JPH06325953A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
- Publication number
- JPH06325953A JPH06325953A JP5113273A JP11327393A JPH06325953A JP H06325953 A JPH06325953 A JP H06325953A JP 5113273 A JP5113273 A JP 5113273A JP 11327393 A JP11327393 A JP 11327393A JP H06325953 A JPH06325953 A JP H06325953A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- circuit module
- circuit
- resin
- ignition coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路素子の放熱性を高め、過酷な環境下でも
内部部材の損傷を防ぐことにより信頼性を向上させると
ともに樹脂の注入工数を軽減する内燃機関用点火コイル
を提供する。 【構成】 1次コイル14は、中心コア13の外周でス
プール15に巻回される。2次コイル16は、1次コイ
ル14の外周でスプール17に巻回され、一端に2次タ
ーミナル18を有している。回路モジュール20は、フ
ィン31を形成した熱可塑性エラストマー30等の弾性
材でモールドされ、パワートランジスタ22と回路素子
とで構成される回路素子部はコイルケース11の開口端
11a側に位置するように配置されている。これによ
り、回路素子部の放熱性が高まり、回路モジュール20
と注入樹脂との密着性が向上する。また、点火コイルと
回路モジュール20とを樹脂で一体に注入硬化できるた
め、樹脂の注入工数が減少する。
内部部材の損傷を防ぐことにより信頼性を向上させると
ともに樹脂の注入工数を軽減する内燃機関用点火コイル
を提供する。 【構成】 1次コイル14は、中心コア13の外周でス
プール15に巻回される。2次コイル16は、1次コイ
ル14の外周でスプール17に巻回され、一端に2次タ
ーミナル18を有している。回路モジュール20は、フ
ィン31を形成した熱可塑性エラストマー30等の弾性
材でモールドされ、パワートランジスタ22と回路素子
とで構成される回路素子部はコイルケース11の開口端
11a側に位置するように配置されている。これによ
り、回路素子部の放熱性が高まり、回路モジュール20
と注入樹脂との密着性が向上する。また、点火コイルと
回路モジュール20とを樹脂で一体に注入硬化できるた
め、樹脂の注入工数が減少する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリー等から1次
コイルに供給される電圧を変換し2次コイルに発生した
高電圧を点火プラグに供給する内燃機関用点火コイルに
関するものである。
コイルに供給される電圧を変換し2次コイルに発生した
高電圧を点火プラグに供給する内燃機関用点火コイルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケースに収容した点火コイルおよび回路
素子等を振動、温度の高低等の過酷な環境下でも良好に
作動させるため、ケース内に樹脂を注入して、点火コイ
ル、回路素子等を固定させることが知られている。この
ような内燃機関用点火コイルとして、特公昭54−35
666号公報、実開平4−8419号公報に示されてい
るものが知られている。
素子等を振動、温度の高低等の過酷な環境下でも良好に
作動させるため、ケース内に樹脂を注入して、点火コイ
ル、回路素子等を固定させることが知られている。この
ような内燃機関用点火コイルとして、特公昭54−35
666号公報、実開平4−8419号公報に示されてい
るものが知られている。
【0003】特公昭54−35666号公報に示されて
いるものでは、弾性体で被覆した回路素子と点火コイル
とを微細な粒状絶縁物と低粘度樹脂とで注入硬化させ
る。実開平4−8419号公報に示されているもので
は、1次コイルおよび2次コイルと電気的に接続するス
イッチングモジュールを絶縁ケースの補助収容部に収容
し、絶縁樹脂を注入硬化させる。
いるものでは、弾性体で被覆した回路素子と点火コイル
とを微細な粒状絶縁物と低粘度樹脂とで注入硬化させ
る。実開平4−8419号公報に示されているもので
は、1次コイルおよび2次コイルと電気的に接続するス
イッチングモジュールを絶縁ケースの補助収容部に収容
し、絶縁樹脂を注入硬化させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
54−35666号公報のものでは、微細な粒状絶縁物
と低粘度樹脂との2種の注入材を必要とするため、注入
工数が増加するという問題がある。実開平4−8419
号公報のものでは、金属製の補助収容部と絶縁樹脂とが
密着せず、界面で剥離が起こる可能性がある。この剥離
が起こるとクラックに発展し、内部の接続線を切断する
可能性がある。
54−35666号公報のものでは、微細な粒状絶縁物
と低粘度樹脂との2種の注入材を必要とするため、注入
工数が増加するという問題がある。実開平4−8419
号公報のものでは、金属製の補助収容部と絶縁樹脂とが
密着せず、界面で剥離が起こる可能性がある。この剥離
が起こるとクラックに発展し、内部の接続線を切断する
可能性がある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、回路素子の放熱性を高め、過酷な環
境下でも内部素子の損傷を防ぐことにより信頼性を向上
させるとともに樹脂の注入工数を軽減する内燃機関用点
火コイルを提供することを目的とする。
になされたもので、回路素子の放熱性を高め、過酷な環
境下でも内部素子の損傷を防ぐことにより信頼性を向上
させるとともに樹脂の注入工数を軽減する内燃機関用点
火コイルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による内燃機関用点火コイルは、コアの周囲に
巻回された1次コイルと、この1次コイルの周囲に巻回
された2次コイルと、前記1次コイルおよび2次コイル
と電気的に接続し、回路素子とこの回路素子を設置する
コレクタ用プレートとを弾性体で一体にモールドした外
周にフィンを設けた回路モジュールと、前記1次コイ
ル、2次コイルおよび回路モジュールを収容するケース
と、このケースに注入し、前記1次コイル、2次コイル
および回路モジュールを固定する樹脂材とを備えたこと
を特徴とする。
の本発明による内燃機関用点火コイルは、コアの周囲に
巻回された1次コイルと、この1次コイルの周囲に巻回
された2次コイルと、前記1次コイルおよび2次コイル
と電気的に接続し、回路素子とこの回路素子を設置する
コレクタ用プレートとを弾性体で一体にモールドした外
周にフィンを設けた回路モジュールと、前記1次コイ
ル、2次コイルおよび回路モジュールを収容するケース
と、このケースに注入し、前記1次コイル、2次コイル
および回路モジュールを固定する樹脂材とを備えたこと
を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の内燃機関用点火コイルによれば、点火
コイルと電気的に接続する回路素子をあらかじめフィン
を設けた弾性体で封入して回路モジュールを形成するこ
とにより、回路素子の放熱性が高まるとともに弾性体と
注入樹脂との接着力が高まる。また、回路モジュールと
点火コイルとをケースに収容して1種類の樹脂で同時に
注入硬化できる。
コイルと電気的に接続する回路素子をあらかじめフィン
を設けた弾性体で封入して回路モジュールを形成するこ
とにより、回路素子の放熱性が高まるとともに弾性体と
注入樹脂との接着力が高まる。また、回路モジュールと
点火コイルとをケースに収容して1種類の樹脂で同時に
注入硬化できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の第1実施例を図1〜図3を用いて説明す
る。コイルケース11は、一体に成形されたロ字状の積
層された外周コア12を有し、この外周コア12の中央
部には、I字状の積層された中心コア13が位置してい
る。1次コイル14は、中心コア13の外周でスプール
15に巻回されている。2次コイル16は、1次コイル
14の外周でスプール17に巻回され、一端に2次ター
ミナル18を有している。1次コイル14と2次コイル
16とに対して、中心コア13と外周コア12とで、磁
気回路として閉磁路を形成している。
する。本発明の第1実施例を図1〜図3を用いて説明す
る。コイルケース11は、一体に成形されたロ字状の積
層された外周コア12を有し、この外周コア12の中央
部には、I字状の積層された中心コア13が位置してい
る。1次コイル14は、中心コア13の外周でスプール
15に巻回されている。2次コイル16は、1次コイル
14の外周でスプール17に巻回され、一端に2次ター
ミナル18を有している。1次コイル14と2次コイル
16とに対して、中心コア13と外周コア12とで、磁
気回路として閉磁路を形成している。
【0009】回路モジュール20は、フィン31を形成
した熱可塑性エラストマー30等の弾性材でモールドさ
れ、パワートランジスタ22と回路素子23および24
とで構成される回路素子部はコイルケース11の開口端
11a側に位置するように配置されている。外部から電
力供給を得るため、コイルケース11の開口端11a側
の側壁に1次コネクタ51が配置されており、回路モジ
ュール20のターミナル41〜43が1次コネクタ51
の近傍でかつ2次コイル16の低電圧側に位置するよう
に配置されている。また、回路モジュール20は、1次
コネクタ51に一体で形成された支持プレート52上に
位置している。さらに、1次コイル14および2次コイ
ル16等のコイル構成部材と回路モジュール20とをエ
ポキシ樹脂40でコイルケース11内に硬化させると
き、回路モジュール20に形成されたフィンの一部がエ
ポキシ樹脂界面に位置するように配置されている。
した熱可塑性エラストマー30等の弾性材でモールドさ
れ、パワートランジスタ22と回路素子23および24
とで構成される回路素子部はコイルケース11の開口端
11a側に位置するように配置されている。外部から電
力供給を得るため、コイルケース11の開口端11a側
の側壁に1次コネクタ51が配置されており、回路モジ
ュール20のターミナル41〜43が1次コネクタ51
の近傍でかつ2次コイル16の低電圧側に位置するよう
に配置されている。また、回路モジュール20は、1次
コネクタ51に一体で形成された支持プレート52上に
位置している。さらに、1次コイル14および2次コイ
ル16等のコイル構成部材と回路モジュール20とをエ
ポキシ樹脂40でコイルケース11内に硬化させると
き、回路モジュール20に形成されたフィンの一部がエ
ポキシ樹脂界面に位置するように配置されている。
【0010】コイルケース11の高圧タワー61には、
高圧ターミナル62が埋設されている。スプリング63
は、一端を高圧ターミナル62に接続し、他端を図示し
ない点火プラグの頭部と電気的に接続している。図2お
よび図3に示すように、回路素子23および24の配置
されたハイブリッド基盤25と半田付等によりパワート
ランジスタ22とが回路モジュール20のヒートシンク
を兼ねたコレクタ用プレート21上に配置されている。
パワートランジスタ22と回路素子23および24との
間または回路素子23および24とターミナル41〜4
3との間はボンディングワイヤ44により電気的に接続
されている。ヒートシンクを兼ねたコレクタ用プレート
21上に配置されたパワートランジスタ22と回路素子
23および24との回路素子部は、回路素子部が配置さ
れている側にフィン31を形成した熱可塑性エラストマ
ー30でモールドされている。なお、回路素子部を保護
するため、モールド前に回路素子部に保護膜を被覆して
おいてもよい。ターミナル41〜43および45は、コ
レクタ用プレート21と一体で形成され、これらのうち
ターミナル41〜43はモールド後、所定位置で切断す
ることにより独立したターミナルとなる。ターミナル4
1〜43および45の一部は1次コイル14の端末線と
電気的に接続し、1次コイル14のターミナルを兼ねて
いる。
高圧ターミナル62が埋設されている。スプリング63
は、一端を高圧ターミナル62に接続し、他端を図示し
ない点火プラグの頭部と電気的に接続している。図2お
よび図3に示すように、回路素子23および24の配置
されたハイブリッド基盤25と半田付等によりパワート
ランジスタ22とが回路モジュール20のヒートシンク
を兼ねたコレクタ用プレート21上に配置されている。
パワートランジスタ22と回路素子23および24との
間または回路素子23および24とターミナル41〜4
3との間はボンディングワイヤ44により電気的に接続
されている。ヒートシンクを兼ねたコレクタ用プレート
21上に配置されたパワートランジスタ22と回路素子
23および24との回路素子部は、回路素子部が配置さ
れている側にフィン31を形成した熱可塑性エラストマ
ー30でモールドされている。なお、回路素子部を保護
するため、モールド前に回路素子部に保護膜を被覆して
おいてもよい。ターミナル41〜43および45は、コ
レクタ用プレート21と一体で形成され、これらのうち
ターミナル41〜43はモールド後、所定位置で切断す
ることにより独立したターミナルとなる。ターミナル4
1〜43および45の一部は1次コイル14の端末線と
電気的に接続し、1次コイル14のターミナルを兼ねて
いる。
【0011】以下、各部材の組付け工程を説明する。回
路モジュール20がコイルケース11に組付けられる
前、回路モジュール20と指示プレート52とを相互に
係止部を設けて保持しながら、1次コネクタ51のター
ミナルと回路モジュール20の所定のターミナルとが電
気的に接続される。その後、中心コア13の外周に巻回
された1次コイル14と回路モジュール20を接続した
1次コネクタ51とを組付け、2次コイル16の低圧側
端末に図示しないダイオードを接続する。他端に2次タ
ーミナル18を有する2次コイル16を1次コイル14
の外周に組付けた後、1次コイル14の端末線を回路モ
ジュール20の所定のターミナルに電気的に接続し、2
次コイル16の低電圧側端末と1次コネクタ51の所定
の端末とを電気的に接続する。
路モジュール20がコイルケース11に組付けられる
前、回路モジュール20と指示プレート52とを相互に
係止部を設けて保持しながら、1次コネクタ51のター
ミナルと回路モジュール20の所定のターミナルとが電
気的に接続される。その後、中心コア13の外周に巻回
された1次コイル14と回路モジュール20を接続した
1次コネクタ51とを組付け、2次コイル16の低圧側
端末に図示しないダイオードを接続する。他端に2次タ
ーミナル18を有する2次コイル16を1次コイル14
の外周に組付けた後、1次コイル14の端末線を回路モ
ジュール20の所定のターミナルに電気的に接続し、2
次コイル16の低電圧側端末と1次コネクタ51の所定
の端末とを電気的に接続する。
【0012】このように組付けられた部材を外周コア1
2および高圧ターミナル62を有するコイルケース11
内に開口端11a側から組付けすることにより、2次コ
イル16の2次ターミナル18と高圧ターミナル62と
が嵌圧固定されて電気的に接続される。コイルケース1
1への部材の組付けが完了した後、エポキシ樹脂40の
界面が回路モジュール20のフィン31の近傍に位置す
るようにコイルケース11にエポキシ樹脂40を注入し
て硬化させる。その後、高圧タワー61の高圧ターミナ
ル62内にスプリング63を組付け、高圧タワー61の
外周にプラグキャップ64を密接に組付けする。
2および高圧ターミナル62を有するコイルケース11
内に開口端11a側から組付けすることにより、2次コ
イル16の2次ターミナル18と高圧ターミナル62と
が嵌圧固定されて電気的に接続される。コイルケース1
1への部材の組付けが完了した後、エポキシ樹脂40の
界面が回路モジュール20のフィン31の近傍に位置す
るようにコイルケース11にエポキシ樹脂40を注入し
て硬化させる。その後、高圧タワー61の高圧ターミナ
ル62内にスプリング63を組付け、高圧タワー61の
外周にプラグキャップ64を密接に組付けする。
【0013】このように組付けられた内燃機関用点火コ
イル10は、図示しない電力供給源から1次コネクタ5
1を介して1次コイル14に流れる電流を回路モジュー
ル20のパワートランジスタ22が所定のタイミングで
スイッチングすることにより、2次コイル16に高電圧
が発生する。この高電圧は、2次ターミナル18、高圧
ターミナル62、スプリング63を介して図示しない点
火プラグに印加される。
イル10は、図示しない電力供給源から1次コネクタ5
1を介して1次コイル14に流れる電流を回路モジュー
ル20のパワートランジスタ22が所定のタイミングで
スイッチングすることにより、2次コイル16に高電圧
が発生する。この高電圧は、2次ターミナル18、高圧
ターミナル62、スプリング63を介して図示しない点
火プラグに印加される。
【0014】第1実施例によれば、熱可塑性エラストマ
ー等の弾性材でフィン構造を形成して回路モジュールを
構成する回路素子等をモールドすることにより冷熱スト
レスによる応力の緩和ができるとともに回路モジュール
の表面積が増加してエポキシ樹脂との密着性が向上し、
エポキシ樹脂の界面での剥離が生じにくくなる。さら
に、ヒートシンクを兼ねたコレクタ用プレート上にパワ
ートランジスタと回路素子とからなる回路素子部を配置
しているため、コレクタ用プレートと外側のフィンとに
より回路素子部からの発熱の放熱が可能となる。また、
フィンがエポキシ樹脂界面近傍に位置する構成のため、
外部への放熱性が向上できる。
ー等の弾性材でフィン構造を形成して回路モジュールを
構成する回路素子等をモールドすることにより冷熱スト
レスによる応力の緩和ができるとともに回路モジュール
の表面積が増加してエポキシ樹脂との密着性が向上し、
エポキシ樹脂の界面での剥離が生じにくくなる。さら
に、ヒートシンクを兼ねたコレクタ用プレート上にパワ
ートランジスタと回路素子とからなる回路素子部を配置
しているため、コレクタ用プレートと外側のフィンとに
より回路素子部からの発熱の放熱が可能となる。また、
フィンがエポキシ樹脂界面近傍に位置する構成のため、
外部への放熱性が向上できる。
【0015】また、回路モジュールの回路素子部を点火
コイルと反対側のコイルケースの開口端側に配置したこ
とで、点火コイルで発生する高電圧から回路素子部が保
護できる。また、回路モジュールのターミナルを2次コ
イルの低電圧側でかつ1次コネクタの近傍に配置し、回
路モジュールの一部のターミナルが1次コイル端末線の
ターミナルを兼ねており、回路モジュールを保持する支
持プレートを1次コネクタに一体で形成したことにより
回路モジュールへの組付け性の向上および部品点数の低
減ができるとともに部材間の接続が容易になる。
コイルと反対側のコイルケースの開口端側に配置したこ
とで、点火コイルで発生する高電圧から回路素子部が保
護できる。また、回路モジュールのターミナルを2次コ
イルの低電圧側でかつ1次コネクタの近傍に配置し、回
路モジュールの一部のターミナルが1次コイル端末線の
ターミナルを兼ねており、回路モジュールを保持する支
持プレートを1次コネクタに一体で形成したことにより
回路モジュールへの組付け性の向上および部品点数の低
減ができるとともに部材間の接続が容易になる。
【0016】また、点火コイルと回路モジュールとが同
時に注型可能となることにより、注入工数が低減すると
いう効果が得られる。本発明の第2実施例を図4に示
す。第1実施例は回路モジュールの片側にフィンを設け
たものであるが、第2実施例では、図4に示すように、
回路モジュール70の上下にフィン71を設けている。
また、図示しないが、全周にフィンを形成することもで
きる。
時に注型可能となることにより、注入工数が低減すると
いう効果が得られる。本発明の第2実施例を図4に示
す。第1実施例は回路モジュールの片側にフィンを設け
たものであるが、第2実施例では、図4に示すように、
回路モジュール70の上下にフィン71を設けている。
また、図示しないが、全周にフィンを形成することもで
きる。
【0017】フィン71を上下または全周に形成するこ
とにより、回路素子の放熱性がさらに高まり、注入する
エポキシ樹脂との密着性が向上する。本発明の第3実施
例を図5に示す。第3実施例は、1次コイル14を巻回
する1次スプール83に回路モジュール80を保持する
保持部82を一体に形成したものであり、また、回路モ
ジュール80の回路素子部がコイルケース11の側壁面
に位置するように配置されており、フィン81がエポキ
シ樹脂面より露出している。
とにより、回路素子の放熱性がさらに高まり、注入する
エポキシ樹脂との密着性が向上する。本発明の第3実施
例を図5に示す。第3実施例は、1次コイル14を巻回
する1次スプール83に回路モジュール80を保持する
保持部82を一体に形成したものであり、また、回路モ
ジュール80の回路素子部がコイルケース11の側壁面
に位置するように配置されており、フィン81がエポキ
シ樹脂面より露出している。
【0018】
【発明の効果】本発明の内燃機関用点火コイルによる
と、フィンを形成した弾性材で回路素子とコレクタ用プ
レートとをモールドして回路モジュールを形成すること
により、回路素子の放熱性が高まり、回路モジュールと
注入樹脂との密着性が向上するため、点火プラグに安定
した電圧を印加できるという効果がある。また、点火コ
イルと回路モジュールとを樹脂で一体に注入硬化できる
ため、樹脂の注入工数が減少するという効果がある。
と、フィンを形成した弾性材で回路素子とコレクタ用プ
レートとをモールドして回路モジュールを形成すること
により、回路素子の放熱性が高まり、回路モジュールと
注入樹脂との密着性が向上するため、点火プラグに安定
した電圧を印加できるという効果がある。また、点火コ
イルと回路モジュールとを樹脂で一体に注入硬化できる
ため、樹脂の注入工数が減少するという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例による内燃機関用点火コイ
ルを示す断面図である。
ルを示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による内燃機関用点火コイ
ルの回路モジュールの回路部分を示す模式図である。
ルの回路モジュールの回路部分を示す模式図である。
【図3】本発明の第1実施例による内燃機関用点火コイ
ルの回路モジュールの断面図である。
ルの回路モジュールの断面図である。
【図4】本発明の第2実施例による内燃機関用点火コイ
ルを示す断面図である。
ルを示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例による内燃機関用点火コイ
ルを示す断面図である。
ルを示す断面図である。
10 内燃機関用点火コイル 11 コイルケース(ケース) 13 中心コア(コア) 14 1次コイル 16 2次コイル 20 回路モジュール 22 パワートランジスタ(回路素子) 23、24 回路素子 30 熱可塑性エラストマー(弾性体) 31 フィン 40 エポキシ樹脂(樹脂材) 51 1次コネクタ 62 高圧ターミナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 15/00 303 H
Claims (1)
- 【請求項1】 コアの周囲に巻回された1次コイルと、 この1次コイルの周囲に巻回された2次コイルと、 前記1次コイルおよび2次コイルと電気的に接続し、回
路素子とこの回路素子を設置するコレクタ用プレートと
を弾性体で一体にモールドした外周にフィンを設けた回
路モジュールと、 前記1次コイル、2次コイルおよび回路モジュールを収
容するケースと、 このケースに注入し、前記1次コイル、2次コイルおよ
び回路モジュールを固定する樹脂材とを備えたことを特
徴とする内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113273A JPH06325953A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5113273A JPH06325953A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06325953A true JPH06325953A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14608000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5113273A Pending JPH06325953A (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06325953A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007250642A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Toyo Denso Co Ltd | 小型軽量のプラグトップ直結型点火コイル装置 |
JP2011018670A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP5113273A patent/JPH06325953A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007250642A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Toyo Denso Co Ltd | 小型軽量のプラグトップ直結型点火コイル装置 |
JP2011018670A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
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