JP3024912U - タイトルオビ内貼式ｃｄケースカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 市販されているＣＤ（コンパクトディスク）
に付属している『タイトルオビ』の保護・保存を容易に
し、かつ、出し入れの簡単なＣＤケースのカバーを提供
する。 【構成】 カバーはＣＤケースを外側から包む形で作成
し、選択図右側より出し入れ出来る様にする。『タイト
ルオビ』は反対側の、選択図斜線部の裏側に貼り付ける
構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、市販されているＣＤ（コンパクトディスク）のケースと、付属のタイ トルオビを同時に保護し、長期間美しく保存・使用できるカバーに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

『タイトルオビ』保護に関しては、（株）三宅より《オビ守くん》が発売されて いる。これはタイトルオビの幅より２〜３ｃｍ広い幅の透明なシール状のもので 、ＣＤケースに直接貼り付けるタイプのものである。

【０００３】 ＣＤケースのカバーに関しては、透明な袋状のものがあるが、ほとんど、ＣＤの 販売店に於ての業務用（商品の汚れ防止の為）ということである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前述した従来のものにあっては、タイトルオビの保護のみを目的としている商 品と、ケースの保護のみを目的とした業務用のもの、が、それぞれ別々に存在 し、又それぞれに以下のような欠点を有している。

【０００５】 に於ては、ただタイトルオビの両側にセロテープで貼っただけの様な感じで厚 みもあり、表面に段差が生じ、すじがつき美観をそこねている。

【０００６】 に於ては業務用ということで市販されておらず、それも販売前の商品の汚れを 防止するだけなので、まず、開閉がめんどうである。ユーザーがこれをカバーと して用いても、繰り返し何回もの使用には適してはいない。

【０００７】 本考案は、前記せる実情に鑑みてなしたもので、タイトルオビの保護・保存とケ ースのそれを同時に行う画期的なものであり、かつ、長期間美しく保存でき又、 取り出しやすくしたい、というユーザーの希望を満たすことを目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に於ては前述した二つの目的を同時に満たす 構成にポイントをおいた。

【０００９】 まず、ポリプロピレン等の合成樹脂（０．２ｍｍ程度の厚さ）でケースの寸法に 合わせてカバーを作り、出し入れ口はふたをつくらず出し入れを簡単にし、奥の 内側にタイトルオビを貼り付け一体化し、ケースとタイトルオビの保護を同時行 える様に考案した。

【００１０】 タイトルオビをケースカバーの内側に貼り付けるには、ケースカバーが初めから ボックス型になっていては無理、そこで、カバーを展開した形で製品として市場 に出し、ユーザー自身がタイトルオビを内側に貼って、その後カバーをボックス 型に簡単に組み立てられる様にする。

【００１１】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。

【００１２】 ユーザーが道具・備品等を一切使わず、このカバーを簡単に組み立てられる様に するため、図２の▲Ａ▼、▲Ｂ▼、▲Ｃ▼、▲Ｄ▼ 部分に両面テープを貼って おく。

【００１３】 図２の▲Ａ▼、▲Ｂ▼の部分にはタイトルオビが直接接着するため透明度の高い テープを用いる。又、▲Ｃ▼、▲Ｄ▼の部分はそれぞれ▲Ｅ▼、▲Ｆ▼に接着す るため、▲Ａ▼、▲Ｂ▼とは反対の面に両面テープを貼っておく。

【００１４】 図２の点線１、２、３、４、５、６は全て谷折りとするが、折りやすくするため 裏面に浅くすじをいれておく。

【００１５】 又、ＣＤケース本体を取り出しやすくするため、図２の７、８の様な切り欠きを 入れる。

【００１６】 カバーの組み立ては、まず、図２の点線１、２、３、４、５、６を直角に谷折り し、次に図２の▲Ａ▼、▲Ｂ▼、▲Ｃ▼、▲Ｄ▼の両面テープをはがす。それか らケースと付属しているオビを手で押さえながら背（図２の中央黒塗部）に合わ せ点線１、２、を折り曲げ▲Ａ▼、▲Ｂ▼とタイトルオビを接着させる。次に、 やはりケース本体に合わせ、点線３、４を折り▲Ｃ▼、▲Ｄ▼面をそれぞれ▲Ｅ ▼、▲Ｆ▼面と接着させ、カバーを完成させる。

【００１７】

【考案の効果】

以上述べた様に、本考案の『タイトルオビ内貼式ＣＤケースカバー』に於ては下 記の様な種々の優れた効果を奏し得る。

【００１８】 （１）ＣＤケースのカバーといえば、今までは袋状のものしか無かったが、初 めてこのスタイルで開発された。ケース本体の出し入れも簡単でとても使いやす い。 （２）タイトルオビを内側に貼り付けるため、それを長期間美しく保存出来、 更に、この状態で保管をすると、ラック等に収納したとき背のタイトルが非常に 見やすい。 （３）カバーの組み立ての際は、ケース本体を芯とするため、だれでも簡単に 道具等を使わずに組み立てることが出来る。 （４）このカバーは、展開図式で市場に出すため、枚数がかさんでも容易に運 搬、陳列、展示が行える。 （５）ポリプロピレン製の板を使用した場合は、この材質の特製（耐水、耐薬 耐侯にすぐれている）をいかすことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に於ける製品をユーザーが組み立て、完
成されたものの斜視図である。

【図２】本考案にて作成する製品の平面図である。

【符号の説明】

▲Ａ▼、▲Ｂ▼ オビ貼付用透明な両面テープ貼付
部（表面貼付） ▲Ｃ▼、▲Ｄ▼ ケース組立用両面テープ貼付部
（裏面貼付） ▲Ｅ▼、▲Ｆ▼ それぞれ▲Ｃ▼、▲Ｄ▼と接着す
る部分 １、２ 谷折り線 ３、４ 谷折り線 ５、６ 谷折り線 ７、８ ケース取り出し用切欠部

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１１月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】市販されているＣＤ（コンパクトディス
   ク）のケースを、ポリプロピレン等の透通った合成樹脂
   で図１の様な形状にて作成し、出し入れ口の反対側の内
   側、斜線部にＣＤ付属の『タイトルオビ』を貼り付け、
   その保護、保存をする仕組み。
2. 【請求項２】請求項１に記載したケースの内側に『タイ
   トルオビ』を貼れる様にするために、図２の▲Ａ▼、▲
   Ｂ▼、▲Ｃ▼、▲Ｄ▼ 部分に両面テープを貼り、ケー
   スを展開した形状にて製品とし、ユーザーが組み立てる
   仕組み。