JPH06327937A - 自動車用発熱式触媒コンバータ - Google Patents

自動車用発熱式触媒コンバータ

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JPH06327937A
JPH06327937A JP5121027A JP12102793A JPH06327937A JP H06327937 A JPH06327937 A JP H06327937A JP 5121027 A JP5121027 A JP 5121027A JP 12102793 A JP12102793 A JP 12102793A JP H06327937 A JPH06327937 A JP H06327937A
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catalyst carrier
catalytic converter
carrier
heating coil
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Shinichi Kuroda
晋一 黒田
Koji Inoue
光二 井上
Isao Fukui
勲 福井
Hiroshi Murakami
浩 村上
Tetsuhiro Tanaka
哲洋 田中
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Mazda Motor Corp
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Shimadzu Corp
Mazda Motor Corp
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】信頼性ないしは耐久性が高く製作が容易な発熱
式の触媒コンバータを提供する 【構成】触媒が担持された電気抵抗体によるモノリス触
媒担体6の外周に、該触媒担体6に誘導電流を流すため
の加熱コイル7を設け、誘導加熱によって触媒の温度上
昇を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの排気系に
装備される自動車用発熱式触媒コンバータに関するもの
であり、特にエンジン始動時の温度が低い時の排気ガス
に対策したものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンの触媒コンバータが実
質的な触媒機能を発揮するには、当該触媒がその活性温
度以上に昇温している必要がある。これに対して、排気
ガス温度が低いエンジンの冷間始動時においても触媒機
能が速やかに発揮するよう、上記触媒を電気ヒータ等に
よって直接若しくは間接的に加熱する手段についての種
々の提案がなされている。
【0003】第一に、実開昭49−36324号公報に
は、触媒の上流側端面に近接させて電気ヒータを配置し
てなる触媒コンバータが開示されている。この場合は、
エンジン始動スイッチのオンと同時に上記電気ヒータへ
の通電がなされる。
【0004】第二に、実開昭49−124412号公報
には、モノリス触媒担体自体を炭化珪素によって形成し
てこれを発熱体とし、該触媒担体に直接通電することに
よって触媒を昇温させるようにした触媒コンバータが開
示されている。また、このものでは、触媒の下流に温度
センサが配置されていて、排気ガス温度が所定値以下の
ときに上記触媒担体への通電を行なうように構成されて
いる。
【0005】第三に、実開昭63−67609号公報に
は、セラミックス製の主モノリス触媒の上流側に、メタ
ル担体にアルミナをコーティングしてなる通電可能なメ
タルモノリス触媒を配設した触媒コンバータが開示され
ている。このものでは、メタルモノリス触媒の中心軸線
上に通電のための一方の電極を配設することによって、
排気ガス流量の最も多い触媒中心部を積極的に加熱する
ことができるようになされている。
【0006】第四に、特開平3−295184号公報に
は、触媒担体を金属粉末の焼結による金属ハニカム担体
によって形成し、該担体を通電によって発熱させること
によって触媒の昇温を図るようにした触媒コンバータが
開示されている。また、このものでは、上記ハニカム担
体にスリットを種々の方向、位置、長さで設けること、
セルの隔壁の厚さを変えること、セル密度を変化させる
こと等によって、当該ハニカム担体の電気抵抗を調整す
るようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の電気ヒ
ータを触媒の上流側に配置するものでは、当該ヒータ素
線が触媒から離れることになるため、通電による昇温エ
ネルギーはまず排気ガスの昇温に用いられ、触媒は排気
ガスからの熱伝達によって間接的に昇温されることにな
る。その場合、ヒータによる加熱によって高温になった
排気ガスは低温の排気ガスとの混合によって温度が下が
るため、触媒自体の昇温効率が悪く、そのため、触媒を
所期の温度に上昇させるには膨大な電力が必要になり、
自動車用としては採用が難しい。
【0008】また、モノリス触媒担体自体に直接通電し
てこれを発熱させるタイプでは、その担体が炭化珪素よ
りなるものであっても、あるいはメタルや粉末冶金法に
よる金属担体であっても、基本的には担体そのものが通
電回路の一部を構成するため、上述のスリット等によっ
て担体自体の抵抗を調整する必要がある。このことは製
造コストアップの要因になる。しかも、フォイルタイプ
のメタル担体では、メタル同士の接合が実際の運転サイ
クル中に剥離する場合があることから、それによって予
め調整されていた抵抗値が変化し、また、焼結等による
担体であっても、クラックの発生等によって当該抵抗値
が変化することから、信頼性を高めるのが難しい。
【0009】すなわち、上述の如き通電タイプの触媒の
場合は、上記抵抗値の変化等によって局部的な発熱を招
く一方、そのことによって他の部位の電流値が変化す
る。このため、触媒担体各部に温度差を生じ、各部の膨
張量の違いから触媒層の剥落を招き易くなる。さらに、
触媒担体に電極部を形成することも難しいという問題が
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明は、
このような課題に対して、モノリス触媒担体自体を誘導
加熱によって昇温させるようにした誘導加熱型触媒コン
バータを提供し、その解決を図るものである。
【0011】すなわち、上記課題を解決する第1の手段
(請求項1に記載の発明)は、触媒が担持された電気抵
抗体によるモノリス触媒担体の外周に、該触媒担体に誘
導電流を流すための加熱コイルが電気絶縁材を介して設
けられてなる誘導加熱型モノリス触媒を備えていること
を特徴とする自動車用発熱式触媒コンバータである。
【0012】上記触媒としては、γ−アルミナに貴金属
を担持させてなるような三元触媒、ゼオライト等の結晶
質の金属含有シリケートに遷移金属を担持させてなるよ
うなNOxの浄化に適したNOx浄化用触媒を採用する
ことができ、あるいは酸化触媒や還元触媒であってもよ
い。
【0013】上記モノリス触媒担体を電気抵抗体によっ
て形成するのは、それ自体に誘導電流を生起させてこれ
を発熱させるためであり、従って、このモノリス触媒担
体としては、メタル担体やセラミックス製の担体のいず
れであってもよい。
【0014】上記電気絶縁材は、上記モノリス触媒担体
と加熱コイルとの電気的に絶縁するためのものである。
当該電気絶縁材としては種々の絶縁材料を採用すること
ができるが、触媒担体が高熱になることから、耐火性金
属酸化物が好適である。例えば、アルミナ(Al
2 3 )、チタニア(TiO2 )、シリカ(Si
2 )、ジルコニア(ZrO2 )等を単独で若しくは2
種以上を組合わせて用いることができる。
【0015】従って、本手段においては、上記加熱コイ
ルへの通電によって作られる磁束によって上記モノリス
触媒担体に電流が誘起され、該触媒担体が発熱する。こ
れにより、上記モノリス触媒担体に担持されている触媒
が加熱されて活性を呈するようになる。
【0016】よって、上記モノリス触媒担体自体を通電
回路の一部として形成する必要はなく、このため、スリ
ット等による抵抗調整は不要になる。つまり、モノリス
触媒担体に電流を外部から直接通ずる方式では、スリッ
ト等によって部分的に抵抗値を調整した場合、それによ
って他の部位の電流値が変化することになるから、抵抗
調整が難しいが、本手段の場合は、磁束による誘導電流
によって触媒担体を発熱させるから、そのような不具合
がない。
【0017】そうして、当該モノリス触媒担体がフォイ
ルタイプのメタル担体である場合のメタル同士の接合部
の剥離や、セラミックス製担体あるいは金属粉末の焼結
担体である場合におけるクラックの発生による局部的な
抵抗値の変化は問題にならない。すなわち、クラック等
が発生して当該部位の抵抗値が変化しても、他の部位の
磁束、ひいては電流値が変化するわけではなく、従っ
て、触媒担体各部に大きな温度差を生ずることはない。
【0018】また、上記モノリス触媒担体では排気ガス
流量が多い中心部の磁束密度が周辺部よりも高くできる
ため、触媒の浄化効率を高める上で有利になる。さら
に、モノリス触媒担体に電流を外部から直接通ずる方式
の場合のように、触媒担体自体に電極部を形成する必要
がなくなる。
【0019】上記課題を解決する第2の手段(請求項2
に記載の発明)は、上記第1の手段において、上記電気
絶縁材が上記触媒担体の外周面に形成された、該触媒担
体よりも熱伝導性が低い断熱材層で形成されている点に
特徴がある。
【0020】上記断熱材層は、電気絶縁性を有し且つ熱
伝導性が低い種々の材料によって形成することができる
が、先に説明した耐火性金属酸化物が好適である。その
形成にあたっては、例えば、かかる酸化物をバインダと
共に塗布して焼成する方法、溶射によって固着する方法
などを採用することができる。
【0021】本手段の場合、上記加熱コイルを触媒担体
に近接させて簡便に且つ効率良く設けることができる。
しかも、上記断熱材層が触媒担体からの放熱を防止する
ため触媒の加熱効率が高くなる。
【0022】上記課題を解決する第3の手段(請求項3
に記載の発明)は、上記第1の手段において、その触媒
担体がメタル担体によって形成され、その電気絶縁材が
当該メタル担体の外周面にコーティングされたアルミナ
層によって形成されている点に特徴がある。
【0023】本手段の場合、メタル担体の外周面にアル
ミナ層が形成されているため、上記加熱コイルのの装着
に関して上記第2の手段と同様の作用が得られるととも
に、上記アルミナ層がメタル担体からの放熱を防止する
断熱層として働くため触媒の加熱効率が高くなり、しか
も耐振性の点でも問題を生じない。
【0024】上記課題を解決する第4の手段(請求項4
に記載の発明)は、上記第1乃至第3の各手段におい
て、その加熱コイルが上記触媒担体の外周に該加熱コイ
ルを覆う溶射皮膜によって固定されている点に特徴があ
る本手段の場合、触媒コンバータが自動車の運転に伴っ
て振動を受けても、加熱コイルは溶射皮膜によって振動
や外力から保護されるため、該加熱コイルがずれ動いた
り断線したりすることがない。
【0025】上記課題を解決する第5の手段(請求項5
に記載の発明)は、電気絶縁性のセラミックス製モノリ
ス触媒担体に通電部が設けられ、該通電部に近接して上
記触媒担体に触媒が担持され、該通電部に誘導電流を流
すための加熱コイルが当該触媒担体の外周に設けられて
なる誘導加熱型モノリス触媒を備えていることを特徴と
する自動車用発熱式触媒コンバータである。
【0026】上記電気絶縁性のセラミックス製モノリス
触媒担体としては、種々のものを適用することができ、
例えばコージェライト製のものが好適である。また、上
記通電部は、種々の電気抵抗材料によって形成すること
ができ、CVD法によって通電部を形成する場合には、
セラミックスあるいは金属間化合物を採用することがで
き、セラミックスとしては、炭化タングステン、炭化モ
リブデン及び炭化ケイ素のうちから選ばれた少なくとも
1種の炭化物が好適であり、金属間化合物としては、ケ
イ化タングステン,ケイ化モリブデン,ケイ化タンタル
及びケイ化チタニウムのうちから選ばれた少なくとも1
種のケイ化物が好適である。
【0027】上記通電部を形成するCVD法としては、
熱CVD法(常圧CVD法、減圧CVD法)、プラズマ
CVD法、光CVD法、ECRプラズマCVD法等のい
ずれのCVD法であってもよいが、熱CVD法は次のよ
うな特徴を有しているので、特に好ましい。
【0028】すなわち、金属又は非金属等の多種類の
基材に対して通電部を形成することができる。予め定
められた多成分合金よりなる通電部を作ることができ
る。TiC、SiC、BN等の超硬耐摩耗性、耐蝕性
に優れた通電部を作ることができる。通電部の形成時
間が数μm/min〜数百μm/minであって極めて
早い。反応性ガスの回り込みがよいので、比較的低い
圧力下で行なう場合には、細く深い穴の内部にも通電部
を形成することができる。高温で比較的純度の高い通
電部を作ることができるため、内部歪みやピンホールの
少ない通電部を得ることができ、密着性、展延性に優れ
た通電部が得られる。高電圧を用いる必要がない。
装置が簡単で高真空が不要であるから生産性が高い。
公害対策がやり易い。
【0029】また、熱CVD法の中でも減圧CVD法
は、反応室を0.1〜10Torrに減圧して行なうも
のであって、常圧CVD法に比べて次にような特徴を有
している。すなわち、反応性ガス及びキャリアガスの
平均自由行程及び拡散係数が大きくなるため、膜厚及び
比抵抗値分布が大きく向上すると共に反応性ガスの消費
量が減少する。反応室が拡散炉形となり、温度制御が
やり易く且つ装置が簡素化されているため、信頼性及び
処理能力が大幅に向上する。通電部表面への異物の付
着が少ない。
【0030】熱CVD法としては、フッ化物による生成
法(WF6 ,MoF6 )、塩化物による生成法(WCl
6 ,MoCl6 )、炭化物による生成法(W(C
O)6 ,Mo(CO)6 )等が挙げられる。また、ケイ
化物を生成する場合にはSiH4 、炭化物を生成する場
合にはC6 6 をそれぞれ原料ガスに加えればよい。こ
の熱CVD法により得られる通電部の薄膜状態は、反応
温度(加工品の温度)及び生成原料ガスの濃度や流量等
により異なり、これらの生成条件を適宜選択することに
より、耐熱性が高くて表面積の大きな通電部を形成する
ことができる。
【0031】本手段の場合、上記触媒担体自体には電流
が誘起されず、その上に設けられた通電部に電流が誘起
されて該通電部が発熱することによって、これに近接し
て設けられている触媒が加熱される。従って、触媒担体
全体を昇温させる必要がないから、触媒温度を上昇させ
るための熱効率が高く、大きなバッテリを自動車に搭載
する必要はない。また、触媒担体自体を通電回路の一部
として構成する必要がないから、先に説明した第1の手
段の場合と同様の作用効果が得られる。
【0032】上記課題を解決する第6の手段(請求項6
に記載の発明)は、上記第5の手段において、その通電
部が上記触媒担体の表面に所定の電気抵抗値を有するよ
う膜状に形成された通電層であり、該通電層の上に上記
触媒よりなる触媒層が形成されている点に特徴がある。
【0033】本手段の場合、触媒担体の表面上において
通電層と触媒層とが積層されているから、通電層から触
媒層に熱が効率良く伝わり、当該触媒の早期昇温が図れ
ることになる。
【0034】上記課題を解決する第7の手段(請求項7
に記載の発明)は、上記第5及び第6の各手段におい
て、その通電部が上記触媒担体の一部に形成されている
点に特徴がある。
【0035】すなわち、エンジン始動時において、未浄
化の排気ガスが多量に排出されることを防止するという
観点からは、必ずしも触媒全体を同時に当該触媒の活性
温度まで昇温させる必要はなく、上記触媒担体における
排気ガス流れ方向の上流部位のみ、あるいは排気ガスが
多量に流れる触媒担体の中心部のみが早期に昇温すれば
足りることがある。本手段は、このような観点から触媒
担体の一部のみに通電部を設けたものであり、よって、
消費電力を少なくして必要なバッテリ容量を小さくする
上で有利になる。
【0036】上記課題を解決する第8の手段(請求項8
に記載の発明)は、上記第7の手段において、その通電
部が上記触媒担体における排気ガス流れ方向の上流部位
のみに設けられている点に特徴がある。
【0037】本手段の場合は、上記第7の手段の作用効
果が得られるが、排気ガスの浄化という観点からみた場
合、触媒コンバータの上流部位で早期に昇温した触媒に
よって排気ガスが浄化され、その際の触媒反応発熱で排
気ガスが加熱され、該排気ガスを介して上記触媒コンバ
ータの下流部位の触媒の昇温も図れ、当該下流部位でも
排気ガスの浄化が進行するようになる。
【0038】上記課題を解決する第9の手段(請求項9
に記載の発明)は、上記第1乃至第6の各手段及び第8
の手段において、その加熱コイルが上記触媒担体におけ
る排気ガス流れ方向の上流部位のみに設けられている点
に特徴があるすなわち、本手段の意図する点は、上記第
8の手段と同様であるが、それを加熱コイルの配設の仕
方という面から解決している。
【0039】上記課題を解決する第10の手段(請求項
10に記載の発明)は、上記第1乃至第9の各手段にお
いて、その誘導加熱型モノリス触媒に近接させてその排
気ガス流れ方向の下流側に、非誘導加熱型のモノリス触
媒が配置されている点に特徴がある。
【0040】本手段の場合、触媒コンバータの全体でみ
た場合、その上流部位に配置された誘導加熱型モノリス
触媒が早期に昇温することになるから、上記第8の手段
と同様の作用効果が得られる。
【0041】上記課題を解決する第11の手段(請求項
11に記載の発明)は、上記第1乃至第10の各手段に
おいて、その誘導加熱型モノリス触媒の温度を検出する
温度検出端子と、該温度検出端子によって検出される触
媒温度に基づいて上記加熱コイルの通電を制御する通電
制御手段とを備えている点に特徴がある。
【0042】本手段の場合、触媒温度が低い必要時のみ
加熱コイルに通電することができるため、電力の浪費が
少なくなってバッテリの小型化が図れるとともに、触媒
の過熱による劣化を防止することができる。
【0043】
【発明の効果】従って、上記第1の手段(請求項1記載
の発明)によれば、電気抵抗体によるモノリス触媒担体
の外周に、該触媒担体に誘導電流を流すための加熱コイ
ルが電気絶縁材を介して設けられているから、上記モノ
リス触媒担体を通電回路の一部として構成したり、該触
媒担体に電極部を形成する必要がなくなって、触媒コン
バータの製作が容易になるとともに、触媒担体に機械的
な損傷(メタル同士の剥がれ、クラックの発生)を招い
ても、触媒担体各部に大きな温度差を生ずることはな
く、信頼性ないしは耐久性の向上に有利であり、しか
も、排気ガス流量が多い触媒担体の中心部を周辺部より
も高温にすることが容易であるから、排気ガスの浄化効
率を高める上で有利になる。
【0044】第2の手段(請求項2に記載の発明)によ
れば、電気絶縁材が断熱材層として設けられているか
ら、加熱コイルの配設及び触媒の昇温の点で有利にな
る。
【0045】第3の手段(請求項3に記載の発明)によ
れば、触媒担体がメタル担体によって形成され、電気絶
縁材が当該メタル担体の外周面にコーティングされたア
ルミナ層によって形成されているから、アルミナ層によ
って第2の手段と同様の効果が得られる。
【0046】第4の手段(請求項4に記載の発明)によ
れば、加熱コイルが触媒担体の外周に該加熱コイルを覆
う溶射皮膜によって固定されているから、耐振性ないし
は耐久性の向上に有利になる。
【0047】第5の手段(請求項5に記載の発明)によ
れば、電気絶縁性のセラミックス製モノリス触媒担体に
通電部が設けられ、該通電部に近接して触媒が設けら
れ、該通電部に誘導電流を流すための加熱コイルが当該
触媒担体の外周に設けられているから、上記第1の手段
と同様の効果が得られるとともに、触媒担体全体を昇温
させる必要がないから、バッテリの大型化を招くことな
く触媒温度を効率良く上昇させることができる。
【0048】第6の手段(請求項6に記載の発明)によ
れば、通電部が触媒担体の表面に所定の電気抵抗値を有
するよう膜状に形成された通電層であり、該通電層の上
に触媒層が形成されているから、触媒の早期昇温に有利
になる。
【0049】第7の手段(請求項7に記載の発明)によ
れば、通電部を触媒担体の一部に形成するようにしたか
ら、消費電力を少なくして必要なバッテリ容量を小さく
しながら、触媒温度を上昇させて所期の浄化効率を得る
ことができる。
【0050】第8の手段(請求項8に記載の発明)によ
れば、通電部が触媒担体における排気ガス流れ方向の上
流部位のみに設けられているから、上記第7の手段と同
様の効果が得られるとともに、触媒コンバータの上流部
位での発熱を利用して下流部位の温度上昇を図ることが
でき排気ガスの浄化効率を高める上で有利になる。
【0051】第9の手段(請求項9に記載の発明)によ
れば、加熱コイルが触媒担体における排気ガス流れ方向
の上流部位のみに設けられているから、上記第8の手段
と同様の効果が得られる。
【0052】第10の手段(請求項10に記載の発明)
によれば、誘導加熱型モノリス触媒に近接させてその排
気ガス流れ方向の下流側に、非誘導加熱型のモノリス触
媒が配置されているから、上記第8の手段と同様の効果
が得られる。
【0053】第11の手段(請求項11に記載の発明)
によれば、誘導加熱型モノリス触媒の温度を検出する温
度検出端子と、該温度検出端子によって検出される触媒
温度に基づいて上記加熱コイルの通電を制御する通電制
御手段とを備えているから、電力の浪費を防止してバッ
テリの小型化を図る上で有利になるとともに、触媒の過
熱による劣化を防止することができる。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0055】<実施例1>図1に示す自動車用の発熱式
触媒コンバータ1において、2は誘導加熱型のハニカム
状モノリス触媒であり、コンバータケース3にシール4
及びクッション5を介して支持されている。シール4
は、排気ガスが上記モノリス触媒2の外側を通って吹き
抜けることを防止するためのものであって、コンバータ
ケース3における排気ガス流れ方向の上流部位に設けら
れている。クッション5は、上記モノリス触媒2をコン
バータケース3に弾性的に支持して、その振動による損
傷を防止するためのものであってワイヤネットによって
形成されており、上記シール4よりも下流側に設けられ
ている。なお、図1において、白抜き矢符は排気ガスの
流れ方向を示す(他の図においても同様である)。
【0056】上記モノリス触媒2は、触媒が担持された
電気抵抗体によるモノリス触媒担体6の外周に、該触媒
担体に誘導電流を流すための加熱コイル7が電気絶縁及
び断熱のための層8を介して設けられてなる誘導加熱型
触媒である。上記モノリス触媒担体6は、図2に示すよ
うに、金属製平板6aと金属製波板6bとを2枚重ねに
して互いの接触部を接合し、これを渦巻き状に巻上げて
なるフォイルタイプのメタル担体であり、これに触媒が
担持されている。
【0057】上記電気絶縁・断熱層8は、上記モノリス
触媒担体6の外周面に全周にわたって設けられていて、
図3に示すように、アルミナのコーティングによって形
成されてなる下層8aと、該下層8aの上に加熱コイル
7を固定するように形成されたアルミナの溶射による上
層(溶射皮膜)8bとによって構成されている。この場
合、下層8aを形成した後にその上から加熱コイル7を
巻き付け、その上にアルミナを溶射して上層8bを形成
することになる。加熱コイル7は上記触媒担体6の略全
長にわたって設けられている。
【0058】上記コンバータケース3は、その上流端側
と下流端側とがコーン状に形成されており、これにより
排気ガスをモノリス触媒2に全面に広がるように流入さ
せることができるようになっている。
【0059】また、上記加熱コイル7への通電のため
に、上記コンバータケース3に一対の電極9a,9bが
固定されていて、両電極9a,9bにバッテリ11及び
高周波発生手段12が接続されている。また、上記通電
の制御のために、上記モノリス触媒2を通過する排気ガ
ス温度(若しくは触媒温度)を検出するための温度検出
端子13と、該温度検出端子13によって検出される温
度に基づいてエンジン始動時に排気ガス温度(触媒温
度)が所定値(例えば300℃)以上になるまで、当該
通電を行なう通電制御手段14とが設けられている。
【0060】従って、上記触媒コンバータ1において
は、エンジンの始動と同時に加熱コイル7に通電されて
交番磁界が形成され、該交番磁界内に存する電気抵抗体
としての触媒担体6に電磁誘導作用によって電圧が誘起
されて誘導電流が流れる。そして、この誘導電流によっ
てジュール熱が発生し触媒は触媒担体6を介して加熱さ
れ早期に活性温度になり、排気ガス中のHC、CO等を
分解する。そうして、触媒コンバータ1内の排気ガス温
度が300℃を越えると、上記温度検出端子13からの
信号により通電制御手段14が上記通電を断つことにな
る。
【0061】<実施例2>本例は電気絶縁体によって触
媒担体が形成された例であって、図4乃至図6にその要
部のみが示されている。なお、実施例1のものと実質的
に同じ要素には同じ符号を該当図に付し重複説明は避け
る。この点は後述する他の実施例についても同様であ
る。
【0062】図4に示すように、本例のモノリス触媒1
5の触媒担体16はコージェライト製のハニカム担体で
ある。そして、図5及び図6に示すように、上記触媒担
体16の各貫通孔(細孔)17の内周面には通電層18
が形成され、該通電層18の上に触媒層19が形成され
ている。さらに、触媒担体16の外周面には加熱コイル
7が巻き付けられ、該加熱コイル7は断熱層20によっ
て保護されている。
【0063】上記通電層18はフッ化物による熱CVD
法によって生成されたケイ化モリブデンによって形成さ
れている。原料ガスはMoF6 +SiH4 とした。ま
た、上記触媒層19はウォッシュコートによって形成さ
れている。上記断熱層20はアルミナ層であって実施例
1でいう上層8bに相当し、加熱コイル7及び断熱層2
0の設け方は実施例1のそれと同じである。
【0064】従って、本例の場合、触媒担体16自体に
は誘導電流が発生せず、その上に設けられた通電層18
に電流が誘起されて該通電層18が発熱することによっ
て、その上の触媒層19の温度が上昇することになる。
よって、触媒担体全体を昇温させる必要がないから、触
媒温度を上昇させるための熱効率が高く、大きなバッテ
リを自動車に搭載する必要はない。
【0065】<実施例3>本例は実施例2の変形例であ
って図7及び図8に示されており、触媒担体16の外周
面に通電層18が形成され、該通電層18の上に触媒層
19が形成されている。さらに、外周触媒層19の上か
ら加熱コイル7が巻き付けられ、該加熱コイル7は断熱
層20によって保護されている。
【0066】従って、本例の場合、触媒担体16は、外
周通電層18の発熱によって外周側からも加熱されるこ
とになる。この場合、触媒担体16の外周の触媒層19
は実施例1でいう電気絶縁・断熱層8の下層8aとして
機能する。
【0067】<実施例4>本例は加熱コイルの配設の仕
方に特徴があるものであって、図9にその要部のみが示
されている。すなわち、当該加熱コイル31はモノリス
触媒21の上流部位のみ(全長の約1/3程度の範囲)
に設けられ、それに対応して電気絶縁・断熱層8も当該
上流部位にのみ設けられている。
【0068】従って、本例の場合は、モノリス触媒21
の上流部位のみが誘導加熱されることになる。そして、
この誘導加熱によって早期に昇温した上流側の触媒によ
って排気ガスが浄化される。その際の触媒反応熱で排気
ガスが加熱されるため、該排気ガスを介してモノリス触
媒21の下流部位の昇温も図れ、この下流部位でも排気
ガスの浄化が進行するようになる。よって、消費電力を
少なくなるから、その分バッテリ容量を小さくすること
ができる。
【0069】なお、実施例2のモノリス触媒15におい
ても、本例のような加熱コイルの配設態様を採用するこ
とができる。
【0070】<実施例5>本例も加熱コイルの配設の仕
方に特徴があるものであって、図10にその要部のみが
示されている。すなわち、本例の場合は、モノリス触媒
22の上流側と下流側とにそれぞれ加熱コイル32,3
3が分けて設けられている。上流側加熱コイル32は密
に巻かれ、下流側加熱コイル33は粗に巻かれている。
【0071】本例の場合は、モノリス触媒22の下流端
付近でも下流側加熱コイル33によって誘導加熱される
から、エンジン始動時においてモノリス触媒22の全体
を排気ガスの浄化に利用する上で有利になる。
【0072】なお、実施例2のモノリス触媒15におい
ても、本例のような加熱コイルの配設態様を採用するこ
とができる。
【0073】<実施例6>本例は加熱コイルの巻き方に
特徴があるものであって、図11にその要部が示されい
る。すなわち、本例のモノリス触媒23においては、予
め渦巻状になった加熱コイル34がモノリス触媒担体6
に固定されており、加熱コイル34は触媒担体に巻き付
けていく必要がないため、その触媒担体6への装着が容
易になる。なお、実施例2のモノリス触媒15において
も、本例のような加熱コイルの配設態様を採用すること
ができる。
【0074】<実施例7>本例は実施例2とは通電層の
設け方が異なる例であって、図12にその要部が示され
ている。すなわち、本例の場合、通電層36がモノリス
触媒24の上流部位のみ(同図の2点鎖線による斜線領
域)に設けられている点に特徴があり、これに対応して
加熱コイル35も当該上流部位のみに設けられている。
従って、本例においては、消費電力を少なくしてバッテ
リの大型化を避ける上でより有利になる。
【0075】<実施例8>本例も通電層の設け方に特徴
があるものであって、図13にその要部が示されてい
る。すなわち、本例のモノリス触媒25では、通電層3
7が上流側部位ではモノリス触媒担体16の断面の全域
にわたって設けられ下流側へいくに従ってモノリス触媒
担体6の中心軸線上に収束するようその配設領域が狭く
なっている(同図の2点鎖線による斜線領域)。
【0076】従って、本例の場合は、モノリス触媒25
の上流部位ではその断面全域の触媒が誘導加熱される一
方、下流部位でも排気ガス流量の多い中心部は誘導加熱
されることになり、排気ガスの浄化効率を高める上で有
利になる。
【0077】<実施例9>本例は図14に示し、誘導加
熱型モノリス触媒26と非誘導加熱型モノリス触媒27
とを排気ガス流れ方向の上流側と下流側とに接触状態で
並設してなる触媒コンバータに関する。すなわち、上流
側の誘導加熱型モノリス触媒26は実施例2のモノリス
触媒と同じもの(但し、寸法は短い)であり、下流側の
非誘導加熱型モノリス触媒27はハニカム状のモノリス
触媒担体に触媒層が設けられてなり通電層及び加熱コイ
ルを備えていないものである。
【0078】従って、本例の場合は、実施例7と同様の
作用効果が得られるが、1つのモノリス触媒に誘導加熱
部と非誘導加熱部とを形成するのではなく、誘導加熱型
モノリス触媒26と非誘導加熱型モノリス触媒27とを
別個に製作してコンバータケース3に組み込めばよいか
ら、製作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の触媒コンバータの縱断面図
【図2】同例の触媒コンバータの横断面図
【図3】同例のモノリス触媒外周部位の縱断面図
【図4】実施例2の触媒コンバータの横断面図
【図5】同例のモノリス触媒外周部位の拡大された横断
面図
【図6】同例のモノリス触媒外周部位の拡大された縱断
面図
【図7】実施例3のモノリス触媒外周部位の拡大された
横断面図
【図8】同例のモノリス触媒外周部位の拡大された縱断
面図
【図9】実施例4の触媒コンバータの縱断面図
【図10】実施例5の触媒コンバータの縱断面図
【図11】実施例6の触媒コンバータの縱断面図
【図12】実施例7の触媒コンバータの縱断面図
【図13】実施例8の触媒コンバータの縱断面図
【図14】実施例9の触媒コンバータの縱断面図
【符号の説明】
1 触媒コンバータ 2,15,21〜26 誘導加熱型モノリス触媒 3 コンバータケース 6,16 モノリス触媒担体 7,31〜35 加熱コイル 8 電気絶縁・断熱層 8a 下層 8b 上層(溶射皮膜) 9a,9b 電極 11 バッテリ 12 高周波発生手段 13 温度検出端子 14 通電制御手段 18,36,37 通電層 19 触媒層 20 断熱層 27 非誘導加熱型モノリス触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 勲 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1 株式 会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 村上 浩 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 田中 哲洋 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒が担持された電気抵抗体によるモノ
    リス触媒担体の外周に、該触媒担体に誘導電流を流すた
    めの加熱コイルが電気絶縁材を介して設けられてなる誘
    導加熱型モノリス触媒を備えていることを特徴とする自
    動車用発熱式触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用発熱式触媒コ
    ンバータにおいて、上記電気絶縁材が上記触媒担体の外
    周面に形成された、該触媒担体よりも熱伝導性が低い断
    熱材層であるもの。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動車用発熱式触媒コ
    ンバータにおいて、上記触媒担体がメタル担体によって
    形成され、上記電気絶縁材が当該メタル担体の外周面に
    コーティングされたアルミナ層によって形成されている
    もの。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
    の自動車用発熱式触媒コンバータにおいて、上記加熱コ
    イルが上記触媒担体の外周に該加熱コイルを覆う溶射皮
    膜によって固定されているもの。
  5. 【請求項5】 電気絶縁性のセラミックス製モノリス触
    媒担体に通電部が設けられ、該通電部に近接して上記触
    媒担体に触媒が担持され、該通電部に誘導電流を流すた
    めの加熱コイルが当該触媒担体の外周に設けられてなる
    誘導加熱型モノリス触媒を備えていることを特徴とする
    自動車用発熱式触媒コンバータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の自動車用発熱式触媒コ
    ンバータにおいて、上記通電部が上記触媒担体の表面に
    所定の電気抵抗値を有するよう膜状に形成された通電層
    であり、該通電層の上に上記触媒よりなる触媒層が形成
    されているもの。
  7. 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の自動車用
    発熱式触媒コンバータにおいて、上記通電部が上記触媒
    担体の一部に形成されているもの。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の自動車用発熱式触媒コ
    ンバータにおいて、上記通電部が上記触媒担体における
    排気ガス流れ方向の上流部位のみに設けられているも
    の。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項6及び請求項8のい
    ずれか一に記載の自動車用発熱式触媒コンバータにおい
    て、上記加熱コイルが上記触媒担体における排気ガス流
    れ方向の上流部位のみに設けられているもの。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれか一に
    記載の自動車用発熱式触媒コンバータにおいて、上記誘
    導加熱型モノリス触媒に近接させてその排気ガス流れ方
    向の下流側に、非誘導加熱型のモノリス触媒が配置され
    ているもの。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれか一
    に記載の自動車用発熱式触媒コンバータにおいて、上記
    誘導加熱型モノリス触媒の温度を検出する温度検出端子
    と、該温度検出端子によって検出される触媒温度に基づ
    いて上記加熱コイルの通電を制御する通電制御手段とを
    備えているもの。
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