JP2864750B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JP2864750B2
JP2864750B2 JP3003812A JP381291A JP2864750B2 JP 2864750 B2 JP2864750 B2 JP 2864750B2 JP 3003812 A JP3003812 A JP 3003812A JP 381291 A JP381291 A JP 381291A JP 2864750 B2 JP2864750 B2 JP 2864750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の各気筒毎に点
火コイルを持つ内燃機関用点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、シリンダ
ヘッドの各プラグホールに筒状の保護スリーブを配置し
て外部ケーシングを一体に形成し、各保護スリーブ内
に、コイルケース内に収納した各点火コイルを挿入し、
各点火コイルをプリント板やリード線を介してコネクタ
に接続するものがある(例えば特表昭60−50196
1号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のものでは、各点火コイルとコネクタとの電気的接続
をプリント板やリード線で接続する必要があるので、部
品点数が多く組み付け工数も多くなるという問題があ
る。そこで本発明は、比較的少ない部品点数として組み
付け工数を低減することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、多
気筒内燃機関の各気筒に配置した各点火プラグに点火用
の高電圧を供給するための点火装置であって、前記各気
筒の各点火プラグと対応する部分を有する基部とコネク
タ部とを電気絶縁性を有する材料により一体形成してな
る配電プレートと、前記基部より前記各点火プラグに向
って突出する各コイルタワー部と、前記コイルタワー部
内に収納した各点火コイル巻線部と、前記基部内に埋設
されていて、その一端が前記各点火コイル巻線部に近接
してそれぞれ突出してこれら各点火コイル巻線部に電気
的に接続され、他端が前記コネクタ部内にそれぞれ突出
配置された各ターミナルと、前記各コイルタワー部内に
それぞれ注入され、前記各コイル巻線部を前記各コイル
タワー部内に固定保持するための電気絶縁樹脂材と、前
記配置プレート及び前記各コイルタワー部を一体的なユ
ニットとして内燃機関に固定するための金属製のブラケ
ットを備える内燃機関用点火装置を提供するものであ
る。
【0005】
【作用】これにより、各気筒の各点火プラグと対応する
部分を有する基部とコネクタ部とを電気絶縁性を有する
材料により一体形成してなる配電プレートより各点火コ
イルに向って突出する各コイルタワー部内に各点火コイ
ル巻線部が収納され、各コイルタワー部にそれぞれ注入
された電気絶縁樹脂材により各コイル巻線部を前記各コ
イルタワー部内に固定保持する。
【0006】そして、基部内に埋設された複数のターミ
ナルの一端が各点火コイル巻線部に電気的に接続され、
他端がコネクタ部内に突出して直接電気接続ターミナル
を形成する。また、金属製ブラケットにより配電プレー
ト及び各コイルタワー部を一体的なユニットとして内燃
機関に固定する。
【0007】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。図1は本発明の第1実施例として、4気筒エンジン
に対して4個の点火コイルを一体化したものであり、そ
のコイルケース100の平面図を図2に示す。電気絶縁
性を有するポリブチレンテレフタレート(PBT)等の
合成樹脂成形品であるコイルケース100は、平板状の
基部100aとコネクタ部150とを含む配電プレート
と、エンジンの各気筒の4個の点火プラグ(図示せず)
の取付位置に対応して基部100aよりほぼ等間隔で垂
直方向に延びる4個の円筒状のコイルタワー部110,
120,130,140とを有する。
【0008】各コイルタワー部110,120,13
0,140内には各点火コイルのコイル巻線部310,
320,330,340がそれぞれ挿入されている。コ
イルケース100の基部100aには銅系合金のような
導電性に優れる材料からなる複数個のターミナル21
0,220,230,240,250が埋設されてお
り、点火信号及びバッテリー電源の伝達を行なう。この
うち1つのターミナル240は電源用、その他は点火信
号用のターミナルである。本図においては、1つの電源
用ターミナル240を4個のコイル巻線部310,32
0,330,340に共通に使用している。
【0009】ここで、1つのコイル巻線部310につい
て着目して説明すると、コイル巻線部310の1次コイ
ルと2次コイルの一端はターミナル240のコイルケー
ス基部100aから上方に突出した一端242と接続さ
れ、1次コイルの他端は点火信号用ターミナル230の
コイルケース基部100aから上方に突出した一端23
2と接続される。これら各ターミナル240及び230
の他の一端241及び231は、コイルケース基部10
0aの端部にコイルケース基部100aと一体成形され
たコネクタ部150内に突出配置される。また、2次コ
イルの他端は点火プラグへ高電圧を伝える為にコイルタ
ワー部110の下端に設けられた金属製のキャップ状高
圧ターミナル400に接続される。
【0010】そして巻線部310は各ターミナル23
2,242,400との接続が取られた後、エポキシ樹
脂等の電気絶縁性に優れる熱硬化性樹脂600の注型に
より、コイルケース100のタワー部110内に完全に
固定,保持される。他の巻線部320,330,340
についても同様である。コイルケース基部100aには
複数個の取付用穴121〜125が貫通して設けられて
おり、その穴121〜125を通じてコイルケース基部
100aは、剛性を有するアルミニウム等の金属製のブ
ラケット500にネジ締め等により固定される。ここ
で、コイルケース基部100aは樹脂成形品である為、
成形による若干のそりを有しているが、ブラケット50
0に固定する事によりコイルケース基部100aのそり
は矯正され、さらに剛性も確保される。
【0011】なお、700は点火コイルをエンジンに装
着した時に、点火プラグを内嵌する弾性力を備えた筒状
のブッシュであり、各コイルタワー部110〜140の
下部先端に嵌着されている。800は、各2次コイルよ
り各高圧ターミナル400に伝えられた高電圧を各点火
プラグに確実に送る為に設けられた導電性を有するコイ
ルスプリングであり、各高圧ターミナル400内に収納
固定されている。
【0012】本点火装置は主にダブルオーバヘッドカム
エンジンのバンク間に搭載され、ブラケット500に設
けられた複数個の取付穴510を通じて、ボルト等によ
りエンジンのシリンダヘッド(図示せぬ)に固定され、
このとき各コイルタワー部110,120,130,1
40は各気筒の点火プラグをシリンダヘッドに取付ける
ための各プラグホール内に配置される。
【0013】コイルケース100のコネクタ部150
は、図示しない外部コネクタを介して1次コイル信号発
生回路及びバッテリー電源と接続され、基部100aに
埋設した各ターミナル210,220,230,24
0,250を通じて、各コイル巻線部310〜340の
1次コイルに点火信号と電源電圧が供給される。そし
て、1次コイルへ点火信号が発生すると2次コイルに高
電圧が発生し、高圧ターミナル400およびスプリング
800を通じ、高電圧は点火プラグに供給される。
【0014】従来、気筒別点火コイルのエンジンへの装
着に際しては、各気筒に1台の点火コイルを、それぞれ
1個または複数個のボルトにより固定し、ワイヤ及びコ
ネクタ等により、電源や1次コイル信号発生回路との接
続を行っている。さらに、見栄え向上のため、点火コイ
ル及び配線部材を覆う化粧板が複数個のネジ類により取
り付けられる事が多い。
【0015】本実施例による点火コイルのエンジンへの
装着は、コイルケース100の各タワー部110,12
0,130,140をエンジンの各点火プラグに対向す
る様各プラグホール内に挿入し、化粧板を兼ねたブラケ
ット500をボルト等でエンジンヘッドカバーに固定し
た後、1ヶ所のコネクタ部150によって外部との電気
的接続を行なうのみである。
【0016】従って、本実施例によれば、点火コイルの
エンジンへの装着工数が大幅に低減されるだけでなく、
部品点数も大幅に低減出来る。図3(A),(B)に本
発明の第2実施例を示す。上記第1実施例においては、
エンジンに一体で装着する点火装置を点火コイルのみで
構成したが、本実施例は1次コイル電流を断続するため
の1次コイル信号発生回路を有するイグナイタ900
を、その構成に加えたものである。
【0017】ここで、使用するイグナイタ900を各コ
イル巻線部310〜340に1個、あるいは点火装置全
体で1個とする等、構成は数通り考えられるが、図3に
は2個のコイル巻線部に対し1個のイグナイタ900を
使用した例を示す。本図において、コイルケース基部1
00a内に埋設した各ターミナル210〜270はコイ
ルケースコネクタ部150とイグナイタ900、コネク
タ部150とコイル巻線部310,320,イグナイタ
900とコイル巻線部310,320との電気的接続を
とる。ここで、ターミナル210は電源用、220はモ
ニタ信号用、230は接地用、240,250はイグナ
イタ入力用、260,270はイグナイタ出力用のター
ミナルである。
【0018】なお、本図に記入したコイル巻線部31
0,320、及びイグナイタ900に関係しないターミ
ナルは本図から省略したが、コイルケース基部100a
内にこれら各ターミナルを多段構造で埋設するようにす
ればよい。そして、イグナイタ900は、その各端子9
11〜917が各ターミナル210〜270のコイルケ
ース基部100aから上方に突出した一端と対向する
様、コイルケース基部100a上に配置される。各ター
ミナル210〜270とイグナイタ900、及びコイル
巻線部310,320との接続は各ターミナル端部の溶
接等により行われる。
【0019】イグナイタ900は、つば部921,92
2を有するアルミニウム等の金属放熱板920を有し、
つば部921,922をコイルケース基部100aと共
にブラケット500にネジ等を用い共締めする事によ
り、イグナイタ900の固定が取られる。この様にする
と、イグナイタ900の放熱は放熱板つば部921,9
22からブラケット500への伝熱とブラケット500
から空気中への放熱とによって行われる。
【0020】ここで、ブラケット500への伝熱が不十
分な場合は、放熱板920の上面とブラケット500の
間の隙間にグリース状の伝熱材930を充填する事によ
り、放熱性を向上する事が出来る。また、ブラケット5
00からの放熱性を向上したい時には、ブラケット50
0に放熱フィンを設けるのが有効である。図4に、ブラ
ケット500にこのような放熱用フィン520を設けた
本発明による点火装置の第3実施例の斜視図を示す。ま
た、この点火装置をエンジンへ装着した時に、点火装置
をコネクタの方向から見た側面図を図5に示す。
【0021】本実施例による点火装置をエンジンに装着
すると、点火装置の弾力性を有するブッシュ700がエ
ンジンの点火プラグに密着結合する為、エンジンから取
り外す際にはかなりの腕力が必要とされる場合がある。
この為、この種の点火装置には、取り外しの際、指また
は工具が引っ掛けられる様な突起部分を設ける事が要求
される。
【0022】図5はブラケット500のフィン520
を、取り外し用の突起として利用する方法を示すもので
ある。すなわち、本点火装置をエンジンに装着した時、
ブラケット500のフィン520の下面とエンジンヘッ
ドカバー1000上面との間に、適当なスペースbが生
じる様にフィン形状を設定すれば、そこに指またはドラ
イバー等の工具を差し込む事により、容易にエンジンか
らの点火装置の取り外しを行なう事が出来る。
【0023】本点火装置はブラケット500により点火
装置構成部品の被水保護を行なうが、エンジン側の被水
保護すなわち、本点火装置のエンジンへの搭載,脱着時
におけるプラグホール内への浸水保護についても行なう
必要がある。図6は本点火装置のエンジン搭載時におけ
る、エンジンプラグホール部の被水保護構造に関する一
つの実施例を示すものである。図において、プラグホー
ル1010の入口近くには環状の突起部1020が設け
られ、脱着時にプラグホール1010内に水が入りにく
い構造としている。
【0024】さらに突起部1020の外周に円板状ある
いはリング状の弾性を有するシール材1100を配置
し、本点火装置搭載時にコイルケース基部100aある
いはブラケット500のある一部分160でこのシール
1100を押し当てる事により、完全な防水を行なう事
が出来る。なお、押し当てる力は、本点火装置をエンジ
ンヘッドカバー1000にボルト等で固定した時に得ら
れる。
【0025】なお、第2実施例としてイグナイタを本点
火装置の構成に加えたものを前述したが、さらにエンジ
ンの運転状態を検出するセンサもイグナイタと同様な方
法で構成に加える事が出来る。図7および図8に第2実
施例に対して回転センサ1200を1個構成に加えた第
4実施例を示す。この回転センサ1200はボルト等に
よりコイルケース基部100aに固定されている。13
10、1320はダブルオーバーヘッドカム式内燃機関
のカム軸であり、その内一方には磁性体製のシグナルロ
ータ1330が形成されており、このロータ1330の
外周の一部には回転位置情報をなす凹部1340が形成
されている。
【0026】そして、センサ1200はエンジンヘッド
カバー1000を貫通し、その先端がシグナルロータ1
330の外周と微小な空隙を介して対向してロータ13
30の凹部1340の位置を検出するようにしてある。
また、センサ1200の端子1201もコイルケース基
部100aから上方に突出したターミナルの一端に溶接
等により接続されていて、このターミナルやコネクタ部
150を介して各部との電気的接続がなされるようにし
てある。1300は点火プラグである。
【0027】また、この実施例においては、コイルケー
ス基部100a内に複数個のターミナルが多段(3段)
構造で埋設されていて、比較的少ない基部スペースを有
効に利用して、各部の電気的接続をするようにしてあ
る。4気筒エンジンに対する本発明による配電プレート
を使用した第5実施例を図9,図10に示す。
【0028】本図において各点火コイルを収納する各コ
イルタワー部110〜140は配電プレート基部100
aと別体で構成され、ボルト等の固定手段521,52
2によって化粧板を兼ねた金属製ブラケット500に固
定されている。外部接続用のコネクタ部150及び各点
火コイルに対応して垂直方向に延びる各コイル接続用コ
ネクタ部151〜154を一体に形成した配電プレート
基部100aは、点火時期制御回路等の電気信号を各々
の点火コイルに配電するターミナル210〜250が埋
設してある。
【0029】そして、コイル接続用コネクタ部151〜
154内にも外部接続用のコネクタ部150と同様に各
ターミナル210〜250の端部212〜252が突出
配置される。そして、配電プレート基部100aは各コ
イルタワー部110〜140の頭部とブラケット500
との間に挟まれた状態で配置される。各々のターミナル
210〜250は板幅方向が垂直で並列の位置関係にし
て基部100aに埋設される。これにより配電プレート
基部100aが小型化でき、点火装置の特に幅方向の寸
法増大を押さえた一体化が出来る。
【0030】なお、符号101は各コイル接続用コネク
タ部151〜154内に挿入した中継ターミナルであ
り、各ターミナル210〜250の端部211〜251
と各点火コイルとの間を嵌合により電気的に接続するも
のである。符号171は弾性部材をなすゴム製のガスケ
ットであり、各コイルタワー部110〜140の上面と
配電プレート基部100a下面との間ではさみ込まれ、
点火コイル,配電プレート間のコネクタ接続部の防水を
行う。
【0031】そして、各点火コイルをブラケット500
に固定した時、ガスケット171に適当な圧縮代を生じ
る様に設定しておけば、配電プレート基部100aはガ
スケット171からブラケット500側への押し付け力
を受ける。従って、各点火コイルの固定によって、接続
部の防水だけでなく配電プレートの固定を行うことがで
きる事になり、組付作業が簡略化できる。これにより、
固定用ネジ等の個数を減らす事にもなる。
【0032】
【発明の効果】配電プレートにコネクタ部が一体に形成
されていて各点火コイルとコネクタ部との電気的接続
も、コネクタ部内に一端を突出させて配電プレート基部
内に埋設したターミナルにより比較的容易に行うことが
でき、部品点数も少なくすることができるのみならず、
点火装置の内燃機関への取りつけに対して多大な労力を
要することもないという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の第1実施例を示す部分断面正面
図である。
【図2】 上記第1実施例からブラケットを取り除いた
状態を示す平面図である。
【図3】 (A)は本発明装置の第2実施例の要部構成
を示す部分断面正面図で、(B)は上記第2実施例から
ブラケットを取り除いた状態を示す平面図である。
【図4】 本発明装置の第3実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】 上記第3実施例の要部構成を示す側面図であ
る。
【図6】 本発明装置のエンジン搭載時におけるエンジ
ンプラグホール部分の被水保護構造の一実施例を示す縦
断面図である。
【図7】 本発明装置の第4実施例を示す部分破断斜視
図である。
【図8】 上記第4実施例の縦断面図である。
【図9】 本発明装置の第5実施例を示す部分断面正面
図である。
【図10】 上記第5実施例から点火コイルを省略して
示す底面図である。
【符号の説明】
100 コイルケース 100a 配電プレートの基部 110,120,130,140 コイルタワー部 171 弾性部材をなすガスケット 150 コネクタ部 210,220,230,240,250 ターミナル 310,320,330,340 コイル巻線部 500 ブラケット 520 放熱フィン 600 電気絶縁樹脂材としての熱硬化性樹脂 900 イグナイタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−190673(JP,A) 特開 平2−283863(JP,A) 特開 平1−92576(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 15/00 303 H01F 38/12

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関の各気筒に配置した各点
    火プラグに点火用の高電圧を供給するための点火装置で
    あって、前記各気筒の各点火プラグと対応する部分を有
    する基部とコネクタ部とを電気絶縁性を有する材料によ
    り一体形成してなる配電プレートと、前記基部より前記
    各点火プラグに向って突出する各コイルタワー部と、前
    記コイルタワー部内に収納した各点火コイル巻線部と、
    前記基部内に埋設されていて、その一端が前記各点火コ
    イル巻線部に近接してそれぞれ突出してこれら各点火コ
    イル巻線部に電気的に接続され、他端が前記コネクタ部
    内にそれぞれ突出配置された各ターミナルと、前記各コ
    イルタワー部内にそれぞれ注入され、前記各コイル巻線
    部を前記各コイルタワー部内に固定保持するための電気
    絶縁樹脂材と、前記配置プレート及び前記各コイルタワ
    ー部を一体的なユニットとして内燃機関に固定するため
    の金属製のブラケットを備える内燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 前記配電プレートと前記各コイルタワー
    部とは電気絶縁性を有する樹脂材料により一体形成され
    てコイルケースを構成する請求項1の内燃機関用点火装
    置。
  3. 【請求項3】 前記配電プレートと前記コイルタワー部
    とは別部材により構成されていて、これら各コイルタワ
    ー部と前記配電プレートとを前記金属性ブラケットに固
    定するための固定部材を有する請求項1の内燃機関用点
    火装置。
  4. 【請求項4】 前記金属製ブラケットと前記各コイルタ
    ワー部との間に前記配電プレートを挟んだ状態で、前記
    各コイルタワー部が前記金属製ブラケットに前記固定部
    材により固定されている請求項3の内燃機関用点火装
    置。
  5. 【請求項5】 前記配電プレートと前記各コイルタワー
    部との間にシール性を有する弾性部材を介在させた請求
    項4の内燃機関用点火装置。
  6. 【請求項6】 前記各点火コイル巻線部に流れる一次電
    流を断続するためのイグナイタが前記基部に固定され、
    前記ターミナルはこのイグナイタと前記各コイル巻線部
    及び前記コネクタ部との間も電気的に接続する請求項1
    記載の内燃機関用点火装置。
  7. 【請求項7】 前記基部に内燃機関の運転状態を検出す
    るセンサを取りつけた請求項1の内燃機関用点火装置。
  8. 【請求項8】 前記センサは内燃機関のカム軸と対向配
    置した回転センサよりなる請求項7の内燃機関用点火装
    置。
  9. 【請求項9】 前記各点火コイル巻線部に流れる一次電
    流を断続するためのイグナイタが前記基部に固定され、
    このイグナイタは固定用のつば部を形成した放熱板を有
    し、さらにこのつば部と共に前記基部が前記ブラケット
    に共締め固定されている請求項1の内燃機関用点火装
    置。
  10. 【請求項10】 前記放熱板と前記ブラケットとの間の
    隙間に伝熱材を充填した請求項9の内燃機関用点火装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ブラケットには取り外し用の把手
    が一体に形成されている請求項9または10の内燃機関
    用点火装置。
  12. 【請求項12】 前記ブラケットには取り外し用の把手
    を兼ねる放熱フィンが一体に形成されている請求項9ま
    たは10の内燃機関用点火装置。
  13. 【請求項13】 前記各コイルタワー部はシリンダヘッ
    ドの各プラグホール内に配置され、この各プラグホール
    の上端部にリング状の突起がそれぞれ形成され、さらに
    この各突起の外周にリング状のシール材を配置した請求
    項1〜1のうちいずれか1つの内燃機関用点火装置。
  14. 【請求項14】 前記ターミナルが前記基部内に多段構
    造で埋設されている請求項1〜13のうちいずれか1つ
    の内燃機関用点火装置。
JP3003812A 1990-03-27 1991-01-17 内燃機関用点火装置 Expired - Fee Related JP2864750B2 (ja)

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