JPH06304049A - マットレス装置およびその製法 - Google Patents

マットレス装置およびその製法

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JPH06304049A
JPH06304049A JP12083893A JP12083893A JPH06304049A JP H06304049 A JPH06304049 A JP H06304049A JP 12083893 A JP12083893 A JP 12083893A JP 12083893 A JP12083893 A JP 12083893A JP H06304049 A JPH06304049 A JP H06304049A
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flange cloth
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茂 池田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 組立て時における詰め物や外装体の連結固定
作業および分解作業時における分解作業を容易に行なう
ことができるマットレス装置を提供する。 【構成】 上面および下面を有するスプリングユニット
1と、上面および下面に積層される詰め物6と、上下面
をそれぞれ覆う鏡部8、9および外周面を覆うまち部1
0とを有する外装体7と、鏡部の内面周辺部に一端部が
連結されて設けられた上下一対のフランジ布12と、熱
収縮性の合成樹脂によって形成され、上下一対のフラン
ジ布の一端側外周面に設けられ、加熱されて収縮するこ
とでフランジ布の幅寸法を縮小させる収縮部材13と、
スプリングユニットの外周面において上下一対のフラン
ジ布の他端部に両端部がそれぞれ連結されて周方向に部
分的に設けられ、収縮部材が加熱されて収縮して上下一
対のフランジ布の幅寸法を縮小させた時にフランジ布に
張力を付与する連結部材14とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスプリングユニットに
詰め物を積層し、この積層体を外装体で被覆して形成さ
れるマットレス装置およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にマットレス装置は、多数のコイル
スプリングを行列状に連結して構成されたスプリングユ
ニットを有し、このスプリングユニットには化繊綿やウ
レタンフォ−ムなどの詰め物が積層される。この積層体
は鏡部とまち部とで形成された外装体で被覆されてい
る。
【0003】このような構成のマットレス装置において
は、上記詰め物が上記スプリングユニットに対してずれ
動くのを防止するため、上記詰め物を上記スプリングユ
ニットに多数のクリップで連結固定している。また、外
装体がスプリングユニットに対してずれ動くのを防止す
るため、一端を上記鏡部の内面周辺部に連結してフラン
ジ布を設け、このフランジ布の他端を上記スプリングユ
ニットの周辺部に、詰め物と同様、クリップによって連
結固定している。
【0004】このような構成によれば、上記詰め物はク
リップおよびフランジ布によってずれ動くのが防止さ
れ、上記外装体は上記フランジ布によってずれ動くのが
防止される。
【0005】しかしながら、上記詰め物を上記スプリン
グユニットに多数のクリップによって連結する作業は非
常に多くの手間が掛かるから、生産性の低下を招くとい
うことがあり、また上記フランジ布をスプリングユニツ
トに連結する作業にも多くの手間が掛かるということが
ある。
【0006】一方、長期の使用によりマットレス装置が
損傷したため廃棄しなければならないような場合、最近
では廃棄物は材料の種類ごとに分けて廃棄しなければ、
収集してもらえないという、いわゆる分別収集のシステ
ムが採用されている地域が多い。分別収集が行なわれて
いる地域てマットレス装置を廃棄する場合、金属部分で
あるスプリングユニットと化繊綿等からなる詰め物およ
び外装体とを分けて廃棄しなければならない。
【0007】その場合、上記詰め物が多数のクリッブに
よってスプリングユニットに連結されていると、このス
プリングユニットから上記詰め物を取り外すのが容易で
なく、同様にスプリングユニットから上記外装体を取り
外すのが容易でないということがあるから、廃棄時にお
ける分解作業に多くの手間が掛かることがある。
【0008】 っ
【発明が解決しようとする課題】このように従来のマッ
トレス装置は詰め物をスプリングユニットに多数のクリ
ップで連結し、また外装体もフランジ布を介して上記ス
プリングユニットにクリップで連結しているため、その
組み立て作業に多くの手間が掛かるということがあり、
さらに廃棄時に素材ごとに分解しなければならかい場合
には、その分解作業に手間が掛かることがあった。
【0009】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、多数のクリップを用いる
ことなく詰め物および外装体をスプリングユニットに保
持固定することができ、しかも分解も容易に行なうこと
ができるようにしたマットレス装置およびその製法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のマットレス装
置は、上面および下面を有するスプリングユニットと、
このスプリングユニットの上面および下面に積層される
詰め物と、この詰め物と上記スプリングユニットとの積
層体の上下面をそれぞれ覆う鏡部および外周面を覆うま
ち部とを有する外装体と、上記上下一対の鏡部の内面周
辺部に一端部が連結されて設けられた上下一対のフラン
ジ布と、熱収縮性の合成樹脂によって形成され上記上下
一対のフランジ布の一端側外周面に設けられ、加熱され
て収縮することで上記フランジ布の幅寸法を縮小させる
収縮部材と、上記スプリングユニットの外周面において
上記フランジ布の他端部に両端部がそれぞれ連結されて
周方向に部分的に設けられ、上記収縮部材が加熱されて
収縮して上記フランジ布の幅寸法を縮小させた時に上記
フランジ布に張力を付与する連結部材とを具備したこと
を特徴とする。
【0011】この発明のマットレス装置の製法は、スプ
リングユニットの上下面に詰め物が積層された積層体
が、上記詰め物を覆う鏡部およびスプリングユニットの
外周面を覆うまち部とからなる外装体で被覆されてなる
マットレス装置を製造する方法において、上記スプリン
グユニットの上下面に上記詰め物を積層する工程と、熱
収縮性の合成樹脂によって形成された収縮部材が一端側
外周面に設けられたフランジ布の一端部が内面周辺部に
連結された一対の鏡部を上記積層体の上下面に積層する
工程と、上記スプリングユニットの外周面において連結
部材によって上記上下一対のフランジ布の他端部を周方
向に部分的に連結する工程と、上記収縮部材を加熱して
収縮させ、上記フランジ布の幅寸法を縮小させた時に上
記連結部材によりフランジ布に張力を付与する工程とを
具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、組み立て時には上下一対の
フランジ布の一端側外周面に設けられた収縮部材を加熱
して収縮させれば、連結部材によりフランジ布に張力を
付与できるから、そのフランジ布を介して詰め物および
外装体をスプリングユニットに固定することができ、分
解時には連結部材を切断除去するだけで、詰め物および
外装体をスプリングユニットから容易に分離できる。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図4はこの発明の第1の実施例を示し、
図1に示すマットレス装置はスプリングユニット1を有
する。このスプリングユニット1は多数のコイルスプリ
ング2を行列状に配置し、隣合うコイルスプリング2の
上下端面をヘリカル線3で連結して形成されている。こ
のスプリングユニット1の上下面周縁部には枠線4が図
示しないクリップによって連結されている。
【0014】上記スプリングユニット1の上下面にはそ
れぞれフェルトなどのシ−ト状の保護材5を介して上記
スプリングユニット1の上下面よりもわずかに大きな矩
形状に形成された詰め物6が積層載置されている。この
詰め物6はたとえば化繊綿やウレタンフォ−ムなどが所
定の厚さにして用いられている。
【0015】上記スプリングユニット1と詰め物6との
積層体は外装体7によって被覆されている。この外装体
7は上記スプリングユニット1の上下面にそれぞれ積層
される上鏡部8と下鏡部9および外周面を被覆したまち
部10とからなる。これら鏡部8、9とまち部10と
は、それぞれ表地8a、9a、10aと裏地8b、9
b、10bとの間にシ−ト状のウレタンフォ−ム8c、
9c、10cを設け、これら三者を一体的にキルティン
グしてなる。上記まち部10の上下端部は、上記上鏡部
8と下鏡部9の周縁部にテ−プ11によって一体的に縫
合されている。
【0016】上記各鏡部8、9の裏地8b、9bには、
周辺部の全周にわたってフランジ布12の幅方向一端部
が縫着されていて、他端部は図2に示すように上記詰め
物6の外周面を覆っている。上記上下一対のフランジ布
12の一端側外周面には全周にわたって、比較的軟質な
熱収縮性の合成樹脂からなるテ−プ状の収縮部材13
が、その幅方向両端部が全周にわたって縫着されて設け
られている。
【0017】上記収縮部材13を形成する比較的軟質な
熱収縮性の合成樹脂は、塩化ビニ−ル樹脂、EPT、P
ETP、架橋ポリエチレン、シリコンゴムなどが用いら
れ、これら樹脂を加熱成形し、その成形品を再加熱する
ことで原形に戻ろうとする現象を利用している。
【0018】また、上記上下一対のフランジ布12の他
端部外面のスプリングユニット1の高さ方向中途部に
は、周方向に所定間隔で連結部材14が連結バ−15に
よって取り付けられている。上記連結部材14は比較的
非伸縮性の合成樹脂シ−トや布地をル−プ状に形成して
なる。
【0019】上記連結バ−15は、図3に示すように上
記連結部材14の幅寸法よりもわずかに長く形成された
中間辺15aと、この中間辺15aの両端にL字状に曲
成されその末端に楔状の抜け止め部15bが形成された
端部辺15cとがある程度の剛性を備えた材料、たとえ
ば合成樹脂あるいは金属によって一体に形成されてな
る。
【0020】上記上下一対のフランジ布12の他端部に
は、周方向に所定間隔で一対の係合孔12aが設けられ
ている。そして上記連結部材14は、そのル−プ内に一
対の連結バ−15の中間辺15aを挿通し、両端の抜け
止め部15bを上下一対のフランジ布12の他端部に形
成された係合孔12aに圧入係止することで上下一対の
フランジ布12間に張設状態で取り付けられている。
【0021】したがって、上記収縮部材13を加熱する
と、この収縮部材13はその長さ方向および幅方向に収
縮をする。この収縮部材13はその幅方向両端部が全周
にわたって上記フランジ布12に縫着されているので、
加熱された収縮部材13は上記フランジ布12に縫着さ
れた幅方向両端部間が収縮をする。この収縮部材13の
幅方向両端部間が収縮すると、この幅方向両端部間のフ
ランジ布12はその長さが変わることがないので、折り
畳まれた状態になり、フランジ布の幅寸法が縮小される
ことになる。それ故、上下一対のフランジ布12の他端
部は各鏡部8、9側に引っ張られることになる。つま
り、一対のフランジ布12の他端部は互いに離間する方
向に引っ張られることになる。このように一対のフラン
ジ布12の他端部が互いに離間する方向に引っ張られる
と、このフランジ布12の他端部間には比較的非伸縮性
の連結部材14が連結されているので、この連結部材1
4が連結されているフランジ布12の部分には、フラン
ジ布12の幅寸法が収縮するのに抗する力すなわち、張
力が付与されることになる。それによって上記詰め物6
は周辺部が上記フランジ布12によって包み込まれて上
記スプリングユニット1に保持固定される。それと同時
に、フランジ布12の一端部に連結された各鏡部8、9
も上記フランジ布12を介して上記スプリングユニット
1に固定されることになる。、
【0022】なお、上記外装体7のまち部10は、上記
収縮部材13を熱収縮させたのち、その上下端部が上記
各鏡部8、9の周縁部にテープ11によって上述したよ
うに縫合される。
【0023】図4(a)〜(d)は上記構成のマットレ
ス装置の製造工程を示す。図4(a)は第1の工程を示
し、この第1の工程ではスプリングユニット1の上下面
に保護材5を介して詰め物6が積層される。図4(b)
に示す第2の工程では、外装体7の上下鏡部8、9の内
面周辺部に、一端側外周面に収縮部材13が設けられた
フランジ布12の一端部が縫着される。なお、第2の工
程は第1の工程と平行して行なわれる。
【0024】図4(c)に示す第3の工程では、上記第
1の工程で得られたスプリングユニット1と詰め物6と
の積層体の上下面に第2の工程で得られた上下鏡部8、
9を積層載置し、各鏡部8、9の内面周辺部に一端部が
縫着されたフランジ布12の他端部間に、上記連結部材
14を周方向に所定間隔で張設する。それによって、各
鏡部8、9の内面周辺部に一端部を縫着したフランジ布
12の他端部は、つめ物6の外周面を覆う状態となる。
図2は上下一対のフランジ布12の他端部に連結部材1
4が取り付けられた状態を示す。
【0025】このようにスプリングユニット1の上下面
に詰め物6および鏡部8、9を積層し、一端側全周に収
縮部材13が設けられた上下一対のフランジ布12の他
端部を連結部材14によって連結したならば、第4の工
程として図3(d)に示すように、スプリングユニット
1、詰め物6および上下鏡部8、9の積層体を、コンベ
ア21によって温風加熱炉22内へ搬入する。
【0026】上記加熱炉22内の温風温度は収縮部材1
3を加熱収縮させることができる温度である、50〜1
30℃であって、その温度で上記積層体とともに収縮部
材13が加熱されてその幅方向に収縮してフランジ布1
2の幅寸法を縮小させると、上下一対のフランジ布12
の他端部が連結部材14により引っ張られる。つまりフ
ランジ布12に張力が付与される。フランジ布12の他
端部に張力が付与されると、このフランジ布12によっ
て周辺部が包み込まれた詰め物6がスプリングユニット
1に保持固定されるとともに、フランジ布12の一端部
が連結された各鏡部8、9も上記スプリングユニット1
に固定される。
【0027】第5の工程では、上記加熱炉22から搬出
された積層体のスプリングユニット1の外周面がまち部
10によって被覆され、ついで、このまち部10の上下
端部が上記上鏡部8と下鏡部9の周縁部にテープ11に
よって縫合されることで、図1に示すマットレス装置が
製造されることになる。
【0028】このように製造されたマットレス装置によ
れば、スプリングユニット1の上下面に積層された各詰
め物6および各鏡部8、9は、収縮部材13が熱収縮し
てフランジ布12の幅寸法を縮小させることにより、上
記鏡部8、9に一端部が連結して設けられたフランジ布
12の他端部が、連結部材14によって部分的に引っ張
られることで、上記フランジ布12を介して上記スプリ
ングユニット1に固定されている。つまり、収縮部材1
3を熱収縮させて連結部材14によりフランジ布12に
張力を付与することで、上記詰め物6および外装体7が
スプリングユニット1に固定される。
【0029】したがって、スプリングユニット1に積層
された詰め物6や鏡部8、9を、従来のように多数のク
リップを用いてスプリングユニット1に連結せずにす
み、上記収縮部材13を熱収縮させるだけでスプリング
ユニット1に連結固定することができるから、上記詰め
物6や鏡部8、9をスプリングユニット1に連結固定す
る作業を容易且迅速に行なうことができる。
【0030】一方、上記構成のマットレス装置を廃棄す
るため、スプリングユニット1と詰め物6および外装体
7を分離する場合には、まち部10を鏡部8、9に連結
したテープ11を外し、上記まち部10をスプリングユ
ニット1の外周面から除去したのち、あるいはまち部1
0の高さ方向中途部を周方向に沿ってカッタ等で切断し
て、まち部10を上下に分割したのち、スプリングユニ
ット1の外周面において緊張状態にある連結部材14
を、カッタ等で切断する。それによって、上記フランジ
布12からは上記収縮部材13と連結部材14によって
与えられた張力が除去される。
【0031】このように、フランジ布12の張力を除去
すれば、上記詰め物6および鏡部8、9の保持固定状態
が解除されるから、上記スプリングユニット1からこれ
ら詰め物6および鏡部8、9を分離することができる。
すなわち、廃棄時においてはスプリングユニット1の外
周に部分的に設けられた比較的軟質な合成樹脂や布地な
どからなるシ−ト状の連結部材14を切断するという、
比較的容易な作業によって上記スプリングユニット1か
ら詰め物6や外装体7を分離することができる。
【0032】図5はこの発明の第2の実施例を示す。こ
の実施例は、スプリングユニット1の上下面に積層され
る保護材5および詰め物6を接着剤であるホットメルト
31によって部分的、つまれ容易に分離できる状態に接
着するようにした。
【0033】このような構成によれば、組み立て時にお
いて、収縮部材13を熱収縮させるまでの間に、スプリ
ングユニット1に積層された上記保護材5や詰め物6が
ずれ動くのを防止することができるから、組み立て精度
の向上をが計れる。
【0034】図6はこの発明の第3の実施例を示す。こ
の実施例はスプリングユニット1の上下面に積層された
保護材5と詰め物6を、スプリングユニット1に固定す
るために、糸状部材32を用いるようにした。つまり、
スプリングユニット1、保護材5および詰め物6の積層
体に上記糸状部材32を通し、上記詰め物6から導出さ
れた両端部に、それぞれボタン33を連結することで、
上記保護材5および詰め物6をスプリングユニット1に
固定するようにしたモノである。
【0035】図7はこの発明の第4の実施例を示す。こ
の第4の実施例は、外装体7の上鏡部8とまち部10と
が一体成形されたもので、このような構成のマットレス
装置を製造する場合には、収縮部材13を収縮させたの
ち、上記まち部10の下端部と下鏡部9の周縁部とをテ
ープ11によって縫着するだけでよい。
【0036】図8(a)、(b)はこの発明の第5の実
施例を示す。この実施例は、フランジ布12に連結部材
14を連結する連結手段の変形例で、この連結手段はボ
ルト16とナット17とからなり、このボルト16は頭
部16aとねじ部16bとが金属や合成樹脂によって一
体成形されてなり、ナット17はボルト16と同じ材料
によって形成されてなる。
【0037】一方、連結部材14は所定長さの帯状シ−
トからなり、その両端部にはそれぞれ一対の第1の孔1
4aが形成されている。また、上下一対のフランジ布1
2の他端部には、上記第1の孔14aと対応する間隔で
第2の孔12bが形成されている。
【0038】そして上記ボルト16のねじ部16bを上
記連結部材14の孔14aとフランジ布12の孔12a
に挿入し、フランジ布12から突出した先端部にナット
17を螺合させて連結部材14をフランジ布12の他端
部間に連結している。
【0039】このような構成によれば、連結部材14が
上記第1の実施例のようにル−プ状でなくても、フラン
ジ布12に連結することができるとともに連結部材14
とフランジ布12の連結を確実に行なうことができる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、外装体を
構成する上鏡部と下鏡部の内面周辺部に、一端側外周面
に熱収縮性の合成樹脂からなる収縮部材が設けられたフ
ランジ布の一端部を連結し、これらフランジ布の他端部
に、連結部材の両端部をスプリングユニットの周方向に
部分的に連結し、上記収縮部材を加熱して収縮させ、フ
ランジ布の幅寸法を縮小させた時に連結部材によりフラ
ンジ布に張力を付与するようにした。
【0041】従って、上記収縮部材が収縮してフランジ
布の幅寸法を縮小させることで、連結部材によりフラン
ジ布に張力を付与することができ、上記詰め物や外装体
を、上記フランジ布を介してスプリングユニットに固定
できるから、従来のように多数のクリップを用いずにす
み、その連結作業の容易化や迅速化を計ることができ
る。しかも、収縮部材を熱収縮させる作業は、容易に自
動化することが可能であるから、そのことによっても生
産性の向上を計ることができる。
【0042】さらに、上記構成のマットレス装置を分別
収集が行なわれている地域で廃棄するに際しては、連結
部材を切断することで、外装体や詰め物をスプリングユ
ニットから分離することができるから、上記マットレス
装置を構成する部品を材料ごとに分離するる作業を容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すマットレス装置
の一部分の断面図。
【図2】同じく外装体のまち部を取り付ける前の状態の
側面図。
【図3】同じく連結部材および連結バ−の斜視図。
【図4】同じくマットレス装置の製造工程の説明図。
【図5】この発明の第2の実施例を示すマットレス装置
の一部分の断面図。
【図6】この発明の第3の実施例を示すマットレス装置
の一部分の断面図。
【図7】この発明の第4の実施例を示すマットレス装置
の一部分の断面図。
【図8】(a)はこの発明の第5の実施例を示す連結部
材の連結状態を示す斜視図、(b)は同じく連結状態の
断面図。
【符号の説明】
1 スプリングユニット 6 詰め物 7 外装体 8、9 鏡部 10 まち部 12 フランジ布 13 収縮部材 14 連結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面および下面を有するスプリングユニ
    ットと、このスプリングユニットの上面および下面に積
    層される詰め物と、この詰め物と上記スプリングユニッ
    トとの積層体の上下面を覆う鏡部および外周面を覆うま
    ち部とを有する外装体と、上記上下一対の鏡部の内面周
    辺部に一端部が連結されて設けられた上下一対のフラン
    ジ布と、熱収縮性の合成樹脂によって形成され上記上下
    一対のフランジ布の一端側外周面に設けられ、加熱され
    て収縮することで上記上下一対のフランジ布の幅寸法を
    縮小させる収縮部材と、上記スプリングユニットの外周
    面において上記上下一対のフランジ布の他端部に両端部
    がそれぞれ連結されて周方向に部分的に設けられ、上記
    収縮部材が加熱されて収縮して上記フランジ布の幅寸法
    を縮小させた時に上記フランジ布に張力を付与する連結
    部材とを具備したことを特徴とするマットレス装置。
  2. 【請求項2】 スプリングユニットの上下面に詰め物が
    積層された積層体が、上記詰め物を覆う鏡部およびスプ
    リングユニットの外周面を覆うまち部からなる外装体で
    被覆されてなるマットレス装置を製造する方法におい
    て、上記スプリングユニットの上下面に詰め物を積層す
    る工程と、熱収縮性の合成樹脂によって形成された収縮
    部材が一端側外周面に設けられたフランジ布の一端部が
    内面周辺部に連結された一対の鏡部を上記積層体の上下
    面に積層する工程と、上記スプリングユニットの外周面
    において連結部材によって上記上下一対のフランジ布の
    他端部を周方向に部分的に連結する工程と、上記収縮部
    材を加熱して収縮させ、上記フランジ布の幅寸法を縮小
    させた時に上記連結部材により上記フランジ布に張力を
    付与する工程とを具備したことを特徴とするマットレス
    装置の製法。
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