JPH0632459B2 - 映像信号の記録再生装置 - Google Patents

映像信号の記録再生装置

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JPH0632459B2
JPH0632459B2 JP59025046A JP2504684A JPH0632459B2 JP H0632459 B2 JPH0632459 B2 JP H0632459B2 JP 59025046 A JP59025046 A JP 59025046A JP 2504684 A JP2504684 A JP 2504684A JP H0632459 B2 JPH0632459 B2 JP H0632459B2
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luminance signal
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昇 小島
光 増井
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/87Regeneration of colour television signals
    • H04N9/89Time-base error compensation
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/81Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded sequentially only

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は映像信号を記録再生する装置に係り、特に映像
信号中の輝度信号と色信号とを時分割多重して記録再生
するに好適な映像信号記録再生装置に関する。
〔発明の背景〕
従来の輝度信号と色信号とを時分割多重して記録する方
式として、例えば、輝度信号を4/5に、色信号を線順次
で夫々1/5に時間軸圧縮した後に時分割多重して記録す
る方式がある。
第1図は、この従来の時分割多重記録方式の信号形式を
説明する図である。図において、1aは時間軸圧縮される
前の元の輝度信号、1b,1cは夫々元のUおよびVの色差
信号であり、1dが輝度信号を4/5に、色差信号を線順次
で1/5に時間軸圧縮して時分割多重した信号形式の一例
である。また、1dの信号中の1および2は色差信号の零
レベル基準信号であり、その時間幅が時分割多重された
色差信号UとVとで異なる。この零レベル基準信号の時
間幅の差により、再生時にUとVとの判別を行なうこと
ができる。
しかし、この従来の時分割多重記録方式の欠点は、輝度
信号の帯域幅が確保しにくいことである。すなわち、記
録時に4/5に時間軸圧縮した輝度信号を再生時に5/4に時
間軸伸長して元に戻すため、時間軸圧縮・伸長しない方
式に比べて帯域幅が4/5に減少する。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来技術の欠点をなくし、輝度信号の
再生帯域幅を劣化させることなく、輝度信号と色信号を
時分割多重して記録再生するに適した映像信号の記録再
生装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明においては、輝度信号の帯域幅を確保するため
に、時間軸圧縮されない輝度信号と時間軸圧縮された輝
度信号とをライン毎に切換えた信号を少なくとも時間軸
圧縮された線順次色差信号と水平同期信号に時分割多重
して記録再生する。これにより、視覚的には時間軸圧縮
されない輝度信号により得られる水平解像度を確保する
ことができる。
更に、水平周波数(H)のN(整数倍)のバースト信
号を時分割多重し、このバースト信号を再生信号の時間
基準とすることで、再生時の時間軸伸長により生じるジ
ッタを軽減することができ、再生画質の向上が図れる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第2
図は本発明を実現する記録回路の一実施例を示すブロッ
ク図、第3図は第2図の回路動作を説明する図である。
第2図において、3はビデオ信号発生装置であり、第2
図の2a,2b,2cに示すY,U,Vを出力する。4はスイッ
チ回路であり、U,Vが入力され、出力にはライン毎に
UとVとが交互に現われる線順次色差信号が導かれる。
5,6はアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
コンバータ、7は同期分離回路、8は位相比較回路、9
は1/256分周器、10は1/4分周器、11は1/5分周器、12は5
120HVCOであり、8〜12はPLL(位相同期回
路)を構成し、1/5分周器11および1/4分周器10の出力に
は夫々水平同期信号に位相同期した1024Hおよび256
Hのクロック信号を発生する。13は1/4分周器であ
り、1280Hのクロック信号を発生する。破線で囲んだ
15は上記の1280H,1024H,256Hのクロック信
号発生回路である。14は1/8分周器であり、第3図の3i
に示す160Hのバースト信号を発生する。16はコント
ロール回路であり、クロック信号発生回路15からの夫々
のクロック信号と同期分離回路7からの同期信号とによ
り、17〜20の時間軸変換用RAMの書込みおよび読出し
クロックを発生する。
この一実施例では、RAM1 17は書込みクロックおよ
び読出しクロックが夫々1024Hと1280Hに選ばれ、
ディジタル的に輝度信号Yを4/5に時間軸圧縮する。R
AM18の書込みクロックおよび読出しクロックは共に10
24Hに選ばれ、輝度信号Yを時間軸圧縮しない。RA
M3 19およびRAM4 20の書込みクロックおよび読
出しクロックは夫々256Hと1280Hに選ばれ、色差
信号U,Vをディジタル的に1/5に時間軸圧縮する。21
は合成回路であり、RAM1 17,RAM2 18,RA
M3 19,RAM4 20で時間軸圧縮されたY,U,V
および1/8分周器14からの160Hをディジタル的に合成
する回路、22はこのディジタル信号をアナログ信号に変
換するD/Aコンバータ,23はD/Aコンバータ22の出
力からクロック等の不要成分を取り除くLPF(低域通
過形フイルタ)である。
ここで、コントロール回路16からのRAM1 17,RA
M2 18,RAM3 19,RAM4 20の書込みおよび
読出しクロックのタイミングを夫々第3図の3d,3e,3f,3
gに選び、かつ1/8分周器14からの160Hのバースト信
号のタイミングを第3図の3iに示す34に、色差信号の零
レベル基準信号を第3図の3hに示す32,33に選ぶと、L
PF21の出力には第3図の3jに示すような時分割多重信
号を得る。ただし、第3図の3d〜3gにおいて、"Write"
はRAMへの書込みを、"Read"は読出しを示し、例えば
3dでは"Write"の立上がり点から1024Hのクロックで
n−1がRAM1 17に書込まれ、立下がり点で書込
みが停止し、次の"Read"の立上がり点から1280Hのク
ロックでYn−1がRAM1 17から読出され、立下が
り点で読出しが停止する。
24〜31は従来のビデオテープレコーダと同じ信号処理回
路であり、24はクランプ回路であり、同期信号のDCレ
ベルを設定する。25はエンファシス回路、26はエンファ
シスにより生じるオーバシュートを制限するクリップ回
路、27は周波数変調器、28は書込みアンプ、29はロータ
リートランス、30は回転ビデオヘッド、31はビデオテー
プである。
第2図の本発明の一実施例の特徴は再生信号の時間基準
となるバースト信号をRAMのクロック信号と同様に水
平同期信号に位相同期した信号を用いていることであ
り、これにより記録と再生におけるテープの互換性が向
上する。例えば、バースト信号として任意の周波数を選
ぶと再生時のバースト信号が水平同期信号と同期してい
ないため再生水平同期信号と同期したクロック信号を得
ることが困難となり、正常な元の信号に戻せない。ま
た、互換性も困難となる。
さらに、第3図に示すように、第2図の本発明の一実施
例では、RAM1 17で水平同期信号も輝度信号ととも
に4/5に時間軸圧縮し、かつ夫々の信号の配列を同期信
号、バースト信号、色零レベル基準信号、色差信号V、
時間軸圧縮しない輝度信号、色差信号U、時間軸圧縮し
た輝度信号に選んでいる。これは、水平同期信号をも時
間軸圧縮する場合、時間軸圧縮した輝度信号と水平同期
信号とを連続に配列することで、時分割処理がより容易
となるためである。
第4図は、本発明を用いた再生回路の一実施例を示すブ
ロック図、第5図,第6図は第4図の回路動作を示す説
明図である。
第4図において、29,30,31は第2図の記録回路と同じロ
ータリートランス、回転ビデオヘッド、ビデオテープで
ある。35〜42は従来のビデオテープレコーダの再生回路
であり、35,36は再生ヘッドアンプ、37はヘッド切替ス
イッチ回路、38はFMイコライズ回路、39はリミタ回
路、40は周波数復調回路、41はLPF、42はデイエンフ
ァシス回路であり、デイエンファシス回路42の出力には
第5図の5aに示す時分割多重信号が得られる。この時分
割多重信号はクランプ回路43で例えば同期レベルをDC
クランプされ、A/Dコンバータ55でアナログ信号から
ディジタル信号に変換される。44は同期分離回路で、第
5図の5aに示す2ライン周期の水平同期信号および垂直
同期信号を分離する。45はバーストゲート回路であり、
同期分離回路44からの同期信号よりゲートパルスを作
り、再生時分割多重信号5aより160Hのバースト信号3
4が取らえられ、位相比較回路46に導かれる。この位相
比較回路46ではこのバースト信号34と例えば5120HV
CO12の出力を1/32分周した160Hの信号とが位相比
較され、5120HVCO12がバースト信号34に位相同期
するように制御される。47はバースト信号34に位相同期
した1280H,1024H,256Hのクロック信号発生
回路、48は51〜54の時間変換用RAMおよびラッチ回路
55の書込みおよび読出しクロックを発生するコントロー
ル回路である。
RAM5 51は書込みクロックおよび読出しクロックが
夫々1280Hと1024Hに選ばれ、ディジタル的に輝度
信号を5/4に時間軸伸長する。RAM6 52は書込みお
よび読出しクロックは共に1024Hは選ばれ、輝度信号
を時間軸伸長しない。RAM7 53およびRAM8 54
の書込みクロックおよび読出しクロックは夫々1280H
と256Hに選ばれ、線順次色差信号U/Vを5倍に時
間軸伸長する。これらのRAM5 51,RAM6 52,
RAM7 53,RAM8 54の書込みおよび読出しクロ
ックのタイミングを夫々第5図の5b,5c,5d,5eに選び、
夫夫"Write"の立上り点からRAMへの書込みを開始
し、"Write"の立下り点で書込みを停止し、次の"Read"
の立上り点からRAMからの読出しを開始し、立下り点
で読出しを停止する。このようにして、夫々のRAMか
らの読出したディジタル信号をD/A変換器56〜58に導
き、アナログ信号に変換した後、LPF62〜64に導くこ
とで、LPF62〜64の出力には夫々第5図の5g〜5iに示
すY,U,V信号が得られる。ただし、第4図には図示
していないが、RAM5 51およびRAM6 52とも読
出しが行なわれていない期間は、第5図5fのペデスタル
レベルが挿入される。同様にRAM7 53およびRAM
8 54とも読出しが行なわれていない期間は第5図の再
生時分割多重信号5a中の色差零レベル基準信号より復元
された色差零レベルが挿入される。
70は同期付加回路であり、LPF62からの水平同期信号
が2ライン周期の複合輝度信号5gに同期発生器49からの
同期信号を付加し、5jのような正常に同期信号が挿入さ
れた複合輝度信号5jを得る。71,72,73は第5図5j,5h,5i
相当のY,U,Vの出力端子である。
第4図および第5図に示した本発明の再生回路の一実施
例の特長は、バーストゲート回路45で抜き出された再生
バースト信号を位相比較器46の基準信号としていること
である。従来は一般に基準信号として同期信号が用いら
れていたが、これに対して第4図の実施例のように160
Hのバースト信号を例えば約2μs期間多重すると、
パルス数は約5ケとなり、同期信号を基準信号とする場
合に比べて検波感度が向上し、クロック発生回路47から
のクロック信号の時間基準の再生バースト信号への追従
性が向上し、時間軸伸長時に生じていたジッタの増大を
軽減することができる。
また、同期信号を時間基準とする場合に同期信号の波形
歪および波形なまり等により時間基準の変動に生じ、互
換性の劣化、輝度信号と色信号との時間ずれ等を招いた
のに対し、単一周波数のキャリアを時間基準とすること
で、再生バースト信号の波形歪や波形なまり等の軽減が
図れ、互換性および輝度信号と色信号との時間ずれ等を
向上することができる。
また、本発明において、時分割多重信号の配列を第3図
の3jおよび第5図の5aのように時間軸圧縮された線順次
色差信号の時間間隔が約1水平期間となるよう選んだ場
合、第4図の本発明の一実施例のように、色差信号用R
AMはRAM7 53とRAM8 54と2系統で良く、色
差信号用RAMのビット数を最小にすることができる。
これは、第5図の5d,5eに示すようにRAM7 53とR
AM8 54の書込み期間が共に互いの読出し期間と時間
的に重ならないためである。
以上の第4図の一実施例の説明図として用いた第5図の
動作説明では、再生時に時間軸伸長された狭帯域の輝度
信号Y(N)と時間軸伸長されない広帯域の輝度信号Y(W)
という帯域幅の異なる輝度信号が1ライン毎に交互に得
られる。一般に、ライン毎に帯域幅が異なる場合にはフ
リッカや、斜め方向のエッジが階段状になるという画質
劣化を伴なう。しかし、本発明では、再生時の輝度信号
の伸長率を伸長しない場合に対して5/4倍と比較的小さ
く選んでいるため、上記フリッカや斜め方向のエッジが
階段状になる影響は小さく、帯域的な補償を何ら施こす
ことなく視覚的に広帯域側の輝度信号の解像度を得るこ
とができる。
第6図は、第4図の再生回路の一実施例において、再生
時に時間軸伸長する側の狭帯域側の輝度信号Y(N)に帯
域補償することにより、上記の第5図の説明図の場合よ
りもより画質向上を図る場合の説明図である。
第4図において、55はディジタル信号に変換されたRA
M6 52に入力される時間軸伸長しない側の輝度信号Y
(W)のデータが入力されるラッチ回路、59はD/A変換
器、60はアナログ信号に変換された広帯域側の輝度信号
Y(W)の高域成分Y(H)を取り出すHPF(高域通過形フ
イルタ)、61はRAM5 51で時間軸伸長された後にD
/A変換器56でアナログ信号に変換された狭帯域の輝度
信号Y(N)に上記の広帯域輝度信号Y(W)の高域成分Y
(H)を加算する加算器であり、以上により帯域補正が施
される。第6図において、6aはデイエンファシス回路42
出力の時分割多重信号、6bはRAM5 51の書込みおよ
び読出しクロックのタイミング、6cはRAM6 52の書
込みおよび読出しクロックのタイミング、6dはラッチ回
路55のラッチ用の1024Hクロックのタイミング、6eは
D/A変換器56出力の複合輝度信号であり、広帯域輝度
信号Y(W)と狭帯域輝度信号Y(N)が1ライン毎に交互に
現われる。6fはD/A変換器59出力の広帯域輝度信号Y
(W)であり、6gは6fの広帯域輝度信号Y(W)の高域成分Y
(H)を6eの複合輝度信号に加算した場合に得られる出力
端子71の帯域補正された信号である。
第7図は第2図に示す本発明を実現する記録回路とは異
なった一実施例を示すブロック図、第8図は第7図の実
施例の回路動作の一例を示す図である。
第7図は第2図とほぼ同じであり、異なるところは第2
図の1/8分周器14の代わりに信号発生器74を備えている
ことであり、信号発生器74には同期分離回路からの同期
信号とクロック発生回路15からの水平同期信号に位相同
期したクロック信号が導かれ、例れば第8図の8hのよう
な水平同期信号が約4/5に時間軸圧縮された同期信号75
と水平同期信号に同期した例えば160Hのバースト信
号34と、色差零レベル基準信号32から構成された信号の
ディジタルデータが出力され、合成回路21に導かれる。
第8図の回路動作の一例では、第8図の8a,8b,8cがビデ
オ信号発生回路3のY,U,Vであり、8d,8e,8f,8gが
RAM1 17,RAM2 18,RAM3 19,RAM4
20へのデータの書込みおよび読出しタイミングであ
る。また、夫々のRAMの書込みおよび読出しクロック
周波数は第2図の一実施例と同じである。このようにし
て、RAM1 17からの4/5に時間軸圧縮された輝度信
号、RAM2 18からの時間軸圧縮されない輝度信号、
RAM3 19とRAM4 20からの1/5に時間軸圧縮さ
れた線順次の色差信号および信号発生器74からの信号8h
とが合成回路21でディジタル的に時分割多重され、D/
A変換器22に導かれ、アナログ信号に変換される。この
ようにして得られたLPF23の出力の時分割多重信号の
例が第8図の8iである。
この第8図の8iに示す時分割多重信号の特徴は、第3図
の3jと異なり、水平同期信号後のバックポーチのDCレ
ベルを色差零レベルに選び、この色差零レベルにAC的
にバースト信号を多重していることである。このように
バースト信号をAC的に多重することで、再生時のバー
スト信号の零クロス点の検出精度を向上することが可能
となる。このため、本発明のように時分割多重信号にバ
ースト信号を多重して記録し、再生時にバースト信号を
時間基準として用いる場合、この時間基準精度が向上
し、再生画質の向上が図れる。
第9図は、第8図とは異なった本発明の時分割多重信号
形式の一実施例の説明図である。
第9図において、9aは第7図のビデオ信号発生器3から
の輝度信号、9bはスイッチ回路4からの線順次色差信
号、9c,9d,9e,9fは夫々RAM1 17,RAM2 18,
RAM3 19,RAM4 20のディジタルデータの書込
みおよび読出しタイミングである。9gは信号発生器74か
らの同期信号75とバースト信号34と色差零レベル32の出
力信号である。以上の信号を第8図と同様に時分割多重
することにより、9hの時分割多重信号を得ることができ
る。
この第9図の9hに示す時分割多重信号の特徴は、バース
ト信号を同期信号の後ではなく、多重された輝度信号と
色差信号の間に配列していることである。これは、時分
割処理において輝度信号と色差信号との間に生じる約2
μsの時間をバースト信号期間に割りあてたものであ
り、同期信号のバックポーチ期間を広くとれる。このた
め、ペデスタルクランプが容易になるなどの特長があ
る。
また、第9図の9hのように、時間基準のバースト信号の
後に色差Vを配列することにより、視感度が高いVを視
感度の低いUに比べてよりジッタを軽減することができ
るため、画面上における色ジッタが視覚的に軽減され
る。また、バースト信号により近い側に圧縮された側の
輝度信号を配列することにより、輝度信号のジッタ軽減
が図れる。
第10図は、第8図,第9図とは異なった本発明の時分割
多重信号形式の一実施例の説明図である。
第10図は第9図とほぼ同じであり、9aは第7図のビデオ
信号発生器3からの輝度信号、10bはスイッチ回路4か
らの線順次色差信号、10c,10d,10e,10fは夫々RAM1
17,RAM2 18,RAM3 19,RAM4 20のデ
ィジタルデータの書込みおよび読出しタイミングであ
る。10gは信号発生器74からの同期信号75、バースト信
号34、色差零レベル32,33の出力信号である。以上の信
号を第8図,第9図と同様に時分割多重することによ
り、10hの時分割多重信号を得ることができる。
この第10図の10hに示す時分割多重信号の特徴は、同期
信号75の後に時間基準のバースト信号34、色差V、時間
軸圧縮した輝度信号、色差U、時間軸圧縮しない輝度信
号の順に配列することである。このように、時間軸圧縮
された輝度信号をバースト信号の近い側に設けることに
より、再生時に時間軸伸長することにより一般に増大す
る側の輝度信号のジッタが軽減でき、画質向上が図れ
る。さらに、視感度の大きい色差Vをバースト信号の近
い側に設けることにより、色ジッタの視覚的軽減が図れ
る。
また、第10図の一実施例では、信号発生器74からの信号
10gを色差信号U,Vの多重期間は色差零レベル32,33、
輝度信号Yの多重期間は、ペデスタルレベルまたは黒レ
ベルに選び、データの時間軸多重においてエラーが生じ
た場合に色差信号U,V期間には色差零レベル32,33
を、輝度信号Y期間には黒レベルを多重することによ
り、エラー時に生じる画質劣化が視覚的に目立たないよ
うに図ることができる。
第11図は第7図とは異なった本発明を実現する記録回路
の一実施例である。
第7図と異なるところは、第7図の信号発生器74がディ
ジタルの同期信号74やバースト信号34を出力していたの
に対し、第10図の一実施例では、信号発生器76でアナロ
グ的に第8図,第9図,第10図に示す同期信号75,バー
スト信号34,色差零レベル32,33を作り、加算器77でア
ナログ的にこれらの信号を時分割多重する。このよう
に、アナログ的に多重することにより、同期レベル分だ
けD/A変換器22のダイナミックレンジを増大すること
ができる。
以上の本発明の実施例では、バースト信号として160
Hを用いた場合についてのみ説明しているが、本発明は
160Hに限定されるものではなく、Hの整数倍の値
であれば良い。
また、時間軸変換用RAMのクロック信号周波数として
1280H,1024H,256Hの場合についてのみ説明
しているが、本発明はクロック周波数に限定されるもの
ではなく、例えば、1000H,800H,200Hでも良
く、3つのクロック周波数の関係が5MH,4MHz,M
H(ただし、Mは整数)であれば、本発明を実現する
ことができる。
さらに、本発明はビデオテープレコーダの場合について
のみ説明しているが、VTRにのみ限定されるものでは
なく、ビデオディスク,電子スチルカメラなどの映像信
号の記録再生装置に適応される。
〔発明の効果〕
本発明を用いることにより、輝度信号と色信号とを時分
割多重して記録再生する場合に生じる輝度信号の帯域劣
化に伴なう水平解像度の減少が補える。また、本発明の
ようにバースト信号を用いることによりこのような時分
割多重記録再生で生じる輝度ジッタおよび色ジッタの軽
減が図れる。さらに、輝度信号と色信号の時間ずれ補正
を図ることも可能となり、互換性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の時分割多重記録方式の信号形式を説明す
る波形図、第2図は本発明を実現する記録回路の一実施
例を示すブロック図、第3図は第2図の動作説明および
本発明の信号形式の一実施例を示す波形図、第4図は第
3図の本発明を再生する回路の一実施例を示すブロック
図、第5図は第4図の回路動作の一例を示す波形図、第
6図は第4図の回路動作で、輝度帯域補正手段の一例を
説明する波形図、第7図は本発明を実現する記録回路の
他の実施例を示すブロック図、第8図は第7図の動作説
明および本発明の実施例を示す波形図、第9図は第8図
とは異なった本発明の他の実施例を示す波形図、第10図
は、第8図,第9図とは異なった本発明の他の実施例を
示す波形図、第11図は、第7図とは異なった本発明を実
現する記録回路の他の実施例を示すブロック図である。 〔符号の説明〕 3…ビデオ信号発生器、 5,6…A/D変換器、 15…クロック発生器、 16…コントロール回路、 17〜19…RAM、 21…合成回路、 22…D/A変換器、 32,33…色差零レベル基準信号、 34…バースト信号、 45…バーストゲート回路、 47…クロック発生器、 48…コントロール回路、 49…同期信号発生器、 50…A/D変換器、 51〜54…RAM、 55…ラッチ回路、 57〜59…D/A変換器、 70…同期付加回路、 74,76…信号発生器、 75…同期信号、 77…加算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも輝度信号と第1及び第2の色差
    信号を記録再生する装置であって、入力された前記輝度
    信号を1水平走査期間毎に第1の輝度信号と第2の輝度
    信号とに交互に振り分け、第1の輝度信号については1
    未満乃至2/3程度の比率で時間軸圧縮して出力し、第
    2の輝度信号については時間軸圧縮せずに、そのまま出
    力する輝度信号圧縮手段と、入力された前記第1及び第
    2の色差信号を1水平走査期間毎にそれぞれ1/3以下
    の比率で時間軸圧縮して出力する色差信号圧縮手段と、
    前記輝度信号圧縮手段からの第1及び第2の輝度信号、
    前記色差信号圧縮手段からの第1及び第2の色差信号、
    前記第1の輝度信号と同一の比率で時間軸圧縮さた水平
    同期信号、並びに水平走査周波数の整数倍の周波数を持
    つバースト信号を入力し、2水平走査期間の間に、前記
    第1の輝度信号の期間、第2の輝度信号の期間、第1の
    色差信号の期間、第2の色差信号の期間、水平同期信号
    の期間、及びバースト信号の期間が、それぞれ、1箇所
    ずつ配置されるように、前記第1及び第2の輝度信号、
    第1及び第2の色差信号、水平同期信号、並びにバース
    ト信号を時分割多重して出力する合成手段と、を具備し
    て成ることを特徴とする映像信号の記録再生装置。
JP59025046A 1984-02-15 1984-02-15 映像信号の記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0632459B2 (ja)

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ZA873823B (en) * 1986-06-03 1988-01-27 Scientific Atlanta Improving immunity to channel distortions of mac signal

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