JPH06330592A - 鉄筋の接合方法および鉄筋接合用スリーブ - Google Patents

鉄筋の接合方法および鉄筋接合用スリーブ

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JPH06330592A
JPH06330592A JP12256993A JP12256993A JPH06330592A JP H06330592 A JPH06330592 A JP H06330592A JP 12256993 A JP12256993 A JP 12256993A JP 12256993 A JP12256993 A JP 12256993A JP H06330592 A JPH06330592 A JP H06330592A
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JP
Japan
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sleeve
joining
reinforcing bars
reinforcing bar
sides
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JP12256993A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hata
茂 畑
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NIPPON PROJECT KK
Original Assignee
NIPPON PROJECT KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧着方式をとりながら、操作が簡単で、鉄筋
接合作業を一人でも容易に能率良く行い得るようにす
る。 【構成】 鉄筋接合用スリーブ11の中間部に狭窄部1
4を設け、接合される両側鉄筋12,13を、このスリ
ーブ11の狭窄部14を挾んだ両側嵌合部15,16に
嵌め込み、この状態でスリーブ11の両側嵌合部15,
16を両側鉄筋12,13に圧着する方法、および同方
法に使用される鉄筋接合用スリーブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄筋同士を突合せ接合す
る鉄筋の接合方法、およびこの接合方法に使用される鉄
筋接合用スリーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、差し筋等の鉄筋を上下または左右
に接合する方法として、円筒状の接合用スリーブを用い
る方法がよく知られている。
【0003】また、同スリーブを用いる鉄筋接合方法に
おいて、 図4に示すように、両側鉄筋1,2の相接合される
端部に雄ねじ1a,2aを設け、両側鉄筋1,2をこの
雄ねじ部1a,2aによって雌ねじ付きスリーブ3にね
じ込むねじ結合方式、 図5(イ)に示すように、スリーブ4を下側鉄筋1
に嵌め込んでおき、上側鉄筋2を下側鉄筋1に突き合わ
せた状態で、スリーブ4をこの突合せ部分に移動させ、
この後、(ロ)に示すように同スリーブ4を圧着機によ
って両側鉄筋2,3に圧着する圧着方式(特公平4−4
3133号参照)、が公知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のね
じ結合方式では、両側鉄筋1,2にねじ加工を施さなけ
ればならないため、コストが高くつくとともに、施工効
率が悪い。また、ねじ加工によって鉄筋1,2の断面積
が減少し、強度が低下するという欠点があった。
【0005】一方、の圧着方式によると、鉄筋1,2
側に余分な加工が不要となり、かつ断面積減少という問
題がなくなる反面、 イ)上側鉄筋2を下側鉄筋1に突合せてこの突合せ位置
に保持し、 ロ)この状態で、下側鉄筋1に予め嵌め込んだスリーブ
4を鉄筋突き合せ部分まで移動させ、 ハ)スリーブ4に対する両側鉄筋1,2の嵌合代が等し
くなるようにスリーブ4を位置決めし、 ニ)スリーブ4をこの位置に保持した状態で圧着機によ
り圧着する、という面倒な操作が必要となる。
【0006】このため、鉄筋1,2およびスリーブ4を
操作する者と、圧着機を操作する者の二人掛かりでの作
業となっていた。
【0007】なお、上側鉄筋2を下側鉄筋1に突合せた
状態で溶接しておけば一人での作業が可能となるが、こ
の溶接作業によって施工能率が極端に悪くなる。
【0008】そこで本発明は、圧着方式をとりながら、
操作が簡単で、鉄筋接合作業を一人でも容易に能率良く
行うことができる鉄筋の接合方法および鉄筋接合用スリ
ーブを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、鉄筋
接合用スリーブの中間部に、内径寸法が、接合される両
側鉄筋の直径寸法よりも小さい狭窄部を設けておき、両
側鉄筋の相接合される端部を、このスリーブの上記狭窄
部を挾んだ両側部分に嵌め込んだ後、スリーブの両側部
分を両側鉄筋に圧着するものである。
【0010】請求項2の発明は、鉄筋同士を互いの端面
が相対向する状態で接合する鉄筋接合用スリーブにおい
て、軸方向の中間部に、内径寸法が、接合される両側鉄
筋の直径寸法よりも小さい狭窄部が形成されたものであ
る。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、軸方向中間部の周壁が外周側から圧縮されて狭窄部
が形成されたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、軸方向中間部の周壁が全周均等に圧縮されて狭窄部
が形成されたものである。
【0013】
【作用】上記構成によると、たとえば鉄筋を上下に接合
する場合に、狭窄部により、下側鉄筋に対してスリーブ
を嵌合保持し、またこのスリーブに対して上側鉄筋を嵌
め込むだけで同鉄筋を突合せ位置に保持することができ
る。
【0014】すなわち、上側鉄筋を下側鉄筋に突合せて
保持する操作、スリーブをこの突き合せ部分まで移動さ
せる操作、スリーブを位置決めする操作、スリーブをこ
の位置に保持する操作が不要となる。
【0015】このため、鉄筋接合作業を一人でも簡単に
能率良く行うことができる。
【0016】また、スリーブの軸方向中間部周壁を圧縮
して狭窄部を形成した請求項3の構成によると、丸パイ
プ材の圧縮加工のみによって簡単にそして低コストで狭
窄部付きスリーブを製作することができる。
【0017】さらに、請求項4の構成によると、狭窄部
の強度が全周均等となるため、とくに曲げ荷重に対して
強いものとなる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3によって説明す
る。
【0019】第1実施例(図1,2参照) 図1に第1実施例にかかる鉄筋接合用スリーブ(以下、
単にスリーブという)11、図2(イ)(ロ)(ハ)にこの
スリーブ11を用いた鉄筋接合手順をそれぞれ示してい
る。
【0020】スリーブ11は、接合される両側鉄筋1
2,13の直径寸法D1よりもやや大きい内径寸法D2
を有する丸パイプ材にて形成している。
【0021】このスリーブ11には、軸方向中央部の周
壁を全周に亘りプレス機または圧着機によって外周側か
ら圧縮(搾り加工)することにより、内径寸法D3が鉄
筋直径寸法D1よりも小さい狭窄部14を形成し、この
狭窄部14を挾んだ両側部分15,16を鉄筋嵌合部と
している。
【0022】このスリーブ11による鉄筋接合手順を説
明する。図2では、差し筋同士を上下に接合する場合を
例にとっている。
【0023】まず、(イ)に示すように、スリーブ11
の下側鉄筋嵌合部15を下側鉄筋12の上端部に嵌め込
む。こうすれば、狭窄部14が下側鉄筋12の上端に係
止するため、スリーブ11を、上側嵌合部16が上方に
突出する状態で下側鉄筋12に保持することができる。
【0024】次に、(ロ)に示すように上側鉄筋13の
下端部をスリーブ11の上側鉄筋嵌合部16に差し込み
む。
【0025】こうすると、上側鉄筋13の下端が狭窄部
14の内側に係止し、両側鉄筋12,13の端面同士が
狭窄部14を挾んで近接対向した状態となる。
【0026】この状態で、図示しない圧着機(電動式ま
たは油圧式)により、(ハ)に示すようにスリーブ11
の両側鉄筋嵌合部15,16をほぼ全面に亘って両側鉄
筋12,13に圧着する。
【0027】これにより、両側鉄筋12,13がスリー
ブ11を介して接合される。
【0028】このように、スリーブ11の軸方向中間部
に狭窄部14を設けることにより、 図2(イ)のようにスリーブ11を下側鉄筋12の
上端部(上側鉄筋13との突合せ部分)に保持すること
ができる。
【0029】このため、従来の圧着方式の場合のよう
に、圧着に際してスリーブを下側鉄筋の下端位置から突
合せ部分まで移動させる操作、および突合せ部分で両側
鉄筋に均等に嵌合するように位置決めする操作、ならび
にこの位置に保持する操作が不要となる。
【0030】 図2(ロ)のように上側鉄筋13をス
リーブ11によって突き合わせ状態に保持することがで
きる。このため、同鉄筋13を圧着完了まで手で保持す
る必要がなくなる。
【0031】従って、鉄筋接合作業を最小限の操作によ
って一人で簡単に能率良く行うことができる。
【0032】第2実施例(図3参照) 第1実施例ではスリーブ11の軸方向中央部を全周均等
に搾って狭窄部14を形成したのに対し、第2実施例で
は、スリーブ11の軸方向中央部の周壁を対称2方向か
ら搾って狭窄部14を形成している。17,17はこの
搾り部分である。
【0033】この構成によっても、基本的に第1実施例
の場合と同様の効果を得ることができる。
【0034】その他の実施例 (1)上記実施例では、スリーブ11の両側鉄筋嵌合部
15,16を全面に亘って圧着するようにしたが、軸方
向または周方向に対して部分的に圧着してもよい。
【0035】(2)この部分圧着方式をとる場合に、ス
リーブ11の中間部周壁を3方向以上の多方向から搾っ
て狭窄部14を形成してもよい。
【0036】(3)スリーブ11は、通常、前記したよ
うに丸パイプ材を加工して形成するが、圧着可能な材料
であれば鋳物にて形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、鉄筋
接合用スリーブの中間部に、内径寸法が、接合される鉄
筋の直径寸法よりも小さい狭窄部を設け、両側鉄筋を、
このスリーブの狭窄部を挾んだ両側部分に嵌め込んだ状
態で、スリーブの両側部分を両側鉄筋に圧着するように
したから、たとえば鉄筋を上下に接合する場合に、上側
鉄筋を下側鉄筋に突合せて保持する操作、スリーブをこ
の突き合せ部分まで移動させる操作、スリーブを位置決
めする操作、スリーブをこの位置に保持する操作が不要
となる。
【0038】このため、鉄筋接合作業を一人でも簡単に
能率良く行うことができる。
【0039】また、スリーブの中間部周壁を圧縮して狭
窄部を形成した請求項3の考案によると、丸パイプ材の
圧縮加工のみによって簡単にそして低コストで狭窄部付
きスリーブを製作することができる。
【0040】さらに、請求項4の考案によると、狭窄部
の強度が全周均等となるため、とくに曲げ荷重に対して
強いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる鉄筋接合用スリーブの
斜視図である。
【図2】(イ)(ロ)(ハ)は同スリーブによる鉄筋接合手
順を説明するための断面図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる鉄筋接合用スリー
ブの斜視図である。
【図4】従来のねじ結合方式による鉄筋接合状態を示す
断面図である。
【図5】(イ)(ロ)は従来の圧着方式による鉄筋接合手
順を説明するための断面図である。
【符号の説明】
11 鉄筋接合用スリーブ 12,13 接合される鉄筋 14 狭窄部 15,16 両側鉄筋嵌合部(両側部分)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋接合用スリーブの中間部に、内径寸
    法が、接合される両側鉄筋の直径寸法よりも小さい狭窄
    部を設けておき、両側鉄筋の相接合される端部を、この
    スリーブの上記狭窄部を挾んだ両側部分に嵌め込んだ
    後、スリーブの両側部分を両側鉄筋に圧着することを特
    徴とする鉄筋の接合方法。
  2. 【請求項2】 鉄筋同士を互いの端面が相対向する状態
    で接合する鉄筋接合用スリーブにおいて、軸方向の中間
    部に、内径寸法が、接合される両側鉄筋の直径寸法より
    も小さい狭窄部が形成されたことを特徴とする鉄筋接合
    用スリーブ。
  3. 【請求項3】 軸方向中間部の周壁が外周側から圧縮さ
    れて狭窄部が形成されたことを特徴とする請求項2記載
    の鉄筋接合用スリーブ。
  4. 【請求項4】 軸方向中間部の周壁が全周均等に圧縮さ
    れて狭窄部が形成されたことを特徴とする請求項3記載
    の鉄筋接合用スリーブ。
JP12256993A 1993-05-25 1993-05-25 鉄筋の接合方法および鉄筋接合用スリーブ Pending JPH06330592A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018995A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Takiron Co Ltd 重ね張り材の固定用ボルト部材及び重ね張り材の施工方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54155619A (en) * 1978-05-27 1979-12-07 Daigo Takamura Reinforcement connecting method
JPS58174559A (ja) * 1982-04-05 1983-10-13 Tdk Corp 硬質磁性箔の製造方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951212