JPH0632782U - 油圧緩衝器の減衰力調整機構 - Google Patents
油圧緩衝器の減衰力調整機構Info
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- JPH0632782U JPH0632782U JP7358292U JP7358292U JPH0632782U JP H0632782 U JPH0632782 U JP H0632782U JP 7358292 U JP7358292 U JP 7358292U JP 7358292 U JP7358292 U JP 7358292U JP H0632782 U JPH0632782 U JP H0632782U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧緩衝器の減衰力調整の操作性を向上する
とともに、コンパクト化を図る。 【構成】 油圧緩衝器本体1の油室S1とサブタンク3
1の油室S2とを連通する連通路35に通じるバイパス
油路45を形成し、調整ロッド46をバイパス油路46
に臨ませて、調整ロッド46を進退させる等速カム48
及び等速カム48を回転駆動するロータリアクチュエー
タ51を設けた。
とともに、コンパクト化を図る。 【構成】 油圧緩衝器本体1の油室S1とサブタンク3
1の油室S2とを連通する連通路35に通じるバイパス
油路45を形成し、調整ロッド46をバイパス油路46
に臨ませて、調整ロッド46を進退させる等速カム48
及び等速カム48を回転駆動するロータリアクチュエー
タ51を設けた。
Description
【0001】
本考案は車両等に用いる油圧緩衝器の減衰力調整機構に関し、サブタンクへの 連通路内で減衰力を調整する機構に関する。
【0002】
従来、車両等に用いる油圧緩衝器として、シリンダ内油室へのピストンロツド の進入及び退出に伴う体積変化分の作動油を吸収するためにシリンダ内油室に連 通するサブタンク(リザーバタンク)を備え、更に減衰力調整機構として、シリ ンダ内油室とサブタンクとを連通する油路に調整ロッドを臨ませ、この調整ロッ ドをカムを介して進退させ、油路の流路面積を変化させて減衰力を調整するよう にしたものが、実公昭53−26550号公報或いは実開昭60−24688号 公報等に開示されている。
【0003】
しかしながら、上述した従来の油圧緩衝器の減衰力調整機構のうち実公昭53 −26550号公報に開示される機構にあっては、ドライバー等の治具を用いて カムを手動操作して調整ロッドを進退させるために減衰力調整の操作性が悪く、 仮りにカムをアクチュエータで回転駆動するようにしてもカムが等速カムではな いので、応答速度が変化し減衰力調整が正確に行なえない。 また、実開昭60−24688号公報に開示される機構にあっては、カムを進 退させるためのネジ部が存在し、このネジ部におけるフリクションが大きくなる 不利がある。
【0004】
本考案は上記の課題を解決するため、調整ロッドを進退させる等速カムと、こ の等速カムを回転駆動するロータリアクチュエータとを油圧緩衝器本体に付設し た。この場合、油圧緩衝器本体と、サブタンク及びロータリアクチュエータの各 軸をすべて平行に配設することができる。
【0005】
ロータリアクチュエータで等速カムを回転駆動して調整ロッドを進退させるの で、減衰力調整の操作性が向上するとともに、等速カムを用いているので、フリ クションが小さく、応答速度の変化が抑制されるので、小型のアクチュエータで 充分駆動できる。また、この場合、油圧緩衝器本体と、サブタンク及びロータリ アクチュエータの各軸をすべて平行に配設することで、コンパクト化を図れる。
【0006】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係る減衰力調整機構を適用した油圧緩衝器の一部破断断面図、図2は同油圧緩 衝器の要部拡大断面図、図3は等速カムを備えた軸部の拡大図、図4は図3のA 方向矢視図である。
【0007】 油圧緩衝器本体1は、シリンダ2内に下方からキヤツプ3、ロツドガイド4、 オイルシール5、リテーナ6及びリバウンドラバー7を介して中空ロツド8を挿 通し、この中空ロツド8の先端部にはロッドエンド9を螺着して、ロッドエンド 9にシリンダ2内周面に摺接するピストン10を装着し、このピストン10には 伸び側油路11を形成し、この油路11を開閉するバルブ12を取付けている。 尚、ピストン10には圧縮側の油路とこの油路を開閉するバルブも取付けている 。
【0008】 また、中空ロッド8の下端部には車軸を取付けるための車軸取付け部材15を 装着し、この車軸取付け部材15上面にスプリングシートストッパ16を装着し て、このスプリングシートストッパ16上にストツパラバー17を配設するとと もに、スプリングシートストツパ16の周縁部にスプリングシート18を装着す るとともに、周縁部から立ち上がるスプリングガイド19を設けている。
【0009】 更に、ロッドエンド9内にはピストン10をバイパスするバイパス油路21を 形成し、中空ロッド8内にバイパス油路21の開口量を調節するニードルロッド 22を進退自在に挿通し、取付け部材15内にニードルロッド22を進退させる アジャスタ23を進退自在に装着している。
【0010】 一方、シリンダ2の上端部には車体に取付けるための取付け部26を一体的に 形成し、またシリンダ2の上部外周部にはジャッキシリンダ27を装着して、こ のジャッキシリンダ27内に摺動自在に嵌装したジャッキピストン28とスプリ ングシート18との間に懸架ばね29を介設している。
【0011】 また、シリンダ2の上側部にはサブタンク31を取付けている。このサブタン ク31はタンク取付け部32を一体成形したケース33内にブラダ34を設け、 このブラダ34内の気体室SAに高圧気体を封入している。タンク取付け部32 内には油圧緩衝器本体内油室であるシリンダ内油室S1とサブタンク31内油室 S2とを連通する連通路35及びこの連通路35に通じる中空部36を形成し、 この中空部36内に減衰力調整機構37を配設している。
【0012】 この減衰力調整機構37は中空部36の開口端部に装着したハウジング38に バルブケース39を螺着し、このバルブケース39先端部にピストン40を固着 し、ピストン40には油路41,42を形成して、これらの油路41,42を開 閉するバルブ43,44を設けている。また、バルブケース39内にはピストン 40をバイパスして連通路35とサブタンク内油室S1を連通するバイパス油路 45を形成して、このバイパス油路45に先端部が臨む調整ロッド46を進退自 在に挿通し、調整ロッド46の後端部にはボール47を取付けている。
【0013】 そして、ハウジング38内に等速カム48を回転自在に設け、この等速カム4 8のカム面48aを調整ロッド46の後端部に設けたボール47に当接させてい る。この等速カム48のカム面48aは、図4及び(表1)に示すように角度α に対する距離Lを選択することによって単位角に対する偏芯量が一定になるよう にしたものである。
【0014】
【表1】
【0015】 また、ハウジング38にはアクチュエータケース50を取付け、このアクチュ エータケース50内に等速カム48を回転駆動するロータリアクチュエータ51 を収納し、このロータリアクチュエータ51と回転軸51aを等速カム48の軸 部52に連結し、更にアクチュエータケース50内には等速カム48の回転角即 ちロータリアクチュエータ51の回転角を検出するポテンショメータ53を収納 している。
【0016】 ここで、油圧緩衝器本体1と、サブタンク31及びロータリアクチュエータ5 1とは図1に示すように各軸がすべて平行になるように配設し、油圧緩衝器のコ ンパクト化を図っている。
【0017】 以上のように構成した油圧緩衝器においては、圧縮行程で中空ロッド8が上昇 することにより、中空ロッド8の進入体積相当分の作動油がシリンダ内油室S1 からサブタンク31の連通路35に流入し、ピストン40の油路41を通じてバ ルブ43を押し開いてタンク内油室S2内に流入して減衰力を発生し、またバル ブケース39のバイパス油路45を通じてタンク内油室S2内に流入する。
【0018】 ここで、ロータリアクチュエータ51を回転駆動することによって等速カム4 8が回転し、この等速カム48の回転によって調整ロッド46が進退することに よってバイパス油路45の流路面積が変化するので、ピストン40で発生する減 衰力を調整することができる。
【0019】 この場合、調整ロッド46を等速カム48で進退させているので、等速カム4 8はフリクションが小さく、単位角に対する偏芯量が一定であるため、ロータリ アクチュエータ51にかかる回転駆動時の負荷が略一定になって応答時間が変化 しないので、小型のロータリアクチュエータ51でも充分に回転駆動することが でき、コンパクト化を図れる。
【0020】 また、伸長行程に移行して中空ロッド8が下降すると、シリンダ2内では中空 ロッド8の退出体積相当分の作動油が不足することになるため、サブタンク31 のタンク内油室S2内の作動油がピストン40の油路42からバルブ44を押し 開いて連通路35を通じてシリンダ内油室S1内に流入する。
【0021】
以上に説明したように本考案によれば、ロータリアクチュエータで等速カムを 回転駆動して調整ロッドを進退させるようにしたので、減衰力調整の操作性が向 上するとともに、駆動部の小型化を図れる。また、油圧緩衝器本体と、サブタン ク及びロータリアクチュエータの各軸をすべて平行に配設することによって、コ ンパクト化を図れる。
【提出日】平成5年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は車両等に用いる油圧緩衝器の減衰力調整機構に関し、緩衝器内の油路 で減衰力を調整する機構に関する。
【0002】
従来、車両等に用いる油圧緩衝器として、シリンダ内油室へのピストンロツド の進入及び退出に伴う体積変化分の作動油を吸収するためにシリンダ内油室に連 通するサブタンク(リザーバタンク)を備え、更に減衰力調整機構として、シリ ンダ内油室とサブタンクとを連通する油路に調整ロッドを臨ませ、この調整ロッ ドをカムを介して進退させ、油路の流路面積を変化させて減衰力を調整するよう にしたものが、実公昭53−26550号公報或いは実開昭60−24688号 公報等に開示されている。
【0003】
しかしながら、上述した従来の油圧緩衝器の減衰力調整機構のうち実公昭53 −26550号公報に開示される機構にあっては、ドライバー等の治具を用いて カムを手動操作して調整ロッドを進退させるために減衰力調整の操作性が悪い。
【0004】 また、実開昭60−24688号公報に開示される機構にあっては、カムを進 退させるためのネジ部が存在し、このネジ部におけるフリクションが大きくなる 不利がある。
【0005】
本考案は上記の課題を解決するため、調整ロッドを進退させる偏芯カムと、こ の偏芯カムを回転駆動するロータリアクチュエータとを油圧緩衝器本体に付設し た。
【0006】
ロータリアクチュエータで偏芯カムを回転駆動して調整ロッドを進退させるの で、減衰力調整の操作性が向上するとともに、フリクションが小さく、小型のア クチュエータで駆動できる。また、偏芯カムを等速カムとすることにより、ロー タリアクチュエータの回転に対する調整ロッドの進退量が一定となるので減衰調 整が正確に行なえる。また、油圧緩衝器本体とサブタンクとを連通する油路に調 整ロッドを進退自在に設けた場合、油圧緩衝器本体と、サブタンク及びロータリ アクチュエータの各軸をすべて平行に配設することで、コンパクト化を図れる。
【0007】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係る減衰力調整機構を適用した油圧緩衝器の一部破断断面図、図2は同油圧緩 衝器の要部拡大断面図、図3は等速カムを備えた軸部の拡大図、図4は図3のA 方向矢視図である。
【0008】 図1において、油圧緩衝器の本体1は、シリンダー2内に下方からキヤツプ3 、ロツドガイド4、オイルシール5、リテーナ6及びリバウンドラバー7を介し て中空ロツド8を挿通し、この中空ロツド8の先端部にはロッドエンド9を螺着 して、ロッドエンド9にシリンダー2内周面に摺接するピストン10を装着し、 このピストン10には圧縮側油路11を形成し、この油路11を開閉するバルブ 12を取付けている。尚、ピストン10には伸長側の油路とこの油路を開閉する バルブも取付けている(不図示)。
【0009】 また、中空ロッド8の下端部又は基端部には車軸側に取り付けられる車軸側取 付部材15を装着し、この車軸側取付部材15上方にスプリングシートストッパ 16を装着して、このスプリングシートストッパ16上にストツパラバー17を 配設している。スプリングシートストツパ16の周縁部にスプリングシート18 を装着すると共に、周縁部から立ち上がるスプリングガイド19を設けている。
【0010】 更に、ロッドエンド9内にはピストン10をバイパスするバイパス油路21を 形成し、中空ロッド8内にバイパス油路21の開口量を調節するニードルロッド 22を進退自在に挿通し、取付部材15内にニードルロッド22を進退させるア ジャスタ23を回転自在に装着している。
【0011】 一方、シリンダー2の上端部又は基端部には車体側に取り付けられる車体側取 付部26を一体的に形成し、またシリンダー2の上部外周部にはジャッキシリン ダー27を装着して、このジャッキシリンダー27内に摺動自在に嵌装したジャ ッキピストン28とスプリングシート18との間に懸架ばね29を介設している 。
【0012】 また、シリンダー2の上側部にはサブタンク31を取付けている。このサブタ ンク31はタンク取付部32を一体成形したサブタンク部材としてのケース33 内にブラダ34を設け、このブラダ34内の気体室SAに高圧気体を封入してい る。本体1とサブタンク31との連結部材としてのタンク取付部32内には油圧 緩衝器本体内油室であるシリンダー内油室S1とサブタンク31内油室S2とを 連通する連通路35及びこの連通路35に通じる中空部36を形成し、この中空 部36内に減衰力調整機構37の主要部を配設している。
【0013】 この減衰力調整機構37は、図2に示すように、中空部36の開口端部に装着 したハウジング38にバルブケース39を螺着し、このバルブケース39先端部 にピストン40を固着し、ピストン40には油路41,42を形成して、これら の油路41,42を開閉するバルブ43,44を設けている。また、バルブケー ス39内にはピストン40の油路41,42をバイパスする油路39aを形成す る。そして、バルブケース39の大径部にはバルブシート49を外嵌して、該バ ルブシート49の内部にバルブケース39内の油路39aと連通する油路49a を画成すると共に、該バルブシート49の油路49aの開口端にサブバルブ49 ’を設けている。そして、このバルブケース39内の油路39aとバルブシート 49内の油路49aとが、シリンダー内油室S1とサブタンク内油室S2とをケ ース33の開口33’を介して連通し得るバイパス油路45を形成している。更 にバルブケース39内には、このバイパス油路45の一部に先端部が臨む調整ロ ッド46を進退自在に挿通し、調整ロッド46の後端部には減衰力調整機構37 内に回転自在に配置されたボール47が当接されている。よって、この実施例で は、タンク取付け部32の内部にそれぞれ画成された連通路35及び(この連通 路35の副連通路としての)中空部36と、減衰力調整機構の一部であるバルブ ケース39及びバルブシート49内に画成されたバイパス油路45とで、油室S 1と油室S2とを連通する連通油路を画成する連通機構が構成されている。
【0014】 そして、ハウジング38内には、調整ロッド46の後端部と係合状態となる偏 芯カム48を回転自在に設けている。より具体的には、この偏芯カム48のカム 面48aを調整ロッド46の後端部に回転自在に設けたボール47に当接させて いる。
【0015】
【表1】
【0016】 この偏芯カム48はそのカム面48aが、図4及び上記の表に示すように、角 度αに対する距離Lを選択することによって、単位角に対する偏芯量又は偏芯変 化量が一定になるようにした等速カムである。
【0017】 また、ハウジング38にはアクチュエータケース50を取付け、このアクチュ エータケース50内に偏芯カム又は等速カム48を回転駆動するロータリアクチ ュエータ51を収容し、このロータリアクチュエータ51の回転軸51aを等速 カム48の図3に示す軸部52に連結し、更にアクチュエータケース50内には 等速カム48の回転角即ちロータリアクチュエータ51の回転角を検出するポテ ンショメータ53を収容している。このロータリアクチュエータ51は図1に示 す制御系60によって駆動制御されている。また、油圧緩衝器本体1と、サブタ ンク31及びロータリアクチュエータ51とは図1に示すように各軸芯がすべて 相互に平行になるように配置され、油圧緩衝器のコンパクト化を図っている。
【0018】 以上のように構成した油圧緩衝器においては、圧縮行程で中空ロッド8が上昇 することにより、中空ロッド8又はピストン10の進入体積相当分の作動油がシ リンダー内油室S1からサブタンク31への連通路35に流入し、ピストン40 の油路41を通じてバルブ43を押し開いてタンク内油室S2内に流入して減衰 力を発生し、またバルブケース39及びバルブシート49内のバイパス油路45 を通じてサブバルブ49’を押し開いてサブタンク内油室S2内に流入する。
【0019】 ここで、ロータリアクチュエータ51を回転駆動することによって等速カム4 8が回転し、この等速カム48の回転によって調整ロッド46が進退することに よってバイパス油路45を流通する作動油に作用するので、即ち該バイパス油路 45の流路面積が変化するので、ピストン40で発生する減衰力を調整すること ができる。
【0020】 この場合、調整ロッド46は等速カム48で進退させているわけであるが、等 速カム48はフリクションが小さく、小型のロータリアクチュエータ51でも充 分に回転駆動することができるので、此等の部材を含む減衰力調整機構37のコ ンパクト化を図ることできる。
【0021】 また、伸長行程に移行して中空ロッド8が下降すると、シリンダー2内では中 空ロッド8又はピストン10の退出体積相当分の作動油が不足することになるた め、サブタンク31のタンク内油室S2内の作動油がピストン40の油路42か らバルブ44を押し開いて連通路35等を通じてシリンダー内油室S1内に流入 する。この伸長時にはバイパス油路45は、図2に示される如く、左側のサブバ ルブ49’によって閉じられている。
【0022】
以上に説明したように本考案によれば、ロータリアクチュエータ51で偏芯カ ム48を回転駆動して調整ロッド46を進退させるようにしたので、減衰力調整 の操作性が向上するとともに、駆動部の小型化を図れる。また、油圧緩衝器本体 1と、サブタンク31及びロータリアクチュエータ51の各軸芯をすべて相互に 平行に配設することによって、緩衝器全体のコンパクト化を図れる。更には、ア クチュエータ51に関してはロータリアクチュエータを用い、該ロータリアクチ ュエータ51で偏芯カム48を回転駆動して調整ロッド46を進退させるので、 減衰力調整の操作性が向上する。特に偏芯カム48を等速カムとすることで、調 整ロッド46とのフリクションが小さく、調整ロッド46の進退をスムーズ且つ 正確に行なえ、またロータリアクチュエータ51の単位角度の回転に対する調整 ロッド46の進退量が一定となるので減衰力の調整が容易で単純に行なえて、小 型のアクチュエータで充分駆動できる。
【図1】本考案に係る減衰力調整機構を適用した油圧緩
衝器の一部破断断面図
衝器の一部破断断面図
【図2】同油圧緩衝器の要部拡大断面図
【図3】等速カムを備えた軸部の拡大図
【図4】図3のA方向矢視図
1…油圧緩衝器本体、2…シリンダ、8…中空ロッド、
10…ピストン、31…サブタンク、35…連通路、3
9…バルブケース、40…ピストン、45…バイパス油
路、46…調整ロッド、48…等速カム、51…ロータ
リアクチュエータ。
10…ピストン、31…サブタンク、35…連通路、3
9…バルブケース、40…ピストン、45…バイパス油
路、46…調整ロッド、48…等速カム、51…ロータ
リアクチュエータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 油圧緩衝器の減衰力調整機構
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る減衰力調整機構を適用した油圧緩
衝器の一部破断断面図
衝器の一部破断断面図
【図2】同油圧緩衝器の要部拡大断面図
【図3】等速カムを備えた軸部の拡大図
【図4】図3のA方向矢視図
【符号の説明】 1…油圧緩衝器本体、2…シリンダ、8…中空ロッド、
10…ピストン、31…サブタンク、35…連通路、3
9…バルブケース、40…ピストン、45…バイパス油
路、46…調整ロッド、48…偏芯カム、51…ロータ
リアクチュエータ。
10…ピストン、31…サブタンク、35…連通路、3
9…バルブケース、40…ピストン、45…バイパス油
路、46…調整ロッド、48…偏芯カム、51…ロータ
リアクチュエータ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山本 馨 埼玉県新座市野火止8丁目18番4号 株式 会社ホンダレーシング内
Claims (2)
- 【請求項1】 緩衝器本体内油室とサブタンクを連通す
る油路に先端部が臨む調整ロッドを進退自在に設け、こ
の調整ロッドを進退させて前記油路の流路面積を変化さ
せて減衰力を調整するようにした油圧緩衝器の減衰力調
整機構において、前記調整ロッドは後端部にロータリア
クチュエータにて回転せしめられる等速カムのカム面が
当接し、この等速カムの回転に応じて進退動することを
特徴とする油圧緩衝器の減衰力調整機構。 - 【請求項2】 前記油圧緩衝器本体と、サブタンク及び
ロータリアクチュエータの各軸をすべて平行に配設した
ことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器の減衰力
調整機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992073582U JP2594098Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 油圧緩衝器の減衰力調整機構 |
DE4333723A DE4333723C2 (de) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Hydraulischer Schwingungs-Dämpfer |
US08/128,987 US5480011A (en) | 1992-09-29 | 1993-09-29 | Hydraulic damper |
US08/515,537 US5597054A (en) | 1992-09-29 | 1995-08-16 | Hydraulic damper |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992073582U JP2594098Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 油圧緩衝器の減衰力調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632782U true JPH0632782U (ja) | 1994-04-28 |
JP2594098Y2 JP2594098Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=13522445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992073582U Expired - Fee Related JP2594098Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 油圧緩衝器の減衰力調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594098Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS56115146U (ja) * | 1980-02-05 | 1981-09-04 | ||
JPH09126263A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-13 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326550U (ja) * | 1976-08-13 | 1978-03-07 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP1992073582U patent/JP2594098Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS631302Y2 (ja) * | 1980-02-05 | 1988-01-13 | ||
JPH09126263A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-13 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2594098Y2 (ja) | 1999-04-19 |
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