JPH06327546A - スプリング装置 - Google Patents

スプリング装置

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Publication number
JPH06327546A
JPH06327546A JP12117693A JP12117693A JPH06327546A JP H06327546 A JPH06327546 A JP H06327546A JP 12117693 A JP12117693 A JP 12117693A JP 12117693 A JP12117693 A JP 12117693A JP H06327546 A JPH06327546 A JP H06327546A
Authority
JP
Japan
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spring unit
connecting member
spring
end surface
coupling
Prior art date
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Pending
Application number
JP12117693A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ikeda
茂 池田
Yoshio Oguma
芳雄 小熊
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France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明はスプリングユニットを小さく折り
畳むことができるようにしたスプリング装置を提供する
ことにある。 【構成】 複数のスプリング3を矩形状に配置してスプ
リングユニット2を形成し、隣り合うスプリングの上端
面4aと下端面4bとをそれぞれ連結するとともに、上
記スプリングユニットの上下面周縁部に枠線6を連結し
てなるスプリング装置において、上記スプリングユニッ
トの上端面および下端面の少なくともどちらか一方の端
面には、その端面の連結状態を上記スプリングユニット
の幅方向に沿って解除して上記スプリングユニットを折
り畳み可能とする端面連結部材8、9が設けられ、上記
枠線は上記スプリングユニットの幅方向において上記端
面連結部材と対応する部分で分断され、その分断箇所は
上記枠線を分離可能とする枠線連結部材10で連結され
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマットレス装置やソフ
ァ−ベッドなどに用いられるスプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、マットレス装置などに用いら
れるスプリング装置は、多数のコイルスプリングを行列
状に連結して構成されたスプリングユニットを有する。
このスプリングユニットは、上下面に化繊綿やウレタン
フォ−ムなどの詰め物が積層され、この積層体は鏡部と
まち部とで形成された外装体によって被覆されている。
【0003】ところで、長期の使用によりマットレス装
置が損傷するなどして、廃棄しなければならない場合、
最近では廃棄物は材料の種類ごとに分けて廃棄しなけれ
ば、収集してもらえないという、いわゆる分別収集のシ
ステムが採用されている地域が多く、しかもその際、そ
の廃棄物が規定内の大きさでなければ通常の収集作業で
は収集してもらえず、粗大ゴミとして特別のル−トでの
収集を依頼しなければならないということがある。
【0004】そのため、分別収集が行われている地域で
マットレス装置を廃棄する場合、金属部分であるスプリ
ングユニットと、化繊綿等からなる詰め物および外装体
とを分けて廃棄するだけでなく、その大きさを規定内の
大きさにしなければならないということがある。
【0005】マットレス装置を金属部分であるスプリン
グユニットと、化繊綿等の繊維部分とに分けて廃棄する
場合、繊維部分は小さく分断したり、まるめるなどして
規定内の大きさにすることが容易である。
【0006】しかしながら、スプリングユニットは、多
数のコイルスプリングがヘリカル線によって行列状に連
結され、しかもその上下面の周縁部には枠線が多数のク
リップによって結合されている。そのため、このような
構造のスプリングユニットは長さ寸法が、通常2m程度
とかなり長いから、廃棄時の運搬等の取扱いが容易でな
いということがある。しかも、規定内の長さ寸法よりも
長く、廃棄時に資源ゴミとして通常の収集ル−トで回収
してもらうことができず、粗大ゴミとして特別のル−ト
で収集してもらわなければならいないということもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のた
とえばマットレス装置などに用いられてるスプリング装
置は長さ寸法がかなり長く、しかも分解することができ
ないから、廃棄時の取扱いが容易でなく、また通常の収
集ル−トでは回収してもらえず、粗大ゴミとして別のル
−トでの回収をわざわざ依頼しなければならないという
こともあった。
【0008】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、スプリングユニットを所
定の大きさに容易に折り畳むことができるようにしたス
プリング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、複数のスプリングを矩形状に配置してス
プリングユニットを形成し、隣り合うスプリングの上端
面と下端面とをそれぞれ連結するとともに、上記スプリ
ングユニットの上下面周縁部に枠線を連結してなるスプ
リング装置において、上記スプリングユニットの上端面
および下端面の少なくともどちらか一方の端面には、そ
の端面の連結状態を上記スプリングユニットの幅方向に
沿って解除して上記スプリングユニットを折り畳み可能
とする端面連結部材が設けられ、上記枠線は上記スプリ
ングユニットの幅方向において上記端面連結部材と対応
する部分で分断され、その分断箇所は上記枠線を分離可
能とする枠線連結部材で連結されてなることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記構成によれば、上記端面連結部材を破断あ
るいは除去して上記スプリングの端面の連結状態を解除
し、上記枠線連結部材を破断あるいは除去して枠線を分
離することで、その部分から上記スプリングユニットを
折り畳むことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1乃至図7はこの発明の第1の実施例を示
し、図1に示すスプリング装置1は矩形状のスプリング
ユニット2を有する。このスプリングユニット2は、そ
の長手方向に沿って細長い、複数の連続スプリング3が
幅方向に並設されてなる。
【0012】上記連続スプリング3は平面形状がZ字状
の上端面部4aと下端面部4bとを有する。これら上端
面部4aと下端面部4bはスプリングユニット2の長手
方向に対して所定ピッチずれて配置され、その上端面部
4aの長手方向に沿う一端と下端面部4bの同じく一端
とがコイル部4cの上下端に連続して形成されること
で、上記連続スプリング3となっている。
【0013】並設された複数の連続スプリング3は、隣
り合う上端面部4aと下端面部4bとのZ字状の接触し
た部分がそれぞれヘリカル線5によって結合されてい
る。また、スプリングユニット2の上下面の周縁部に
は、その部分を補強するための枠線6がクリップ7によ
って連結されている。
【0014】図2乃至図5に示すように、上記スプリン
グユニット2の幅方向に設けられた複数のヘリカル線5
は、連続スプリング3の上端面部4aを連結した部分の
中途部が切断され、その切断箇所は端面連結部材であ
る、第1の連結部材8によって分解自在に連結され、下
端面部4bを連結した部分の中途部も同じく切断され、
その切断箇所は同じく端面連結部材である第2の連結部
材9によって分解自在に連結されている。
【0015】上記第1の連結部材8と第2の連結部材9
とは、図5に示すようにスプリングユニット2の長手方
向において位置をずらしている。つまり、第1の連結部
材8はスプリングユニット2の長手方向一端側から3分
の1の箇所に設けられ、第2の連結部材9は同じく3分
の2の箇所に設けられている。
【0016】図3と図6に示すように、上記スプリング
ユニット2の上下面の周縁部に設けられた一対の枠線6
の両側辺部6aの、上記第1の連結部材8と第2の連結
部材9とに対応する箇所はそれぞれが切断され、その切
断箇所は第3の連結部材10によって分解自在に連結さ
れている。つまり、上下の枠線6の両側辺部6aは、そ
れぞれスプリングユニット2の長手方向において3つに
分断され、その分断箇所が上記第3の連結部材10によ
って連結されている。
【0017】上記第1乃至第3の連結部材8、9、10
は、図7(a)、(b)に示すように熱収縮性樹脂によ
って形成されたチュ−ブ8a、9a、10aからなる。
各チュ−ブ8a、9a、10aの両端部には上記ヘリカ
ル線5および枠線6の分断箇所をそれぞれ挿通したの
ち、そのチュ−ブ8a、9a、10aを熱収縮させる。
それによって、上記ヘリカル線5および枠線6の分断さ
れた箇所の端部に上記チュ−ブ8a、9a、10aが密
着するから、それらの分断箇所がそれぞれ上記チュ−ブ
8a、9a、10aによって一体的に連結された状態と
なる。
【0018】熱収縮性樹脂からなるチュ−ブ8a、9
a,10aはカッタなどによって容易に切断することが
できる。したがって、上記ヘリカル線5,枠線6および
連続スプリング4の分断箇所は分解自在に連結されてい
ることになる。
【0019】上記各チュ−ブ7a、8a、10aを形成
する熱収縮性樹脂としては、塩化ビニル樹脂、EPT、
PETP、架橋ポリエチレン、シリコ−ンゴムなどが好
適し、これら樹脂を加熱成形してなり、その成形品(チ
ュ−ブ)を再加熱することで原形に戻ろうとする現象を
利用している。
【0020】そして、上記スプリング装置1の上下面に
は、図示しないがウレタンフォ−ムなどのシ−ト状の弾
性材が積層され、その積層体は布地を袋状に縫製してな
る外装体によって被覆することで、たとえばマットレス
装置などとして利用されることになる。
【0021】このような構成において、長期の使用によ
って損傷したマットレス装置を廃棄する場合には、ま
ず、スプリングユニット2を被覆した外装体およびこの
スプリングユニット2に積層されたシ−ト状弾性材を除
去し、これらをスプリングユニット2と分離する。
【0022】上記外装体やシ−ト状弾性材は切断した
り、丸めるなどして廃棄すればよい。一方、上記スプリ
ングユニット2は、まず、隣り合う連続スプリング4の
上端面4aを連結したヘリカル線5の中途部および下端
面4bを連結したヘリカル線5の中途部に設けられた、
第1、第2の連結部材8、9をカッタなどによって破断
し、これらヘリカル線5による連続スプリング4の上端
面4aと下端面4bとの連結状態を解除する。また、上
下枠線6の側辺部6aのそれぞれ中途部の2箇所を連結
した第3の連結部材10を同じくカッタなどによって破
断し、上記枠線6を3つに分離する。
【0023】第1、第2の連結部材8、9を分断してヘ
リカル線5による連続スプリング4の連結状態を分断す
れば、スプリングユニット2はその分断箇所から上記連
続スプリング4の上端面4aあるいは下端面4bを形成
する部分の線材を折り曲げながら折り畳むことができ、
またその際、上記スプリングユニット2の折り曲げ箇所
では枠線6が分断されているから、その枠線6が上記ス
プリングユニット2の折り曲げを阻止するようなことな
く、スプリングユニット2を容易に折り曲げることがで
きる。
【0024】つまり、図6に示すように、上面側のヘリ
カル線5が分断されたスプリングユニット2の長手方向
一端側を矢印Xで示すようにように中央部分の下面側に
接合するよう折り畳み、下面側のヘリカル線5が分断さ
れた他端側を矢印Yで示すように上面側に接合するよう
折り畳むことができる。それによって、スプリングユニ
ット2の長さを、もとの長さの3分の1にできる。
【0025】スプリングユニット2の長手方向一端側を
折り畳む際、上面側のヘリカル線5は分断されているか
ら、折り畳みの抵抗となることはなく、下面側のヘリカ
ル線5は圧縮されながら折り畳まれるため、そのヘリカ
ル線5が折り畳みの大きな抵抗とならない。さらに、連
続スプリング4の上面側では、一対の上端面4aの間の
部分で折り畳まれるから抵抗はなく、下面側はその下端
面4bの線材を折り曲げながら折り畳まれるが、その線
材は線径が比較的細いため、容易に折り曲げることが可
能である。また、スプリングユニット2の長手方向他端
側は、一端側とほぼ同様であるが、連続スプリング4の
上端面4aの線材が折り曲げられるとともに、上面側の
ヘリカル線5が圧縮されながら折り畳まれるという点で
異なる。
【0026】このように、スプリングユニット2を折り
畳むことで、その長さをもとの長さの3分の1にできる
から、廃棄時における持ち運びなどの取扱いが容易とな
る。また、折り畳まれたスプリングユニット2の大きさ
が、地域ごとに定められた、通常の収集作業で資源ゴミ
として回収してもられる大きさ以下に設定しておけば、
粗大ゴミとして取り扱わず、通常の収集ル−トによって
回収してもらうことができるから、容易に廃棄すること
ができる。
【0027】図8(a)、(b)はこの発明の第2の実
施例で、枠線6の側辺部6aを連結する第3の連結部材
の変形例である。この第2の実施例の第3の連結部材1
0aは合成樹脂あるいは金属のプレ−トを湾曲部18a
と2枚の平板部18bとを有する、ほぼI字状に折曲げ
てなる。上記湾曲部18aには上記枠線6の側辺部6a
の分断された箇所の端部がややきつめの状態で挿入さ
れ、上記2枚の平板部18bはねじ11によって結合さ
れる。それによって、上記湾曲部18aに挿入された側
辺部6aの分割された端部が結合固定される。
【0028】スプリングユニット2を折り畳む場合に
は、上記第2の連結部材18のねじ11を緩めて湾曲部
18aから側辺部6aの分断された端部を抜出すれば、
上記枠線6を第1の実施例と同様、枠線6を分解するこ
とができるから、スプリングユニット2の折り畳みが可
能となる。
【0029】図9はこの発明の第3の実施例を示す第3
の連結部材のさらに他の変形例である。すなわち、この
第3の実施例における第3の連結部材は、合成樹脂や金
属プレ−トで作られた2つの連結部材28a、28b用
いて枠線6の側辺部6aの分断された箇所を連結するよ
うにした。
【0030】各連結部材28a、28bは2つの湾曲部
21aを有する、断面ほぼ8の字状の構造となってい
て、一方の連結部材28aの上方の湾曲部21aには枠
線6の側辺部6aの分割された部分の一対の端部が挿入
されて分解自在に結合固定されている。他方の連結部材
28bは、その上方の湾曲部21aが側辺部6aの分断
された箇所の近傍に嵌挿されて設けられている。
【0031】そして、一方の連結部材28aと他方の連
結部材28bとの下方の湾曲部21aには補強杆23が
その端部をそれぞれ嵌挿させて設けられている。各湾曲
部21aに挿入された補強杆23の端部は連結部材28
a、28bの重合した2枚の平板部28cをねじ11で
結合することで固定されている。
【0032】このような連結構造によれば、枠線6を分
断しても、その分断箇所を補強杆23によって十分に補
強することができる。図10乃至図12はこの発明の第
4の実施例を示す。この実施例はスプリングユニット2
´が多数のコイルスプリング31を行列状に配置して形
成されてなる。隣り合うコイルスプリング31の上下端
面は、スプリングユニット2´の長手方向に沿って設け
られたヘリカル線5で連結され、またスプリングユニッ
ト2´の上下面周縁部には枠線6がクリップ7によって
連結されている。
【0033】上記ヘリカル線5と枠線6との、上記スプ
リングユニット2´の長手方向に沿う中途部は、上記第
1の実施例と同様、2箇所で分断され、ヘリカル線5の
その分断箇所に対応する部分は第1の連結部材8および
第2の連結部材9でそれぞれ連結されている。また、枠
線6は第3の連結部材10で連結されている。
【0034】したがって、上記第1の連結部材8と第2
の連結部材9および第3の連結部材10をカッタなどで
切断することで、スプリングユニット2´を図12に鎖
線で示すように3つに折り畳むことができる。
【0035】なお、この第4の実施例において、枠線6
の分断箇所を連結する第3の連結部材は、図8(a)、
(b)あるいは図9に示す構成のものを用いるようにし
てもよい。
【0036】図13乃至図16はこの発明の第5の実施
例を示す。この実施例は上記第4の実施例と同様、多数
のコイルスプリング31を行列状に配置してスプリング
ユニット2´が形成されている。隣り合うコイルスプリ
ング31の上端面31aと下端面31bとは、スプリン
グユニット2´の幅方向に沿って設けられたヘリカル線
5によって結合されている。
【0037】上記スプリングユニット2´の上面と下面
との周縁部には枠線6(上面のみ図示)がクリップ7に
よって連結され、この枠線6の側辺部6aの長手方向中
途部は第1の実施例と同様、2箇所で分断され、その分
断箇所は第3の連結部材10によって連結されている。
【0038】上記スプリングユニット2´の上面の、上
記枠線6の一方の分断箇所に対応する部分は、コイルス
プリング31の上端面31aがヘリカル線5に代わり第
4の連結部材32で分解自在に連結されている。また、
上記スプリングユニット2´の下面の、上記枠線6の他
方の分断箇所に対応する部分のコイルスプリング31の
下端面31bも、図示しないがヘリカル線5に代わり第
4の連結部材32によって分解自在に連結されている。
【0039】上記第4の連結部材32は図15と図16
に示すように合成樹脂によって形成された帯状部51を
有し、この帯状部51の一側にはコイルスプリング31
とほぼ同じピッチで折曲片52が薄肉部53によって折
曲げ自在に形成されてなる。上記折曲片52には一対の
ピン54が突設され、上記帯状部51には折曲片52を
折曲げたときに上記ピン54を着脱自在に嵌入させるこ
とができる係合孔55が形成されている。
【0040】そして、上記第4の連結部材32は、その
帯状部51を隣接するコイルスプリング31の内面側の
上端面31aあるいは下端面31bの部分に接合させ、
折曲片52を折曲げて一対のピン54を係合孔55に嵌
合させることで、隣接するコイルスプリング31の2つ
の上端面31aあるいは下端面31bが上記帯状部材5
1と折曲片52とで挟持固定される。
【0041】このような構成によれば、スプリングユニ
ット2´を折曲げる場合には、折曲げられた折曲片52
を展開して、ピン54を係合孔55から外すか、上記折
曲片52を帯状部51からカッタなどで切り離せば、上
記第4の実施例と同様、スプリングユニット2´を3つ
に折り畳むことができる。
【0042】図17乃至図19はこの発明の第6の実施
例を示す。この実施例は上記第5の実施例とほぼ同じで
あるが、第4の連結部材の構造が異なる。つまり、この
実施例の第4の連結部材42は合成樹脂製の帯状部61
と、両端にくさび状の突起62aが形成された屈曲自在
な樹脂製のピン部材63とからなる。上記帯状部61に
は、コイルスプリング31と同じピッチでそれぞれ一対
の係合孔64が幅方向に離間して穿設されている。
【0043】そして、上記第4の連結部材42は、その
帯状部61を隣り合うコイルスプリング31の上端面3
1aあるいは下端面31bの内面側に挿通し、ピン部材
63の両端の突起62aを一対の係合孔64にそれぞれ
嵌合させることで、隣接したコイルスプリング31の2
つの端面31a,31bを連結している。
【0044】このような構成によれば、スプリングユニ
ット2´を折り畳むときには、ピン部材63を外すか、
切断すればよいから、その折り畳みを容易に行うことが
できる。
【0045】図20乃至図22はこの発明の第7の実施
例を示す。この実施例は上記第6の実施例とほぼ同じで
あるが、第4の連結部材の構造が異なる。つまり、この
実施例の第4の連結部材50は直杆部71と、この直杆
部71にコイルスプリング31と同じピッチで一体的に
設けられた結合部72とからなる。上記結合部72は折
曲げ自在な帯状部材からなり、隣り合う一対のコイルス
プリング31の2つの上端面31aあるいは下端面31
bを挟持するよう折曲げたのち、両端部がねじ73で固
定されている。
【0046】上記第4の連結部材52は合成樹脂によっ
て直杆部71と結合部72とを一体成形してもよく、あ
るいは金属によって別体形成したのち、溶接(ロ−付
け)によって一体的に結合するようにしてよい。
【0047】図23と図24はこの発明の第8の実施例
を示す。この実施例は、第1の実施例と同様、連続スプ
リング3は平面形状がZ字状の上端面部4aと下端面部
4bとを有し、これら上端面部4aと下端面部4bとが
スプリングユニット3のの長手方向に対して所定ピッチ
ずれて配置され、その上端面部4aの長手方向に沿う一
端と下端面部4bの同じく一端とがコイル部4cの上下
端に連続して形成された、連続スプリング3によってス
プリングユニット2が形成されている。
【0048】上記第1の実施例ではスプリングユニット
2を3つに折り畳むことができるようにしたが、この実
施例では2つに折り畳むようになっている。つまり、ス
プリングユニット2の上面の長手方向中途部において、
隣り合う連続スプリング3の上端面4aを連結したヘリ
カル線5が分断され、その分断箇所が第1の連結部材8
によって分解自在に連結されているとともに、その箇所
に対応する上下の枠線6の中途部分も分断され、その分
断箇所は第3の連結部材10によって連結されている。
【0049】したがって、上記第1の連結部材8をカッ
タなどで破断してヘリカル線5および枠線6を分断すれ
ば、スプリングユニット2を図24に鎖線で示すように
2つに折り畳むことができる。
【0050】図25乃至図28はこの発明の第9の実施
例を示す。この実施例はコイルスプリング31によって
スプリングユニット2´が形成されているという点で上
記第5の実施例などと同じであるが、隣り合うコイルス
プリング31の上端面31aおよっび下端面31bを連
結した連結部材の構造が異なる。
【0051】つまり、この第9の実施例における第4の
連結部材81は、シ−ト状の熱収縮性樹脂によって帯状
部82と、この帯状部82の両側に上記スプリングユニ
ット2´を形成したコイルスプリング31のピッチと同
じ間隔で設けられた舌片部83とが一体成形されてな
る。
【0052】上記第4の連結部材81はスプリングユニ
ット2´の幅方向に沿って配置したのち、舌片部83に
よって隣り合うコイルスプリング31の一対の上端面4
aあるいは下端面4bの接合する部分を挟み込み、その
状態で加熱して収縮させる。それによって、図27に示
すように舌片部83が一対のコイルスプリング31の上
端面4aあるいは下端面4bの接合する部分を挟持して
連結することになる。
【0053】上記熱収縮性の樹脂としては、塩化ビニル
樹脂、EPT、PETP、架橋ポリエチレン、シリコ−
ンゴムなどが用いられる。図29と図30はこの発明の
第10の実施例を示す。この実施例は第9の実施例とほ
ぼ同じであるが、第4の連結部材91として熱収縮性樹
脂によって形成された矩形状シ−ト92が用いられてい
るという点で相違している。そして、上記矩形状シ−ト
92を隣り合うコイルスプリング31の一対の上端面4
aあるいは下端面4bの接合する部分に巻き付けて熱収
縮させることで、それらを連結している。
【0054】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、スプリン
グユニットの上端面および下端面の少なくともどちらか
一方の端面に、その端面の連結状態を上記スプリングユ
ニットの幅方向に沿って解除して上記スプリングユニッ
トを折り畳み可能とする端面連結部材を設けるととも
に、枠線の上記端面連結部材と対応する部分を分断し、
その分断箇所を枠線連結部材によって分離可能に連結し
た。
【0055】したがって、このような構成のスプリング
装置によれば、廃棄する場合などには、端面連結部材の
箇所で隣り合うコイルスプリングの端面の結合状態を解
除するとともに枠線を分離することで、スプリングユニ
ットを折り畳むことが可能となるから、それによってス
プリングユニットの長さ寸法を短くし、廃棄時における
取扱いを容易化できるばかりか、資源ゴミとして通常の
収集作業時に収集してもらうころができる大きさに折り
畳むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すスプリング装置
の平面図。
【図2】同じくスプリングユニットの一部分の斜視図。
【図3】同じく平面図。
【図4】同じく図3のX−X線に沿う断面図。
【図5】同じくヘリカル線の連結構造を示すスプリング
ユニットの側面図。
【図6】同じく枠線の連結構造を示すスプリングユニッ
トの側面図。
【図7】(a)は同じくヘリカル線の連結構造の断面
図、(b)は同じく枠線の連結構造の断面図。
【図8】(a)はこの発明の第2の実施例を示す枠線の
連結構造の斜視図、(b)は同じく断面図。
【図9】この発明の第3の実施例を示す枠線の連結構造
の斜視図。
【図10】この発明の第4の実施例を示すスプリングユ
ニットの平面図。
【図11】同じくヘリカル線の連結状態を示す側面図。
【図12】同じく枠線の連結状態を示す側面図。
【図13】この発明の第5の実施例を示すスプリングユ
ニットの平面図。
【図14】同じくコイルスプリングの端面の連結構造の
拡大図。
【図15】同じく平面図。
【図16】同じく図15のY−Y線に沿う断面図。
【図17】この発明の第6の実施例を示すスプリングユ
ニットの平面図。
【図18】同じくコイルスプリングの端面の連結構造の
拡大図。
【図19】同じく平面図。
【図20】この発明の第7の実施例を示すスプリングユ
ニットの平面図。
【図21】同じくコイルスプリングの端面の連結構造の
拡大図。
【図22】同じく平面図。
【図23】この発明の第8の実施例を示すスプリングユ
ニットの平面図。
【図24】同じくヘリカル線の連結状態を示すスプリン
グユニットの側面図。
【図25】この発明の第9の実施例を示すスプリングユ
ニットの平面図。
【図26】同じくスプリングユニットの一部分の拡大平
面図。
【図27】同じく拡大側面図。
【図28】同じく連結部材の一部分の平面図。
【図29】この発明の第10の実施例を示すスプリング
ユニットの平面図。
【図30】同じく連結部材の平面図。
【符号の説明】
2…スプリングユニット、3…連続スプリング、4a…
スプリングの上端面、4b…スプリングの下端面、5…
ヘリカル線、6…枠線、8…第1の連結部材(端面連結
部材)、9…第2の連結部材(端面連結部材)、10…
第3の連結部材(枠線連結部材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスプリングを矩形状に配置してス
    プリングユニットを形成し、隣り合うスプリングの上端
    面と下端面とをそれぞれ連結するとともに、上記スプリ
    ングユニットの上下面周縁部に枠線を連結してなるスプ
    リング装置において、上記スプリングユニットの上端面
    および下端面の少なくともどちらか一方の端面には、そ
    の端面の連結状態を上記スプリングユニットの幅方向に
    沿って解除して上記スプリングユニットを折り畳み可能
    とする端面連結部材が設けられ、上記枠線は上記スプリ
    ングユニットの幅方向において上記端面連結部材と対応
    する部分で分断され、その分断箇所は上記枠線を分離可
    能とする枠線連結部材で連結されてなることを特徴とす
    るスプリング装置。
JP12117693A 1993-05-24 1993-05-24 スプリング装置 Pending JPH06327546A (ja)

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JP12117693A JPH06327546A (ja) 1993-05-24 1993-05-24 スプリング装置

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ID=14804737

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU644006B2 (en) * 1990-07-03 1993-12-02 Ferro Corporation PVC stabilizer composition and process for manufacture of the composition
WO2004060116A1 (en) * 2003-01-07 2004-07-22 Ace Bed Co., Ltd Structure of pocket spring set for matress and manufacturing method thereof
JP2005323895A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Aisin Seiki Co Ltd スプリングマットレスの圧縮方法及びその装置

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