JPH06323733A - ツインタイプの電気炉におけるスクラップ予熱方法 - Google Patents
ツインタイプの電気炉におけるスクラップ予熱方法Info
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- JPH06323733A JPH06323733A JP13286293A JP13286293A JPH06323733A JP H06323733 A JPH06323733 A JP H06323733A JP 13286293 A JP13286293 A JP 13286293A JP 13286293 A JP13286293 A JP 13286293A JP H06323733 A JPH06323733 A JP H06323733A
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- Japan
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- scrap
- preheating
- electric furnace
- exhaust gas
- furnace
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、発生する排ガスの熱エネルギを有効
利用でき、初装分のスクラップだけではなく追装分のス
クラップをも予熱できる、ツインタイプの電気炉におけ
るスクラップ予熱方法を提供するものである。 【構成】本発明は、２体の電気炉が１組として設置され
たツインタイプの電気炉から発生する排ガスでスクラッ
プを予熱する方法において、２体の電気炉の炉頂にそれ
ぞれ予熱容器を連設し、下記のＡ工程及びＢ工程を繰り
返してスクラップを予熱することを特徴としている。 Ａ工程：一方の電気炉から初装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスを該一方の電気炉の炉頂に連設した予
熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装填しておいた追装
分のスクラップを予熱する工程 Ｂ工程：一方の電気炉から追装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスをダクトを介して他方の電気炉へ導入
し、該他方の電気炉に予め装填しておいた初装分のスク
ラップを予熱する工程
利用でき、初装分のスクラップだけではなく追装分のス
クラップをも予熱できる、ツインタイプの電気炉におけ
るスクラップ予熱方法を提供するものである。 【構成】本発明は、２体の電気炉が１組として設置され
たツインタイプの電気炉から発生する排ガスでスクラッ
プを予熱する方法において、２体の電気炉の炉頂にそれ
ぞれ予熱容器を連設し、下記のＡ工程及びＢ工程を繰り
返してスクラップを予熱することを特徴としている。 Ａ工程：一方の電気炉から初装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスを該一方の電気炉の炉頂に連設した予
熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装填しておいた追装
分のスクラップを予熱する工程 Ｂ工程：一方の電気炉から追装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスをダクトを介して他方の電気炉へ導入
し、該他方の電気炉に予め装填しておいた初装分のスク
ラップを予熱する工程
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は２体の電気炉が１組とし
て設置されたツインタイプの電気炉から発生する排ガス
でスクラップを予熱する方法に関する。
て設置されたツインタイプの電気炉から発生する排ガス
でスクラップを予熱する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上記のようなツインタイプの電気
炉におけるスクラップの予熱方法として、２体の電気炉
の間に燃焼塔を配置し、これらをダンパを介装するダク
トで接続して、一方の電気炉からスクラップの溶解期に
発生する排ガスを燃焼塔及びダクトを介して他方の電気
炉へ導入し、該他方の電気炉に予め装填しておいたスク
ラップを予熱して、予熱した該スクラップを該他方の電
気炉における原料として使用することが行なわれている
（特開平１−１６７５７７、特開平４−２７８１７
７）。
炉におけるスクラップの予熱方法として、２体の電気炉
の間に燃焼塔を配置し、これらをダンパを介装するダク
トで接続して、一方の電気炉からスクラップの溶解期に
発生する排ガスを燃焼塔及びダクトを介して他方の電気
炉へ導入し、該他方の電気炉に予め装填しておいたスク
ラップを予熱して、予熱した該スクラップを該他方の電
気炉における原料として使用することが行なわれている
（特開平１−１６７５７７、特開平４−２７８１７
７）。
【０００３】ところが、かかる従来法には、電気炉にお
ける操業の実際に照らして、排ガスの熱エネルギが無駄
になっており、追装分のスクラップを予熱することがで
きないという欠点がある。電気炉における操業の実際は
概略、初装→溶解→追装→溶解→出鋼→補修の繰り返し
で行なわれるが、ツインタイプの電気炉においては、２
体の電気炉の操業関係から、一方の電気炉が初装分のス
クラップの溶解→追装→追装分のスクラップの溶解→出
鋼→補修→初装→初装分のスクラップの予熱の手順で操
業するとき、他方の電気炉は補修→初装→初装分のスク
ラップの予熱→初装分のスクラップの溶解→追装→追装
分のスクラップの溶解→出鋼の手順で操業する。一方の
電気炉における初装分のスクラップの溶解期が他方の電
気炉における補修期に相当し、また一方の電気炉におけ
る追装分のスクラップの溶解期が他方の電気炉における
初装分のスクラップの予熱期に相当するのである。した
がって従来法では、一方の電気炉から初装分のスクラッ
プの溶解期に発生する排ガスを他方の電気炉へ導入する
ことができないため該排ガスの熱エネルギが無駄になっ
ており、追装分のスクラップを予熱することができな
い。
ける操業の実際に照らして、排ガスの熱エネルギが無駄
になっており、追装分のスクラップを予熱することがで
きないという欠点がある。電気炉における操業の実際は
概略、初装→溶解→追装→溶解→出鋼→補修の繰り返し
で行なわれるが、ツインタイプの電気炉においては、２
体の電気炉の操業関係から、一方の電気炉が初装分のス
クラップの溶解→追装→追装分のスクラップの溶解→出
鋼→補修→初装→初装分のスクラップの予熱の手順で操
業するとき、他方の電気炉は補修→初装→初装分のスク
ラップの予熱→初装分のスクラップの溶解→追装→追装
分のスクラップの溶解→出鋼の手順で操業する。一方の
電気炉における初装分のスクラップの溶解期が他方の電
気炉における補修期に相当し、また一方の電気炉におけ
る追装分のスクラップの溶解期が他方の電気炉における
初装分のスクラップの予熱期に相当するのである。した
がって従来法では、一方の電気炉から初装分のスクラッ
プの溶解期に発生する排ガスを他方の電気炉へ導入する
ことができないため該排ガスの熱エネルギが無駄になっ
ており、追装分のスクラップを予熱することができな
い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ツインタイプの電気炉における従来のスク
ラップ予熱方法では、排ガスの熱エネルギが無駄になっ
ており、追装分のスクラップを予熱することができない
点である。
する課題は、ツインタイプの電気炉における従来のスク
ラップ予熱方法では、排ガスの熱エネルギが無駄になっ
ており、追装分のスクラップを予熱することができない
点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、２体
の電気炉が１組として設置されたツインタイプの電気炉
から発生する排ガスでスクラップを予熱する方法におい
て、２体の電気炉の炉頂にそれぞれ予熱容器を連設し、
下記のＡ工程及びＢ工程を繰り返してスクラップを予熱
することを特徴とするツインタイプの電気炉におけるス
クラップ予熱方法に係る。
の電気炉が１組として設置されたツインタイプの電気炉
から発生する排ガスでスクラップを予熱する方法におい
て、２体の電気炉の炉頂にそれぞれ予熱容器を連設し、
下記のＡ工程及びＢ工程を繰り返してスクラップを予熱
することを特徴とするツインタイプの電気炉におけるス
クラップ予熱方法に係る。
【０００６】Ａ工程：一方の電気炉から初装分のスクラ
ップの溶解期に発生する排ガスを該一方の電気炉の炉頂
に連設した予熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装填し
ておいた追装分のスクラップを予熱する工程 Ｂ工程：一方の電気炉から追装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスをダクトを介して他方の電気炉へ導入
し、該他方の電気炉に予め装填しておいた初装分のスク
ラップを予熱する工程
ップの溶解期に発生する排ガスを該一方の電気炉の炉頂
に連設した予熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装填し
ておいた追装分のスクラップを予熱する工程 Ｂ工程：一方の電気炉から追装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスをダクトを介して他方の電気炉へ導入
し、該他方の電気炉に予め装填しておいた初装分のスク
ラップを予熱する工程
【０００７】本発明では２体の電気炉の炉頂にそれぞれ
予熱容器を連設する。例えば本体と該本体に被着された
蓋体とを備える一方の電気炉の該蓋体に排気兼投入口を
開設し、該蓋体の上部に該排気兼投入口と連通する予熱
容器を装備する。予熱容器は本体と該本体に被着された
蓋体とを備え、該本体は火格子を内装し、該火格子はシ
リンダ駆動で観音開き可能にする。他方の電気炉も同様
の構成とし、２体の電気炉の本体をダンパ介装のダクト
を介して接続すると共に、双方の予熱容器はそれぞれダ
ンパ介装のダクトを介して燃焼塔へと接続するのであ
る。そして本発明では、上記のＡ工程とＢ工程とを繰り
返してスクラップを予熱する。
予熱容器を連設する。例えば本体と該本体に被着された
蓋体とを備える一方の電気炉の該蓋体に排気兼投入口を
開設し、該蓋体の上部に該排気兼投入口と連通する予熱
容器を装備する。予熱容器は本体と該本体に被着された
蓋体とを備え、該本体は火格子を内装し、該火格子はシ
リンダ駆動で観音開き可能にする。他方の電気炉も同様
の構成とし、２体の電気炉の本体をダンパ介装のダクト
を介して接続すると共に、双方の予熱容器はそれぞれダ
ンパ介装のダクトを介して燃焼塔へと接続するのであ
る。そして本発明では、上記のＡ工程とＢ工程とを繰り
返してスクラップを予熱する。
【０００８】Ａ工程では、一方の電気炉から初装分のス
クラップの溶解期に発生する排ガスを該一方の電気炉の
炉頂に連設した予熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装
填しておいた追装分のスクラップを予熱する。この段階
では、一方の電気炉と他方の電気炉とは連通しておら
ず、また他方の電気炉の炉頂に連設した予熱容器と燃焼
塔とも連通していない。追装分のスクラップを予熱後の
排ガスは通常、予熱容器の下流側に接続した燃焼塔及び
該燃焼塔の下流側に接続したクーラを介し、最終的に集
塵装置で処理した後、放出する。ここで予熱したスクラ
ップは同じ一方の電気炉における追装分として使用す
る。
クラップの溶解期に発生する排ガスを該一方の電気炉の
炉頂に連設した予熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装
填しておいた追装分のスクラップを予熱する。この段階
では、一方の電気炉と他方の電気炉とは連通しておら
ず、また他方の電気炉の炉頂に連設した予熱容器と燃焼
塔とも連通していない。追装分のスクラップを予熱後の
排ガスは通常、予熱容器の下流側に接続した燃焼塔及び
該燃焼塔の下流側に接続したクーラを介し、最終的に集
塵装置で処理した後、放出する。ここで予熱したスクラ
ップは同じ一方の電気炉における追装分として使用す
る。
【０００９】Ｂ工程では、一方の電気炉から追装分のス
クラップの溶解期に発生する排ガスをダクトを介して他
方の電気炉へ導入し、該他方の電気炉に予め装填してお
いた初装分のスクラップを予熱する。この段階では、一
方の電気炉の炉頂に連設した予熱容器と燃焼塔とは連通
していない。初装分のスクラップを予熱後の排ガスは通
常、他方の電気炉の炉頂に連設した予熱容器、該予熱容
器の下流側に接続した燃焼塔及び該燃焼塔の下流側に接
続したクーラを介し、最終的に集塵装置で処理した後、
放出する。ここで予熱したスクラップはそのまま他方の
電気炉における初装分として使用する。
クラップの溶解期に発生する排ガスをダクトを介して他
方の電気炉へ導入し、該他方の電気炉に予め装填してお
いた初装分のスクラップを予熱する。この段階では、一
方の電気炉の炉頂に連設した予熱容器と燃焼塔とは連通
していない。初装分のスクラップを予熱後の排ガスは通
常、他方の電気炉の炉頂に連設した予熱容器、該予熱容
器の下流側に接続した燃焼塔及び該燃焼塔の下流側に接
続したクーラを介し、最終的に集塵装置で処理した後、
放出する。ここで予熱したスクラップはそのまま他方の
電気炉における初装分として使用する。
【００１０】本発明によると、一方の電気炉から初装分
のスクラップの溶解期に発生する排ガスで該一方の電気
炉における追装分のスクラップを予熱し、また該一方の
電気炉から追装分のスクラップの溶解期に発生する排ガ
スで他方の電気炉における初装分のスクラップを予熱す
るため、排ガスの熱エネルギの無駄がなく、追装分のス
クラップをも予熱することができる。
のスクラップの溶解期に発生する排ガスで該一方の電気
炉における追装分のスクラップを予熱し、また該一方の
電気炉から追装分のスクラップの溶解期に発生する排ガ
スで他方の電気炉における初装分のスクラップを予熱す
るため、排ガスの熱エネルギの無駄がなく、追装分のス
クラップをも予熱することができる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明のＡ工程の一実施状態を略示す
る縦断面図、図２は本発明のＢ工程の一実施状態を略示
する縦断面図である。この一実施例では、電気炉として
直流アーク炉を使用している。本体１１と本体１１に被
着された蓋体２１とを備え、蓋体２１に電極３１ａ，３
１ｂが装着された直流アーク炉１０の蓋体２１の中央部
にやや広幅の排気兼投入口２１ａが開設されており、蓋
体２１の上部に排気兼投入口２１ａと連通する予熱容器
４１が装備されている。予熱容器４１は本体５１と本体
５１に被着された蓋体６１とを備え、本体５１には火格
子５１ａが図示しないシリンダ駆動で下向きの観音開き
可能に内装されている。
る縦断面図、図２は本発明のＢ工程の一実施状態を略示
する縦断面図である。この一実施例では、電気炉として
直流アーク炉を使用している。本体１１と本体１１に被
着された蓋体２１とを備え、蓋体２１に電極３１ａ，３
１ｂが装着された直流アーク炉１０の蓋体２１の中央部
にやや広幅の排気兼投入口２１ａが開設されており、蓋
体２１の上部に排気兼投入口２１ａと連通する予熱容器
４１が装備されている。予熱容器４１は本体５１と本体
５１に被着された蓋体６１とを備え、本体５１には火格
子５１ａが図示しないシリンダ駆動で下向きの観音開き
可能に内装されている。
【００１２】直流アーク炉２０についても、本体１２、
蓋体２２、電極３２ａ，３２ｂ及び排気兼投入口２２ａ
の構成は直流アーク炉１０の場合と同様になっており、
また予熱容器４２についても、本体５２、蓋体６２及び
火格子５２ａの構成は予熱容器４１の場合と同様になっ
ている。そして２体の直流アーク炉１０，２０の本体１
１，１２はダンパ７１を介装するダクト８１を介して接
続されており、予熱容器４１，４２の本体５１，５２は
それぞれダンパ７２，７３を介装するダクト８２，８３
を介して燃焼塔９１へと接続されている。
蓋体２２、電極３２ａ，３２ｂ及び排気兼投入口２２ａ
の構成は直流アーク炉１０の場合と同様になっており、
また予熱容器４２についても、本体５２、蓋体６２及び
火格子５２ａの構成は予熱容器４１の場合と同様になっ
ている。そして２体の直流アーク炉１０，２０の本体１
１，１２はダンパ７１を介装するダクト８１を介して接
続されており、予熱容器４１，４２の本体５１，５２は
それぞれダンパ７２，７３を介装するダクト８２，８３
を介して燃焼塔９１へと接続されている。
【００１３】図１において、直流アーク炉１０は初装分
のスクラップの溶解期にあり、また直流アーク炉２０は
出鋼後の補修期にある。この段階ではダンパ７２は開か
れ、ダンパ７１，７３は閉じられている。直流アーク炉
１０から初装分のスクラップの溶解期に発生する排ガス
を予熱容器４１へ導入し、予熱容器４１に予め装填して
おいた追装分のスクラップを予熱している。図示を省略
するが、予熱後の排ガスは、ダクト８２、燃焼塔９１及
び燃焼塔９１の下流側に接続したクーラを介し、最終的
に集塵装置で処理した後、放出する。ここで予熱したス
クラップは火格子５１ａを図示を省略するシリンダ駆動
で下向きに観音開きして直流アーク炉１０へ投入するこ
とにより、直流アーク炉１０の追装分として使用する。
のスクラップの溶解期にあり、また直流アーク炉２０は
出鋼後の補修期にある。この段階ではダンパ７２は開か
れ、ダンパ７１，７３は閉じられている。直流アーク炉
１０から初装分のスクラップの溶解期に発生する排ガス
を予熱容器４１へ導入し、予熱容器４１に予め装填して
おいた追装分のスクラップを予熱している。図示を省略
するが、予熱後の排ガスは、ダクト８２、燃焼塔９１及
び燃焼塔９１の下流側に接続したクーラを介し、最終的
に集塵装置で処理した後、放出する。ここで予熱したス
クラップは火格子５１ａを図示を省略するシリンダ駆動
で下向きに観音開きして直流アーク炉１０へ投入するこ
とにより、直流アーク炉１０の追装分として使用する。
【００１４】図２において、直流アーク炉１０は追装分
のスクラップの溶解期にあり、また直流アーク炉２０は
初装分のスクラップの予熱期にある。この段階ではダン
パ７１，７３は開かれ、ダンパ７２は閉じられている。
直流アーク炉１０から追装分のスクラップの溶解期に発
生する排ガスをダクト８１を介して直流アーク炉２０へ
導入し、直流アーク炉２０に予め装填しておいた初装分
のスクラップを予熱している。図面では予熱容器４２に
も追装分のスクラップが装填されており、したがって初
装分のスクラップを予熱後の排ガスで追装分のスクラッ
プをもその予熱を開始している。図示を省略するが、予
熱後の排ガスは、ダクト８３、燃焼塔９１及び燃焼塔９
１の下流側に接続したクーラを介し、最終的に集塵装置
で処理した後、放出する。ここで予熱したスクラップは
そのまま直流アーク炉２０の初装分として使用する。
のスクラップの溶解期にあり、また直流アーク炉２０は
初装分のスクラップの予熱期にある。この段階ではダン
パ７１，７３は開かれ、ダンパ７２は閉じられている。
直流アーク炉１０から追装分のスクラップの溶解期に発
生する排ガスをダクト８１を介して直流アーク炉２０へ
導入し、直流アーク炉２０に予め装填しておいた初装分
のスクラップを予熱している。図面では予熱容器４２に
も追装分のスクラップが装填されており、したがって初
装分のスクラップを予熱後の排ガスで追装分のスクラッ
プをもその予熱を開始している。図示を省略するが、予
熱後の排ガスは、ダクト８３、燃焼塔９１及び燃焼塔９
１の下流側に接続したクーラを介し、最終的に集塵装置
で処理した後、放出する。ここで予熱したスクラップは
そのまま直流アーク炉２０の初装分として使用する。
【００１５】予熱した初装分のスクラップを直流アーク
炉２０で溶解するときに発生する排ガスを利用して予熱
容器４２に装填しておいた追装分のスクラップを予熱す
る場合、及び追装分のスクラップを直流アーク炉２０で
溶解するときに発生する排ガスを利用して直流アーク炉
１０に装填しておいた初装分のスクラップを予熱する場
合、更には予熱容器４１にも装填しておいた追装分のス
クラップをも予熱開始する場合には、以上説明したこと
と直流アーク炉１０及び直流アーク炉２０の相互関係が
逆になる。
炉２０で溶解するときに発生する排ガスを利用して予熱
容器４２に装填しておいた追装分のスクラップを予熱す
る場合、及び追装分のスクラップを直流アーク炉２０で
溶解するときに発生する排ガスを利用して直流アーク炉
１０に装填しておいた初装分のスクラップを予熱する場
合、更には予熱容器４１にも装填しておいた追装分のス
クラップをも予熱開始する場合には、以上説明したこと
と直流アーク炉１０及び直流アーク炉２０の相互関係が
逆になる。
【００１６】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、ツインタイプの電気炉において、発生する排ガ
スの熱エネルギを有効利用でき、初装分のスクラップだ
けではなく追装分のスクラップをも予熱できるという効
果がある。
明には、ツインタイプの電気炉において、発生する排ガ
スの熱エネルギを有効利用でき、初装分のスクラップだ
けではなく追装分のスクラップをも予熱できるという効
果がある。
【図１】本発明のＡ工程の一実施状態を略示する縦断面
図。
図。
【図２】本発明のＢ工程の一実施状態を略示する縦断面
図。
図。
１０，２０・・・直流アーク炉、２１ａ，２２ａ・・・
排気兼投入口、４１，４２・・・予熱容器、７１〜７３
・・・ダンパ、８１〜８３・・・ダクト、９１・・・燃
焼塔
排気兼投入口、４１，４２・・・予熱容器、７１〜７３
・・・ダンパ、８１〜８３・・・ダクト、９１・・・燃
焼塔
Claims (1)
- 【請求項１】 ２体の電気炉が１組として設置されたツ
インタイプの電気炉から発生する排ガスでスクラップを
予熱する方法において、２体の電気炉の炉頂にそれぞれ
予熱容器を連設し、下記のＡ工程及びＢ工程を繰り返し
てスクラップを予熱することを特徴とするツインタイプ
の電気炉におけるスクラップ予熱方法。 Ａ工程：一方の電気炉から初装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスを該一方の電気炉の炉頂に連設した予
熱容器へ導入し、該予熱容器に予め装填しておいた追装
分のスクラップを予熱する工程 Ｂ工程：一方の電気炉から追装分のスクラップの溶解期
に発生する排ガスをダクトを介して他方の電気炉へ導入
し、該他方の電気炉に予め装填しておいた初装分のスク
ラップを予熱する工程
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13286293A JPH06323733A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | ツインタイプの電気炉におけるスクラップ予熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13286293A JPH06323733A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | ツインタイプの電気炉におけるスクラップ予熱方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323733A true JPH06323733A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15091280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13286293A Pending JPH06323733A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | ツインタイプの電気炉におけるスクラップ予熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06323733A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997006394A1 (fr) * | 1995-08-08 | 1997-02-20 | Nippon Sanso Corporation | Four et procede de fusion du metal |
| KR100384636B1 (ko) * | 1998-12-23 | 2003-08-19 | 주식회사 포스코 | 트윈전기로에서의스크랩예열방법 |
| CN108168320A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-06-15 | 大峘集团有限公司 | 一种对称双炉腔废钢预热熔化装置和废钢融化方法 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP13286293A patent/JPH06323733A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997006394A1 (fr) * | 1995-08-08 | 1997-02-20 | Nippon Sanso Corporation | Four et procede de fusion du metal |
| US5888458A (en) * | 1995-08-08 | 1999-03-30 | Nippon Sanso Corporation | Melting furnace of metals and melting method thereof |
| KR100384636B1 (ko) * | 1998-12-23 | 2003-08-19 | 주식회사 포스코 | 트윈전기로에서의스크랩예열방법 |
| CN108168320A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-06-15 | 大峘集团有限公司 | 一种对称双炉腔废钢预热熔化装置和废钢融化方法 |
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