JPH06325603A - 車両用灯具の色替わり機構 - Google Patents

車両用灯具の色替わり機構

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JPH06325603A
JPH06325603A JP5136919A JP13691993A JPH06325603A JP H06325603 A JPH06325603 A JP H06325603A JP 5136919 A JP5136919 A JP 5136919A JP 13691993 A JP13691993 A JP 13691993A JP H06325603 A JPH06325603 A JP H06325603A
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JP
Japan
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globe
reflector
bulb
mirror surface
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP5136919A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Oshio
洋彦 大塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 灯具ボディの前方形成寸法を短くして車両用
灯具の小型化を達成し、色の切り替えを確実にする。 【構成】 リフレクタ1の前方にバルブ10を設け、リ
フレクタ1の反射鏡面5底部に、円筒状の有色透明ガラ
スからなるグローブ16が反射鏡面5から後退可能にな
るように円筒状空隙9を形成する。グローブ16がバル
ブ10位置と後退位置の変位ストロークをもち光軸L方
向に摺動変位するように担持し、灯具ボディ2に設けた
モータ14によって駆動するヘリコイド式グローブ変位
機構21によって両変位位置に移動制御して、照射光色
を無着色又は有色に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照射光色を変えること
ができるフォグランプ等の各種車両用灯具に有用な色替
わり機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用フォグランプの構造
として、図5に示すように、リフレクタ50の後部に開
設したバルブ挿入孔51を介して点灯用のバルブ52を
取り付けると共に、該バルブ52に前面側から被せるよ
うにした有底円筒状の黄色の透明ガラスからなる黄色グ
ローブ53を、上記リフレクタ50の下側に固設したグ
ローブ駆動ユニット54によってリフレクタ50の光軸
方向(矢印A)に変位させる構造の色替わり機構を構成
したものが使用されている。
【0003】即ち、上記フォグランプにより無着色の照
射光を得ようとする場合には、グローブ駆動ユニット5
4によって黄色グローブ53をバルブ52の外周から外
れるように前方へ移動させ(図5の実線で示す位置)、
リフレクタ50の光反射鏡面に照射する光束位置から黄
色グローブ53を後退させる。また、黄色の照射光束を
得ようとする場合には、黄色グローブ53をバルブ52
の外周に位置するように後方に移動させ(図5の一点鎖
線で示す位置)、リフレクタ50の反射鏡面に照射する
光束が該黄色グローブ53を透過するように位置させる
ことにより、照射光色を切り換える構造になるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成によれば、バルブ52の前端と灯具ボディ55に構成
する前面レンズとの間に黄色グローブ53のストローク
に相当する黄色グローブ53の退避空間が必要となるた
め、リフレクタ50から前側の灯具ボディ55前方の形
成寸法が長くなり、特に自動車用フォグランプ等の小型
化を要求される車両用灯具の場合には設計上の問題にな
っていた。
【0005】また、無着色の照射光を得ようとする場合
に、黄色グローブ53をバルブ52の前方に後退させる
構成になるため、若干の出射光束が該黄色グローブ53
を透過して黄色照射光束が少し混在するという欠点を併
有していた。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、灯具ボディの前方形成寸法を短くして小型化
を達成することができると共に、無着色,着色の切り替
えが確実にできるフォグランプ等の各種車両用灯具に有
用なランプの色替わり機構を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用灯具の色替わり機構は、リフレ
クタの前方に配設したバルブからの光を反射する反射鏡
面による反射光束をランプの前方に照射するランプにお
いて、前記リフレクタの反射鏡面の後部に、前記バルブ
に対して外挿した円筒状の有色透明ガラスからなるグロ
ーブが反射鏡面から後退可能になるように円筒状空隙を
形成すると共に、該グローブをバルブ位置と後退位置間
において所定の変位ストロークをもって反射鏡面の光軸
方向に摺動変位するように担持し、灯具ボディに設けた
適宜構成のグローブ変位機構によって上記両変位位置に
移動制御して、照射光色を無着色又は有色に変更するよ
うに構成したことを要旨とするものである。
【0008】
【作用】上記着色したグローブは、前進位置では、反射
鏡面の前方に設けたバルブに外挿するような配置にな
り、バルブから反射鏡面に向かって照射される光束は、
該グローブによって有色の透過光束を形成し、リフレク
タによって前方に照射される有色に着色された照射光色
となる。
【0009】また、着色したグローブの後退位置では、
円筒状空隙に収容されてリフレクタの反射鏡面から後退
するため、バルブから反射鏡面に向かって照射される光
束が該グローブと干渉することがなくなり、リフレクタ
によって前方に照射される光束は無着色となる。
【0010】そして、グローブがリフレクタの反射鏡面
の後方に形成した円筒状空隙に後退収容するように、該
グローブの変位ストロークをバルブから後方に構成した
ことにより、灯具ボディの前方形成寸法を短くして小型
化を達成することができ、また無着色,着色の切り替え
を確実にすることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る車両用灯具の色替わり機
構の実施例を図面に従って説明する。図1及び図2は本
発明の第一の実施例を示すもので、図1は自動車用フォ
グランプの断面図、図2は同色替わり機構部の分解斜視
図である。
【0012】符号1は灯具ボディ2と一体になるリフレ
クタであり、該リフレクタ1の略矩形状の開口端に前面
レンズ3を取り付けて灯室4を構成したものである。こ
のリフレクタ1は、光軸L上に焦点Fを有する反射鏡面
5を構成すると共に、その後部に位置して、光軸Lを軸
心として後方に延びる円筒状のヘリコイド内筒部6を突
設してある。
【0013】上記ヘリコイド内筒部6の後端には、円筒
状のバルブホルダー7がその一端に形成したフランジ部
8を介して小螺子によって固着してあり、該バルブホル
ダー7は、ヘリコイド内筒部6の同芯位置にリフレクタ
1の底部から延びる円筒状空隙9を形成するようになっ
ている。そして、該バルブホルダー7の内端に点灯用に
バルブ10をバルブホルダー7の後側から交換可能に取
り付ける構造になるもので、取り付けた状態で該バルブ
10が反射鏡面5の焦点F位置にあるようになってい
る。
【0014】また、符号11は上記ヘリコイド内筒部6
に対して回動自在に外挿し、バルブホルダー7のフラン
ジ部8によって抜け止め保持した円筒状のヘリコイド外
筒であり、該ヘリコイド外筒11の後端にはリングギヤ
12が周方向に一体的に形成してある。そして、該リン
グギヤ12は、リフレクタ1の一端に取り付けたモータ
支持ブラケット13を介して灯具ボディ2の一側に固設
したモータ14の駆動軸に取り付け固定した駆動ギヤ1
5と噛み合っており、モータ14の回転駆動によってヘ
リコイド外筒11を右又は左に回動する。
【0015】符号16は円筒状の黄色の透明ガラスから
なるグローブであり、その後端には円環状のグローブホ
ルダー17を接着等によって一体に取り付け、上記円筒
状空隙9に対して光軸L方向へ摺動自在になるように挿
入してある。このグローブホルダー17の上下側端に
は、一対のガイドピン18,18が放射方向に突設して
あり、前記ヘリコイド内筒部6に形成した光軸Lと平行
に延びる一対の摺動長孔19,19をそれぞれ貫通し
て、ヘリコイド外筒11の筒内壁に形成した一対のヘリ
コイド溝20,20に対して溝方向へ摺動自在になるよ
うに係合し、ヘリコイド式グローブ変位機構21を構成
する。
【0016】上記色替わり機構を構成したフォグランプ
は、モータ14によってヘリコイド式グローブ変位機構
21を制御駆動し、無着色照射光色と黄色照射光色を切
り換えるものである。
【0017】上記ヘリコイド式グローブ変位機構21
は、ヘリコイド外筒11の回動によって、ヘリコイド溝
20,20に係合したガイドピン18,18を変位する
もので、該ガイドピン18,18はヘリコイド内筒部6
に形成した摺動長孔19,19によって周方向の変位を
阻止されているため、光軸と平行(前後方向)に変位
し、黄色グローブ16を矢印A方向に変位する。
【0018】そして、該黄色グローブ16は、前進位置
(図1の実線位置参照)では、放物反射鏡面5の焦点F
位置にあるバルブ10に外挿するような配置になり、バ
ルブ10から放物反射鏡面5に向かって照射される光束
は、該黄色グローブ16によって黄色の透過光束を形成
し、リフレクタ1によって前方に照射される黄色の照射
光色を得ることができる。
【0019】また、該黄色グローブ16の後退位置(図
1の一点鎖線位置参照)では、完全に円筒状空隙9内に
収容され、リフレクタ1の放物反射鏡面5の後方に後退
するため、バルブ10から放物反射鏡面5に向かって照
射される光束が、該黄色グローブ16と干渉することが
なくなり、リフレクタ1によって前方に照射される無着
色の照射光色を得ることができる。
【0020】次に図3は、本発明に係る車両用灯具の色
替わり機構に関する他の実施例を示すものである。即ち
この実施例では、バルブ10から直接前方に向かって照
射されるリフレクタ1によって反射されない光束をカッ
トするために、バルブ10と前面レンズ3間の光軸L上
に直射光束シェード22を設けたものであり、この直射
光束シェード22は、黄色グローブ16の前進変位を妨
げない変位ストロークの外に取り付けられている。
【0021】この直射光束シェード22は、バルブ10
から直接前方に向かって照射される光束を常時カットす
る構造になるため、円筒状の黄色グローブ16の端部か
ら前方に向かって照射される着色されない前方照射光束
の出射を防止し、黄色照射光色に切り替えたときの色特
性を改善することができる。
【0022】また、本発明の構成によれば、黄色グロー
ブ16がバルブ10の前方に突出しないため、図4に示
すように、該黄色グローブ16の変位ストロークの前端
と前面レンズ3との間に該前面レンズ3に形成したシリ
ンドリカルなレンズステップ23,23…のピッチと等
ピッチのレンズステップ25,25…を形成したインナ
ーレンズ24を光軸方向変位制御可能に取り付け、該イ
ンナーレンズ24の位置をインナーレンズ変位制御機構
(図示せず)によって駆動する構成にすることによっ
て、照射光束を拡散又は収束状態に配向制御することが
可能な色替わりランプを構成することができる。
【0023】尚、前記各実施例の説明では、前方照射光
色を無着色と黄色に切り替えるために、グローブを黄色
の円筒状透明ガラスによって構成しているが、これを赤
色透明ガラス或いは青色透明ガラスに変更することによ
り、切り替える照射光色を変えることができ、フォグラ
ンプだけでなく他の色替わりランプを構成することがで
きることはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る車両用灯具の色替わり機構
は、上記の如く、バルブとリフレクタの反射鏡面間に進
入又は後退する光束着色用の円筒状のグローブがリフレ
クタの反射鏡面の後方に後退するように構成したことに
より、ランプの前方寸法を短くして小型化を達成するこ
とができると共に、無着色,着色の切り替えが確実にで
き、照射光束の色特性を改善することができる特徴を有
するものであり、本発明の実施により得られる効果は極
めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具の色替わり機構を備え
た自動車用フォグランプの一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】色替わり機構部の分解斜視図である。
【図3】色替わり機構の第二の実施例を示す要部断面図
である。
【図4】色替わり機構の第三の実施例を示す要部断面図
である。
【図5】従来の車両用灯具における色替わり機構を備え
た自動車用フォグランプを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 リフレクタ 3 前面レンズ 5 反射鏡面 6 ヘリコイド内筒部 7 バルブホルダー 9 円筒状空隙 10 バルブ 11 ヘリコイド外筒 12 リングギヤ 14 モータ 15 駆動ギヤ 16 黄色グローブ 18 ガイドピン 19 摺動長孔 20 ヘリコイド溝 21 ヘリコイド式グローブ変位機構 22 直射光束シェード 24 インナーレンズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレクタの前方に配設したバルブから
    の光を反射する反射鏡面による反射光束をランプの前方
    に照射するランプにおいて、 前記リフレクタの反射鏡面の後部に、前記バルブに対し
    て外挿した円筒状の有色透明ガラスからなるグローブが
    反射鏡面から後退可能になるように円筒状空隙を形成す
    ると共に、該グローブをバルブ位置と後退位置間におい
    て所定の変位ストロークをもって反射鏡面の光軸方向に
    摺動変位するように担持し、灯具ボディに設けた適宜構
    成のグローブ変位機構によって上記両変位位置に移動制
    御して、照射光色を無着色又は有色に変更するように構
    成したことを特徴とする車両用灯具の色替わり機構。
JP5136919A 1993-05-14 1993-05-14 車両用灯具の色替わり機構 Pending JPH06325603A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861977B1 (ko) * 2006-06-26 2008-10-07 가부시키가이샤 고이토 세이사꾸쇼 차량용 등기구 및 차량용 등기구의 제조 방법
JP2022538893A (ja) * 2019-07-01 2022-09-06 ヴァレオ ビジョン 動力車両のための投影アセンブリ及び前記投影アセンブリを調整するための方法

Cited By (3)

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US7815354B2 (en) 2006-06-26 2010-10-19 Koito Manufacturing Co., Ltd. Vehicle lamp housing with transparent cover welded thereon, and method
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