JP5133556B2 - 微細気泡発生装置 - Google Patents
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Description
これらの目的のためには、気泡の浮力を小さくして液中により長く滞留させ、かつ液体と接触する表面積をより大きくして反応効率を上げるように、気泡のサイズはできるだけ微細にすることが望ましい。
しかし、これらの方法においては、設備のコストが嵩みメンテナンスも面倒であるのみならず、単に細孔から放出したり水中で混合撹拌した程度では、微細化作用が不十分で発生気泡は比較的大きいままであり、微細気泡の発生は困難であるという欠点があった。
(1)液体と気体を混合して加圧し、液体中に気体を溶解させたのち、その気液混合体を減圧することにより微細気泡を発生させる。(例えば特許文献1参照)
(2)ノズルから液体を急速に噴出させつつ気体を混入することにより微細気泡を発生させる。(例えば特許文献2参照)
(3)容器内で液体の旋回流を発生させて、混入気体を撹拌・剪断することにより微細気泡を発生させる。(例えば特許文献3参照)
(4)静止型ミキサーを設置して、その邪魔板や衝突突起に気液混合体を衝突させ撹拌することにより微細気泡を発生させる。(例えば特許文献4参照)
(1)は、加圧タンクなどの設備そのものが大規模になってコスト高となる上、加圧に時間もかかり不経済である。
(2)は、液体と気体をノズルから噴出させているだけなので、微妙な調節を要し、微細気泡を短時間に大量に発生させることは難しい。
(3)は、微細気泡の安定的発生のためには微妙な調節を要し、無人の長時間運転は難しい。又、渦巻き状の流入路を備えたサイクロン式の旋回機構が用いられており、液体自身の運動エネルギーによる旋回力に頼ったものであるために、エネルギー不足により十分な旋回力が得られない場合があり、微細気泡を短時間に大量に発生させることは難しい。
(4)は、単純な衝突に頼るので微細化作用が十分でない。又、静止型ミキサーの抵抗によるエネルギーロスが大きく、それだけ気液混合体を送り込むための動力を必要とする。
更には、食品や高純度液を取り扱うプロセスに適用する場合に、洗浄が容易でないという問題がある。通常このような目的に使用される装置は、「サニタリー仕様」として、接液表面が平滑に仕上げされるのみならず、定置洗浄(分解しないまま内部洗浄)、分解洗浄及び再組立が簡単に行える構造となっていることが必須であるが、従来技術の装置では、複雑な構造であったり流路中に隘路があったりするため、分解作業は煩雑であり、定置洗浄により接液部を影なく洗浄することも困難である。又、目詰まりも起こりやすい。
このように、上記の従来技術のいずれも、コストと性能という両面での限界があるという課題があった。
流体が出入りする第1の開口と第2の開口を有するケーシング内に、回転して流体に旋回エネルギーを与える羽根車を備え、該ケーシングは、該羽根車の外縁部を取巻くように形成された羽根車収容部と、該羽根車収容部から徐々に縮径して流体の旋回を高速化させる縮径部とからなり、該縮径部の先端近傍に第1の開口が設けられ、該羽根車収容部の近傍に第2の開口が設けられ、流体の流れ方向が第1の開口から第2の開口に向かう方向、又は第2の開口から第1の開口に向かう方向のいずれに設定される場合においても、該流体は該羽根車の回転によって強制的に旋回力を与えられることを主な特徴としている。
又、前記ケーシングが、一体的で仕切り壁や狭隘部のない1つの室空間を形成してもよい。
又、前記第1の開口の近傍の流体流路中に、流体を所定方向に捻転させるためのガイド、流体を絞るためのオリフィス、前記羽根車の回転によって発生する竜巻状空洞の尾底部を受け止めるための空洞受け、流体を撹拌するための凹凸部もしくは凹凸部材、のうちの少なくとも一つを備えてもよい。
又、前記羽根車は、その羽根上の少なくとも一部において、回転中に衝突する流体粒子の反射方向が回転接線方向よりも回転中心寄りとなって、その回転により乱流を発生させる形状に形成されてもよい。
又、前記ケーシングの内壁部と前記羽根車の少なくとも一方には、流体を撹拌するための凹凸部もしくは凹凸部材を備えてもよい。
又、前記第1の開口から第2の開口に向け、又は第2の開口から第1の開口に向けて流体を圧送するポンプ作用を備えてもよい。
又、流体を吸い上げる自吸ポンプ作用を備えてもよい。
本装置は、気液混合・気泡の微細化を併せて行い、微細気泡を発生させるのみならず、ポンプ作用により流体に吐出圧力を与えることも、自吸することもできる。又、構造が簡単で、装置が小型でも大型でも安価に製造でき、サニタリー仕様を満足できる定置洗浄や分解洗浄が容易に行えて、多様な用途や液質にも適用できる。
流体の入口と出口となる2つの開口を備えたケーシングは、1aと1bとに分割可能で、且つそれらが接合されたときには略円筒状の1つの室を構成するように形成され、このケーシング1a;1bの中には、適宜の枚数の羽根を備えた羽根車2が設けられている。
羽根車2は、ねじ込み式あるいは図に例示したような羽根車ナットにより回転軸3に装着される。回転軸3は、軸受部5に支持され、軸封部4によりケーシング1bを密封的に貫通しており、図示しない原動機によって回転駆動される。
羽根車2には、その回転周辺部全域にわたって撹拌作用を行う撹拌羽根部2mが形成されているが、特に片方の軸方向端部(図1中の左側の端面)2rの近傍の部位は揚液に吐出力(吐出圧力)を与えるよう拡径されて吐出羽根部2dが形成されている。
本実施例においては、第1の開口aが流体入口となり、第2の開口bが流体出口となる。第1の開口a(流体入口)の側には、本装置への揚液の流入量を調節する入口弁6と、揚液の流れに伴って混入される気体の量を調節するための気体注入弁7が設けられ、第2の開口b(流体出口)の側には、本装置からの流出量を調節する出口弁8が設けられている。
なお、回転軸3が貫通するケーシング1bの軸封部4の近傍には、本装置を分解しないままで内部洗浄できるよう、空洞部が形成され、洗浄液注入口cが設けられている。
この流体は羽根車2によって強制的に旋回させられ、しかも羽根車2から強力な旋回エネルギーを与えられ続けるので旋回エネルギー不足となることもなく、単なるサイクロン式等に比べるとはるかに強力な旋回力が発生する。
このとき、開口b側の出口弁8を所定量絞っておけば、流体の内の一部はケーシング内に所定時間滞留し、旋回を続けるのであるが、その旋回速度は縮径部1yの中で旋回半径が縮小するに従って高速となり、先端の開口a付近では極めて高速な旋回流となっている。そこで、開口aから流体を続いて流入させれば、この流体は縮径部1yに流入した瞬間に高速旋回流に曝され、無旋回状態から高速旋回状態への急激な変化によって強烈な渦流・乱流と化し、この流体中の気泡は撹拌・剪断され、微細化される。
本装置を定置洗浄する場合には、ケーシング1a;1bが、一体的で仕切り壁や狭隘部のないわずか1つの室空間を形成しているため、簡単にしかも隅々までくまなく洗浄することができる。具体的には、ケーシング1a側の内部の洗浄は、本装置を運転しながら開口aから洗浄液を注入して開口b;ドレン口dから排出させればよく、ケーシング1b側の内部の洗浄は、洗浄液注入口cから洗浄液を注入して、開口b;ドレン口dから排出させればよい。このようにして接液部を影なく洗浄することができる。なお、洗浄液注入口c及びドレン口dには洗浄液注入弁13;ドレン弁14を付設して、洗浄時以外は閉めておくようにすれば操作上便利である。
本実施例においては、まずケーシング縮径部1yの構造について、第1の開口aの近傍の流体流路中に、流体を所定方向に捻転させるためのガイド15を設けてある。特に、図示のように羽根車2の回転方向と逆の方向に流体を捻るようにしておけば、流体に対する撹拌・剪断の度合を更に強めることができるという効果がある。
縮径部1yの形状については、第1実施例のような単純なコーン(円錐)状の代わりに膨らみのある形状など適宜に設計してよいことを例示した。この縮径部1yの働きによって、羽根車2から旋回力を与えられた流体が高速旋回流となり、開口aからの流入前の無旋回状態から高速旋回状態への急激な変化によって瞬時に撹拌・剪断されて微細気泡を発生することは、第1実施例と同様である。
従って、凹凸部2u及び凹凸部材1uによる撹拌・剪断効果に加え、羽根車2と凹凸部材1uとの間隙が小さいことによる両部材間での剪断も強力に働き、更には、渦流・乱流によるキャビテーションの発生も相まって、気泡の微細化が極めて強力に行われるものである。
真空装置9は、液封式真空ポンプでもよいし、その他の形式の真空ポンプでも負圧発生装置でもよく、気体注入装置10は、コンプレッサーでもよいし、その他の形式の圧力発生装置でもよい。
本実施例のその他の構成及び作用は第1実施例と同様である。
本実施例においては、まずケーシング縮径部1yの構造について、第1の開口aの近傍の流体流路中に、流体を絞るためのオリフィス16を設けてある。これによって、オリフィス通過時の乱流の発生を促進し、流体に対する撹拌・剪断の度合を更に強めることができるという効果がある。
又、開口aの部分には、羽根車2の回転によって竜巻状空洞が発生する場合にその竜巻状空洞の尾底部を受け止めるための空洞受け17を設け、揚液はその横から流入させる形式のものを例示した。揚液は羽根車2によって強制的に旋回させられるので、開口aの流路形状や流入角度については適宜に選択して差し支えない。本図中には、開口aの流路が羽根車2の回転方向に沿って巻き込まれる形状に形成されたものが例示されているが、逆に回転の反対方向に沿って巻き込まれる形状に形成した方が、乱流発生の促進に役立つ場合もある。
縮径部1yの形状については、単純なコーン状の代わりにラッパ状など適宜に設計してよいことを例示した。
本実施例のその他の構成及び作用は第2実施例と同様である。
本実施例においては、まずケーシング縮径部1yの内壁に、流体を撹拌するための凹凸部1uを設けてある。これによって乱流の発生を促進し、流体に対する撹拌・剪断の度合を更に強めることができるという効果がある。該凹凸部は、図示のディンプル(くぼみ)形状のほか適宜の形状を選択してよく、又、凹凸部材の装着によってもよい。
更に、吐出羽根部2dについては、吐出圧力の得やすい側板(シュラウド)付きとし、又、側板付きの場合でも、その側板の周縁部に適宜の形状、個数の切り欠きを形成し、側板前後を連通させることによって、定置洗浄の際に洗浄液注入口cから注入される洗浄液が滞留することなくスムーズにドレン口dに向かって流れて行けるよう配慮したものを例示した。
本実施例のその他の構成及び作用は第1実施例と同様である。
本実施例は、羽根車2について、吐出羽根部を取り去って撹拌羽根部2mのみとし、ポンプ作用は別途のポンプ12に担わせたものである。本図においてはポンプ12は第2の開口bの側に介設しているが、第1の開口aの側に介設してもよい。
図中では、流れ方向が開口bから開口aに向かうようにしたものが例示してあり、それに伴って、入口弁6及び気体注入弁7は開口bの側、出口弁8は開口aの側に設けてある。これは、ポンプ12の送液方向を逆にして、流れ方向が開口aから開口bに向かうようにしてもよく、その場合には勿論、入口弁6及び気体注入弁7は開口aの側、出口弁8は開口bの側に設けることとなる。
羽根車2の中央部近傍に臨んだ箇所、即ち羽根車2の回転中心線の近傍には、羽根車2の回転により発生する空洞気体を排出したり逆に気体を導入したりするための通気口eが設けられ、該通気口eは、第2実施例〜第3実施例と同様に、通気路fによって真空装置、気体注入装置、大気開放口(図示は省略)のいずれかに連通されている。
なお、流体を撹拌するための凹凸部(凹凸部材)の一例として、ケーシングの開口aの近傍の流体流路中に鋲頭状の凹凸部材18を設けたり、羽根車2に多孔形状の凹凸部2uを設けたりしてもよいことも示した。
それに加えて、羽根車2の形状により発生する渦流・乱流による撹拌・剪断、そして、開口a近傍の凹凸部材18や羽根車2の凹凸部2uなどによる撹拌・剪断、更には、渦流・乱流によるキャビテーションの発生も相まって、気泡の微細化が極めて強力に行われるものである。
本実施例のその他の構成及び作用は第1実施例と同様である。
本実施例は、羽根車2について、吐出羽根部2dとして適宜の枚数、形状の軸流羽根を採用して回転軸方向に推力を発生させることによって、第5実施例のポンプ12を不要とし、又、通気口eまわりの構成も省略して、装置全体を第5実施例よりもコンパクトにまとめたものである。
図中では、流れ方向が開口bから開口aに向かうようにしたものが例示してあり、それに伴って、入口弁6及び気体注入弁7は開口bの側、出口弁8は開口aの側に設けてある。これは、回転軸3の回転を逆にして、流れ方向が開口aから開口bに向かうようにしてもよく、その場合には勿論、入口弁6及び気体注入弁7は開口aの側、出口弁8は開口bの側に設けることとなる。
なお、流体を撹拌するための凹凸部(凹凸部材)の一例として、ケーシングの開口aの近傍の流体流路中に杭状の凹凸部材18を設けたり、羽根車2に多孔形状や櫛歯状の凹凸部2uを設けたりしてもよいことも示した。
本実施例のその他の構成及び作用は第5実施例と同様である。
各実施例においては、入口弁6経由で流入する揚液と気体注入弁7経由で流入する気体とを混合して気液混合体を生成するものを例示してあるが、これに代えて、前もって気液混合体を生成したものを本装置に供給してもよいことは言うまでもなく、その場合は勿論、気体注入弁7は不要となる。
ケーシング縮径部1yの形状については、各実施例に例示したコーン状やラッパ状のほかにも、飲料ボトル状など適宜に設計してよい。
ケーシングの分割箇所については、各図に図示した箇所に限らず、設計上適宜の箇所を選択してよい。分割数についても、2分割に限らず、分解及び洗浄の上で問題がなければ3分割以上にしてもよい。
回転軸3の軸封部4及び軸受部5はケーシング1bの側に付設したものを図示したが、逆にケーシング1aの側に付設してもよく、この場合は回転軸3が開口a部分を貫通するよう設計すればよい。
又、回転軸3を回転させる原動機については、使用条件に応じて適宜選択してよい。例えば、本装置を水中モーターと一体構造にしてそのモーターの回転軸を本装置の回転軸3としてそのまま用いる方法をとれば、コンパクトになる上、洗浄時のモーター防水対策も不要となり、更には、本装置をモーターと共に液中に沈めて設置することも可能となる。
本装置の性能を更に向上させるために、羽根車2を多段としてもよいし、本装置を複数台連結配管して直列運転あるいは並列運転してもよい。又、真空装置や気体注入装置は、各種公知のものが適用でき、個数も1つに限らず任意の真空装置や気体注入装置を追加してもよい。
そこで、この渦流・乱流によるキャビテーションの発生と真空装置による排気に主眼をおいた運転方法(例えば、気体注入弁7などの気体注入経路は完全に閉鎖し、入口弁6は絞り気味としておく、など)を選択すれば、揚液中の溶存気体を析出させて気泡化し、その気泡を遠心分離して収集・排出することも可能である。このことは即ち、本発明の微細気泡発生装置が「微細気泡の発生」という目的のほかに、運転方法の変更によって「脱気・脱泡」の目的に使用することも可能であることを示唆している。
本装置は、気液混合・気泡の微細化を併せて行い、微細気泡を発生させるのみならず、ポンプ作用により流体に吐出圧力を与えることも、自吸することもできる。又、サニタリー仕様を満足できる定置洗浄や分解洗浄が容易に行える構造も備えて、多様な用途や液質にも適用できる。
本装置の用途は、気泡の微細化により液体中に気体を効率よく溶解させるなどの一般的用途のほかにも、気体を溶解させぬまま微粒化しておく用途、例えば泡状クリームの製造など、広い分野にわたる。
本装置は、構造が簡単で、故障が少なく耐久力があり、完全自動運転ができて管理上の手が掛からず、小型化も大型化も容易に且つ安価に実施でき、設備及び管理コストも極めて経済的であり、その実施効果は極めて大きい。
1x…羽根車収容部 1y…縮径部
2…羽根車
2r…羽根車端部 2d…吐出羽根部 2m…撹拌羽根部
2p…邪魔部材 2u…凹凸部(凹凸部材)
3…回転軸 4…軸封部 5…軸受部
6…入口弁 7…気体注入弁 8…出口弁
9…真空装置 10…気体注入装置 11…保護手段
12…ポンプ 13…洗浄液注入弁 14…ドレン弁
15…ガイド 16…オリフィス 17…空洞受け
18…凹凸部材
a…第1の開口 b…第2の開口
c…洗浄液注入口 d…ドレン口
e…通気口 f…通気路 g…大気開放口
A…流体粒子の反射方向 B…回転接線方向 C…遠心力方向
Claims (9)
- 流体が出入りする第1の開口と第2の開口を有するケーシング内に、回転して流体に旋回エネルギーを与える羽根車を備え、該ケーシングは、該羽根車の外縁部を取巻くように形成された羽根車収容部と、該羽根車収容部から徐々に縮径して流体の旋回を高速化させる縮径部とからなり、該縮径部の先端近傍に第1の開口が設けられ、該羽根車収容部の近傍に第2の開口が設けられ、流体の流れ方向が第1の開口から第2の開口に向かう方向、又は第2の開口から第1の開口に向かう方向のいずれに設定される場合においても、該流体は該羽根車の回転によって強制的に旋回力を与えられることを特徴とする、微細気泡発生装置。
- 前記羽根車には、流体の撹拌を行う撹拌羽根部と流体に吐出圧力を与える吐出羽根部とが一体的に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の微細気泡発生装置。
- 前記ケーシングが、一体的で仕切り壁や狭隘部のない1つの室空間を形成していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の微細気泡発生装置。
- 前記第1の開口の近傍の流体流路中に、流体を所定方向に捻転させるためのガイド、流体を絞るためのオリフィス、前記羽根車の回転によって発生する竜巻状空洞の尾底部を受け止めるための空洞受け、流体を撹拌するための凹凸部もしくは凹凸部材、のうちの少なくとも一つを備えたことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
- 前記羽根車は、その羽根上の少なくとも一部において、回転中に衝突する流体粒子の反射方向が回転接線方向よりも回転中心寄りとなって、その回転により乱流を発生させる形状に形成されたことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
- 前記ケーシングの内壁部と前記羽根車の少なくとも一方には、流体を撹拌するための凹凸部もしくは凹凸部材を備えたことを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
- 前記羽根車の回転中心線の近傍に通気口が設けられ、該通気口は、真空装置、気体注入装置、大気開放口のいずれかに連通されたことを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
- 前記第1の開口から第2の開口に向け、又は第2の開口から第1の開口に向けて流体を圧送するポンプ作用を備えたことを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の微細気泡発生装置。
- 流体を吸い上げる自吸ポンプ作用を備えたことを特徴とする、請求項8に記載の微細気泡発生装置。
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