JPH0632458A - 粉体供給装置 - Google Patents

粉体供給装置

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Publication number
JPH0632458A
JPH0632458A JP18546392A JP18546392A JPH0632458A JP H0632458 A JPH0632458 A JP H0632458A JP 18546392 A JP18546392 A JP 18546392A JP 18546392 A JP18546392 A JP 18546392A JP H0632458 A JPH0632458 A JP H0632458A
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JP
Japan
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powder
disk
rotor
hopper
discharge port
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Pending
Application number
JP18546392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Hirano
光 平野
Masashi Nishigaki
雅司 西垣
Masahide Tsujishita
正秀 辻下
Yukiyoshi Fukano
行義 深野
Masamichi Ipponmatsu
正道 一本松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH0632458A publication Critical patent/JPH0632458A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 モータ83により水平回転する円盤24の上
面に、周方向に延びる周溝28が設けられ、排出口84
が前記周溝28の上方に配されたホッパー82が前記円
盤24の上方に設けられ、前記ホッパー82内の粉体を
前記排出口84を介して前記周溝28に定量的に充填で
きるようにした粉体供給装置Aであって、前記ホッパー
82における排出口84近傍に、該排出口84における
粉体を撹拌するとともに、前記排出口84を経て円盤の
上面にまで達した粉体を摺切るための回転子90を設け
た。 【効果】 本発明の粉体供給装置により、ホッパー内の
粉体を一定量ずつ確実に周溝に充填することができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体供給装置に関する
ものであり、詳しくは、多数のトレーサー粒子からなる
粉体を、速度計測あるいは可視化しようとするガスや液
化ガス等の流体に定量的に供給するための粉体供給装
置、溶射、例えばプラズマ溶射に用いる粉体供給装置、
食料品の製造工程において添加物を供給する際に用いる
粉体供給装置、あるいは粗鋼、特殊鋼の精練工程におい
て、添加剤である石灰や蛍石あるいはニッケル化合物を
反応系に供給する際に用いる粉体供給装置等に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】例えば、
レーザードップラー流速計や写真撮影などにより行なう
流体の計測には、トレーサー粒子を使用するのが一般的
である。
【0003】すなわち、計測しようとするガスや液化ガ
ス等の流体の中に、多数のレーサー粒子からなる粉体を
一定量ずつ混入し、前記トレーサー粒子の流動速度から
流体の速度を計測したり、また流体と一緒に流動するト
レーサー粒子を写真撮影して流体を可視化することによ
り、流体の流動分布を計測している。そのため、前記ト
レーサー粒子を計測しようとする流体にいかに一定量ず
つ供給するかという問題は、上記した測定の精度と能率
に大きくかかわってくる。
【0004】図15〜図16に基づいて、従来の粉体供
給装置Dを説明する。図に示すように、装置本体100
におけるケーシング101の内部には、モータ(図示せ
ず)の駆動により回転する円盤102が水平回転自在に
取り付けられている。この円盤102の上面には、周方
向に延びる周溝103が刻設されている。
【0005】前記円盤102の上には、ノズル板体10
4がケーシング101に固定されて載置されている。し
たがって、円盤102が回転してもノズル板体104は
回転せず、前記円盤102は前記ノズル板体104の下
面104aを摺動することになる。
【0006】前記ノズル板体104における周溝103
に相当する部分には、図に示すように、厚み方向に貫通
する粉体充填孔105および粉体供給孔が設けられてい
る。前記粉体充填孔105および粉体供給孔は、それぞ
れ上部が径大となっている。前記粉体充填孔105の上
部には、ケーシング101を貫通したホッパー106の
下部106aが嵌め込まれる。一方、粉体供給孔107
の上部には、ケーシング101を貫通した粉体供給管1
08の下部が嵌め込まれる。なお、符号109は、ゴム
パッキングを示す。
【0007】しかるに、前記ホッパー106の内部は粉
体充填孔105を介して周溝103と連通可能となり、
一方、前記粉体供給管108の内部は粉体供給孔107
を介して周溝103と連通可能となる。
【0008】上記構成の粉体供給装置Dにおいて、ホッ
パー106内部の粉体は、撹拌棒111を備えた撹拌装
置110により撹拌されながら、前記粉体充填孔105
を下方に流れて周溝103に充填され、円盤102の回
転に伴って粉体供給孔107に相当する位置にまで搬送
され、前記粉体供給管108の内部を通って外部に供給
されるように期待されたものである。なお、前記撹拌棒
111はホッパー106内部を縦方向に延び、該ホッパ
ー106上部に設けられたモータの出力軸(図示せず)
と連結されている。しかるに、前記モータが駆動するこ
とにより、撹拌棒111が回転して、ホッパー106内
の粉体を撹拌することができる。
【0009】しかしながら、粉体、特に粒子径の小さい
粉体がホッパー106の内部に充填されている場合、ホ
ッパー106内の粉体を前記撹拌棒111により撹拌し
ても、排出口112近傍の粉体を撹拌するまでには至ら
ない場合があり、周溝103への充填が充分に行なわれ
ない、つまりホッパー106内部において、粉体が排出
口112に向けてうまく流れないという問題があった。
これに対し、前記撹拌棒111を、該撹拌棒111の下
端部111aがホッパー106の排出口112のわずか
上方にまで達するように伸ばし、これを回転させて排出
口112近傍における粉体をも撹拌すれば一応上記問題
は解決できるが、撹拌棒111を長く伸ばせば伸ばすほ
ど、当然のことながら撹拌棒111の下端部111aを
同心円上に回転させることが難しくなり、下方に行くに
したがって先細となっているホッパー106の内面に衝
突して撹拌棒111が損傷するなど、目的が達成されな
い場合が生じる。
【0010】そこで、本発明者らは、いかにしてホッパ
ー内の粉体を一定量ずつ確実に周溝に充填することがで
きるかについて鋭意検討を重ねた結果、ホッパーの排出
口近傍を撹拌するとともに、前記排出口を経由して円盤
上面にまで達した粉体を摺切るようにすれば、効率よく
粉体を前記周溝に充填することができることを見い出
し、本発明に至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の粉体供給装置
は、モータ等の駆動手段により水平回転する円盤の上面
に、周方向に延びる周溝を設け、排出口の一部が前記周
溝の上方に配されたホッパーを前記円盤の上方に設け、
前記ホッパー内の粉体を前記排出口を介して前記周溝に
定量的に充填できるようにした粉体供給装置であって、
前記ホッパーにおける排出口近傍に、該排出口近傍にお
ける粉体を撹拌する摺切り充填手段が設けられ、前記摺
切り充填手段は、排出口に相当する円盤の上面を摺り動
くか、あるいは円盤の上面のわずか上方を該上面に添っ
て動く摺切り部材を備えてなるものである。
【0012】請求項2のように、下端部が円盤の上面と
接触状態、あるいは近接状態にある摺切り羽板を備えた
円筒状の回転子を、その軸心が円盤上面に対し垂直をな
すようにして、前記排出口近傍に回転可能に設けること
が好適である。
【0013】
【作用】本発明の粉体供給装置にあっては、排出口近傍
に設けた摺切り充填手段により、排出口近傍における粉
体も撹拌されるので、粉体が排出口に向けて滞ることな
く流れていく。また、前記排出口を経由して円盤上面に
まで達した粉体を摺切り部材により摺り切って周溝に充
填するので、周溝への粉体の充填が確実に行なわれ、外
部への粉体供給量に誤差をもたらすような心配はなくな
る。
【0014】請求項2の粉体供給装置において、前記排
出口近傍に配した回転子の回転に伴なって該排出口近傍
における粉体を撹拌でき、粉体が円筒状をなした前記回
転子の内部空間を通って排出口に向けて滞ることなく流
れていく。しかも前記回転子の回転に伴なって排出口に
相当する円盤の上面、あるいは該上面のわずか上方を摺
り動く前記摺切り羽板により、円盤上面にまで達した粉
体を摺り切って周溝に充填していくことができる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0016】図1は粉体供給装置Aの縦断面図であり、
図2はその一部分解斜視図である。図において、符号1
0は、土台12の上に設置されてなるモータであり、符
号14は、前記モータ10の出力軸を示す。この出力軸
14は、軸方向中央部に小ギア16を装着してなるパイ
プ18の下部と連結されている。
【0017】符号20は、縦方向に延びる硬質金属製の
主軸22の下部に装着されてなる大ギアであり、前記小
ギア16と噛み合っている。
【0018】符号24は、前記主軸22に装着されてな
る円盤である。モータ10の駆動により小ギア16が回
転するとともに大ギア20が回転し、これにともなって
前記主軸22および円盤24が回転する仕組みとなって
いる。なお、符号26は、前記主軸22を回転自在に支
持するための軸受である。
【0019】前記円盤24の径方向中央部に前記主軸2
2が貫通している。また、前記円盤22の上面には、周
方向に延びる周溝28が刻設されている。
【0020】符号30は、図7に明瞭に示すように、前
記円盤24を内部に収納する平面円形のケーシングであ
る。このケーシング30は、円筒状のケーシング本体3
0aと、該ケーシング本体30aの上部に取り付けら
れ、ケーシング本体30aの上面開口部を閉塞する蓋板
30bと、ケーシング本体30aの下部に取り付けられ
た底板30cとからなっている。
【0021】前記蓋体30bには、径方向中央部を挟ん
で相対向する位置に、該蓋体30bを厚み方向に貫通す
るホッパー用穴32と粉体供給管用穴34とが設けられ
ている。
【0022】前記ケーシング本体30aの下部は、内方
に向かって延びるフランジ31となっており、このフラ
ンジ31の上面には周方向所定間隔ごとにスラストリン
グ38が取り付けられている。前記円盤24は、前記し
た複数のスラストリング38の上に載った状態にあり、
円盤24の回転を支持している。また、スラストリング
38を設けた部分の外方には周方向所定間隔ごとに、前
記フランジ31を厚み方向に貫通する空気吹上げ溝40
が設けられている。
【0023】前記底板30cの径方向中央部には前記主
軸22を挿通するための中央開口部42が設けられてい
るとともに、上面には周方向に延びる空気流通用の凹部
44が設けられている。この凹部44は、前記空気吹上
げ溝40と連通するものであるとともに、前記凹部44
には、任意の位置において底板30cを貫通する貫通孔
46を有している。
【0024】ケーシング30内の空気圧は、外部の空気
圧よりも高くなっている。外部の空気圧よりも高くする
たのケーシング30内への空気の送入は、前記貫通孔4
6を介して行なわれる。すなわち、空気吹込装置(図示
せず)から延びる空気送入管48の先端が、前記貫通孔
46に差し込まれている。
【0025】符号50は、前記円盤24の上に配された
ノズル板体である。このノズル板体50は、中央部にお
いて、前記主軸22を挿通するための軸孔52が開けら
れている。
【0026】符号54は、ノズル板体50を厚み方向に
貫通する粉体充填孔である。また、符号56は、前記軸
孔52を挟んで前記粉体充填孔54と対向位置に設けら
れた粉体供給孔である。この粉体供給孔56は、粉体充
填孔54と同様、ノズル板体50を厚み方向に貫通する
ものである。
【0027】前記粉体充填孔54は、上半分を構成する
嵌込み凹部60と、該嵌込み凹部60の中央から下方に
向けて延びる小孔62とからなっている。前記小孔62
は、下方にゆくにしたがって径小となっている。また、
前記粉体供給孔56は、上半分を構成する嵌込み凹部6
4と、該嵌込み凹部64の中央から下方に向けて延びる
小孔66とからなっている。
【0028】前記ノズル板体50は、両端部が一部切り
欠かれている。符号68はその切欠部を示すものであ
る。ケーシング30におけるケーシング本体30aの相
対向する位置から差し込まれた合計2本の係止軸70の
先端が、前記切欠部68に各々嵌め込まれて、前記ノズ
ル板体50とケーシング30としっかりと固定されてい
る。これにより、円盤24が回転してもノズル板体50
は回転せず、円盤24は回転に伴ってノズル板体50の
下面を摺動するようになっている。上記のように前記ノ
ズル板体50を円盤24の上に載せて固定した状態にお
いて、該ノズル板体50に設けた粉体充填孔54と粉体
供給孔56とは周溝28の直ぐ上に配され連通可能とな
る。
【0029】符号76は、ケーシング30を貫通する粉
体供給管である。この粉体供給管76は、装置本体1の
内部と外部とを連通可能にするものであり、その内部空
間はノズル板体50における粉体供給孔56と連通可能
に設けられている。説明を加えると、前記粉体供給管7
6は、円板状のフランジ部76aを境にして上側を構成
する細管部76bと、下側を構成する嵌込み部76cと
からなっている。
【0030】上記構成の粉体供給管76は、その嵌込み
部76cをケーシング30における蓋体30bに設けた
粉体供給管用穴34に貫通させた状態でケーシング30
の外側に備えられるとともに、前記嵌込み部76cの下
端部が、ノズル板体50に設けた嵌込み凹部64に嵌込
まれる。
【0031】符号82は、前記周溝28に粉体を定量的
に充填するためのホッパーである。前記ホッパー82
は、大きく分けて、上半分を構成する円筒体82aと、
この円筒体82aの上側開口部に嵌め込まれる嵌着体8
2bと、該嵌着体82bの上に載置される蓋体82c
と、前記円筒体82aの下端部から下方に続くシュート
部82dとからなっている。また、前記シュート部82
dの下部は、円筒状の嵌込み部81となっており、該嵌
め込み部81の内部には、後述する回転子を収納するた
めの回転子収納空間85が形成されている。
【0032】符号84は、前記ホッパー82の下端部に
形成する排出口である。上記構成のホッパー82は、そ
の嵌込み部81をケーシング30における蓋体30bに
設けたホッパー用穴32に貫通させた状態でケーシング
30の上に載った状態で備えられるとともに、前記嵌込
み部81の下端部が、ノズル板体50に設けた嵌込み凹
部60に嵌込まれ、ホッパー82の内部と、ノズル板体
50における粉体充填孔54(延いては周溝28)とは
連通可能となっている。
【0033】なお、前記ホッパー82における嵌込み部
81をノズル板体80に設けた嵌込み凹部60に嵌め込
む際、予め、リング状パッキン88を前記嵌込み凹部6
0に嵌入しておくことが好適である。
【0034】符号79は、ホッパー82の内部に配され
た撹拌棒であり、前記蓋体82cの上に載置されたモー
タ83から延びる出力軸と連結されている。しかるに、
前記モータ83の駆動により、前記撹拌棒79が回転す
ることになる。なお、前記撹拌棒79には、図3に示す
ように、コの字状をなす混ぜ棒87が4本取付けられて
いる。
【0035】また、前記撹拌棒79の下部において、図
4に示すように、軸方向に対して直交する方向に4本の
横軸89が延びている。
【0036】図5は、前記回転子収納空間85に配され
る回転子90斜視図である。この回転子90は、大きく
分けて、円筒体90aと、該円筒体90aの上面から軸
方向に延びる4本の伝動軸90bと、円筒体90aの内
部に配された平面十字形の摺切り羽部材90cとからな
っている。前記摺切り羽部材90cは、前記円筒体90
aから下方に突出する突出部90dを中央部に有してい
る。前記突出部90dは、ノズル板体50における小孔
62に配されるものであり、小孔62の形状に合致し
た、すなわち下方に行くにしたがって横幅が小さくなる
形状となっている。なお、前記円筒体90aの内部に配
される摺切り羽部材90cとしては、平面十字形のもの
にも限らず、平面一文字形、つまり平らな板体であって
も構わない。あるいは、平面から見た場合〜状に波打つ
ような形状のものであっても構わない。さらに、図14
に示すような切欠部99を設けることもできる。このよ
うな切欠部99を、摺切り羽部材90cにおける突出部
90dに設ける場合、中心を外した箇所に設ける方が好
ましい。
【0037】上記構成の回転子90を前記回転子収納空
間85に配するわけであるが、この時、図8に明瞭に示
されるように、撹拌棒79に設けた横軸89の直ぐ下に
前記回転子90における円筒体90aが配されるととも
に、回転子90における突出部90dの下端部が円盤2
4の直ぐ上に位置するように、あるいは円盤24と接触
させて回転子90が配される。これにより、モータ83
の駆動により撹拌棒79が回転すれば、回転動力が横軸
89から伝動軸90bに伝わり、回転子90を回転せし
める。回転子90の回転に伴ない、ホッパー82の排出
口84近傍の粉体が撹拌され、これによりホッパー82
内の粉体は回転子90の中を通って下向きに流れ、排出
口84および粉体充填孔54を介して一部は周溝28の
内部に充填され、他は円盤24の上面にまで達する。
【0038】さらに、回転子90の回転に伴ない、図6
に示すように、前記摺切り羽部材90cが回転し、これ
によって円盤24の上面にまで達した粉体を該摺切り羽
部材90cが摺切るように確実に周溝28に充填してい
く。なお、前記撹拌軸79の下端部が多少の偏心を起こ
したとしても、前記回転子90が回転子収納空間85内
に配されている限り、該偏心は回転子90には伝わら
ず、回転子収納空間85内にて回転子90は円滑に回転
する。
【0039】本実施例では、回転子収納空間85の上方
に、内方に向かって延びる突部91を設けたホッパー8
2を示したが、図9に示すように、このような突部91
を設けないホッパー82であっても構わない。前記突部
91は必ずしも必要ではないが、突部91を設けること
により、回転子90自身の上下動を規制できるので好ま
しい。
【0040】前述したようにケーシング30の内部の空
気圧は、外部の空気圧よりも高くなっている。この圧力
差により、ケーシング30内において、前記ノズル板体
50の下方に位置する周溝28内に空気が流入し、周溝
28を流れて小孔66の下側開口部にまで達し、該小孔
66および供給凹部64を介して粉体供給管76の中に
流れ込み、次いで前記粉体供給管76の中を通って装置
本体1の外部に排出される、といった空気流動が起こっ
ている。
【0041】一方、周溝28内に充填された粉体は、円
盤24の回転に伴って前記ノズル板体50にまで搬送さ
れ、さらなる円盤24の回転によってノズル板体50の
下方に入り込む。ここで、前述したような空気流動と合
流し、該空気流動にのって装置本体1の外部に定量的に
供給されることになる。
【0042】本発明の他の実施例を図10および図11
に基づいて説明する。図10は、ホッパー82の内部を
明瞭に示すために、該ホッパー82を縦割りにして表し
た斜視図である。符号21はモータであり、出力軸21
aが下方に延び、該出力軸21aの下端部が、コイルス
プリング23aにより構成された上下方向に伸縮自在の
バネ部材23と連結されている。前記バネ部材23の下
端部からは、ホッパー82の下部における嵌込み部81
内部に形成する回転子収納空間85にまで撹拌棒25が
真っ直ぐ延びている。符号27は回転子であり、前記撹
拌棒25の下端部に固定されている。前記回転子27
は、大きく分けて、円筒体27aと、該円筒体27aの
内部に配された平面十字形の摺切り羽部材27cとから
なっている。前記摺切り羽部材27cは、前記円筒体2
7aから下方に突出する突出部27dを中央部に有して
いる。前記突出部27dは、ノズル板体50における小
孔62に配されるものであり、小孔62の形状に合致し
た、すなわち下方に行くにしたがって横幅が小さくなる
形状となっている。
【0043】符号19は、横方向に延びる軸受け棒であ
り、中央部に縦方向に延びる貫通孔19aが設けられて
いる。前記撹拌棒25は前記貫通孔19aに挿通されて
配され、これにより、前記撹拌棒25は中心がブレない
ようになっている。
【0044】上記構成のホッパー82において、モータ
21の駆動により撹拌棒25が回転するとと同時に、こ
の撹拌棒25に取付けられている回転子27も同方向に
回転する。前記回転子27が回転することにより、ホッ
パー82における排出口84近傍の粉体が撹拌され、こ
れによりホッパー82内の粉体は回転子27の中を通っ
て下向きに流れ、排出口84および粉体充填孔54を介
して一部は周溝28の内部に充填され、他は円盤24の
上面にまで達する。
【0045】さらに、回転子27の回転に伴なって前記
摺切り羽部材27dが回転し、これによって円盤24の
上面にまで達した粉体は前記摺切り羽部材27dによっ
て摺切られ、確実に周溝28に充填されていく。
【0046】図8で示した粉体供給装置(A)、図9で
示した粉体供給装置(B)および図10で示した粉体供
給装置(C)を用いて、粉体の周溝への充填具合を調べ
た。また、比較のために、図16で示した粉体供給装置
(D)についても調べた。なお、諸条件は次の通りであ
る。周溝への粉体の充填が良好であった場合には○、ホ
ッパーから粉体が流れ出なかったか、あるいは流れ出て
も周溝への粉体の充填が不均一であった場合には×と評
価し[表1]に示した。
【0047】円盤の回転数:1回転/5分 周溝の直径:40mm 撹拌棒の回転数:装置A、装置Bおよび装置Cは、5回
転/秒 装置Dについては、2回転/秒 円盤上面から回転子における下端部までの寸法(d): 装置A、装置Bおよび装置Cは、0.1mm 装置Dについては、2mm、0.5mm 周溝のサイズ(ミゾ幅×深さ):3mm×0.6mm、
1mm×0.5mm、0.5mm×0.3mm
【表1】
【0048】前記ホッパー82における排出口84近傍
の粉体を撹拌するとともに、前記排出口84を経由して
円盤24上面にまで達した粉体を摺切るための摺切り充
填手段としては、上記に限らず、例えば図12(a)に
示すような、周溝28の上方にて揺動自在に設けた摺切
り板98や、図12(b)に示すような、周溝28の上
方にて該周溝28の巾方向に往復運動自在に設けた摺切
り板98、あるいは図12(c)に示すような、水車の
ごとく回転自在に設けた2枚板からなる摺切り板28で
あっても構わない。
【0049】また、上述したような回転子を独立させ、
従来公知の超小型モータを前記回転子の近傍に配し、前
記超小型モータにより前記回転子を回転させるように構
成することもできる。
【0050】回転子を回転させるための機構としては、
上記に限らず、図13に示すような、簡単な機構であっ
ても構わない。すなわち、撹拌棒79の下端部が二股と
なるような切込み部97を設け、一方、回転子27´に
は径方向に延びる伝動棒95を該回転子27´の上部に
設け、前記切込み部97に前記伝動棒95が位置するよ
うに両者を配しても構わない。
【0051】
【発明の効果】本発明の粉体供給装置により、ホッパー
内の粉体を一定量ずつ確実に周溝に充填することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す粉体供給装置の縦断面
図である。
【図2】図1における部分分解斜視図である。
【図3】撹拌棒における部分分解斜視図である。
【図4】撹拌棒の下端部を示す斜視図である。
【図5】回転子の斜視図である。
【図6】回転子と周溝との関係を示す説明図である。
【図7】図1におけるケーシング内部、およびその周辺
部を示す拡大図である。
【図8】図7における要部拡大断面図である。
【図9】ホッパーの内部形状について、他の例を示す断
面図である。
【図10】ホッパーの内部構造について、他の例を示す
断面図である。
【図11】図10におけるホッパーの排出口近傍を示す
断面図である。
【図12】(a)、(b)、(c)とも、他の摺切り充
填手段を示したものである。
【図13】回転子を回転させる手段について、他の例を
示す部分斜視図である。
【図14】回転子における摺切り羽部材について、他の
形状を示す正面図である。
【図15】従来の粉体供給装置の部分斜視図である。
【図16】前図におけるケーシング内部、およびその周
辺部を示す拡大図である。
【符号の説明】 21、83……モータ 24……円盤 27、90……回転子 28……周溝 82……ホッパー 84……排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深野 行義 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 一本松 正道 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ等の駆動手段により水平回転する円
    盤の上面に、周方向に延びる周溝を設け、 前記周溝の上方に排出口を有するホッパーを、前記円盤
    の上方に設け、 前記ホッパー内の粉体を前記排出口を介して前記周溝に
    定量的に充填できるようにした粉体供給装置であって、 前記ホッパーにおける排出口近傍に、該排出口近傍にお
    ける粉体を撹拌する摺切り充填手段が設けられ、 前記摺切り充填手段は、排出口に相当する円盤の上面を
    摺り動くか、あるいは円盤の上面のわずか上方を該上面
    に添って動く摺切り部材を備えていることを特徴とする
    粉体供給装置。
  2. 【請求項2】下端部が前記円盤の上面と接触状態、ある
    いは近接状態にある摺切り羽板を備えた円筒状の回転子
    を、その軸心が円盤上面に対し垂直をなすようにして、
    前記排出口近傍に回転可能に設けてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の粉体供給装置。
JP18546392A 1992-07-13 1992-07-13 粉体供給装置 Pending JPH0632458A (ja)

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