289168A/ja
Publication of JPH04289168A publication Critical patent/JPH04289168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスパッタリング,レーザ
ーアブレーション,真空蒸着,イオンプレーティング等
の薄膜形成において用いられる基板保持具、特に基板を
加熱しながら保持する薄膜形成用基板保持具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、スパッタリング装置のような薄膜
形成装置において、高温超伝導体や強誘電体などのセラ
ミック薄膜を形成する場合には、基板を400℃以上の
高温に加熱する必要がある。この基板温度は膜特性に大
きな影響を与えるため、その温度制御は非常に重要であ
る。ウエハー状の基板に薄膜を形成する場合、図3のよ
うに平板状の保持具10の背面側にヒータ11を取り付
けるとともに、保持具10の表面側に基板13を取り付
けるための複数の取付治具12を設け、基板13の周縁
部を取付治具12によって保持することにより、基板1
3を保持具10の表面に圧着保持している。したがって
、基板13は保持具10との接触による熱伝導および輻
射熱によって加熱される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な保持構造では、取付治具12によって基板13の周縁
部が保持具10に強く圧着する反面、基板13の中心部
の接触圧は低いため、基板13の周縁部の温度が高く中
心部が低いという温度分布を生じる。しかも、加熱を繰
り返すうちに保持具10に熱変形が生じ、基板13と保
持具10との面接触が保てず、接触状態が悪くなって基
板13の温度分布が一層不均一になるという問題がある
。そこで、基板13と保持具10との間に、一定の面接
触状態を実現するためにIn,Au,Pt等の柔らかい
金属を挟み、熱伝導を良好に保つ工夫がなされているが
、この金属が基板13と反応したり、不純物として薄膜
に取り込まれるといった悪影響を及ぼすことがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、基板の温度分布
を広範囲にわたって均一に保持でき、かつ保持具の熱変
形による悪影響をなくすことができる薄膜形成用基板保
持具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明の基板保持具は、基板側の面にこの基板の周縁
部裏面を支持する環状の段部または凸部を設けるととも
に、基板の周縁部をこの段部または凸部に対して取り付
ける取付治具を設け、基板との間に輻射熱が作用し得る
だけの隙間を介して基板を取付可能としたものである。
【0006】保持具に基板を取り付けた状態において、
基板の周縁部裏面が保持具の段部または凸部に密着する
が、周縁部以外の大部分は保持具との間に一定の隙間を
もって保持される。保持具をヒータによって加熱すると
、基板は保持具からの輻射熱によって加熱される。輻射
能(単位時間に物体表面の単位面積より輻射される熱量
)は物体の表面温度(絶対温度)の4乗に比例するので
、輻射効率を高めるためには保持具として熱伝導性の良
好な材料を用いるのが望ましい。また、保持具として輻
射係数の高い材料を用いたり、基板の裏面側に輻射熱の
吸収率を高めるための加工を適宜施すのも効果的である
。熱輻射は接触による熱伝導に比べて、基板と保持具と
の隙間のばらつきによる影響を受けにくいので、保持具
が多少熱変形を起こしても基板の温度分布に殆ど影響を
及ぼさない。つまり、基板の周縁部を除く広範囲にわた
って温度分布を均一に保つことができ、基板に形成され
る薄膜の特性が広範囲にわたって均一化される。
【0007】
【実施例】図1は本発明にかかる基板保持具1の一例を
示す。この基板保持具1は例えば熱伝導性の良好な金属
材料よりなり、その上面には基板8の外径よりやや小さ
く、かつ一定深さの円形凹部2が形成されている。保持
具1の上面外周部には従来と同様の複数の取付治具3が
設けられ、この取付治具3を保持具1から突設されたボ
ルト4に挿通した後、ナット5を締め付けることにより
、基板8の周縁部を保持具1に対して圧着保持すること
ができる。ヒータ6は従来と同様に保持具1の背面側に
取り付けられ、あるいは保持具1の内部に一体的に埋設
されている。
【0008】基板8は例えばサファイヤ単結晶,石英ガ
ラス等からなる絶縁性ウエハーよりなり、取付治具3に
よって保持具1に取り付けられた状態において、その周
縁部裏面が凹部2の外周に設けられた環状段部7に密着
し、基板8の周縁部を除く大部分と保持具1との間には
凹部2によって一定の隙間δが形成される。
【0009】いま、基板8の表面に薄膜を形成するため
に保持具1を加熱すると、保持具1と基板8との間には
隙間δが設けられているので、保持具1の熱エネルギー
は輻射熱となって基板8に伝えられる。輻射熱は保持具
1と基板8との距離が多少変化しても殆ど影響を受けな
いので、保持具1が多数回使用によって熱変形を起こし
ても、輻射による熱伝達効率が殆ど変化しない。また、
輻射熱は保持具1のある部位から四方へ発散されるので
、保持具1の熱が基板8に対して平均化して伝えられ、
保持具1自身の温度むらによる悪影響も抑制できる。
【0010】図2は本発明の保持具1を用いた基板8の
温度分布と、従来の保持具(図3参照)を用いた基板の
温度分布との比較図である。なお、基板8は直径50m
mの円板であり、基板8の表側中心の表面温度を600
℃とした。従来の場合には基板の周縁部の温度が高く中
心部が低いという温度分布を示すのに対し、本発明の場
合には基板8の周縁部を除く大部分が輻射熱によって加
熱されるため、周縁部を除き広範囲にわたって温度分布
が均一化されていることがわかる。このことは、基板8
の表面に形成される薄膜の特性が広範囲にわたって均一
化され、高品質の薄膜が得られることを意味する。なお
、基板8の周縁部は保持具1との接触による熱伝導が加
わり、やや温度が高くなっている。
【0011】本発明は上記実施例の保持具に限定される
ものではない。上記実施例では基板8の周縁部を支持す
るために保持具1に環状の段部7を形成したが、これに
代えて、保持具1の表面に基板8の周縁部を支える複数
の凸部を突設してもよい。この場合には、基板8の周縁
部との接触面積が更に小さくなるので、図2に示される
ような基板8の周縁部の温度上昇を抑制することが可能
である。その結果、薄膜形成後の基板8の周縁部カット
幅を少なくでき、基板8をより有効に利用できる利点が
ある。また、基板8の周縁部と保持具1の段部との間に
熱伝導性の低い材料を挟んでも同様の効果を期待できる
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、保持具の熱を基板に対して主に輻射熱によって
伝えるようにしたので、基板温度を広範囲にわたって均
一に保つことができ、形成される薄膜の特性を広範囲に
わたって均一化できる。また、保持具と基板との接触部
分が小さいので、保持具の熱変形等によって悪影響を受
けず、常に安定した特性の薄膜を形成できるという特徴
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる保持具に基板を保持した状態の
断面図である。
【図2】本発明と従来との基板の温度分布の比較図であ
る。
【図3】従来の保持具に基板を保持した状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
1              基板保持具2    
          凹部 3              取付治具6     
         ヒータ7            
  段部 8              基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  薄膜が形成される基板を加熱しながら
    保持する薄膜形成用基板保持具において、基板側の面に
    この基板の周縁部裏面を支持する環状の段部または凸部
    を設けるとともに、基板の周縁部をこの段部または凸部
    に対して取り付ける取付治具を設け、基板との間に輻射
    熱が作用し得るだけの隙間を介して基板を取付可能とし
    た薄膜形成用基板保持具。
JP7844691A 1991-03-18 1991-03-18 薄膜形成用基板保持具 Pending JPH04289168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7844691A JPH04289168A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 薄膜形成用基板保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7844691A JPH04289168A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 薄膜形成用基板保持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04289168A true JPH04289168A (ja) 1992-10-14

Family

ID=13662270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7844691A Pending JPH04289168A (ja) 1991-03-18 1991-03-18 薄膜形成用基板保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04289168A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5556477A (en) * 1994-06-09 1996-09-17 Leybold Aktiengesellschaft Transport device for substrates to be coated in a vacuum coating system
CN110055508A (zh) * 2019-05-30 2019-07-26 武汉华星光电技术有限公司 一种基板固定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5556477A (en) * 1994-06-09 1996-09-17 Leybold Aktiengesellschaft Transport device for substrates to be coated in a vacuum coating system
CN110055508A (zh) * 2019-05-30 2019-07-26 武汉华星光电技术有限公司 一种基板固定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3008192B2 (ja) 化学気相蒸着の加熱装置
EP0452779B1 (en) Physical vapor deposition clamping mechanism
JPH042552B2 (ja)
JPH04289168A (ja) 薄膜形成用基板保持具
US5126533A (en) Substrate heater utilizing protective heat sinking means
JPH1197448A (ja) 熱処理装置とこれを用いた半導体結晶の熱処理法
US4514250A (en) Method of substrate heating for deposition processes
JPH0774451B2 (ja) 成膜装置
JP2000164588A (ja) 基板加熱方法及び装置
JPS62279624A (ja) 分子線エピタキシ用基板ホルダ
JP2000260720A (ja) 半導体製造装置
CN101300666A (zh) 半导体制造装置以及半导体装置
JPH07194965A (ja) 成膜方法及び成膜装置
JP2714178B2 (ja) 真空処理装置
JPS63241921A (ja) 分子線エピタキシ装置の基板加熱装置
JPS60123025A (ja) 加熱装置
JP2004059990A (ja) 成膜装置
JPS6324411B2 (ja)
JPH0136976B2 (ja)
JPH072608Y2 (ja) 加熱成膜用基板ホルダ
KR20030059745A (ko) 반사기를 이용한 웨이퍼 온도 보상기
US4451727A (en) Heating fixture
JPS62134924A (ja) 基板加熱ホルダ
JP2622402B2 (ja) 磁性膜形成装置
JPH11256325A (ja) 結晶性SiC薄膜の製造方法