JPH0632717Y2 - ノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収装置

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JPH0632717Y2
JPH0632717Y2 JP1989074568U JP7456889U JPH0632717Y2 JP H0632717 Y2 JPH0632717 Y2 JP H0632717Y2 JP 1989074568 U JP1989074568 U JP 1989074568U JP 7456889 U JP7456889 U JP 7456889U JP H0632717 Y2 JPH0632717 Y2 JP H0632717Y2
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cable
ferrites
noise absorbing
absorbing device
covers
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JP1989074568U
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睦 斎藤
忠重 今野
哲郎 風間
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TDK Corp
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、互いに対向して配置される一対のフェライト
の相互間にケーブル挿通路を有するノイズ吸収装置に関
し、一対のフェライトを覆うカバーに、ケーブル挿通路
に連なる開口部を設けると共に、開口部の周辺に突起を
設け、この突起にケーブル結束具挿通孔を設けることに
より、断面形状の異なるケーブルでも、確実に固定でき
るようにしたものである。
〈従来の技術〉 この種のノイズ吸収装置は、例えば実開昭63−399
97号公報等で知られている。第10図は上記公報に記
載されたノイズ吸収装置の使用状態における斜視図、第
11図は同じくその側面図である。図において、1及び
2はフェライト、3、4はカバーである。
フェライト1及び2は、互いに独立していて、その一面
の略中央部に長さ方向に沿う凹溝101、201が設け
られている。これらの凹溝101、201はケーブル挿
通路を構成する。凹溝101、102の両側には、平坦
な接触面が設けられている。
カバー3、4は、プラスチックによって形成されてお
り、それぞれの内部にフェライト1及び2が挿入配置さ
れている。カバー3、4の一端縁は、ヒンジ片5、6に
よって一体的に結合されており、ヒンジ片5、6のある
辺と対向する側に、掛止機構を構成する突起31、32
及びフック41、42がそれぞれ設けられている。
更に、カバー3、4の側面には、凹溝101、201に
対応する位置に、切欠(33、34)、(43、44)
を設けてある。これらの切欠(33、34)、(43、
44)は、突起31、32にフック41、42を掛け止
めた際、凹溝101、201によるケーブル挿通路に連
なる開口部を構成する。
切欠(33、34)、(43、44)には、突起(33
1、341)、(431、441)が設けられている。
これらの突起(331、341)、(431、441)
は、カバー3、4を掛け止めた時に、フェライト1及び
2の凹溝101、201によって形成されるケーブル挿
通路及び切欠(33、34)、(43、44)によって
構成される開口部を通るケーブル7の外周面に食い込む
(第11図参照)。これにより、当該ノイズ吸収装置が
ケーブル7上で動かないように取付けられる。
カバー3、4を、突起31、32と、フック41、42
とによる掛止機構によって掛け止めた状態では、カバー
3、4の有する弾力により、一対のフェライト1、2が
実質的に閉磁路を形成するように密着する。これによ
り、一対のフェライト1、2を巡る磁路の磁気抵抗が低
下し、優れたノイズ吸収作用が得られる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述するノイズ吸収装置は、ケーブル7に対する着脱が
容易であるという優れた利点が得られるが、切欠(3
3、34)、(43、44)の内周面に設けられた突起
(331、341)、(431、441)をケーブル7
の外周面に食い込ませて、ノイズ吸収装置をケーブル上
に定着させる構造となっているため、ケーブル7の外形
が、予め予想したものと異なった場合には、ケーブル7
の外周面に対する突起(331、341)、(431、
441)の食い込みが過剰になったり、あるいは甘くな
ったりし、確実に定着させることができなくなる。食い
込みが甘くなって、ノイズ吸収装置がケーブル7上を動
いた場合には、ノイズ吸収作用が変動してしまう。
そこで、本考案の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、形状の異なるケーブルでも、確実に固定し得るノイ
ズ吸収装置を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本考案に係るノイズ吸収装置
は、互いに対向して配置される一対のフェライトの相互
間にケーブル挿通路を有するノイズ吸収装置であって、 前記一対のフェライトは、互いに結合されるカバーによ
って覆われており、 前記カバーは、側面に前記ケーブル挿通路に連なる開口
部を有するとともに、前記開口部の周辺に突起を有して
おり、 前記突起は、ケーブル結束具挿通孔を有すること を特徴とする。
〈作用〉 一対のフェライトを覆うカバーは、側面にケーブル挿通
路に連なる開口部を有するとともに、開口部の周辺に突
起を有しており、突起は、ケーブル結束具挿通孔を有し
ているから、ケーブル結束具挿通孔に、例えばバンド状
のケーブル結束具を挿入し、このケーブル結束具によっ
て、当該ノイズ吸収装置をケーブルに定着できる。ケー
ブル結束具は、ケーブル結束具挿通孔に適合する形状で
あればよく、カバーに設けられた開口部の口形の影響を
受けない。このため、ケーブルの形状が様々に変った場
合でも、当該ノイズ吸収装置をケーブルに対して確実に
装着できる。
〈実施例〉 第1図は本考案に係るノイズ吸収装置の斜視図である。
図において、10、11はフェライト、12、13はカ
バーである。フェライト10、11の中央部には、その
長さ方向に沿って、凹溝101、111が設けられてい
る。凹溝101、111は平面度の高い接触面(10
2、103)、(112、113)となっている。実施
例において、フェライト10、11は外周面及び凹溝1
01、111の内周面が半円状の半割円筒状となってい
て、その軸方向の両端側に、接触面102、103、1
12、113から落ち込む凹部(104、105)、
(114、115)が設けられている。
カバー12、13は、弾力性のあるプラスチックによっ
て形成されていて、その内部にフェライト10、11の
それぞれを挿入配置してある。第2図はカバー12、1
3の斜視図、第3図は同じくその平面図、第4図は第3
図A−A線上における断面図、第5図は第3図A
−A線上における断面図、第6図は第3図A−A
線上における断面図である。カバー12、13は、ヒン
ジ片14、15によって互いに一体的に結合されてい
る。ヒンジ片14、15は、カバー12、13と同体で
あり、その厚み選定によって可撓性が付与されている。
カバー12、13は、ヒンジ片14、15のある辺と対
向する側に、突起121、122と、フック131、1
32とによる掛止機構を有している。
更に、カバー12、13は、凹溝101、201に対応
する位置に切欠(123、124)、(133、13
4)を設けてある。これらの切欠(123、124)、
(133、134)は、突起121、122とフック1
31、132とを掛け止めてカバー12、13を閉じた
際、凹溝101、102によるケーブル挿通路に連なる
開口部を構成する。切欠(123、124)、(13
3、134)の内周面は、従来と異なって、突起を持た
ない。
カバー12、13の何れか一方、例えばカバー13の側
面には、切欠133に沿うように、突起135を突設し
てあり、突起135には、ケーブル結束具挿通孔136
が設けられている。
実施例において、突起135は、端面(イ)を切欠13
3から連続させてある。ケーブル結束具挿通孔136
は、凹溝101、111によって構成されるケーブル挿
通路及び切欠(123、124)、(133、134)
によって構成される開口部を通って導出されるケーブル
(図示しない)の導出方向で見た横幅Wが、これと直
交する方向で見た縦幅Wよりも長い口形を有する。
また、カバー12、13の底部には、バネ片(127、
128)、(137、138)がそれぞれ設けられてい
る。第2図〜第6図の実施例において、バネ片(12
7、128)、(137、138)は、中央から両端方
向に延びているが、第7図に示すように、両側から中央
方向に延びるように形成してもよい。
更に、カバー12、13の側面の内側には、フェライト
10、11に形成された凹部(104、105)、(1
14、115)に掛け止められる爪片129、139が
突設されている。フェライト10、11をカバー12、
13の内部に挿入すると、凹部(104、105)、
(114、115)に爪片129、139が掛け止めら
れるので、フェライト10、11の回転及び抜けが阻止
される。
第8図及び第9図は本考案に係るノイズ吸収装置の使用
状態を示す図である。図において、16はケーブル結束
具、17はケーブルである。、ケーブル17をカバー1
2、13の凹溝101または111内に配置した状態
で、カバー12、13を、矢印aの如く、ヒンジ片1
4、15を支点にして相対的に回転させ、突起121、
122に、フック131、132を掛け止める。これに
よりカバー12、13のバネ片(127、128)、
(137、138)の有する弾力により、一対のフェラ
イト10、11の接触面102−113、103−11
2が実質的に閉磁路を形成するように密着し、一対のフ
ェライト10、11を巡る磁路の磁気抵抗が低下し、優
れたノイズ吸収作用が得られる。
この後、ケーブル結束具16をケーブル17に巻き付け
た上で、その両端を締めるよように結合させる。これに
より、ノイズ吸収装置がケーブル17に動かないように
取付けられる。ケーブル結束具16は、ケーブル結束具
挿通孔136に適合する形状であればよく、カバー1
2、13に設けられた開口部の口形の影響を受けない。
このため、ケーブル17の断面形状が様々に変った場合
でも、当該ノイズ吸収装置をケーブルに対して確実に装
着できる。
実施例に示した如く、ケーブル17の導出方向で見た横
幅Wが、これと直交する方向で見た縦幅Wよりも長
い口形を有する場合は、バンド状のケーブル結束具16
を、無理なくケーブル17に巻き付けることができ、そ
の締付け作業をスムーズに行なうことができる。
更に、突起135の端面(イ)を切欠133から連続さ
せることにより、ケーブル17の外周面を端面(イ)に
接触させることができるので、ケーブル結束具16によ
ケーブル17の締付けが確実になる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案に係るノイズ吸収装置は、互
いに対向して配置される一対のフェライトの相互間にケ
ーブル挿通路を有するノイズ吸収装置であって、一対の
フェライトは、互いに結合されるカバーによって覆われ
ており、カバーは、側面にケーブル挿通路に連なる開口
部を有するとともに、開口部の周辺に突起を有してお
り、突起は、ケーブル結束具挿通孔を有するので、ケー
ブルの形状が様々に変った場合でも、ケーブル結束具を
用い、ケーブルに対して確実に装着し得るノイズ吸収装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るノイズ吸収装置の斜視図、第2図
はカバー12、13の斜視図、第3図は同じくその平面
図、第4図は第3図A−A線上における断面図、第
5図は第3図A−A線上における断面図、第6図は
第3図A−A線上における断面図、第7図は同じく
別の実施例における断面図、第8図は本考案に係るノイ
ズ吸収装置の使用状態を示す斜視図、第9図は同じくそ
の側面図、第10図は従来のノイズ吸収装置の使用状態
における斜視図、第11図は同じくその側面図である。 10、11……フェライト 12、13……カバー 135……突起 136……ケーブル結束具挿通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向して配置される一対のフェライ
    トの相互間にケーブル挿通路を有するノイズ吸収装置で
    あって、 前記一対のフェライトは、互いに結合されるカバーによ
    って覆われており、 前記カバーは、側面に前記ケーブル挿通路に連なる開口
    部を有するとともに、前記開口部の周辺に突起を有して
    おり、 前記突起は、ケーブル結束具挿通孔を有すること を特徴とするノイズ吸収装置。
  2. 【請求項2】前記ケーブル結束具挿通孔は、前ケーブル
    挿通路及び前記開口部を通って導出されるケーブルの導
    出方向で見た横幅がこれと直交する方向で見た縦幅より
    も長い口形を有すること を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載のノ
    イズ吸収装置。
JP1989074568U 1989-06-26 1989-06-26 ノイズ吸収装置 Expired - Lifetime JPH0632717Y2 (ja)

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DE102009059006A1 (de) * 2009-12-17 2011-08-18 Phoenix Contact GmbH & Co. KG, 32825 Vorrichtung zur lösbaren Befestigung eines Stromleiters an einem Stromwandlergehäuse
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