JPH09313908A - 微細泡生成装置 - Google Patents

微細泡生成装置

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JPH09313908A
JPH09313908A JP8128122A JP12812296A JPH09313908A JP H09313908 A JPH09313908 A JP H09313908A JP 8128122 A JP8128122 A JP 8128122A JP 12812296 A JP12812296 A JP 12812296A JP H09313908 A JPH09313908 A JP H09313908A
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Japan
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gas
rotating body
bubbles
fine
fine bubble
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JP8128122A
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English (en)
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Hiroyuki Furuune
宏幸 古畝
Teruki Fukami
輝基 深見
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Efunitsuku Kk
RAFUOOLES ENG KK
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Efunitsuku Kk
RAFUOOLES ENG KK
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気液混合流を作り、この中に含まれる気泡を
微細化する。 【解決手段】 容器1の流入管1aに気体導入管4を設
けて、気体導入管4側の開口部内径d2を流体の入口2
の内径d1よりも大きくして、気体導入管4の開口部の
圧力を負圧にして外部気体を吸入し、気液混合流として
容器内に導入する。容器1内に細かい孔9aを多数有す
る少なくとも1つの円板状の回転体9を流体の流れに略
直角に設置して駆動機構5で回転する。気液混合流に含
まれる泡が回転体の孔9aを通過するとき、泡は非孔部
9bで切断されて細かい泡を細分化して微細泡による気
液混合流とし、流出口3より流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細泡生成装置に
関し、より詳細には、液体と気体とが混合した流体に対
し更に気体を導入して気液混合流とし、該気液混合流に
含まれる気泡を微少化して気泡の総表面積を大きくする
微細泡生成装置に関するものであり、光合成微生物への
光合成反応に必要な炭酸ガスの効率的な供給、あるいは
有機物を含む汚水の浄化、特に、風呂の浴水の浄化や入
浴者の健康管理用あるいは展示装置用として好適に利用
される。
【0002】
【従来の技術】光を吸収して炭酸ガスと水とから炭水化
物を光合成微生物を用いて光合成するとき、従来、光合
成微生物への炭酸ガスの供給は、培養タンクや屋外の培
養プール等の培養装置に、主に空気と炭酸ガスをポンプ
により培養装置の底部に設けた通気板やパイプを介して
供給し、炭酸ガスを含む泡を発生させていた。
【0003】従来、下水等の有機物を含む汚水を処理す
るために純化学的に有機物を酸化分解する試みがなされ
ていたが、この方式による処理は極めて困難であるた
め、我が国の下水処理方法の多くは、活性汚泥法と呼ば
れる浄化型の生物処理リアクタが用いられている。活性
汚泥法は、活性汚泥と呼ばれる好気性微生物が下水中の
有機物を代謝し、そのエネルギーを利用して有機物を好
気性微生物の増殖に使うことにより水中の汚濁有機物を
除去する方法である。汚濁有機物濃度として生物化学的
要求量(BOD)が用いられ、BODは、汚水中の有機
物が好気性微生物により代謝される際に消費される5日
間の酸素量を換算した指標となるものである。
【0004】すなわち、有機物を微生物により代謝する
ためには、有機物の量にみあった多量の酸素が必要であ
り、活性汚泥を用いた代謝方法としては、汚水を曝気槽
内に導入し、この中に活性汚泥を投入して底部から大量
の空気を送り込むことにより撹拌して有機物を代謝し、
次いで、処理水と活性汚泥とを沈殿分離法により分離
し、活性汚泥を曝気槽に戻すプロセスがとられており、
BODが大きい程大量の空気を必要とする。
【0005】その他、有機物を含む汚水の例としては、
風呂の浴水があり、近年、24時間風呂として浴水に含
まれる微細粒子を浴水吸入口に取り付けられたフィルタ
により取り除く他、吸入した浴水に対し、好気性微生物
を多孔質粒状体に担持させて容器内に収納した浄化槽を
用いて有機物を代謝している。浴槽内の浴水には、空気
が混合され、この気液混合流体はポンプで吸引され、吸
引された気液混合流の一部が、三方切換弁を介して前記
浄化槽に送り込まれ、該浄化槽内で前述のようにして機
物を代謝した清水を風呂に戻し循環させている。
【0006】24時間風呂内の浴水の循環路内に混入さ
れる空気は、前記浴槽とポンプとを接続する流管内の圧
力が、ポンプによる浴水吸引時に負圧になることを利用
して、前記流管壁に開口した大気吸入口より吸入され
る。ポンプで吸引された浴水と空気との気液混合流は、
前記三方切換弁により一部が浄化槽を通して浴槽に戻さ
れるが、殆どの気液混合流は三方切換弁を介して直接浴
槽内に戻される循環流となり、浴槽内でバブルジェット
流として入浴者にマッサージ効果を与えるとともに、皮
膚呼吸の効果を高め健康増進を計っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来方式による光合成
微生物に供給する炭酸ガスを含む気泡のサイズが大き
く、水中での気泡の潜在時間が短いので、光合成微生
物、例えば光合成微細藻類の光合成反応への収率は良く
なかった。一方、活性汚泥法による汚水の浄化において
は、曝気槽内に多量の空気が送り込まれ、このために多
量の電気エネルギーが消費される。すなわち、曝気槽内
に圧送される空気は、曝気槽底部に設けられた空気穴を
有するパイプから送られ、必要酸素量を供給するととも
に、汚水と活性汚泥とを撹拌する。しかし、空気は、大
きい泡となり、このため、混合流の単位体積に含まれる
気泡の表面積が小さく、実際に微生物代謝に利用される
気泡表面は少なく、殆どの空気は代謝に利用されること
なく外気に戻され、酸素吸収効率が、極めて低い。
【0008】また、24時間風呂においては、前記曝気
槽の場合と同様に、気液混合流中の泡、すなわち、バブ
ルジェット流中の泡の大きさが大きく、単位体積中の気
液混合流中の気泡の総表面積は小さく、皮膚呼吸作用効
果も必ずしも大きくない。
【0009】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
もので、流体(液体)に気体を混入して気体混合比率の
大きい気液混合流を作り、該気液混合流中の泡を微細化
し、気泡の表総面積を大きくし、気泡の活性化を高める
ようにする安価な微細泡生成装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、流体
の流入路および流出路を有する容器と、前記流入路に気
体を導入する気体導入手段と、多数の孔を有し前記容器
内で回転する回転体と、該回転体を回転駆動する駆動機
構とから構成され、前記流入路から流入した流体に対
し、前記気体導入手段より導入した気体を混合し、混合
した気液混合流中の気泡を前記回転体により切断し微細
泡とし前記流出路より流出するようにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の微細
泡生成装置において、前記回転体は、多数の孔又は放射
状のスリットを有する平板であるようにしたものであ
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項1に記載の微細
泡生成装置において、前記回転体は、放射状に延長する
多数の薄板又は細棒状体であるようにしたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
に記載の微細泡生成装置において、前記回転体を、前記
気液混合流の流れ方向に所定間隔を隔てて複数有するよ
うにしたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れ
かに記載の微細泡生成装置において、前記回転体の回転
軸に水車を連結し、該水車を前記流体又は前記気液混合
流の流れにて回転駆動するようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れ
かに記載の微細泡生成装置において、前記容器内の前記
回転体下流側に所定の大きさ以下の微細泡が通過可能な
大きさの開口を多数有する多孔板または網状のフィルタ
を有するようにしたものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れ
かに記載の微細泡生成装置において、前記流入路を途中
で小径にして負圧発生部を設け、該負圧発生部にて発生
した負圧により外気を前記流入路に吸引導入するように
したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(請求項1,2,3,4の発明)図1は、本発明による
微細泡生成装置の実施形態を説明するための図で、図1
(A)は縦断面図、図1(B)は図1(A)に示す回転
体の平面図の一例を示す図であり、図中、1は容器、1
aは容器1に流体を導入する流入管、2は流入管1aの
流体の入口、3は流体の出口、4は気体導入管、5は駆
動機構、6は駆動機構5の取り付け台、7は駆動機構5
に直接又は増速或いは減速機構(歯車群:図示せず)を
介して連結された駆動軸、8はOリング等のシールリン
グ、9,10は回転体、11はシールリング8の押え金
具、12はビスである。なお、説明を簡単にするため
に、以下、気泡と浴水との気液混合流について説明する
が、後述するように、本発明は、浴水の浄化のみに限定
するものでない。また、図1以降の図において、図1の
場合と同様の作用をする部分には、図1と同じ参照番号
を付すものとする。
【0018】図1に示した微細泡生成装置は、一例とし
て浴槽(図示せず)の外部で、浴槽内の浴水をポンプ
(図示せず)で吸入して再び浴槽内に戻す浴水循環路に
取り付けられる構造を示したもので、容器1は、流体の
入口2と気体導入管4を有する流入管1aと、該流入管
1a下流側に形成された微細泡生成室1cと、微細泡生
成室1cで生成した微細泡を流出する流体の出口3とか
ら構成されている。流入管1aは、前記浴水循環路のポ
ンプの吐出側に接続され、流体の出口3は、浴槽中の浴
水に導入される。
【0019】容器1の微細泡生成室1c上部壁面の外側
中央位置には取り付け台6が固着され、取り付け台6に
は駆動機構(図1においてはモータ)5が取り付けられ
ている。駆動機構5の軸5aには、微細泡生成室1cに
突出する回転軸7の一端がボス7aで着脱可能に取り付
けられ、回転軸7は他端側7bで容器1内部に設けた回
転軸支持板1dに取り付られた軸受1eにより回転自在
に軸支されている。なお、回転軸7は容器1との間で、
シールリング8で回転可能にシールされ、シールリング
8は、押え金具11により落下しないように押え付けら
れ、押え金具11はビス12によりシール圧が最適にな
るように調整されている。なお、図1(A)において、
駆動機構5と回転軸7とは直接接続されているが、歯車
群からなる増速或いは減速機構を介して接続することも
できる。
【0020】回転軸7には、軸と直角な面をもつ板状の
回転体9が中心で溶接やその他の固着手段7cにより固
着されている。回転体9は、例えば、図1(B)に示す
ように、薄い円板に孔9aが多数開口したものである。
回転体9は、一枚だけでなく、回転軸7の軸方向に所定
間隔を隔てて複数枚が平行に取り付けておくことができ
る。図1(A)においては、一例として、他の回転体1
0を回転体9に対し下流側へ平行に間隔hを隔てて固着
手段7cにより固着している。
【0021】次に、図1(A)に示した微細泡生成装置
の微細泡生成過程を説明する。浴槽からポンプにより吸
い上げられた浴水は、流体の入口2から容器1内に流入
する。
【0022】流入管1aは、流体の入口2から気体導入
管4までの内径d1であり、気体導入管4から下流側
は、内径d1よりも大きい内径d2であるから、流体の入
口2から流入した流体は、気体導入管4の開口位置では
負圧になり、気体導入管4から空気が流入し、流体に対
し大量の空気が含んだ気液混合流となり、微細泡生成室
1cに流入する。なお、本発明においては、流入管1a
の内径d1を一定にして段差を設けず、気体を気体導入
管4から圧送してもよい。
【0023】微細泡生成室1c内に流入した気液混合流
は、流体の出口3に向けて流れるが、この流れの途中に
回転体9,10が回転している。このため、気液混合流
は、回転体9,10により、流れと直角な方向に切断さ
れながら流出する。気液混合流中に含まれる気泡は、回
転体9の孔9aを通過する間に、回転体9の非孔部9b
により切断され、続いて回転体10により回転体9と同
様の気泡切断が繰り返えされ、微細泡が再結合し巨大化
することなしに微細泡となり、微細泡により白濁した状
態で流体の出口3から流出する。
【0024】なお、図1(B)に示した回転体9の孔9
aの形状は、円周方向に2辺を有する扇形であり、回転
中の回転体9に流入した流体の泡が孔9aを通過すると
き、非孔部9bで切断して微細泡とするものであるが、
孔9aの形状は扇形のものだけでなく、円形あるいは放
射状のスリットその他の形状のものでもよい。また、回
転体9は円板ではなく、回転軸7から放射状に延長する
多数の薄板又は細い棒状体あるいはこれと類似した形状
のものでもよい。要は、回転中の回転体9を流体が通過
することができ、通過中の流体の泡を切断して微細泡が
生成できるものであればよい。
【0025】また、回転している回転体9に流体が流入
すると、流体は回転体9に粘性付着しながら遠心力の作
用を受けて密度の大きい液体は回転体9の外周側に流れ
密度の小さい泡は回転軸7側に流れる分力が生ずるの
で、相対的に外周側の泡の量が少なく、回転軸7側が多
くなる。この傾向は、回転体9の回転角速度が大きく泡
の量が多くなる程顕著となり、回転体9の中央では泡が
再結合して大きくなる傾向が生ずる。これを防ぐために
は、回転体を複数段、例えば、回転体10を設けて切断
されなかった泡を回転体10で切断することにより、均
一した微細泡が生ずる。また、例えば、回転軸7に複数
の同一長さの細長い板の一端を半径方向に延びるように
固定し、各々の板が軸方向にスパイラル状となるように
取り付けておくことにより、より泡の微細化の効率が高
められる。
【0026】(請求項5の発明)図2は、本発明による
微細泡生成装置の実施形態を説明するための図であり、
図中、5Tは水車である。
【0027】図2に示す微細泡生成装置は、図1に示し
た駆動機構5を水車5Tとしたもので、水車5Tは、回転
軸7を有し、回転軸7を中心として周方向に軸7に対し
所定角度傾斜した放射状のブレード5Taを有し、流入管
1a内の気体導入管4下流側に設置される。水車5T
軸7は、微細泡生成室1cの上部壁1fと下部の支持板
1dとで回転可能に支持され、軸7には回転体9,10
が取り付けられている。なお、図2においては、水車5
Tに軸7が直接接続されているが、水車5Tと軸7とは増
速或いは減速機構を介して接続されてもよい。
【0028】図2に示した微細泡生成装置によると、駆
動機構の動力源として、水車5Tは浴水循環用のポンプ
からの吐出圧により流入管1a内を流れる流体により回
転され、回転体9,10を回転するものであるから、電
源を必要とせず、漏電による入浴者への感電事故を起こ
すことがないので安全であり、しかも、駆動機構用とし
ての電源を必要とせず構造が簡単であるから安価な微細
泡生成装置を提供することができる。
【0029】(請求項6の発明)図3は、本発明による
微細泡生成装置の実施形態を説明するための図であり、
図3(A)は縦断面図、図3(B)は多孔性の板を示す
図であり、図中、13は多孔性の板、14は網状の板で
ある。
【0030】図3に示した微細泡生成装置は、図1に示
した微細泡生成装置と、多孔性の板13を取り付けた点
が相異しており、他の構成は同じであるから、説明の詳
細を省く。多孔性の板13は、容器1内の、回転体9,
10と流体の出口3との間、すなわち、回転体10の下
流に回転体9,10と面平行に外周で取り付けられた一
種の泡フィルタであり、多孔性の板13には生成された
所定の大きさ以下の微細な泡を通し、これよりある程度
大きい泡を通さない面積を持った孔13aが多数開口し
ている。
【0031】孔13aの面積は、所定の大きさの微細泡
よりもある程度大きいが、孔13aの孔形状は必ずしも
円でなくてもよく、矩形又は台形,三角形等が選ばれ
る。また、多孔性の板13は孔13aではなく、網目1
4aを有する網状の板14でもかまわない。
【0032】多孔性の板13又は網状の板14を回転体
9,10の下流側に設けることにより、孔13aより大
きい泡は流体の動圧が表面張力より小さいときは孔13
a又は網目14aを覆ってしまい、通過することができ
ず、小さい泡のみを通過して大きい泡の混入が少ない気
液混合流体が出口3より流出する。また、動圧が大きい
ときは孔13aの大きさで定められた大きさの微細泡を
流出する。
【0033】(請求項7の発明)図4は、本発明による
微細泡生成装置の実施形態を説明するための図であり、
図中、15は負圧発生ノズルである。
【0034】図4に示した微細泡生成装置は、図1に示
した微細泡生成装置において、流入管1aが流体の入口
2と気体導入管4との間に負圧発生ノズル15を有する
以外は、図1の場合と同じ構成をもっている。図示の例
では負圧発生ノズル15は気体導入管4側に向け開口面
積が小さくなるテーパ面をもつノズルで、効率よく流体
の流速を高めて気体導入管4に開口するので、気体導入
管4の負圧は、図1の場合と比べて更に低くなり、容器
1内により多くの空気を導入し、しかも、回転体9,1
0により多量の微細泡が形成される。従って、泡の数
は、図1の場合よりも多くなり、総微細泡表面積は大き
く、しかも、流体密度は小さくなる。
【0035】以上、本発明による微細泡生成装置を図1
〜図4に示した浴槽用のものとして説明したが、流体の
入口と気体導入管とを有して気液混合した流体を孔を多
数有する回転体を通し、該気液混合流体中の泡を該回転
体で切断することにより、微細泡を生成する構造のもの
であれば、浴槽用に限るものではなく、例えば、曝気槽
等に利用することにより、泡の総表面積を大きくして結
果的に活性酸素量を多く活性汚泥内の微生物の代謝をよ
り効率よく行うことができ、省電力の汚水処理を実現す
ることができる。
【0036】本発明による微細泡生成装置の利用面とし
て、主に微細泡を空気泡にして好気性微生物に高密度な
活性酸素を与えて浴水や汚水等に含まれる有機物の代謝
を効率よく行い、かつ、浴槽内における人体の健康管理
面への有効性を述べたが、そり他、微細泡の視覚面での
利用がある。例えば、微細泡を含む流体は、白濁し不透
明になるので、平行した2枚の透明な板ガラス間に透明
液を収容した透視可能な2重ガラスに微細泡を含む流体
を送り前記透明液と置換すると、不可視状態になる。こ
れを利用して安価に商品の目視を調節可能な各種のショ
ーケースやプライバシー保護等、多方面に利用できる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:流体の流入路および流出路を
有する容器と、前記流入路に気体を導入する気体導入手
段と、多数の孔を有し前記容器内で回転する回転体と、
該回転体を回転駆動する駆動機構とから構成され、前記
流入路から流入した流体に対し、前記気体導入手段より
導入した気体を混合し、混合した気液混合流中の気泡を
前記回転体により切断し微細泡とし前記流出路より流出
するので、簡単な構成で多数の微細泡を生成することが
できる。この微細泡は、大きさがある程度揃っており、
且つ極めて多いので、泡の総表面積が大きくなる。気体
が空気と炭酸ガスの混合ガスで光合成微生物の培養装置
に供給する場合は、培養液中に炭酸ガスを長時間滞留さ
せるので、光合成微生物への炭素源を効率よく供給でき
る。
【0038】気体が空気であり、液体が有機物を含む汚
水や浴水である場合は、有機物を代謝する有効な活性酸
素量が多くなり、有機物の酸化分解作用をより高めるこ
とができる。液体が風呂の浴水である場合は、バブルジ
ェット流中の泡が微細で数が大きく、白濁したジェット
流となり、皮膚呼吸作用を高めるとともに、浴水密度が
小さくなることによる入浴者の心臓の負担を軽減し、健
康増進に好適で、更には、白濁した微細泡を視覚面に利
用することが可能な微細泡生成装置を提供できる。
【0039】請求項2に対応する効果:請求項1に記載
の微細泡生成装置において、前記回転体は、多数の孔又
は放射状のスリットを有するので、安価な回転体とする
ことができ、請求項1と同様の効果が得られる。
【0040】請求項3に対応する効果:請求項1に記載
の微細泡生成装置において、前記回転体は、放射状に延
長する多数の薄板又は細棒状体であるので、安価な回転
体とすることができ、請求項1と同様の効果が得られ
る。
【0041】請求項4に対応する効果:請求項1又は2
又は3に記載の微細泡生成装置において、前記回転体
を、前記気液混合流の流れ方向に所定間隔を隔てて複数
有するので、微細泡の生成を回転体の数に応じて多くす
ることができ、請求項1による効果をより高めることが
できる。
【0042】請求項5に対応する効果:請求項1乃至4
の何れかに記載の微細泡生成装置において、前記回転体
の回転軸に水車を連結し、該水車を前記流体又は前記気
液混合流の流れにて回転駆動するので、駆動機構の動力
用の電気装置及びその接続が不用であり、更に、例え
ば、浴槽用に用いたとき、入浴者に感電事故を与える危
険がなくなるとともに、安価な微細泡生成装置を提供で
きる。
【0043】請求項6に対応する効果:請求項1乃至5
の何れかに記載の微細泡生成装置において、前記容器内
の前記回転体下流側に所定の大きさ以下の微細泡が通過
可能な大きさの開口を多数有する多孔板または網状のフ
ィルタを有するので、過大な泡を取り除くことができ、
泡径の略等しい気液混合流が得られ、請求項1乃至3に
記載の何れかの微細泡生成装置よりも泡総表面積を大き
くすることができる。この結果、気体が空気であるとき
は、活性酸素をより多く取り込むことができる。
【0044】請求項7に対応する効果:請求項1乃至6
の何れかに記載の微細泡生成装置において、前記流入路
を途中で小径にして負圧発生部を設け、該負圧発生部に
て発生した負圧により外気を前記流入路に吸引導入する
ので、流入管に開口する気体導入管の開口部の圧力を負
圧にすることが可能となり、多量の気体を効率よく取り
込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1,2,3,4の発明による微細泡生
成装置の実施形態を説明するための図である。
【図2】 項求項5の発明による微細泡生成装置の実施
形態を説明するための図である。
【図3】 請求項6の発明による微細泡生成装置の実施
形態を説明するための図である。
【図4】 請求項7の発明による微細泡生成装置の実施
形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1…容器、1a…流体の流入管、2…流体の入口、3…
流体の出口、4…気体導入管、5…駆動機構、5T…水
車、6…駆動機構5の取り付け台、7…駆動機構5の駆
動軸、8…シールリング、9,10…回転体、11…シ
ールリング8の押え金具、12…ビス、13…多孔性の
板、14…網状の板、15…負圧発生ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深見 輝基 東京都豊島区南大塚3丁目43番12号 高原 ビル7階エフニック株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流入路および流出路を有する容器
    と、前記流入路に気体を導入する気体導入手段と、多数
    の孔を有し前記容器内で回転する回転体と、該回転体を
    回転駆動する駆動機構とから構成され、前記流入路から
    流入した流体に対し、前記気体導入手段より導入した気
    体を混合し、混合した気液混合流中の気泡を前記回転体
    により切断し微細泡とし前記流出路より流出することを
    特徴とする微細泡生成装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体は、多数の孔又は放射状のス
    リットを有する平板であることを特徴とする請求項1に
    記載の微細泡生成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、放射状に延長する多数の
    薄板又は細棒状体であることを特徴とする請求項1に記
    載の微細泡生成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転体を、前記気液混合流の流れ方
    向に所定間隔を隔てて複数有することを特徴とする請求
    項1又は2又は3に記載の微細泡生成装置。
  5. 【請求項5】 前記回転体の回転軸に水車を連結し、該
    水車を前記流体又は前記気液混合流の流れにて回転駆動
    することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    微細泡生成装置。
  6. 【請求項6】 前記容器内の前記回転体下流側に、所定
    の大きさ以下の微細泡が通過可能な大きさの開口を多数
    有する多孔板または網状のフィルタを有することを特徴
    とする請求項1乃至5の何れかに記載の微細泡生成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記流入路を途中で小径にして負圧発生
    部を設け、該負圧発生部にて発生した負圧により外気を
    前記流入路に吸引導入するようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至6の何れかに記載の微細泡生成装置。
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