JP2001347150A - 液体異相渦発生装置 - Google Patents

液体異相渦発生装置

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JP2001347150A
JP2001347150A JP2000213487A JP2000213487A JP2001347150A JP 2001347150 A JP2001347150 A JP 2001347150A JP 2000213487 A JP2000213487 A JP 2000213487A JP 2000213487 A JP2000213487 A JP 2000213487A JP 2001347150 A JP2001347150 A JP 2001347150A
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liquid
vortex generator
agitator
axial direction
tip
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JP2000213487A
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Yoshito Watanabe
嘉人 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】液体の混合や化学反応や溶解を促進し、液体の
より完全な混合又は化学反応又は溶解を短時間で行うこ
とができ、溶解液体の中に臭気、溶解目標気体、微細な
混合物を取り込み、気体の汚れを浄化すること。 【解決手段】回転軸1に軸線方向における複数の位置
に、回転軸から放射状に延びる攪拌体2を立設し、少な
くとも2本の回転軸を、一方の回転軸の攪拌体の先端部
が描く軌跡が、隣り合う回転軸に設けた攪拌体の先端部
が描く軌跡が軸線方向に見て互いに重なり、かつ隣合う
回転軸に立設した攪拌体同士が接触しないようタンク3
内に設置し、回転軸に動力装置4を連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、混合攪拌効率を
上げる液体異相渦発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液体と液体の混合又は液体の化学
反応又は気体に含まれている異臭及び微細混合物又は目
標気体を溶解又は取り込むのに、タンクの中に液体を入
れてプロペラ等で攪拌してしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 (ア)水などの液体と油や油脂類と分解液などの異種液
体は界面活性剤などの化学剤を加えて長い時間攪拌して
いたが、通常のプロペラ攪拌で完全に混合又は化学反応
又は溶解をすることは極めて難しかった (イ)また気体に含まれている異臭及び微細混合物又は
目標気体を液体の取り込み気体の汚れを浄化することは
極めて困難であった 本発明は、これらの欠点を解決するためになされたもの
である。
【0004】
【課題を解決する手段】請求項1の発明は、 回転軸
(1)に軸線方向における複数の位置に、回転軸(1)
から放射状に延びる攪拌体(2)を立設し、少なくとも
2本の回転軸(1)を、一方の回転軸(1)の攪拌体
(2)の少なくとも一本の先端部(40)が描く軌跡
(38)が、隣り合う回転軸(1)に設けた攪拌体
(2)の少なくとも1本の先端部(40)が描く軌跡が
軸線方向に見て互いに重なり、かつ隣合う回転軸(1)
の攪拌体(2)同士が接触しないようタンク(3)内に
設置し、回転軸(1)に動力装置(4)を連結したこと
をを特徴とする液体異相渦発生装置。
【0005】請求項2の発明は、請求項1又は請求項1
の発明に対して、隣合う2本の回転軸(1)に設けた攪
拌体(2)を、軸線方向において互いに隣接させたこと
を特徴とする液体異相渦発生装置。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項
1、2の発明に対して、隣り合う第1の回転軸(1)と
第2の回転軸(1)に設けた攪拌体(2)であって、軸
線方向に見て互いに隣合う攪拌体(2)が、両回転軸
(1)の回転途中において、軸線方向に見て少なくとも
その先端部(8)が互いに重なるよう第1回転軸(1)
と第2回転軸(1)とをタンク(3)内に設置しことを
特徴とする液体異相渦発生装置。
【0007】請求項4の発明は、請求項1、2、3のい
ずれかの発明に対して、隣合う回転軸(1)が同速度で
かつ反対方向に回転させたことを特徴とする液体異相渦
発生装置。
【0008】請求項5の発明は、請求項1、2、3、4
のいずれかの発明に対して、回転軸(1)の下部に散気
管(5)を設け、圧縮空気発生装置(6)と連通した事
を特徴とする液体異相渦発生装置。
【0009】請求項6の発明は、請求項1、2、3、
4、5いずれかの発明に対し、回転軸(1)の軸線方向
における複数の位置に立設した攪拌体(2)を、少なく
とも2種類の長さの攪拌体(2)により構成したことを
特徴とする液体異相渦発生装置。
【0010】請求項7の発明は、請求項6の発明に対
し、翼回転軸(1)の軸線方向に中央部に位置する攪拌
体(2)の長さを、端部に位置する攪拌体(2)より長
さを変えたことを特徴とする液体異相渦発生装置。
【0011】請求項8の発明は、請求項1から7いずれ
かの発明に対し、回転軸(1)に直行する横断面におい
て、複数の攪拌体(2)を放射状に設けたことを特徴と
する液体異相渦発生装置。
【0012】請求項9の発明は、請求項8の発明に対
し、上記横断面に設けた複数の攪拌体(2)を、少なく
とも2種類の長さの攪拌体(2)により構成したことを
特徴とする液体異相渦発生装置。
【0013】請求項10の発明は、請求項1から9まで
のいずれかの発明に対し、攪拌体(2)の断面形状を翼
形状としたことを特徴とする液体異相渦発生装置。
【0014】請求項11の発明は、請求項1から10ま
でのいずれかの発明に対し、軸線方向にみて攪拌体
(2)を曲線形状とした事を特徴とする液体異相渦発生
装置。
【0015】請求項12の発明は、請求項1から11ま
でのいずれかの発明に対し、攪拌体(2)の先端に先端
攪拌体(8)設けたことをを特徴とする液体異相渦発生
装置。
【0016】請求項13の発明は、請求項12の発明に
対し、攪拌体(2)の先端に先端攪拌体(8)の形状を
板状としたことをを特徴とする液体異相渦発生装置。
【0017】請求項14の発明は、請求項12の発明に
対し、攪拌体(2)の先端に先端攪拌体(8)の形状を
球状としたことをを特徴とする液体異相渦発生装置。
【0018】請求項15の発明は、請求項12の発明に
対し、攪拌体(2)の先端に先端攪拌体(8)の形状を
異形形状としたことをを特徴とする請求項12記載の液
体異相渦発生装置。
【0019】請求項16の発明は、請求項1から15い
ずれかの発明に対し、動力装置(4)に回転制御装置
(7)を取り付けた事を特徴とする液体異相渦発生装
置。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (ア) 第1の回転軸(1)と第2の回転軸(1‘)に
軸線方向における複数の位置に、回転軸(1)から放射
状に延びる攪拌体(2)を立設し、第1の回転軸(1)
第2の回転軸(1‘)の立設した攪拌体(2)の少なく
とも一本の先端部(40)が描く軌跡(38)が、隣り
合う回転軸(1)に設けた攪拌体(2)の少なくとも1
本の先端部(40)が描く軌跡(38)が軸線方向に見
て互いに重なり、かつ隣合う回転軸(1)の攪拌体
(2)同士が接触しないようタンク(3)内にベアリン
グ(10)、オイルシール(11)を使い、ハウジング
(9)(9‘)でタンク(3)にボルト(17)及びナ
ット(19)で固定する。攪拌体(2)は断面翼形状、
断面円形状、断面多角形状あるいは断面四角形状をなし
ていてもよい。 (イ) 攪拌体(2)の先端部に先端攪拌体(8)を設
ける。この先端形状は、板状、球状、半休形状、異形形
状などでも構わない。 (ウ) 隣合う2本の回転軸(1)に設けた攪拌体
(2)を、軸線方向において互いに隣接させてタンク
(3)に固定する。この時の攪拌体(2)の軸線方向か
らみた放射形状は直線形状、L型形状、曲線形状、及び
隣合う長さの違う形状でも構わない。また攪拌体(2)
の横断面形状は略板形状、略円形状、多角形、翼形状で
も構わない。 (エ) また隣り合う第1の回転軸(1)と第2の回転
軸(1’)に設けた攪拌体(2)であって、軸線方向に
見て互いに隣合う攪拌体(2)が、両回転軸(1)の回
転途中において、軸線方向に見て少なくともその先端部
(8)が互いに重なるよう第1回転軸(1)と第2回転
軸(1’)とをタンク(3)内に設置しても構わない。 (オ) 第1の回転軸(1)、第2の回転軸(1‘)に
同速度でかつ反対方向に回転するようギヤー(12)
(12’)を固定し、片方の回転軸(1‘)にプーリー
(13)を固定する。 (カ) 回転制御装置(7)の付いた動力装置(4)を
プレート(18)にボルト(17‘)、ナット(19)
で固定し、所望の伝達比率のプーリー(13‘)を動力
装置(4)に固定する。プーリー(13)(13’)に
ベルト(14)を掛け動力装置(4)と回転軸(1)
(1’)を連結する。 (キ) タンク(3)の上部に投入口(20)を設け、
フタ(21)の片方のヒンジ(22)をピン(37)で
タンク(3)に固定し、チョウナット用ボルト(36)
をピン(37’)でタンク(3)に固定する。ふた2
1)にパッキン(24)を取付、チョウナット用ボルト
(36)にチョウナット(23)締め付けで投入口(2
0)に固定する。 (ク) タンク(3)上部に通気管(25)を設け上を
カバー(26)で覆う。 (ケ) タンク(3)の下部に排出凹部(27)を設
け、排出管(28)を連通し、途中にバルブ(29)を
設ける。 (コ) タンク(3)の下部に散気管(5)を設置
し、、気体導入管(31)と散気管(5)をホース(3
2)で連通し、気体導入管(31)を圧縮気体発生装置
(6)に連通する。 本発明は以上のような構造で、これを別々の液体を混合
又は化学変化を向上させる時に使用するときは、投入口
(20)のフタ(21)のチョウナット(23)をゆる
めて、フタ(21)を開ける。タンク(3)内に混合又
は化学反応をしたい別々の種類の液体を上部の攪拌体
(2)が回転時に一部出る位の液体面(39)となるよ
う適量を投入し、電源プラグ(15)をコンセントに差
込み、動力スイッチ(33)を入れる。動力装置(4)
が回転し、プリー(13)(13’)、ベルト(14)
に伝わり、ギヤー(12)を回転し、回転軸(1)
(1’)が回転すると互いに逆回転する。回転軸(1)
(1‘)に隣接して設けた、攪拌体(2)及び先端攪拌
体(8)の先端(40)の軌跡(38)が互い触頻度が
多くなり、混合又は化学反応を更に促進させ、より完全
に混合又は化学反応又は溶解をする。また、気体に含ま
れている異臭及び微細混合物、又は目標気体を溶解する
液体をタンク(3)の中に投入し、異臭又は微細混合物
を含んだ気体又は溶解目標気体をタンク(3)に充満さ
せてから、運転を開始するか、または運転しながら散気
管(5)からタンク(3)の中に異臭、微細混合物を含
んだ気体及び目標気体を吐出すると、攪拌されている異
相渦の混沌状態にの中に気体が巻き込まれると、異相渦
の中で気体と液体が複雑な混沌状態が促進され、微細気
泡により接触する表面積が広がり、液体と溶解気体及び
混合物の接触時間と接触頻度が多くなり、液体の中に臭
気、目標気体、微細な混合物が取り込まれて気体の汚れ
を浄化する。
【00021】
【実施例】 本発明の実施例について説明すると 図1はその第1実施例を示す縦断面図。図2は第1実施
例を示すA−A断面図。図3は第2実施例を示す回転軸
と攪拌体の縦断面図。図4は第3実施例を示す回転軸と
攪拌体の縦断面図。図5は第4実施例の軸線方向から見
た攪拌体を示す断面図。図6は第5実施例の軸線方向か
ら見た攪拌体を示す断面図。図7は第6実施例の軸線方
向から見た攪拌体を示す断面図。図8は第7実施例の軸
線方向から見た攪拌体を示す断面図。図9は第8実施例
の攪拌体の横断面形状を示す断面図。
【00022】まず図1及び図2にし示す第1実施例
は、第1の回転軸(1)と第2の回転軸(1‘)に軸線
方向における複数の位量に、回転軸(1)から放射状に
延びる攪拌体(2)を立設し、第1の回転軸(1)第2
の回転軸(1‘)の立設した攪拌体(2)の少なくとも
一本の先端部(40)が描く軌跡(38)が、隣り合う
回転軸(1)に設けた攪拌体(2)の少なくとも1本の
先端部(40)が描く軌跡(38’)が軸線方向に見て
互いに重なり、かつ隣合う回転軸(1)攪拌体(2)同
士が接触しないよう、軸線方向において互いに隣接させ
てタンク(3)内にベアリング(10)、オイルシール
(11)を使い、ハウジング(9)(9‘)でタンク
(3)にボルト(17)及びナット(19)で固定す
る。攪拌体(2)の先端部に板状の先端攪拌体(8)を
設ける。隣合う2本の回転軸(1)に設けた攪拌体
(2)を、軸線方向において互いに隣接させてタンク
(3)に固定する。第1の回転軸(1)、第2の回転軸
(1‘)に同速度でかつ反対方向に回転するようギヤー
(12)を固定し、片方の回転軸(1‘)にプーリー
(13)を固定する。回転制御装置(7)の付いた動力
装置(4)をプレート(18)にボルト(17‘)、ナ
ット(19)で固定し、所望の伝達比率のプーリー(1
3‘)を動力装置(4)に固定する。プーリー(13)
(13’)にベルト(14)を掛け動力装置(4)と回
転軸(1)(1‘)を連結する。タンク(3)の上部に
投入口(20)を設け、フタ(21)の片方のヒンジ
(22)をピン(37)でタンク(3)に固定し、チョ
ウナット用ボルト(36)をピン(37’)でタンク
(3)に固定する。フタ(21)にパッキン(24)を
取付て閉じ、チョウナット用ボルト(36)にチョウナ
ット(23)締め付けで投入口(20)に固定する。タ
ンク(3)上部に通気管(25)を設け上をカバー(2
6)で覆う。タンク(3)の下部に排出凹部(27)を
設け、排出管(28)を連通し、途中にバルブ(29)
を設ける。タンク(3)の下部に散気管(5)を設置
し、、空気導入管(31)と散気管(5)をホース(3
2)で連通し、空気導入管(31)を圧縮気体発生装置
(6)に連通する。本実施例はタンク(3)の中に異相
渦を多数発生させて、液体の接触面積と接触時間と接触
頻度を多くし、より完全に混合又は化学反応又は溶解を
より短時間で行うことができるもので、更にその異相渦
の中に気体を巻き込み、気体と液体を複雑な混沌状態と
することにより、液体同士の接触面積と接触時間と接触
頻度を多くし、液体だけの攪拌の場合に比べ、微細気泡
により接触する表面積が広げ、別々の液体同士の接触時
間と接触頻度が多し、混合又は化学反応又は溶解を促進
させ、混合又は化学反応又は溶解ができる。また、気体
に含まれている異臭及び微細混合物、又は目標気体を溶
解する液体をタンク(3)の中に投入し、異臭又は微細
混合物を含んだ気体又は溶解目標気体をタンク(3)に
充満させてから、運転を開始するか、または運転しなが
ら散気管(5)通じ、タンク(3)内に異臭、微細混合
物を含んだ気体及び目標気体を吐出すると、攪拌されて
いる異相渦の混沌状態にの中に気体が巻き込まれて、異
相渦の中で気体と液体が複雑な混沌状態となり、発生し
た微細気泡により接触する表面積が広がり、液体と溶解
気体及び混合物の接触時間と接触頻度が多くなり、液体
の中の臭気、目標気体、微細な混合物が取り込まれて気
体の汚れを浄化するようにしたものである。
【00023】触頻度が更に多くできるようしたもの
で、混合又は化学反応又は溶解を行うことができるよう
にしたものである。
【00024】第4図の第3実施例は、第1実施例に対
して、第1の回転軸(1)と第2の回転軸(1‘)に軸
線方向における複数の位置に、立設した攪拌体(2)の
長さにおいて、隣り合う攪拌体(2)の長さを変えて互
いに凹凸形状にしたもので第1の回転軸(1)と第2の
回転軸(1‘)の攪拌体(2)先端攪拌部(8)が軸線
方向にみて、互い重なるようにしたものである。本実施
例も第1実施例と同様にタンク(3)の中に異相渦を多
数発生させて、液体の接触時間と接触頻度が更に多くで
きるようしたもので、混合又は化学反応又は溶解を行う
ことができるようにしたものである。
【00025】第5図の第4実施例は、第1実施例に対
して、回転軸(1)に直行する横断面において、4本の
攪拌体(2)を放射状に設けたもので、本実施例も第1
実施例と同様にタンク(3)の中に異相渦を多数発生さ
せて、混合又は化学反応又は溶解を行うことができるよ
うにしたものであり、液体の粘度及び種類に合わせて、
更に異相渦を多数発生させて液体の接触時間と接触頻度
を多くできるようにしたものである。
【00026】第6図の第5実施例は、第1実施例に対
して、回転軸(1)に直行する横断面において、4本の
L形の攪拌体(2)を放射状に設け、先端攪拌体(8)
を球形状としたもので、本実施例も第1実施例と同様に
タンク(3)の中に異相渦を多数発生させて、混合又は
化学反応又は溶解を行うことができるようにしたもので
あり、液体の粘度及び種類に合わせて、更に異相渦を多
数発生させて液体の接触時間と接触頻度を多くできるよ
うにしたものである。
【00027】第7図の第6実施例は、第1実施例に対
して、回転軸(1)に直行する横断面において、4本の
曲線形状の攪拌体(2)を放射状に設け、先端攪拌体
(8)を半球形状としたもので、本実施例も第1実施例
と同様にタンク(3)の中に異相渦を多数発生させて、
混合又は化学反応又は溶解を行うことができるようにし
たものであり、液体の粘度及び種類に合わせて、更に異
相渦を多数発生させて液体の接触時間と接触頻度を多く
できるようにしたものである。
【00028】第8図の第7実施例は、第1実施例に対
して、回転軸(1)に直行する横断面において、3種類
の長さの違う攪拌体(2)を放射状に設け、先端攪拌体
(8)を異形形状としたもので、本実施例も第1実施例
と同様にタンク(3)の中に異相渦を多数発生させて、
混合又は化学反応又は溶解を行うことができるようにし
たものであるが、更に異相渦を多数発生させて液体の接
触時間と接触頻度を多くできるようにしたものである。
【00029】第9図の第8実施例は、第1実施例に対
して、回転軸(1)に直行する横断面において、放射状
に設けた攪拌体(2)の横断面形状を翼形状としたもの
で、本実施例も第1実施例と同様にタンク(3)の中に
異相渦を多数発生させて、混合又は化学反応又は溶解を
行うことができるものであが、更に異相渦を多数発生さ
せて液体の接触時間と接触頻度を多くできるようにした
ものである。
【00030】
【発明の効果】本発明の構造によれば (ア)異種の液体の混合に界面活性剤などの化学剤を加
えることなく、液体に相の異なる渦(異相渦)を多数発
生させ、その中に、気体を巻き込み、異相渦と気泡と混
沌状態とすることにより接触面積と接触時間と接触頻度
を多くし、これにより液体の微細化と混合が促進し、液
体のより完全な混合を今までより短時間で行うことをで
きる。 (イ)異種の液体の化学反応に界面活性剤などの化学剤
を加えることなく、液体に相の異なる渦(異相渦)を多
数発生させ、その中に気体を巻き込み、異相渦と気体を
混沌状態とすることにより接触面積と接触時間と接触頻
度が多くなり、これにより液体の化学反応を促進し、液
体のより完全な化学反応を今までより短時間で行うこと
ができる。 (ウ)請求項2における構造では各々回転軸に取り付け
た攪拌体が互いに隣接しているため更に多数の異相渦が
発生し、これにより接触時間と接触頻度が多くし、液体
の混合や化学反応や溶解を促進し、より完全に混合又は
化学反応又は溶解を今までより短時間で行うことができ
る。 (エ)請求項3の構造では各々回転軸に取り付けた攪拌
体の先端攪拌体が軸線方向に見て重なっている構造のた
め、先端部分により多数の異相渦を発生させ、これによ
り異種液体の接触時間と接触頻度が多増し、液体の混合
や化学反応や溶解を促進し、より完全に混合又は化学反
応又は溶解今までより短時間で行うことができる。 (オ)請求項4の構造では回転軸を同速度でかつ反対方
向に回転する構造のため、逆回転することにより、より
強く、多数の異相渦が発生し、これにより接触時間と接
触頻度が多なり、液体の混合や化学反応や溶解や促進
し、より完全に混合又は化学反応又は溶解を今までより
短時間で行うことができる。 (カ)請求項5の構造では下から気体を供給する構造の
ため、異相渦の中に気泡が混入させ、気泡と液体を混沌
状態にする。これにより異種液体の接触時間と接触頻度
を多くなり、液体の混合や化学反応や溶解を促進し、よ
り完全に混合又は化学反応又は溶解を今までより短時間
で行うことができる。 (キ)請求項6の構造では軸線方向にみて回転軸に立設
した攪拌体の長さを2種類交互に変えた構造で、長さが
違うことにより多数のより強力の異相渦を発生させ、こ
れにより異種液体の接触時間と接触頻度が多くなり、液
体の混合や化学反応や溶解を促進し、より完全に混合又
は化学反応又は溶解を今までより短時間で行うことがで
きる。 (ク)請求項7の構造では回転軸の軸線方向における複
数の位置に立設した攪拌体の長さを端部と中央部で長さ
を変えた構造で、長さが違うことにより多数のより強力
の異相渦の発生頻度が増し、これにより接触時間と接触
頻度が多くなり、液体の混合や化学反応や溶解を促進
し、より完全に混合又は化学反応又は溶解を今までより
短時間で行うことができる。 (ケ)請求項8の構造では、回転軸に直行する横断面に
おいて、複数の攪拌体を放射状に設けた構造で、攪拌体
の数をおおくすることにより多数の強力の異相渦の発生
頻度が増し、これにより接触時間と接触頻度が多くな
り、液体の混合や化学反応や溶解を促進し、より完全に
混合又は化学反応又は溶解を今までより短時間で行うこ
とができる。 (コ)請求項9の構造では、回転軸に直行する横断面に
おいて、2種類以上の攪拌体を放射状に設けた構造で、
攪拌体の数をおおくしかつ、長さを変えることにより多
数のより強力の異相渦が発生頻度を増し、これにより接
触時間と接触頻度が多くなり、液体の混合や化学反応や
溶解を促進し、より完全に混合又は化学反応又は溶解を
今までより短時間で行うことができる (サ)請求項10の構造では、攪拌体の断面形状を翼形
状に構造のため、これを回転すると翼の後ろに流れと相
の違う渦が発生し、攪拌により更に多数の強力の異相渦
が発生頻度が増し、これにより接触時間と接触頻度が多
くなり、液体の混合や化学反応や溶解を促進し、より完
全に混合又は化学反応又は溶解を今までより短時間で行
うことができる (シ)請求項11の構造では軸線方向にみて攪拌体を曲
線形状とした構造としたもので攪拌体の長さが長くなる
ので、攪拌により、多数のより強力の異相渦が発生し、
液体の接触時間と接触頻度が多くなり、液体の混合や化
学反応や溶解を促進し、より完全に混合又は化学反応又
は溶解を今までより短時間で行うことができる (ス)請求項12から15の構造は先端に取り付けた先
端攪拌体の形を板状、球状、異形形状とする構造とした
もので、先端攪拌体が回転することにより、より強力の
多数の異相渦が発生し、液体の接触時間と接触頻度が多
くなり、液体の混合や化学反応や溶解を促進し、より完
全に混合又は化学反応又は溶解を今までより短時間で行
うことができる (セ)請求項16の構造は、動力装置に回転制御装置を
取り付けた構造で液体の種類、状態にあった、攪拌の適
切な回転が選べる構造のため、混合又は化学反応又は溶
解をする液体の種類に合わせて回転数が選定でき、また
混合状態及び化学反応の状態に合わせて回転数が選定で
きるため、より完全で適切な混合又は化学反応又は溶解
又は気体の浄化を今まで以上に短時間できる。 (ソ)気体に含まれている異臭及び微細混合物又は溶解
目標気体を溶解する液体の異相渦の中に巻き込み、異相
渦の中で気体と液体が複雑な混沌状態となり、微細気泡
とすることにより液体の接触する表面積が広げ、溶解気
体及び微細混合物の接触時間と接触頻度を多くし、溶解
液体の中に臭気、微細混合物、溶解目標気体を取り込
み、気体の汚れを浄化又は溶解することができる効果も
生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例を示す縦断面図。
【図2】図2は第1実施例を示すA−A断面図。
【図3】図3は第2実施例を示す回転軸と攪拌体の縦断
面図。
【図4】図4は第3実施例を示す回転軸と攪拌体の縦断
面図。
【図5】図5は第4実施例の軸線方向から見た攪拌体を
示す断面図。
【図6】図6は第5実施例の軸線方向から見た攪拌体を
示す断面図。
【図7】図7は第6実施例の軸線方向から見た攪拌体を
示す断面図。
【図8】図8は第7実施例の軸線方向から見た攪拌体を
示す断面図。
【図9】図9は第8実施例の攪拌体の横断面形状を示す
断面図。
【符号の説明】
1 回転軸 1’ 回転軸 2 攪拌体 3 タンク 4 動力装置 5 散気管 6 圧縮気体発生装置 7 回転制御装置 8 先端攪拌体 9 ハウジング 9’ ハウジング 10 ベアリング 11 オイルシール 12 ギヤー 13 プーリー 13’プーリー 14 ベルト 15 電源プラグ 15’電源プラグ 16 回転制御つまみ 17 ボルト 18 プレート 19 ナット 20 投入口 21 フタ 22 ヒンジ 23 チョウナット 24 パッキン 25 通気管 26 カバー 27 排出部 28 排出管 29 バルブ 29’バルブ 30 脚 31 気体導入管 32 ホース 33 動力スイッチ 34 運転スイッチ 35 高さ調整座 36 チョウナット用ボルト 37 ピン 37’ピン 38 軌跡 38’軌跡 39 液体面 40 先端部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(1)に軸線方向における複数の
    位置に、回転軸(1)から放射状に延びる攪拌体(2)
    を立設し、少なくとも2本の回転軸(1)を、一方の回
    転軸(1)の攪拌体(2)の少なくとも一本の先端部
    (40)が描く軌跡(38)が、隣り合う回転軸(1)
    に設けた攪拌体(2)の少なくとも1本の先端部(4
    0)が描く軌跡(38)と軸線方向に見て互いに重な
    り、かつ隣合う回転軸(1)の攪拌体(2)同士が接触
    しないようタンク(3)内に設置し、回転軸(1)に動
    力装置(4)を連結したことをを特徴とする液体異相渦
    発生装置。
  2. 【請求項2】 隣合う2本の回転軸(1)に設けた攪拌
    体(2)を、軸線方向において互いに隣接させたことを
    特徴とする請求項1記載の液体異相渦発生装置。
  3. 【請求項3】 隣り合う第1の回転軸(1)と第2の回
    転軸(1)に設けた攪拌体(2)であって、軸線方向に
    見て互いに隣合う攪拌体(2)が、両回転軸(1)の回
    転途中において、軸線方向に見て少なくともその先端攪
    拌体(8)が互いに重なるよう第1回転軸(1)と第2
    回転軸(1)とをタンク(3)内に設置しことを特徴と
    する請求項1又は2記載の液体異相渦発生装置。
  4. 【請求項4】 隣合う回転軸(1)を同速度でかつ反対
    方向に回転させたことを特徴とする請求項1、2、3の
    いずれかに記載の液体異相渦発生装置。
  5. 【請求項5】 回転軸(1)の下方に散気管(5)を設
    け、圧縮空気発生装置(6)と連通した事を特徴とする
    請求項1、2、3、4のいずれかに記載の液体異相渦発
    生装置。
  6. 【請求項6】 回転軸(1)の軸線方向における複数の
    位置に立設した攪拌体(2)を、少なくとも2種類の長
    さの攪拌体(2)により構成したことを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5のいずれかに記載の液体異相渦発
    生装置。
  7. 【請求項7】 回転軸(1)の軸線方向の中央部に位置
    する攪拌体(2)の長さを、端部に位置する攪拌体
    (2)よりも長さを変えたことを特徴とする請求項6記
    載の液体異相渦発生装置。
  8. 【請求項8】 回転軸(1)に直交する横断面におい
    て、複数の攪拌体(2)を放射状に設けたことを特徴と
    する請求項1から7までのいずれかに記載の液体異相渦
    発生装置。
  9. 【請求項9】 上記横断面に設けた複数の攪拌体(2)
    を、少なくとも2種類の長さの攪拌体(2)により構成
    したことを特徴とする請求項8記載の液体異相渦発生装
    置。
  10. 【請求項10】 攪拌体(2)の断面形状を翼形状とし
    たことを特徴とする請求項1から9までのいずれかに記
    載の液体異相渦発生装置。
  11. 【請求項11】 軸線方向にみて攪拌体(2)を曲線形
    状とした事を特徴とする請求項1から10までのいずれ
    か記載の液体異相渦発生装置。
  12. 【請求項12】 攪拌体(2)の先端に先端攪拌体
    (8)を設けたことを特徴とする請求項1から11まで
    のいずれか記載の液体異相渦発生装置。
  13. 【請求項13】 上記先端攪拌体(8)の形状を板状と
    したことをを特徴とする請求項12記載の液体異相渦発
    生装置。
  14. 【請求項14】 上記先端攪拌体(8)の形状を球状と
    したことをを特徴とする請求項12記載の液体異相渦発
    生装置。
  15. 【請求項15】 攪拌体(2)の先端に先端攪拌体
    (8)の形状を異形形状としたことをを特徴とする請求
    項12記載の液体異相渦発生装置。
  16. 【請求項16】 動力装置(4)に回転制御装置(7)
    を取り付けた事を特徴とする請求項1から15までのい
    ずれか記載の液体異相渦発生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008142592A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Yokota Seisakusho:Kk 微細気泡発生装置
JP2012026138A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Assist:Kk 攪拌式融雪装置
CN108816126A (zh) * 2018-07-08 2018-11-16 安徽泾县兴祥木业有限公司 一种基于长方形移动混合轨迹的工业液体物料用混合设备

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