JPH06329844A - ポリオレフインブレンド物からの製品の製造方法 - Google Patents

ポリオレフインブレンド物からの製品の製造方法

Info

Publication number
JPH06329844A
JPH06329844A JP6036349A JP3634994A JPH06329844A JP H06329844 A JPH06329844 A JP H06329844A JP 6036349 A JP6036349 A JP 6036349A JP 3634994 A JP3634994 A JP 3634994A JP H06329844 A JPH06329844 A JP H06329844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyethylene
polyolefin
ethylene
blend
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6036349A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07116332B2 (ja
Inventor
George White
ジヨージ・ホワイト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Canada Inc
Original Assignee
DuPont Canada Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB848418359A external-priority patent/GB8418359D0/en
Priority claimed from GB848428914A external-priority patent/GB8428914D0/en
Priority claimed from CA000485659A external-priority patent/CA1262979A/en
Application filed by DuPont Canada Inc filed Critical DuPont Canada Inc
Publication of JPH06329844A publication Critical patent/JPH06329844A/ja
Publication of JPH07116332B2 publication Critical patent/JPH07116332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08L23/04Homopolymers or copolymers of ethene
    • C08L23/08Copolymers of ethene
    • C08L23/0807Copolymers of ethene with unsaturated hydrocarbons only containing more than three carbon atoms
    • C08L23/0815Copolymers of ethene with aliphatic 1-olefins
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/14Peroxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2205/00Polymer mixtures characterised by other features
    • C08L2205/02Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group
    • C08L2205/025Polymer mixtures characterised by other features containing two or more polymers of the same C08L -group containing two or more polymers of the same hierarchy C08L, and differing only in parameters such as density, comonomer content, molecular weight, structure
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2312/00Crosslinking

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 主要部分としての第一のポリオレフインの粒
子と少量部分としての常態で固体の第二のポリオレフイ
ンの組成物の粒子を含んで成る、ポリオレフインブレン
ド物を溶融加工装置に供給し、該ポリオレフイン類は2
〜10炭素原子を有する炭化水素アルフア−オレフイン
のホモポリマー及びコポリマーから成るグループから選
択し、該第二のポリオレフインは該第一のポリオレフイ
ンの剪断粘度の50%よりも大きくない剪断粘度を有
し、該組成物は第二のポリオレフインと架橋剤及び変性
剤並びにそれらの混合物から成るグループから選択した
反応性添加剤の組成物であり、該ブレンド物を溶融混合
し製品を形成せしめることを含んで成る、製品の製造方
法。 【効果】 特別な処理設備及び特別な押出機又は複雑な
工程を用いることなく均一な品質の製品が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はポリオレフインブレンド物、特に
主要部分としてのエチレンポリマーの粒子と小量部分と
してのエチレンポリマー及び溶融状態においてポリオレ
フインと反応することができる添加剤から成る組成物の
粒子の物理的混合物に関するものであり、ここでかかる
反応性の添加剤は架橋剤及び/又は変性剤であつて、以
下にさらに定義するものである。
【0002】エチレンのポリマー、たとえばエチレンの
ホモポリマー及びエチレンとそれよりも高級のアルフア
−オレフインの共重合体は、種々の最終用途に対して、
たとえば、フイルム、繊維、成形すなわち熱成形品、パ
イプ、コーテイングなどとして、大量に用いられる。
【0003】販売のために及び/又はこのような最終用
途における使用のために提供されるポリオレフイン組成
物は、加工中及び/又はこの組成物から製造した製品の
使用中におけるポリマーの変性又は安定化のために、反
応性及び/又は非反応性の添加剤を含有していることが
多い。典型的な反応性添加剤は架橋剤及びある種の不飽
和化合物を包含する。典型的な非反応性添加剤は酸化防
止剤及びその他の安定剤、核生成剤及び生成物の滑り又
はブロツキング特性に影響を与える添加剤、あるいは加
工工程において使用する型からの製品の離型を容易にす
る添加剤を包含する。これらの添加剤のポリオレフイン
組成物中への混入は、生成する組成物が均一な性質を有
するように遂行することが重要である。
【0004】種々の最終用途において商業的に受容しう
る性質を有するポリマーが公知である。その上に、いく
つかのポリマーの性質の改良は、改良された製品及び/
又は新しい最終用途におけるポリマーの使用をみちびく
可能性がある。たとえば、エチレンのポリマーから回転
的に成形される製品の最終使用特性を改良するための一
方法は、架橋剤、たとえば有機過酸化物、をポリマーの
組成物中に混入することである。有機過酸化物を含有す
る組成物の回転成形においては、ポリマーが流動して型
の内側をおおい、次いで架橋剤がポリマーの架橋を生じ
させることによつてポリマーの分子量を増大させ、それ
によつて生成する製品の最終使用特性が向上する。回転
成形末端使用に対して特に適合する架橋可能な組成物
は、1983年8月31日公開のホワイト(G.White)
のヨーロツパ特許公開第0087210号に開示されて
いる。
【0005】架橋可能な組成物を他の最終使用において
使用して製品の性質の改良を達成することも可能であ
る。ポリマーの架橋は、低剪断速度の加工条件下にポリ
マーの溶融特性に影響を及ぼす傾向がある。フイルムの
性質の改良を達成するための部分的架橋の使用の一例
は、1982年5月18日公告のハーボーン(D.A.Harb
ourne)のカナダ特許第1123560号に開示されて
いる。
【0006】ポリオレフイン中に添加剤を混入するため
の方法は、この分野で公知である。非反応性の添加剤、
特に安定剤は、ポリマーの製造プロセス中に溶融ポリマ
ー中に混入することが多い。反応性及び非反応性添加剤
は溶融ブレンド方法によつてポリマー中に混入すること
もでき、その場合には、ポリマーをペレツト又は加工し
た製品へと押出すときに、添加剤を溶融ポリマー中に計
り入れるか又はその他の方法で添加する。
【0007】添加剤を加える際には、それをポリマー全
体に均一に分散させることが重要である。しかしなが
ら、非反応性の添加剤においては、添加剤の分散の均一
性は一般に反応性の添加剤におけるよりは重要性が低
い。たとえば、滑剤又は安定剤に対する分散の均一性に
ついての必要は、架橋剤に対するものよりは重要性が低
い。ポリマーの架橋はポリマーの分子量を増大させる。
それ故、諸性質、特に分子量に依存する性質の均一な製
品を取得するためには、ポリマーの架橋を均一な具合に
遂行することが重要である。架橋剤が均一でない場合に
は、生じる製品は、たとえば、ポリマーの架橋が不十分
であるか又は過度であるかの何れかのために弱点となる
区域を持ち、あるいはポリマーの過度の架橋によつてゲ
ル粒子が生じ、このようなゲル粒子が受け入れ難い外観
及び/又は製品中の弱点をもたらす可能性がある。ある
種の加工工程、たとえばびんの吹込み成形及びシートや
フイルムの製造においては、不均一な製品の性質は、他
のプロセスにおけるよりも敏感であることが多い。均一
な品質の製品を取得するためには、ポリマーへの反応性
添加剤の混入のために、特別な処理設備及び特別な押出
機スクリユー設計を包含する、費用がかかり且つ/又は
複雑な工程を用いることが必要であつた。
【0008】有機過酸化物と溶融ポリマーの混合は、1
965年5月4日公告のグレゴリアン(R.S.Gregoria
n)の米国特許第3182033号及び1974年11
月12日公告のクツク(H.J.Cook)のカナダ特許第95
7473号中に開示されている。アリア(D.A.Alia)
は、均一な組成を有する架橋可能なポリマーの製造を目
的とした結晶性ポリマーと無定形エラストマー状ポリマ
ーのブレンデイングについて、1980年4月8日公告
の米国特許第4197381号中に開示している。ポリ
エチレンと反応性添加剤を含有する異なるポリマーとの
物理的ブレンドによるポリエチレン中への反応性添加剤
の混入は、本発明と同時に出願したボイビン(D.W.Boiv
in)及びゼロンカ(R.A.Zelonka)の明細書中に開示さ
れている。
【0009】反応性添加剤を、均一に且つ経済的な方法
で、ポリオレフイン中に混入するために用いることがで
きるポリオレフインのブレンド物がここに見出された。
【0010】かくして、本発明は、物理的混合物として
の、主要部分の第一のポリエチレンの粒子と小量部分の
第二のポリエチレンの組成物の粒子から成るポリオレフ
インブレンド物を提供するものであつて、ここで、第一
のポリエチレンはエチレンのホモポリマー及びエチレン
と少なくとも1種のC4〜C10高級アルフア−オレフイ
ンのコポリマーから成るグループから選択し、該第二の
ポリエチレンは少なくとも0.890g/cm3の密度と
40〜200dg/分の範囲のメルトインデツクスを有
するエチレンと少なくとも1種のC4〜C10高級アルフ
ア−オレフインのコポリマーであり、第二のポリエチレ
ンの密度は第一のポリエチレンの密度よりも少なくとも
約0.005g/cm3低く且つ第二のポリエチレンのメ
ルトインデツクスは第一のポリエチレンのメルトインデ
ツクスよりも少なくとも10dg/分高く、該組成物は
第二のポリエチレンと架橋剤及び変性剤並びにその混合
物から成るグループから選択した反応性添加剤の組成物
であり、該反応性添加剤は溶融状態にある該ポリエチレ
ンと反応することができるものである。
【0011】本発明のブレンド物の好適実施態様におい
ては、反応性添加剤は有機過酸化物である架橋剤であ
る。
【0012】別の実施態様においては、反応性添加剤は
変性剤である。
【0013】更に他の実施態様においては、第二のポリ
エチレンのメルトインデツクスは第一のポリエチレンの
メルトインデツクスよりも40〜60dg/分高い。
【0014】本発明はさらに、物理的混合物としての、
主要部分の第一のポリエチレンの粒子と少量部分の常態
で固体の第二のポリエチレンの組成物から成るポリオレ
フインのブレンド物を提供するものであり、ここで、第
一のポリエチレンはエチレンのホモポリマー及びエチレ
ンと少なくとも1種のC4〜C10高級アルフア−オレフ
インのコポリマーから成るグループから選択し、該第二
のポリエチレンは少なくとも0.890g/cm3の密度
と少なくとも40g/分のメルトインデツクスを有する
エチレンと少なくとも1種のC4〜C10高級アルフア−
オレフインのコポリマーであり、該第二のポリエチレン
は200℃の温度と400秒-1の剪断速度において測定
するときに該第一のポリエチレンの剪断粘度の50%よ
りも大きくない剪断粘度を有し、該組成物は第二のポリ
エチレンと架橋剤及び変性剤、並びにそれらの混合物か
ら成るグループから選択した反応性添加剤の組成物であ
り、該反応性添加剤は溶融状態にあるポリエチレンと反
応することができるものである。
【0015】好適実施態様においては、第二のポリエチ
レンの剪断粘度は第一のポリエチレンの剪断粘度の約3
0%よりも大きくない。
【0016】本発明は更に、物理的混合物としての、主
要部分の第一のポリオレフインの粒子と少量部分の常態
で固体の第二のポリオレフインの組成物の粒子から成る
ポリオレフインブレンド物を提供するものであり、該ポ
リオレフイン類は2〜10炭素原子を有する炭化水素ア
ルフア−オレフインのホモポリマー及びコポリマーから
成るグループから選択し、該第二のポリオレフインは2
00℃の温度と400秒-1の剪断速度で測定するときに
該第一のポリオレフインの剪断粘度の50%よりも大き
くない剪断粘度を有し、該組成物は第二のポリオレフイ
ンと架橋剤及び変性剤、並びにそれらの混合物から成る
グループから選択する反応性添加剤の組成物であり、該
反応性添加剤は溶融状態にある該ポリオレフインと反応
することができるものである。
【0017】加うるに、本発明は、物理的混合物として
の、主要部分の第一のポリオレフインの粒子と少量部分
の常態で固体の第二のポリオレフインの組成物の粒子か
ら成るポリオレフインブレンド物を溶融加工装置に供給
し、該ポリオレフイン類は2〜10炭素原子を有する炭
化水素アルフア−オレフインのホモポリマー及びコポリ
マーから成るグループから選択し、該第二のポリオレフ
インは200℃の温度と400秒-1の剪断速度において
測定するときに該第一のポリオレフインの剪断粘度の5
0%よりも大きくない剪断粘度を有し、該組成物は第二
のポリオレフインと架橋剤及び変性剤、並びにそれらの
混合物から成るグループから選択する反応性添加剤の組
成物であり、該ブレンド物を溶融及び混和し且つそれに
よつて得たブレンド物から製品を形成させることから成
る、ポリオレフイン及び溶融状態にあるポリオレフイン
と反応することができる反応性添加剤からの製品の製造
方法を提供することにある。本発明は本明細書中に記す
その他のブレンド物からの製品の製造方法をも提供す
る。
【0018】本発明のブレンド物のポリオレフインはこ
のようなポリオレフインに関してここに記したものであ
つて、特にエチレンのホモポリマー及び/又はエチレン
と比較的少量の少なくとも1種のC4〜C10高級アルフ
ア−オレフインのコポリマー、たとえば、エチレンと比
較的少量のブテン−1、ヘキセン−1及び/又はオクテ
ン−1のコポリマーである。しかしながら、ポリオレフ
インは2〜10炭素原子を有する炭化水素アルフア−オ
レフインのホモポリマー又はコポリマーであるとして広
く定義することができるということを了解すべきであ
る。これらのポリマーの製造方法は公知である。
【0019】前記のように、本発明を特にポリオレフイ
ンはエチレンのホモポリマー及びコポリマーであるもの
として記す。
【0020】第一のポリエチレンの特性、たとえばポリ
マーの密度とメルトインデツクスは、主として取得する
製品について意図する最終用途に依存するが、各実施態
様において、密度は約0.890g/cm3乃至約0.9
70g/cm3の範囲とすることができ、且つASTM
D−1238(条件E)の方法によつて測定するときの
メルトインデツクスは約100dg/分に至るまでにわ
たることができる。たとえば、フイルム及びシートとし
ての最終使用を意図するポリマーは、約10dg/分未
満のメルトインデツクスを有する傾向があるのに対し
て、成形品としての最終使用を意図するポリマーは、そ
れよりも高いメルトインデツクスを有する傾向がある。
各種の製品に対して使用するポリオレフインの密度とメ
ルトインデツクスの範囲は商取引において公知である。
【0021】第二のポリエチレンの特性は第一のポリエ
チレンに対する上記の特性とは異なる。一実施態様にお
いては、第二のポリエチレンの密度は第一のポリエチレ
ンの密度よりも低く、少なくとも0.890g/cm3
特に少なくとも0.910g/cm3であるが、但し第一
のポリエチレンの密度よりも少なくとも約0.005、
特に0.008g/cm3は低いことが必要である。第二
に、第二のポリエチレンのメルトインデツクスは第一の
ポリエチレンのメルトインデツクスよりも高く、40〜
200、特に60〜150dg/分の範囲であるが、第
一のポリエチレンのメルトインデツクスよりも少なくと
も10dg/分、好ましくは少なくとも20dg/分は
高いことが必要である。
【0022】別の実施態様においては、第二のポリエチ
レンは少なくとも0.890g/cm3、特に少なくとも
0.910g/cm3の密度、少なくとも40dg/分の
メルトインデツクスを有し、且つ第一のポリエチレンよ
りも低い剪断粘度、特に第一のポリエチレンのものの5
0%よりも大きくない剪断粘度を有している。第二のポ
リエチレンの剪断粘度は第一のポリエチレンの剪断粘度
の30%よりも大きくないことが好ましい。本発明にお
いて使用する場合は、剪断粘度は、200℃において4
00秒-1の剪断速度で測定する。
【0023】本発明のより広い局面においては、第二の
ポリオレフインの剪断粘度は第一のポリオレフインのも
のの50%、特に第一のポリオレフインの5〜15%よ
りも大きくない。
【0024】第二のポリオレフインは常態で固体のポリ
マーであり且つしばしば固体ワツクスと呼ばれる材料を
包含するが、常温常圧において液体である材料は包含し
ない。本発明のブレンド物は物理的な混合物であり、そ
れ故、室温においてそれぞれの成分への物理的な分離が
可能である。
【0025】第二のポリエチレンは、架橋剤及び変性
剤、ならびにそれらの混合物から成るグループから選択
した反応性添加剤を含有する。本明細書中で用いるとき
の“反応性添加剤”という表現は、ポリエチレンが溶融
状態にある温度において化学的反応を受ける添加剤を意
味する。しかしながら、化学反応の速度は、溶融ポリエ
チレンの温度が実質的にポリエチレンの融点よりも高い
限りは、重要ではない。たとえば、ポリエチレンに対す
る架橋剤は通常は、架橋反応がポリマーの融点よりも高
い温度、たとえば通常加工温度において又はその近くで
生じるように選択する。反応温度は、ポリマーと反応性
添加剤の間の広範囲の反応が生じる前に、ポリマーとそ
の反応性添加剤の適切な混合を達成することができるよ
うなものであることが好ましい。架橋剤の半減期は一般
に、ある温度範囲にわたつて公知であり、意図する最終
使用に対して適する架橋剤の選択における助けとして、
それを用いることができる。反応性添加剤は2種以上の
化合物又は化学種であつてもよく、またその場合には、
第二のポリエチレンの組成物の一部分は1種の反応性添
加剤を含有することができ且つ第二のポリエチレン組成
物の他の部分は第二の反応性添加剤を含有することがで
きるということを了解すべきである。さらにまた、反応
性添加剤が1種よりも多くの化合物又は化学種であると
きは、かかる反応性添加剤のそれぞれが溶融状態にある
ポリエチレンと反応することができ且つ/又はかかる反
応性添加剤の一方がかかる反応性添加剤の他方と反応す
ることができるということを了解すべきである。
【0026】反応性添加剤が架橋剤、たとえば有機過酸
化物である場合には、第一のポリエチレンが有機過酸化
物を含有していてもよいが、通常はそうではない。しか
しながら、ある情況下には第一のポリエチレン中に架橋
剤配合物の一部分を混入することが望ましいこともあ
る。たとえば、前記ホワイトの文献に記しているよう
に、架橋可能な組成物が有機過酸化物と共加硫剤の両者
を包含すべき場合には、共加硫剤を第一のポリエチレン
と混合し且つ有機過酸化物を第二のポリエチレンと混合
することが有利であることがある。このような第一のポ
リエチレン中への共加硫剤の混入は、均一な製品の製造
を助けるものと思われる。何れにしても、第一のポリエ
チレンは酸化防止剤及びその他の安定剤、顔料などを包
含する、ポリエチレン中に混入させることが公知の非反
応性添加剤を含有することが多いが、ポリエチレンにお
いて有用ないわゆる非反応性添加剤の一部は、ポリエチ
レンにおいて有用な架橋剤又はその他の反応性添加剤に
対して悪影響を有することがあり、そのようなものは、
かかる架橋剤又はその他の反応性添加剤と組み合わせて
使用することは適当ではないということを了解すべきで
ある。
【0027】架橋剤を含有するブレンド物に対する好適
な架橋剤は、有機過酸化物、特にビス(t−アルキルペ
ルオキシアルキル)ベンゼン、ジクミルペルオキシド又
はアセチレン性ジペルオキシ化合物である。t−ブチル
ヒドロペルオキシド及びジ−t−ブチルペルオキシドを
包含するその他の有機過酸化物は、この分野の専門家に
は公知である。2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブ
チルペルオキシイソプロピル)ベンゼンは好適な有機過
酸化物であつて、ハーキユレスインコーポレーテツドか
らバルカツプの商標下に市販されている。あるいはま
た、架橋剤は2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
ペルオキシ)ヘキシン−3であつてもよく、これはペン
ウオルトコーポレーシヨンのルシドール支社から商品名
ルパーゾル130下に市販されている。一実施態様にお
いては、第二のポリエチレンの組成物は、ポリエチレン
を本発明の必要条件に合致するように選択することを除
けば、ホワイトの前記の文献中に開示された組成物と同
様なものとすることができる。第二のポリエチレン中の
架橋剤の量は広い範囲にわたつて変えることができるけ
れども、第二のポリエチレン中に高濃度の架橋剤を含有
させ、次いで少量のみの第二のポリエチレンを第一のポ
リエチレンと混合することは好ましくないものと思われ
る。その場合には、第二のポリエチレン中の比較的高濃
度の架橋剤を均一に第一のポリエチレン中に混合するこ
とに、問題が起こるものと思われる。架橋剤が有機過酸
化物である場合には、第二のポリエチレン中に重量で4
%未満、好ましくは重量で0.05〜1.0%の過酸化物
を存在させることが好適である。
【0028】前記のように、共加硫剤を第一または第二
のポリエチレン中に、すなわち、架橋剤とは別個に又は
架橋剤と混合して、混入することができる。共加硫剤の
例はトリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレ
ート及び1,2−ポリブタジエンである。
【0029】反応性添加剤は変性剤であつてもよく、そ
れは単独で用いてもよいが、通常は開始剤と組み合わせ
て使用する。変性剤の例は不飽和有機酸及びその誘導
体、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン
酸、架橋性シラン化合物、たとえばビニルトリメトキシ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2
−メトキシエトキシ)シラン及びビニルメチルジメトキ
シシラン、並びに溶融ポリエチレンと反応することがで
きるその他の化合物を包含する。変性剤としての三酸化
硫黄−トリメチルアミン錯体の使用は本発明と同時に出
願したブーコツク(J.R.Boocock)の共願中の特許願中
に記され且つ特許請求されている。変性剤は通常は、開
始剤特に架橋剤、たとえば有機過酸化物と組み合わせて
使用することが普通である。ある種の変性剤において
は、その他の開始剤が知られており、たとえば、無水マ
レイン酸に対してはスチレンが開始剤として作用する。
変性剤と開始剤は、その組成物として第二のポリエチレ
ンと別々に混合するとよい。ある種の加工条件下には、
実質的な開始剤の添加なしで、ポリエチレンと反応する
こともある。たとえば、無水マレイン酸とポリエチレン
は少なくとも約375℃の温度において熱的に反応する
ことが知られている。
【0030】ブレンド物中のポリエチレンは安定剤、た
とえば酸化防止剤又は紫外安定剤を含有することができ
る。酸化防止剤の例はヒンダードフエノール系の酸化防
止剤、たとえばオクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシシンナメート及びテトラキス−メチレ
ン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフエニル)プロピオネートメタンである。ヒンダード
フエノール系の酸化防止剤は、ホスフアイト系酸化防止
剤、たとえば、ジ(ステアリル)−ペンタエリトリトー
ルジホスフアイト、トリスジ−t−ブチルフエニルホス
フアイト、ジラウリルチオジプロピオネート及びビス
(2,4−t−ブチルフエニル)ペンタエリトリトール
ホスフアイトと組み合わせて使用することができる。紫
外安定剤の例は、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシ
ベンゾフエノン、2−(3′−t−ブチル−2′−ヒド
ロキシ−5′−メチルフエニル)−5−クロロベンゾト
リアゾール及びビス−(2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリラジル)セバケートである。その上に、ブレ
ンド物中のポリエチレンは滑剤、ブロツキング防止剤、
静電防止剤、離型剤、顔料、核形成剤又はその他の加工
助剤などを含有することができる。滑剤の例はエルカミ
ド及びステアラミドであり、静電防止剤の例はビス(ヒ
ドロキシエチル)タロ−アミン及びグリセリンモノオレ
エートであり、ブロツキング防止剤の例はシリカ及び雲
母であり且つ離型剤の例はステアリン酸カルシウム及び
ステアリン酸亜鉛である。核形成剤又はその他の加工助
剤の例はタルク、シリカ、ポリエチレングリコール、フ
ツ素化エラストマー及びポリオレフインワツクスなどで
ある。
【0031】前記のように、安定剤又はその他のいわゆ
る非反応性添加剤は、架橋剤及びその他の反応性添加剤
に対して悪影響を及ぼすおそれがあり、そのために、こ
の分野の熟達者には明らかなように、これらの添加剤の
ある種の組み合わせは使用しないことが好ましい。
【0032】第一のポリエチレンの第二のポリエチレン
に対する比は広い範囲にわたつて、特に約5:1乃至約
400:1、殊に約50:1乃至約100:1にわたつ
て変えることができる。選択する比率は、ブレンド物中
に混入する反応性添加剤(又は付加的な反応性添加剤)
の量、反応性添加剤の種類、均一製品に対する必要度、
生成するブレンド物に対して施すべき加工の方式及び使
用する装置の混合能力などを包含する種々の要因に依存
する。装置の混合能力に関しては、2軸押出機のほうが
一軸押出機よりも効果的である。
【0033】本発明のブレンド物中の反応性添加剤の量
は、特に、反応性添加剤の種類及びそのブレンド物につ
いて意図する最終用途に依存する。かくして、その量
は、種々の要因に依存して、ブレンド物中で100万部
当り(ppm)数部から重量で1パーセント以上に至る
まで変えることができる。このような量はこの分野の専
門家には自明のことであろう。
【0034】反応性添加剤が架橋剤である場合には、第
一及び第二のポリエチレンを、ブレンド物中の架橋剤の
量がブレンド物の重量で約25ppm乃至約1000p
pmの範囲となるように、選択し且つ混合すればよい。
ブレンド物中の架橋剤の量は主としてブレンド物に対し
て意図する最終用途に依存する。高度に架橋した製品の
製造を目的とするブレンド物は比較的高率の架橋剤を含
有する。それに対して、ブレンド物中に少量の架橋剤を
存在せしめることによつて、生じる製品の部分的に過ぎ
ない架橋を達成することができる。
【0035】第一及び第二のポリエチレンの粒子は便宜
の形態及び大きさとすることができ、たとえば、粒状、
粉末状又はペレツト状などとすることができる。このよ
うな形態はポリエチレンの市販の形態であり且つ/又は
公知の方法、たとえば磨砕、溶融ペレツト化などによつ
て取得することができる。しかしながら、第一のポリエ
チレンの粒子は第二のポリエチレンの組成物の粒子と実
質的に同じ大きさのものであることが好ましい。両粒子
の間の大きさの相違が大きくなるにつれて、ブレンド物
の貯蔵、輸送又はその他の取扱いの間に両種の粒子が相
互に分離するようになる傾向が増大するが、このような
相違はブレンド物をその調製の直後に押出機に供給する
ときには、それほど大きな問題とはならない。
【0036】第二のポリエチレンの組成物は、ポリエチ
レン中に添加剤を混入するために公知の方法によつて、
製造することができる。そのような方法は、溶融混合、
コーテイング及び押出し、並びに溶融したポリエチレン
中への添加剤の注入を包含する。反応性添加剤が変性剤
又は特に架橋剤である場合には、反応性添加剤は、この
分野において公知であるように、ポリエチレンとの早期
の反応が生じないような具合にしてポリエチレン中に混
入しなければならない。
【0037】本発明のブレンド物は、特に融通性のある
経済的な仕方で、ポリエチレン中に反応性添加剤を混入
するために使用することができる。それによつて得られ
るブレンド物は、ポリエチレンに対して公知であるよう
な、広い範囲の末端使用において使用することができ
る。このような使用は吹込み成形方法、フイルム及びパ
イプ押出し方法、シート熱成形方法及び回転成形方法を
包含する。これらの方法において使用する装置を、本明
細書中では溶融加工装置と記す。特に好適な実施態様に
おいては、ブレンド物を吹込み成形方法におけるフイル
ムの製造に対して使用する。以下に説明するように、ブ
レンド物のこのような使用は受容しうる品質のフイルム
の生産速度の実質的な増大をもたらすことができる。し
かしながら、装置、ポリマー組成物及び加工条件のどの
ような特定の組み合わせに対しても、架橋剤について最
適濃度が存在し、それよりも高濃度ではフイルム生産速
度の増大がフイルムの品質に悪影響を及ぼすおそれがあ
る。
【0038】本発明を以下の実施例によつて例証する:
【0039】
【実施例】実施例1 重量で0.55%のバルカツプR有機過酸化物と重量で
0.55%のトリアリルイソシアヌレートを含有するエ
チレン/ブテン−1コポリマーの組成物を、溶融混合方
法によつて調製した。このコポリマーは0.950g/
cm3の密度と50dg/分のメルトインデツクスを有
した。
【0040】この組成物を0.955g/cm3の密度と
0.43dg/分のメルトインデツクスを有するスクレ
ア(商品名)58Aポリエチレンと、100:1のポリ
エチレン:組成物の比で、混合して本発明のブレンド物
を与えた。かくして得たブレンド物を、1ガロンびんの
製造のための型を備えた吹込み成形機に供給した。取得
したびんは良好な品質のものであり、ゲル粒子を含有し
なかつた。その他の詳細を下表に実験1として示す。
【0041】比較として、0.960g/cm3の密度と
21dg/分のメルトインデツクスを有するエチレンホ
モポリマー、及び有機過酸化物とトリアリルイソシアヌ
レートを含有する、相当する組成物を調製した。この組
成物とスクレア58Aポリエチレンのブレンド物(1:
100)を調製して吹込み成形機に供給した。このポリ
マーはペレツトの大きさのゲル粒子を含有することが認
められた。ポリマー溶融物は型のキヤビテイーを満すこ
とができなかつた上に、得られたびんは不完全で多くの
穴を有していた。その他の詳細を下表に実験2として示
す。
【0042】実験番号 1 2 3** 直径スエル,%1) 42.3 43.6 52.5 重量スエル,%2) 474 394 493 パリソン溶融強さ、秒/100g3) 98 47.6 20.9 1)(パリソンの幅/0.5×ダイオリフイスの円周)
−1と定義し、百分率として表わす。吹込み成形プロセ
スにおいて9000秒-1の剪断で測定。
【0043】2)(パリソンの実際の重さ/パリソンの
理論重さ)−1と定義し、百分率として表わす。上記
1)と同様に9000秒-1の剪断速度で測定。パリソン
の理論重さはスエルと垂れ下りがない場合の重さであ
る。
【0044】3)100gの重さのパリソンが吹込み成
形装置のダイから自由にたれ下る秒単位の時間。
【0045】** 有機過酸化物とトリアリルイソシア
ヌレートを含有していないスクレア58Aポリエチレン
に対する比較のデータ。
【0046】実施例2 重量で0.25%のバルカツプR有機過酸化物と重量で
0.25%のトリアリルイソシアヌレートを含有するエ
チレン/ブテン−1コポリマーの組成物を溶融混合方法
によつて調製した。このコポリマーは0.924g/c
3の密度と53dg/分のメルトインデツクスを有し
ていた。
【0047】この組成物を0.930g/cm3の密度と
1.0dg/分のメルトインデツクスを有するスクレア
13J4ポリエチレン(エチレン/オクテン−1コポリ
マー)と50:1のポリエチレン:組成物比で混合し
て、本発明のブレンド物を得た。
【0048】かくして得たブレンド物を、吹込み成形方
法によるフイルムの製造のための装置に供給した。フイ
ルムは25μmの厚さを有した。ゲルを含有しないフイ
ルムを製造することができ且つそのフイルムは有機過酸
化物の組成物を含有しないスクレア13J4ポリエチレ
ンのみから製造したフイルムよりも高い溶融強さを有し
ていることが認められた。このような高い溶融強さはフ
イルムの生産速度の40%の増大を可能とした。
【0049】引続く試験はフイルムの衝撃強さ及び引張
強さが有機過酸化物の組成物の使用及び/又は高い生産
速度によつて悪影響を受けることはないということを示
した。
【0050】実施例3 実施例2のエチレン/ブテン−1及びエチレン/オクテ
ン−1コポリマーの動的レオロジー的性質を、レオメト
リツクス(商品名)オン−ラインレオメータを用いて測
定した。このレオメータは複素粘性係数と角振動数の間
の関係を測定するものであつて、この関係は、メルツ−
コツクス則に従つて、線形粘弾性の条件下の剪断粘度と
剪断速度の間の関係と同等である。
【0051】400秒-1の剪断速度と同等の条件下に、
200℃において動的レオロジー的性質を測定した。エ
チレン/ブテン−1及びエチレン/オクテン−1コポリ
マーの剪断粘度はそれぞれ980及び8000ポアズで
あることが認められた。
【0052】実施例2に記したように、本発明に従がい
上記のポリマーを用いて受容しうる性質のフイルムを製
造することができた。
【0053】実施例4 0.918g/cm3の密度と1.0dg/分のメルトイ
ンデツクスを有する、商品名エツソLPX−1の線状低
密度ポリエチレンを、吹込みフイルム方法を用いてフイ
ルムとして押出した。生じたフイルムの厚さは50μm
であつた。使用する装置と加工条件において達成される
最大生産速度は、38.6kg/時間であることが認め
られた。一般に生産速度は、特に、吹込みフイルム方法
における気泡の安定性及びダイリツプにおけるポリマー
のメルトフラクチヤーによつて制限される。
【0054】0.920g/cm3の密度と1.40dg
/分のメルトインデツクスを有するエチレン/ブテン−
1コポリマー中の溶融加工助剤と1000ppmのルパ
ーゾル130有機過酸化物の組成物を、ポリマー中に5
%の組成物を与えるように、上記の線状低密度ポリマー
中に混入した。上記の方法を用いてフイルムを製造する
と、このポリマーはメルトフラクチヤーを生じることが
なかつた。しかしながら、フイルム中のゲル含量が高過
ぎるために気泡の安定性の増大について評価は不可能で
あつた。
【0055】0.924g/cm3の密度と53dg/分
のメルトインデツクスを有するエチレン/ブテン−1コ
ポリマー中の2500ppmのルパーゾル130有機過
酸化物の組成物を、上記の組成物の代りとして、2%の
含量で使用した。このブレンド物をフイルムとして押出
すと、生成したフイルムは本質的にゲルを含まず且つ生
産速度を56.7kg/時間へと47%ほど増大させる
ことが可能であり、作業中にメルトフラクチヤーを生じ
ることがないということが見出された。
【0056】実施例5 一連の実験において、ルパーゾル130有機過酸化物を
含有するエチレン/アルフア−オレフインコポリマーペ
レツトを、スクレア13J4ポリエチレン、すなわち、
0.930g/cm3の密度と1.0dg/分のメルトイ
ンデツクスを有するエチレン/オクテン−1コポリマー
とブレンドした。かくして得たブレンド物を吹込みフイ
ルム方法によりフイルムとして押出した。使用した装置
は効率的な混合スクリユーを備えていた。エチレン/ア
ルフア−オレフインコポリマーについてのその他の詳細
と得られた結果を第1表に示す。
【0057】 第1表 実験番号* コポリマー メルト 粘度** フイルム コモノマー 密 度 インデツクス (ポアズ) 品 質 1 オクテン-1 0.930 1.0 9000 不 可 2 ブテン -1 0.924 5.1 4700 可 3 ブテン -1 0.924 20.0 1800 良 4 オクテン-1 0.930 1.0 9000 不 可 5 ブテン -1 0.924 5.1 4700 不 可 6 ブテン -1 0.924 20.0 1800 良 * 実験1〜3においては5000ppmの過酸化物を
含有する重量で1.0%のペレツトを使用した;残りの
実験においては、5000ppmの過酸化物を含有する
重量で2%のペレツトを使用した。
【0058】** 200℃、400ラジアン/秒で測
定した動的粘度 これらの結果は、過酸化物を含有するポリマーが主成分
ポリマーの溶融粘度とほぼ同様な溶融粘度を有している
場合には良好な品質のフイルムが得られないことを示し
ている。過酸化物を含有するポリマーの溶融粘度を、実
験2及び5におけるように、主成分ポリマーの50%ま
で低下させるときは、使用する過酸化物の量に依存し
て、フイルムの品質は限界的となる。しかしながら、過
酸化物含有ポリマーの溶融粘度が主ポリマー成分の溶融
粘度の20%に過ぎないときは、良好な品質のフイルム
が得られる。
【0059】関連する実験系列において、きわめて非効
率的な混合スクリユーを備えた装置を用いて、多数のブ
レンド物からフイルムを押出す試みを行なつた。過酸化
物含有ポリマーの溶融粘度を主成分のそれの5%まで低
下させた場合ですら、良好な品質のフイルムを取得する
ためには過酸化物濃度が2500ppm未満でなければ
ならなかつた。かくして、本発明は、きわめて非効率的
な混合スクリユーを有する装置を用いるフイルムの製造
を許しはするが、より効率的な混合スクリユーの使用が
好適である。
【0060】実施例6 約1500gのスクレア2114ポリエチレン、すなわ
ち、0.924g/cm3の密度と53dg/分のメルト
インデツクスを有するエチレン/ブテン−1コポリマー
を、0.48メツシユのふるいを備えたアツベ(商品
名)切断機中で粉砕した。約45gの三酸化硫黄−トリ
メチルアミン錯体を50℃で600mlの蒸留水中に溶
解し且つ、できる限り迅速に、90℃に保つたヘンシエ
ル(商品名)混合機中でポリエチレンの粒子上に分布さ
せた。20分間にわたつて連続的に窒素を混合機中に通
じることによつて水蒸気を除いた。このようにして得た
被覆した粒子はなお湿つており、それを95℃の真空乾
燥器中で終夜乾燥した。
【0061】このようにして乾燥した混合物を、混合ス
クリユーを備えた1.90cmの一軸ブラベンダー(商
品名)押出機から、182℃の溶融温度で押出すことに
よつてマスターバツチを調製した。押出物を水浴中で冷
却し、ストランドカツター中で切断したのち、真空下に
終夜乾燥した。マスターバツチ中の三酸化硫黄−トリメ
チルアミン錯体の計算量は重量で2.9%であつた。
【0062】23gのマスターバツチと660gのスク
レア11Kポリエチレン、すなわち0.920g/cm3
の密度と1.40dg/分のメルトインデツクスを有す
るエチレン/ブテン−1コポリマーの物理的混合物を調
製した。この混合物を、排気スクリユーとブレーカー板
を備えたブラベンダー押出機から256℃の溶融温度で
押出すことによつて、13.5cmの幅と50μmの厚
さを有する注型フイルムを形成させた。押出機中の滞留
時間は2.5〜5分と推定された。
【0063】このようにして得たフイルムは染色可能で
あるのに対して、スクレア2114又はスクレア11K
ポリエチレンの何れからのフイルムも染色不可能であつ
た。その上、このフイルムは錯体の粉末をポリエチレン
と反応させるときに生じる著るしい量の黒色の斑点の徴
候を示さなかつた。
【0064】三酸化硫黄−トリエチルアミン錯体を用い
るポリエチレンのスルホン化は本発明と同時に出願した
ブーコツク(J.R.B.Boocock)の特許願の対象である。
【0065】実施例7 一連の実験において、ポリマーのペレツトを2500p
pmのルパーゾル130有機過酸化物架橋剤によつて被
覆した。かくして得た被覆したペレツトと、2%の濃度
において、スクレア13J4ポリエチレン、すなわち
0.930g/cm3の密度と1.0dg/分のメルトイ
ンデツクスを有するエチレン/オクテン−1コポリマー
と物理的に混合して本発明のブレンド物を与えた。かく
して得たブレンド物を吹込みフイルム方法の押出機に供
給した。この押出機は今日入手することができるもつと
も効率的な混合スクリユーを備えていた。
【0066】取得したフイルムの品質について試験し
た。その結果を第2表中に示す。
【0067】 第 2 表 実験番号 ポリマー フイルム性質 備 考 1 エチレン/ブテン/オクテン 良 好 良好な溶融強さ 2 HPPE 良 好 良好な溶融強さ 3 ポリエチレンワツクス 良 好 良好な溶融強さ、 低下した電力消費 4 ポリプロピレン 良 好 良好な溶融強さ 5 白色濃厚物 良 好 良好な溶融強さ 6 黒色濃厚物 良 好 良好な溶融強さ (i) エチレン/ブテン/オクテン三元重合体、密度
0.910g/cm3;メルトインデツクス1.7dg/
分 (ii) HPPE=高圧ポリエチレン、密度0.918
g/cm3;メルトインデツクス7.0dg/分 (iii) ポリエチレンワツクス=N−34エポレンR
リマー;密度0.910g/cm3;ブルツクフイールド
粘度、125℃において450センチポアズ (iv) ポリプロピレン=シエル6300;密度0.9
05g/cm3;メルトフローインデツクス20.0dg
/分 (v) 白色濃厚物=高圧ポリエチレン中のTiO2 (vi) 黒色濃厚物=線状低密度ポリエチレン中のカー
ボンブラツク実施例8 0.920g/cm3の密度と1.4dg/分のメルトイ
ンデツクスを有するエチレン/ブテン−1コポリマー、
有機過酸化物架橋剤の濃厚物及び無水マレイン酸の物理
的混合物を、ヘンシエル混合機中で、混合物が50pp
mの架橋剤と重量で1%の無水マレイン酸を含有するよ
うにして調製した。架橋剤の濃厚物は、ルパーゾル13
0有機過酸化物を含有する、0.924g/cm3の密度
と53dg/分のメルトインデツクスを有するエチレン
/ブテン−1コポリマーのペレツトの形態にあつた。無
水マレイン酸は粉末状であつた。
【0068】この混合物をヘンシエル混合機中で約70
℃の最高温度において5分間混合し、次いで共回転する
2軸押出機を通じて押出した、この押出機は180℃の
温度を有する第一の区域と200℃の温度を有する残り
の区域を有していた。
【0069】重量で0.56%の無水マレイン酸を含有
する無水マレイン酸−グラフトポリマーを得た。このポ
リマーのメルトインデツクスは0.53であつた。
【0070】このグラフトポリマーのフイルムを、アル
ミニウム箔、ナイロン、フイルム及びエチレン/ビニル
アルコールコポリマーフイルム上に約180℃の温度で
プレスした。グラフトポリマーの箔又はフイルム基材へ
の良好な密着が何れの場合も認められた。
【0071】この実施例は変性剤を有する本発明の使用
を例証する。無水マレイン酸とエチレン/ブテン−1コ
ポリマーの反応は、本発明と同時に出願したシー・エス
・ウオン(C.S.Wong)とアール・エー・ゼロンカ(R.A.
Zelonka)の共願中の特許願中にさらに説明されてい
る。
【0072】実施例9 0.959g/cm3の密度と85dg/分のメルトイン
デツクスを有するエチレン/ブテン−1コポリマーを2
500ppmのt−ブチルヒドロペルオキシドとブレン
ドした。かくして得たブレンド物を0.920g/cm3
の密度と55dg/分のメルトインデツクスを有するエ
チレン/ブテン−1コポリマーのペレツトと、3:97
乃至6:94の比で、物理的に混合した。
【0073】かくして得た混合物を紙の押出しコーテイ
ングのためのプロセスに供給した。押出した混合物は、
押出しコーテイングラインの速度を、過酸化物ブレンド
の存在しない場合の26m/分から46m/分へと増大
させることができるというように、高い溶融強度を有し
ていた。
【0074】実施例10 0.924g/cm3の密度と53dg/分のメルトイン
デツクスを有するエチレン/ブテン−1コポリマーを2
500ppmのルパゾール130有機過酸化物とブレン
ドした。かくして得たブレンド物を、4%と6%の濃度
で、0.960g/cm3の密度と0.43dg/分のメ
ルトインデツクスを有するスクレア58Aエチレンホモ
ポリマーと物理的に混合した。取得したブレンド物を5
mmの厚さを有するシート状に押出した。
【0075】このようにして得たシートはゲルを含ま
ず、スクレア58Aポリエチレンから生成させた相当す
るシートよりも高い溶融強さを有し且つ熱成形プロセス
において向上した性能を示した。
【0076】実施例11 0.920g/cm3の密度と1.4dg/分のメルトイ
ンデツクスを有しているスクレア11Kエチレン/ブテ
ン−1コポリマー、有機過酸化物及び無水マレイン酸の
物理的混合物を調製した。
【0077】有機過酸化物(過酸化物濃厚物)は、スク
レア2114ポリエチレン、すなわち、0.924g/
cm3の密度と53dg/分のメルトインデツクスを有
するエチレン/ブテン−1コポリマー、4000ppm
のルパーゾール130有機過酸化物及び4000ppm
のトリアリルイソシアヌレートから成る組成物のペレツ
トの形態にあつた。無水マレイン酸は粉末の形態又は、
下記に示すような、ポリエチレン中のブレンド物の形態
の何れかであつた。
【0078】この物理的混合物を1.9cmのブラベン
ダー単軸スクリユー押出機に供給して255℃の溶融温
度を用いてストランド状に押出した。
【0079】切断したストランドをアルミニウム板の間
で180℃の温度で約5秒間フイルムにプレスすること
によつて接着試験を行なつた。
【0080】それ以上の詳細と得られた結果を下に示
す:試 料 A B C スクレア11K 1473 1331 1331 コポリマー(g) 過酸化物濃厚物(g) 18.75 18.75 18.75 無水マレイン酸* 粉末(g) 7.5 − − 濃厚物#1(g) − 150 − 濃厚物#2(g) − − 150結 果 グラフト(無水物 0.35 0.31 0.24 プラス酸として)(%) メルトインデツクス 0.44 0.64 0.71 (dg/分) 接着** 3 2 1 * 試料Aにおいては、無水マレイン酸は粉末状であつ
た;試料Bにおいては、無水マレイン酸は、ロータリー
エバポレーター中で溶融物から粉砕したスクレア211
4ポリエチレン上に堆積させた無水マレイン酸の形態で
あつた(濃厚物#1、これは重量で約5%の無水マレイ
ン酸を含有していた);試料Cにおいては、無水マレイ
ン酸は、ロータリーエバポレーター中で60〜65℃に
おける溶液の蒸発によつて粉砕スクレア2114ポリエ
チレン上に堆積させ、その後に真空を付与し且つ室温に
冷却した無水マレイン酸の形態であつた(濃厚物#2、
これは重量で約5%の無水マレイン酸を含有してい
た)。
【0081】** 接着強さのおおよその順序(1=最
良)試料Aによつて得られる接着はきわめて不良であつ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:06)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要部分としての第一のポリオレフイン
    の粒子と少量部分としての常態で固体の第二のポリオレ
    フインの組成物の粒子を含んで成る、物理的混合物の状
    態にある、ポリオレフインブレンド物を溶融加工装置に
    供給し、該ポリオレフイン類は2〜10炭素原子を有す
    る炭化水素アルフア−オレフインのホモポリマー及びコ
    ポリマーから成るグループから選択し、該第二のポリオ
    レフインは200℃の温度と400秒-1の剪断速度で測
    定するときに該第一のポリオレフインの剪断粘度の50
    %よりも大きくない剪断粘度を有し、該組成物は第二の
    ポリオレフインと架橋剤及び変性剤並びにそれらの混合
    物から成るグループから選択した反応性添加剤の組成物
    であり、該ブレンド物を溶融し且つ混合し且つかくして
    得たブレンド物から製品を形成せしめることを含んで成
    る、ポリオレフイン及び溶融状態にあるポリオレフイン
    と反応することができる反応性添加剤からの製品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 第一及び第二のポリオレフインはそれぞ
    れエチレンのホモポリマー及びエチレンと少なくとも1
    種のC4〜C10高級アルフア−オレフインのコポリマー
    から成るグループから選択する、特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 主要部分としての第一のポリエチレンの
    粒子と少量部分としての常態で固体の第二のポリエチレ
    ンの組成物の粒子を含んで成る、物理的混合物の状態に
    ある、ポリオレフインブレンド物を溶融加工装置に供給
    し、ここで第一のポリエチレンはエチレンのホモポリマ
    ー及びエチレンと少なくとも1種のC4〜C10高級アル
    フア−オレフインのコポリマーから成るグループから選
    択し、第二のポリエチレンは少なくとも0.890g/
    cm3の密度と少なくとも40dg/分のメルトインデ
    ツクスを有するエチレンと少なくとも1種のC4〜C10
    高級アルフア−オレフインのコポリマーであり、該第二
    のポリエチレンは200℃の温度と400秒-1の剪断速
    度で測定するときに該第一のポリエチレンの剪断粘度の
    50%よりも大きくない剪断粘度を有し、該組成物は第
    二のポリエチレンと架橋剤及び変性剤並びにそれらの混
    合物から成るグループから選択した反応性添加剤の組成
    物であり、該ブレンド物を溶融し且つ混合し且つかくし
    て得たブレンド物から製品を形成せしめることを含んで
    成る、ポリオレフイン及び溶融状態にあるポリオレフイ
    ンと反応することができる反応性添加剤からの製品の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 第二のポリエチレンの剪断粘度は第一の
    ポリエチレンの剪断粘度の30%よりも大きくない、特
    許請求の範囲第1〜3項記載の方法。
  5. 【請求項5】 第二のポリエチレンの剪断粘度は第一の
    ポリエチレンの5〜15%である、特許請求の範囲第1
    〜3項記載の方法。
  6. 【請求項6】 第二のポリエチレンの密度は少なくとも
    0.910g/cm3である、特許請求の範囲第3〜5項
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 主要部分としての第一のポリエチレンの
    粒子と少量部分としての第二のポリエチレンの組成物の
    粒子を含んで成る、物理的混合物の状態にある、ポリオ
    レフインブレンド物を溶融加工装置に供給し、ここで第
    一のポリエチレンはエチレンのホモポリマー及びエチレ
    ンと少なくとも1種のC4〜C10高級アルフア−オレフ
    インのコポリマーから成るグループから選択し、該第二
    のポリエチレンは少なくとも0.890g/cm3の密度
    と40〜200dg/分の範囲のメルトインデツクスを
    有するエチレンと少なくとも1種のC4〜C10高級アル
    フア−オレフインのコポリマーであり、第二のポリエチ
    レンの密度は第一のポリエチレンの密度よりも少なくと
    も約0.005g/cm3低く、且つ第二のポリエチレン
    のメルトインデツクスは第一のポリエチレンのメルトイ
    ンデツクスよりも少なくとも10dg/分は高く、該組
    成物は第二のポリエチレンと架橋剤及び変性剤並びにそ
    れらの混合物から成るグループから選択した反応性添加
    剤の組成物であり、該ブレンド物を溶融し且つ混合し且
    つかくして得たブレンド物から製品を形成せしめること
    を含んで成る、ポリオレフイン及び溶融状態においてポ
    リオレフインと反応することができる反応性添加剤から
    の製品の製造方法。
  8. 【請求項8】 反応性添加剤は架橋剤である、特許請求
    の範囲第1〜7項記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応性添加剤は変性剤である、特許請求
    の範囲第1〜7項記載の方法。
  10. 【請求項10】 第一のポリオレフインの第二のポリオ
    レフインに対する比は10:1乃至100:1の範囲に
    ある、特許請求の範囲第1〜9項記載の方法。
  11. 【請求項11】 製品を形成させるためのポリオレフイ
    ンの押出しの速度は反応性添加剤の不在における同一の
    ポリオレフインの押出しに対する速度よりも高い、特許
    請求の範囲第1〜10項記載の方法。
  12. 【請求項12】 方法は吹込みフイルム押出し方法であ
    る、特許請求の範囲第11項記載の方法。
JP6036349A 1984-07-18 1994-02-10 ポリオレフインブレンド物からの製品の製造方法 Expired - Lifetime JPH07116332B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB848418359A GB8418359D0 (en) 1984-07-18 1984-07-18 Polyolefin blends
GB848428914A GB8428914D0 (en) 1984-11-15 1984-11-15 Polyolefin blends
CA485659 1985-06-27
CA8418359 1985-06-27
CA000485659A CA1262979A (en) 1984-07-18 1985-06-27 Polyolefin blends containing reactive agents
CA8428914 1985-06-27

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15710185A Division JPS6187740A (ja) 1984-07-18 1985-07-18 ポリオレフインブレンド物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06329844A true JPH06329844A (ja) 1994-11-29
JPH07116332B2 JPH07116332B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=27167532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6036349A Expired - Lifetime JPH07116332B2 (ja) 1984-07-18 1994-02-10 ポリオレフインブレンド物からの製品の製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4737547A (ja)
EP (1) EP0172650B1 (ja)
JP (1) JPH07116332B2 (ja)
AU (1) AU588816B2 (ja)
DE (1) DE3584336D1 (ja)
IL (1) IL75719A (ja)

Families Citing this family (67)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1236613A (en) * 1985-06-27 1988-05-10 Chun S. Wong Process for the grafting of monomers onto polyolefins
EP0217585A3 (en) * 1985-09-24 1989-08-30 Du Pont Canada Inc. Manufacture of film from linear low density polyethylene
GB8611470D0 (en) * 1986-05-10 1986-06-18 Victaulic Plc Moulding of plastics products
GB8628658D0 (en) * 1986-12-01 1987-01-07 Du Pont Canada Dyeing of polymers
GB8630961D0 (en) * 1986-12-29 1987-02-04 Du Pont Canada Manufacture of polyolefin film
DE3708384A1 (de) * 1987-03-14 1988-09-22 Hoechst Ag Polyolefinformmasse
US5015693A (en) * 1988-04-15 1991-05-14 Minnesota Mining And Manufacturing Company Extrudable thermoplastic hydrocarbon polymer composition
US4983677A (en) * 1988-04-15 1991-01-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Extrudable thermoplastic hydrocarbon polymer composition
US4863983A (en) * 1988-04-15 1989-09-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Extrudable thermoplastic hydrocarbon polymer composition
US4855360A (en) * 1988-04-15 1989-08-08 Minnesota Mining And Manufacturing Company Extrudable thermoplastic hydrocarbon polymer composition
US5032463A (en) * 1988-07-18 1991-07-16 Viskase Corporation Very low density polyethylene film from blends
GB8820807D0 (en) * 1988-09-05 1988-10-05 Du Pont Canada Reduction of corrosion of metals
CA2003882C (en) * 1988-12-19 1997-01-07 Edwin Rogers Smith Heat shrinkable very low density polyethylene terpolymer film
US5110870A (en) * 1989-01-06 1992-05-05 Mitsubishi Kasei Corporation Extensible film or sheet and process for producing the same
US5073598A (en) * 1989-06-21 1991-12-17 Mobil Oil Corporation Method for improving the processing characteristics of polyethylene blends
GB2235691A (en) * 1989-09-04 1991-03-13 Du Pont Canada Concentrates of modifying agents in polymers
US5112919A (en) * 1989-10-30 1992-05-12 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Solid feeding of silane crosslinking agents into extruder
EP0457550B1 (en) * 1990-05-14 1997-01-02 Nippon Petrochemicals Company, Limited Partially crosslinked thermoplastic resin composition
US5239000A (en) * 1991-06-21 1993-08-24 Yukong Limited Thermoplastic elastomer and process for preparation
DE69322803D1 (de) * 1992-02-27 1999-02-11 Owens Illinois Plastic Prod Blasgeformter Behälter aus Mischungen aus wiederverwendetem Polyäthylen hoher Dichte und linearem Polyäthylen niedriger Dichte
AU661760B2 (en) * 1992-02-27 1995-08-03 Owens-Illinois Plastic Products Inc. Plastic container made from a fusion blend of post consumer plastic and ethylene polymers
US5552198A (en) * 1992-02-27 1996-09-03 Owens-Illinois Plastic Products Plastic container made from post consumer plastic film
US5464905A (en) * 1992-11-19 1995-11-07 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Ethylene/α-olefin copolymer composition, graft modified ethylene/α-olefin copolymer composition, ethylene copolymer composition, and multi-stage olefin polymerization process
EP0703939A1 (en) * 1993-06-15 1996-04-03 Akzo Nobel N.V. Filler-free peroxide masterbatch and process for making it
US5712009A (en) * 1993-09-16 1998-01-27 Owens-Illinois Plastic Products Inc. Coextruded multilayer plastic container utilizing post consumer plastic
CH685877A5 (de) * 1993-11-03 1995-10-31 Brugg Ag Kabelwerke Verfahren zur Herstellung von Formteilen aus vernetzten Polymeren
US5486575A (en) * 1994-03-08 1996-01-23 Quantum Chemical Corporation High performance blow molding resins and process for their preparation
JPH0890556A (ja) * 1994-09-20 1996-04-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd オレフィン系樹脂粒子及び予備発泡粒子の製造方法
US5589551A (en) * 1995-02-22 1996-12-31 Mobil Oil Corporation Swell reduction of chromium catalyzed HDPE resins by controlled degradation using high temperature peroxides
US5736618A (en) * 1995-05-05 1998-04-07 Poloso; Anthony High density polyethylene with improved thermoforming characteristics
US5795941A (en) * 1995-10-03 1998-08-18 The Dow Chemical Company Crosslinkable bimodal polyolefin compositions
US6723398B1 (en) * 1999-11-01 2004-04-20 Dow Global Technologies Inc. Polymer blend and fabricated article made from diverse ethylene interpolymers
CA2243852C (en) * 1996-01-22 2006-11-07 The Dow Chemical Company Polyolefin elastomer blends exhibiting improved properties
JP2000506210A (ja) 1996-03-05 2000-05-23 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー 流動修飾ポリオレフィン類
US6187400B1 (en) 1996-05-03 2001-02-13 Baxter International Inc. Medical tubing and pump performance enhancement by ionizing radiation during sterilization
US20030094736A1 (en) * 1996-05-03 2003-05-22 Chuan Qin Method of surface modifying a medical tubing
US6506333B1 (en) 1996-05-03 2003-01-14 Baxter International Inc. Method of surface modifying a medical tubing
US6129876A (en) * 1996-05-03 2000-10-10 Baxter International Inc. Heat setting of medical tubings
US5954702A (en) * 1996-05-03 1999-09-21 Baxter International Inc. Interface geometry for adhesive bonds
US5741452A (en) * 1996-05-03 1998-04-21 Baxter International Inc. Orienting extrusion processes for medical tubing applications
US5932307A (en) * 1996-05-03 1999-08-03 Baxter International Inc. Oriented medical tubing
US6036676A (en) * 1996-05-03 2000-03-14 Baxter International Inc. Surface modified polymeric material formulation
US6328716B1 (en) 1996-05-03 2001-12-11 Baxter International Inc. Method of using medical tubings in fluid administration sets
US6087406A (en) * 1997-03-12 2000-07-11 Dyneon Llc Recycle of vulcanized fluorinated elastomers
DE69807708T2 (de) 1997-08-27 2003-01-02 Dow Chemical Co Elastomere mit verbesserter verarbeitbarkeit
JP3461758B2 (ja) * 1999-07-19 2003-10-27 三菱電線工業株式会社 発泡用組成物および発泡同軸絶縁ケーブル
US7049361B2 (en) * 2001-03-14 2006-05-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Polyolefin series resinfilm, composition for preparing the same, process for preparing the composition for preparing the same, and apparatus for preparing the same
TW480733B (en) * 2001-04-10 2002-03-21 Ind Tech Res Inst Self-aligned lightly doped drain polysilicon thin film transistor
US20030113496A1 (en) * 2001-12-17 2003-06-19 Harris Michael G. Polyethylene melt blends for high density polyethylene applications
US6649694B2 (en) 2001-12-21 2003-11-18 Eastman Chemical Company Process for producing ethylene-α-olefin interpolymer films
US6822051B2 (en) * 2002-03-29 2004-11-23 Media Plus, Inc. High density polyethylene melt blends for improved stress crack resistance in pipe
ATE554924T1 (de) 2002-11-21 2012-05-15 Total Petrochemicals Res Feluy Mehrschichtiges rotationsformen
US7094836B2 (en) * 2004-03-04 2006-08-22 Teknor Apex Company Compatibilizers for fluoropolymers and polyolefins; blends thereof
DE102005023040A1 (de) * 2005-05-13 2006-11-16 Basell Polyolefine Gmbh Polyolefinische Formmasse mit verbesserter Beständigkeit gegen thermo-oxidativen Abbau und ihre Verwendung für das Herstellen von Rohren
JP5066874B2 (ja) * 2006-09-19 2012-11-07 オムロン株式会社 トリガスイッチ
EP2075283B1 (en) 2007-12-28 2010-03-24 Borealis Technology Oy Crosslinkable blend for the production of a layered article
CA2736966C (en) * 2008-10-31 2013-08-06 E.I. Du Pont De Nemours And Company Highly abrasion-resistant polyolefin pipe
US8728600B1 (en) 2008-10-31 2014-05-20 E I Du Pont De Nemours And Company Highly abrasion-resistant grafted polyolefin pipe
CN103183859B (zh) * 2011-12-31 2015-01-07 北京低碳清洁能源研究所 含微交联组分的聚乙烯共混组合物及其管制品
JP2016531957A (ja) * 2013-09-30 2016-10-13 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ポリエチレン樹脂の溶融強度を増大させるプロセス、マスターバッチ組成物、及びポリマー組成物
SG11201705082YA (en) 2014-12-23 2017-07-28 Dow Global Technologies Llc Process for preparing a modified ethylene-based polymer using a hydrocarbon initiator
TWI629385B (zh) * 2016-05-31 2018-07-11 財團法人工業技術研究院 複合纖維及其製造方法
CN106247085B (zh) * 2016-08-31 2019-02-22 胡中 一种金属构件全衬塑防腐方法
MX2019008859A (es) * 2017-01-27 2019-09-11 Equistar Chem Lp Peliculas, laminas y estructuras multicapa de polietileno de baja densidad lineal modificado por peroxido.
JP7082988B2 (ja) * 2017-04-27 2022-06-09 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ポリエチレン混合組成物
CN112625326A (zh) * 2020-12-15 2021-04-09 上海普利特复合材料股份有限公司 一种微交联抗静电型石墨烯基聚乙烯复合材料的制备方法
CN113929998B (zh) * 2021-09-13 2023-01-13 神华(北京)新材料科技有限公司 滚塑用聚烯烃组合物、滚塑用聚烯烃粉末及其制备方法和应用

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB888996A (en) * 1958-06-26 1962-02-07 Du Pont Method for mixing particulate solids with polyalkenes
US3125547A (en) * 1961-02-09 1964-03-17 Extrudable composition consisting of
US3527844A (en) * 1963-09-13 1970-09-08 Eastman Kodak Co Pigment concentrate comprising an amorphous ethylene/propylene block copolymer and a crystalline alpha-olefin polymer
US4039507A (en) * 1975-09-05 1977-08-02 The Dow Chemical Company Incorporation of finely divided functional solids into olefin
US4197381A (en) * 1976-10-22 1980-04-08 Alia Dominic A Preparation of vulcanizable compositions by extruder mixing
SE417622B (sv) * 1977-12-19 1981-03-30 Tore Jan Borje Akesson Dammfritt fergkoncentrat for infergning av termoplastmaterial
JPS5556143A (en) * 1978-10-19 1980-04-24 Asahi Chem Ind Co Ltd Polyethylene composition for rotational molding with high gloss releasability and impact resistance
EP0012720B1 (de) * 1978-12-07 1982-01-27 Ciba-Geigy Ag Verfahren zur Herstellung von Farbkörperpräparaten
AU522219B2 (en) * 1978-12-13 1982-05-20 Raychem Corporation Polymeric compositions containing brominated flame retardants
US4338227A (en) * 1980-09-05 1982-07-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Ethylene copolymer blends and adhesives based thereon
US4368280A (en) * 1980-12-31 1983-01-11 Mitsubishi Petrochemical Company, Ltd. Partially cross-linkable compositions and process for preparing partially cross-linked thermoplastic elastomers
JPS5829841A (ja) * 1981-08-14 1983-02-22 Asahi Chem Ind Co Ltd 改良されたポリエチレン組成物
US4397992A (en) * 1982-04-21 1983-08-09 Wyrough And Loser, Inc. Predispersed liquid or low melting solid peroxide vulcanizing agent or coagent compositions
US4577768A (en) * 1983-11-03 1986-03-25 Owens-Illinois, Inc. Ethylene polymer blend and containers prepared therefrom
CA1249383A (en) * 1985-06-27 1989-01-24 Liqui-Box Canada Inc. Blends of polyolefins with polymers containing reactive agents

Also Published As

Publication number Publication date
AU588816B2 (en) 1989-09-28
DE3584336D1 (de) 1991-11-14
JPH07116332B2 (ja) 1995-12-13
EP0172650A3 (en) 1988-12-21
IL75719A (en) 1988-11-30
EP0172650A2 (en) 1986-02-26
US4737547A (en) 1988-04-12
EP0172650B1 (en) 1991-10-09
AU4509885A (en) 1986-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06329844A (ja) ポリオレフインブレンド物からの製品の製造方法
EP0210306B1 (en) Blends of polyolefins with polymers containing reactive agents
US4612155A (en) Process for the grafting of monomers onto polyolefins
US4614764A (en) Linear low density ethylene polymers blended with modified linear low density ethylene polymers
JP3368063B2 (ja) 低光沢度の照射および非照射オレフィンポリマー物質組成物
RU2138524C1 (ru) Концентрат, пригодный для получения функционализированных полиолефинов, способ получения концентрата, способы функционализации гомополимеров и сополимеров олефинов, функционализированный полиолефин
JP4250212B2 (ja) ポリオレフィン用途のためのマスターバッチ調合物
US5073598A (en) Method for improving the processing characteristics of polyethylene blends
JPH08509772A (ja) グラフト改質した実質的に線状であるエチレンポリマー類と他の熱可塑性ポリマー類とのブレンド物
JPS58176230A (ja) ポリオレフインプラスチツクとエラストマ−性可塑剤とのブレンド
JPH06207054A (ja) 熱可塑性組成物、その製造方法及び使用
US6020437A (en) Propylene polymer and process for obtaining it
JPS6367802B2 (ja)
EP0280454A2 (en) Method for grafting monomers onto molten hydrocarbon polymer
US4857254A (en) Method for grafting monomers onto molten hydrocarbon polymer
US6187869B1 (en) Modifiers based on ethylenes or amorphous olefin elastomers for reducing the surface tack of amorphous polypropylenes
JPH08311269A (ja) プロピレンポリマー組成物及びその製造方法
JPH0641366A (ja) 熱可塑性成形材料
JP3396153B2 (ja) 熱成形用樹脂組成物及びシート
US5635567A (en) Propylene polymer, process for obtaining it and use
JPH11323039A (ja) エチレンポリマ―を基礎とする組成物、その製造方法及びその使用方法
JPS6187740A (ja) ポリオレフインブレンド物
CA1262979A (en) Polyolefin blends containing reactive agents
JP3581412B2 (ja) インフレーションフィルム成形用ポリエチレン樹脂組成物の製造方法
WO1995025140A2 (en) Methods to produce polyolefins having increased melt properties at low shear rates