JPH063267Y2 - セラミックス製筒体の接合構造 - Google Patents

セラミックス製筒体の接合構造

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JPH063267Y2
JPH063267Y2 JP1987044962U JP4496287U JPH063267Y2 JP H063267 Y2 JPH063267 Y2 JP H063267Y2 JP 1987044962 U JP1987044962 U JP 1987044962U JP 4496287 U JP4496287 U JP 4496287U JP H063267 Y2 JPH063267 Y2 JP H063267Y2
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JP
Japan
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flange
peripheral portion
flanges
outer peripheral
joint structure
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JP1987044962U
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JPS63152091U (ja
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秀幸 正木
和夫 大森
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はセラミックス製筒体の接合構造に関する。
(従来技術) 高温排ガス用、その他のフィルタ等として使用されるセ
ラミックス製筒体においては、これらの2本を一端外周
部に設けたフランジにて互いに気密的に接合して使用さ
れることがある。この場合、筒体がセラミックス製であ
ることから、筒体の一端にフランジを精度よく一体的に
形成することが困難であるため、従来は欧州特許出願公
開第180656号明細書、特開昭58-174787号公報、特開昭5
3-19316号公報等に示されているように、フランジを筒
体とは別体に形成して同筒体の各一端外周部に配置し、
同フランジを互いに締め付けて筒体の一端に設けた肩部
にクッション材を介して圧接し、これにより両筒体の一
端接合面を圧接して接合する手段が採られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、かかる接合構造においては、クッション材の
介在部位が熱的疲労により破損しやすいとともに、筒体
の破損等を考慮するとフランジ間の締付け力を大きくし
得ず、従って接合強度を十分に大きくし得ないという問
題がある。
従って、本考案の目的はこれらの問題に対処することに
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、セラミックス製の2本の筒体を、これらの筒
体とは別体で同筒体の一端外周部に配置した一対のフラ
ンジにて互いに気密的に接合するセラミックス製筒体の
接合構造であり、前記各筒体の一端外周部を開口端側が
大径の段付形状に形成するとともに、前記各フランジを
一端に互いに対向する接合面を有するとともに前記各筒
体の一端外周部に対応する段付形状の内周を有し同筒体
の一端外周部に所定の周間隙を保って外嵌される形状に
形成し、これら各筒体と前記各フランジとの周間隙に無
機接着剤を介在させ、かつ前記各フランジの接合面間に
シール部材を介在させてこれら両接合面間で締付け固定
したことを特徴とするものである。
本考案においては、前記フランジの内周部に1または複
数の環状の凹条または凸条を備えていることが好まし
く、さらにまた前記接着剤がアルミナ質を主体とする無
機接着剤であることが好ましい。
(考案の作用・効果) かかる構成の接合構造によれば、筒体とフランジとの周
間隙に無機接着剤を介在させることからこれら両者が強
固に一体化され、これら両者間が熱的疲労によって破損
されるようなことが無いとともに、シール性が良好であ
る。また、当該接合構造においては、各フランジの接合
面間で締付け固定する手段を採っているため、接合時に
各筒体には軸方向にも径方向にも圧縮応力が殆ど作用せ
ず、締付け力を大きくして接合強度を高くしても各筒体
に破損が生じることはない。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、第
1図には円筒状フィルタの接合構造が示されている。当
該フィルタはその各開口端にて複数直列的に接合され、
濾過装置内に組み込まれて高温排ガス用フィルタとして
使用される。
各フィルタ11,12は長尺の円筒状を呈し、開口端部
11a,12aが主体部11b,12bに比して厚肉に
形成されて大径に構成されており、これらの境界がテー
パ部11c,12cとなっている。これにより、各フィ
ルタ11,12の一端外周部が段付形状になっている。
なお、各フィルタ11,12は炭化珪素、アルミナ、シ
リカ、シリカーアルミナ、ムライト、コーディエライ
ト、ジルコニア等適宜のセラミックス質からなる多孔質
のものである。
一方、各フランジ13,14は金属製のもので、第2図
および第3図に示すように、周方向に2分割された半円
筒部13a,13bおよび14a,14bにより構成さ
れている。半円筒部13a,13bおよび14a,14
bは両端起立部13a,13bおよび14a,1
4bにてボルトにより締付け固定されて、各フランジ
13,14を構成する。各フランジ13,14において
は、その内周部が小径部13c,14c、テーパ部13
d,14dおよび大径部13e,14eからなる段付形
状に形成されているとともに、各一端が互いに対向する
接合面13f,14fに形成されている。かかる内周部
は各フィルタ11,12の一端外周部に相似する形状と
なっており、同外周部に外嵌された状態においては第1
図に示すように所定の周間隙Lを形成する。また、内周
部における小径部13c,14cおよび大径部13e,
14eには、環状の凹条が並列的に多数形成されてい
る。
各フランジ13,14を各フィルタ11,12の一端外
周部に外嵌する際には、同外周部に予め無機接着剤を所
望の厚みに貼着し、接着剤層15,16の外周に各半円
筒部13a,13bおよび14a,14bを嵌合して各
ボルト17a,17bにて締付け固定する。その後各フ
ランジ13,14間にシール部材である耐熱性のパッキ
ン18、例えばアスベストを介在させて各ボルト19
a、ナット19bにより各フランジ13,14を互いの
接合面13f,14f間で締付け固定すれば、各フィル
タ11,12は各フランジ13,14にて互いに連結さ
れる。なお、無機接着剤としては接着強度、耐熱性等の
観点から高アルミナ質の接着剤が用いられる。特に、ア
ルミナ質が約50wt%で残部がシリカを主体とするものが
好ましい。
かかる構成の接合構造によれば、各フィルタ11,12
とフランジ13,14の周間隙に無機接着剤層15,1
6が介在しているため、これらフィルタ11,12とフ
ランジ13,14とが強固に一体化され、熱的疲労や熱
膨張差の相違による破損がないとともに、シール性が良
好である。また、かかる接合構造においては、各フラン
ジ13,14の接合面13f,14f間で締付け固定す
る手段を採っているため、接合時に各フィルタ11,1
2には軸方向にも径方向にも圧縮応力が殆ど作用せず、
締付け力を大きくして接合強度を高めても各フィルタ1
1,12に破損が生じることはない。なお、接着剤層1
5,16には緩衝機能があり、かかる緩衝機能により上
記締付け力を一層大きくすることが可能である。
なお、本実施例においては本考案を筒状フィルタの接合
構造に実施した例について示したが、本考案はこれに限
らずセラミックス製の各種の筒体の接合構造に実施し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る接合構造を示すフィル
タ接合部の一部縦断側面図、第2図はフランジの平面
図、第3図は第2図の矢印III−III線方向の断面図であ
る。 符号の説明 11,12…フィルタ、11a,12a…開口端部、1
1c,12c…テーパ部、13,14…フランジ、13
c,14c…小径部、13e,14e…大径部、13
f,14f…接合面、15,16…接着剤層。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックス製の2本の筒体を、これらの
    筒体とは別体で同筒体の一端外周部に配置した一対のフ
    ランジにて互いに気密的に接合するセラミックス製筒体
    の接合構造であり、前記各筒体の一端外周部を開口端側
    が大径の段付形状に形成するとともに、前記各フランジ
    を一端に互いに対向する接合面を有するとともに前記各
    筒体の一端外周部に対応する段付形状の内周を有し同筒
    体の一端外周部に所定の周間隙を保って外嵌される形状
    に形成し、これら各筒体と前記各フランジとの周間隙に
    無機接着剤を介在させ、かつ前記各フランジの接合面間
    にシール部材を介在させてこれら両接合面間で締付け固
    定したことを特徴とするセラミックス製筒体の接合構
    造。
  2. 【請求項2】前記フランジが金属製である実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の接合構造。
  3. 【請求項3】前記フランジの内周部に1または複数の環
    状の凹条または凸条を備えている実用新案登録請求の範
    囲第1項または第2項に記載の接合構造。
  4. 【請求項4】前記接着剤がアルミナ質を主体とする無機
    接着剤である実用新案登録請求の範囲第1項、第2項ま
    たは第3項に記載の接合構造。
JP1987044962U 1987-03-26 1987-03-26 セラミックス製筒体の接合構造 Expired - Lifetime JPH063267Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS63152091U JPS63152091U (ja) 1988-10-05
JPH063267Y2 true JPH063267Y2 (ja) 1994-01-26

Family

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003002914A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Mitsubishi Heavy Industries,Ltd. Structure creuse a rebord

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0180656B1 (de) * 1984-11-06 1988-11-02 QVF Glastechnik GmbH Rohrleitungskupplung für die Verbindung von Rohren aus spröden Werkstoffen

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
欧州特許出願公開180656

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WO2003002914A1 (fr) * 2001-06-29 2003-01-09 Mitsubishi Heavy Industries,Ltd. Structure creuse a rebord

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JPS63152091U (ja) 1988-10-05

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