JPH06321348A - 枠体供給装置 - Google Patents

枠体供給装置

Info

Publication number
JPH06321348A
JPH06321348A JP11057193A JP11057193A JPH06321348A JP H06321348 A JPH06321348 A JP H06321348A JP 11057193 A JP11057193 A JP 11057193A JP 11057193 A JP11057193 A JP 11057193A JP H06321348 A JPH06321348 A JP H06321348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
work
roller conveyor
car
locking link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11057193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3084592B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Harada
勝彦 原田
Masaya Ito
正哉 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Oyabe Seiki Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Oyabe Seiki Co Ltd
Fuji Valve Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Oyabe Seiki Co Ltd, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
Priority to JP05110571A priority Critical patent/JP3084592B2/ja
Publication of JPH06321348A publication Critical patent/JPH06321348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3084592B2 publication Critical patent/JP3084592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 下端前後部に左右方向を向く枠杆を有する中
空状の枠体を、確実に1個ずつ供給することができ、か
つ誤作動のおそれを少なくする。 【構成】 図示の状態から、駆動手段53により、係止リ
ンク42を1往復回動させるとともに、それに同期してフ
ック杆44の突片44aを荷受け面Pから没入及び突出させ
ると、第1段目の枠体(ワーク収容かご)1は送り出さ
れ、第2段目の枠体1は係止リンク42の前部の突片42a
に係止され、かつ第3段目の枠体1は、その前後の枠杆
1b内に下方より突入したフック杆44の突片44aに後部の
枠杆1bが係止されて停止させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下端前後部に左右方向
を向く枠杆を有し、それらの間を中空とした複数の枠体
を1個ずつ供給する枠体供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラーコンベヤ等により連続して送ら
れてくる箱体を、途中で一旦停止し、制御装置からの指
令があったときに、最前の1個だけを送り出すようにし
た装置は従来からある。
【0003】その種の装置としは、例えば、ローラーコ
ンベヤ上に、1対のゲート装置を箱体の搬送方向に適宜
の間隔を置いて配設し、両ゲートを交互に開閉するよう
にしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の装
置においては、箱体が連なった状態で搬送されてくる
と、ゲート装置が所望の箱体を確実に停止することがで
きず、複数の箱体が同時にまとまって搬送されたり、搬
送不能となったりするおそれがある。
【0005】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、下端前後部に左右方向を向く枠杆を有
し、それらの間を中空とした複数の枠体を、確実に1個
ずつ供給することができ、かつ誤作動のおそれを少なく
した枠体供給装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、下端前後部に左右方向を向く枠杆を有
し、それらの間を中空とした複数の枠体を1個ずつ供給
する枠体供給装置であって、複数の枠体を整列して載置
し、それらを前方に向かって搬送させるローラーコンベ
ヤと、枠体の前後長より若干長い間隔を置いた前後1対
の上向きの突片を両端に備え、両突片がローラーコンベ
ヤの荷受け面より上方に交互に出没するように、中間部
がローラーコンベヤのベースに枢着されたシーソー式の
係止リンクと、後端に設けた上向きの突片が、係止リン
クの後部の突片より後方に枠体の前後長より長い間隔を
置いて、ローラーコンベヤの荷受け面より上方に出没す
るようにローラーコンベヤのベースに回動自在に設けた
フック杆と、係止リンクの後部の突片とフック杆の突片
とがローラーコンベヤの荷受け面より上方に交互に出没
するように、係止リンクとフック杆とを連動して往復回
動させる駆動手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
【作用】シーソー式の係止リンクの前部の突片がローラ
ーコンベヤの荷受け面より上方に突出するとともに、後
部の突片が下方に没入し、かつフック杆の突片が荷受け
面より突出しているときは、係止リンクの前部の突片に
第1段目の枠体の前部の横枠杆が当接して停止させら
れ、かつフック杆の突片に第2段目の枠体の後部の横枠
杆が当接して停止させられている。この状態から駆動手
段により、係止リンクを1往復回動させるとともに、そ
れに同期してフック杆の突片を荷受け面から没入及び突
出させると、第1段目の枠体は送り出され、第2段目の
枠体は係止リンクの前部の突片に係止され、かつ第3段
目の枠体は、その前後の枠杆内に下方より突入したフッ
ク杆の突片に後部の枠杆が係止されて停止させられる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を、自動車のエンジンバルブを
ワークとし、その多数のワークを枠体であるワーク収容
かごに1個ずつ自動的に収容するようにしたワーク自動
かご詰め装置に適用した一実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1〜図4は、本実施例の装置の全体
構造を示し、図5以降は、個々の部分又は部材の詳細を
個別に示すものである。
【0009】この実施例は、概ね次のような主要な構成
要素を備えている。ワーク収容かご(枠体)(1)を載置し
て、少なくともワーク収容かご(1)の2個分の範囲にわ
たって左右方向に移動可能としてベース(2)上に装着さ
れた移動テーブル(3)。移動テーブル(3)を、ワーク収
容かご(1)におけるワーク挿入孔(1a)の縦ピッチ(P1)と
同一ピッチで左右方向に移動させるテーブル移動手段
(4)移動テーブル(3)の移動軌跡のほぼ中央部の上方を
通って、ワーク待機位置(X)まで、移動テーブル(3)の
移動軌跡と直交するように移動可能として、ベース(2)
に立設したコラム(5)に装着されたワーク供給ヘッド
(6)。ワーク供給ヘッド(6)を、ワーク収容かご(1)に
おけるワーク挿入孔(1a)の横ピッチ(P2)と同一ピッチで
前後方向に移動させるヘッド移動手段(7)。ワーク供給
ヘッド(6)に上下動可能として装着され、ワーク(W)を
着脱しうるワーク保持手段(8)。ワーク保持手段(8)
を、上下動させる昇降手段(9)。移動テーブル(3)の移
動軌跡と直交し、かつ移動軌跡の一方の端部のかご供給
位置(A)に位置した移動テーブル(3)上に空のワーク収
容かご(1)を供給するかご供給装置(10)。移動テーブル
(3)の移動軌跡と直交し、かつ移動軌跡の他方の端部の
かご排出位置(B)に位置した移動テーブル(3)上より、
ワーク(W)が収容されたワーク収容かご(1)を排出する
かご排出装置(11)。
【0010】次に、これらの各構成要素につき詳細に説
明する。ワーク収容かご(1)は、図5に示すように、丸
棒の鋼材よりなる縦横高さ方向の枠杆(1b)を直方形に組
んで、その各角部を溶接して形成した枠体(1c)の上端
に、網目によって縦横それぞれ複数のワーク挿入孔(1a)
を形成するようにした金網(1d)を固着したものよりなっ
ている。
【0011】移動テーブル(3)は、ベース(2)上に設け
られた左右方向を向く前後1対のガイドロッド(12)に摺
動自在に装着され、かつ下面中央より垂下する突片(3a)
に穿設した左右方向を向くねじ孔(13)に、ガイドロッド
(12)と平行なねじ杆(14)を螺合し、このねじ杆(14)をベ
ース(2)に設けたACサーボモータ等のモータ(15)によ
り、正逆回転させることにより、移動テーブル(3)は、
ガイドロッド(12)に沿って左右方向に移動させられるよ
うになっている。かくして、ねじ杆(14)及びモータ(15)
等により、テーブル移動手段(4)が形成されている。
【0012】移動テーブル(3)上には、左右に対向する
2対のクランプレバー(16)が、前後方向を向く軸(17)を
もって枢着されており、ワーク収容かご(1)を移動テー
ブル(3)上に位置決めした状態で、移動テーブル(3)の
下方に設けたエアシリンダ装置(18)を伸縮させ、それに
連結した各クランプレバー(16)により、ワーク収容かご
(1)の左右の下方の枠杆(1b)を把持したり離したりする
ことにより、ワーク収容かご(1)を移動テーブル(3)に
固定したり、固定を解除したりしうるようになってい
る。
【0013】コラム(5)は、移動テーブル(3)の移動軌
跡のほぼ中央を跨ぐ門型としてベース(2)上に立設され
ており、その右側面(図3参照)に固着した前後方向を向
く水平な上下1対のガイドレール(21)に、ワーク供給ヘ
ッド(6)を装着した移動板(22)が摺動自在に装着されて
いる。
【0014】移動板(22)の中央部左側面に突設した突片
(22a)には、前後方向を向くねじ孔(23)が穿設され、こ
のねじ孔(23)にガイドレール(21)と平行なねじ杆(24)を
螺合し、このねじ杆(24)を、コラム(5)に設けたACサ
ーボモータ等のモータ(15)により正逆回転させることに
よって、移動板(22)はガイドレール(21)に沿って、ワー
ク待機位置(X)から移動テーブル(3)の後端(図1及び
図2の左が前方である。)直上の位置まで前後方向に移
動させられるようになっている。かくして、モータ(2
5)、ねじ孔(24)、移動板(22)等により、ヘッド移動手段
(7)が形成されている。
【0015】移動板(22)のワーク供給ヘッド(6)の部分
には、下方を向く第1エアシリンダ装置(26)が固着さ
れ、そのピストンロッド(26a)の下端には、ストローク
の小さい下方を向く第2エアシリンダ装置(27)が固着さ
れ、両エアシリンダ装置(26)(27)により、昇降手段(9)
が形成されている。
【0016】第2エアシリンダ装置(27)のピストンロッ
ド(27a)の下端には、ワーク保持手段(8)である吸盤(2
8)が装着されている。この吸盤(28)は、エアホース(28
a)より供給された圧縮空気がノズル(図示略)を通過する
際に、ノズル側壁に穿設されて吸盤面に連通する吸引孔
(図示略)内のエアを吸引して、吸盤面に密接したワーク
(W)を真空吸着するようにした公知のものである。
【0017】この吸盤(28)により、ワーク供給位置(X)
にあるワーク(W)の傘部(Wa)上面を吸着して、ワーク
(W)を、ワーク収容かご(1)の任意の位置まで送ること
ができる。
【0018】移動板(22)の後下部には、ブラケット(29)
が高さ調節可能として固定されており、このブラケット
(29)の下部には、吸盤(28)により傘部(Wa)が吸着された
ワーク(W)の下向きの軸部(Wb)を、1対の開閉式のフィ
ンガ(30)により両側方より軽く把持するようにした公知
のワーク把持装置(31)と、ワーク(W)が吸盤(28)に吸着
される位置に達したときにワーク(W)により作動させら
れるようにした近接センサ(32)とが設けられている。
【0019】近接センサ(32)は、昇降手段(9)により、
ワーク(W)が下降させられる際には、ブラケット(29)に
設けたエアシリンダ装置(33)により、ワーク(W)の傘部
(Wa)の下降軌跡から後方に離れた位置まで退避させられ
るようになっている。
【0020】ワーク(W)は、図4に示す傾斜シュート(3
4)に沿って連続して送られてきて、傾斜シュート(34)の
先端近傍に設けた公知のセレクタ(35)により、ワーク供
給位置(X)に1個ずつ供給されるようになっている。
【0021】ワーク供給位置(X)には、ベース(2)に設
けたエアシリンダ装置(36)により開閉させられるように
したゲート装置(37)が設けられている。
【0022】かご供給装置(10)は、ベース(2)の後方に
ベース(2)と直角をなすように配設され、空の複数のワ
ーク収容かご(1)を自重によりかご供給位置(A)に向か
って搬送しうるようにした前下がり傾斜するローラコン
ベヤ(41)を備えている。
【0023】このローラコンベヤ(41)のかご供給位置
(A)に近い部分には、ワーク収容かご(1)の前後方向の
長さ(L1)より若干長い前後間隔を置いた1対の上向きの
突片(42a)を両端に備え、両突片(42a)がローラコンベヤ
(41)の荷受け面(P)より上方に交互に出没するようにし
た左右1対のシーソー式の係止リンク(42)の中間部が、
左右方向を向く軸(43)と一体として回動するように、ロ
ーラコンベヤ(41)のベース(41a)に枢着されている。
【0024】両係止リンク(42)の後方のローラコンベヤ
(41)のベース(2)には、後端に上向きの突片(44a)を備
える左右1対のフック杆(44)の前端部が、左右方向を向
く軸(45)と一体として回動するように枢着されている。
前方の係止リンク(42)の後部の突片(42a)とフック杆(4
4)の突片(44a)との前後間隔は、ワーク収容かご(1)の
前後方向の長さ(L1)より長く、好ましくは、長さ(L1)に
係止リンク(42)の後部の突片(44a)の前後長を加えたも
のより若干長くしておく。
【0025】ベース(41a)における前後の軸(43)(45)間
のほぼ中央には、上向きのエアシリンダ装置(46)が設け
られ、そのピストンロッド(46a)の上端には、前後方向
を長孔(47)が穿設された駆動板(48)が固着されている。
【0026】長孔(47)には、軸(43)の中央部に固嵌され
て後方に延出する1対のアーム(49)の後端部間に架設さ
れた左右方向を向くピン(50)と、軸(45)の中央部に固嵌
されて前方に延出する1対のアーム(51)の前端部間に架
設された左右方向を向くピン(52)とが摺動自在に貫通し
ている。
【0027】かくして、エアシリンダ装置(46)、駆動板
(48)、アーム(49)(51)、ピン(50)(52)等により、係止リ
ンク(42)の後部の突片(42a)と、フック杆(44)の突片(44
a)とを、ローラコンベヤ(41)の荷受け面(P)より上方に
交互に出没するように、係止リンク(42)とフック杆(44)
とを連動して移動させる駆動手段(53)が形成されてい
る。
【0028】このかご供給装置(10)により、図2に示す
ように、シーソー式の係止リンク(42)の前部の突片(42
a)がローラコンベヤ(41)の荷受け面(P)より上方に突出
するとともに、後部の突片(42a)が下方に没入し、かつ
フック杆(44)の突片(44a)が荷受け面(P)より突出して
いるときは、係止リンク(42)の前部の突片(42a)に第1
段目のワーク収容かご(1)の前部の枠杆(1b)が当接して
停止させられ、かつフック杆(44)の突片(44a)に第2段
目のワーク収容かご(1)の後部の枠杆(1b)が当接して停
止させられ、この状態から駆動手段(53)により、図6に
示すように、係止ピン(42)の前部の突片(42a)が荷受け
面(P)より没入し、同じく後部の突片(42a)が荷受け面
(P)より突出し、かつフック杆(44)の突片(44a)が荷受
け面(P)より没入するように、係止リンク(42)及びフッ
ク杆(44)を移動させると、第1段目のワーク収容かご
(1)は、ローラコンベヤ(41)に沿ってかご供給位置(A)
まで送られ、第2段目のワーク収容かご(1)は、前端が
係止リンク(42)の後部の突片(42a)に当接して停止させ
られる。
【0029】図6に示す状態から、駆動手段(53)によ
り、係止リンク(42)とフック杆(44)とを、図2に示す状
態に戻すと、図6に示す第2段目のワーク収容かご(1)
は、係止リンク(42)の前部の突片(42a)に当接して停止
させられるので、ローラコンベヤ(41)に沿って前進し、
その間にフック杆(44)の突片(44a)が第3段目のワーク
収容かご(1)の前部下端の両枠杆(1b)の間に進入し、第
3段目のワーク収容かご(1)は、後部下端の枠杆(1b)が
フック杆(44)の突片(44a)に当接して停止させられるま
で、ローラコンベヤ(41)に沿って前進し、1段ずつずれ
た形で、図2に示す状態と同一の状態となる。このよう
にして、複数のワーク収容かご(1)は、かご供給位置
(A)に1個ずつ送り込まれる。
【0030】図1〜図3及び図7に示すように、コラム
(5)の左側面には、移動板(61)が、エアシリンダ装置(6
2)により前後方向に移動させられるようにして装着され
ている。移動板(61)には、押し板(63)が、図7に実線で
示す作動位置と同じく想像線で示す退避位置とに回動可
能として、前後方向を向く軸(64)をもって枢着されてお
り、押し板(63)は、移動板(61)に設けた下方を向くエア
シリンダ装置(65)により、作動位置と退避位置とに回動
させられるようになっている。
【0031】かくして、移動板(61)、エアシリンダ装置
(62)(65)、押し板(63)等により、かご引き込み装置(66)
が形成されている。このかご引き込み装置(66)は、図2
に示す状態で、押し板(63)が、第1段目のワーク収容か
ご(1)と第2段目のワーク収容かご(1)との間に位置す
る作動位置に回動させられ、その後、係止リンク(42)の
前部の突片(42a)が下降して、第1段目のワーク収容か
ご(1)がローラコンベヤ(41)に沿って前進する際に、エ
アシリンダ装置(62)が作動して、押し板(63)により第1
段目のワーク収容かご(1)を、移動テーブル(3)の上面
前部に設けたストッパ(67)に当接するまで強制的に引き
込む作用をする。
【0032】ベース(2)の左前部に立設した支柱(71)の
上端より後方に延出するブラケット(72)の上部には、下
方を向くエアシリンダ装置(73)が固定され、そのピスト
ンロッド(73a)の下端に固着した水平板(74)の前右部と
後左部との下面には、下向き先尖状の1対の位置決めピ
ン(75)が突設されている。
【0033】この両ピン(75)を、かご引き込み装置(66)
によりストッパ(67)に当接する位置まで送られてきたワ
ーク収容かご(1)の前右部と後左部との対角部の内側の
ワーク挿入孔(1a)、又は予め定めた任意のワーク挿入孔
(1a)に上方より差し込むことにより、ワーク収容かご
(1)を正確にかご供給位置(A)に位置決めすることがで
きる。
【0034】かくして、エアシリンダ装置(73)、水平板
(74)、位置決めピン(75)等により、かご位置決め装置(7
6)が形成されている。かご排出装置(11)は、ベース(2)
の右半部の後方にベース(2)と直角をなすように、かつ
ローラコンベヤ(41)と近接して平行をなすように配設さ
れ、かご排出位置(B)に位置するワーク(W)が収容され
たワーク収容かご(1)を後方に向かって案内する水平な
ローラコンベヤ(81)を備えている。
【0035】また、かご排出装置(11)は、かご排出位置
(B)にあるワーク収容かご(1)の前方に常時は位置し、
かつベース(2)右側部に設けた前後方向を向く公知のロ
ッドレスエアシリンダ装置(82)の作動により後方に移動
させられて、上記ワーク収容かご(1)をローラコンベヤ
(81)まで押し出す押し板(83)を備えている。
【0036】次に、本実施例の全体の作用について説明
する。なお、上述の装置には、ワーク収容かご(1)や移
動テーブル(3)等の位置を検知して、次の作業をスター
トさせる近接センサ等よりなる多数のセンサ類が設けら
れ、それらの作動により、装置全体を以下のように作動
するようにしているが、それらのセンサ類については、
図示及び詳細な説明は省略してある。
【0037】移動テーブル(3)がかご供給位置(A)に位
置している状態で、かご供給装置(10)の作動により、ロ
ーラコンベヤ(41)上の最前位のワーク収容かご(1)のみ
が、押し板(63)により前方に押されて、ストッパ(67)に
当接するまで前進させられ、次いでかご位置決め装置(7
6)の位置決めピン(75)が下降して、ワーク収容かご(1)
の対角部のワーク挿入孔(1a)内に差し込まれることによ
り、ワーク収容かご(1)はかご供給位置(A)に正確に位
置決めされる。
【0038】この状態で、エアシリンダ装置(18)の作動
により、クランプレバー(16)がワーク収容かご(1)の左
右の下端の枠杆(1b)を把持することにより、ワーク収容
かご(1)は移動テーブル(3)上に固定される。
【0039】次いで、ワーク収容かご(1)の最右端のワ
ーク挿入孔(1a)がワーク供給ヘッド(6)の直下に達する
まで、移動テーブル(3)はテーブル移動手段(4)の作動
により右進させられ、その位置で停止させられる。
【0040】この状態で、ワーク待機位置(X)に位置し
ているワーク(X)が吸盤(28)に吸着されるとともに、ワ
ーク把持装置(31)の両フィンガ(30)により把持された
後、ゲート装置(37)が開き、モータ(25)の作動によりね
じ杆(24)が回転させられることによって、ワーク(X)は
後方に移動させられ、予め定められたプログラムにした
がって、まずワーク収容かご(1)の最右端の最前位のワ
ーク挿入孔(1a)の直上の位置で停止させられる。
【0041】次いで、第2エアシリンダ装置(27)が伸長
させられることにより、ワーク(X)は、両フィンガ(30)
により把持されたままの状態でわずかに下降させられ、
下端が上記ワーク挿入孔(1a)に挿入される。
【0042】その後、ワーク把持装置(31)の両フィンガ
(31)が開いた後、第1エアシリンダ装置(26)が伸張させ
られ、ワーク(X)は上記ワーク挿入孔(1a)内に深く挿入
され、ワーク(W)が下降ストロークの下限に達するか、
又はその直前に、吸盤(28)の吸着作用が解除させられる
ことにより、ワーク(W)は吸盤(28)から離れて、自重で
わずかに落下し、ワーク挿入孔(1a)に収容される。
【0043】次いで、吸盤(28)は、上述の作動と逆の作
動で元のワーク待機位置(X)まで戻される。このときま
でに、ゲート装置(37)は閉じられ、ワーク待機位置(X)
には、第2のワーク(W)がセレクタ(35)により供給され
ている。
【0044】次いで、第2のワーク(W)は、最初のワー
ク(W)と同様にして、プログラムにしたがってワーク収
容かご(1)の最右端の第2番目のワーク挿入孔(1a)に挿
入される。
【0045】同様にして、ワーク収容かご(1)の最右端
の最後部のワーク挿入孔(1a)までワーク(W)が順次挿入
された後、移動テーブル(3)がテーブル移動手段(4)の
作動により、ワーク収容かご(1)のワーク挿入孔(1a)の
縦ピッチ(P1)と同一の1ピッチ分だけ右方に移動させら
れ、その状態で、上記と同様にして、ワーク収容かご
(1)の右から第2列目のワーク挿入孔(1a)にワーク(W)
が順次挿入される。
【0046】以後、同様にして、ワーク収容かご(1)の
最左端の最後部のワーク挿入孔(1a)までワーク(W)がす
べて挿入されると、ワーク収容かご(1)は、移動テーブ
ル(3)とともに、テーブル移動手段(4)により、かご排
出位置(B)まで移動させられ、次いで、エアシリンダ装
置(18)が収縮して、クランプレバー(16)がワーク収容か
ご(1)のクランプを解除した後、押し板(83)の後進によ
り、ワーク収容かご(1)は、移動テーブル(3)上からロ
ーラコンベヤ(81)上へ後方に向けて押し出される。
【0047】第2段目以降のワーク収容かご(1)も、上
記と同様にして多数のワーク(W)を各ワーク挿入孔(1a)
に挿入された後、押し板(83)により後方に押し出され
る。このときの第2段目以降のワーク収容かご(1)の後
進により、それより先にローラコンベヤ(83)上に載置さ
れているワーク収容かご(1)もそれぞれ1かご分ずつ後
方へ押し動かされる。
【0048】なお、上記実施例においては、ローラーコ
ンベヤは、積極的な駆動手段を有しないフリーローラー
コンベヤとしてあるが、各ローラをモータにより同期し
て回転させるようにした公知の駆動式のものとしてもよ
い。
【0049】
【発明の効果】本発明によると、係止リンクを1往復回
動させるとともに、それに同期してフック杆の突片をロ
ーラーコンベヤの荷受け面から没入及び突出させるだけ
で、ローラーコンベヤに沿って連続的、又は間歇的に送
られてきた複数の枠体を、確実に1個ずつ正確に供給す
ることができる。
【0050】特に、前段の枠体が係止リンクの後部の突
片に当接して停止させられている状態で、次の枠体の前
後の枠杆間にフック杆の突片が突入し、その突片に後部
の枠杆が当接して、その枠体が停止させられるので、た
とえ複数の枠体が互いに完全に密接した状態で送られて
きたとしても、2個目以降の枠体の前進を確実に阻止
し、1回の作動で、最前の1個の枠体だけを、他の枠体
から確実に切り離して供給するとができ、誤って複数の
枠体が1度に供給されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】同じく一部切欠側面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線断面図である。
【図5】ワーク収容かごの斜視図である。
【図6】かご供給装置の要部の図2とは異なる作動状態
を示す縦断側面図である。
【図7】図2におけるVII−VII線断面図である。
【符号の説明】
(1)ワーク収容かご(枠体) (1a)ワーク
挿入孔 (1b)枠杆 (1c)枠体 (1d)金網 (2)ベース (3)移動テーブル (3a)突片 (4)テーブル移動手段 (5)コラム (6)ワーク供給ヘッド (7)ヘッド
移動手段 (8)ワーク保持手段 (9)昇降手
段 (10)かご供給装置 (11)かご排
出装置 (12)ガイドロッド (13)ねじ孔 (14)ねじ杆 (15)モータ (16)クランプレバー (17)軸 (18)エアシリンダ装置 (21)ガイド
レール (22)移動板 (22a)突片 (23)ねじ孔 (24)ねじ杆 (25)モータ (26)第1エ
アシリンダ装置 (26a)ピストンロッド (27)第2エ
アシリンダ装置 (27a)ピストンロッド (28)吸盤 (28a)エアホース (29)ブラケ
ット (30)フィンガ (31)ワーク
把持装置 (32)近接センサ (33)エアシ
リンダ装置 (34)傾斜シュート (35)セレク
タ (36)エアシリンダ装置 (37)ゲート
装置 (41)ローラコンベヤ (41a)ベー
ス (42)係止リンク (43)軸 (44)フック杆 (44a)突片 (45)軸 (46)エアシ
リンダ装置 (46a)ピストンロッド (47)長孔 (48)駆動板 (49)(51)ア
ーム (50)(52)ピン (53)駆動手
段 (61)移動板 (62)ロッド
レスエアシリンダ装置 (63)押し板 (64)軸 (65)エアシリンダ装置 (66)かご引
き込み装置 (67)ストッパ (71)支柱 (72)ブラケット (73)エアシ
リンダ装置 (73a)ピストンロッド (74)水平板 (75)位置決めピン (76)かご位
置決め装置 (81)ローラコンベヤ (82)ロッド
レスエアシリンダ装置 (83)押し板 (A)かご供給位置 (B)かご排
出位置 (L)長さ (P)荷受け
面 (P1)縦ピッチ (P2)横ピッ
チ (W)ワーク (Wa)傘部 (Wb)軸部 (X)ワーク
待機位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端前後部に左右方向を向く枠杆を有
    し、それらの間を中空とした複数の枠体を1個ずつ供給
    する枠体供給装置であって、 複数の枠体を整列して載置し、それらを前方に向かって
    搬送させるローラーコンベヤと、 枠体の前後長より若干長い間隔を置いた前後1対の上向
    きの突片を両端に備え、両突片がローラーコンベヤの荷
    受け面より上方に交互に出没するように、中間部がロー
    ラーコンベヤのベースに枢着されたシーソー式の係止リ
    ンクと、 後端に設けた上向きの突片が、係止リンクの後部の突片
    より後方に枠体の前後長より長い間隔を置いて、ローラ
    ーコンベヤの荷受け面より上方に出没するようにローラ
    ーコンベヤのベースに回動自在に設けたフック杆と、 係止リンクの後部の突片とフック杆の突片とがローラー
    コンベヤの荷受け面より上方に交互に出没するように、
    係止リンクとフック杆とを連動して往復回動させる駆動
    手段とを備えることを特徴とする枠体供給装置。
JP05110571A 1993-05-12 1993-05-12 枠体供給装置 Expired - Fee Related JP3084592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05110571A JP3084592B2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 枠体供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05110571A JP3084592B2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 枠体供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06321348A true JPH06321348A (ja) 1994-11-22
JP3084592B2 JP3084592B2 (ja) 2000-09-04

Family

ID=14539215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05110571A Expired - Fee Related JP3084592B2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 枠体供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3084592B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029779B1 (ko) * 2009-04-08 2011-04-19 전주대학교 산학협력단 환봉 자동 스크류 장치
KR101455541B1 (ko) * 2013-11-15 2014-10-27 황인라 공작기계용 소재 자동 수집장치
CN110422601A (zh) * 2019-07-30 2019-11-08 电子科技大学中山学院 一种精准定向送料机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101029779B1 (ko) * 2009-04-08 2011-04-19 전주대학교 산학협력단 환봉 자동 스크류 장치
KR101455541B1 (ko) * 2013-11-15 2014-10-27 황인라 공작기계용 소재 자동 수집장치
CN110422601A (zh) * 2019-07-30 2019-11-08 电子科技大学中山学院 一种精准定向送料机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3084592B2 (ja) 2000-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2012165632A1 (ja) 箱詰め装置
US5244330A (en) Bottler loader and method
CA1110669A (en) Cylindrical article conveyor-layering device-and stacker with single row manipulator
CN116873516B (zh) 一种芯片料管转向机构
JPH06321348A (ja) 枠体供給装置
CN106998860A (zh) 拉链用拉头的加压装置
JPH03219662A (ja) プレス装置
JPS60153308A (ja) プリント板給排装置
JP2007302305A (ja) カップ供給装置
KR100656155B1 (ko) 트레이 이송장치
CN110102992B (zh) 一种适用钢丝球自动拉松处理的方法
JP3336469B2 (ja) ワークかご詰め装置
JPH06320381A (ja) ワーク自動かご詰め方法及び装置
KR101555336B1 (ko) 차량용 부품 배출 장치
CN108704994B (zh) 一种上轨调节柱装配机
KR102015886B1 (ko) 간이고정용지그 시스템을 이용한 차량용브라켓 자동화 용접방법
JP3182589B2 (ja) ローラコンベヤ用荷押出し装置
JPS61168452A (ja) 大型ワ−クの自動供給取出装置
JPS60153306A (ja) プリント板給排装置
JP5160070B2 (ja) 遊技機本体ユニット投入システム
JP3586017B2 (ja) 容器切出し装置
CN210125829U (zh) 芯片焊接送料装置
JP2012158438A (ja) パレット交換システム
JPH08165025A (ja) パレットへの物品の段積装置
JPS6138223Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees