JPH0632858B2 - ア−ク溶接機 - Google Patents

ア−ク溶接機

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JPH0632858B2
JPH0632858B2 JP60206841A JP20684185A JPH0632858B2 JP H0632858 B2 JPH0632858 B2 JP H0632858B2 JP 60206841 A JP60206841 A JP 60206841A JP 20684185 A JP20684185 A JP 20684185A JP H0632858 B2 JPH0632858 B2 JP H0632858B2
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JP
Japan
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output control
transformer
circuit
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JP60206841A
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JPS6268678A (ja
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泰行 樋口
信幸 土師
順三 谷本
秀行 小山
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は主回路に変圧器と、前記変圧器の1次側にトラ
ンジスタ等の出力制御素子を使って構成されたインバー
タ部を有するアーク溶接機に関するものである。
従来の技術 主回路に変圧器と、前記変圧器の1次側にトランジスタ
等の出力制御素子を使って構成されたインバータ部を有
する従来のアーク溶接機の構成を第3図に示す。第3図
において、1は消耗性電極、2は母材、3は電極送給用
電動機、4は前記消耗性電極1と前記母材2との間に発
生する溶接部、5は交流入力を整流するための整流器、
6は前記整流器5によって整流された直流電力を平滑す
るためのコンデンサ、7は直流電力を交流電力に交換す
るインバータ部、8は変換された交流を降圧する変圧
器、9は降圧された交流電力を再び整流するための整流
器、10はアーク特性改善用のリアクトル、11は前記
出力制御素子を駆動する駆動回路、12はフォトカプ
ラ、13は前記出力制御素子の制御信号をつくり出す出
力制御回路である。
以上のように構成された従来のアーク溶接機について以
下その動作を説明する。まず主回路の動作であるが、ア
ーク溶接機に入力された交流入力は整流器5により整流
され、コンデンサ6により平滑されて直流の電力とな
る。そののちインバータ部7により再び交流に変換さ
れ、変圧器8により溶接に適した電圧に降圧され、整流
器9により整流されて直流電力となり、溶接特性改善用
リアクトル10を介して消耗性電極1と母材2からなる
溶接部4に供給される。前記消耗性電極1は電極送給用
電動機および送給装置3により定速度で母材2へ送給さ
れて、前記消耗性電極1と母材2の間にて溶接が行われ
る。次に制御回路についての説明だが、出力制御回路1
3において第4図に示すS1,S2のような発振信号を
つくり出す。インバータ部7は第5図に示すように2つ
のパワートランジスタQ1,Q2および2つのコンデン
サC1,C2によって構成されている。前記信号S1,
S2がそれぞれフォトカプラ12のa,bに伝達され、
さらに駆動回路11のa,bに伝えられる。すなわち信
号S1の信号はフォトカプラ12のa、駆動回路11の
aを介してインバータ部7のトランジスタQ1を駆動さ
せる。また、信号S2はフォトカプラ12のb、駆動回
路11のbを介してインバータ部7のトランジスタQ2
を駆動させる。第5図において、トランジスタQ1がオ
ンするとトランジスタQ1→変圧器8→コンデンサC2
の経路で電流Iが流れ、同様にトランジスタQ2がオ
ンするとコンデンサC1→変圧器8→トランジスタQ2
の経路で電流Iが流れる。このようにして第5図に示
すように電流Iと電流Iが変圧器8に交互に流れ、
直流電力が交流電力に変換され、第4図に示すような変
圧器電流が流れる。尚、出力の制御は前記信号S1,S
2のパルス幅や周波数を変化させることにより、変圧器
電流の通電時間を変化させて行っている。
発明が解決しようとする問題点 このような従来回路では、出力制御回路13でつくられ
る信号S1,S2に対し変圧器電流I,Iは、フォ
トカプラ12、駆動回路11の信号伝播速度やインバー
タ部7のパワートランジスタQ1,Q2のスイッチング
時間等の影響でそれぞれ遅延しているが、この遅延時間
が電流Iと電流Iとで異なる為、結果的に信号S1
と信号S2のパルス幅が同じであるにもかかわらず電流
の通電時間と電流Iの通電時間が違ってくる。第
4図に示すように、信号S1の立ち上がりから電流I
が流れ始めるまでの遅延時間をt、信号S1の立ち下
がりから電流Iが流れ終わるまでの遅延時間をt
信号S2の立ち上がりから電流Iが流れ始めるまでの
遅延時間t、信号S2の立ち下がりから電流Iが流
れ終わるまでの遅延時間をtとすると、tとt
よびtとtは、フォトカプラ12や駆動回路11の
信号伝播速度のばらつきやパワートランジスタQ1,Q
2のスイッチング速度の違いで必ずしも一致しないので
ある。信号S1,S2の周波数が高い程、また、パルス
幅が小さい程、これらの遅延時間t,t,t,t
の大きさは無視できなくなり、信号S1,S2の周期
Tの大きさに対し、変圧器電流I,Iの通電時間の
差も大きくなる。この通電時間の差が大きくなると、第
6図に示すように変圧器8に流れる電流IとIの間
でアンバランスが生じ、アンバランスがそれ程大きくな
い時は第6図aのように直流重畳電流に差が出来る程度
で済むが更にアンバランスがひどくなると第6図bのよ
うに変圧器の飽和により変圧器電流波形が大きくくずれ
てくる。アンバランスによる偏磁電流が変圧器のもつ直
流電流重畳特性を越えてしまうことによりコアの飽和現
象を起こしてしまう為である。この様な状態で動作を続
けた場合、変圧器電流がオフした瞬間にパワートランジ
スタQ1,Q2に印加されるフライバックエネルギーも
増大し、パワートランジスタが瞬時的に破壊したり、ス
イッチングロスが増大し熱暴走を起こす危険性もある。
また変圧器電流の周波数が可聴周波数である場合、アン
バランスがひどくなる程、変圧器から発せられる騒音も
大きくなってしまう。
問題点を解決するための手段 このような問題点を解決するため、本発明では、主回路
に変圧器と、前記変圧器の1次側に交流電流をつくりだ
す2個1組の出力制御素子を少なくとも1組使って構成
されたインバータ部と、それぞれの前記出力制御素子を
駆動する駆動回路と、前記出力制御素子の制御信号をつ
くり出す出力制御回路とを有し、前記出力制御回路と前
記駆動回路との間に各前記各出力制御素子に対応してフ
ォトカプラーを備えるとともに、各組の2個の前記出力
制御素子に対応する2個の前記フォトカプラーのそれぞ
れの発光側と受光側との間の信号遅延時間の差を調整す
る遅延時間調整回路を具備してなる。
作用 本発明は前記した構成により、前記出力制御素子の制御
信号が前記駆動回路に伝達されるまでの各フォトカプラ
ーのそれぞれの発光側と受光側との間の信号遅延時間の
差を遅延時間調整回路にて調整し、すなわちこの調整に
よって、変圧器電流I,Iの通電時間をそれぞれ微
調整し、両方の時間が一致させるようにする。その結果
変圧器電流のバランスが保てるようになる。
実施例 以下本発明の実施例について図面の第1図,第2図に沿
って説明する。
第1図において1,2,3,4,5,6,7,8,9,
10,11,12,13はそれぞれ従来回路と同様の消
耗性電極,母材,電極送給用電動機および送給装置、溶
接部、コンデンサ、インバータ部、変圧器、整流器、リ
アクトル、駆動回路、フォトカプラ、出力制御回路であ
る。14はフォトカプラ12の信号遅延時間を調整する
遅延時間調整回路である。
以上のように構成したアーク溶接機について以下にその
動作について説明する。
入力端子より入力された交流電力は整流器5により整流
され、平滑用コンデンサ6にて平滑され、直流電力とな
り、インバータ部7で再び交流電力に変換され、変圧器
8により溶接に適した電圧に降圧される。その後整流器
9により整流されて直流電力となり、リアクトル10を
介して溶接出力とされる。消耗性電極1は電極送給用電
動機および送給装置3により定速度で母材2へ送給され
溶接部4にて溶接が行われる。制御回路についても、従
来回路と同様、出力制御回路13にて第4図に示すよう
に信号S1,S2を発生させ、その信号S1,S2がフ
ォトカプラ12を介して駆動回路11に伝えられ、パワ
ートランジスタQ1,Q2を制御し、変圧器に電流
,Iを交互に流し、電流電力を交流電力に変換し
ている。この時、従来回路と同じく第4図に示すよう
に、信号S1の立ち上がりから電流Iが流れ始めるま
での遅延時間をt、信号S1の立ち下がりから電流I
が流れ終わるまでの遅延時間をt、信号S2の立ち
上がりから電流Iが流れ始めるまでの遅延時間を
、信号S2の立ち上がりから電流Iが流れ終わる
までの遅延時間をtとする。これらの時間t
,t,tはフォトカプラ自身や駆動回路の信号
伝播時間やパワートランジスタのスイッチング時間等を
全て含んだ結果生まれた遅延時間である。そして、その
中の各フォトカプラーそれぞれの発光側と受光側との間
の信号遅延時間の差を調整するための遅延時間調整回路
を備えているのが本発明の特徴であるが、具体回路につ
いて第2図を用いて説明する。第2図において12はフ
ォトカプラ、14は遅延時間調整回路、Q・Qはフ
ォトカプラを駆動するトランジスタ、R1・R2は抵抗
器、VRは可変抵抗器である。このような回路において
フォトカプラ12のaおよびbは、トランジスタQ
よびQがオンするとそれぞれ発光側に電流が流れ、オ
ンする。そして可変抵抗器VRを調整することによって
フォトカプラ12のa,bの発光側に流れる電流が変化
し、その結果それぞれの動作点が変わり信号遅延時間が
変わる。すなわちフォトカプラの発光側の電流が大きく
なる程、ターンオン時の遅延時間は短くなりターンオフ
時の遅延時間は長くなる。逆に発光側の電流が小さくな
るとターンオン時の遅延時間は長くなり、ターンオフ時
の遅延時間は短くなる。従ってこのような性質を利用し
て、可変抵抗器VRを調整することにより、駆動回路1
1の信号伝播速度やインバータ部7のパワートランジス
タのスイッチング時間(例えば蓄積時間)等にばらつき
があっても、それらを吸収し、第4図に示す変圧器電流
,Iのバランスがとれることになる。
発明の効果 本発明によれば、インバータ部に使用しているパワー素
子のスイッチング速度、あるいはそのパワー素子を駆動
するための駆動回路の信号伝播速度、フォトカプラの信
号伝播速度等のばらつきがあっても、変圧器電流をバラ
ンスさせることができ、従って、変圧器の偏磁現象によ
り前記パワー素子に過大なストレスがかかることもな
く、また、変圧器電流の周波数が可聴周波数である場
合、変圧器電流のアンバランスによる大きな騒音の発生
も抑制できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるアーク溶接機の回路
図、第2図は同アーク溶接機の要部回路図、第3図は従
来のアーク溶接機の回路図、第4図は、出力制御回路に
てつくられる出力制御信号波形および変圧器に流れる電
流波形を示す図、第5図は、インバータ部の回路図、第
6図aは変圧器が偏磁を起こした場合の変圧器電流波形
を示す図、第6図bは前記偏磁の程度がひどくなり変圧
器のコアが磁気飽和を起こした場合の変圧器電流波形を
示す図である。 7……インバータ部、8……変圧器、11……駆動回
路、12……フォトカプラ、13……出力制御回路、1
4……遅延時間調整回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 秀行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−1270(JP,A) 特開 昭59−97766(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路に変圧器と、前記変圧器の1次側に
    交流電流をつくりだす2個1組の出力制御素子を少なく
    とも1組使って構成されたインバータ部と、それぞれの
    前記出力制御素子を駆動する駆動回路と、前記出力制御
    素子の制御信号をつくり出す出力制御回路とを有し、前
    記出力制御回路と前記駆動回路との間に前記各出力制御
    素子に対応してフォトカプラーを備えるとともに、各組
    の2個の前記出力制御素子に対応する2個の前記フォト
    カプラーのそれぞれの発光側と受光側との間の信号遅延
    時間の差を調整する遅延時間調整回路を備えたアーク溶
    接機。
JP60206841A 1985-09-19 1985-09-19 ア−ク溶接機 Expired - Lifetime JPH0632858B2 (ja)

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JPS6268678A JPS6268678A (ja) 1987-03-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561270A (en) * 1979-06-18 1981-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Direct current welding electric power source device
JPS5997766A (ja) * 1982-11-25 1984-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 溶接制御装置

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