JP2017113687A - 気液混合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、溶解効率の高い気液混合装置を提供する。【解決手段】気液混合装置10は、液体140が貯留された容器100と、容器100の底部120から液体140内に気泡332として気体330を供給する気体供給部300と、液体140内の底部120近傍で回転することにより、底部120との間にある気泡332を剪断して微細化することにより微細気泡を形成する回転板210と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、気液混合装置に関する。
従来より、液体中に気体を効率よく混合させるための気液混合装置が提供されている(例えば、特許文献1〜3)。特許文献1には、気体溶解装置において気体の溶解効率を向上させることができる気体溶解器が開示されている。該気体溶解器は、気液混合流体吐出筒によって気液を効率よく混合させ、気液混合流体噴出口によって極小気泡含有流体を生成する。そして、外郭ケーシングの内周部と内郭ケーシングの外周部と螺旋状に配設された整流器とから構成される気体溶解流路で遠心力を有した旋回流を発生させることにより、単純な筒状の流路よりも多くの抵抗を液体に与えて効率良く気体を溶解させている。
特許文献2には、噴霧システムにおいて水に空気を混合させるミキサー・エレメントが開示されている。このミキサー・エレメントは一対のジェット孔を備え、該一対のジェット孔から噴射される水同士を衝突空間内で流出方向に180度以下のなす角度を持って衝突させて流体出口から排出させる。さらに、ミキサー・エレメントは衝突空間の背後に空気を吸引する吸引孔を備え、一対のジェット孔から噴射される水同士の衝突により衝突空間の背後に生じる負圧を利用して吸引孔から空気を吸引し、当該衝突空間内で水と空気を衝突させて混合する。
特許文献3には、被処理水に含まれる処理対象物質を迅速かつ高性能に分解処理することができ、さらに処理ユニットの単純化を図った経済的な水処理装置が開示されている。該水処理装置においては、オゾンガス溶解手段(渦流ポンプ)を用いて被処理水にオゾンガスを溶解させている。
特開2013−237035号公報 特開2012−187464号公報 特開2004−249277号公報
特許文献1に開示された気体溶解器においては、気体溶解器へ液体を送り込むための送圧手段としてポンプを使用しているので、気体溶解装置全体の構造が複雑になると共に消費電力が大きくなってしまう。また、特許文献2に開示されたミキサー・エレメントにおいては、ジェット孔から水を加圧して噴射するための加圧手段として循環ポンプを使用しているので、噴霧システム全体の消費電力が大きくなってしまう。さらに、特許文献3に開示された水処理装置においては、オゾンガスを被処理水に溶解させるために渦流ポンプを用いており、装置の構造が複雑になると共に消費電力が大きくなってしまう。
このように、簡単な構造で、溶解効率の高い気液混合装置が求められている。
本発明に係る気液混合装置の実施形態の1つは、液体が貯留された容器と、前記容器の底部から前記液体内に気泡として気体を供給する気体供給部と、前記液体内の前記底部の近傍で回転することにより、前記底部との間にある前記気泡を剪断して微細化することにより微細気泡を形成する回転板と、を備えている。
この気液混合装置は、上述のような簡単な構成で、気泡を回転板で剪断して微細気泡にすることができる。これにより、気泡を液体に溶解するときと比較して微細気泡は液体に溶解しやすくなり、液体への気体の溶解量が増加して、溶解効率を向上させることができる。
気液混合装置の実施形態の1つにおいて、前記回転板は、前記底部と対向する側の面に前記微細気泡を形成するための溝部を有する。
このように、回転板が溝部を有していれば、該溝部によって気泡を剪断して微細気泡を形成することができる。これにより液体への気体の溶解量が増加して、溶解効率を向上させることができる。
気液混合装置の実施形態の1つは、前記回転板と前記底部との間の距離を変更可能である。
このような構成とすれば、液体の粘度や気体の噴出圧力を原因として回転板が所定の回転数で回転しない場合であっても、回転板と底部との距離を変更することにより、所定の回転数で回転板を回転させることが可能となる。
第1実施形態に係る気液混合装置の構成を表す概略図である。 第1実施形態に係る気液混合装置の構成を表す縦断面図である。 第2実施形態に係る気液混合装置の構成を表す縦断面図である。 第3実施形態に係る気液混合装置の構成を表す縦断面図である。 第4実施形態に係る気液混合装置の第4回転板の構造を表す斜視図である。 第4実施形態の変形例に係る気液混合装置の第4回転板の構造を表す底面図である。
以下、本発明の実施形態に係る気液混合装置について、図面を用いて詳細に説明する。
1.第1実施形態
〔気液混合装置の構成〕
図1、図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る気液混合装置10は、容器100と、気体剪断部200と、気体供給部300とからなる。気液混合装置10は、容器100に貯留された液体140内に気体供給部300から気体330を供給し、液体140内に噴出した気体330の気泡332を気体剪断部200で剪断することで気泡332を微細化して微細気泡334を形成し、微細気泡334(及び気泡332)を液体140に溶解させる装置である。以下の説明において用いる上下方向とは、図2における上下方向を意味するものとする。
容器100は鉄若しくはアルミ等の金属又は樹脂からなる有底円筒形状を有している。容器100の底部120の中央部には円形状の開口122が形成されている。容器100に貯留される液体140は、水や有機溶剤、無機溶剤など種類を問わない。
気体供給部300は、液体140に溶解させる気体330を貯留している気体供給源320と、気体供給源320の気体330を容器100内の液体140に向けて圧送するポンプ340と、圧送された気体330を流通させる供給管360と、供給管360の端部近傍に設けられた逆止弁380とを有する。供給管360の端部は容器100の開口122に接続され、供給管360を流通した気体330が底部120から容器100内の液体140に供給される。気体330の種類は、空気、窒素、二酸化炭素等、溶解の目的に応じて必要な気体が使用され、特定の気体に限定されるものではない。
気体330が液体140に供給されているときは、気体330の噴出圧力により液体140が供給管360に浸入することはない。また、気体330が供給されていないときであっても、逆止弁380の作用により、液体140は供給管360に浸入しない。
気体剪断部200は、第1回転板210と、第1回転板210に一方端部が接続され、第1回転板210の回転軸心Xと同軸心の軸部202と、軸部202の他方端部が接続された駆動部204とを有する。第1回転板210は回転板の一例である。
第1回転板210は鉄若しくはアルミ等の金属又は樹脂からなる円板状であり、その中心に軸部202が接合されている。第1回転板210には、軸部202と平行な貫通孔である第1孔部212が多数形成されている。そして、第1回転板210の表面(軸部202が接合されている側)には、液体140を撹拌し、液体140への気体330の溶解量を高めるためのフィン214が形成されている。第1回転板210と容器100の底部120との間の回転軸心Xの方向に沿う距離である間隙Y(図2参照)は、第1回転板210が所定の回転数で回転する範囲内で可能な限り小さい方が好ましい。以下、液体140のうち、第1回転板210と液面との間にある部分を上部分142、第1回転板210と底部120との間にある部分を下部分144と称する(図1参照)。
本実施形態においては、図2に示すように、第1回転板210の外周縁と容器100の内周面との間の径方向の間隙Zは、第1孔部212の内径よりも小さくなるよう構成されている。間隙Zが第1孔部212の内径よりも大きいと、液体140の下部分144にある剪断されていない気泡332が間隙Zを通り抜けて上部分142に到達して液面に向けて上昇し、液体140にほとんど溶解することなく液体140の液面から気体330として空気中に放出される。気泡332が液体140内を液面に向けて上昇するのは、液体140の密度より気体330の密度の方が小さいからである。また、気泡332のような体積の大きい1つの気泡332の表面積(液体140に触れる面積)は、合計体積が同じである複数の微細気泡334の合計表面積よりも小さいので、気泡332は微細気泡334に比べて液体140に溶解しにくい。このように、間隙Zが大きいと、液体140に対する気体330の溶解量が低下して溶解効率が低下するため、間隙Zは第1孔部212の内径よりも小さくなるよう構成される必要がある。
図1に示すように、軸部202の第1回転板210が接合された側と反対側の端部は、駆動部204に接続されている。駆動部204は、軸部202を介して、第1回転板210に回転駆動力と回転軸心Xの方向に沿って動く直線駆動力を付与する。第1回転板210の回転数は、常時、駆動部204から制御部400に出力されている。そして、制御部400は、液体140の粘度や気体330の噴出圧力(ポンプ340の吐出圧力)を原因として第1回転板210が所定の回転数で回転していないと判断した場合には、制御部400は駆動部204を制御して、第1回転板210に直線駆動力を付与して回転軸心Xの方向に沿って移動させ、所定の回転数で回転する位置で停止させる。すなわち、間隙Yの長さを変更する。これにより、第1回転板210は、常に所定の回転数で回転することが可能となる。駆動部204の構成はモータやソレノイド、エアシリンダ等、公知の構造を使用することができるので、詳細な説明は省略する。
〔気液混合装置の動作〕
次に、気液混合装置10の動作について説明する。容器100に液体140を投入し、不図示の電源スイッチにより駆動部204を作動させる。これにより第1回転板210は回転軸心Xを中心に回転を開始する。制御部400は、第1回転板210の回転数が所定の回転数に到達したと判断したら、気体供給部300のポンプ340を作動させつつ気体供給源320から供給管360内に気体330を吐出させる。気体330はポンプ340の吐出圧力により圧送されて供給管360内を流通し、容器100の底部120の開口122から液体140の下部分144に供給されて気泡332となる。
液体140に供給された気泡332は下部分144内を上昇して液面に向かおうとするが、第1回転板210があるので気泡332はそのままでは上昇することができない。気泡332が第1回転板210を通り抜けて上昇するには、第1孔部212か間隙Zを通り抜けるしかない。第1孔部212は個数が多いものの気泡332の大きさに対して内径が非常に小さい。そのため、第1回転板210の裏面に当接した気泡332は、第1孔部212と対向したときに、気泡332の一部だけが第1孔部212に入り込む。第1回転板210は回転しているので、第1孔部212と気泡332が対向する時間は非常に短く、気泡332のうち第1孔部212に入り込んだ部分は、第1孔部212に入り込んでいない部分から剪断されて、非常に小さな気泡332である微細気泡334になる。そして、微細気泡334は第1孔部212を通り抜けて上部分142に入り、液体140の液面に向かって上昇する。
上述したように、第1回転板210はフィン214を有しており、回転により液体140を撹拌している。また、微細気泡334は体積が小さいので、多くの微細気泡334は液面に到達する前に液体140に溶解する。
このように、気液混合装置10は、気体330を気泡332として容器100の底部120から供給して、第1回転板210の第1孔部212で剪断して微細気泡334を形成するという簡単な構造を有している。気泡332を微細化することにより微細気泡334は液体140に溶解しやすくなり、その結果、液体140への気体330の溶解量が増加して、溶解効率が向上する。
本実施形態においては、第1回転板210の外周縁と容器100の内周面との間の径方向の間隙Zは第1孔部212の内径よりも小さくなるよう構成されているが、この構成に限られるものではない。間隙Zが第1孔部212の内径よりも小さくても第1回転板210は円形状であり、しかも間隙Zは全周に均一に形成されているので、気泡332は間隙Zで剪断されにくい。そのため、下部分144にある気泡332のいくつかは、剪断されずに間隙Zを通って上部分142に到達するおそれがある。
上述したように微細化されていない気泡332は液体140に溶解しにくい。溶解度の低下を防ぐために、第1回転板210の外周縁全体に環状のゴムシールを装着し、ゴムシールの最外周が容器100の内周面に当接するように構成してもよい。このような構成にすれば、第1回転板210の回転時の抵抗は増えるものの間隙Zはゼロとなり、下部分144の気泡332が剪断されずに間隙Zを通り抜けて上部分142に到達するおそれはなくなる。これにより、全ての気泡332が第1孔部212を通って上部分142に到達するので、上部分142では全ての気泡332が微細気泡334となる。従って、微細気泡334は液体140に溶解しやすくなり、気体330の溶解量が増加して、溶解効率が向上する。
2.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態に係る気液混合装置20について図面を用いて説明する。以後の実施形態においては、気体剪断部200の構成のみ異なり、他の構成は第1実施形態と同じであるため、同じ構成の箇所には同じ符号を付し、同様の構成に関する説明は省略する。また、同様の構成である一部の図示も省略する(図5、図6)。
本実施形態においては、フィン214が第1回転板210の表面ではなく裏面に取り付けられており、フィン214の先端が容器100の底部120に当接するよう構成されている。このような構成であれば、液体140の下部分144にある気泡332をフィン214が剪断して小さな気泡332にするため、第1孔部212で微細気泡334を作りやすくなる。
従って、気液混合装置20においては、下部分144にある気泡332が剪断されて第1孔部212を通りやすくなるので、気泡332が下部分144に滞留しにくくなり、単位時間当たりの液体140への気体330の供給量を増やすことができる。従って、液体140への気体330の溶解量が増加して、溶解効率が向上する。
本実施形態においては、第1回転板210の裏面にのみフィン214を形成したがこれに限られるものではない。第1実施形態と同様に、第1回転板210の裏面に加えて表面にもフィン214を形成してもよい。
3.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態に係る気液混合装置30について図面を用いて説明する。本実施形態においては、気体剪断部200を構成する回転板が3枚になっている点が第1実施形態とは異なる。気液混合装置30においては、底部120に近い側から順に第1回転板210、第2回転板220、第3回転板230が同外径、且つ、同軸心となるように間隔を開けて軸部202に取り付けられている。そして、第1回転板210に開けられている多数の第1孔部212と同様に、第2回転板220には多数の第2孔部222が、第3回転板230には多数の第3孔部232が、それぞれ形成されている。第1孔部212の内径が最も大きく、そして第2孔部222、第3孔部232の順に孔の内径が小さくなっている。なお、第2回転板220、第3回転板230はいずれも回転板の一例である。
このような構成であれば、気泡332は第1孔部212、第2孔部222、第3孔部232の3種類の孔で気泡332を徐々に微細化して微細気泡334を作ることができるので、第1孔部212の内径を第1実施形態における第1孔部212の内径よりも大きくすることができる。これにより、下部分144にある気泡332が剪断されて第1孔部212を通りやすくなるので、気泡332が下部分144に滞留しにくくなり、単位時間当たりの液体140への気体330の供給量を増やすことができる。
また、気液混合装置30においては、気泡332は液面に到達するまでに第1回転板210〜第3回転板230を通るので、液面までの到達時間が第1実施形態の気液混合装置10と比較して長くなる。すなわち、気泡332が液体140内に滞留する時間が長くなるので、より多くの気泡332又は微細気泡334が液体140に溶解する。この結果、液体140への気体330の溶解量が増加して、溶解効率が向上する。
本実施形態においては、第1孔部212、第2孔部222、第3孔部232の順に孔の内径が小さくなっていったがこれに限られるものではない。第1孔部212、第2孔部222、第3孔部232のうち任意の2つ又は全ての孔部が同じ内径を有する構造であってもよい。この場合、微細気泡334の液面までの到達時間はさらに長くなる。
本実施形態においては、第1回転板210〜第3回転板230にはいずれもフィン214を設けていないが、第1回転板210〜第3回転板230のうち任意の1枚又は複数枚の回転板にフィン214を設ける構造にしてもよい。ただし、フィン214の数を多くすると、攪拌により液体140への気体330の溶解量が増加する一方、回転板の回転時の抵抗の増加により消費電力が増加するので、双方のバランスを考慮してフィン214の枚数を決める必要がある。
4.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態に係る気液混合装置40について図面を用いて説明する。本実施形態において、気体剪断部200を構成する第4回転板240は孔部を有しておらず、その代わりに裏面に溝部242〜溝部250が形成されている点で第1実施形態とは異なる。第4回転板240は回転板の一例である。
図5に示すように、本実施形態の第4回転板240の裏面には、回転軸心Xと同軸心の環状の溝部244、248が形成され、溝部244より径方向内側には複数個の溝部242が形成され、溝部244と溝部248の間には複数個の溝部246が形成され、溝部248より径方向外側には複数個の溝部250が形成されている。
溝部242〜溝部250は互いに連通している。気液混合装置40において、溝部242〜溝部250の各溝部の溝幅と溝深さは同じであり、径方向に延在する溝部242と溝部246、溝部246と溝部250はいずれも一直線状に形成されないよう、互いに周方向でずれた位置に形成されている。また、第4回転板240の表面には不図示のフィンが形成されている。
このような構成であれば、液体140の下部分144にある気泡332が第4回転板240に当接して、その一部が溝部242〜溝部250に入り込むと、気泡332の一部が剪断されて微細気泡334が形成される。そして微細気泡334は第4回転板240の回転の遠心力により溝部242〜溝部250内を通って、径外方向へと移動し、最終的には第4回転板240の周縁から外方に放出される。放出された微細気泡334は、間隙Z(図2参照)を通り抜けて上部分142に到達して液面に向けて上昇する。そして、上昇中に、微細気泡334(気体330)はフィン(不図示)により攪拌されている液体140に溶解する。このように、孔部ではなく溝部を形成した第4回転板240を用いた場合であっても、微細気泡334を形成することができ、これにより液体140への気体330の溶解量が増加して、溶解効率が向上する。
5.第4実施形態の変形例
本実施形態においては、溝部242〜溝部250の溝幅は同じであったがこれに限られるものではない。図6に示すように、溝部242から径外方向に向かうにつれて溝幅が狭くなる構成としてもよい。このような構成とすれば、気泡332が噴出される開口122の直上に溝幅の広い溝部242があるので、下部分144にある気泡332が溝部242により容易に剪断される。そして、第4回転板240の回転の遠心力により溝部242〜溝部250に向かうにつれて、溝幅の狭小化により少しずつ剪断されて微細化し、溝部250に到達するときには微細気泡334となっている。微細気泡334は第4回転板240の周縁から外方に放出される。このような構成であれば、気泡332が下部分144に滞留しにくくなり、単位時間当たりの気体330の供給量を増やすことができる。
上記の各構成は可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、気液混合装置に利用することが可能である。
10、20、30、40 気液混合装置
100 容器
120 底部
140 液体
210 第1回転板(回転板)
220 第2回転板(回転板)
230 第3回転板(回転板)
240 第4回転板(回転板)
242、244、246、248、250 溝部
300 気体供給部
330 気体
332 気泡
334 微細気泡

Claims (3)

  1. 液体が貯留された容器と、
    前記容器の底部から前記液体内に気泡として気体を供給する気体供給部と、
    前記液体内の前記底部の近傍で回転することにより、前記底部との間にある前記気泡を剪断して微細化することにより微細気泡を形成する回転板と、を備えた気液混合装置。
  2. 前記回転板は、前記底部と対向する側の面に前記微細気泡を形成するための溝部を有する、請求項1に記載の気液混合装置。
  3. 前記回転板と前記底部との間の距離を変更可能である、請求項1又は2に記載の気液混合装置。
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