JPH06330045A - 炭化装置 - Google Patents

炭化装置

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JPH06330045A
JPH06330045A JP5125611A JP12561193A JPH06330045A JP H06330045 A JPH06330045 A JP H06330045A JP 5125611 A JP5125611 A JP 5125611A JP 12561193 A JP12561193 A JP 12561193A JP H06330045 A JPH06330045 A JP H06330045A
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carbonization
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健司 山根
Akira Hirooka
彰 廣岡
Naoki Kato
直樹 加藤
Toshiaki Narisada
俊昭 成定
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリキルン式炭化炉に予熱空気を導入す
る際、炭化炉内の温度低下防止、温度分布の均一化を図
り、炭化効率向上、炭化物の収量向上を図る。 【構成】 ロータリキルン式炭化炉1と、炭化処理に伴
い発生する排煙を処理する排煙処理手段3と、炭化炉に
空気を導入する空気導入管4と、その空気をアフタバー
ナ23の排ガスにより加熱する熱交換器5とを備える。
炭化炉1の炭材供給部12側に空気導入管の下流端、炭
化物排出部13側に排煙導出管21の上流端を連通す
る。排煙処理手段に炭化炉から排煙を強制吸引する第2
ブロワ24を、空気導入管に予熱空気を炭化炉に圧送す
る第4ブロワ28を設ける。両ブロワを圧力センサ14
の検出値に基いて制御器15により制御して。炭化炉の
内圧が外気圧よりわずかに低い所定の圧力を維持するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば廃木材などの炭
材を炭化処理して、その再利用を図るための炭化装置に
係り、詳しくは予熱空気を炭化炉に導入する炭化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の炭化装置として、特
公平4−23676号公報により開示されたものが知ら
れている。このものは、縦置き固定式の円筒状炭化炉を
用い、この炭化炉の炭材の供給側である頂部から導出し
た排煙と、その炭化物の排出側である炭化炉底部のバー
ナ付き空気入口から炭化炉内に入れるための空気とを熱
交換させ、この予熱空気を上記炭化炉内に導入するよう
にしたものである。そして、このものでは、上記バーナ
付き空気入口の他に予備空気入口を設けこの予備空気入
口により空気量を調節して、上記予熱空気の導入を他の
機械的強制手段を用いずに自然対流により行なわせるよ
うにしようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
縦置き固定式の円筒型炭化炉における予熱空気の導入を
ロータリキルン式である横置き回転式の円筒型炭化炉に
適用しようとする場合、以下の不都合が生じる。すなわ
ち、ロータリキルン式の場合、円筒型炭化炉が横向きに
配置されて略水平軸回りに回転されるようになってお
り、その一端側に供給部、他端側に排出部が設けられる
ため、排煙の導出および予熱空気の導入において炭化炉
内の熱や圧力による自然対流作用を利用し難く、単に排
煙導出管および空気導入管を炭化炉に連通させるだけで
は、上記排煙の導出および予熱空気の導入が不十分とな
る。これを補うために排煙導出管に吸引手段を介装して
炭化炉内の排煙を強制吸引し、これに伴い上記空気導入
管からの予熱空気を導入することが考えられる。しか
し、ロータリキルン式の場合、回転する円筒型炭化炉
と、この炭化炉の両端開口を炭化炉が回転摺動可能な状
態にして閉止するカバー部材とから構成されるため、そ
のカバー部材と炭化炉との間にわずかな隙間が存在す
る。このため、上記強制吸引を行うと上記隙間から冷た
い空気が炭化炉内に侵入して炭化炉内の温度低下、およ
び、温度分布の不均一化を招くことになり、炭化効率の
低下、炭化物の収量の低減化を招くことになる。
【0004】また、空気を炭化炉内に導入する以上、炭
化物の収量が炭材の燃焼する分低下することは避け難い
が、予熱空気の熱エネルギーおよびその予熱空気による
炭材の燃焼熱エネルギーを炭化処理に有効利用しつつ、
上記炭材の燃焼量を可及的に抑制して炭化物の収量増大
を図る必要がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ロータリキル
ン式の炭化炉に予熱空気を導入する場合において、炭化
炉内の温度低下防止、温度分布の均一化を図り、炭化効
率向上および炭化物の収量向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、略水平軸回りに回転される
炭化炉と、この炭化炉での炭化処理に伴い発生する排煙
を処理する排煙処理手段と、上記炭化炉に空気を導入す
る空気導入管と、この空気導入管内の空気を上記排煙処
理手段における熱媒体との熱交換により加熱する熱交換
器とを備える。そして、炭材の供給部を上記炭化炉の回
転軸方向一端側に、炭化処理後の炭化物の排出部を他端
側にそれぞれ設ける一方、上記排煙処理手段の排煙導出
管の上流端を上記炭化炉の排出部側に、上記空気導入管
の下流端を上記炭化炉の供給部側にそれぞれ連通する。
加えて、上記排煙処理手段に上記炭化炉から排煙を吸引
する吸引手段を配設する一方、上記空気導入管に上記熱
交換器により加熱された予熱空気を上記炭化炉に圧送す
る圧送手段を配設する構成とするものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明において、炭化炉の内圧を検出する内圧検
出手段を備える。そして、この内圧検出手段の検出値に
基いて上記炭化炉の内圧が外気圧よりわずかに低い所定
の圧力を維持するよう吸引手段の吸引力と圧送手段の圧
送力とを制御する制御器とを備える構成とするものであ
る。
【0008】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
炭化炉での炭化処理に伴い発生する排煙が吸引手段によ
り炭化炉内から強制導出されるものの、熱交換器で加熱
された予熱空気が圧送手段により炭化炉内に強制導入さ
れて炭化炉内の圧力収支が維持されるため、炭化炉の端
部に隙間が存在しても、その隙間を通しての外気の侵入
が抑制され、この侵入外気による炭化炉内の温度低下お
よび温度分布の不均一化の発生の抑制、防止が図られ
る。これにより、炭化効率の低下防止が図られて炭化物
収量の向上に寄与する。また、上記予熱空気以外の冷た
い外気の侵入防止が図られるため、その予熱空気の熱エ
ネルギーを炭化処理に十分に利用して炭化効率の向上が
図られる。
【0009】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、吸引手段の吸引力
と圧送手段の圧送力とが制御器により制御されて、炭化
炉が外気圧よりわずかに低い所定の内圧に維持されるた
め、上記予熱空気の導入が所定の一定量に保たれて炭材
の燃焼量が制限される。これにより、導入空気により自
由な自燃が行われる場合と比べ、炭化物の収量の向上が
図られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0011】図1は、本発明の第1実施例に係る炭化装
置を示し、1は炭材の炭化処理を行うための炭化炉、2
は上記炭化処理のための加熱を行う加熱手段、3は上記
炭化処理により発生する排煙から木酢液を分離回収し残
りを無公害化処理する排煙処理手段、4は上記炭化炉1
に予熱空気を導入するための空気導入管、5はこの空気
導入管4内の空気を加熱するための熱交換器である。
【0012】上記炭化炉1は、複数のローラ6,6によ
って略水平方向のドラム軸Xの回りに回転可能に支持さ
れたドラム7と、このドラム7の上記ドラム軸X方向一
端側(図1の左端側)である供給口8を遮蔽する筒状端
部カバー9と、他端側(図1の右端側)である排出口1
0を遮蔽する排出側の筒状端部カバー11と、上記供給
口8側の端部カバー9を貫通してドラム7内まで延ばさ
れた炭材の供給部12とを備えている。上記両端部カバ
ー9,11は、上記ドラム7のドラム軸X方向端部にそ
れぞれ外挿された状態で図示省略のフレームによって位
置固定されて非回転状態となっており、上記ドラム7
は、上記複数のローラ6,6が図示しないモータにより
回転駆動されることにより上記ドラム軸Xの回りに回転
駆動されるようになっている。また、上記供給部12は
図示しないホッパーなどから炭材を上記供給口8まで供
給するようになっており、この炭材を炭化処理した後の
炭化物は排出口10側の端部カバー11の下方に接続さ
れた排出部13から排出されるようになっている。さら
に、上記排出側の端部カバー11の上部には炭化炉1の
内圧を検出する圧力センサ14が配設されており、この
圧力センサ14は炭化炉1内の内圧検出値を制御器15
に出力するようになっている。
【0013】上記加熱手段2は、上記供給口8の側の端
部カバー9を貫通して設けられてドラム7内に臨ませた
燃焼バーナ16と、この燃焼バーナ16に燃料と空気と
の混合気を導入する混合気供給管17と、この混合気供
給管17に空気を供給する第1ブロワ18と、上記混合
気供給管17に液化石油ガス(LPG)ボンベ19から
燃料としての気化石油ガスを導入する燃料供給管20と
を備えている。上記第1ブロア18はその駆動により空
気を導入しかつこの空気と上記燃料供給管20からの燃
料とを混合して上記燃焼バーナ16まで圧送するように
なっており、上記燃焼バーナ16は、混合気供給管17
からの混合気を燃焼させてその燃焼熱により上記ドラム
7内を所定の温度(例えば300〜700℃)まで加熱
するようになっている。
【0014】上記排煙処理手段3は、上記炭化炉1の排
出側端部カバー11の上部に連通された排煙導出管21
と、この排煙導出管21により導出された排煙を冷却す
ることにより木酢液と可燃ガスとの気液に分離して木酢
液を回収するコンデンサ22と、このコンデンサ22で
分離された可燃ガスを処理するアフタバーナ23とを備
えている。上記コンデンサ22とアフタバーナ23との
間には、第2ブロワ24が介装されており、この第2ブ
ロワ24の作動によって、上記炭化炉1内から排煙を吸
引してコンデンサ22に導くとともに、そのコンデンサ
22から分離された可燃ガスをアフタバーナ23まで送
給するようになっている。上記アフタバーナ23は上記
可燃ガスの燃焼を補助するためのバーナ23aを備えて
おり、このバーナ23aは上記加熱手段2の燃焼バーナ
16と同様にLPGボンベ25からのLPGガスと第3
ブロワ26により圧送される空気との混合気を燃焼させ
るようになっている。上記アフタバーナ23はコンデン
サ22からの可燃ガスを完全燃焼させて無公害化し、燃
焼後の排気ガスを放出管27を通して大気中へ放出する
ようになっている。そして、上記放出管27には上記熱
交換器5が配設されており、この熱交換器5は後述の空
気導入管4内の空気を上記放出管27内の排気ガスによ
り加熱するようになっている。
【0015】上記空気導入管4は、上流端4aが大気に
開放され、中間部分が上記熱交換器5に通され、下流端
4bが上記炭化炉1の供給側端部カバー9を貫通して炭
化炉1の内部と連通されている。そして、上記空気導入
管4には第4ブロワ28が介装されており、上記上流端
4aから大気を吸引し上記熱交換器5で加熱された予熱
空気を上記炭化炉1の供給口8側に圧送するようになっ
ている。
【0016】上記排煙処理手段3における第2ブロワ2
4と、空気導入管4における第4ブロワ28との各作動
は上記制御器15により制御されており、この制御器1
5は上記圧力センサ14からの検出値に基いて上記第2
ブロワ24による吸引力が第4ブロワ28による圧送力
よりわずかに大きくなるよう上記両ブロワ24,28の
作動を調整することにより、炭化炉1の内圧を外気圧よ
りわずかに低い圧力に維持するようになっている。
【0017】上記構成の炭化装置において、炭化処理を
行うには、まず、燃焼バーナ16を作動させて炭化炉1
内を加熱するとともに、ドラム7を回転させて供給部1
2から炭材を上記ドラム7内に供給する。そして、上記
炭材が上記燃焼バーナ16の燃焼熱により加熱されて炭
化が進行するとともに、この炭化処理に伴い煙が発生し
てこの煙が上記ドラム7および端部カバー11の上部に
滞積する。
【0018】次に、上記煙が発生した時点で、排煙処理
手段3および空気導入管4が作動される。すなわち、コ
ンデンサ22、アフタバーナ23、第2ブロワ24およ
び第4ブロワ28などが作動される。これにより、上記
滞積した煙は、排煙導出管21を通してコンデンサ22
に吸引され、このコンデンサ22において木酢液の分離
回収が行われ、この木酢液が分離されて残った可燃ガス
がアフタバーナ23で完全燃焼される。併せて、上記ア
フタバーナ23での排気ガス(熱媒体)の廃熱利用によ
り炭化炉1に導入する空気が加熱され、この予熱空気が
圧送されて炭化炉1内に導入される。つまり、上記第2
ブロワ24により上記炭化炉1内から排煙が強制吸引さ
れる一方、第4ブロワ28により上記炭化炉1内に予熱
空気が強制導入される。このため、上記炭化炉1内の圧
力収支が維持されるため、ドラム7の外周面と両端部カ
バー9,11の内周面との間に隙間が存在しても、その
隙間を通しての外気の侵入を抑制することができ、この
侵入外気による炭化炉内の温度低下および温度分布の不
均一化の発生の抑制、防止を図ることができる。これに
より、炭化効率の向上および炭化物の均質化を図ること
ができる。
【0019】また、上記予熱空気の供給を受けた部分の
炭化途上の炭材が自燃するため、上記予熱空気による熱
エネルギーに加えて上記自燃による熱エネルギーによっ
てもドラム7内の温度を上昇させることができ、ドラム
7内の昇温時間の短縮化を図ることができる上、所定温
度に到達後、加熱手段2の作動を停止しても、その余熱
に加えて上記の両熱エネルギーによってその後の炭化を
進行させることができ、炭化効率の向上、加熱手段2に
おける燃料の低減化を図ることができる。この場合、上
記予熱空気の温度はアフタバーナ23での燃焼温度の調
節によって調節することができ、炭材の種類・性状、も
しくは、目的とする炭化物の性状に応じて上記予熱空気
の温度を調節することにより炭化炉1での炭化処理温度
を変化させることができる。
【0020】さらに、上記第2ブロワ24による吸引力
と第4ブロワ28による圧送力とが制御器15により制
御されて、炭化炉1が外気圧よりわずかに低い所定の内
圧に維持された状態となるため、上記空気導入管4によ
る予熱空気の導入が所定の一定量に保たれて炭材の自燃
による燃焼量が一定のものに制限され、導入空気により
自由に自燃をさせる場合と比べ、炭化物の収量の向上を
図ることができる。加えて、自燃により燃焼が制限され
て排煙の量も制限されるため、第2ブロワ24の動力低
減にも寄与し得る。
【0021】図2は本発明の第2実施例に係る炭化装置
を示し、29は熱交換器、30は炭化炉1から排煙を排
出するための排煙導出管、31は上記炭化炉1に予熱空
気を導入するための空気導出管である。
【0022】上記排煙導出管30の上流端は排出側端部
カバー11の上部を貫通してドラム7内と連通され、そ
の下流端はコンデンサ22の下部に連通されている。そ
して、この排煙導出管30の中間部分が上記熱交換器2
9内に通されている。
【0023】上記空気導入管31の上流端31aは大気
に開放され、下流端31bは供給側端部カバー9を貫通
してドラム7内と連通されている。そして、この空気導
入管31の中間部分が上記熱交換器29内に通されてい
る。
【0024】そして、この熱交換器29は、上記空気導
入管31内の空気を上記排煙導出管30内の高温の排煙
(熱媒体)によって加熱するようになっている。
【0025】なお、上記炭化装置のその他の構成は第1
実施例のものと同様であるために、同一部材には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0026】そして、上記第2実施例の場合、空気導入
管31内の空気は熱交換器29によって排煙導出管30
内の排煙と熱交換されて加熱され、この予熱空気が第4
ブロワ28により炭化炉1内に強制導入される。つま
り、炭化炉1内に導入される空気の加熱を炭化炉1から
導出された直後の排煙の廃熱利用により行うことがで
き、上記予熱空気を炭化炉1内の温度とほぼ同様の温度
まで昇温したものとすることができる。このため、炭化
炉1内の温度をほぼ同温に保つことができ、炭化の均一
化を図ることができる。そして、第2ブロワ24の吸引
により炭化炉1内から排煙が強制吸引される一方、第4
ブロワ28による圧送によって予熱空気が上記炭化炉1
内に強制導入されるため、上記第1実施例の場合と同様
に、炭化炉1内の温度低下防止および温度分布の均一
化、これによる炭化効率の向上を図ることができる。ま
た、上記第2および第4ブロワ24,28が制御器15
により制御されて、炭化炉1内が外気圧よりわずかに低
い内圧に維持されるため、上記第1実施例の場合と同様
に、炭化物の収量の向上を図ることができる。
【0027】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、内圧検出手段として炭
化炉1の内圧を検出する圧力センサ14を用いている
が、これに限らず、例えば内圧と外気圧との差圧を検出
する差圧センサを用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における炭化装置によれば、吸引手段により排煙を炭
化炉から強制導出する一方、圧送手段により予熱空気を
炭化炉に強制導入することにより、炭化炉内の圧力収支
を維持することができ、ロータリキルン式炭化炉におい
て存在する隙間から冷たい外気の侵入を抑制することが
できる。このため、この侵入外気による炭化炉内の温度
低下および温度分布の不均一化の発生の抑制、防止を図
ることができ、これにより、炭化効率の低下防止が図ら
れて炭化物収量の向上に寄与する。加えて、予熱空気以
外の冷たい外気の侵入防止が図られるため、その予熱空
気の熱エネルギーおよびその予熱空気により生じる自燃
の熱エネルギーを十分に利用して炭化効率の向上を図る
ことができる。
【0029】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、吸引手段の吸
引力と圧送手段の圧送力とが制御器により制御されて、
炭化炉が外気圧よりわずかに低い所定の内圧に維持され
るため、上記予熱空気の導入を所定の一定量に保つこと
ができ、炭材の自燃による燃焼量を制限することができ
る。これにより、導入空気により自由な自燃をさせる場
合と比べ、炭化物の収量の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】第2実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 炭化炉 3 排煙処理手段 4,31 空気導入管 5,29 熱交換器 12 供給部 13 排出部 14 圧力センサ(内圧検出手段) 15 制御器 21,30 排煙導出管 24 第2ブロワ(吸引手段) 28 第4ブロワ(圧送手段) X ドラム軸(回転軸)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成定 俊昭 横浜市鶴見区尻手3丁目2番43号 新明和 工業株式会社特装車事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平軸回りに回転される炭化炉と、こ
    の炭化炉での炭化処理に伴い発生する排煙を処理する排
    煙処理手段と、上記炭化炉に空気を導入する空気導入管
    と、この空気導入管内の空気を上記排煙処理手段におけ
    る熱媒体との熱交換により加熱する熱交換器とを備えて
    おり、 上記炭化炉には炭材の供給部が炭化炉の回転軸方向一端
    側に、炭化処理後の炭化物の排出部が他端側にそれぞれ
    設けられる一方、上記排煙処理手段の排煙導出管の上流
    端が上記炭化炉の排出部側に、上記空気導入管の下流端
    が上記炭化炉の供給部側にそれぞれ連通されており、 上記排煙処理手段には上記炭化炉から排煙を吸引する吸
    引手段が配設される一方、上記空気導入管には上記熱交
    換器により加熱された予熱空気を上記炭化炉に圧送する
    圧送手段が配設されていることを特徴とする炭化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 炭化炉の内圧を検出する内圧検出手段と、 この内圧検出手段の検出値に基いて上記炭化炉の内圧が
    外気圧よりわずかに低い所定の圧力を維持するよう吸引
    手段の吸引力と圧送手段の圧送力とを制御する制御器と
    を備えている炭化装置。
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