JPH0632436A - 粉体供給装置 - Google Patents

粉体供給装置

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JPH0632436A
JPH0632436A JP18546292A JP18546292A JPH0632436A JP H0632436 A JPH0632436 A JP H0632436A JP 18546292 A JP18546292 A JP 18546292A JP 18546292 A JP18546292 A JP 18546292A JP H0632436 A JPH0632436 A JP H0632436A
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JP
Japan
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powder
casing
disk
disc
hopper
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Pending
Application number
JP18546292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Hirano
光 平野
Masashi Nishigaki
雅司 西垣
Masahide Tsujishita
正秀 辻下
Yukiyoshi Fukano
行義 深野
Masamichi Ipponmatsu
正道 一本松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0632436A publication Critical patent/JPH0632436A/ja
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  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 有底および有蓋円筒状に形成されたケーシン
グ30と、前記ケーシング30の内部に回転自在に設け
られた円盤24と、前記円盤24の上面に設けられた周
方向に延びる周溝28と、前記円盤24の上に配され、
前記周溝28に相当する位置に厚み方向に貫通する粉体
充填用孔54と粉体供給用孔56とが各々設けられたノ
ズル板体50と、前記周溝28に前記粉体充填用孔54
を介して粉体を充填するためのホッパー82と、前記周
溝28から粉体供給用孔56を介して送り出されてくる
粉体を外部に導くための粉体供給管76とを備えた粉体
供給装置Aであって、前記円盤24とケーシング30が
導電性材料からなり、前記ケーシング30を接地可能に
するアース線A1と、前記円盤24と前記ケーシング3
0とを電通可能にするアース部材とを設けた。 【効果】 前記円盤24の回転にともなって発生した静
電気を、円盤24およびケーシング30を通じて電荷を
逃がすことができるので、前記円盤24が帯電すること
がなく、前記周溝24に充填された粉体が帯電して凝集
するようなおそれもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体供給装置に関する
ものであり、詳しくは、溶射に用いるための粉体供給装
置、あるいは多数のトレーサー粒子からなる粉体を、速
度計測あるいは可視化しようとするガスや液化ガス等の
流体に定量的に供給するための粉体供給装置、に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】レーザー
ドップラー流速計や写真撮影などにより行なう流体の計
測には、トレーサー粒子を使用するのが一般的である。
【0003】すなわち、計測しようとするガスや液化ガ
ス等の流体の中に、多数のレーサー粒子からなる粉体を
一定量ずつ混入し、前記トレーサー粒子の流動速度から
流体の速度を計測したり、また流体と一緒に流動するト
レーサー粒子を写真撮影して流体を可視化することによ
り、流体の流動分布を計測している。
【0004】このようなトレーサー粒子としては、それ
ぞれ均一で凝集性がなく、かさ比重の小さいものが要求
されるが、このようなトレーサー粒子を計測しようとす
る流体にいかに一定量ずつ供給するかという問題は、上
記した測定の精度と能率に大きくかかわってくる。
【0005】図13〜図15に基づいて、従来の粉体供
給装置100を説明する。図13に示すように、装置本
体101におけるケーシング106内部には、モータの
駆動により回転する円盤102が水平状態を保持させて
取り付けられている。この円盤102の上面には、周方
向に延びる周溝103が刻設されている。符号104
は、粉体Fが充填されているホッパーである。このホッ
パー104の下部104aは、下方に行くにしたがって
先細となっており、その最下端部104bは前記周溝1
03のすぐ上で開口している。符号104cはその開口
部を示すものである。すなわち、粉体Fが、ホッパー1
04から開口部104cを経て、周溝103に充填され
ることになる。
【0006】符号107は板状体からなる吹出しノズル
である。この吹出しノズル107は、図14に明瞭に示
すように、平面から見た形状が扇状であり、ほぼ中央部
にはテーパ状に傾斜した傾斜側面108を有する凹部1
09が設けられるとともに、この凹部109の中央には
厚み方向に貫通する粉体流通用孔110が設けられてい
る。
【0007】なお、前記吹出しノズル107は、前記円
盤102の上にのった状態で取付けられているが、ケー
シング106とネジ等の適当な取付け手段により固定さ
れているので、前記円盤102が回転しても、前記吹出
しノズル107は回転しないようになっている。
【0008】符号105は、装置本体101のケーシン
グ106を貫通し、装置本体101の内外を連通可能に
する粉体供給通路である。この粉体供給通路105は、
前記粉体流通用孔110と連通可能となるように、吹出
しノズル107に取付けられている。
【0009】前記ケーシング106は、ケーシング上部
材106aとケーシング下部材106bとからなってお
り、前記ケーシング上部材106aは、装置本体101
の内部を目視点検できるように、例えばアクリル樹脂よ
りなる透明、あるいは半透明の成型体からなっている。
【0010】なお、装置本体101の内部の空気圧は、
外部の空気圧よりも高くなっている。この圧力差によ
り、周溝103における前記吹出しノズル107にさし
かかる地点Xから空気が入り込み、その後、吹出しノズ
ル107の下方に位置する周溝103に流れ込み、この
中を通って粉体流通用孔110および凹部109を介し
て粉体供給通路105の中に流れ込み、装置本体101
の外部に出ていく、といった空気の流れが生じることに
なる。図15における矢印は、空気の流れを示すもので
ある。
【0011】上記構成の粉体供給装置100は、前記し
たような空気の流れに粉体Fをのせて、一定量の粉体F
を装置本体101の外部に供給しようと期待されたもの
である。
【0012】ところで、上記タイプの粉体供給装置10
0は、前記円盤102の回転に伴って該円盤102は吹
出しノズル107の下面を摺動することになる。このよ
うな摺動に伴う摩擦によって静電気が発生し、前記円盤
12が徐々に帯電することがよく知られている。
【0013】しかしながら、従来の粉体供給装置100
にあっては、静電気除去、あるいは帯電防止に対する対
策が全くなされていないのが実情であり、これにより下
記のような問題が生じた。
【0014】円盤102が帯電すると、この円盤10
2における周溝103に充填された粉体Fが静電気を帯
びて凝集してしまい、供給精度が低下する。
【0015】円盤102の帯電に伴ってケーシング上
部材106aが帯電すると、該ケーシング上部材106
aの内面に粉体Fが付着し、装置本体101の内部を目
視点検できなくなる。
【0016】円盤102の帯電に伴ってホッパー10
4、特に該ホッパー104の開口部104c付近が帯電
すると、該開口部104c付近に粉体Fが付着し、粉体
Fの周溝103への充填不良という問題が生じた。
【0017】円盤102の帯電に伴って粉体供給通路
105が帯電すると、該粉体供給管105の内面に粉体
Fが付着し、また粉体供給管105の内面に付着した粉
体Fが装置作動中に剥離し、粉体Fを流体へ定量的に供
給できなくなるという問題が生じた。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで上記の問題を解決
するために、次のような手段を講じた。請求項1に記載
の粉体供給装置は、有底および有蓋円筒状に形成された
ケーシングと、前記ケーシングの内部に回転自在に設け
られた円盤と、前記円盤の上面に設けられた周方向に延
びる周溝と、前記円盤の上に配されるとともに前記ケー
シングに固定され、前記周溝に相当する位置に厚み方向
に貫通する粉体充填用孔と粉体供給用孔とが各々設けら
れた板体と、前記周溝に前記粉体充填用孔を介して粉体
を充填するためのホッパーと、前記周溝から粉体供給用
孔を介して送り出されてくる粉体を外部に導くための粉
体供給管とを備えた粉体供給装置であって、前記円盤の
少なくとも表面が導電性材料により構成され、前記円盤
を接地可能にするアース部材が設けられてなり、前記円
盤の回転にともなって該円盤に発生した静電気をアース
部材を介して除去できるようにしたものである。
【0019】請求項2のように、前記ケーシングが導電
性材料からなり、前記円盤と前記ケーシングとを電通可
能にする内側アース部材と、前記ケーシングを接地可能
にする外側アース部材とが設けられ、前記円盤の回転に
ともなって該円盤に発生した静電気を前記内側アース部
材と前記ケーシングと外側アース部材を介して除去でき
るようすることが好適である。
【0020】請求項3のように、前記ケーシングの少な
くとも一部が、透明体または半透明体からなる点検窓に
より構成され、前記点検窓の少なくとも内面が導電性を
有していることが好ましい。
【0021】請求項4のように、前記円盤の全体が導電
性材料からなり、該円盤における板体との摺動面に、摩
耗防止用コーティングを施すこともできる。
【0022】請求項5に記載の粉体供給装置は、有底お
よび有蓋円筒状に形成されたケーシングと、前記ケーシ
ングの内部に回転自在に設けられた円盤と、前記円盤の
上面に設けられた周方向に延びる周溝と、前記円盤の上
に配され、前記周溝に相当する位置に厚み方向に貫通す
る粉体充填用孔と粉体供給用孔とが各々設けられた板体
と、前記板体と連接状態にあり、前記周溝に前記粉体充
填用孔を介して粉体を充填するためのホッパーと、前記
板体と連接状態にあり、前記周溝から粉体供給用孔を介
して送り出されてくる粉体を装置本体外部に導くための
粉体供給管とを備えた粉体供給装置であって、前記円盤
および板体の少なくとも表面、並びにホッパーの少なく
とも内面が導電性材料により構成され、前記ホッパーに
おける導電性材料により構成された部分を接地可能にす
るアース部材が設けられてなり、前記円盤の回転にとも
なって発生した静電気を前記ホッパーおよび前記アース
部材を介して除去できるようにしたものである。
【0023】請求項6のように、前記ホッパーの少なく
とも一部が、透明体あるいは半透明体により構成される
とともに、少なくとも内面が導電性を有していることが
好ましい。
【0024】請求項7に記載の粉体供給装置は、有底お
よび有蓋円筒状に形成されたケーシングと、前記ケーシ
ングの内部に回転自在に設けられた円盤と、前記円盤の
上面に設けられた周方向に延びる周溝と、前記円盤の上
に配され、前記周溝に相当する位置に厚み方向に貫通す
る粉体充填用孔と粉体供給用孔とが各々設けられた板体
と、前記周溝に前記粉体充填用孔を介して粉体を充填す
るためのホッパーと、前記板体と連接状態にあり、前記
周溝から粉体供給用孔を介して送り出されてくる粉体を
装置本体外部に導くための粉体供給管とを備えた粉体供
給装置であって、前記円盤および板体の少なくとも表
面、並びに粉体供給管の少なくとも内面が導電性材料に
より構成され、前記粉体供給管における導電性材料によ
り構成された部分を接地可能にするアース部材が設けら
れてなり、前記円盤の回転にともなって発生した静電気
を前記粉体供給管および前記アース部材を介して除去で
きるようにしたものである。
【0025】
【作用】請求項1の粉体供給装置において、円盤の回転
に伴なう摩擦によって静電気が発生しても、前記円盤、
アース部材を通じて電荷を逃がすことができるので、あ
るいは、前記円盤、出力軸、アース部材を通じて電荷を
逃がすことができるので、円盤が帯電することはなく、
該円盤に搬送される粉体が帯電して凝集してしまうよう
な心配もない。
【0026】請求項2のようにすれば、ケーシングが帯
電するようなこともなく、該ケーシングの内面に粉体が
付着するおそれもない。
【0027】請求項3のように点検窓を設ければ、ケー
シング内部の目視点検が可能となる。静電気が発生して
も、前記点検窓を通じて電荷を逃がすことができるの
で、該点検窓は帯電せず、また内面に粉体が付着するよ
うなことがなく、前記点検窓を透しての目視点検に支障
を及ぼすこともない。
【0028】請求項4のようにすれば、円盤の摩擦を最
小限に抑えることができる。
【0029】請求項5の粉体供給装置にあっては、円盤
の回転にともなって静電気が発生しても、板体及び前記
ホッパーを通じて電荷を逃がすことができるので、前記
ホッパーにおける少なくとも内面、つまり粉体と接触し
得る部分が帯電することはなく、該ホッパーにおける排
出口に粉体が付着して周溝への充填不良を招くおそれも
ない。
【0030】請求項6のようにすれば、ホッパーの内部
の目視点検が可能となり、該ホッパー内の粉体充填量の
把握が容易となる。静電気が発生しても前記ホッパーを
通じて電荷を逃がすことができるので、少なくともホッ
パーの内面は帯電せず、粉体が付着するようなことはな
い。また、目視点検に支障を及ぼすような心配もない。
【0031】請求項7の粉体供給装置にあっては、円盤
の回転にともなって静電気が発生しても、板体及び前記
粉体供給管を通じて電荷を逃がすことができるので、前
記粉体供給管における少なくとも内面、つまり粉体と接
触し得るところが帯電することはなく、該粉体供給管の
内面に粉体が付着するようなおそれもない。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて説明するが、ここでい
う導電性材料としては特に限定はなく、従来公知のもの
が使用し得、例えばステンレス鋼、Ti、Cu、Ni等
の金属材料;各種導電性セラミックス材料;あるいは、
金属粉末(Cu、Ni、Agなど)、金属繊維(Fe、
Ni、ステンレスなど)、カーボンブラック、金属化無
機化合物(酸化亜鉛、ガラスビーズ、酸化チタン等の表
面を、金属スパッタリング法、金属蒸着法、無電解メッ
キ法等により金属コーティングしたもの)をポリマーに
高濃度に分散させて導電性を付与した、導電性樹脂、導
電性ゴムが使用し得る。(株)東レデュポンから販売さ
れている商品名ハイトレルなどの導電性エンジニアリン
グプラスチックの使用も本発明を妨げるものではない。
【0033】表面のみを、あるいは内面のみを導電性材
料により構成する場合にあっては、上記したような導電
性材料からなるフィルムを貼り合わせてもよいし、従来
公知の導電性塗料を塗布してもよいし、導電性材料と非
導電性材料との内外2重構造にしても構わない。
【0034】なお、導電性で、かつ弾力性を有する材料
を用いる場合には、前記導電性ゴム材料を使用すること
が好ましいが、導電性を有したエンジニアリングプラス
チックが弾力性をも有しているのものであれば、もちろ
んそれを使用することもできる。
【0035】図1は、第1の発明の一実施例を示す粉体
供給装置Aの斜視図であり、図2は、一部分解斜視図で
あり、図3はその縦断面図である。
【0036】図において、符号10は、土台12の上に
設置されてなるモータであり、符号14は、前記モータ
の出力軸を示す。この出力軸14は、軸方向中央部に小
ギア16を装着してなるパイプ18の下部と連結されて
いる。
【0037】符号20は、縦方向に延びる硬質金属製の
主軸22の下部に装着されてなる大ギアであり、前記小
ギア16と噛み合っている。符号24は、前記主軸22
に装着されてなる円盤である。しかるに、モータ10の
駆動により小ギア16が回転するとともに大ギア20が
回転し、これにともなって前記主軸22および円盤24
が回転する仕組みとなっている。なお、符号26は、前
記主軸22を回転自在に支持するための軸受である。
【0038】前記円盤24の径方向中央部に前記主軸2
2が貫通しており、該主軸22の上端部22aが突出し
ている。また、前記円盤22の上面には、周方向に延び
る周溝28が刻設されている。なお前記円盤28は、導
電性材料からなるものである。
【0039】符号30は、前記円盤24を内部に収納す
る導電性材料からなる平面円形のケーシングである。こ
のケーシング30は、円筒状のケーシング本体30a
と、該ケーシング本体30aの上部に取り付けられ、ケ
ーシング本体30aの上面開口部を閉塞する蓋板30b
と、ケーシング本体30aの下部に取り付けられた底板
30cとからなっている。
【0040】前記蓋体30bには、径方向中央部を挟ん
で相対向する位置に、該蓋体30bを厚み方向に貫通す
るホッパー用穴32と粉体供給管用穴34とが設けられ
ているとともに、図2に明瞭に示すように、ケーシング
30内部を目視点検するための円形の点検窓36が設け
られている。この点検窓36は、ガラスあるいはアクリ
ル樹脂からなる透明板あるいは半透明板の内面に、例え
ばインジウムチタンオキサイド(InTiO)をコー
ティング、あるいは10オングストローム〜1μmの厚
みでアルミニウム、金などの導電性物質を蒸着処理して
導電性を付与したものである。または、全体が導電性材
料からなる透明あるいは半透明のものである。
【0041】前記ケーシング本体30aの下部は、内方
に向かって延びるフランジ31となっており、このフラ
ンジ31の上面には周方向所定間隔ごとにスラストリン
グ38が取り付けられている。前記円盤24は、前記し
た複数のスラストリング38の上に載った状態にあり、
円盤24の回転を支持している。また、スラストリング
38を設けた部分の外方には周方向所定間隔ごとに、前
記フランジ31を厚み方向に貫通する空気吹上げ溝40
が設けられている。なお、ケーシング30を接地可能に
するアース線A1が設けられている。
【0042】前記底板30cの径方向中央部には前記主
軸22を挿通するための中央開口部42が設けられてい
るとともに、上面には周方向に延びる空気流通用の凹部
44が設けられている。この凹部44は、前記空気吹上
げ溝40と連通するものであるとともに、前記凹部44
には、任意の位置において底板30cを貫通する貫通孔
46を有している。
【0043】ケーシング30内の空気圧は、外部の空気
圧よりも高くなっている。ケーシング30内への空気の
送入は、前記貫通孔46を介して行なわれる。すなわ
ち、空気吹込装置(図示せず)から延びる空気送入管4
8の先端が、前記貫通孔46に差し込まれている。
【0044】符号50は、前記円盤24の上に配された
ノズル板体である(図4、図5および図6参照)。この
ノズル板体50は、導電性材料からなるものである。ま
た、このノズル板体50は、中央部において、前記主軸
22を挿通するための軸孔52が開けられている。
【0045】符号54は、ノズル板体50を厚み方向に
貫通する粉体充填用孔である。また、符号56は、前記
軸孔52を挟んで前記粉体充填用孔54と対向位置に設
けられた粉体供給用孔である。この粉体供給用孔56
は、粉体充填用孔54と同様、ノズル板体50を厚み方
向に貫通するものである。
【0046】符号58は、図6に明瞭に示されているよ
うに、ノズル板体50を貫通する空気バイパス通路であ
る。本実施例では、ノズル板体50を斜め方向に貫通す
る空気バイパス通路58を示したが、これに限らず厚み
方向に貫通するものであっても構わない。前記空気バイ
パス通路58は必ずしも設ける必要はないが、ノズル板
体50の下方への空気の流れ込みを可能にする入口を、
円盤24の回転に伴って連続的に搬送されてくる粉体の
筋道と別に設け、前記空気流動の中途部分において粉体
を合流させて前記粉体を前記空気流動にのせて運び出せ
ば、粉体の運び出し量が均一化するとされているので、
どちらかといえば空気バイパス通路58を設ける方が好
ましい。
【0047】前記粉体充填用孔54は、上半分を構成す
る嵌込み凹部60と、該嵌込み凹部60の中央から下方
に向けて延びる小孔62とからなっている。また、前記
粉体供給用孔56は、上半分を構成する嵌込み凹部64
と、該嵌込み凹部64の中央から下方に向けて延びる小
孔66とからなっている。
【0048】前記ノズル板体50は、図4および図5に
も明らかなように、両端部が一部切り欠かれている。符
号68はその切欠部を示すものである。ケーシング30
におけるケーシング本体30aの相対向する位置から差
し込まれた合計2本の係止軸70の先端が、前記切欠部
68に各々嵌め込まれて、前記ノズル板体50とケーシ
ング30とはしっかりと固定されている。これにより、
円盤24が回転してもノズル板体50は回転せず、円盤
24は回転に伴ってノズル板体50の下面を摺動するよ
うになっている。上記のように前記ノズル板体50を円
盤24の上に載せて固定した状態において、該ノズル板
体50に設けた粉体充填用孔54と粉体供給用孔56と
は周溝28の直ぐ上に配され連通可能となる。
【0049】なお、円盤24の周溝28をのぞく上面に
は、TiO、TiN等の摩耗防止用コーティング処理
が施されている。コーティング処理法としては従来公知
の方法を利用すればよい。これにより、ノズル板体50
との摩擦により円盤24の上面の摩耗を最小限に抑える
ことができる。
【0050】また、本実施例では、前記ノズル板体50
として1枚ものを使用したがこれに限らず、図7、8に
示すように、粉体充填用孔54を設けた第1ノズル板体
72と、粉体供給用孔56を設けた第2ノズル板体74
とを連結したものを使用しても構わない。
【0051】符号76は、導電性材料からなる粉体供給
管である。この粉体供給管76は、装置本体1の内部と
外部とを連通可能にするものであり、その内部空間はノ
ズル板体50における粉体供給用孔56と連通可能に設
けられている。説明を加えると、前記粉体供給管76
は、円板状のフランジ部76aを境にして上側を構成す
る細管部76bと、下側を構成する嵌込み部76cとか
らなっている。前記嵌込み部76cの内径は、前記細管
部76cの内径よりも大であるが、外周が前記嵌込み部
76cの内径と略同一の弾力性および導電性を備えたパ
イプ78が前記嵌込み部76cに差し込まれており、実
質的には細管部76bと前記嵌込み部76cとの内径は
同一となっている。
【0052】なお、前記パイプ78は、その下端部78
aが前記嵌込み部76cの下側から若干突出しており、
円盤24の回転に伴う該円盤24の波打ちに対して充分
対応できるように、つまり円盤24の波打ちに伴って粉
体供給管76が上下運動しないように緩衝材の役目を担
っている。また、前記粉体供給管76の任意の位置から
該粉体供給管76を接地可能にするアース線A2が延び
ている。
【0053】上記構成の粉体供給管76は、その嵌込み
部76cをケーシング30における蓋体30bに設けた
粉体供給管用穴34に貫通させた状態でケーシング30
の外側に備えられるとともに、前記嵌込み部76cの下
端部が、ノズル板体50に設けた嵌込み凹部64に嵌込
まれる。この時、導電性および弾力性を備えたリング状
パッキン80を前記嵌込み凹部64に予め嵌入しておく
ことが好適である(図9参照)。
【0054】本実施例では、前記粉体供給管76と前記
パイプ78とを別構成にしたが、弾力性および導電性を
有した同一材料により両者一体成型したものを使用して
も構わない。また、前記粉体供給管76がさらに可撓性
を有している場合、該粉体供給管76における排出口
(図示せず)の位置変更を容易に行なえるので好まし
い。前記パイプ76と前記粉体供給管76における嵌込
み部76cを弾力性および導電性を有した同一材料によ
り両者一体成型したものを使用しても構わない。
【0055】符号82は、前記周溝28に粉体を定量的
に充填するためのホッパーであり、該ホッパー82は、
内部を目視点検できるように透光性を有したものであ
る。すなわち、このホッパー82は、ガラス、合成樹脂
などの透明体の内面に、インジウムチタンオキサイド
(InTiO)をコーティングあるいは10オングス
トローム〜1μmの厚みでアルミニウム、金などの導電
性物質を蒸着処理して導電性を付与した、または透明、
半透明の導電性フィルムを貼り合わせたものである。な
お、前記ホッパー82における一部分が、上記したよう
な導電性が付与された透明体、半透明体であってもよ
い。
【0056】前記ホッパー82は、必ずしも内部点検が
可能なように透光性を有している必要はないが、このよ
うにすれば、ホッパー82内部の粉体の充填量の把握が
一目でできるので好ましい。また、前記ホッパー82
は、内面のみならず全体が導電性材料からなるものであ
っても構わない。
【0057】前記ホッパー82は、上半分を構成する有
蓋円筒体82aと、この有蓋円筒体82aから下方に続
くシュート部82bと、このシュート部82bから下方
に続く嵌込み部82cと、ホッパー82の蓋体に設けら
れた撹拌装置82dとからなっている。前記撹拌装置8
2dを駆動させるモータ83がホッパー82の上に設置
されているが、このモータ83としてはどのようなもの
を用いても構わないが、比較的静かに駆動するブラシレ
スモータや、小型でありながら高トルクが期待できる超
音波モータを使用する方が好ましい。また、超音波モー
タを使用すれば、高周波の振動(例えば、フコク(株)
製の超音波モータ、USR−30を使用すれば42kH
zの振動)をホッパー82に加振でき、この振動により
ホッパー82の内面に不本意にも付着してしまった粉体
を取り除くことができるので好適である。前記ブラシレ
スモータを採用した場合には、このような期待はできな
いが、従来公知の超音波振動子を別途、前記ホッパー8
2の外側に取付けることにより、同様の効果が得られ
る。
【0058】前記ホッパー82の任意の位置から該ホッ
パー82の内面を接地可能にするアース線A3が延びて
いる。符号84は、前記ホッパー82の下端部に形成す
る開口部である。上記構成のホッパー82は、その嵌込
み部82cをケーシング30における蓋体に設けたホッ
パー用穴32に貫通させた状態でケーシング30の蓋体
の上に載った状態で備えられるとともに、前記嵌込み部
82cの下端部が、ノズル板体50に設けた嵌込み凹部
60に嵌込まれ、ホッパー82の内部と、ノズル板体5
0における粉体充填用孔54とは連通可能となってい
る。
【0059】なお、図10に示すように、前記ホッパー
82における嵌込み部82cの内部には、弾力性および
導電性を備えたパイプ86が差し込まれている。前記パ
イプ86は、その下端部86aが前記嵌込み部82cの
下側から若干突出しており、円盤24の回転に伴う該円
盤24の波打ちに対して充分対応できるように、つまり
円盤24の波打ちに伴ってホッパー82が上下運動しな
いように緩衝材の役割を担っている。なお、前記嵌込み
部82cをノズル板体80に設けた嵌込み凹部60に嵌
め込む際、予め、導電性のリング状パッキン88を前記
嵌込み凹部60に嵌入しておくことが好適である。
【0060】本実施例では、前記ホッパー82と前記パ
イプ86とを別構成にしたが、弾力性および導電性を有
した同一材料により両者一体成型したものを使用しても
構わない。あるいは、前記パイプ86と前記ホッパー8
2における嵌込み部82cとを弾力性および導電性を有
した同一材料により一体成型したものを使用しても構わ
ない。
【0061】前記ホッパー82内の空気圧は、ケーシン
グ30内の空気圧よりも高くなっている。符号90はホ
ッパーの壁面を貫通する貫通孔であり、この貫通孔90
を介してホッパー82内部へ空気を送り込んでいる。す
なわち、空気吹込装置(図示せず)から延びる空気送入
管92の先端が、前記貫通孔90に差し込まれている。
【0062】以下、上記構成の粉体供給装置Aにおける
粉体の送出し原理、すなわちホッパー82の内部から粉
体供給管76を介して装置本体1の外部へ粉体を定量的
に送出す原理を図6に基づいて簡単に説明する。
【0063】すなわち、前述したようにケーシング30
の内部の空気圧は、外部の空気圧よりも高くなってい
る。この圧力差により、前記ノズル板体50における空
気バイパス通路58の上側開口部58aから該空気バイ
パス通路58内へ空気が流入し、空気バイパス通路58
の中を通ってこの下方に位置する周溝28に流れ込む。
周溝28に流れ込んだ空気は、該周溝28の中を通って
小孔66および供給凹部64を介して粉体供給管76の
中に流れ込み、装置本体1の外部に出ていく。図6にお
ける矢印は、空気の流れを示すものである。
【0064】周溝28における粉体が円盤24の回転に
伴って空気バイパス通路58の下側開口部58bに相当
する位置にまで達した時、粉体は、前記したような空気
の流れに合流し、流れる空気にのって一定量ずつ装置本
体1の外部に供給され、計測しようとする流体の中に一
定量ずつ混入されていくことになる。なお、前記した空
気流動により粉体供給用孔56の下側開口部56a付近
に達した粉体は、ノズル板体50の下面に、周溝28に
嵌合するように設けた突出部50aに当たり、のち進む
方向を上向きに変え、前記粉体供給用孔56を通って粉
体供給管76に導かれる。
【0065】以下、粉体供給装置Aにおけるアース構造
について説明する。図11において符号94は、前記主
軸22の上面の径方向中央部を軸方向に延びる凹部94
である。円盤24とケーシング30とを電通可能にする
アース部材61は、前記凹部94に配されたはアースピ
ン96と、同じく前記凹部94に配されたコイルスプリ
ング98とからなっている。前記アースピン96とコイ
ルスプリング98は、各々それ自身が導電性材料からな
っているか、あるいは表面に導電性材料がコーティング
されてなるものである。
【0066】前記アースピン96は、頭部96aが半球
状をなし、前記コイルスプリング98により常に上方に
付勢されており、これにより前記アースピン96の上端
部は常にケーシング30における蓋体30bの下面に当
接している。これにより、円盤24の回転に伴なって該
円盤24に静電気が発生しても、ケーシング30、アー
ス線A1を通じて電荷を逃がすことができる。また、静
電気が発生しても点検窓36を通じて電荷を逃がすこと
ができるので、該点検窓36が帯電するような心配はな
く、点検窓36の内面に粉体が付着して目視点検ができ
なくなるというおそれもない。
【0067】円盤24の回転に伴って静電気が発生して
も、ノズル本体50、ホッパー82及びアース線A3を
通じて電荷を逃がすことができるので、ホッパー82の
内面が帯電することはなく、該ホッパー82の内面に粉
体が付着することはない。したがって、ホッパー82の
透光性は保持され、内部の目視点検に支障を及ぼすよう
なことにはならない。また、円盤24の波打ちに伴って
ホッパー82が上下運動しないようにと緩衝材として設
けたパイプ86が導電性を有しているために、このパイ
プ86自身が帯電してしまうという心配もなく、該パイ
プ86の内面に粉体が付着して周溝28への充填不良を
起こすというおそれもない。
【0068】円盤24の帯電に伴い、ノズル本体50、
粉体供給管76及びアース線A2にを通じて電荷を逃が
すことができるので、粉体供給管76が帯電することは
なく、該粉体供給管76の内面に粉体が付着することは
ない。また、円盤24の波打ちに伴って粉体供給管76
が上下運動しないようにと緩衝材として設けたパイプ7
8が導電性を有しているために、このパイプ78自身が
帯電してしまうという心配はなく、該パイプ78の内面
に粉体が付着してしまうというおそれもない。上記した
アース構造以外に、図12に示すような構造でも構わな
い。すなわち、前記ケーシング本体30aの内壁におけ
る円盤24の周面に相当する部分に、円盤24の径方向
に延びる凹部93が設けられてる。前記凹部93には、
導電性材料からなる、あるいは表面に導電性材料をコー
ティングしてなるアース用ボール95が挿入されてい
る。前記アース用ボール95は、同じく前記凹部93に
挿入したコイルスプリング97により常に円盤24の方
向に付勢されているため、円盤24の偏心に対応しなが
ら、前記アース用ボール95は常に円盤24の周面に当
接することになる。これにより、円盤24の回転に伴な
う摩擦により該円盤24に静電気が発生しても、ケーシ
ング30、アース線A1を通じて電荷を逃がすことがで
きる。
【0069】上記したアース構造を、円盤24の周面部
分で採用するのみならず、円盤24の下面や上面の部分
に用いても構わないが、この場合、円盤24に偏心応力
を及ぼすことが考えられるのであまり好ましくはない。
【0070】その他、主軸22の上端部に限らず、主軸
の下端部あるいはその他の部分から直接静電気を除去で
きるように構成しても構わない。
【0071】本実施例では、ホッパー82の帯電防止構
造、粉体供給管76の帯電防止構造、および円盤24と
ケーシング30の帯電防止構造、を同時に備えた粉体供
給装置Aを示したが、必ずしも3つの構造を全て備えて
なくてはならないということではなく、上記構造のいず
れか一つでも備えていれば充分効果は認められるもので
ある。
【0072】また、本実施例で使用した円盤24、ノズ
ル板体50および粉体供給管76は、全体が導電性材料
からなるものを使用したが、これに限らず、円盤24、
ノズル板体50については、表面だけが導電性材料によ
り構成されているものを用いても、同様の効果が得られ
る。粉体供給管76については、粉体と接触し得るとこ
ろ、つまり内面のみが導電性材料により構成されている
ものを使用しても構わない。この場合にあっては、アー
ス線A2を、粉体供給管76の内面が接地可能となるよ
うに設ければよい。
【0073】
【発明の効果】本発明の粉体供給装置によれば、円盤の
回転に伴う摩擦によって静電気が発生しても、円盤を通
じて電荷を逃がすことができるので、前記円盤が帯電す
ることはなく、該円盤における周溝に充填された粉体が
帯電して凝集することもない。これにより、前記粉体を
定量的に供給することができる。
【0074】円盤の回転に伴う摩擦によって静電気が発
生しても、ケーシングを通じて電荷を逃がすことができ
るので、前記円盤、ケーシングが帯電することがなく、
該ケーシングの内面に粉体が付着することがない。ま
た、点検窓の内面に導電性が付与されているので、装置
本体の内部の目視点検に支障を及ぼさない。
【0075】円盤の回転に伴う摩擦によって静電気が発
生しても、ホッパーを通じて電荷を逃がすことができる
ので、前記ホッパーが帯電することがなく、該ホッパー
の内面に粉体が付着することもない。特に、ホッパーに
おける排出口に粉体が付着して、該排出口が閉塞するこ
ともないので、周溝への充填不良という問題が生じるこ
とはない。
【0076】円盤の回転に伴う摩擦によって静電気が発
生しても、粉体供給通路を通じて電荷を逃がすことがで
きるので、前記粉体供給通路が帯電することもなく、該
粉体供給管の内面に粉体が付着することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すを粉体供給管の縦断面
図である。
【図2】図1の部分斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】ノズル板体の平面図である。
【図5】図4の底面図である。
【図6】図4におけるA−A線拡大断面図である。
【図7】ノズル本体の他の実施例を示す平面図である。
【図8】図7におけるB−B線断面図である。
【図9】ノズル板体に対する粉体供給管の嵌込みを示し
た分解部分断面図である。
【図10】ノズル板体に対するホッパーの嵌込みを示し
た分解部分断面図である。
【図11】主軸とケーシングにおける蓋体とを電通可能
にする構造を示した要部断面図である。
【図12】円盤とケーシングにおけるケーシング本体と
を電通可能にする構造を示した要部断面図である。
【図13】従来の粉体供給装置を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図14】前図における吹出しノズルの拡大平面図であ
る。
【図15】図14におけるD−D線断面図である。
【符号の説明】
A……粉体供給装置 A1、A2、A3……アース線 24……円盤 28……周溝 30……ケーシング 30a……ケーシング本体 30b……蓋体 30c……底体 36……点検窓 50……ノズル板体 54……粉体充填用孔 56……粉体供給用孔 61……アース部材 76……粉体供給管 82……ホッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深野 行義 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 一本松 正道 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底および有蓋円筒状に形成されたケーシ
    ングと、 前記ケーシングの内部に回転自在に設けられた円盤と、 前記円盤の上面に設けられた周方向に延びる周溝と、 前記円盤の上に配されるとともに前記ケーシングに固定
    され、前記周溝に相当する位置に厚み方向に貫通する粉
    体充填用孔と粉体供給用孔とが各々設けられた板体と、 前記周溝に前記粉体充填用孔を介して粉体を充填するた
    めのホッパーと、 前記周溝から粉体供給用孔を介して送り出されてくる粉
    体を外部に導くための粉体供給管とを備えた粉体供給装
    置であって、 前記円盤の少なくとも表面が導電性材料により構成さ
    れ、 前記円盤を接地可能にするアース部材が設けられてな
    り、 前記円盤の回転にともなって該円盤に発生した静電気を
    アース部材を介して除去できるようにしたことを特徴と
    する粉体供給装置。
  2. 【請求項2】前記ケーシングが導電性材料からなり、 前記円盤と前記ケーシングとを電通可能にする内側アー
    ス部材と、前記ケーシングを接地可能にする外側アース
    部材とが設けられ、 前記円盤の回転にともなって該円盤に発生した静電気を
    前記内側アース部材と前記ケーシングと外側アース部材
    を介して除去できるようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の粉体供給装置。
  3. 【請求項3】前記ケーシングの少なくとも一部が、透明
    体または半透明体からなる点検窓により構成され、前記
    点検窓の少なくとも内面が導電性を有していることを特
    徴とする請求項2に記載の粉体供給装置。
  4. 【請求項4】前記円盤の全体が導電性材料からなり、該
    円盤における板体との摺動面に、摩耗防止用コーティン
    グが施されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の粉体供給装置。
  5. 【請求項5】有底および有蓋円筒状に形成されたケーシ
    ングと、 前記ケーシングの内部に回転自在に設けられた円盤と、 前記円盤の上面に設けられた周方向に延びる周溝と、 前記円盤の上に配され、前記周溝に相当する位置に厚み
    方向に貫通する粉体充填用孔と粉体供給用孔とが各々設
    けられた板体と、 前記板体と連接状態にあり、前記周溝に前記粉体充填用
    孔を介して粉体を充填するためのホッパーと、 前記板体と連接状態にあり、前記周溝から粉体供給用孔
    を介して送り出されてくる粉体を装置本体外部に導くた
    めの粉体供給管とを備えた粉体供給装置であって、 前記円盤および板体の少なくとも表面、並びにホッパー
    の少なくとも内面が導電性材料により構成され、 前記ホッパーにおける導電性材料により構成された部分
    を接地可能にするアース部材が設けられてなり、 前記円盤の回転にともなって発生した静電気を前記ホッ
    パーおよび前記アース部材を介して除去できるようにし
    たことを特徴とする粉体供給装置。
  6. 【請求項6】前記ホッパーの少なくとも一部分が、透明
    体あるいは半透明体により構成されるとともに、少なく
    とも内面が導電性を有していることを特徴とする請求項
    5に記載の粉体供給装置。
  7. 【請求項7】有底および有蓋円筒状に形成されたケーシ
    ングと、 前記ケーシングの内部に回転自在に設けられた円盤と、 前記円盤の上面に設けられた周方向に延びる周溝と、 前記円盤の上に配され、前記周溝に相当する位置に厚み
    方向に貫通する粉体充填用孔と粉体供給用孔とが各々設
    けられた板体と、 前記周溝に前記粉体充填用孔を介して粉体を充填するた
    めのホッパーと、 前記板体と連接状態にあり、前記周溝から粉体供給用孔
    を介して送り出されてくる粉体を装置本体外部に導くた
    めの粉体供給管とを備えた粉体供給装置であって、 前記円盤および板体の少なくとも表面、並びに粉体供給
    管の少なくとも内面が導電性材料により構成され、 前記粉体供給管における導電性材料により構成された部
    分を接地可能にするアース部材が設けられてなり、 前記円盤の回転にともなって発生した静電気を前記粉体
    供給管および前記アース部材を介して除去できるように
    したことを特徴とする粉体供給装置。
JP18546292A 1992-07-13 1992-07-13 粉体供給装置 Pending JPH0632436A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904019B1 (ko) * 2007-10-22 2009-06-22 (주)북두엔지니어링 게터 물질 충진 튜브 제조장치의 파우더 공급장치
KR101333514B1 (ko) * 2012-11-23 2013-11-28 한국기계연구원 분말 연속공급장치

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