JPH06327622A - 色ズレ補正装置 - Google Patents

色ズレ補正装置

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JPH06327622A
JPH06327622A JP5117426A JP11742693A JPH06327622A JP H06327622 A JPH06327622 A JP H06327622A JP 5117426 A JP5117426 A JP 5117426A JP 11742693 A JP11742693 A JP 11742693A JP H06327622 A JPH06327622 A JP H06327622A
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color
image
chromatic aberration
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Koji Inaba
康治 稲葉
Kazunari Nakamura
一成 中村
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Olympus Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色ズレ補正部と、非補正部の境界部分に色ズ
レを残さず、境界部に輪郭状の不自然な色の違いを発生
させない色ズレ補正装置を提供すること。 【構成】 時間差のあるカラー画像信号を比較して色ズ
レに対応する画像の変化点を検出する色ズレ検出部1
と、カラー画像信号より色分布のヒストブラムを作成
し、作成された色分布から代表色を算出し、色ズレ補正
用の色ズレ補正データを算出し、画像の色ズレを補正す
る補正画像を生成する補正画像作成部2と、色ズレが検
出された画像に対し、色ズレ領域に近傍処理を加え、原
画像と補正画像の境界部に合成比率のスロープをもたせ
色ズレ領域を拡張する拡張処理部3と、この拡張処理部
3の結果に基づいて、カラー画像における補正画像の出
力結果の比率を制御し縁の輪郭部分の色の変化部分を目
立たなくする合成部4とにて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色ズレを検出すると共
に、検出された色ズレ領域を拡大処理して色ズレの補正
画像を生成する色ズレ補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】面順次式の電子内視鏡は、1/60秒毎
にR,G,B三原色画像を1枚ずつ撮像している。この
ため動きのある物体を撮像した場合、同一時間にR,
G,Bの三原色を取り込むことができないので物体の色
が分離してしまう。この分離した状態を色ズレという。
【0003】特公昭52−9095による色ズレの補正
方法は、原信号と3フィールド遅延信号、すなわち原信
号の各原色信号と3フィールド前のこれと同一色の原色
信号とを比較し、その差信号がある値を越えたとき、そ
の位置が色割れを生ずる画像の動き位置であるものと判
断し、この動き位置判別信号(パルス)により搬送信号
を利得制御および帯域制御し、搬送色信号を画像の動き
位置で完全に除去するか、抑圧して三原色の色割れを軽
減する。という色割れ軽減するフィールド順次カラーテ
レビジョン撮像方式が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例のように動き判
別信号により搬送信号を利得制御および帯域制御し、搬
送色信号を画像の動き位置で完全に除去すると、色ズレ
の発生している領域において突然色が除去されるため、
不自然な補正画像になってしまう。
【0005】また搬送色信号を画像の動き位置で抑圧し
た場合、色ズレ補正部と非補正部の境界に、色ズレが残
り、輪郭状の色ズレ領域が生じて、不自然な補正画像と
なってしまう。
【0006】本発明は上述した点にかんがみてなされた
もので、上記問題点を解決し色ズレ補正部と、非補正部
の境界部分に色ズレを残さず、境界部に輪郭状の不自然
な色の違いを発生させなくできる色ズレ補正装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】被写体を面順
次で撮像する撮像手段により得られたカラー画像信号か
ら色ズレに対応する要因を画素単位または所定ブロック
単位で検出する色ズレ検出手段と、前記色ズレ検出手段
により検出された色ズレ領域を拡張した拡張色ズレ領域
を生成する色ズレ領域拡張処理手段と、前記拡張色ズレ
領域で色ズレが補正された補正画像を生成する補正画像
生成手段と、を設けることにより、色ズレが検出された
部分は色ズレ領域拡張処理手段により色ズレ部分が拡張
されて補正されるので、境界部分に輪郭状の不自然な色
の違い部分が発生することなく色ズレ補正できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図12は本発明の1実施例に係り、図
1は1実施例の色ズレ補正装置の基本構成を示すブロッ
ク図、図2は色ズレ検出部の構成を示すブロック図、図
3は補正画像作成部の構成を示すブロック図、図4は拡
張処理部の構成を示すブロック図、図5は最大値ピック
アップ回路の構成を示すブロック図、図6は合成部の構
成を示すブロック図、図7はヒストグラム作成のフロー
チャート図、図8は色空間ヒストグラムから画素数頻度
の最大値の代表色を求める説明図、図9はR,G,Bの
代表色を示す説明図、図10はR,G,Bの代表色に対
応する色信号Cr,Cbを示す説明図、図11は拡張マ
スクによる拡張処理の説明図、図12は拡張処理された
画像をローパスフィルタ処理した場合の説明図である。
【0009】図1に示すように1実施例の色ズレ補正装
置10は、入力される画像信号から色ズレ画素の検出を
行う色ズレ検出部1と、補正画像を作成する補正画像作
成部2と、色ズレ検出部1で検出した色ズレ領域の拡張
を行う拡張処理部3と、張処理部3で色ズレ領域を拡張
した合成比率に応じて原画像と補正画像との合成を行う
合成部4とから構成される。
【0010】図2に示すように色ズレ検出部1は入力さ
れるR,G,B信号から輝度信号Yと、2つの色信号C
r,Cbを算出するマトリクス回路11と、算出された
色信号Cr,Cb信号をそれぞれ4フィールド遅延させ
る4フィールド遅延メモリ12a,12bと、4フィー
ルド遅延された色信号Cr,Cbとマトリクス回路11
にて算出された色信号Cr,Cbの差分を検出する差分
検出回路13a,13bと、差分検出回路13a、13
bの検出結果の論理和を求める論理和回路14にて構成
される。
【0011】この論理和回路14から出力される色ズレ
検出信号は補正画像作成部2に入力され色ズレのない画
素の生成に使用されると共に、拡張処理部3に入力され
拡張処理に使用される。
【0012】図3に示すように補正画像作成部2は色ズ
レ検出部1の結果に基づいて原画像(入力されるR,
G,B信号)に対し、1フィールド分のヒストグラムを
作成するヒストグラム作成回路21と、このヒストグラ
ム作成回路21のヒストグラムデータから代表色を作成
するCPUブロック22と、原画像から補正色を作成す
る色変換部23と、原画像の輝度信号Yと色変換部23
の補正色をマトリクス演算して補正画像を作成する演算
部24とから構成され、この演算部24から補正画像の
色信号R′,G′,B′を出力する。
【0013】上記ヒストグラム作成回路21は、入力さ
れるR,G,B信号とラストイメージ用フィールドメモ
リ212から読み出された信号を選択するセレクタ21
1と、セレクタ211で選択された信号を1フィールド
分記憶するラストイメージ用フィールドメモリ212
と、このラストイメージ用フィールドメモリ212に記
憶されている1フィールド分の信号から色分布を作成す
るヒストグラムLSI213とで構成される。
【0014】CPUブロック22はヒストグラムLSI
213で作成されたヒストグラムデータから代表色を選
出し、ルックアップテーブルを作成する。
【0015】色変換部23は、入力されるR,G,B信
号を1フィールド時間遅延させるフィールドメモリ23
1a,231b,231cと、CPUブロック22で選
出された代表色を記録するルックアップテーブル232
a〜232fと、変換された色に重み付けをする乗算器
233a〜233fと、乗算器233a〜233fで重
み付けされた色信号を加算する加算器234a,234
bとから構成されている。
【0016】また、演算部24は、マトリクス回路11
で作成された輝度信号Yを1フィールド時間遅延させる
フィールドメモリ241と、加算器234a,234b
で作成された色信号とフィールドメモリ241で遅延さ
せた輝度信号Yから画像を作成するマトリクス回路24
2で構成され、この演算部24から出力される補正画像
の色信号R′,G′,B′は合成部4に入力される。
【0017】図4は拡張処理部3の構成を示す。この拡
張処理部3は色ズレ検出部1で検出された結果に空間的
に帯域制限を行うLPF回路31と、所定領域内の最大
値を算出する最大値ピックアップ回路32と、最大値ピ
ックアップ回路32の算出結果を空間的に帯域制限を行
うLPF回路33にて構成され、その出力は合成部4に
入力される。
【0018】図5は最大値ピックアップ回路32の構成
図で、6個のラインメモリ321a〜321fと、6個
の比較器322a〜322fと、6個のラッチ323a
〜323fにて構成される。また、比較器322aはラ
インメモリ321fの出力とラインメモリ321cの出
力とを比較する比較回路324と、この比較回路324
の出力でラインメモリ321a及び321fの出力を選
択する選択回路325と、この選択回路325の出力を
ラッチするラッチ326とから構成される。他の比較器
322b〜322fの構成も同様である。比較器322
fの出力は図4のLPF回路33に入力される。
【0019】図6に示す合成部4は拡張処理部3を通っ
た色ズレ判定結果が入力され、階調変換を行い第1の係
数と第2の係数を出力する係数演算回路41と、これら
の係数に基づき原画像及び補正画像から合成画像の演算
を行う合成演算回路42とからなる。
【0020】係数演算回路41は拡張処理部3から出力
された合成比率から(合成演算回路42を形成する)2
つの乗算器421aと421bにそれぞれ第1の係数と
第2の係数を出力する階調変換器411と減算器412
とからなる。
【0021】合成演算回路42は係数演算回路41から
算出された第1の係数と原画像との乗算を行う乗算器4
21aと、係数演算回路41から算出された第2の係数
と補正画像との乗算を行う乗算器421bと、乗算器4
21aと乗算器421bの2つの乗算結果を加算する加
算器422とから構成され、加算器422から合成され
た画像を出力する。
【0022】次にこの1実施例の色ズレ補正装置1の作
用を説明する。色ズレ検出部1は4フィールドの時間差
のある色信号を比較するため、デジタルR,G,B信号
をマトリクス回路11で、輝度信号Yを生成すると共
に、色信号Cr,Cbに変換する。なお、色信号は通常
R−Y,B−Yを使用するがR,G,B各8ビットで演
算を行うと9ビットになる、これを8ビット幅におさま
るようにした信号がCr,Cbである。輝度信号Yは補
正画像作成部3に入力される。
【0023】2つの信号Cr,Cbはそれぞれ4フィー
ルド遅延メモリ12aと12bに入力され4フィールド
分遅らせる。差分検出回路13aと13bでは、マトリ
クス回路11から出力された色信号と4フィールド遅延
メモリ12a,12bにて遅延された色信号との減算を
行い、結果が正であれば正側比較を行い、負であれば負
側比較を行う。各々処置の値と比較することで色の変化
を検出する。
【0024】なお色信号はCr,Cbの2種類で構成さ
れているためどちらかが不一致の判定を出せば色の変化
があったことになるので2つの差分検出回路13a、1
3bの出力は論理和回路14にて合成され、色の変化の
ある色ズレ画素を検出し、この論理和回路14は色の変
化のあるズレ画素を検出すると色ズレ検出信号を出力す
る。この色ズレ検出信号は補正画像作成部2(のヒスト
グラム作成回路21)と拡張処理部3に出力される。
【0025】ヒストグラム作成回路21は、色ズレのな
い1フィールド分の画像の画素データから色空間のヒス
トグラムを作成するために、まずセレクタ211によ
り、原画像と1フィールド分の画像を記憶するラストイ
メージ用フィールドメモリ212の画像とを変化点検出
信号でセレクトし、セレクトされた色変化の無い画素を
ラストイメージ用フィールドメモリ212に蓄える。
【0026】ヒストグラムLSI213はラストイメー
ジ用フィールドメモリ212に蓄えられた1フィールド
分の画像データのR,G,B各8ビットのうち上位3ビ
ットを使用して色空間ヒストグラムを作成する。なお、
色ズレのない1フィールド分の画像の画素データを記憶
しているフィールドメモリ213は例えばFIFO構造
のため読み出してしまうと内容がなくなるので、セレク
タ211にフィードバックし色ズレ発生直前の色ズレの
ない画素を記憶する。
【0027】CPUブロック22では、図7のフローチ
ャートに従って、ステップS1に示すように色空間ヒス
トグラムを読みだし、次にR,G,B=8×8×8の色
空間から代表色、つまり最大頻度値(最大値)を選ぶ作
業をする。最大頻度値のR,G,Bに対し、ステップS
3に示すように対応する色信号Cr,Cbを算出する。
【0028】そしてステップS4に示すように色信号C
r,Cbの値を8ビット階調に補間した後、ステップS
5に示すようにルックアップテーブル232a〜232
fに書き込む。ルックアップテーブル232a〜232
fは1対毎に基準となる1色から色信号Cr,Cbを推
定するようになっている。
【0029】以下、基準となる1色から色信号Cr,C
bを推定するためのルックアップテーブル232a〜2
32fの作成を、図8ないし図10を参照してさらに説
明する。基準の1色から他の2色を色空間から推定する
場合、たとえばRを基準とした場合にはGとBを色空間
から選び出しR(原画色),G′(推定色),B′(推
定色)の1組となる。
【0030】その方法は図8(a)のようにR,G,B
の色空間座標位置にヒストグラムの値(画素数頻度値)
を対応させた色空間ヒストグラムにおけるRの色空間座
標(Rの階調)を例えば、10HからF0Hまでの8分
割とし、図8(b)のようにG−B平面を8枚用意し、
各平面において最も密度の高い部分を選び出し、その部
分のGとBの座標値を推定色として記録する。
【0031】例えばR=F0Hの場合のG−B平面にお
いて、最も密度の高い部分(最大の画素数頻度値)が図
8(b)で示す太枠の部分だとすればGとBの座標位置
はそれぞれD0H、B0Hなのでこれを推定色とする。
【0032】これを他の7枚のG−B平面についてもそ
れぞれ検索を行い、RからGを推定する8ポイントのデ
ータとRからBを推定する8のポイントのデータを得
る。これをR−B平面とR−G平面についても検索を行
い、図9に示すような表を作成する。
【0033】しかし、ここで得られるのは入出力ともに
R,G,Bのデータで最終的に必要としている色データ
ではないので、マトリクス演算を行いRからCr,Cb
8ポイント、GからCr,Cbの8ポイント、BからC
r,Cbの8ポイントデータを求め図10の表を作成す
る。つぎに8ポイントのデータから256ポイントに補
間処理を行い、その結果をルックアップテーブル232
a〜232fに書き込む。
【0034】色変換部23では、CPUブロック22に
より選出された代表色を書き込んだルックアップテーブ
ル232a〜232fから3組の色データを乗算器23
3a〜233fにて重み付けされ、各色データ別に加算
され色信号Cr,Cbを得る。
【0035】次に、演算部24は色変換部23にて作成
された補正色信号Cr,Cbとマトリクス回路11にて
作成された原画の輝度信号Yをマトリクス回路242に
てマトリクス演算をして補正画像となる補正色信号
R′,G′,B′を得る。この補正色信号R′,G′,
B′は合成部4に入力される。なお輝度信号Yは色分布
作成に1フィールドの時間が必要のためフィールドメモ
リ241にて遅延させてマトリクス回路242に入力さ
れる。
【0036】色ズレ検出部1で検出された色ズレ検出信
号は拡張処理部3のLPF回路31入力され、色ズレ部
分からノイズ成分である孤立点除去が行われた後、最大
値ピックアップ回路32に入力される。
【0037】最大値ピックアップ回路32は図6のよう
な構成からなり、図11(b)ように7×7のマスクで
9カ所の太枠部分を参照し、いちばん大きい値を中心に
セットするものである。まず垂直方向の最大値を撰び出
すために7ライン分のデータをラインメモリ321a〜
321fにて確保する。
【0038】つぎに比較器322a〜322cにて3つ
の入力データを比較して垂直方向の最大値を選ぶ。比較
器は2つの入力のうち値の大きい方を比較により検出
し、検出された大きい方を選択して保持するラッチ等に
より構成される。水平方向の最大値選出はラッチ323
a〜323fにて水平方向の7画素分のデータを確保
し、比較器322d〜322fにて選出を行う。このよ
うにして最大値を選び出し拡張処理を行い、図11
(a)の色ずれ及び補正された入力画像に対し、図11
(c)のように補正領域が拡張された画像にする。
【0039】例えば図12(a)のような合成データを
入力すると図12(b)のようになり境界を外部に広げ
ることができる。最大値ピックアップ回路32により拡
張処理された合成比率はLPF回路33により境界にス
ロープを付けられる。
【0040】LPF回路33またはLPF回路31のみ
では色ズレ検出結果が補正画100%である部分の比率
が低くなる場合もあるが最大値ピックアップ回路32の
働きにより本来補正画100%の部分はそのまま保存さ
れるのでLPF回路を単独で用いるより境界で目立たな
くすることができることは図11(a)と図12(b)
よりあきらかである。
【0041】なお、最大値ピックアップ回路32へはL
PF回路31にて処理された結果の上位4ビットを入力
し処理することで、しきい値を設定し処理される。合成
部4は係数演算回路41と合成演算回路42からなり
(1)式を回路にしたものである。
【0042】 Y={A×K+B×(80H−K)}/80H ・・・(1) ここでA=原画像、B=補正画像、Y=合成出力、K=
合成比率(0≦K≦80H)とする。
【0043】通常合成には(2)の式を使用するが、合
成比率Kの範囲が0≦K≦1となり小数演算を必要とす
るため演算速度およびコストがかかるので整数演算を採
用した。
【0044】 Y=A×K+B×(1−K) ・・・(2) 係数演算回路41は階調変換器411と減算器412か
らなる。階調変換器411は合成演算回路42での演算
出力から除算を不要とするための回路で、色ズレ検出部
1の出力である合成比率の階調を乗算器を用いて2のn
乗+1に変換する、たとえば2の7乗+1=129階調
への変換を行う。
【0045】階調変換された合成比率は第1の係数とし
て乗算器421aと第2の係数を得るため減算器412
に出力される。第2の係数は減算器412により(12
8−第1の係数)なる減算を行い乗算器421bに出力
される。合成演算回路42は、係数演算回路41から算
出された第1の係数と原画像との乗算を行う乗算器42
1aと、係数演算器41から算出された第2の係数と補
正画像との乗算を行う乗算器421bと、乗算器421
aと乗算器421bの2つの乗算結果を加算する加算器
422とで構成される。
【0046】2つの乗算器421aと421bで演算さ
れた結果は加算器422で加算され、下位7ビットが取
り除かれ、合成結果として出力される。また、色ズレ検
出部1の出力が2のn乗+1の階調で出力されれば、階
調変換器411は不用となる。
【0047】この1実施例によれば、色ズレ領域を拡張
処理して色補正するようにしているので簡単な回路構成
で、通常原画像と補正画像の合成の際現れる境界の輪郭
部分における色の不自然な違いを解消ないしは目立たぬ
ようにすることができる。
【0048】なお、色ズレの判別に使用するヒストグラ
ムは、原画像の変化領域の画像に於ける色の分布を算出
し、原画の変化領域の色分布の中で所定の画素密度以下
の領域を色ズレ領域と判別しても良い。
【0049】また、原画像よりヒストグラムを算出する
のではなく、内視鏡画像はその色分布が片寄っているた
め、予め色ズレ判別用のヒストグラムを設定しても良
い。
【0050】また、変化領域の算出には4フィールドの
時間差のある画像を比較するのみではなく、現在の偶数
フィールドと一つ前の偶数フィールドの色を比較し、更
に奇数フィールドについても同様の検出を行った後、各
々の変化領域を合成する事で色ズレ領域の検出を行って
も良い。
【0051】また、色ズレの判別に使用するヒストグラ
ムは原画像の変化部に対応する、色ズレの発生していな
い画像の色分布を使用するのではなく、色ズレの発生し
ていない画像全体の色分布を用いても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な回路構成で原画像と補正画像との境界部に発生する
輪郭状の色変化部分を解消ないしは目立たなくすること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1実施例の色ズレ補正装置の基本構成を示すブ
ロック図。
【図2】色ズレ検出部の構成を示すブロック図。
【図3】補正画像作成部の構成を示すブロック図。
【図4】拡張処理部の構成を示すブロック図。
【図5】最大値ピックアップ回路の構成を示すブロック
図。
【図6】合成部の構成を示すブロック図。
【図7】ヒストグラム作成のフローチャート図。
【図8】色空間ヒストグラムから画素数頻度の最大値の
代表色を求める説明図。
【図9】R,G,Bの代表色を示す説明図。
【図10】R,G,Bの代表色に対応する色信号Cr,
Cbを示す説明図。
【図11】拡張マスクによる拡張処理の説明図。
【図12】拡張処理された画像をローパスフィルタ処理
した場合の説明図。
【符号の説明】
1…色ズレ検出部 2…補正画像作成部 3…拡張処理部 4…合成部 10…色ズレ補正装置 11…マトリクス回路 12a,12b…4フィールド遅延メモリ 13a,13b…差分検出回路 14…加算器 21…ヒストグラム作成部 22…CPUブロック 23…色変換部 24…演算部 31…LPF回路 32…最大値ピックアップ回路 33…LPF回路 41…係数演算回路 42…合成演算回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】2つの信号Cr,Cbはそれぞれ4フィー
ルド遅延メモリ12aと12bに入力され4フィールド
分遅らせる。差分検出回路13aと13bでは、マトリ
クス回路11から出力された色信号と4フィールド遅延
メモリ12a,12bにて遅延された色信号との減算を
行い、結果が正であれば正側比較を行い、負であれば負
側比較を行う。各々所定の値と比較することで色の変化
を検出する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を面順次で撮像する撮像手段によ
    り得られたカラー画像信号から色ズレに対応する要因を
    画素単位または所定ブロック単位で検出する色ズレ検出
    手段と、 前記色ズレ検出手段により検出された色ズレ領域を拡張
    した拡張色ズレ領域を生成する色ズレ領域拡張処理手段
    と、 前記拡張色ズレ領域で色ズレが補正された補正画像を生
    成する補正画像生成手段と、 を具備した事を特徴とする色ズレ補正装置。
JP11742693A 1993-05-19 1993-05-19 色ズレ補正装置 Expired - Fee Related JP3310384B2 (ja)

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