JPH06321492A - レバー式捲上機 - Google Patents

レバー式捲上機

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JPH06321492A
JPH06321492A JP13656793A JP13656793A JPH06321492A JP H06321492 A JPH06321492 A JP H06321492A JP 13656793 A JP13656793 A JP 13656793A JP 13656793 A JP13656793 A JP 13656793A JP H06321492 A JPH06321492 A JP H06321492A
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rotation limiting
pressing
wheel
rotation
holding plate
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JP13656793A
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Yasuhiro Samejima
安廣 鮫島
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BAITARU KOGYO KK
VITAL CHAIN BLOCK Manufacturing
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BAITARU KOGYO KK
VITAL CHAIN BLOCK Manufacturing
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ロードシーブにかかる負荷が一定重量以下の
小荷重の場合にも、自重によって小荷重が下向きに移動
しないようにするとともに、捲上機本体と相当離れた位
置からでもチェーンの長さを円滑な状態で能率良く調節
できるようにしたレバー式捲上機を提供する。 【構成】 回転制限部材14は外周部の異径段部に操作
輪16を嵌合され、押圧駆動部材7は外側端面の2つの
扇形凹穴の部分に、回転制限部材14の回転制限突起と
操作輪16の押圧解放突起16aが挿入され、ばね押え
17は操作輪の凹穴内で駆動軸に固定され、環状の遊転
保持板18は外周面または内周面を操作輪16の内面ま
たは回転制限部材14のボス部に係止されるとともに、
ばね押え17または操作輪16の凹凸部に係合可能な凹
凸部が形成され、遊転保持板は操作輪16またはばね押
え17との間に押圧スプリング13を挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレバー式捲上機に関
し、さらに詳しくは、小荷重吊り下げ時の制動力を確実
にするとともに、チェーンの長さを相当離れた床面など
から円滑な作動状態で能率良く調節できるようにしたレ
バー式捲上機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のレバー式捲上機の一般的な構造
は、図18に示すように、駆動軸aのねじ部bに固定さ
れる受圧部材cは、そのボス部dに逆転防止輪eが一対
の摩擦部材f,fに挟着されて外挿されており、操作レ
バーgの操作によって駆動軸aのねじ部bに沿って進退
される押圧駆動部材hとこれに対向する受圧部材cとの
間には、両者を離す方向に付勢するスプリングiが装着
されている。
【0003】押圧駆動部材hから外側に突出する駆動軸
aには、外周部に操作輪kが一体に装着された回転制限
部材jがスプライン結合され、操作輪kが左右方向に回
転されたとき、操作輪kと回転制限部材jの内側端面と
に突出された押圧解放突起lまたは回転制限突起mが押
圧駆動部材hの外側端面に形成された径方向の第1突条
または第2突条に係止して、押圧駆動部材hを操作輪k
が回転されるのと同方向に回転する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スプリ
ングiが押圧駆動部材hと受圧部材cとの間に装着され
た従来のレバー式捲上機では、下フックに一定重量以下
の小荷重が吊り下げられると、大荷重の吊り下げの場合
と異なり、押圧駆動部材hを摩擦部材fの方に移動させ
ようとする力より、押圧駆動部材hを摩擦部材fから離
す方向に作用するスプリングiの押圧力の方が大きくな
るので、摩擦部材fに密着しなくなった押圧駆動部材h
は、駆動軸aの回転を阻止できなくなる。
【0005】このため、下フックに吊り下げられた小荷
重は、自重により下向きに移動して移動途中で衝突した
物体に損傷を与えるだけでなく、作業員に傷を負わせる
危険性があった。
【0006】また、押圧駆動部材hを摩擦部材fから離
した状態でチェーンの長さを調節する場合に、捲上機本
体から相当離れた床面などから長さの長いチェーンを操
作するとき、押圧駆動部材hが摩擦部材fに密着してチ
ェーンの長さを円滑に調節できなくなることがあった。
【0007】この発明は上記従来の不都合に鑑みてなさ
れたもので、ロードシーブにかかる負荷が一定重量以下
の小荷重の場合にも、自重によって小荷重が下向きに移
動しないようにするとともに、捲上機本体と相当離れた
位置からでもチェーンの長さを円滑な状態で能率良く調
節できるようにしたレバー式捲上機の提供を目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、操作レバーの回動により押圧駆動部
材を駆動軸に沿って受圧部材の方に移動し、摩擦部材を
介して逆転防止輪を受圧部材に押圧して回転するととも
に、駆動軸に連結された歯車伝動系列によりロードシー
ブを捲上げと捲下げ方向とに回転するレバー式捲上機に
おいて、回転制限部材は外側に小径段部を形成されると
ともに駆動軸にスプライン結合され、操作輪は回転制限
部材の異径段部に回転自在に嵌合され、前記押圧駆動部
材は回転制限部材と操作輪とに対向する凹穴の部分に所
定の中心角で2つの突条が設けられ、前記回転制限部材
と操作輪は、押圧駆動部材と対向する内面側に回転制限
突起と押圧解放突起とがそれぞれ形成され、該回転制限
突起と押圧解放突起は、押圧駆動部材の2つの突条で区
分される2つの扇形空間部にそれぞれ突入した状態で係
合され、ばね押えは回転制限部材から突出する駆動軸に
中央突出部を固定され、環状の遊転保持板はばね押えの
環状部の内面側または操作輪の中央凹部の底面側に挿入
され、操作輪内の遊転保持板は、外周部または内周部に
操作輪の内周面または回転制限部材のボス部に形成され
る凹部と係合する凸部が設けられるとともに、ばね押え
の内面または操作輪の底面に形成される凹凸部と係合し
得る位置に凹凸部が設けられ、遊転保持板と操作輪の底
部または遊転保持板とばね押えとの間にそれらを押圧す
るスプリングが挿入されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】捲上げ状態において、ロードチェーンの下フッ
クに荷重を吊り下げると、ロードシーブに作用する回転
モーメントにより、押圧駆動部材は摩擦部材の方に移動
しようとする。しかしながら、従来の場合と異なり、こ
の移動を弱めるようなスプリングは受圧部材と押圧駆動
部材との間に挿入されていないため、一定重量以下の小
荷重が下フックに吊り下げられた場合にも、押圧駆動部
材は摩擦部材の方に移動されて逆転防止輪を受圧部材に
押圧するだけでなく、摩擦部材から受ける摩擦力により
回転を阻止されるので、小荷重は自重によって下側に移
動するのを防止される。
【0010】また、押圧駆動部材と操作レバーとの係合
を解除した状態でエンド側のチェーンを手で固定し、操
作輪を反時計方向に回転して遊転保持板の円周部の凸部
と平面部の凹凸部を操作輪やばね押えの対応する位置に
形成された凹部や凹凸部に係合させると、これらの係合
はスプリングの押圧力によって確実に保持される。この
ため、捲上機本体から相当離れた位置からチェーンの長
さを調節する場合にも、押圧駆動部材と摩擦部材との間
に隙間を保つことができるので、チェーンの長さは円滑
に調節し得ることになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明に係る一実施例を図面に基づ
いて説明する。図1において、一定の間隔で平行に保持
された側板1,2の中央には、ロードシーブ3が、軸受
4,4により回転可能に保持されている。該ロードシー
ブ3の中心部には軸孔3aが設けられ、これに駆動軸5
が挿通されて支持されている。該駆動軸5の両端は上記
ロードシーブ3より突出しており、その一方の突出部の
外周には、上記側板2に近い方から順番に、第1ねじ部
5a、軸部5b、スプライン部5cおよび第2ねじ部5
dが形成されている。各ねじ部5a,5dはいずれも右
ねじである。また、駆動軸5の他方の突出部には、ピニ
オン歯車G1 が固設されており、これが公知の減速歯車
伝動系列G2,3 およびG4 を介してロードシーブ3に
連係されている。各歯車G1 〜G4 は側板1に取り付け
られるカバー20Aにより覆われている。
【0012】上記駆動軸5の第1ねじ部5aには、上記
側板2に近い方から、受圧部材6が螺合して固定される
とともに、押圧駆動部材7が軸方向へ進退可能に螺合さ
れている。上記受圧部材6は、ディスク部6aと、その
中央部から軸方向へ突出するボス部6bとから形成され
てなり、上記ディスク部6aが上記側板2に近接して、
第1ねじ部5aの一番奥まで螺合して固定されている。
上記ボス部6bには、一対の摩擦部材8,9と、これら
の間に介装される逆転防止輪10とが設けられている。
【0013】該逆転防止輪10は、円周方向の一方へ傾
斜する係止歯を備える。逆転防止輪10とその両側に配
設された摩擦部材8,9は、上記受圧部材6と対向して
設けられた押圧駆動部材7により、上記ディスク部6a
に対して押圧されるようにされている。11は側板2に
枢支されて、ばね12により上記逆転防止輪10の外周
部に対し押圧されるラチェット爪で、このラチェット爪
11は、上記逆転防止輪10の係止歯と係合されて、上
記逆転防止輪10をロードシーブ3の捲上げ方向にのみ
回転可能に係止する。
【0014】上記押圧駆動部材7に隣接して、回転制限
部材14が、上記駆動軸5のスプライン部5cにスプラ
イン嵌合されるとともに、上記第2ねじ部5dに螺合す
るナット15により、間接的に上記駆動軸5に固定され
ている。この回転制限部材14は、上記押圧駆動部材7
と対向する端面に、該押圧駆動部材7に形成された環状
凹穴7a内に突入する回転制限突起14aを備えるとと
もに、軸方向外向きにボス部14bが形成されている。
【0015】上記回転制限部材14のボス部14bと外
周部14cには、操作輪16が、該回転制限部材14に
対して回転自在に嵌合されている。操作輪16は外側端
面に凹穴16cが形成されている。この凹穴16c内に
は、中央突部の内面を上記ナット15によって回転制限
部材14の外側端面に押圧されるばね押え17が固定さ
れている。
【0016】ばね押え17の内面側には、環状の遊転保
持板18が挿入されている。遊転保持板18は、図4に
示すように、外周面に例えば3個の円弧状の凸部18a
が形成されるとともに、これらの各凸部18aの中間の
環状面に外側に向けて円弧状に突出する凹凸部18bが
形成されている。遊転保持板18と操作輪16の凹穴1
6cの底面との間には、両者をばね押え17と回転制限
部材14とに押圧するスプリング13が挿入されてい
る。
【0017】上記押圧駆動部材7と対向する操作輪16
の環状端面に、押圧駆動部材7の環状凹穴7a内に突入
する押圧解放突起16aが設けられている。上記押圧駆
動部材7の環状凹穴7aの部分には、回転制限部材14
の回転制限突起14aと、操作輪16の押圧解放突起1
6aとを区分する第1突条7bと第2突条7cとが設定
された中心角をなす方向に設けられている。この場合の
中心角は、上記環状凹穴7aを大きさが大きく異なる2
つの扇形部分に区分するように決められる(図6参
照)。
【0018】上記押圧駆動部材7に対する回転制限部材
14の位置決めは、上記回転制限突起14aが押圧駆動
部材7の第1突条7bに対して捲下げ方向の回転側にほ
ぼ30°の角度をなすように、駆動軸5のスプライン部
5cに嵌合して行なわれる。
【0019】また、操作輪16は、前記第1突条7bに
対して押圧解放突起16aが上記回転制限突起14aと
反対側に位置するように、回転制限部材14の外周部に
嵌合して反時計方向に回転し、操作輪16の回転が停止
された位置で、上記ナット15によって固定される。
【0020】図6は、この状態における押圧駆動部材7
の第1突条7bと回転制限部材14の回転制限突起14
aと操作輪16の押圧解放突起16aの係合状態を示し
たものである。7eは押圧駆動部材7の環状凹穴7aに
形成された印線で、図6の状態において、上記回転制限
突起14aの一端と一致する位置に形成される。
【0021】上記遊転保持板18は、操作輪16の凹穴
16cの内面に形成された3個の係合凹部16dによっ
て、外周面に形成された各凸部18aを係止されてい
る。このため、遊転保持板18は操作輪16と一体に回
転される。上記駆動軸5に固定されたばね押え17に
は、操作輪16とともに反時計方向に回転された遊転保
持板18の各凹凸部18bと係合する3つの凹凸部17
aが形成されている。
【0022】操作輪16の端面には、遊転保持板18の
各凹凸部18bと対応する位置に、ばね押え17の凹凸
部17aとの係合状態を表示する3つの表示部16eが
形成されている。この表示部16eは、ばね押え17の
凹凸部17aと一致したとき(図7参照)、遊転保持板
18の凹凸部18がばね押え17の凹凸部17aと係合
していることを示し(図10参照)、一致していないと
きは(図15参照)、図13に示すように、両者の係合
が解除されていることを表示する。
【0023】押圧駆動部材7は、歯車7dの部分を操作
レバー19内に収納されている。この操作レバー19
は、別個に形成された内側レバーケース19aと外側レ
バーケース19bとから構成される。上記内側レバーケ
ース19aには、押圧駆動部材7の摩擦部材9側が挿通
される開口が設けられている。この内側レバーケース1
9aに対し、上記外側レバーケース19bが、複数個の
ねじ26,26,…とナット27,27,…とにより一
体に結合されている。また、該外側レバーケース19b
には、上記操作輪16の円筒外周部16bに対応する部
分に、これに挿通支持される開口が設けられている。
【0024】上記操作レバー19は、上記押圧駆動部材
7の下側へ延びるとともに、その内部には、回転方向切
り換え爪22が設けられている。該回転方向切り換え爪
22は、軸21によって上記両レバーケース19a,1
9bに対し回転自在に保持されている。上記軸21は、
操作レバー19の外部に突出するとともに、この突出部
に取手23が取り付けられている。該取手23を切り換
え操作することにより、上記回転方向切り換え爪22
は、押圧駆動部材7を捲上げ方向または捲下げ方向に回
転するように係合されるほか、どちらの方向にも回転し
ない中立位置に保持される。上記回転方向切り換え爪2
2の下端部には、ばね25によって上方へ付勢された押
圧部材24が当接され、これにより、上記回転方向切り
換え爪22が所定の切り換え位置に弾発的に保持され
る。
【0025】上記両側板1,2の間の上部には、上フッ
ク33が連結金具32を介して設けられている。上記ロ
ードシーブ3に巻き付けられたロードチェーン28の下
端には、荷物吊り下げ用の下フック30が連結金具29
を介して連結されている。31は荷物の外れ止め金具
で、上記下フック30の上部に内側へのみ回転可能に枢
着されている。
【0026】20Bは複数個のねじ35とナット36と
により側板2に取り付けられたカバーで、このカバー2
0Bの中央部の筒状開口は、上記内側レバーケース19
aの筒状の開口部外周に、操作レバー19が往復回動し
得るように重合されている。内側レバーケース19aの
筒状の開口部内面には、操作レバー19の軸方向への移
動を規制する断面コの字形のストッパー筒部材34が嵌
挿されている。ストッパー筒部材34には、例えば、鋼
板製のものが用いられる。
【0027】次に、以上のように構成されたレバー式捲
上機の動作を、小荷重を吊るしたときと、ロードチェー
ンの長さを調節する場合について説明する。
【0028】a.小荷重を吊るした場合 回転方向切り換え爪22を押圧駆動部材7の歯車7dに
係止した状態で下フック30に小荷重を吊り下げると、
ロードシーブ3と駆動軸5は反時計方向に回転し、駆動
軸5に螺合された押圧駆動部材7は時計方向に回転され
る。このため、押圧部材7の第1突条7bが操作輪16
の押圧解放突起16aに当接し、操作輪16を時計方向
に回転する(図14参照)。
【0029】操作輪16には、遊転保持板18が係止さ
れているので、遊転保持板18も操作輪16と同方向に
回転しようとし、遊転保持板18の凹凸部18bはばね
押え17の凹凸部17aとの係合が解除される(図13
参照)。ばね押え17との係合を解除された遊転保持板
18は、押圧駆動部材7とともに時計方向に回転し、押
圧駆動部材7が摩擦部材9の方に移動するのを許容する
ため、駆動軸5は摩擦部材9を押圧する押圧駆動部材7
によって回転を停止され、小荷重が自重によって落下す
るのを確実に防止する。
【0030】b.ロードチェーンの長さを調節する場合 回転方向切り換え爪22を中立の位置に切り換えたのち
(図11参照)、エンド側のチェーン28を手で固定
し、遊転保持板18の凹凸部18bがばね押え17の凹
凸部17aの係合する位置まで操作輪16を反時計方向
に回転すると、スプリング13の押圧力により、遊転保
持板18の凹凸部18bはばね押え17の凹凸部17a
に確実に係合される。このため、操作輪16の押圧解放
突起16aによって反時計方向に回転される押圧駆動部
材7は、摩擦部材9との間に間隙δを隔てた位置で確実
に保持される(図9参照)。
【0031】この状態は操作輪16から手を離したとき
にもそのまま維持されるので、ロードシーブ3と駆動軸
5は遊転可能な状態となる。このため、レバー式捲上機
から相当離れた床面などからでも、ロードチェーン28
の長さ調節を円滑な状態で能率良く行なうことができ
る。
【0032】図17はこの発明の他の実施例を示したも
ので、環状の遊転保持板18Aは、回転制限部材14の
ボス部14bに嵌合され、内周面に形成された複数個の
凸部18Bによって回転制限部材14のボス部14bに
係止されるとともに、環状面の半径方向に形成された複
数個の凹凸部18Cによって操作輪16の凹穴16cの
底面に係合された場合である。この構成の場合にも、上
記実施例について述べたと同じ作用効果が得られる。
【0033】なお、上記各実施例における押圧駆動部材
7は、例えば図9の点線で示すように2つに分割し、摩
擦部材9側の分割部を歯車7dを備えた押圧駆動部材7
のボス部に嵌合させる構成としてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明は上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果が得られる。
【0035】請求項1に記載のレバー式捲上機におい
て、回転方向切り換え爪を押圧駆動部材に係止した状態
で下フックに荷重を吊り下げると、駆動軸は反時計方向
に回転され、押圧駆動部材は時計方向に回転される。こ
の回転により、押圧解放突起の部分を押圧駆動部材の半
径方向の突条により押圧された操作輪は、押圧駆動部材
と同方向に回転しようとする。このとき、操作輪または
回転制限部材に係止された遊転保持板は、ばね押えまた
は操作輪との係合を解除されるので、操作輪は押圧駆動
部材とともに時計方向に回転される。時計方向に回転す
る押圧駆動部材は、摩擦部材を押圧する方向に移動して
摩擦部材との間の制動力により、駆動軸の回転を阻止す
る。この制動力は、下フックに吊り下げられる荷重が一
定重量以下の小荷重の場合にも同様に作用するので、従
来の場合と異なり、下フックに吊り下げられた小荷重が
自重によって落下したり、落下時に発生するトラブルを
確実に防止することができる。
【0036】また、回転方向切り換え爪を中立の位置に
切り換え、エンド側のチェーンを手で固定して操作輪を
反時計方向に回転すると、操作輪または回転制限部材に
係止された遊転保持板は、スプリングの押圧力により、
ばね押えまたは操作輪の凹凸部に確実に係合される。こ
の係合により、操作輪の押圧解放突起によって押圧駆動
部材が反時計方向に回転され、押圧駆動部材と摩擦部材
との間に間隙が保持されるので、駆動軸は遊転可能な状
態となる。このため、レバー式捲上機から相当離れた床
面などからでも、チェーンの長さ調節を円滑な状態で能
率良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】図1の右正面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】遊転保持板の平面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】押圧駆動部材の半径方向の突条と回転制限部材
の回転制限突起と操作輪の押圧解放突起との係合関係を
示す正面図である。
【図7】ばね押えと遊転保持板の係合状態における操作
輪の正面図である。
【図8】図7の上面図である。
【図9】チェーン長さ調整時における図1の要部を示す
縦断面図である。
【図10】図9のX−X断面図である。
【図11】チェーン長さ調整時の押圧駆動部材と回転方
向切り換え爪との関係を示す正面図である。
【図12】荷重吊り下げ時における図1の要部を示す縦
断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII断面図である。
【図14】荷重吊り下げ時の押圧駆動部材と回転方向切
り換え爪との関係を示す正面図である。
【図15】ばね押えと遊転保持板の係合状態解除時にお
ける操作輪の正面図である。
【図16】図15の上面図である。
【図17】この発明の他の実施例を示す縦断面図であ
る。
【図18】従来例の要部縦断面図である。
【符号の説明】
3 ロードシーブ 5 駆動軸 6 受圧部材 7 押圧駆動部材 7b,7c 突条 8,9 摩擦部材 10 逆転防止輪 13 スプリング 14 回転制限部材 14a 回転制限突起 16 操作輪 16a 押圧解放突起 16d 凹部 17 ばね押え 17a 凹凸部 18,18A 遊転保持板 18a,18B 凸部 18b,18C 凹凸部 19 操作レバー G1 〜G4 減速歯車伝動系列

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーの回動により押圧駆動部材を
    駆動軸に沿って受圧部材の方に移動し、摩擦部材を介し
    て逆転防止輪を受圧部材に押圧して回転するとともに、
    駆動軸に連結された歯車伝動系列によりロードシーブを
    捲上げと捲下げ方向とに回転するレバー式捲上機におい
    て、 回転制限部材は外側に小径段部を形成されるとともに駆
    動軸にスプライン結合され、 操作輪は回転制限部材の異径段部に回転自在に嵌合さ
    れ、 前記押圧駆動部材は回転制限部材と操作輪とに対向する
    凹穴の部分に所定の中心角で2つの突条が設けられ、 前記回転制限部材と操作輪は、押圧駆動部材と対向する
    内面側に回転制限突起と押圧解放突起とがそれぞれ形成
    され、 該回転制限突起と押圧解放突起は、押圧駆動部材の2つ
    の突条で区分される2つの扇形空間部にそれぞれ突入し
    た状態で係合され、 ばね押えは回転制限部材から突出する駆動軸に中央突出
    部を固定され、 環状の遊転保持板はばね押えの環状部の内面側または操
    作輪の中央凹部の底面側に挿入され、 操作輪内の遊転保持板は、外周部または内周部に操作輪
    の内周面または回転制限部材のボス部に形成される凹部
    と係合する凸部が設けられるとともに、ばね押えの内面
    または操作輪の底面に形成される凹凸部と係合し得る位
    置に凹凸部が設けられ、 遊転保持板と操作輪の底部または遊転保持板とばね押え
    との間にそれらを押圧するスプリングが挿入されている
    ことを特徴とするレバー式捲上機。
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