JPS5823660Y2 - 綴込表紙 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカタログ、パンフレット、伝票その他の紙葉を
綴込む綴込表紙の改良に関し、紙葉を抜差する紙葉挾入
用の透明表紙を紙葉綴込用の不透明表紙にとりつけた構
成を特徴とし、透明表紙に見本用紙葉を抜差しえる至便
な綴込表紙及び宣伝効果、広告効果等を期待しえる綴込
表紙の提供を目的とする。

実施の一例を図面について説明すれば、透明表紙１は熱
可塑性軟質透明合成樹脂シート、たとえば透明の塩化ビ
ニル樹脂シート、その他透明であると共に溶着可能な資
料でつくった一枚のシートを半折して表側シート１−１
及び裏側シート１−２からなる二枚合せとするか、或い
は各別の二枚のシートを重ね合せて表側シート１−１及
び裏側シＨ２からなる二枚合せにする。

二枚合せにした後表側シート１−１において隣接する二
辺１−１゜３．１ １０４を、裏側シート１−２におい
て隣接する二辺１ ２０３．１ ２０４にそれぞれ溶着
して透明表紙１を構成する。

透明表紙１は、表側シート１−１又は裏側シート１−２
のうちの片側シートにおける非溶着辺のうちの一辺で、
不透明表紙２の一辺２１０１に対向配置する側の一辺を
不透明表紙２に溶着するが、詳しくは表側シート１−１
における非溶着辺１−１ｏ□及び１ １０２のうちの一
辺１ １０１又は裏側シート１−２における非溶着辺１
２０１及び１ ２０２のうちの一辺１ ２０１を不透
明表紙２の適当な一辺２ １０１に溶着する。

両表紙１，２は、対向配置する等長な各−辺を溶着する
ことが好ましい。

不透明表紙２は熱可塑性軟質合成樹脂シート、たとえば
塩化ビニル樹脂シート、その他の溶着可能な不透明資料
で透明表紙１と同じ大きさにつくり、透明表紙１の一辺
１−１ｏ１又は１ １０２に対向配置する側の一辺（図
面では一辺２−．．．）に沿う内面に周知の綴込具３を
装着せしめて、紙葉を綴込んだり、はずしたりするよう
にする。

そして、不透明表紙２の上記対向配置側−辺（図面では
一辺２−．．．）には、折曲自在なテープ状の接続片４
を介して透明表紙１を折曲自在に溶着する。

接続片４は不透明表紙２と同様な資料でテープ状につく
ったものである。

本考案は斜上のように紙葉を抜差する紙葉挾入用の透明
表紙を紙葉綴込用の不透明表紙に溶着したから、透明表
紙に見本用の紙葉、たとえば、カタログ、パンフレット
、その他の見本用紙葉を挟入すれば、透明表紙の表側シ
ートを通して見本用紙葉を看取することができて便利で
あると共に、その見本用紙葉は人の目にとまりやすくな
って宣伝効果、広告効果を発揮する利点がある。

そして、見本用紙葉の詳細は不透明表紙に綴込んでおく
ことによって紛失の惧れなく保持することができる。

よって、所期の目的を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案表紙の内部を表わした展開図、第２図は
Ｘ−Ｘ線に沿える断面図、第３図は透明表紙の一部を切
欠して表わした使用状態の説明図である。 図中、１は透明表紙、２は不透明表紙、３は綴込具であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 二枚合せにした熱可塑性軟質透明合成樹脂シートの隣接
   する二辺を相互に溶着して構成した紙葉挾入用の透明表
   紙と、綴込具を備えた紙葉綴込用の不透明表紙とからな
   り、透明表紙は片側シートにおける非溶着辺のうちの一
   辺で、不透明表紙に対向配置した側の一辺を不透明表紙
   の一辺に折曲自在に溶着した綴込表紙。