JPH06322143A - 結晶質熱可塑性チップを用いた多色鉱石外観を有する製品 - Google Patents
結晶質熱可塑性チップを用いた多色鉱石外観を有する製品Info
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- JPH06322143A JPH06322143A JP6019729A JP1972994A JPH06322143A JP H06322143 A JPH06322143 A JP H06322143A JP 6019729 A JP6019729 A JP 6019729A JP 1972994 A JP1972994 A JP 1972994A JP H06322143 A JPH06322143 A JP H06322143A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品に多色鉱石外観を付与するとともに、
成形品の表面硬度を増大させ、かつ成形品のASTM煤煙指
数を低下させる。 【構成】 珪灰石充填ポリフタラミドチップを、アルミ
ナ三水和物充填ネオペンチルグリコール/イソフタレー
トポリエステル樹脂に配合し、成形する。
成形品の表面硬度を増大させ、かつ成形品のASTM煤煙指
数を低下させる。 【構成】 珪灰石充填ポリフタラミドチップを、アルミ
ナ三水和物充填ネオペンチルグリコール/イソフタレー
トポリエステル樹脂に配合し、成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉱石様の外観を有する
熱可塑性成形品に関する。本発明は、花崗岩又はその他
の多色外観を製品に付与するために合成樹脂チップを用
いて成形した熱可塑性製品に関する。
熱可塑性成形品に関する。本発明は、花崗岩又はその他
の多色外観を製品に付与するために合成樹脂チップを用
いて成形した熱可塑性製品に関する。
【0002】
【従来の技術】鉱石様の外観を有する合成樹脂成形品
は、商業上魅力ある一流のキャビネット、鏡台及びその
他の装飾用の物品に製造されている。これらの鉱石様の
外観を有する合成樹脂成形品は、平らなシート及び流し
及びたらいとして市販されている。これらの成形品から
装飾用の物品への製造は、市販の木工用の道具及び技術
により成就される(米国特許第 5,043,377号参照)。こ
れらの物品を成形するのに使用される合成樹脂は、市販
の透明な、不飽和ポリエステル又は架橋メタクリル酸メ
チル熱硬化性樹脂形成組成物でもよい。これらの成形品
を製造するのに使用される合成樹脂には、硬化したマト
リックス合成樹脂と実質的に同一の屈折率の鉱物粒子が
たくさん充填されている。鉱物粒子の粒度は、鉱物粒子
が透明な製品を製造するには約50μm 未満である。成
形品の50乃至80重量%の鉱物粒子を充填した成形品
は、鉱物の表面硬度に近い表面硬度を有する。これらの
成形品のマトリックス合成樹脂が透明であるとともに表
面が硬いということは実質的に工業的に魅力的である
(米国特許第 3,396,067号及び同 3,405,088号参照)。
は、商業上魅力ある一流のキャビネット、鏡台及びその
他の装飾用の物品に製造されている。これらの鉱石様の
外観を有する合成樹脂成形品は、平らなシート及び流し
及びたらいとして市販されている。これらの成形品から
装飾用の物品への製造は、市販の木工用の道具及び技術
により成就される(米国特許第 5,043,377号参照)。こ
れらの物品を成形するのに使用される合成樹脂は、市販
の透明な、不飽和ポリエステル又は架橋メタクリル酸メ
チル熱硬化性樹脂形成組成物でもよい。これらの成形品
を製造するのに使用される合成樹脂には、硬化したマト
リックス合成樹脂と実質的に同一の屈折率の鉱物粒子が
たくさん充填されている。鉱物粒子の粒度は、鉱物粒子
が透明な製品を製造するには約50μm 未満である。成
形品の50乃至80重量%の鉱物粒子を充填した成形品
は、鉱物の表面硬度に近い表面硬度を有する。これらの
成形品のマトリックス合成樹脂が透明であるとともに表
面が硬いということは実質的に工業的に魅力的である
(米国特許第 3,396,067号及び同 3,405,088号参照)。
【0003】アルミナ三水和物(Al2O3 ・3H2O)を鉱物
粒子として使用しうる。アルミナ三水和物は加熱時に水
を放出して、成形品の延焼性及び煤煙濃度を低下させ
る。市販の不飽和ポリエステル樹脂にアルミナ三水和物
を充填した成形品は、建築材料の延焼性及び煤煙濃度の
要件に適合する(米国特許第 3,780,156号、同第 3,82
7,933号、同第 4,193,908号及び同第 5,164,425号参
照)。花崗岩又はその他の多色鉱石外観は、合成樹脂チ
ップを合成樹脂形成組成物に配合することによりこれら
の成形品に適用される。チップは、成形品内のチップに
可視性を提供するために不透明又は半透明である。着色
チップは、成形品内のチップ及びマトリックス合成樹脂
間に色のコントラストを提供する。これらのチップの寸
法及び濃度は、市販の魅力的な外観を有する成形品を提
供するように選択される。50乃至3000μm の粒度
を使用しうる。チップは成形品の2乃至15重量%を構
成しうる(米国特許第 4,085,246号、同第 4,159,301
号、同第 4,433,070号、同第 4,544,584号、同第 4,96
1,995号、同第 4,983,668号及び同第5,032,625号参
照)。
粒子として使用しうる。アルミナ三水和物は加熱時に水
を放出して、成形品の延焼性及び煤煙濃度を低下させ
る。市販の不飽和ポリエステル樹脂にアルミナ三水和物
を充填した成形品は、建築材料の延焼性及び煤煙濃度の
要件に適合する(米国特許第 3,780,156号、同第 3,82
7,933号、同第 4,193,908号及び同第 5,164,425号参
照)。花崗岩又はその他の多色鉱石外観は、合成樹脂チ
ップを合成樹脂形成組成物に配合することによりこれら
の成形品に適用される。チップは、成形品内のチップに
可視性を提供するために不透明又は半透明である。着色
チップは、成形品内のチップ及びマトリックス合成樹脂
間に色のコントラストを提供する。これらのチップの寸
法及び濃度は、市販の魅力的な外観を有する成形品を提
供するように選択される。50乃至3000μm の粒度
を使用しうる。チップは成形品の2乃至15重量%を構
成しうる(米国特許第 4,085,246号、同第 4,159,301
号、同第 4,433,070号、同第 4,544,584号、同第 4,96
1,995号、同第 4,983,668号及び同第5,032,625号参
照)。
【0004】
【課題を解決するための手段】多色鉱石外観を成就する
ある種のチップが成形品の表面硬度を増大させ、かつ成
形品のASTM煤煙指数を低下させうることが発見された。
珪灰石充填ポリフタラミドチップが、アルミナ三水和物
充填ネオペンチルグリコール/イソフタレートポリエス
テル樹脂成形品の表面硬度を増大させ、かつ成形品のAS
TM煤煙指数を低下させることが発見された。熱硬化性樹
脂成形品に多色外観を付与するチップとして無機粒子を
充填した結晶質熱可塑性樹脂を使用しうる。充填した結
晶質ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンテレフタ
レート、及びポリブチレンテレフタレート樹脂がこれら
のチップの製造に有用であることが発見された。充填し
た液晶4,4 ′- ジヒドロキシジフェニル-p- ヒドロキシ
安息香酸テレフタル酸ポリマーも又これらのチップの製
造に有用であることが発見された。ポリアミド−イミ
ド、ポリエステル−イミド、ポリイミド樹脂及びその他
のポリアミド及びポリアルキレンテレフタレート樹脂の
ようなその他の充填した結晶質熱可塑性樹脂もこれらの
チップの製造に使用しうる。充填した結晶質熱可塑性チ
ップには、アルミナ三水和物、酸化アンチモン、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ガラス、カ
オリン、金属の炭酸塩、酸化物及び硫酸塩、雲母、シリ
カ、タルク、及び珪灰石のような無機物質の粒子を充填
しうる。好ましくは、結晶質熱可塑性チップには、ガラ
ス、雲母、及び珪灰石のような無機物質の繊維状又はフ
レーク状の粒子を充填する。
ある種のチップが成形品の表面硬度を増大させ、かつ成
形品のASTM煤煙指数を低下させうることが発見された。
珪灰石充填ポリフタラミドチップが、アルミナ三水和物
充填ネオペンチルグリコール/イソフタレートポリエス
テル樹脂成形品の表面硬度を増大させ、かつ成形品のAS
TM煤煙指数を低下させることが発見された。熱硬化性樹
脂成形品に多色外観を付与するチップとして無機粒子を
充填した結晶質熱可塑性樹脂を使用しうる。充填した結
晶質ポリフェニレンスルフィド、ポリエチレンテレフタ
レート、及びポリブチレンテレフタレート樹脂がこれら
のチップの製造に有用であることが発見された。充填し
た液晶4,4 ′- ジヒドロキシジフェニル-p- ヒドロキシ
安息香酸テレフタル酸ポリマーも又これらのチップの製
造に有用であることが発見された。ポリアミド−イミ
ド、ポリエステル−イミド、ポリイミド樹脂及びその他
のポリアミド及びポリアルキレンテレフタレート樹脂の
ようなその他の充填した結晶質熱可塑性樹脂もこれらの
チップの製造に使用しうる。充填した結晶質熱可塑性チ
ップには、アルミナ三水和物、酸化アンチモン、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ガラス、カ
オリン、金属の炭酸塩、酸化物及び硫酸塩、雲母、シリ
カ、タルク、及び珪灰石のような無機物質の粒子を充填
しうる。好ましくは、結晶質熱可塑性チップには、ガラ
ス、雲母、及び珪灰石のような無機物質の繊維状又はフ
レーク状の粒子を充填する。
【0005】本発明の多色鉱石外観を有する成形品は、
結晶質熱可塑性チップを配合した樹脂形成組成物用いて
成形する。これらのチップには無機粒子が多量に充填さ
れている。好ましくは、これらの無機粒子の平均アスペ
クト比(一方の寸法のもう一方の寸法に対する比)は約
3より大きい。本発明の好ましい成形品は、表面の硬度
が改良され、ASTM煤煙指数が低下している。好ましい結
晶質熱可塑性チップは、本発明の多色鉱石外観を有する
成形品を燃焼により破壊したのち回収される。特に繊維
状又はフレーク状の粒子状の無機充填剤を充填した結晶
質熱可塑性樹脂は成形機の部品に有用である(米国特許
第 4,553,680号参照)。平均アスペクト比が約5で平均
粒度が約50μm 未満の珪灰石粒子を充填した結晶質ポ
リフタラミド樹脂のチップが多色鉱石外観を有する合成
樹脂製品の成形に使用する充填した結晶質チップの製造
に有用である。
結晶質熱可塑性チップを配合した樹脂形成組成物用いて
成形する。これらのチップには無機粒子が多量に充填さ
れている。好ましくは、これらの無機粒子の平均アスペ
クト比(一方の寸法のもう一方の寸法に対する比)は約
3より大きい。本発明の好ましい成形品は、表面の硬度
が改良され、ASTM煤煙指数が低下している。好ましい結
晶質熱可塑性チップは、本発明の多色鉱石外観を有する
成形品を燃焼により破壊したのち回収される。特に繊維
状又はフレーク状の粒子状の無機充填剤を充填した結晶
質熱可塑性樹脂は成形機の部品に有用である(米国特許
第 4,553,680号参照)。平均アスペクト比が約5で平均
粒度が約50μm 未満の珪灰石粒子を充填した結晶質ポ
リフタラミド樹脂のチップが多色鉱石外観を有する合成
樹脂製品の成形に使用する充填した結晶質チップの製造
に有用である。
【0006】充填した結晶質ポリフェニレンスルフィ
ド、ポリエチレンテレフタレート、及びポリブチレンテ
レフタレート樹脂が本発明の成形品の製造に有用である
ことが発見された。充填した液晶4,4 ′- ジヒドロキシ
ジフェニル-p- ヒドロキシ安息香酸テレフタル酸ポリマ
ーも又本発明の成形品の製造に有用であることが発見さ
れた。ポリアミド−イミド、ポリエステル−イミド、ポ
リイミド樹脂及びその他のポリアミド及びポリアルキレ
ンテレフタレート樹脂のようなその他の充填した結晶質
熱可塑性樹脂も本発明の成形品の製造に有用である。本
発明において使用するのに適する結晶質熱可塑性樹脂は
多くの重要な特性を有する必要がある。マトリックス樹
脂組成物に配合された場合に膨潤又は軟化すべきではな
い。本発明の成形品の発熱硬化中に達する温度において
軟化又は分解すべきではない。吸湿性であるべきではな
い。本発明の成形品を熱又は紫外線照射に暴露した場合
に変色又は分解すべきではない。熱膨張係数は低くある
べきで、臭気の発生はあるべきではない。
ド、ポリエチレンテレフタレート、及びポリブチレンテ
レフタレート樹脂が本発明の成形品の製造に有用である
ことが発見された。充填した液晶4,4 ′- ジヒドロキシ
ジフェニル-p- ヒドロキシ安息香酸テレフタル酸ポリマ
ーも又本発明の成形品の製造に有用であることが発見さ
れた。ポリアミド−イミド、ポリエステル−イミド、ポ
リイミド樹脂及びその他のポリアミド及びポリアルキレ
ンテレフタレート樹脂のようなその他の充填した結晶質
熱可塑性樹脂も本発明の成形品の製造に有用である。本
発明において使用するのに適する結晶質熱可塑性樹脂は
多くの重要な特性を有する必要がある。マトリックス樹
脂組成物に配合された場合に膨潤又は軟化すべきではな
い。本発明の成形品の発熱硬化中に達する温度において
軟化又は分解すべきではない。吸湿性であるべきではな
い。本発明の成形品を熱又は紫外線照射に暴露した場合
に変色又は分解すべきではない。熱膨張係数は低くある
べきで、臭気の発生はあるべきではない。
【0007】珪灰石は、メタ珪酸カルシウム(CaSiO3)
から成る天然に産出する針状鉱石である。珪灰石は、約
3乃至約20の高いアスペクト比(長さの直径に対する
比)の繊維状で天然に産出する。珪灰石は又、低いアス
ペクト比の形状でも天然に産出する。平均アスペクト比
が約5以上の珪灰石粒子が、本発明の成形品の製造に使
用する充填した結晶質熱可塑性チップの製造に使用する
のに好ましい粒子である。珪灰石の比重は約2.9g/
cm3 である。本発明の成形品の製造に使用する充填した
結晶質熱可塑性チップには、アルミナ三水和物、酸化ア
ンチモン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシ
ウム、ガラス、カオリン、金属の炭酸塩、酸化物及び硫
酸塩、雲母、シリカ、タルク、並びに珪灰石のような無
機物質の粒子を充填しうる。好ましくは、結晶質熱可塑
性チップには、ガラス、雲母、及び珪灰石のような無機
物質の繊維状又はフレーク状の粒子を充填する。
から成る天然に産出する針状鉱石である。珪灰石は、約
3乃至約20の高いアスペクト比(長さの直径に対する
比)の繊維状で天然に産出する。珪灰石は又、低いアス
ペクト比の形状でも天然に産出する。平均アスペクト比
が約5以上の珪灰石粒子が、本発明の成形品の製造に使
用する充填した結晶質熱可塑性チップの製造に使用する
のに好ましい粒子である。珪灰石の比重は約2.9g/
cm3 である。本発明の成形品の製造に使用する充填した
結晶質熱可塑性チップには、アルミナ三水和物、酸化ア
ンチモン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシ
ウム、ガラス、カオリン、金属の炭酸塩、酸化物及び硫
酸塩、雲母、シリカ、タルク、並びに珪灰石のような無
機物質の粒子を充填しうる。好ましくは、結晶質熱可塑
性チップには、ガラス、雲母、及び珪灰石のような無機
物質の繊維状又はフレーク状の粒子を充填する。
【0008】無機粒子及び結晶質熱可塑性樹脂間の結合
は、有機シランカップリング剤のような市販の表面処理
物質で改良しうる。改良された結合は、本発明の成形品
の表面硬度を増大する。改良された結合は又、吸湿性を
低下させる。これらの結晶質熱可塑性チップには、平均
粒度が約50μm 未満の無機粒子を少なくともチップの
約50重量%、好ましくは約60重量%充填すべきであ
る。結晶質熱可塑性チップ内の無機充填剤は本発明の成
形品の表面硬度に寄与しうる。充填されている結晶質熱
可塑性物のコンシステンシーのために、結晶質熱可塑性
チップにはチップの約80重量%以上の無機粒子は充填
できないと考えられる。
は、有機シランカップリング剤のような市販の表面処理
物質で改良しうる。改良された結合は、本発明の成形品
の表面硬度を増大する。改良された結合は又、吸湿性を
低下させる。これらの結晶質熱可塑性チップには、平均
粒度が約50μm 未満の無機粒子を少なくともチップの
約50重量%、好ましくは約60重量%充填すべきであ
る。結晶質熱可塑性チップ内の無機充填剤は本発明の成
形品の表面硬度に寄与しうる。充填されている結晶質熱
可塑性物のコンシステンシーのために、結晶質熱可塑性
チップにはチップの約80重量%以上の無機粒子は充填
できないと考えられる。
【0009】結晶質熱可塑性チップの粒度及び形状は、
本発明の成形品に所望の花崗岩の外観を付与するように
選択する。結晶質熱可塑性チップの粒度は、これらのチ
ップを本発明の成形品内で離散粒子として確認しうるよ
うに約50μm 以上であるべきである。平均粒度が約5
0乃至約3000μm の結晶質熱可塑性チップが好まし
い。所望の花崗岩の外観を付与するためには2500μ
m 程度の粒度が望ましい。結晶質熱可塑性チップの色及
び濃度は、所望の多色の外観を成就するように選択す
る。バッチ毎の色が一致した結晶質熱可塑性チップを製
造しうることが見いだされた。商業上魅力ある色を付与
する顔料は、熱硬化性樹脂よりこれらの結晶質熱可塑性
樹脂とのほうがずっと相溶性である。押出成形プロセス
により、無機粒子及び顔料と結晶質熱可塑性樹脂が十分
混合される。押出プロセス固有の制御により、熱硬化性
樹脂における色合わせより一貫した色合わせが可能であ
る。押出成形は又、多形状並びに多色の結晶質熱可塑性
チップを製造しうる。充填した結晶質熱可塑性樹脂の繊
維製品又は平坦なシートを押し出しうる。繊維製品の形
状は、本発明の成形品の成形において使用する充填した
結晶質熱可塑性チップの形状を成就するように変化させ
うる。
本発明の成形品に所望の花崗岩の外観を付与するように
選択する。結晶質熱可塑性チップの粒度は、これらのチ
ップを本発明の成形品内で離散粒子として確認しうるよ
うに約50μm 以上であるべきである。平均粒度が約5
0乃至約3000μm の結晶質熱可塑性チップが好まし
い。所望の花崗岩の外観を付与するためには2500μ
m 程度の粒度が望ましい。結晶質熱可塑性チップの色及
び濃度は、所望の多色の外観を成就するように選択す
る。バッチ毎の色が一致した結晶質熱可塑性チップを製
造しうることが見いだされた。商業上魅力ある色を付与
する顔料は、熱硬化性樹脂よりこれらの結晶質熱可塑性
樹脂とのほうがずっと相溶性である。押出成形プロセス
により、無機粒子及び顔料と結晶質熱可塑性樹脂が十分
混合される。押出プロセス固有の制御により、熱硬化性
樹脂における色合わせより一貫した色合わせが可能であ
る。押出成形は又、多形状並びに多色の結晶質熱可塑性
チップを製造しうる。充填した結晶質熱可塑性樹脂の繊
維製品又は平坦なシートを押し出しうる。繊維製品の形
状は、本発明の成形品の成形において使用する充填した
結晶質熱可塑性チップの形状を成就するように変化させ
うる。
【0010】花崗岩の外観を付与するには、成形品の少
なくとも2重量%のチップ濃度が必要である。商業上魅
力ある多色の外観を成就するには、成形品の約2乃至約
15重量%のチップ濃度が望ましい。多色の外観を成就
し、本発明の成形品の表面硬度を増大させるためには、
更に高いチップ濃度が望ましい。本発明の不飽和ポリエ
ステル樹脂成形品に多色の外観を付与するには、珪灰石
を充填したポリフタラミド樹脂チップが好ましい。これ
らの成形品は、熱硬化性樹脂チップを含む不飽和ポリエ
ステル樹脂成形品より表面硬度が大きく、燃焼時の煤煙
濃度が低い。珪灰石がチップの約60重量%の濃度のチ
ップの密度は、約1.7±0.4g/cm3である。これら
のチップの密度は、実質的にチップの分離が起こらない
本発明の好ましい製品を成形するのに使用するアルミナ
三水和物充填ネオペンチルグリコール/イソフタル酸ポ
リエステルマトリックス樹脂組成物の密度(約1.65
g/cm3)に非常に近い。このため均質な花崗岩の外観の
製品が得られる。不飽和ポリエステル製品を成形するた
めの商業上魅力ある熱硬化性不飽和ポリエステルチップ
の密度は約2g/cm3である。これらのチップは成形作業
中に重力分離を受ける可能性がある。得られる製品は均
質な外観とはならない。一部は脆い製品を製造するため
に使用される架橋のため、及び一部は使用したアルミナ
三水和物の濃度のために密度が高くなる。
なくとも2重量%のチップ濃度が必要である。商業上魅
力ある多色の外観を成就するには、成形品の約2乃至約
15重量%のチップ濃度が望ましい。多色の外観を成就
し、本発明の成形品の表面硬度を増大させるためには、
更に高いチップ濃度が望ましい。本発明の不飽和ポリエ
ステル樹脂成形品に多色の外観を付与するには、珪灰石
を充填したポリフタラミド樹脂チップが好ましい。これ
らの成形品は、熱硬化性樹脂チップを含む不飽和ポリエ
ステル樹脂成形品より表面硬度が大きく、燃焼時の煤煙
濃度が低い。珪灰石がチップの約60重量%の濃度のチ
ップの密度は、約1.7±0.4g/cm3である。これら
のチップの密度は、実質的にチップの分離が起こらない
本発明の好ましい製品を成形するのに使用するアルミナ
三水和物充填ネオペンチルグリコール/イソフタル酸ポ
リエステルマトリックス樹脂組成物の密度(約1.65
g/cm3)に非常に近い。このため均質な花崗岩の外観の
製品が得られる。不飽和ポリエステル製品を成形するた
めの商業上魅力ある熱硬化性不飽和ポリエステルチップ
の密度は約2g/cm3である。これらのチップは成形作業
中に重力分離を受ける可能性がある。得られる製品は均
質な外観とはならない。一部は脆い製品を製造するため
に使用される架橋のため、及び一部は使用したアルミナ
三水和物の濃度のために密度が高くなる。
【0011】熱硬化可塑性成形品において多色外観を付
与するためには、結晶質熱可塑性チップを使用したほう
が熱硬化性チップを使用するより有利である。結晶質熱
可塑性物は、押出成形により商業上魅力ある粒子状に製
造しうる。結晶質熱可塑性チップは都合がよいことに再
循環させうる。所望の多色外観を付与するための結晶質
熱可塑性チップを回収したあとの結晶質熱可塑性物質は
押出機により再循環させうる。熱硬化性チップを回収し
たあとの熱硬化性物質は廃棄する。物質を廃棄するとい
うことは、作業の費用が増大する。
与するためには、結晶質熱可塑性チップを使用したほう
が熱硬化性チップを使用するより有利である。結晶質熱
可塑性物は、押出成形により商業上魅力ある粒子状に製
造しうる。結晶質熱可塑性チップは都合がよいことに再
循環させうる。所望の多色外観を付与するための結晶質
熱可塑性チップを回収したあとの結晶質熱可塑性物質は
押出機により再循環させうる。熱硬化性チップを回収し
たあとの熱硬化性物質は廃棄する。物質を廃棄するとい
うことは、作業の費用が増大する。
【0012】
実施例1 本発明の成形品の増大した表面硬度及びASTM煤煙指数の
低下を表1に示す。表1に示される成形品は約7.5重
量%(wt%) のチップ(対照標準1/7.5wt%、実施例
1/7.252wt% 、及び実施例2/7.5wt% )を含
有した。対照標準1で使用したチップは、実施例1及び
2の製品を成形するのに使用したマトリックス組成物と
同一の不飽和ポリエステル樹脂形成組成物から製造され
た熱硬化性チップであった。実施例1及び2で使用した
チップは、粒度が約250乃至約1200の珪灰石充填
(チップの60重量%)ポリフタラミド樹脂から製造し
た。この珪灰石充填ポリフタラミド樹脂は、アモコ・パ
ーフォーマンス・プロダクツ・カンパニー(Amoco Perfo
rmance Products Company)からAmodel A-1460 樹脂とし
て入手しうる。98wt% の珪灰石の粒度が約40μm 未
満である。
低下を表1に示す。表1に示される成形品は約7.5重
量%(wt%) のチップ(対照標準1/7.5wt%、実施例
1/7.252wt% 、及び実施例2/7.5wt% )を含
有した。対照標準1で使用したチップは、実施例1及び
2の製品を成形するのに使用したマトリックス組成物と
同一の不飽和ポリエステル樹脂形成組成物から製造され
た熱硬化性チップであった。実施例1及び2で使用した
チップは、粒度が約250乃至約1200の珪灰石充填
(チップの60重量%)ポリフタラミド樹脂から製造し
た。この珪灰石充填ポリフタラミド樹脂は、アモコ・パ
ーフォーマンス・プロダクツ・カンパニー(Amoco Perfo
rmance Products Company)からAmodel A-1460 樹脂とし
て入手しうる。98wt% の珪灰石の粒度が約40μm 未
満である。
【0013】マトリックス不飽和ポリエステル樹脂組成
物は約23.71wt% のネオペンチルグリコール/イソ
フタレートポリエステル樹脂、9.52wt% のメタクリ
ル酸メチルモノマー、0.35wt% のTixogel PL-Sブラ
ンド粘度調整剤、及び66.43wt% のアルミナ三水和
物粒子を含有した。マトリックス不飽和ポリエステル樹
脂組成物を、約0.33wt% のTrigonox 141ブランド触
媒と接触させた。このネオペンチルグリコール/イソフ
タレートポリエステル樹脂は、インタープラスチックス
・コーポレーション(Interplastics Corporation) から
COR 93-DE-531不飽和ポリエステル樹脂として入手しう
る。これらのアルミナ三水和物粒子は、スミトモからCW
308HW ブランドアルミナ三水和物として入手しうる。Tr
igonox 141ブランド触媒はAKZOから入手しうる。Tixoge
l PL-S添加剤は、ユナイテッド・キャタリスト(United
Catalyst) から入手しうる。チップをマトリックス樹脂
組成物と混合して平坦なシートを成形した。曲げ弾性率
をASTM D 790-90 に従って測定した。煤煙密度はASTM E
84-91a に従って測定した。曲げ弾性率は製品の表面硬
度の尺度である。
物は約23.71wt% のネオペンチルグリコール/イソ
フタレートポリエステル樹脂、9.52wt% のメタクリ
ル酸メチルモノマー、0.35wt% のTixogel PL-Sブラ
ンド粘度調整剤、及び66.43wt% のアルミナ三水和
物粒子を含有した。マトリックス不飽和ポリエステル樹
脂組成物を、約0.33wt% のTrigonox 141ブランド触
媒と接触させた。このネオペンチルグリコール/イソフ
タレートポリエステル樹脂は、インタープラスチックス
・コーポレーション(Interplastics Corporation) から
COR 93-DE-531不飽和ポリエステル樹脂として入手しう
る。これらのアルミナ三水和物粒子は、スミトモからCW
308HW ブランドアルミナ三水和物として入手しうる。Tr
igonox 141ブランド触媒はAKZOから入手しうる。Tixoge
l PL-S添加剤は、ユナイテッド・キャタリスト(United
Catalyst) から入手しうる。チップをマトリックス樹脂
組成物と混合して平坦なシートを成形した。曲げ弾性率
をASTM D 790-90 に従って測定した。煤煙密度はASTM E
84-91a に従って測定した。曲げ弾性率は製品の表面硬
度の尺度である。
【0014】
【表1】 表1 対照標準1 実施例1 実施例2 ASTM D 790曲げ弾性率(mmpsi) 1.631 1.662 1.723 ASTM E 84 煤煙指数 25 15 15
【0015】実施例2 本発明の成形品の増大した表面硬度及びASTM煤煙指数の
低下を表2に示す。表2に示される製品は、実施例1及
び2の製品を成形するのに使用したものと同一のマトリ
ックス樹脂組成物とチップを用いて成形した。実施例3
及び4の製品の成形においては、珪灰石充填ポリフタラ
ミド樹脂チップをマトリックス樹脂組成物と配合する前
に71℃(160°F)において24時間乾燥させた。実
施例3は約7.253wt% のチップを含有した。実施例
4は約2.418wt% のチップを含有した。
低下を表2に示す。表2に示される製品は、実施例1及
び2の製品を成形するのに使用したものと同一のマトリ
ックス樹脂組成物とチップを用いて成形した。実施例3
及び4の製品の成形においては、珪灰石充填ポリフタラ
ミド樹脂チップをマトリックス樹脂組成物と配合する前
に71℃(160°F)において24時間乾燥させた。実
施例3は約7.253wt% のチップを含有した。実施例
4は約2.418wt% のチップを含有した。
【0016】
【表2】 表2 対照標準1 実施例3 実施例4 ASTM D 790曲げ弾性率(mmpsi) 1.631 1.842 1.673 ASTM E 84 煤煙指数 25 15 10
【0017】実施例3 相溶性を評価するために、種々の熱可塑性樹脂のチップ
を用いてアルミナ三水和物充填(約66wt% のアルミナ
三水和物/ポリエステル樹脂組成物)ネオペンチルグリ
コール/イソフタル酸ポリエステル樹脂のシートを成形
した。得られたシートをサンダー仕上げして、チップを
用いたポリエステル樹脂の結合特性を測定した。これら
の熱可塑性物の耐衝撃性を評価するためにASTM E 84 延
焼及び煤煙濃度試験を実施した。アモコ・パーフォーマ
ンス・プロダクツ・カンパニー(Amoco Performance Pro
ducts Company)から入手しうるポリフタラミド樹脂(AM
OELl A-1240)及び4,4 ′- ジヒドロキシジフェニル-p-
ヒドロキシ安息香酸テレフタル酸ポリマー(XYDAR FSR31
5)はサンダー仕上げにより妨げられず、火炎指数は対照
標準とほぼ同一であるが煤煙指数はそれより良好であっ
た。対照標準は、アルミナ三水和物充填ネオペンチルグ
リコール/イソフタル酸ポリエステル樹脂のシートであ
った。バイヤー(Bayer) から入手しうるポリフェニレン
スルフィド樹脂(TEDUR KU1-9523);ジェネラル・エレク
トリック(General Electric)から入手しうるポリブチレ
ンテレフタレート樹脂(VALOX HV7065);及びAKZOから入
手しうるポリエチレンテレフタレート樹脂(ARNITE A-X4
307)はサンダー仕上げにより妨げられず、火炎指数は対
照標準とほぼ同一であるが煤煙指数はそれより良好であ
ることも見いだされた。
を用いてアルミナ三水和物充填(約66wt% のアルミナ
三水和物/ポリエステル樹脂組成物)ネオペンチルグリ
コール/イソフタル酸ポリエステル樹脂のシートを成形
した。得られたシートをサンダー仕上げして、チップを
用いたポリエステル樹脂の結合特性を測定した。これら
の熱可塑性物の耐衝撃性を評価するためにASTM E 84 延
焼及び煤煙濃度試験を実施した。アモコ・パーフォーマ
ンス・プロダクツ・カンパニー(Amoco Performance Pro
ducts Company)から入手しうるポリフタラミド樹脂(AM
OELl A-1240)及び4,4 ′- ジヒドロキシジフェニル-p-
ヒドロキシ安息香酸テレフタル酸ポリマー(XYDAR FSR31
5)はサンダー仕上げにより妨げられず、火炎指数は対照
標準とほぼ同一であるが煤煙指数はそれより良好であっ
た。対照標準は、アルミナ三水和物充填ネオペンチルグ
リコール/イソフタル酸ポリエステル樹脂のシートであ
った。バイヤー(Bayer) から入手しうるポリフェニレン
スルフィド樹脂(TEDUR KU1-9523);ジェネラル・エレク
トリック(General Electric)から入手しうるポリブチレ
ンテレフタレート樹脂(VALOX HV7065);及びAKZOから入
手しうるポリエチレンテレフタレート樹脂(ARNITE A-X4
307)はサンダー仕上げにより妨げられず、火炎指数は対
照標準とほぼ同一であるが煤煙指数はそれより良好であ
ることも見いだされた。
【0018】前述の記載から容易に分かるように、当業
者には更に別の利点及び変形が容易に得られるであろ
う。本発明はその広い面で、記載された特定の実施例に
は限定されない。従って、開示された一般的な発明の概
念の精神又は範囲から逸脱することなく実施例に示され
た細部を変更することは可能である。
者には更に別の利点及び変形が容易に得られるであろ
う。本発明はその広い面で、記載された特定の実施例に
は限定されない。従って、開示された一般的な発明の概
念の精神又は範囲から逸脱することなく実施例に示され
た細部を変更することは可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 79/08 LRC
Claims (20)
- 【請求項1】 多色鉱石外観を有する合成樹脂成形品で
あって、(a)連続した合成樹脂マトリックス;(b)
前記合成樹脂マトリックスと実質的に同一の屈折率と、
約50μm 未満の平均粒度とを有する、前記成形品の約
50重量%以上の無機粒子;及び(c)前記成形品に多
色外観を付与するのに十分な無機粒子を充填した結晶質
熱可塑性樹脂チップを含み、前記チップが連続した結晶
質熱可塑性樹脂マトリックス及び該チップの約50重量
%以上の無機粒子を含む成形品。 - 【請求項2】 前記連続した結晶質熱可塑性樹脂マトリ
ックスが、ポリアルキレンテレフタレート樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリアミド−イミド樹脂、ポリエステル−イ
ミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド
樹脂、及び4,4 ′- ジヒドロキシジフェニル-p- ヒドロ
キシ安息香酸テレフタル酸ポリマー並びにそれらの混合
物から成る群から選択される請求項1記載の成形品。 - 【請求項3】 前記ポリアミド樹脂がポリフタラミド樹
脂である請求項1記載の成形品。 - 【請求項4】 前記無機粒子が、ガラス、雲母、又は珪
灰石の繊維状又はフレーク状粒子及びそれらの混合物か
ら成る群から選択される請求項1記載の成形品。 - 【請求項5】 前記無機粒子が、平均アスペクト比が約
3以上の珪灰石粒子である請求項1記載の成形品。 - 【請求項6】 前記チップが、該チップの約60重量%
以上でかつアスペクト比が約5以上の珪灰石粒子で充填
したポリフタラミド樹脂からなる請求項1記載の成形
品。 - 【請求項7】 前記珪灰石粒子の約98重量%以上が、
粒度約40μm 未満である請求項6記載の成形品。 - 【請求項8】 前記成形品が、該成形品の約2重量%以
上の充填された結晶質熱可塑性樹脂チップを含む請求項
1記載の成形品。 - 【請求項9】 前記成形品が、該成形品の約2乃至約1
5重量%以上の充填された結晶質熱可塑性樹脂チップを
含む請求項1記載の成形品。 - 【請求項10】 前記結晶質熱可塑性樹脂チップの粒度
が、約50乃至約3000μm である請求項1記載の成
形品。 - 【請求項11】 前記充填された結晶質熱可塑性樹脂チ
ップが多形である請求項1記載の成形品。 - 【請求項12】 多色鉱石外観を有する合成樹脂成形品
であって、(a)該成形品の約50重量%以上の、平均
粒度が約50μm 未満のアルミナ三水和物粒子で充填し
た連続不飽和ポリエステル樹脂マトリックス;及び
(b)前記成形品に多色鉱石外観を付与するのに十分な
珪灰石を充填したポリフタラミド樹脂チップを含み、前
記珪灰石が該チップの約50重量%以上含まれ、珪灰石
粒子の平均アスペクト比が約3以上である成形品。 - 【請求項13】 前記成形品が、該成形品の約2重量%
以上の充填されたポリフタラミド樹脂チップを含む請求
項12記載の成形品。 - 【請求項14】 前記成形品が、該成形品の約2乃至約
15重量%以上の充填されたポリフタラミド樹脂チップ
を含む請求項12記載の成形品。 - 【請求項15】 前記チップの粒度が約50乃至約30
00μm である請求項12記載の成形品。 - 【請求項16】 多色鉱石外観を有する合成樹脂成形品
であって、(a)前記成形品の約60重量%以上の、平
均粒度が約50μm 未満のアルミナ三水和物粒子で充填
した連続したネオペンチルグリコール/イソフタルポリ
エステル樹脂マトリックス;及び(b)製品に多色鉱石
外観を付与するのに十分な珪灰石を充填したポリフタラ
ミド樹脂チップを含み、前記珪灰石が前記チップの約6
0重量%以上含まれ、珪灰石粒子の平均アスペクト比が
約5以上である成形品。 - 【請求項17】 前記充填されたポリフタラミド樹脂チ
ップの粒度が約50乃至約3000μm である請求項1
6記載の成形品。 - 【請求項18】 前記成形品が、成形品の約2重量%以
上の充填されたポリフタラミド樹脂チップを含む請求項
16記載の成形品。 - 【請求項19】 前記成形品が、該成形品の約2乃至約
15重量%以上の充填されたポリフタラミド樹脂チップ
を含む請求項16記載の成形品。 - 【請求項20】 前記充填されたポリフタラミド樹脂チ
ップが多形である請求項16記載の成形品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/019,524 US5457152A (en) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | Varicolored articles with crystalline thermoplastic chips |
US08/019524 | 1993-02-19 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322143A true JPH06322143A (ja) | 1994-11-22 |
JP2512700B2 JP2512700B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=21793668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6019729A Expired - Lifetime JP2512700B2 (ja) | 1993-02-19 | 1994-02-17 | 結晶質熱可塑性チップを用いた多色鉱石外観を有する製品 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5457152A (ja) |
EP (1) | EP0611799A3 (ja) |
JP (1) | JP2512700B2 (ja) |
KR (1) | KR100276992B1 (ja) |
CN (1) | CN1098116A (ja) |
BR (1) | BR9400580A (ja) |
CA (1) | CA2114380C (ja) |
MX (1) | MXPA94001318A (ja) |
MY (1) | MY111408A (ja) |
TW (1) | TW288030B (ja) |
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