JP2022092459A - 微細流体構造発生機構及びそれを用いた微細流体構造発生装置 - Google Patents

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ユエン チエン チャン
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Abstract

【課題】 良好な微細流体構造を効率よく発生する装置を提供する。【解決手段】 内部に流体流路Cを有すると共に、第1の流体Fを流体流路Cに導入するインレット202と、流体流路C内の第1の流体Fを排出するアウトレット203とが形成されている軸体200と、軸体200と連結されていると共に、軸体200のアウトレット203と連通していて第1の流体Fを受け入れる盤体204を有し、且つ少なくとも一部に多孔質構造205を有する回転盤201とを具え、回転盤201が回転すると、第1の流体Fが、盤体204内に流入し、更に多孔質構造205を介して回転盤201の外部に排出される。【選択図】図2A

Description

本発明は微細流体構造を発生する技術に関し、詳しくは、多孔質材料構造を用いて、流体同士の相対運動によって微細流体構造を発生することができる微細流体構造発生機構及びそれを用いた微細流体構造発生装置に関する。
微細気泡(マイクロバブル)とは、液体中に形成された、例えばマイクロメートルオーダー、ひいてはナノメートルオーダーといった微細な気泡であり、例えば養殖、水処理、水耕栽培などの様々な領域で応用されている。微細気泡を形成する気体には、応用領域によって各種気体が用いられ、例えば酸素、二酸化炭素、オゾンが用いられる。
このような微細気泡を発生する技術の従来例として、図1Aに示す特許文献1(特開2009-112964号公報)に開示された技術が挙げられる。この従来例においては、図1Aに示されるように、液体が流動する循環用配管10と、循環用配管10の一端に配設されていて送気モーター13と連結されている気体混入部12と、循環用配管10内に回転可能に設けられたインペラ11を含む。送気モーター13から送られた気体が、気体混入部12を介して循環用配管10内の流体に混入することで気泡LBが発生し、この気泡LBが、循環用配管10内で回転するインペラ11によって細かく剪断されることで微細気泡MBが発生する構成となっている。
微細気泡を発生する技術の他の従来例として、図1Bに示す特許文献2(特開2014-097449号公報)に開示された技術が挙げられる。この従来例においては、図1Bに示されるように、ポンプ14の中心軸が中空のパイプ(散気孔パイプ)となっている。パイプの一端側は多数の散気孔15が開けられていると共に、液体が満たされた羽根車16の内部空間に挿入されている。ポンプ14が作動すると、羽根車16が回転し、ポンプ14に吸引された気体がパイプに入り散気孔15を介して羽根車16内部の液体に混入することで気泡が発生し、この気泡が、回転する羽根車16により剪断されることで、微細気泡Bを発生する構成となっている。
微細気泡を発生する技術の更に他の従来例として、特許文献3(台湾登録実用新案第M487134号明細書)に開示された技術が挙げられる。この従来例においては、ハウジング内にそれぞれ配設された吸水機構、加速管、先細りパイプ、そして漏斗状網により微細気泡発生装置が構成されている。水が吸水機構を介して加速管に導入されると、その水流が二段階のサイクロン発生構造によりそれぞれ加速され、一方で外部の空気が加圧されながら加速管内の水に混入され、これにより気泡が発生した水流が先細りパイプに通されることで高速高圧にされ、これにより水流内の気泡が細かく分裂され、更に漏斗状網を通ることで気泡が更に剪断されて微細気泡が発生する。
特開2009-112964号公報 特開2014-097449号公報 台湾登録実用新案第M487134号明細書
しかしながら、微細流体構造を発生する装置に係る技術としては、より微細な微細流体構造をより効率よく発生するために、本願発明者はいまだ改良の余地があると考え、改良を目指した。
そこで、本発明の目的は、上記従来技術よりも更に改良された微細流体構造発生装置を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は、以下の微細流体構造発生機構を提供する。
即ち、内部に流体流路を有すると共に、第1の流体を前記流体流路に導入するインレットと、前記流体流路内の前記第1の流体を排出するアウトレットとが形成されている軸体と、
前記軸体と連結されていると共に、前記軸体の前記アウトレットと連通していて前記第1の流体を受け入れる盤体を有し、且つ少なくとも一部に多孔質構造を有する回転盤と、を具え、
前記軸体が回転することで共に前記回転盤が回転すると、前記第1の流体が、前記盤体内に流入し、更に前記多孔質構造を介して前記回転盤の外部に排出されるように構成されていることを特徴とする微細流体構造発生機構を提供する。
また本発明は、以下の微細流体構造発生装置をも提供する。
即ち、上記の微細流体構造発生機構と、
前記微細流体構造発生機構の前記軸体の回転を駆動する回転駆動機構と、を具えることを特徴とする微細流体構造発生装置を提供する。
上記構成により、本発明の微細流体構造発生装置によれば、より良好な微細流体構造をより効率よく発生することができるようになる。
図1Aは、微細流体構造発生装置の従来例を示す図である。 図1Bは、微細流体構造発生装置の従来例を示す図である。 図2Aは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第1の実施例を示す概略断面図である。 図2Bは、上記第1の実施例における回転盤の他の例を示す斜視図である。 図3Aは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第2の実施例を示す概略断面図である。 図3Bは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第2の実施例の変化例を示す概略断面図である。 図3Cは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第3の実施例を示す概略断面図である。 図3Dは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第3の実施例を示す概略断面図である。 図4Aは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第4の実施例を示す概略断面図である。 図4Bは、上記第4の実施例における回転盤の一例を示す図である。 図4Cは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第4の実施例の変化例を示す概略断面図である。 図5Aは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第5の実施例を示す概略図である。 図5Bは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第5の実施例を示す概略図である。 図5Cは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第5の実施例を示す概略図である。 図6Aは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第6の実施例を示す概略図である。 図6Bは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第7の実施例を示す概略図である。 図6Cは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第8の実施例を示す概略図である。 図7Aは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第9の実施例を示す概略断面図である。 図7Bは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第9の実施例を示す概略断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の微細流体構造発生装置について詳しく説明する。
(第1の実施例)
図2Aに、本発明に係る微細流体構造発生装置の第1の実施例を概略断面図で示す。本実施例において、微細流体構造発生装置2は、微細流体構造発生機構20と、回転駆動機構21とを含む。
微細流体構造発生機構20は、内部に流体流路Cを有する軸体200と、軸体200と連結されていると共に内部空間206を有し、その内部空間206が軸体200の流体流路Cと連通している回転盤201とを具える。
軸体200は、第1の流体Fを流体流路Cに導入するインレット202と、流体流路C内の第1の流体Fを排出するアウトレット203とが形成されており、回転盤201の内部空間206はこのアウトレット203と連通している。
回転盤201は、本実施例においては内部空間206を含む円盤として形成された盤体204を有し、アウトレット203から排出される第1の流体Fを内部空間206に受け入れる。また回転盤201は、少なくとも一部に多孔質構造205を有する。なお、盤体204の形状としては円盤に限らず、様々な形状に形成し得る。本実施例において、盤体204は、内部空間206と流体流路Cが連通すると共に盤体204の回転中心が軸体200の軸線Aと同軸になるように軸体200と連結されており、また、多孔質構造205は内部空間206と盤体204の外部との間に配置されるよう盤体204に接続されている。
なお、ここで第1の流体Fとしては、例えば水素、空気、酸素、ヘリウム、オゾン、二酸化炭素などの単一種または多種が混合した気体であり得、あるいは例えば液体肥料、洗浄液、液体薬物、油、水などの単一種または多種が混合した液体であり得る。本実施例では、第1の流体Fを気体とする。
多孔質構造205は、多数の空隙Pを有する材料207から構成されたものであり、具体的には例えば高分子、金属、あるいはセラミック材料により構成される。
本実施例において、多孔質構造205を有する回転盤201の上記少なくとも一部とは、円盤である盤体204の円周部であり、即ち多孔質構造205は回転盤201の全周をめぐるように且つ内部空間206と回転盤201の外部とを仕切るように配置されている。なお、他の実施形態として、多孔質構造205は回転盤201の周囲の一部のみに配置されてもよく、例えば図2Bに示されるように、回転盤201の周囲に断続的に設けられる複数の分割された多孔質構造205aであってもよい。
再び図2Aを参照されたい。軸体200の流体流路C内には、逆止弁22がインレット202附近に設けられており、インレット202から流体流路C内に導入された第1の流体Fがインレット202から再び外に漏れないようにしている。この他、軸体200外部のインレット202側には、流量及び流速を調整するための調整バルブ24が設けられており、調整バルブ24は、バルブ本体240と、バルブ本体240を制御するためのつまみ241を有する。なお、調整バルブ24は必須ではなく、省略することも可能である。
回転駆動機構21は、本実施例では電動モーターが用いられ、軸体200は当該モーターの回転軸として構成されていて、軸受211と水密リング212(例えばOリング)によってモーター本体210と組み合わせられている。モーター本体210は当然一般のモーターの構造としてローターやステータを含むが、通常の技術であるので、ここでは詳しい説明を省略する。
以下、上記のように構成された図2Aに示される実施例の動作を説明する。本実施例では、回転盤201は第2の流体92に囲まれるように設けられている。第2の流体92としては液体を用いることができ、即ち回転盤201は第2の流体92とする液体に浸されている。ここで液体の例としては、水、液体燃料、化学成分を含む様々な液体(液体肥料、洗浄剤など)、油、エマルジョンなどが挙げられる、本発明の具体的な応用において選択が可能である。本実施例では、第2の流体92として水が用いられ、回転盤201はこの水に浸されている。
回転駆動機構21による駆動により軸体200が回転することで共に回転盤201が回転すると、回転する回転盤201の周囲にある多孔質構造205と第2の流体92とが相対運動するようになり(即ち回転する多孔質構造205に対して第2の流体92は相対的に止まっているようになる)、この時、ベルヌーイの定理によって、第2の流体92と多孔質構造205との界面に負圧が発生する。この負圧により、軸体200のインレット202から第1の流体Fが流体流路Cに導入され、更にアウトレット203から盤体204の内部空間206に流入するようになる。
盤体204の内部空間206に流入した第1の流体F(ここでは気体)は、多孔質構造205を介して第2の流体92(ここでは液体)内に排出され、気泡90を形成するが、上述の多孔質構造205と第2の流体92との相対運動により、気泡90は発生した直後に剪断され、特に回転盤201が高速で回転する場合には上記相対運動がより大きくなることで気泡90は発生するとほぼ同時に第2の流体92と回転盤201とにより細かく剪断され、これにより微細気泡91(微細流体構造)が発生する。
なお、形成する微細気泡91は、回転盤201の回転速度によって数マイクロメートルからナノメートルオーダーのサイズに分布し得る。そして、本実施例では、回転盤201の回転速度が一定なほど、微細気泡91のサイズもより均一にすることができるが、その主な理由としては、多孔質構造205が円盤状の回転盤201の周囲に設けられていることで、回転盤201の回転時に、回転盤の周囲(ここでは即ち多孔質構造205の表面)と第2の流体92との間での接線速度の差が安定したものとなり、よって第1の流体Fが多孔質構造205の表面から排出される際に、第2の流体92と回転盤201とにより均一に剪断され、微細気泡91のサイズもより均一になると考えられる。
なお、本実施例では第1の流体Fが気体、第2の流体92が液体であり、発生する微細流体構造は微細気泡であるが、本発明はこれに限らず、第1の流体Fが液体である場合には、発生する微細流体構造は微細液滴となる。
(第2の実施例)
図3A及び図3Bは、本発明に係る微細流体構造発生装置の第2の実施例及びその変化例を示す概略断面図である。第2の実施例は、概ね上述の第1の実施例に類似するが、異なる点は、図3Aに示されるように、微細流体構造発生20aの回転盤201aそのものが全体的に多孔質の材料207から構成されている。また図3Bに示されるように、本実施例において微細流体構造発生20bの回転盤201bは、全体が多孔質の材料207から構成された中実のものであってもよく、この場合は、材料207が有する多数の空隙Pを全体で内部空間206と見なすことができる。
本実施例では、回転盤201a、201bがそれぞれ図3Aに示す中空の例でもあるいは図3Bに示す中実の例であっても、その周囲から径方向Rに向かうだけでなく、その上下両面から厚さ方向Tに向かっても第1の流体Fが排出される。そしていずれの方向に向かっても、排出される第1の流体Fは、回転盤201a、201bと第2の流体92との相対運動により第1の実施例と同様に剪断され、微細流体構造を発生する。但し、回転盤201a、201bの上下両面から厚さ方向Tに向かって排出される第1の流体Fにおいては、回転盤201a、201bの回転軸(中心)から遠ざかるほど(周囲に向かうほど)、回転盤201a、201bと第2の流体92との相対運動の大きさが小さくなるので(図3A、図3Bにおいて矢印の大きさで示すように)、発生する微細流体構造のサイズもこれにつれて異なるものとなり、例えばマイクロメートルサイズの微細気泡とナノメートルサイズの微細気泡とが混合した液体が形成され得る。
(第3の実施例)
図3Cには、本発明に係る微細流体構造発生装置の第3の実施例が概略断面図として示されている。本実施例においては、回転盤201は上記第1の実施例(図2A)と同様の構成であるが、微細流体構造発生機構20dの軸体200aの構成が異なっている。以下、この異なる点を主に説明する。
軸体200aは、流体流路Cの一端が閉鎖端部2001となっており、他端がアウトレット203となっていて、これら両端部の間に流体流路Cに連通するインレットとしての貫通孔2000が設けられており、この貫通孔2000が第1の実施形態におけるインレット202と同じ役目を果たす。
また、回転駆動機構21のモーター本体210は、その外周が軸方向に延伸した部分である外殻延伸部210aが、軸体200aを取り囲むように形成されている。外殻延伸部210aと軸体200aとの間には空間S1が画成されており、外殻延伸部210aには貫通孔2000に対応して貫通孔2100が設けられている。
モーター本体210の駆動により軸体200aが回転すると、軸体200aの周縁と回転盤201の周縁との接線速度の際により負圧が形成され、これにより外部から第1の流体Fが貫通孔2100、2000を介して流体流路Cに導入される。
なお、外殻延伸部210aの具体的な態様は図示の例に限らず、実際の使用に応じて適宜設計することができる。この他、本実施形態における回転盤201は、第1の実施例(図2A)に示したものに限らず、第2の実施例(図3A、図3B)で示した各種のものや、後述する第4の実施例(図4B)に係るものでも実施され得る。
(第4の実施例)
図4A及び図4Bには、本発明に係る微細流体構造発生装置の第4の実施例の変化例が概略断面図で示されている。なお、図4Bは、第4の実施例における回転盤201cの一例を示す図である。
本実施例においては、回転盤201cが円盤状のインペラとして構成されている。より詳しくは、回転盤201cは、軸心通路208aと、複数の第1の流路208bと、複数の第2の流路209aとを具える。軸心通路208aは、軸体200内部の流体流路Cと連通していて、流体流路Cから第1の流体Fを受け入れる。各第1の流路208bは、軸心通路208aと連通する流入口208cと、流入口208cの反対側(即ち回転盤201cの円周部側)にある流出口208dとを有する。そして、多孔質構造205は流出口208dを覆うように設けられている。
なお、本実施例では、多孔質構造205は全ての流出口208dを覆うように回転盤201cの円周部全体に一連に設けられているが、これに限らず、例えば図4Bに示す例のように、回転盤201cの円周部に断続的に設けられてもよい。具体的に言うと、図4Bに示す回転盤201cは、第2の流路209aが、回転盤201cを構成するインペラ本体部208gと内部のブレード208fの間の空間として画成された流路であり、第2の流路209aの両端が進入口209bと排出口209cとなっている。進入口209bは流体93を進入させるためのものであり、流体93はと例えば水といった液体である。排出口209cは流体93を高速に回転盤201cの外部に排出する。
回転盤201cが高速で回転すると、流体93が進入口209bからインペラ本体部208gの内部(即ち第2の流路209a)に進入し、そして排出口209cから排出される。この際、回転盤201cの高速回転に伴って、ベルヌーイの定理によって、軸体200内部に発生した負圧により軸体200外部の気流が軸体200内部に吸引される。そしてこの気流は、第1の流路208b、流出口208dを経由して、多孔質構造205を介して外部に排出される。そしてこの際にも、上述の各実施例と同様に、流体93と回転盤201cとの速度差により、気流が多孔質構造205を介して外部に排出されてなった気泡は形成された直後に細かく剪断される。
また、図4Cに示されるように、本実施例においても、回転盤として第2の実施例において図3Bに示したもの(回転盤201b)と類似するものを用いることができる。なお、図3Bの流体流路Cは軸体200を貫通するものであるが、図4Cに示される例においては、一端が閉鎖されたブラインドホールとして構成されている。また図4Cに示される例における流体流路Cは、その閉鎖端附近の一側に、軸体200の外縁壁面から軸体200の径方向に沿って流体流路Cと連通するようにそれぞれ形成された複数のサブ流路Csを更に有する。また、各サブ流路Csには、逆止弁22と、流量及び流速を調整するための調整バルブ24が設けられている。この図4Cの例のように、流体流路Cをブラインドホールとして構成した場合、流体流路Cを形成するのにかかる時間とコストを低減することができる。回転盤201bが回転する際には、軸体200の外周における各サブ流路Csの開口部の接線速度と、回転盤201bの周縁の接線速度との間に差異があるので、負圧が発生し、軸体200外部の流体が各サブ流路Cs内に吸引されるようになる。なお、図4Cにおける流体流路Cの構造を図3Bにおける回転盤の構造と組み合わせて説明したが、これに限らず、例えば図2A、図3A、図4Aに示した各構造と図4Cに示した流体流路Cの構造とを組み合わせて本発明を実施することも可能である。
(第5の実施例)
上述した第1の実施例(図2A、図2B)においては、微細流体構造発生機構20を、回転駆動機構21(モーター)の内部に組み入れて、即ち微細流体構造発生機構20における軸体200が即ちモーターの回転軸となっている構成としたが、本発明はこのような構成に限らない。例えば、他の実施例として、第5の実施例とする図5A、図5B、図5Cに示す構成とすることもできる。
具体的に説明すると、図5Aに示された例において、モーターである回転駆動機構21aは、微細流体構造発生機構20とは個別の機構として構成されており、それらの間に配置されたプーリ26とベルト25を含む伝動機構を介して回転駆動機構21aの出力が微細流体構造発生機構20の軸体200に伝動される。この実施例においては、軸体200は軸受28とカップリングされていて、回転盤201は、例えば水が張られたタンク5内に配置されている。また、図5Bに示された例においては、伝動機構としてギアセット27a~27cを含む構成が用いられる。なお、図5Aまたは図5Bに示したいずれの例においても、微細流体構造発生機構として、図3A、図3B、図4Aにそれぞれ示した微細流体構造発生機構20a~20cを用いることも可能である。更に、図5Cに示した例のように、回転駆動機構としてモーターを用いる以外に、例えば羽根車29aを軸体200に設け、羽根車29aに対応して設けられた噴射ノズル29bから流体290を羽根車29aに対して噴射して羽根車29aを回転させることにより軸体200を回転駆動する機構を用いることもできる。
更に、軸体200と回転盤201との間の連結も、当業者が用い得る各種方式を用いることができる。例を挙げると、固定部材により連結する方式、フランジを有するスリーブを軸体200に設け、フランジには複数のねじ孔を設ける一方、回転盤201側にも対応するねじ孔を設け、螺接する方式、更には、軸体200の端部に雄ねじ部、回転盤201にこの雄ねじ部を受け入れる孔を設け、螺接する方式を取ることもできる。
上記の各実施例においては、回転盤201のサイズ(直径)を大きくすることによって、回転盤201の回転時における回転盤201と回転盤201の周囲の液体との間の相対接線速度を大きくすることができ、これによりより微細な微細流体構造を発生することができる。また、多孔質構造205の平均孔径によって、排出される気体によって発生する気泡のサイズを小さいものとすることができるので、これによってもより微細な微細流体構造を発生する効果につながる。
(第6の実施例)
図6Aには、本発明に係る微細流体構造発生装置の第6の実施例が概略図で示されている。本実施例において、微細流体構造発生装置は、フードプロセッサー3として構成されている。なお、ここでフードプロセッサー3としては、ミキサーや、食材を撹拌したり切り刻んだりする装置を含む。
フードプロセッサー3は、本体30と、本体30に置かれる食材容器31とを具える。本体30は、回転軸302を回転させる例えばモーターである回転駆動機構300を有する。回転軸302の上端にはカップリング部材303が連結されていて、カップリング部材303には例えば伝動のための歯車や溝や突起(図示の例では溝)が設けられている。回転軸302が回転すると、カップリング部材303が共に回転する。本体30はまた、4つの互いに連接した壁面を形成するように上方に延伸する台座外壁301を有し、カップリング部材303は台座外壁301に囲まれるように配置されている。
食材容器31は、上側にあって食材を収容するための収容空間Sを有する容器部310と、下側にあって容器部310とつながっている高台部311とを有する。容器部310と高台部311との間には仕切り板312が設けられている。食材容器31内にはまた微細流体構造発生機構32が設けられている。本実施例において、微細流体構造発生機構32は軸体320と、回転盤321と、固定部材322を含んでいる。軸体320は仕切り板312を貫通するよう配設されているが、軸体320と仕切り板312との間には軸受33が設けられて気密が維持され、即ち、容器部310と高台部311との間の気密性が維持される。回転盤321は固定部材322(例えばねじ)により容器部310内で軸体320に固定されている。
本実施例において、回転盤321は食材を処理するためのブレードを有する盤体として構成され、その内部に流体経路323が設けられている。また、軸体320には、その軸方向に延伸するように流体流路324が設けられている。流体流路324は一端が流体経路323と連通し、他端Eが閉鎖端(図示の例)或いは開放端に構成されている。軸体320には、それぞれ軸体320の径方向に延伸すると共に流体流路324と軸体320の外部とを連通する複数のサブ流路325が形成されている。回転盤321の周囲部には流体経路323と対応する位置(即ち流体経路323の出口)に多孔質構造326が設けられている。この他、本実施例においては、液体が多孔質構造326から逆流することを防止するため流体流路324に逆止弁22を設けてもよい。なお、逆止弁22は需要に応じて選択的に設置することができ、あるいは省略することもできる。
以下、図6Aに示す微細流体構造発生装置の第6の実施例の動作を説明する。食材容器31と本体30が連結されると、即ち食材容器31の高台部311を本体30の台座外壁301の外側に嵌め合わせるとと共に、軸体320の下端とカップリング部材303とが連結されるようになる。一実施形態としては、軸体320の下端とカップリング部材303とがスナップ結合されるよう構成できる。そして、軸体320の下端とカップリング部材303とが連結されると、回転駆動機構300の出力がカップリング部材303を介して軸体320に伝わり、即ち軸体320が回転する。
軸体320が回転する際には、回転盤321の外径が回転軸320の外径より大きいことから、回転盤321の外周における接線速度が回転軸320の外周における接線速度よりも速く、よって負圧が発生し、気流Fがサブ流路325に流入する。サブ流路325に流入した気流Fは、流体流路324を経由して上に移動し回転盤321の内部にある流体経路323に流入し、そして回転盤321の外周における多孔質構造326から排出される。回転盤321が高速で回転するので、収容空間S内の流体は、液体、固体、あるいは固液混合体であってもよく、この流体と、回転盤321の外周(ここでは即ち多孔質構造326)との間に大きな移動速度の差ができることから、多孔質構造326から排出されてなった気泡はその生成の直後(生成とほぼ同時に)に細かく剪断され、微細流体構造B(本実施例では微細気泡)が発生する。
なお、上述の方式によれば、収容空間Sに収容される食材混合物は微細気泡を含むようになり、この微細気泡により食材混合物は食材が均一によく混ざったものにすることができ、固体と液体が再び分離してしまうことを避けることができる。また、微細気泡を生成する気体の選択により、食材混合物の参加を防ぐ効果を生むことも可能となる。
(第7の実施例)
図6Bには、本発明に係る微細流体構造発生装置の第7の実施例が概略図で示されている。第7の実施例は上述の第6の実施例(図6A)と類似するが、フードプロセッサー3の本体30は、台座外壁301に、流体配管3010が、台座外壁301内の空間に連通するように設けられている。流体配管3010は、フードプロセッサー3とは別に設けられた流体の供給源となる流体容器4との連結のために用いられる。流体容器4は、具体的な例としては高圧気体ボンベ、液体ボンベ等が用いられ、チューブを介してあるいは直接に流体配管3010と接続される。
(第8の実施例)
図6Cには、本発明に係る微細流体構造発生装置の第8の実施例が概略図で示されている。第8の実施例は、上述の第6の実施例(図6A)と類似するが、回転盤321の上下両面に、流体経路323と外部とに連通する複数の微細孔327が形成されている。これら微細孔327は、流体を排出するためのものであり、ここから排出された流体は、同様に回転盤321と外部の流体との相対運動により更に細かく剪断される。なお、図6Cの実施例において、それぞれの微細孔327の回転軸の軸心との距離が異り、よって接線速度の差異が生まれ、それぞれの微細孔327における剪断の具合も異なり、回転軸320から離れるほど速度が速くなるので、より大きな剪断力が発生し、生成される微細流体構造もより微細なものとなる。また、図6Cに示された回転盤321は円周部に多孔質構造を有しないが、他の実施形態として、図6Aに示された回転盤321の円周部の多孔質構造と、図6Cに示された微細孔327を有する回転盤321とを組み合わせた態様とすることも可能である。
更に、図6Aに示された実施例において、多孔質構造326は回転盤321の円周部に設けられているが、このような態様に限らず、例えば、回転盤321の全体を多孔質構造で構成されたもの(例えば図3Aや図3Bに示された構成)とすることも可能である。即ち、図6Aに示された回転盤321として、金属合金により一体的に形成されたブレードを有する盤体とすることもできる。
(第9の実施例)
図7A及び図7Bには、それぞれ本発明に係る微細流体構造発生装置の第9の実施例が概略断面図で示されている。図7Aに示されているように、本実施例は、図6Aに示した第6の実施例と類似するが、異なる点は、本実施例における微細流体構造発生機構32aは、気体(第1の流体F)を供給する方式として、多孔質材料で構成された軸体320aを、回転盤321の上方に、且つ、食材容器31の容器部310内に配置している。また、一実施形態として、軸体320aが流体流路324aを有する他に、軸体320aの管壁を中実構造とすることもできる。軸体320aは、取り外し可能な方式で回転盤321(本実施例ではブレードを有する盤体)と連結される。また、一実施形態として、軸体320aと回転盤321とは一体に構成されたものであってもよい。回転盤321は回転軸34を介して(例えば図6Aに示した本体30と回転駆動機構300とのように)回転駆動機構と連結される。
軸体320aと回転盤321とが回転すると、軸体320aの内部における流体流路324aにある第1の流体F(本実施例では気体)と、軸体320aの外部にある第2の流体92(本実施例においては水またはジュース)との間に相対運動(速度差)が発生し、これにより流体流路324aから軸体320aの外部への負圧(吸引力)が発生する。この吸引力により流体流路324a内部の第1の流体Fが外部に吸引され、軸体320aの外部において軸体320aと第2の流体92とにより剪断され、微細流体構造Bが発生する。この他、回転盤321内に流入した第1の流体Fは、回転盤321の高速回転により、回転盤321の辺縁に設けられた多孔質構造326からも排出され、同様に剪断されて微細流体構造Bとなる。このように微細流体構造を発生する方式に加えて、回転盤320aのブレードが高速で回転することから、これによっても微細気泡を更に剪断する効果が生まれ、より微細な微細流体構造をより効率よく発生することが可能となる
図7Bに示す態様は、図7Aに類似したものであるが、この態様では食材容器31の容器部310の上端に蓋35が設けられていて、またこのには貫通孔350が開けられていて、第1の流体Fが流入できるようになっている。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、最も広い解釈の精神および範囲内に含まれる様々な構成として、全ての修飾および均等な構成を包含するものとする。また、上述した各実施例及び各種態様は、それぞれ組み合わせて本発明を実施することも当然可能である。
上記構成により、本発明の微細流体構造発生機構によれば、サイズが均等で且つ微細な(例えば10ナノメートル~999マイクロメートル)といった流体構造を効率よく発生することができる。
2 微細流体構造発生装置
20 微細流体構造発生機構
20a~20e 微細流体構造発生機構
200 軸体
200a 軸体
201 回転盤
201a~201c 回転盤
C 流体流路
Cs サブ流路
202 インレット
203 アウトレット
204 盤体
205 多孔質構造
205a 多孔質構造
206 内部空間
207 多孔質材料
208a 軸心通路
208b 第1の流路
208c 流入口
208d 流出口
208f ブレード
209a 第2の流路
209b 進入口
209c 排出口
21 回転駆動機構
21a 回転駆動機構
210 モーター本体
210a 外殻延伸部
2000 貫通孔
2100 貫通孔
211 軸受
212 水密リング
22 逆止弁
23 吸気口
24 調整バルブ
241 つまみ
27a~27c ギアセット
28 軸受
29a 羽根車
29b 噴射ノズル
290 流体
3 フードプロセッサ
30 本体
300 回転駆動機構
301 台座外壁
3010 流体配管
302 回転軸
303 カップリング部材
31 食材容器
310 容器部
311 高台部
312 仕切り板
32 微細流体構造発生機構
32a 微細流体構造発生機構
320a 軸体
321 回転盤
322 固定部材
323 流体経路
324 流体流路
324a 流体流路
325 サブ流路
326 多孔質構造
327 微細孔
33 軸受
34 回転軸
35 蓋
350 貫通孔
4 流体容器
90 気泡
91 微細気泡
92 第2の流体
93 流体
A 中心軸
F 第1の流体
R 径方向
T 厚さ方向
S 収容空間

Claims (19)

  1. 内部に流体流路を有すると共に、第1の流体を前記流体流路に導入するインレットと、 前記流体流路内の前記第1の流体を排出するアウトレットとが形成されている軸体と、
    前記軸体と連結されていると共に、前記軸体の前記アウトレットと連通していて前記第1の流体を受け入れる盤体を有し、且つ少なくとも一部に多孔質構造を有する回転盤と、を具え、
    前記軸体が回転することで共に前記回転盤が回転すると、前記第1の流体が、前記盤体内に流入し、更に前記多孔質構造を介して前記回転盤の外部に排出されるように構成されていることを特徴とする微細流体構造発生機構。
  2. 前記回転盤は、第2の流体に囲まれるように設けられており、
    前記回転盤が回転すると、前記回転盤と前記第2の流体との間で相対運動が発生し、前記多孔質構造を介して外部に排出される前記第1の流体が前記相対運動により剪断されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の微細流体構造発生機構。
  3. 前記軸体の内部には、前記流体流路に導入された前記第1の流体が逆流しないよう逆止弁が前記インレット附近に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の微細流体構造発生機構。
  4. 前記インレットに、前記第1の流体が前記流体流路に流入する流量及び流速を調整する調整バルブが設けられていることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の微細流体構造発生機構。
  5. 前記盤体は、前記アウトレットと連通していて前記第1の流体を受け入れる内部空間を有し、
    前記回転盤の前記多孔質構造を有する前記少なくとも一部は、前記盤体の円周部であって、前記多孔質構造は当該円周部に配置されると共に前記内部空間と前記回転盤の外部とを仕切るように構成されていることを特徴とする請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の微細流体構造発生機構。
  6. 前記回転盤はインペラであり、少なくとも1つの第1の流路と、流体を導入するための第2の流路とを有し、各前記第1の流路は、前記流体流路と連通する流入口と、前記多孔質構造が設けられている流出口とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の微細流体構造発生機構。
  7. 前記盤体が多孔質構造を有する材料により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の微細流体構造発生機構。
  8. 前記盤体は、前記アウトレットと連通していて前記第1の流体を受け入れる内部空間を有することを特徴とする請求項7に記載の微細流体構造発生機構。
  9. 前記第1の流体は、前記盤体の厚さ方向に向かって多孔質構造から排出され、前記盤体において前記軸体に近い箇所ほど、発生する微細流体構造は大きいものとなることを特徴とする請求項7に記載の微細流体構造発生機構。
  10. 前記多孔質構造は、高分子、金属、セラミック材料のいずれかにより構成されることを特徴とする請求項1~請求項9のいずれか一項に記載の微細流体構造発生機構。
  11. 前記盤体はブレードを有する盤体として構成され、その内部に流体経路が設けられていて、前記流体経路の出口に前記多孔質構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微細流体構造発生機構。
  12. 前記流体流路は前記軸体を貫通するように形成されていることを特徴とする請求項1~請求項11のいずれか一項に記載の微細流体構造発生機構。
  13. 前記流体流路は一端が閉鎖端になっていて、前記軸体はその径方向に沿って前記流体流路と連通するように形成された少なくとも1つのサブ流路を更に有することを特徴とする請求項1~請求項11のいずれか一項に記載の微細流体構造発生機構。
  14. 前記回転盤はブレードを有する盤体として構成され、その内部に流体経路が設けられていて、前記流体経路の出口に前記多孔質構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微細流体構造発生機構。
  15. 前記軸体は多孔質構造を有する軸体であり、前記回転盤はブレードを有する盤体として構成され、その内部に流体経路が設けられていて、前記流体経路の出口に前記多孔質構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の微細流体構造発生機構。
  16. 請求項1~15のいずれか1項に記載の微細流体構造発生機構と、
    前記微細流体構造発生機構の前記軸体の回転を駆動する回転駆動機構と、を具えることを特徴とする微細流体構造発生装置。
  17. フードプロセッサーとして構成されていることを特徴とする請求項16に記載の微細流体構造発生装置。
  18. 本体と、前記本体に置かれる食材容器とを具え、前記食材容器の下部には外部の流体容器と連結される流体配管が設けられていることを特徴とする請求項16または請求項17に記載の微細流体構造発生装置。
  19. 前記軸体が前記食材容器内に配置されている、請求項18に記載の微細流体構造発生装置。
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