JPH10175070A - アーク加工用電源装置 - Google Patents

アーク加工用電源装置

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JPH10175070A
JPH10175070A JP35265796A JP35265796A JPH10175070A JP H10175070 A JPH10175070 A JP H10175070A JP 35265796 A JP35265796 A JP 35265796A JP 35265796 A JP35265796 A JP 35265796A JP H10175070 A JPH10175070 A JP H10175070A
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switching element
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Kikuo Terayama
喜久夫 寺山
Yoshiki Morimoto
慶樹 森本
Satoru Yamaguchi
悟 山口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】出力零の近くでも出力に跳躍が生じない安定し
た動作を実現させ、また装置を小形化し安価にする。 【解決手段】出力の調整を、ブリッジ接続されたスイッ
チング素子のON−OFF制御を出力設定に基づき位相
差で行うことにより行うようにする。基準信号発生器2
1、電圧制御発振器25、位相比較器22、ローパスフ
ィルタ23を中心とする構成により、素子の駆動信号P
1、P2とP3、P4には、同一の周波数でかつ差信号
ΔSに相当する分だけ位相がずれている信号が与えられ
る。ΔSは、出力設定器18の信号Srと出力検出器1
6の信号Sfとの差である。動作がスイッチング素子の
導通・遮断遅れ時間に影響されないため大容量の遅い素
子を用いても出力を0〜100%に連続的に変化させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直流電源をインバー
タ回路によって高周波交流に変換した後に再度整流して
直流とする方式のアーク溶接、切断、プラズマアーク加
工等に用いるアーク加工用電源装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、アーク加工用電源として直流電源
をインバータ回路により数KHz ないし数10KHz の高周
波交流に変換した後に再度整流して直流出力を得る方式
のものが小形、軽量化および高精度の出力制御を目的と
して製作されている。
【0003】図8は上記のようにした直流出力のアーク
加工用電源装置の例を示す接続図である。同図におい
て、1は交流電源であり、単相商用交流または3相商用
交流の電源が用いられる。2は交流電源1からの電力を
整流して直流に変換する一次整流回路であり、簡単な平
滑回路を含むこともある。3ないし6はブリッジ接続さ
れたスイッチング素子であり、後述するPWM制御回路
19からの駆動信号によって、ブリッジ回路の相対向す
る辺を構成するスイッチング素子3と6、またはスイッ
チング素子4と5がそれぞれ1対となり、これらの各対
をなす2個のスイッチング素子が交互に導通と遮断とを
くりかえして一次整流回路2の出力を高周波の交流に変
換するインバータ回路を構成している。7ないし10は
スイッチング素子3ないし6にそれぞれ逆極性で並列に
接続されたダイオードであり、スイッチング素子3ない
し6に逆方向の電圧が印加されるのを防止するために設
けられている。11は出力変圧器であり、スイッチング
素子3ないし6にて構成されるインバータ回路の出力電
圧をアーク加工に適した電圧に変換する。12は出力変
圧器11の出力を再度整流して直流とする二次整流回
路、13は二次整流回路12と出力端子(a)との間に
直列に接続された直流リアクトル、14は出力端子
(a)に接続されたアーク加工用電極、15は出力端子
(b)に接続された被加工物である。16は出力検出
器、17は出力設定器18の出力信号Sr と出力検出器
16の出力信号Sf とを比較して差信号ΔS=Sr −S
f を出力する比較器、19は比較器17の出力信号ΔS
に応じてデューティサイクルが決定されるPWM制御回
路であり、スイッチング素子3、6およびスイッチング
素子4、5を交互に所定の時間幅で導通させる駆動信号
を出力する。
【0004】図8の従来装置においては、交流電源1か
らの電力は一次整流回路2にて整流・平滑されて直流と
なり、スイッチング素子3ないし6にて構成されるイン
バータ回路にて高周波交流に変換された後に出力変圧器
11にて所定の電圧となる。出力変圧器11の出力電圧
は二次整流回路12にて再び直流に変換されて直流リア
クトル13を経て出力端子(a)(b)からアーク加工
用電極14および被加工物15に供給され、これによっ
て両者間に加工用アークが発生する。この出力は出力検
出器16にて検出されて出力設定器18の設定値と比較
され、差信号ΔSが演算される。PWM制御回路19は
この差信号ΔSを入力として入力信号が減少する方向に
出力パルスの導通時間率即ちデューティサイクルを調整
してインバータ回路を駆動する。この結果、出力は設定
値に対応した一定値に保たれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来装置におい
ては、出力設定器の設定値を変化させることによって出
力電流または出力電圧を変化させるものであるが、その
構造上出力設定値を小さくしてゆくときに小出力域にお
いて出力変化に跳躍点が生じ、スムーズに変化しない部
分が現われる。
【0006】図9はこの現象を説明するための線図であ
り、同図(a)、(c)および(e)はPWM制御回路
19からの出力信号を示し、同図(b)、(d)および
(f)はこれによって導通するスイッチング素子を流れ
る電流の時間的変化の様子を示す。
【0007】図9に示すように、スイッチング素子は駆
動信号が供給されると導通遅延時間td の後に電流が流
れ始め次第に増加して上昇時間tr の後に最大電流に達
する。次に駆動信号が遮断されると蓄積時間tstg の後
に電流が減少を始め、さらに下降時間tf の後に完全遮
断となる。これらの遅れ時間td 、tr 、tstg 、tf
はスイッチング素子に対する駆動信号の波形を工夫する
ことによりある程度は改善することができるが完全には
零にはできない。このために出力電流設定器18の設定
値が大きく駆動信号の幅が図9(a)に示すようにこれ
らの遅れ時間に較べて広いときはあまり影響しないが、
出力電流設定器の設定値を小さくしていったときに図9
(c)に示すように駆動信号の幅がこれらの遅れ時間の
幅に近くなると無視できなくなる。
【0008】即ち、この駆動信号の幅が図9(c)のよ
うな(td +tr )よりも若干大となるときには同図
(d)に示すようにスイッチング素子の導通期間が(t
r +tstg +tf )であるが図9(e)に示すように駆
動信号の幅が(td +tr )よりも狭くなると図9
(f)に示すように零へと急変することになる。図10
に出力設定の最小値近辺における設定値と出力との関係
を示す。同図に示すように出力設定値が零から(td
r )までは出力も零であり、(td +tr )を越える
と急に(tr +tstg +tf )に相当する出力となる。
【0009】ここで、インバータ回路の出力波形の半周
期を考えてみると、この半周期の長さはインバータ回路
の動作周波数が10KHz のときには50μs、20KHz
では25μs、40KHz では12.5μsである。これ
に対して、スイッチング素子としてスイッチング用パワ
ートランジスタを用いるときには、例えば定格容量が3
00A、1200Vのもので遮断時にベース電流を逆方
向に流して高速化を図ったとしてもtd +tr =3μ
s、tstg =15μs、tf =3μs程度の値となって
おり、tr を無視してもtstg +tf =18μsとな
る。
【0010】したがって、このようなパワートランジス
タを用いるときはインバータ回路の周波数が10KHz で
あっても18/50=0.36、即ち最大出力の36%
が最小出力となり、それよりも出力電流を低下させよう
とすると図10に示すように出力は急速に零となってし
まう。このために出力調整範囲は100%〜36%の範
囲となり、ほとんど実用にならない範囲となる。
【0011】この出力調整範囲は、蓄積時間tstg の短
いものを採用すれば広くすることが可能であるが、一般
に電流容量の大きな素子ほどこのtstg は長くなる傾向
にある。このためにtstg の短い小容量の素子を並列に
して使用することが必要となるが、並列接続のための多
くの製作工数が必要となるばかりでなく、素子の合計価
格も合計容量と同容量の1個の素子を使用するときに比
べて高くなり、また装置も大型化してしまうことにな
る。
【0012】さらに、インバータ回路の動作周波数が人
間の可聴周波数内(20KHz 以下)であるとインバータ
回路の動作音が強烈な雑音となって作業環境を悪化させ
ることから、インバータ回路の動作周波数は20KHz 以
上、望ましくは40KHz 程度にまで高くすることが要求
されている。このためにインバータ回路に用いるスイッ
チング素子としては蓄積時間tstg が数桁小さいMOS
・FETの比較的小容量のものを複数個並列に接続して
用いなければならず、高価な高速MOS・FETが必要
となるばかりでなく、並列接続のために大形化がさけら
れないものであった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来装置の
課題を解決するために、インバータ回路を構成する4個
のスイッチング素子のうち相対向する辺を構成して各1
対となって駆動されるスイッチング素子の片方を他方に
対して出力設定値に対応した位相差を持って導通させる
ようにして、インバータ回路の出力を出力変圧器にて取
り出し、スイッチング素子そのものは一定のデューティ
サイクルと周波数で動作させたまま、位相差を変化させ
ることによって出力を零から100%まで跳躍点なく連
続的に変化させ得るようにしたアーク加工用電源装置を
提案したものである。
【0014】
【作用】本発明の装置においては、導通位相が異なるブ
リッジ回路の相対向する辺を構成する2個のスイッチン
グ素子が共に導通状態にあるときのみ出力が二次整流回
路に現われるので、インバータ回路の動作周期をスイッ
チング素子の各動作遅れ時間の和に等しい長さ近くまで
短かく設定しても出力を100%から0%まで連続的に
調整可能となる。このために比較的遅いスイッチング素
子を用いても高い周波数で動作させることが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の例を
示す接続図である。同図において、21は基準信号発振
器であり、導通時間率(ONデューティ)が約50%の
矩形波を出力し、スイッチング素子3ないし6からなる
インバータ回路の動作周波数を決定する。22は位相比
較器であり2つの入力信号の位相差に応じた電圧信号を
出力する公知の乗算器形、ディジィタル形、位相周波数
比較器などの位相比較器が用いられる。23はローパス
フィルタであり、位相比較器22の出力のうち高周波成
分を除去する。24は加算器、25は電圧制御発振器、
26,27は入力信号のローレベルをハイレベルにまた
ハイレベルをローレベルにそれぞれ反転する極性反転回
路、28ないし31は入力信号を必要に応じて増幅して
各スイッチング素子を駆動する増幅器である。その他は
図9に示した従来装置と同機能のものに同符号を付して
ある。
【0016】基準信号発振器21の出力は直接増幅器2
8に入力されてブリッジ回路の相対向する辺を構成する
一方の対となるスイッチング素子3と6とのうち一方の
素子3を駆動し、同時に極性反転回路26にて極性反転
されて増幅器29に入力されてブリッジ回路の相対向す
る辺を構成する他方の対となるスイッチング素子4と5
とのうちの一方の素子4を駆動する。さらに基準信号発
振器21の出力はまた電圧制御発振器25の出力信号と
位相比較器22にて比較されて両入力信号の位相差に相
当する電圧が演算される。この位相比較器22の出力は
ローパスフィルタ23にて高周波成分が除去されて加算
器24の一方の入力となる。一方、出力設定器18の設
定値Sr は出力検出器16の出力信号Sf と比較器17
にて比較されて差信号ΔS=Sr −Sf となり、加算器
24の他方の入力となる。加算器24において、ローパ
スフィルタ23の出力と比較器17の出力とが加算され
て電圧制御発振器25に入力され、電圧制御発振器25
は入力電圧に対応した周波数でかつONデューティが約
50%の矩形波状のパルス信号を出力する。この電圧制
御発振器25の出力信号は直接増幅器31に入力されて
スイッチング素子4に対向する辺をなす他方のスイッチ
ング素子5を駆動すると同時に極性反転回路27にて極
性が反転された後に増幅器30に入力されてスイッチン
グ素子3に対向する辺をなす他方のスイッチング素子6
を駆動する。また電圧制御発振器25の出力は位相比較
器22にフィードバックされる。
【0017】上記において、出力検出器16、比較器1
7、出力設定器18、基準信号発振器21、位相比較器
22、ローパスフイルタ23、加算器24、電圧制御発
振器25、極性反転回路26および27は位相制御回路
を構成している。
【0018】次に図1の位相制御回路の動作について説
明する。図1において、電圧制御発振器25の発振周波
数fo が基準信号発信器21の出力信号と比較されて両
信号の位相の差に応じた電圧が位相比較器22とローパ
スフイルタ23とによって算出される。いま仮に電圧制
御発信器25がある周波数で発信していたとしてこの発
信周波数fo が基準信号発信器21の出力信号fref
りも低いかまたは位相が遅れていたときは、この差に相
当するだけローパスフイルタ23の出力信号Si が増加
する。この信号Si は誤差信号ΔSと加算器24で加算
されて和の信号ΔS+Si となりこの信号の増加分に相
当するだけ電圧制御発信器25の発信周波数が高くな
る。この高くなった電圧制御発信器25の出力信号が基
準信号発信器21の発信周波数よりもまだ低いか位相が
遅れているときは、同様の経過により電圧制御発信器2
5の発信周波数をより高くするように動作を続ける。一
方、逆に電圧制御発信器25の発信周波数が基準信号発
信器21の発信周波数よりも高いかまたは位相が進んで
いるときは、その差が位相差検出器22にて算出され
て、その差に相当する電圧がローパスフイルタ23を介
して信号Si となり、加算器24にて誤差信号ΔSと加
算される結果、電圧制御発信器25に入力される信号Δ
S+Si は低くなり、電圧制御発信器25の発信周波数
はその分だけ低下する。このようにして、電圧制御発信
器25の出力信号が基準信号発信器21の出力信号fo
に対してΔSだけ変化した位相となった時に安定し、2
3の出力はその時点の出力状態に落ち着くことになる。
【0019】上記の結果、電圧制御発振器25は基準信
号発振器21の出力周波数と同一の周波数でかつ差信号
ΔSに相当する分だけ位相がずれた信号を出力すること
になり、この差信号ΔSは基準信号発振器21の出力信
号Sr と出力検出器16の出力信号Sf 都の差であるか
ら、結局この信号と基準信号発振器21の出力信号とに
よって増幅器28ないし31を介してスイッチング素子
3ないし6を駆動すると出力変圧器11には出力設定器
21の設定値Sr に対応した出力が現われることにな
る。
【0020】図2は図1の装置の動作を説明するための
線図である。同図において(a)は基準信号発振器21
の出力、(b)はこれを極性反転回路26によって反転
した出力、(c)は電圧制御発振器25の出力信号、
(d)はこれを極性反転回路27によって反転した出
力、(e)は増幅器28の出力、(f)は増幅器29の
出力、(g)は増幅器30の出力、(h)は増幅器31
の出力、(i)は出力変圧器11の出力をそれぞれ時間
の経過とともに示したものである。
【0021】図1および図2に示すように、スイッチン
グ素子駆動信号P1 ,P2 とP3 ,P4 とは出力設定器
18の設定値Sr に対応した位相Φだけずれた信号とな
る。この信号P1 ないしP4 にて導通期間が制御される
ブリッジ接続されたスイッチング素子3ないし6はブリ
ッジ回路を構成する相対向する辺を構成する各1対のス
イッチング素子3と6または4と5とがそれぞれ共に導
通している期間のみ出力変圧器に電力が供給されて、2
次整流回路12に出力が現われ、これが整流されて直流
リアクトル13にて平滑されて出力端子(a)、(b)
間に現われることになる。また図1の装置の場合、2次
整流回路12がブリッジ接続されたダイオードからなる
両波整流回路であるのでこのブリッジ接続されたダイオ
ードがフライホイールダイオードを兼ねて、リアクトル
13とともに断続する出力変圧器の出力を平滑する役割
を果している。
【0022】また上記から判るようにインバータ回路を
構成するスイッチング素子3ないし6それぞれのONデ
ューティと総合出力とは無関係であり、総合出力はブリ
ッジ回路の相対向する辺を構成するスイッチング素子の
導通する位相差のみによって決定される。それ故、各ス
イッチング素子のONデューティは常に最大となるよう
に基準信号発振器21の出力波形もONデューティを約
50%にしてある。このためにスイッチング素子3と6
および4と6に供給する駆動信号も単に極性反転回路2
6,27によって極性反転させるだけでよいので、従来
のような2相分離回路が不要となり、回路が簡単とな
る。この結果、総合出力として最大出力を指定したとき
には各スイッチング素子に実際に電流が流れる期間も5
0%(即ち、導通期間の全域に等しい期間)に達し、ス
イッチング素子の電流容量を有効に利用できる。
【0023】また、図1に示した実施の形態の例におい
て、出力検出器として出力電流を検出してこれを設定値
と比較するときは、出力電流を設定値に保つ定電流特性
のアーク加工用電源装置が得られ、また出力検出器とし
て出力電圧を検出するものを用いてこれを設定値と比較
すれば、出力電圧を設定値に保つ定電圧特性のアーク加
工用電源装置が得られる。さらには出力電流、出力電圧
ともに検出してそれぞれ設定値と比較し、両方の差信号
に所定の係数を乗じて加算した信号によってスイッチン
グ素子を導通する位相差を制御するときは所定の出力電
圧・電流特性を有するアーク加工用電源装置が得られ
る。
【0024】図3は本発明の別の実施の形態の例を示す
接続図である。同図の実施例においては図1に示した実
施例に加えて、直流リアクトルと出力端子との間に出力
極性を切りかえるためのブリッジ接続されたスイッチン
グ素子からなる極性切替回路32および極性切替制御回
路33を設けたものである。ここで極性切替回路32は
極性切替制御回路33が信号P5 のみを出力するときは
スイッチング素子32a、32bのみが導通し、出力端
子(a)側が正の極性の直流出力となり、信号P6 のみ
を出力するときはスイッチング素子32c、32dのみ
が導通して、出力端子(b)側が正の極性の直流出力と
なる。さらに信号P5 とP6 とを所定のくりかえし周期
とデューティサイクルとによって交互に出力するときは
スイッチング素子32a、32bまたはスイッチング素
子32c、32dが交互に導通・遮断をくりかえし、所
定の正・負比率の交流出力が得られることになる。この
場合、直流出力、交流出力にかかわらず、導通期間の一
部にスイッチング素子が不完全飽和となる期間を設けれ
ば、その期間を低電流または低電圧出力期間とし、完全
飽和期間を高電流または高電圧出力期間としたパルス波
形を得ることができる。
【0025】図4は図3に示した装置の変形例に相当す
る実施の形態の例であり、出力変圧器11aとしてセン
タータップ付の2次巻線を用意し、このセンタータップ
を出力端子(b)に接続してある。34は二次整流回路
であり、直列接続された出力変圧器の両端にそれぞれ正
・負両出力を得るためのセンタータップ式両波整流回路
である。35は直流リアクトルであり、2つの巻線35
a、35bが共通の鉄心に巻かれており、かつ両巻線は
図中に・印で示すようにそれぞれに流れる2次整流回路
34の出力電流によって共有する鉄心に同一方向の磁束
を生ずる極性にその巻方向が定められている。36は極
性切替回路であり、互いに逆方向に電流を流す極性に定
められたスイッチング素子36aと36bとからなる。
37は極性切替制御回路であり、図3に示した実施例の
極性切替制御回路33と同機能のものである。
【0026】図4の装置においては、出力変圧器11a
の出力は二次整流回路34にて両波整流されてかつ正・
負両極性の直流出力となってリアクトル巻線35a、3
5bを経て極性切替回路36のスイッチング素子36
a、36bに供給される。いま極性切替回路36のスイ
ッチング素子36aが導通していると出力端子(a)
側、即ち電極14が正となる極性の出力が発生し、電流
はリアクトル35の巻線35a、極性切替回路36のス
イッチング素子36a、出力端子(a)、電極14、加
工アーク、被加工物15、出力端子(b)、出力変圧器
11aの2次巻線のセンタータップの経路を流れる。次
にスイッチング素子36aが遮断すると同時にスイッチ
ング素子36bを導通させると、それまでリアクトル巻
線35aに流れていた電流は急減しようとするが電磁誘
導により共通鉄心に巻かれているリアクトル巻線35b
はこの電流の急減を防げる方向の電圧を図中に矢印で示
す極性に発生する。この誘起電圧の極性は新たに導通し
始めるスイッチング素子36bの導通によって流れ始め
る電流の極性と同じ極性である。このために、スイッチ
ング素子36aを遮断し同時にスイッチング素子36b
を導通させると、回路にはこの切替の直前に流れていた
電流と同じ値の電流が先とは逆の極性の被加工物15か
ら電極14に向う方向に流れ始める。この結果電極14
から被加工物15に向って流れていた電流は急峻にその
極性が反転して被加工物15から電極14に向って流れ
ることになる。スイッチング素子36bが導通している
状態から遮断し、スイッチング素子36aが導通すると
きも同様に出力電流はその絶対値が同じで極性のみ反転
した電流に急峻に変化することになる。この結果、出力
電流の極性反転に際してアークが一旦消滅した後の再点
弧が容易となり、交流アーク加工が安定に継続できるも
のである。
【0027】なお、上記説明においては電極と被加工物
のみを対象として出力するアーク加工用電源装置に本発
明を適用する場合についてのみ説明したが、出力電圧の
一部をパイロットアーク用電極に導いて加工用アークの
起動に先立ち電極との間にパイロットアークを発生さ
せ、このパイロットアークを被加工物に移行させて加工
を行うプラズマアーク加工用電源にも本発明が適用でき
るのはもちろんである。
【0028】図5は、プラズマアーク加工用電源装置に
本発明を適用したときの実施の形態の例を示す接続図で
ある。同図において39はパイロットアーク電流制限用
抵抗器であり、二次整流回路12の正出力端子とパイロ
ットアーク出力用端子(c)との間に接続されている。
38はパイロットアーク用電極であり、加工用電極14
の周囲にプラズマ生成ガスを供給し、先端の狭い開口部
からアークによってプラズマ化されたガスを高速で噴出
させるためのノズルを共用しているので一般にノズル電
極と呼ばれている。その他の構成要素は図1に示した装
置と同機能のものに同符号を付してあるので説明は省略
する。
【0029】図5の装置において、図示を省略した高周
波点弧手段により加工用電極14とパイロットアーク用
電極(ノズル電極)38との間に抵抗器39によって制
限された小電流のアーク(パイロットアーク)を点弧
し、同時にノズル内にプラズマ生成ガスを供給すると、
このプラズマ生成ガスがパイロットアークによって電離
してイオン化され、このイオン化されたガスが加工用電
極14とノズル電極38とを被加工物15に接近させる
ことによって被加工物に接触すると加工用電極14と被
加工物15との間の絶縁が低下するためにアークが発生
する。このアークは出力電流設定器18にて設定された
値にまで増加し、プラズマアーク加工が行なわれる。
【0030】上記各実施例においては、各スイッチング
素子3ないし6には各増幅器28ないし31が入力信号
を全く遅れなく伝達するものとして説明した。しかし、
通常スイッチング素子は導通遅れ時間よりも遮断遅れ時
間の方が長い。このために、例えばスイッチング素子3
に対する導通駆動信号を遮断すると同時にスイッチング
素子4に導通駆動信号を与えると、遮断遅れ時間が長い
分だけ両スイッチング素子が共に導通する期間が発生す
る可能性があり、もしこのような事態が発生すると直流
電源の出力がこれらによって完全短絡されることにな
り、スイッチング素子が破壊されるのみならず、直流電
源にも大きな負担をかけて、障害発生の原因となる。こ
れを防止するためには、直流電源2とブリッジ回路との
間に直流リアクトルを追加挿入することにより短絡電流
を抑制する方法を採用するか、またはスイッチング素子
の遮断遅れ時間だけ次のスイッチング素子に対する導通
駆動信号の立上りを遅らせる方法を採用すればよい。こ
のうち、直流リアクトルを挿入する方法は例をあげるま
でもなく、容易に理解できるので説明を省略し、駆動信
号の立上りを遅らせるものについて説明する。
【0031】図6は、増幅器28ないし31の入力側ま
たは出力側に直列に入れて、伝達する信号の立上り時間
のみを遅らせる遅延回路の例を示す接続図である。同図
においてAは入力端子、Dは出力端子であり、R1は抵
抗器、C1はコンデンサ、NAND1,NAND2はそ
れぞれNANDゲートである。同図の遅延回路の動作を
図7の線図と共に説明する。図7において(A)は図6
の入力端子(A)の信号変化を示し、(B)は図6の
(B)点の、(C)は(C)点の、(D)は出力信号の
それぞれ変化を示す。
【0032】図6および図7において、矩形状の入力信
号が立上ると、NANDゲートNAND1の一方の入力
端子の信号レベルは直ちに立ちあがるが他方の入力端子
の信号レベルは抵抗器R1およびコンデンサC1によっ
て定まる時定数に従って図7(B)のように上昇してゆ
く。この(B)点の信号レベルがNANDゲートNAN
D1のしきい値に達するまではNANDゲートNAND
1の出力はハイレベルのままであり、これを入力とする
NANDゲートNAND2の出力はローレベルを保って
いる。コンデンサC1の充電が進行して(B)点の信号
レベルがNANDゲートNAND1のしきい値を超える
とNANDゲートNAND1の出力は反転してローレベ
ルとなり、これに伴ってNANDゲートNAND2の出
力はハイレベルとなる。一方、入力端子の信号レベルが
立下ったときはNANDゲートNAND1の一方の入力
信号が直ちに立下るので(B)点のレベルにかかわらず
NANDゲートNAND1の出力は直ちにハイレベルと
なり、出力端子Dの出力レベルも直ちにローレベルとな
る。この結果、入力信号の立上りから抵抗器R1とコン
デンサC1とによって定まる一定時間だけ遅れて立上り
かつ入力信号の立下りと同時に立下る出力信号が得られ
る。この立上り遅れ時間を各実施例に示したスイッチン
グ素子3ないし6の遮断遅れ時間と導通遅れ時間の差の
時間より若干長く設定しておけば、スイッチング素子3
と4またはスイッチング素子5と6とが同時に導通して
しまうことが防止できる。
【0033】
【発明の効果】上記の通り、本発明のアーク加工用電源
装置は、ブリッジ接続された4個のスイッチング素子の
うち対をなす2個の各スイッチング素子をお互いに出力
設定値に対応した位相差をもってON−OFF制御する
ことによって出力調整を実現するものであり、スイッチ
ング素子の導通遮断遅れ時間に無関係に出力が決定され
るので、比較的動作速度の遅い大容量のスイッチング素
子を用いても出力調整の範囲を0〜100%まで連続的
に変化させることが可能となる。しかも各スイッチング
素子のONデューティは常に一定の約50%であるので
スイッチング素子の電流容量を最大限に利用できるもの
である。さらにまた動作速度の遅いスイッチング素子は
大容量のものでも安価であるので多数を並列運転する必
要がなく、安価でかつ小形の装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の実施の形態の例を示す接続図で
ある。
【図2】図1の装置の動作を説明するための線図であ
る。
【図3】本発明の装置の別の実施の形態の例を示す接続
図である。
【図4】本発明の装置の別の実施の形態の例を示す接続
図である。
【図5】本発明の装置の別の実施の形態の例を示す接続
図である。
【図6】本発明の装置に用いるスイッチング素子駆動パ
ルスの立上り遅延回路の例を示す接続図である。
【図7】図6の遅延回路の動作を説明するための線図で
ある。
【図8】従来の装置の例を示す接続図である。
【図9】図8の従来装置における現象を説明するための
線図である。
【図10】図8の従来装置の出力設定を0から100%
の間で変化させたときの設定値と出力との関係を示す線
図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 一次整流回路 3 スイッチング素子 4 スイッチング素子 5 スイッチング素子 6 スイッチング素子 7ないし10 ダイオード 32eないし32h ダイオード 11、11a 出力変圧器 12、34 二次整流回路 13、35 直流リアクトル 14 加工用電極 15 被加工物 16 出力検出器 17 比較器 18 出力設定器 19 PWM制御回路 20 インバータ制御回路 21 基準信号発振器 22 位相比較器 23 ローパスフィルタ 24 加算器 25 電圧制御発振器 26、27 極性反転回路 28ないし31 増幅器 32、36 極性切替回路 32aないし32d 極性切替用スイッチング素子 36a、36b 極性切替用スイッチング素子 33、37 極性切替制御回路 38 パイロットアーク用電極(ノズル電極) 39 電流制限用抵抗器 NAND1、NAND2 NANDゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリッジ回路を構成するように接続され
    た4個のスイッチング素子の直流端子側に直流電源の出
    力がまた交流端子側に出力変圧器の一次巻線がそれぞれ
    接続され、前記出力変圧器の二次巻線の出力を整流して
    直流を得るようにしたアーク加工用電源装置において、
    基準信号発振器と、前記基準信号発振器の出力を反転す
    る第1の極性反転回路と、前記基準信号発振器の出力と
    後述する電圧制御発振器の出力信号とを入力とし両入力
    信号の位相差に相当する電圧を出力する位相比較器と、
    前記位相比較器の出力を平滑するローパスフィルタと、
    出力設定器と、出力検出器と、前記出力設定器の出力信
    号Sr と前記出力検出器の出力信号Sf とを入力とし両
    入力信号の差ΔS=Sr −Sf を得る比較器と、前記ロ
    ーパスフィルタの出力信号Si と前記比較器の出力信号
    ΔSとの和の信号S=Si +ΔSを得る加算器と、前記
    加算器の出力電圧に対応した周波数の信号を発生する電
    圧制御発振器と、前記電圧制御発振器の出力を反転する
    第2の極性反転回路とからなり、前記電圧制御発振器の
    出力を前記位相比較器の入力とするとともに前記ブリッ
    ジ回路の相対向する辺を構成する一方の対をなす2個の
    スイッチング素子の片方にまた前記第1の極性反転回路
    の出力を他方のスイッチング素子に供給し、前記基準信
    号発振器の出力を前記ブリッジ回路の相対向する辺を構
    成する他方の対をなす2個のスイッチング素子の片方に
    また前記第2の極性反転回路の出力を他方のスイッチン
    グ素子にそれぞれ供給して導通させる位相制御回路とを
    具備したアーク加工用電源装置。
  2. 【請求項2】 前記各スイッチング素子の導通信号入力
    側には、前記位相制御回路からの導通指令信号の立上り
    のみを一定時間遅らせる遅延回路をそれぞれ設けた請求
    項1に記載のアーク加工用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記出力変圧器の二次巻線の出力を整流
    した直流出力はさらに4個のスイッチング素子からなる
    第2のブリッジ回路の直流入力側に供給し、前記第2の
    ブリッジ回路を構成する4個のスイッチング素子の相対
    向する辺を構成する1対となる各2個のスイッチング素
    子を同時にかつアーク加工に適した周波数で交互にON
    −OFFするかまたはいずれか一方の対のスイッチング
    素子2個のみを導通させて、交流出力,正極性または逆
    極性の直流出力または交流出力と直流出力との混合出力
    を得る請求項1に記載のアーク加工用電源装置。
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