JPH06325696A - ac形プラズマディスプレイおよびその製造方法 - Google Patents

ac形プラズマディスプレイおよびその製造方法

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JPH06325696A
JPH06325696A JP10857993A JP10857993A JPH06325696A JP H06325696 A JPH06325696 A JP H06325696A JP 10857993 A JP10857993 A JP 10857993A JP 10857993 A JP10857993 A JP 10857993A JP H06325696 A JPH06325696 A JP H06325696A
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平樹 内池
Eiji Munemoto
英治 宗本
Yukio Ishida
幸男 石田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄化とともに放電開始電圧や駆動電圧(消費
電力)の低下が図られ、しかも低コストで製造を可能と
するac形プラズマディスプレイを提供する。 【構成】 水酸化マグネシウムを熱処理して生成した多
結晶片葉形のMgOを、ビヒクル中への混入比を固形分
比1〜20%とするとともに、その粒径を3〜15μm
としたペーストを、誘電体層6の表面にスクリーン印刷
法により塗布し、この後焼成することによりMgOから
なる保護層7を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ac形プラズマディス
プレイおよびその製造方法に係り、特に誘電体層の表面
に形成する保護層の形成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】放電に伴う発光現象をディスプレイに利
用するいわゆるプラズマディスプレイは、電極の構造か
ら、放電空間に金属電極が露出しているdc形と、金属
電極が誘電体層で覆われているac形とに大別される
が、薄型かつ大画面のカラーテレビに用いる場合には、
メモリ機能を有して大型化に対応可能なac形が好適で
ある。このac形プラズマディスプレイは、電極の配置
構造から、面放電方式と対向電極方式とに分けられる
が、いずれの方式においても、前記誘電体層の表面には
保護層(主としてMgO層)を形成している。
【0003】この保護層の形成方法は、薄膜法としてE
B蒸着法があり、厚膜法としてMgO原料である塩基性
炭酸マグネシウムをスプレーで層形成した後に熱処理し
てMgO層とする方法がある。(参考公報:特公昭60
−42579号、特公昭63−59221号、特公昭5
7−13983号)。また、これらの他に考えられる方
法として、スパッタ法、CVD法、スクリーン印刷法等
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記各方法のうち、特
にスクリーン印刷法は、手軽な方法であることから鋭意
検討がなされてきたにもかかわらず、性能上の目的を達
するには至っていない。その理由としては、過去に試作
あるいは市販されてきたMgOが混入されたペーストが
有する性質が製造のプロセスに合致せず、必要なディス
プレイのパネル特性を得られない為と判明した。そし
て、過去に市販されたMgOペーストの造膜メカニズム
は、金属有機化合物の熱分解によるMgO層の形成であ
り、通常の熱処理プロセス(600℃以下)では結晶面
の生成が不十分であったり、熱分解時に膜に亀裂を生じ
たりといった問題を有するとともに、印刷性についても
決して満足できるものではなかった。さらに、MgOの
結晶構造上、層厚の薄化が困難であり、これにともなっ
て放電開始電圧や駆動電圧をなるべく低下させたいにも
かかわらずそれが実現できない不都合があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、薄化とともに放電開始電圧や駆動電圧(消費
電力)の低下が図られ、しかも低コストで製造を可能と
するac形プラズマディスプレイおよびその製造方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を解決
するためになされたもので、請求項1のac形プラズマ
ディスプレイは、ガス放電空間を挟んで背面基板と前面
基板が対向配置され、少なくとも一方の基板には、誘電
体層に覆われた互いに対となる電極がそれぞれ形成され
るとともに、誘電体層の上には保護層が形成されてなる
ac形プラズマディスプレイにおいて、前記保護層を、
ビヒクル中に多結晶片葉形のMgOが混入されたペース
トを塗布してなるMgO層で構成したことを特徴として
いる。
【0007】また請求項2として、請求項1または請求
項2記載のac形プラズマディスプレイにおいて、前記
ビヒクル中への前記多結晶片葉形のMgOの混入比を、
重量比1〜20%としたことを特徴としている。
【0008】また請求項3として、請求項1または請求
項2記載のac形プラズマディスプレイにおいて、前記
多結晶片葉形のMgOの粒径を、3〜15μmとしたこ
とを特徴としている。
【0009】また請求項4として、請求項1または請求
項2記載のac形プラズマディスプレイにおいて、前記
多結晶片葉形のMgOの結晶を、水酸化マグネシウムを
熱処理して生成したものとしたことを特徴としている。
【0010】また請求項5のac形プラズマディスプレ
イの製造方法は、請求項1または請求項2記載のac形
プラズマディスプレイにおいて、ビヒクル中に多結晶片
葉形のMgOを混入したペーストを、前記誘電体層の表
面に対し厚膜印刷法を用いて塗布することにより、前記
保護層を形成することを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明のac形プラズマディスプレイによれ
ば、誘電体層を覆う保護層が、ビヒクル中に多結晶片葉
形のMgOが混入されたペーストを塗布してなるMgO
層で構成したことにより、保護層の層厚が薄くなるにと
もなって放電開始電圧や駆動電圧の抑制が促進されて消
費電力が大幅に低下し、かつディスプレイ自体の厚さの
薄化が実現できる。
【0012】これに加え、ビヒクル中への多結晶片葉形
のMgOの混入比を、重量比1〜20%にすること、ま
た、多結晶片葉形のMgOの粒径を、3〜15μmにす
ること、あるいは多結晶片葉形のMgOの結晶を、水酸
化マグネシウムを熱処理して生成したものとすることに
より、適度の大きさのMgOの粒子がなるべく積層され
ない状態で平面的に誘電体層の表面に形成され、その結
果、上述の保護層の薄化や消費電力の低下がさらに促進
される。ここで、ビヒクル中への多結晶片葉形のMgO
の混入比が、重量比1%未満であると造膜が困難であ
り、20%より多いと層厚が厚くなり過ぎる。また、M
gOの粒径が、3μm未満では比表面積が大きくなるた
め維持電圧が高くなり、15μmより大きいと印刷適性
が悪くなる他、層厚が厚くなりすぎる。
【0013】また、本発明のac形プラズマディスプレ
イの製造方法によれば、ビヒクル中に多結晶片葉形のM
gOを混入したペーストを、誘電体層の表面に対し厚膜
印刷法を用いて塗布することにより、保護層を形成する
もので、厚膜印刷法は大面積に対し低コストで造膜が可
能であるから、たとえば大画面(たとえば対角40イン
チ程度)のカラーテレビのディスプレイを低コストで製
造するにあたってきわめて好適である。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明にもとづいて構成された、カラ
ーテレビのディスプレイ(パネル)に適用される面放電
方式のac形プラズマディスプレイの概略構造を示して
おり、符号1、2は、それぞれガス放電空間3を挟んで
互いに平行に対向配置された背面基板、前面基板であ
る。これら基板1、2は所定厚さのガラスから構成され
ている。背面基板1の前面基板2に面する対向面には、
X電極4aおよびY電極4bからなる電極対4およびア
ドレス電極5が形成されている。これら電極対4および
アドレス電極5は、ガラス製の誘電体層6で被覆されて
おり、さらにこの誘電体層6は、MgO層からなる保護
層7で被覆されている。また、一方の前面基板2の背面
基板1に面する対向面には、蛍光体8が形成されてい
る。
【0015】次に、図2は、本発明にもとづいて構成さ
れた、カラーテレビのディスプレイ(パネル)に適用さ
れる対向電極方式のac形プラズマディスプレイの概略
構造を示している。このプラズマディスプレイは、ガス
放電空間3を挟んでガラス製の背面基板1と前面基板2
が対向配置され、各基板1、2の互いの対向面には、そ
れぞれガラス製の誘電体層6に覆われたX電極4aおよ
びY電極4bが形成されているとともに、各誘電体層6
は、MgO層からなる第1の保護層7で被覆されてい
る。さらに、これら第1の保護層7の表面には蛍光体8
が形成され、これら蛍光体8は第2の保護層7で被覆さ
れている。なお、この場合上下いずれにも蛍光体8が形
成されているが、場合によっては上下いずれか一方に形
成する。
【0016】さて、上記の各ac形プラズマディスプレ
イにおける保護層6は、以下のようにして形成されてい
る。
【0017】MgO粉末の生成条件 市販試薬1級の水酸化マグネシウムの粉末に対して65
0℃で1時間キープの熱処理を施し、これを今回のMg
Oの使用原料とする。このような生成条件によって得ら
れたMgOは、多結晶葉片状(平べったい形状)を呈す
るとともに、その粒径は、3〜15μmとなる。水酸化
マグネシウムの脱水分解温度は350℃であるが、必要
とする結晶すなわち粒径が3〜15μmで多結晶葉片状
の結晶を得るための加熱処理温度は、少なくとも600
℃以上が必要であり、さらに、650℃近辺が好適であ
る。
【0018】 前記誘電体層6へのMgO層(保護層7)の形成 適度な粘性を持ったビヒクル(例えばブチルカルビトー
ルにエチルセルロースを溶解した増粘展材)中に生成し
たMgO粉末を混入してペーストを得る。ビヒクル中へ
のMgO粉末の混入比は、重量比が1〜20%、好まし
くは10%前後となるようにする。
【0019】次に、このMgOペーストを、誘電体層6
の表面に対し、厚膜印刷法の一種であるスクリーン印刷
法を用いて大気中で塗布する。この場合、スクリーン
(メッシュ)の粗さは、メッシュNo350、400の
2種類が好適である。このようにスクリーン印刷法でM
gOペーストを誘電体層6の表面に印刷したら、500
℃で30分キープの熱処理(焼成)を施す。この後、水
分を最終的に水蒸気として気化させる後処理として適宜
加熱温度でベーキングを施す。
【0020】以上により、MgOよりなる前記保護層7
が形成されるが、スクリーン印刷法で形成するこの保護
層7は、薄膜法による造膜法に比較すると、大面積に対
し低コストで造膜が可能であるから、たとえば大画面
(たとえば対角)のカラーテレビのディスプレイを低コ
ストで製造できる。
【0021】また、上記の生成条件で生成したMgO
粉末を、上記の形成条件で誘電体層6に対して塗布・
焼成して保護層7を形成することにより、多結晶葉片状
のMgO粒子は、誘電体層6の表面上においてその面方
向が誘電体層6と平行な状態に積層し、その結果、保護
層7の層厚をきわめて薄くすることができる。
【0022】一般にac形プラズマディスプレイの保護
層は、2μm以下の層厚で形成することが実用上もっと
も必要充分な条件とされているが、この2μmの層厚
を、上記方法では充分に形成し得る。その保護層7の層
厚であるが、層厚がたとえば10μm程度と厚いと、a
c形プラズマディスプレイの重要な特性の一つであるメ
モリ機能の発生源である壁電荷の効果を弱めることにな
って駆動電圧を高くする必要が生じ、その結果として、
駆動回路に用いるトランジスタの電圧を高耐圧仕様にせ
ねばならなくなる。
【0023】ところが、上記実施例のごとく形成したM
gOの保護層7は、多結晶葉片状のMgO粒子の積層で
あることに加え、スクリーン印刷法による層厚コントロ
ールがなされることにより、2μm程度の層厚の形成が
可能で、しかも結晶に亀裂が生じても誘電体層6が露出
するおそれがない。このように保護層7の層厚を薄くで
きることにより、駆動電圧の低下を促進できてコスト低
下を実現できるとともに、ディスプレイ自体の厚さをき
わめて薄くできることが可能となる。
【0024】さらに保護層7の層厚に関して言及する
と、ac形プラズマディスプレイにおける保護層は、一
般に、絶縁層に対する希ガスイオンの衝撃からの保護
と、2次電子放出能を高めるという2つの役目を持って
いるが、MgO粒子に重なりが少なくなるにしたがい放
電電圧が低下するものの、誘電体としての作用の面から
は粒子間の空隙が多いほど低誘電性となり放電電圧は上
昇すると考えられる。したがって本実施例の場合であれ
ば、比較的大きな多結晶葉片状のMgO粒子が1個ずつ
空隙がない状態で平面的に並ぶことが望ましい。これと
は逆に、球形あるいは不定形の微粒子であると、どうし
ても粒子相互の重なりは避けられず、結果的に、放電動
作時に発生する二次電子は層内部にも多く伝搬しロスに
なると考えられ、さらには、前述の後処理におけるベー
キングの際に、粒子間の水分の揮発性に劣るであろう。
【0025】「実験例」さて、図3および図4は、それ
ぞれ上記実施例方法によって形成したMgO層(MgO
は市販試薬1級の水酸化マグネシウムの粉末に対して6
50℃で1時間キープの熱処理を施した後ベーキング
し、これをペーストとしたものをスクリーン印刷後、5
00℃で焼成)のSEM写真像であり、図3のMgO層
は、本発明にもとづく粒径が3〜15μmのMgO粒子
が平面的に配された状態、図4のMgO層は粒径が0.
5〜3μmのMgO粒子がランダム的に配された状態と
なっている。まず、図3および図4のMgO層をそれぞ
れ実験例1、比較例1とし、経時変化にともなう放電開
始電圧Vfと維持電圧Vsmの比較を図5に、また、電
圧にともなう輝度Lと効率ηの比較を図6に示す。これ
らを見ると、まず比較例1に比べると実験例1は低い電
圧で稼働するとともに寿命が長く、また、低い電圧にも
かかわらず輝度および効率が高いといった優位性が認め
られる。
【0026】次に、前記実験例1と、蒸着によって形成
されたMgO層である比較例2との比較を図7および図
8に示す。この場合、蒸着によるMgO層の比較例2よ
りも実験例1の方が寿命が長く、また、輝度Lに関して
は同電圧においては比較例3が優位ではあるものの、効
率では電圧が高いものの実験例1の方が優位であること
が認められる。
【0027】次に、上記実験例1のMgO層の厚さを2
μmとした本発明にもとづく実験例2と、前記比較例2
の経時変化にともなう放電開始電圧Vfと維持電圧Vs
mの比較を図9に示す。これを見ると、蒸着によって形
成された比較例2のMgO層と実験例2とはほとんど同
様の特性を示しており何ら差がないことがわかる。
【0028】次に、前記実験例2と、この実験例2と製
法は同様であるが層厚を10μmとした比較例3との電
圧にともなう輝度Lと効率ηの比較を図10に示す。こ
れによると、層厚の薄い実験例2の方が比較例3に比べ
ると低電圧で高輝度、高効率が得られている。
【0029】次に、本発明にもとづいて前記ビヒクル中
へのMgOの混入比を、重量比10%とした実験例3
と、重量比40%とした比較例4との経時変化にともな
う放電開始電圧Vfと維持電圧Vsmの比較を図11
に、また、電圧にともなう輝度Lと効率ηの比較を、図
12に示す。これによると、重量比10%の実験例3の
方が重量比40%の比較例4に比べると低電圧で稼働
し、また、低電圧で高輝度、高効率が得られている。
【0030】上記各実験を総合すると、保護層としての
MgO層は、多結晶片葉形のMgOの結晶が水酸化マグ
ネシウムを熱処理して生成したものであること、そのM
gOの粒径が、3〜15μmであること、そして、ビヒ
クル中へのMgOの混入比が重量比10%であることが
保護層として充分な特性を発揮することが認められた。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のac形プ
ラズマディスプレイによれば、誘電体層を覆う保護層
が、ビヒクル中に多結晶片葉形のMgOが混入されたペ
ーストを塗布してなるMgO層で構成したことにより、
保護層の層厚が薄くなるにともなって放電開始電圧や駆
動電圧の抑制が促進されて消費電力が大幅に低下し、か
つディスプレイ自体の厚さの薄化が実現できるといった
効果を奏する。また、ビヒクル中への多結晶片葉形のM
gOの混入比を重量比1〜20%にすること、また多結
晶片葉形のMgOの粒径を3〜15μmにすること、あ
るいは多結晶片葉形のMgOの結晶を水酸化マグネシウ
ムを熱処理して生成したものとすることにより、適度の
大きさのMgOの粒子がなるべく積層されない状態で平
面的に誘電体層の表面に形成され、その結果、上述の保
護層の薄化や消費電力の低下がさらに促進される。
【0032】また、本発明のac形プラズマディスプレ
イの製造方法によれば、ビヒクル中に多結晶片葉形のM
gOを混入したペーストを、誘電体層の表面に対し厚膜
印刷法を用いて塗布することにより保護層を形成するこ
とを特徴としており、厚膜印刷法は大面積に対し低コス
トで造膜が可能であるから、たとえば大画面(たとえば
対角40インチ程度)のカラーテレビのディスプレイを
低コストで製造するにあたってきわめて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である面放電方式のac形
プラズマディスプレイの概略を示す断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例である対向電極方式のa
c形プラズマディスプレイの概略を示す断面図である。
【図3】 実験例1のMgO層のSEM写真像である。
【図4】 比較例1のMgO層のSEM写真像である。
【図5】 実験例1と比較例1の経時変化にともなう放
電開始電圧Vfと維持電圧Vsmの比較を示すグラフで
ある。
【図6】 実験例1と比較例1の電圧にともなう輝度L
と効率ηの比較を示すグラフである。
【図7】 実験例1と比較例2の経時変化にともなう放
電開始電圧Vfと維持電圧Vsmの比較を示すグラフで
ある。
【図8】 実験例1と比較例2の電圧にともなう輝度L
と効率ηの比較を示すグラフである。
【図9】 実験例2と比較例2の経時変化にともなう放
電開始電圧Vfと維持電圧Vsmの比較を示すグラフで
ある。
【図10】 実験例2と比較例3の電圧にともなう輝度
Lと効率ηの比較を示すグラフである。
【図11】 実験例3と比較例4の経時変化にともなう
放電開始電圧Vfと維持電圧Vsmの比較を示すグラフ
である。
【図12】 実験例3と比較例4の電圧にともなう輝度
Lと効率ηの比較を示すグラフである。
【符号の説明】
1…背面基板、2…前面基板、3…放電空間、4…電極
対、4a…X電極、4b…Y電極、5…アドレス電極、
6…誘電体層、7…保護層、8…蛍光体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内池 平樹 広島県広島市西区井口鈴が台1丁目8番11 号 (72)発明者 宗本 英治 神奈川県横浜市保土ヶ谷区川島町1404−5 −5−404 (72)発明者 石田 幸男 神奈川県相模原市東淵野辺5−13−1 日 本化研株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス放電空間を挟んで背面基板と前面基
    板が対向配置され、少なくとも一方の基板には、誘電体
    層に覆われた互いに対となる電極がそれぞれ形成される
    とともに、誘電体層の上には保護層が形成されてなるa
    c形プラズマディスプレイにおいて、 前記保護層は、ビヒクル中に多結晶片葉形のMgOが混
    入されたペーストを塗布してなるMgO層であることを
    特徴とするac形プラズマディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記ビヒクル中への前記多結晶片葉形の
    MgOの混入比が、重量比1〜20%であることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のac形プラズマデ
    ィスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記多結晶片葉形のMgOの粒径が、3
    〜15μmであることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のac形プラズマディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記多結晶片葉形のMgOの結晶は、水
    酸化マグネシウムを熱処理して生成したものであること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のac形プラ
    ズマディスプレイ。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載のac形プ
    ラズマディスプレイにおいて、ビヒクル中に多結晶片葉
    形のMgOを混入したペーストを、前記誘電体層の表面
    に対し厚膜印刷法を用いて塗布することにより、前記保
    護層を形成することを特徴とするac形プラズマディス
    プレイの製造方法。
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